『人事の定量分析』(林 明文)/「第2章 人件費関連分析」のエッセンス
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『人事の定量分析』(林 明文)「第 2 章 人件費関連分析」
のエッセンス
このパワーポイントについて
『人事の定量分析』(林 明文)が面白そうなので、一章ごとにまとめていきます。
今回は「第 2 章 人件費関連分析」
目次 人件費関連分析とは? 労働分配率ベース適正人件費分析 / 人件費連動性分析 賞与連動性分析 / 適正人件費モデル比較分析
人件費関連分析とは?
過去の企業業績データと人件費データから総額の人件費の適正さ・伸縮性を定量的に把握するための分析手法( P13 )
3 つの分析領域 (P14 )
1. 現在の人件費の過不足を分析
2. 業績と人件費の連動性、人件費の伸縮性を分析
3. 人件費構造の適正さの分析
労働分配率ベース適正人件費分析( P15 ~) / 人件費連動性分析( P22 ~)
労働分配率ベース適正人件費分析( P15 ~) 現在や将来の人件費の過剰 / 不足を分析
→ 労働分配率を用いる
※ 労働分配率 = 総人件費 / 付加価値
人件費連動性分析( P22 ~) 経営全体の動きと人件費がどの程度連動しているのかを分析する手法
→ 経営と人件費の連動が人数か人件費の単価いずれかでコントロールされているかを分析
売上高と①人件費総額、②正社員人件費総額、③非正社員人件費総額との連動性を比較
賞与連動性分析( P32 ~) / 適正人件費モデル比較分析( P39 ~)
賞与連動性分析( P32~) 賞与が業績と連動しているのか判断
→ 賞与と利益額の連動性を分析
→ 賞与を支払う前の営業利益と賞与の間の一定の関連があるかを検証 適正人件費モデル比較分析( P39 ~)
現在の社員数が適正であることを前提とした場合に、適正と考えられる等級・グレード別の必要人数構造での人件費と現在の等級・グレード別人員構成での人件費を比較する
分析の前提となる適正人員の算出方法は 3 章へ!
まとめと感想
業績と賞与を連動させるのであれば当期中に賞与を支払うべきとの話が出てきている。大きな企業だと業務を考えると正直厳しいのかもしれない。
具体的な分析手法を提示する 2 章からは上場企業などのデータを用いて分析を行おうと思ったんだけど、分析基準となるデータは公開データではないので、手に入れるのが難しい。
読み進めていく中でデータを手に入れられそうな分析があったらやってみようと思うんだけど、厳しいかもしれません…
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小檜山 歩(こひやま あゆむ)
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参考文献
• 『人事の定量分析』(林 明文):中央経済社 (2012/1/24)