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索引(科目名50音順)
イ 異文化コミュニケーション論……………… 26
エ 映像メディア論……………………………… 29
コ 広告実践演習………………………………… 36
広告メディア論……………………………… 32
シ 社会言語学…………………………………… 40
ジ ジャーナリズムの諸問題…………………… 1
ジャーナリズムの歴史……………………… 4
チ 地域社会とメディア………………………… 45
マ マーケティング・コミュニケーション論…… 7
マス・コミュニケーション論………………… 11
メ メディア産業論……………………………… 19
メディア社会学……………………………… 23
メディアリテラシー論………………………… 15
科目名 ジャーナリズムの諸問題
英語科目 ナンバリング PPsom402j
開講期 秋学期 開講学部等 現代社会学部 配当年次 単位数 2単位
教員名 吉澤 健吉
授業方法/Course type
講義
授業概要/Course outline
新聞、テレビ・放送、出版、ネットなどメディアが多様化し、情報が氾濫する中で、正しい情報を選別するメディ
ア・リテラシーが求められています。ジャーナリズムをはじめとする現代のメディアはどんな問題を抱えているの
か。市民はメディアとどう向き合い、正しい情報を入手すればよいのか。本講座では、前期の基礎編を受け、メディ
アの最前線やジャーナリズムが抱える諸課題、メディア・リテラシーについて講義します。本講義は前期の歴史編、
後期の諸問題編を通年で受講することを基本とします。
授業内容・授業計画/Course description・plan
1. はじめに
・ツイッター、フェイスブックなど現代人はこれまでにない情報の氾濫の中にいます。春学期のジャーナリズム論
基礎編を受け、秋学期では何を学ぶのかについて、オリエンテーリングも兼ねて授業計画を説明します。
2. 現代のメディア環境とは
・表情による表現、手振り・身振りに始まる人類のコミュニケーションから説き起こし、現代のネット社会にあっ
てSNSのもつプラス、マイナス両面を検証します。
3. ネット社会の功罪
・ツイッター、フェイスブックの普及に伴い、SNSは未成年の売春や軽率な画像の掲載、なりすましなどさまざま
な犯罪の温床にもなっています。こうした問題はなぜ起きるのかについて考察します。
4. メディアの最前線①~戦場カメラマン
・世界の紛争地で戦争の悲惨さを訴えるため危険を顧みず取材する戦場カメラマンの仕事について、シリア内戦の
取材中に命を落とした日本人カメラマン山本美香さんの動画を参考に考えます。
5・ メディアの最前線②~宗教と報道
・伝統仏教のメッカ京都ならではの宗教取材の現場について、フリーカメラマン吉田博さんが撮影した比叡山の
「千日回峰行」の映像を参考に修行の意味について解説します。
6. メディアの最前線③~イスラムと報道
・イスラム過激派によるテロが多発するなか、アルジャジーラなどイスラム諸国のメディアと欧米のキリスト教国
のメディアの対立が問題になります。ビンラディン殺害を例にその背景を探ります。
7. メディアの最前線④~あるマンガ家の遺言
・アニメ「それいけ!アンパンマン」の作者で死去した漫画家やなせたかしさんが遺言として遺した平和への思い
を、「アンパンマンマーチ」と「手のひらに太陽を」を題材に考察します。
8. メディアの最前線⑤~少数民族報道
・大国による少数民族の抑圧はやまないのか。中国政府から逃れインドに亡命したダライ・ラマ14世の報道を例
に、大国による少数民族抑圧の現状について学びます。
9. ジャーナリズムの課題①~犯罪報道
・新聞はなぜ犯罪を報道するのか。リクルート事件などいくつかの犯罪報道を例にその意義や容疑者表記の変遷、
被害者や加害者の人権への配慮など課題を探ります。
10.ジャーナリズムの課題②~匿名と実名
・新聞がニュースを報道する際、匿名と実名が存在するのはなぜなのか。報道する側の基準とその理由についてわ
かりやすく解説します。
11.ジャーナリズムの課題③~報道の自由
・健全な民主主義社会を守るためになぜ報道の自由が保障されなければならないのか。国会で論議された秘密保護
法などを例にその意義について検証します。
12.ジャーナリズムの課題④~テレビと視聴率
・新聞の経営が購読収入と広告収入によって成り立っているのに対し、テレビは広告収入のみに頼るため視聴率が
番組存続の鍵を握っています。やらせなどにつながる視聴率の現状について解説します。
13.ジャーナリズムの課題⑤~電子出版の問題
・低迷する出版界に電子出版が登場し始めたのに伴い、出版社の編集者の側から反発する声があがっている。電子
出版が思ったより伸びないのはなぜか。電子出版はどんな問題を抱えているのか分析します。
14.SNSの光と影
・SNSの急速な普及に伴い、ネットなしでは不安になるネット依存症など新たな問題も発生している。SNSとうまく
付き合うにはどうすればよいのか、学生諸君と共に考える。
15.メディアリテラシーの重要性
3年次
1
・正しい情報も誤った情報も混在し情報氾濫の現代社会にあって、正しい情報を選択し、我々の生活に活用してい
くにはどうすればよいのか。米国などのメディアリテラシー教育を参考にあるべき姿を考察する。
準備学習等(事前・事後学習)/Preparation and assignments
1回 はじめに
[事前学習]毎日、新聞を読み、いま社会で何が問題なのかを知っておくこと。講義の冒頭で随時、小テストとし
てその時話題になっているニュースについて書いてもらうので、しっかり新聞を読んでおくこと。
[事後学習]講義の内容を復習して自分のものにすること。
2回 現代のメディア環境とは
[事前学習]毎日、新聞を読み、いま社会で何が問題なのかを知っておくこと。講義の冒頭で随時、小テストとし
てその時話題になっているニュースについて書いてもらうので、しっかり新聞を読んでおくこと。
[事後学習]講義の内容を復習して自分のものにすること。
3回 ネット社会の功罪
[事前学習]毎日、新聞を読み、いま社会で何が問題なのかを知っておくこと。講義の冒頭で随時、小テストとし
てその時話題になっているニュースについて書いてもらうので、しっかり新聞を読んでおくこと。
[事後学習]講義の内容を復習して自分のものにすること。
4回 メディアの最前線①~戦場カメラマン
[事前学習]毎日、新聞を読み、いま社会で何が問題なのかを知っておくこと。講義の冒頭で随時、小テストとし
てその時話題になっているニュースについて書いてもらうので、しっかり新聞を読んでおくこと。
[事後学習]講義の内容を復習して自分のものにすること。
5回 メディアの最前線②~宗教と報道
[事前学習]毎日、新聞を読み、いま社会で何が問題なのかを知っておくこと。講義の冒頭で随時、小テストとし
てその時話題になっているニュースについて書いてもらうので、しっかり新聞を読んでおくこと。
[事後学習]講義の内容を復習して自分のものにすること。
6回 メディアの最前線③~イスラムと報道
[事前学習]毎日、新聞を読み、いま社会で何が問題なのかを知っておくこと。講義の冒頭で随時、小テストとし
てその時話題になっているニュースについて書いてもらうので、しっかり新聞を読んでおくこと。
[事後学習]講義の内容を復習して自分のものにすること。
7回 メディアの最前線④~あるマンガ家の遺言
[事前学習]毎日、新聞を読み、いま社会で何が問題なのかを知っておくこと。講義の冒頭で随時、小テストとし
てその時話題になっているニュースについて書いてもらうので、しっかり新聞を読んでおくこと。
[事後学習]講義の内容を復習して自分のものにすること。
8回 メディアの最前線⑤~少数民族報道
[事前学習]毎日、新聞を読み、いま社会で何が問題なのかを知っておくこと。講義の冒頭で随時、小テストとし
てその時話題になっているニュースについて書いてもらうので、しっかり新聞を読んでおくこと。
[事後学習]講義の内容を復習して自分のものにすること。
9回 ジャーナリズムの課題①~犯罪報道
[事前学習]毎日、新聞を読み、いま社会で何が問題なのかを知っておくこと。講義の冒頭で随時、小テストとし
てその時話題になっているニュースについて書いてもらうので、しっかり新聞を読んでおくこと。
[事後学習]講義の内容を復習して自分のものにすること。
10回ジャーナリズムの課題②~匿名と実名
[事前学習]毎日、新聞を読み、いま社会で何が問題なのかを知っておくこと。講義の冒頭で随時、小テストとし
てその時話題になっているニュースについて書いてもらうので、しっかり新聞を読んでおくこと。
[事後学習]講義の内容を復習して自分のものにすること。
11回ジャーナリズムの課題③~報道の自由
[事前学習]毎日、新聞を読み、いま社会で何が問題なのかを知っておくこと。講義の冒頭で随時、小テストとし
てその時話題になっているニュースについて書いてもらうので、しっかり新聞を読んでおくこと。
[事後学習]講義の内容を復習して自分のものにすること。
12回ジャーナリズムの課題④~テレビと視聴率
[事前学習]毎日、新聞を読み、いま社会で何が問題なのかを知っておくこと。講義の冒頭で随時、小テストとし
てその時話題になっているニュースについて書いてもらうので、しっかり新聞を読んでおくこと。
[事後学習]講義の内容を復習して自分のものにすること。
13回ジャーナリズムの課題⑤~電子出版の問題
[事前学習]毎日、新聞を読み、いま社会で何が問題なのかを知っておくこと。講義の冒頭で随時、小テストとし
てその時話題になっているニュースについて書いてもらうので、しっかり新聞を読んでおくこと。
[事後学習]講義の内容を復習して自分のものにすること。
14回SNSの光と影
[事前学習]毎日、新聞を読み、いま社会で何が問題なのかを知っておくこと。講義の冒頭で随時、小テストとし
てその時話題になっているニュースについて書いてもらうので、しっかり新聞を読んでおくこと。
2
[事後学習]講義の内容を復習して自分のものにすること。
15回メディアリテラシーの重要性
[事前学習]毎日、新聞を読み、いま社会で何が問題なのかを知っておくこと。講義の冒頭で随時、小テストとし
てその時話題になっているニュースについて書いてもらうので、しっかり新聞を読んでおくこと。
[事後学習]講義の内容を復習して自分のものにすること。
授業の到達目標/Expected outcome
新聞、テレビ・放送、出版などのマスメディアと、ネット、ソーシャルメディアの情報の中から、正しい情報を読
み解く能力を養うことを目標とします。
身に付く力/Special abilities to be attained
論理的思考力(社会的事象を理解する力、論理的分析力、総合的判断力)
コミュニケーションスキル(状況把握力、傾聴力)
メディア・リテラシー(正しい情報を選別する力)
履修上の注意/Special notes, cautions
【注意】
・受講生が多い場合は、抽選による受講制限あり。抽選に受かった学生はそのことを自覚し、真剣な態度で受講す
ること。
・本講義は原則、1回目の講義に出席しなかった学生の受講登録は認めません。
・授業中のスマホ使用やおしゃべりは他の学生の迷惑となるため厳禁とし、守らない学生は退出してもらうか、減
点の対象にします。
・出席回数が全講義の2/3以上ない場合は、成績評価はしません。
評価方法/Evaluation
小テスト(随時)20%、定期試験(筆記試験)60%、平常点(授業への参加度合い)20%
教 材/Text and materials
教科書:渡辺武達、田口哲也、吉澤健吉編『メディア学の現在[新訂第2版]』(世界思想社、2015年)
参考書:渡辺武達・山口功二・野原仁『メディア用語基本事典』(世界思想社、2012年)
その他/Others
3
科目名 ジャーナリズムの歴史
英語科目 ナンバリング PPsom304j
開講期 春学期 開講学部等 現代社会学部 配当年次 単位数 2単位
教員名 吉澤 健吉
授業方法/Course type
講義
授業概要/Course outline
フェイスブックなどのソーシャルメディアの普及で、メディアの世界も急速な変化を遂げていますが、ニュースを
取材・編集し、論評するジャーナリズムの役割は変わっていません。健全な民主主義社会を形成する上で、民衆の
声を代弁し、権力をチェックするジャーナリズムの機能は時代を超えて求められています。本講座では、ジャーナ
リズムを理解する上で基礎となる新聞の歴史と取材・編集の現場、テレビ・放送、出版、ソーシャルメディアの現
状と課題について、長年の記者経験をもとにわかりやすく講義します。本講義は前期の歴史編、後期の諸問題編を
通年で受講することを基本とします。
授業内容・授業計画/Course description・plan
1. はじめに~ジャーナリストへの道
・東京で生まれた教員がなぜ京都でのジャーナリストを目指し、どんな仕事をしてきたのか。教員の人生を振り返
りながら、京都という地域の特殊性、ジャーナリストという仕事の意味を考察します。
2. 多メディア社会とジャーナリズムの役割
・ツイッター、フェイスブックなどソーシャルメディアが普及するなか、確かな取材と批判精神に基づくジャーナ
リズムの役割について検証します。
3. ジャーナリズム入門①~新聞の構成と読み方
・新聞を読まない若い世代を対象に、新聞の1面から社会面までの構成と、政治、経済、国際、生活情報、文化、
芸能までいろんな情報の読み方を教授します。
4. ジャーナリズム入門②~取材・編集から印刷、配達まで
・新聞はどのようにして出来てゆくのか。新聞記者の取材現場から編集、印刷、配達までの過程を動画を使用しな
がらわかりやすく紹介します。
5. メディアの歴史①~先史時代から現代まで
・表情、身振り・手振りから始まったメディアを人類のメディアの歴史を、印刷技術の発明、電話の開発まで順に
たどります。
6. メディアの歴史②~江戸時代のメディア
・江戸時代の中心的メディアだった瓦版とはどんなものだったのか。地震、津波、黒船来航など当時の瓦版の画像
を見ながら、江戸時代の庶民の世論、考え方について考察します。
7. メディアの歴史③~明治時代の新聞
・日本の新聞の幕開けである明治時代、外国人が発行した英字新聞から日本人自身による新聞の発行まで、当時の
新聞の画像を見ながらその発展をたどります。
8. メディアの歴史④~京都の新聞の歴史
・太政官日誌に始まり、京都商事迅報、京都新報、京都日出新聞、京都日日新聞、京都新聞と続く京都の新聞の歴
史を当時の新聞画像を見ながらたどります。
9. メディアの歴史⑤~編集局今昔
・伝書鳩に写真のネガフィルムを運ばせ、公衆電話で記事を吹き込み、鉛活字で印刷していたアナログ時代から、
現代のデジタル化までの足取りをたどります。
10.ジャーナリズムの現場①~宗教と報道(上)
・京都にある我が国唯一の宗教記者クラブについて、バチカン国際記者クラブとの比較や、在籍した作家司馬遼太
郎のエピソードなどを交えながら紹介します。
11・ ジャーナリズムの現場②~宗教と報道(下)
・宗教記者クラブの仕事はどんなものがあるのか。京都の年中行事や宗教紛争、宗教行政など実際の記事をもとに
経験を交えながらわかりやすく解説します。
12.ジャーナリズムの現場③~ニュースの価値判断と見出し
・日々の膨大なニュースの中から編集者はどのようにしてニュースの価値判断をするのか。見出しはどのようにし
てつけるのか。時間との勝負といわれる編集の現場について紹介します。
13.ジャーナリズムの現場④~現場の特殊用語
・新聞社、テレビ局の現場には一般には知られていない業界用語がたくさんあります。夜討ち朝駆け、ぶらさがり、
黒板協定、カンペ、笑うなどの用語についてその背景、歴史を含めてわかりやすく解説します。
14.ジャーナリズムの現場⑤~テレビ・放送の現状と課題
・クイズ番組急増による安易な番組制作、やらせの問題化などさまざまな問題をはらむテレビ制作の現場の背景に
ある熾烈な視聴率競争やスポンサー離れなどの現状について解説します。
3年次
4
15.ジャーナリズムの社会的責任
・ソーシャルメディアによる不確かな情報が氾濫する現代社会にあって、確かな取材によるニュースの提供と批判
精神をモットーとするジャーナリズムの社会的責任について考察します。
準備学習等(事前・事後学習)/Preparation and assignments
1回 はじめに~ジャーナリストへの道
【事前学習】毎日、新聞を読み、いま社会で何が問題なのかを知っておくこと。講義の冒頭で随時、小テストとし
てその時話題になっているニュースについて書いてもらうので、しっかり新聞を読んでおくこと。
【事後学習】講義の内容を復習して自分のものにすること。
2回 多メディア社会とジャーナリズムの役割
【事前学習】毎日、新聞を読み、いま社会で何が問題なのかを知っておくこと。講義の冒頭で随時、小テストとし
てその時話題になっているニュースについて書いてもらうので、しっかり新聞を読んでおくこと。
【事後学習】講義の内容を復習して自分のものにすること。
3回 ジャーナリズム入門①~新聞の構成と読み方
【事前学習】毎日、新聞を読み、いま社会で何が問題なのかを知っておくこと。講義の冒頭で随時、小テストとし
てその時話題になっているニュースについて書いてもらうので、しっかり新聞を読んでおくこと。
【事後学習】講義の内容を復習して自分のものにすること。
4回 ジャーナリズム入門②~取材・編集から印刷、配達まで
【事前学習】毎日、新聞を読み、いま社会で何が問題なのかを知っておくこと。講義の冒頭で随時、小テストとし
てその時話題になっているニュースについて書いてもらうので、しっかり新聞を読んでおくこと。
【事後学習】講義の内容を復習して自分のものにすること。
5回 メディアの歴史①~先史時代から現代まで
【事前学習】毎日、新聞を読み、いま社会で何が問題なのかを知っておくこと。講義の冒頭で随時、小テストとし
てその時話題になっているニュースについて書いてもらうので、しっかり新聞を読んでおくこと。
【事後学習】講義の内容を復習して自分のものにすること。
6回 メディアの歴史②~江戸時代のメディア
【事前学習】毎日、新聞を読み、いま社会で何が問題なのかを知っておくこと。講義の冒頭で随時、小テストとし
てその時話題になっているニュースについて書いてもらうので、しっかり新聞を読んでおくこと。
【事後学習】講義の内容を復習して自分のものにすること。
7回 メディアの歴史③~明治時代の新聞
【事前学習】毎日、新聞を読み、いま社会で何が問題なのかを知っておくこと。講義の冒頭で随時、小テストとし
てその時話題になっているニュースについて書いてもらうので、しっかり新聞を読んでおくこと。
【事後学習】講義の内容を復習して自分のものにすること。
8回 メディアの歴史④~京都の新聞の歴史
【事前学習】毎日、新聞を読み、いま社会で何が問題なのかを知っておくこと。講義の冒頭で随時、小テストとし
てその時話題になっているニュースについて書いてもらうので、しっかり新聞を読んでおくこと。
【事後学習】講義の内容を復習して自分のものにすること。
9回 メディアの歴史⑤~編集局今昔
【事前学習】毎日、新聞を読み、いま社会で何が問題なのかを知っておくこと。講義の冒頭で随時、小テストとし
てその時話題になっているニュースについて書いてもらうので、しっかり新聞を読んでおくこと。
【事後学習】講義の内容を復習して自分のものにすること。
10回 ジャーナリズムの現場①~宗教と報道(上)
【事前学習】毎日、新聞を読み、いま社会で何が問題なのかを知っておくこと。講義の冒頭で随時、小テストとし
てその時話題になっているニュースについて書いてもらうので、しっかり新聞を読んでおくこと。
【事後学習】講義の内容を復習して自分のものにすること。
11回 ジャーナリズムの現場②~宗教と報道(下)
【事前学習】毎日、新聞を読み、いま社会で何が問題なのかを知っておくこと。講義の冒頭で随時、小テストとし
てその時話題になっているニュースについて書いてもらうので、しっかり新聞を読んでおくこと。
【事後学習】講義の内容を復習して自分のものにすること。
5
12回 ジャーナリズムの現場③~ニュースの価値判断と見出し
【事前学習】毎日、新聞を読み、いま社会で何が問題なのかを知っておくこと。講義の冒頭で随時、小テストとし
てその時話題になっているニュースについて書いてもらうので、しっかり新聞を読んでおくこと。
【事後学習】講義の内容を復習して自分のものにすること。
13回 ジャーナリズムの現場④~現場の特殊用語
【事前学習】毎日、新聞を読み、いま社会で何が問題なのかを知っておくこと。講義の冒頭で随時、小テストとし
てその時話題になっているニュースについて書いてもらうので、しっかり新聞を読んでおくこと。
【事後学習】講義の内容を復習して自分のものにすること。
14回 ジャーナリズムの現場⑤~テレビ・放送の現状と課題
【事前学習】毎日、新聞を読み、いま社会で何が問題なのかを知っておくこと。講義の冒頭で随時、小テストとし
てその時話題になっているニュースについて書いてもらうので、しっかり新聞を読んでおくこと。
【事後学習】講義の内容を復習して自分のものにすること。
15回 ジャーナリズムの社会的責任
【事前学習】毎日、新聞を読み、いま社会で何が問題なのかを知っておくこと。講義の冒頭で随時、小テストとし
てその時話題になっているニュースについて書いてもらうので、しっかり新聞を読んでおくこと。
【事後学習】講義の内容を復習して自分のものにすること。
授業の到達目標/Expected outcome
新聞の読み方を学ぶことを通じて、政治、経済、社会、文化、国際問題など日本と世界の社会事象への理解を深め、
自分の考えを持つことを目標とします。
身に付く力/Special abilities to be attained
論理的思考力(社会的事象を理解する力、論理的分析力、総合判断力)
コミュニケーションスキル(状況把握力、傾聴力)
メディア・リテラシー(正しい情報を選別する力)
履修上の注意/Special notes, cautions
【注意】
・受講生が多い場合は、抽選による受講制限あり。抽選に受かった学生はそのことを自覚し、真剣な態度で受講す
ること。
・授業中のスマホ使用やおしゃべりは他の学生の迷惑となるため厳禁とし、守らない学生は退出してもらうか、減
点の対象にします。
・出席回数が全講義の2/3以上ない場合は、成績評価はしません。
評価方法/Evaluation
小テスト(随時)20%、定期試験(筆記試験)60%、平常点(授業への参加度合い)20%
教 材/Text and materials
教科書:渡辺武達、田口哲也、吉澤健吉編『メディア学の現在[新訂第2版]』(世界思想社、2015年)
参考書:渡辺武達・山口功二・野原仁『メディア用語基本事典』(世界思想社、2012年)
その他/Others
6
科目名 マーケティング・コミュニケーション論
英語科目 ナンバリング PPsom303j
開講期 春学期 開講学部等 現代社会学部 配当年次 単位数 2単位
教員名 ポンサピタックサンティ ピヤ
授業方法/Course type
講義
授業概要/Course outline
本授業の目的は,マーケティング・コミュニケーションや広告分野における基本的な理論や概念を学ぶことである。
具体的には,広告製作のプロセス,マーケティング戦略,広告戦略立案(広告目標設定,ターゲット設定,ポジショ
ンニングの決定)や広告コミュニケーション効果モデルについて解説するとともに,将来,広告・広報やマーケティ
ング業界への就職を希望する人に必要な理論や概念を提示する。また,実際の商品やサービスに対する企業のマー
ケティング・コミュニケーション・キャンペーンについても触れ,理解を促す。
授業内容・授業計画/Course description・plan
授業時間内に実際の日本国内(過去と現在)および海外の広告の映像資料を見て,広告論やマーケティング論の観
点から検討する。単に「消費者・視聴者」として広告を見るだけでははく,「広告人」として広告を見るという新
たな見方ができるように期待する。
第1回 テーマ:マーケティング・コミュニケーションの概要(1)
この授業のスケジュール,事前・事後学習の方法,教材,履修上の注意,評価の方法等を説明した後,具体的な事例を
見て「広告人」としてのマーケティング・コミュニケーション・キャンペーンを考え,その内容を議論する。また
マーケティングと広告の関係、マーケティング・ミックス、プロモーション・ミックスについて解説する。
第2回 テーマ:マーケティング・コミュニケーションの概要(2)
第2回から第4回にかけては,マーケティング,そして,その関連の概念を解説する。第2回はマーケティングの定
義,マーケティング概念の拡大,そして,マーケティング・コンセプトとその変化について検討する。
第3回 テーマ:マーケティング・ミックス(1)
マーケティング・ミックスの定義,統合されたマーケティング活動の必要性,4Pの要素,顧客から見た4Cについて解
説する。
第4回 テーマ:マーケティング・ミックス(2)
4P理論,今後のマーケティング,マーケティング計画と戦略の定義,above-the-lineとbelow-the-lineの違い,デジタ
ルマーケティングのキーワードについて説明する。
第5回 テーマ: マーケティング・コミュニケーション戦略&広告戦略の立案(1)
第5回から第7回にかけては,マーケティング・コミュニケーション戦略&広告戦略の立案を解説する。第5回は
広告目標の設定における広告コミュニケーション効果モデルについて検討する。具体的に,AIDMAモデルなどである。
第6回 テーマ:マーケティング・コミュニケーション戦略&広告戦略の立案(2)
続いて,広告コミュニケーション効果モデルのDAGMARモデル,FCBモデル,AISASモデルについて解説する。
第7回 テーマ:マーケティング・コミュニケーション戦略&広告戦略の立案(3)
ソーシャルメディア時代のSIPSモデル,バイラル・マーケティング,ワム(WOM)などについて触れる。
第8回 テーマ:市場セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング(STP)(1)
第8回から第9回にかけては,市場セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング(STP)を解説する。
第8回は市場の規定,市場セグメンテーションの決定について説明する。
第9回 テーマ:市場セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング(STP)(2)
続いて,ターゲット設定,ポジショニングの決定について解説する。
第10回 テーマ:IMC―統合マーケティング・コミュニケーション戦略
IMC(Integrated Marketing Communications)統合マーケティング・コミュニケーション戦略の定義,IMCとブラン
ドの関係について触れる。また,次回の発表の準備と相談時間を設け,実施される発表会におけるグループの発表
テーマを提出する。
3年次
7
第11回 テーマ:実際のマーケティング・コミュニケーション分析の発表(1)
第11回から第14回にかけては,これまで学んできたマーケティング・コミュニケーションや広告の理論からマーケ
ティングの視点で実際のマーケティング・コミュニケーションのキャンペーンを分析し,5~7人のグループに分
かれて発表会を行い,発表後にディスカッションを行う。本授業では,具体的な事例の検討やこれまでの授業の振
り返りを行うため,指示された事前学習で準備しておくことが求められる。
第12回 テーマ:実際のマーケティング・コミュニケーション分析の発表(2)
続いて,実際のマーケティング・コミュニケーション分析の発表会を行い,ディスカッションする。
第13回 テーマ:実際のマーケティング・コミュニケーション分析の発表(3)
続いて,実際のマーケティング・コミュニケーション分析の発表会を行い,ディスカッションする。
第14回 テーマ:実際のマーケティング・コミュニケーション分析の発表(4)
続いて,実際のマーケティング・コミュニケーション分析の発表会を行い,ディスカッションする。
第15回 テーマ:まとめ: マーケティング・コミュニケーションのまとめ
第1回から第14回までの内容を振り返り,再度要点の確認と今までの授業のまとめを行うとともに,マーケティング
・コミュニケーションに関するディスカッションを行う。そして,講義の最終テストを行う。
準備学習等(事前・事後学習)/Preparation and assignments
第1回 テーマ:スケジュールと授業概要とイントロダクション―マーケティング・コミュニケーションの概要(
1)
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第1回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第1回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第2回 テーマ:マーケティング・コミュニケーションの概要(2)
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第2回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第2回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第3回 テーマ:マーケティング・ミックス(1)
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第3回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第3回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第4回 テーマ:マーケティング・ミックス(2)
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第4回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第4回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第5回 テーマ:マーケティング・コミュニケーション戦略&広告戦略の立案(1)
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第5回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第5回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第6回 テーマ:マーケティング・コミュニケーション戦略&広告戦略の立案(2)
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第6回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第6回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第7回 テーマ:マーケティング・コミュニケーション戦略&広告戦略の立案(3)
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第7回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第7回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第8回 テーマ:市場セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング(STP)(1)
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第8回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第8回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
8
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第9回 テーマ:市場セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング(STP)(2)
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第9回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第9回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第10回 テーマ:IMC―統合マーケティング・コミュニケーション戦略
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第10回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
そして,次回からの発表会にグループで発表テーマを事前に検討しておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第10回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第11回 テーマ:実際のマーケティング・コミュニケーション分析の発表(1)
[事前学習]これまでの資料や自分でまとめたノートを事前学習として行い,グループで具体的な事例を検討しな
がら,実際のマーケティング・コミュニケーションのキャンペーン分析の発表を準備する。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第11回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第12回 テーマ:実際のマーケティング・コミュニケーション分析の発表(2)
[事前学習]これまでの資料や自分でまとめたノートを事前学習として行い,グループで具体的な事例を検討しな
がら,実際のマーケティング・コミュニケーションのキャンペーン分析の発表を準備する。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第12回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第13回 テーマ:実際のマーケティング・コミュニケーション分析の発表(3)
[事前学習]これまでの資料や自分でまとめたノートを事前学習として行い,グループで具体的な事例を検討しな
がら,実際のマーケティング・コミュニケーションのキャンペーン分析の発表を準備する。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第13回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第14回 テーマ:実際のマーケティング・コミュニケーション分析の発表(4)
[事前学習]これまでの資料や自分でまとめたノートを事前学習として行い,グループで具体的な事例を検討しな
がら,実際のマーケティング・コミュニケーションのキャンペーン分析の発表を準備する。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第14回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第15回 テーマ:まとめ: マーケティング・コミュニケーションのまとめ
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第1回から第14回まで配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておく
こと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第1回から第14回までレジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。そ
の後,Moodle上にある演習問題を解き,解答を送信すること。
授業の到達目標/Expected outcome
マーケティング・コミュニケーションを専門知識として修得し,単に「消費者・視聴者」として広告を見るだけで
ははく,「広告人」として広告やマーケティング・コミュニケーションのキャンペーンを見るという新たな見方が
できるようになること。その上で解決すべき課題を発見するとともに,教員や他の学生とのディスカッションを通
じて実際のマーケティング・コミュニケーションのキャンペーンを分析できるようになること。
身に付く力/Special abilities to be attained
・課題発見力
・論理的分析力
・状況把握力
・市民としての社会的責任
履修上の注意/Special notes, cautions
・授業では,リアクションペーパーを配付し,授業の質問やコメント等を記入してもらうことがある。
・大学HPのMoodle上に資料や演習問題を提示するので授業前後に必ずアクセスすること。演習問題の送信期限はMo
odle上に記載されるが,期限を過ぎると送信不可となるので留意すること。演習問題の正答やコメント,点数も授業
やMoodleを通じて返信される。
9
・関心のある実際のマーケティング・コミュニケーションのキャンペーンの分析は授業中に発表される。(例:キャ
ンペーンの背景、キャンペーンの変化、ライバル企業との比較など)
・毎回理解度の確認のために小テストを行う。これによって出席確認を行う。
・出席回数が全講義の3分の2以上ない場合,評価は「/(出席日数不足)」とする。
評価方法/Evaluation
・毎回小テスト 40%
・最終テスト 20%
・授業時の発表 30%
・発表のレポート 10%
教 材/Text and materials
1)教材(配付レジメ ,資料等 ):大学HP学習支援システムMoodle
2)参考図書等
・岸志津江, 田中洋, 嶋村和恵著『現代広告論』(有斐閣,2004)。
・田中, 清水編『消費者・コミュニケーション戦略』(有斐閣、2008)。
・山見 博康『広報・PRの基本』(日本実業出版社、2009)。
・安原智樹 『マーケティングの基本』(日本実業出版社、2009)。
・メイヤーズ・ウィリアム『イメージ・メーカーズ』(林慎一郎訳)(講談社,1985)。
・難波功士『「広告」への社会学』(世界思想社,2000)。
・真鍋一史編『広告の文化論』(日経広告研究所,2006)。
・山田奨治編『文化としてのテレビ・コマーシャル』(世界思想社,2007)。
・Hofstede, G., 1984, Culture’s consequence, Beverly Hills, CA: Sage.
・Philip Kotler "Marketing Management"(Prentice Hall College Div; 12th edition (2005).
その他/Others
・授業に関する質問 ,相談は次のいずれの方法でも対応する。・授業の前後・Moodleに記載するメールアドレスへ
の連絡・オフィスアワー時の研究室訪問
10
科目名 マス・コミュニケーション論
英語科目 ナンバリング PPsom205j
開講期 秋学期 開講学部等 現代社会学部 配当年次 単位数 2単位
教員名 鍵本 優
授業方法/Course type
講義
授業概要/Course outline
本授業は,マス・コミュニケーションやマス・メディアについての歴史的知識の修得を促すとともに,現代社会
におけるマス・コミュニケーションの特性と問題点の考察を目的とする.実際の授業では,ネット社会・情報化社
会ともいえる現代社会のメディア状況を見据えつつ,印刷・新聞・電話・ラジオ・テレビ・パソコン・ゲーム・ケー
タイ(携帯電話およびスマートフォン)といった具体的な諸メディアと担い手をその社会的・歴史的文脈にそくし
て批判的に考察する.
授業内容・授業計画/Course description・plan
第1回: 授業の概要とスケジュール,およびイントロダクション
授業の概要・ねらい・注意事項を説明したうえで,具体的な到達目標・身につく力・スケジュールについて説明
する.
第2回: メディアとコミュニケーション① ――「自分」をめぐるメディア
まずは「いまの自分」との関わりから,〈メディア〉とはどういうものかを実践的に捉えなおしてみる.そして
,どのように「いまの自分」ができているのかを,身近なメディアとの関わりから考える.
第3回: メディアとコミュニケーション② ――私たちの知覚
前回に引き続き,「いまの自分」との関わりから〈メディア〉を実践的に捉えなおしてみる.そして,どのよう
に自身の「知覚」ができているのか/作り直されてきたのかを,メディア行為との関わりから考える.
第4回: メディアとコミュニケーション③ ――技術とジェンダー
コミュニケーション技術の生成・発展において,ジェンダーなどの社会的役割(=「~らしさ」)がいかに絡み
ついていったかを,電話・ラジオ・テレビなどの歴史的事例にそくして学ぶ.
第5回: 大量のコミュニケーション① ――「集める/集まる」ことがもたらすもの
人びとやシステムは「モノ」「情報」「ことば」「人」などを数多く「集めて」きた.それらが「集まること」
(=マスになること)でどういった社会現象が生じるのかを,コミュニケーションの面から歴史的に考察する.
第6回: 大量のコミュニケーション② ――「参加する」身体
パブリック・ヴューイングやフェスといった参加型イヴェントをとりあげ,そこでのさまざまなコミュニケーショ
ンを現代社会の文化現象として考察する.
第7回: 前半のふりかえり ――マス・コミュニケーションと社会
これまでの学習内容をふりかえりながら,マス・コミュニケーションと社会のとのかかわりを学ぶ.
第8回: メディア経験を再考する ――映像の経験から
近代社会の代表的メディアである「映像」の経験において,人びとに生じた知覚がどのような社会現象だったの
かを,歴史的事例にそくして学び,あらためて考え直してみる.
第9回: ジャーナリズムの現場から① 「取材現場で考えたこと ――新聞記者だって悩んでいる」
ジャーナリズムの現場で働くゲストスピーカーを招き,「調べる(=取材・裏を取る)」ことを実践的に学ぶ.
第10回: ジャーナリズムの現場から② 「新聞づくりの現場で ――紙面はこうして作られる」
ジャーナリズムの現場で働くゲストスピーカーを招き,新聞記事の書かれかた・読みかたを実践的に学ぶ.
第11回: ジャーナリズムの現場から③「スポーツ取材の裏側 ――どうやって取材するのか」
ジャーナリズムの現場で働くゲストスピーカーを招き,「調べる(=取材・裏を取る)」ことを実践的に学ぶ.
第12回: 課題にそくして,アウトプットする
ゲストスピーカー(第9・10・11回)から学んだ内容をもとに,出される課題にそくして文章を書いてみる.
2年次
11
第13回: 自分で取材をして,ミニ記事を作成する
何らかの具体的な対象を自分なりに取材・撮影・メモ作成をし,ミニ記事の作成を実践してみる.
第14回: 成果のふりかえり①
自分が書いた提出物の成果をふりかえり,返却物を批判的にチェックして書き直してみる(=リライト).
第15回: 成果のふりかえり②
第9回~第14回の授業内容をふりかえり,ワークをつうじて復習する.
準備学習等(事前・事後学習)/Preparation and assignments
※事前学習は各授業2時間,事後学習も各授業2時間必要である.この点を確認し,とくにしっかりと事後学習を
おこなうこと.
第1回: 授業の概要とスケジュール,およびイントロダクション
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第1回配布レジュメを見て,授業内容を確認・予習すること.
[事後学習]配布レジュメ・プリントを確認しながら,授業内容を復習すること.
第2回: メディアとコミュニケーション① ――「自分」をめぐるメディア
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第2回配布レジュメを見て,授業内容を確認・予習すること.
[事後学習]配布レジュメ・プリントを確認しながら,授業内容を復習すること.
第3回: メディアとコミュニケーション② ――私たちの知覚
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第3回配布レジュメを見て,授業内容を確認・予習すること.
[事後学習]配布レジュメ・プリントを確認しながら,授業内容を復習すること.
第4回: メディアとコミュニケーション③ ――技術とジェンダー
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第4回配布レジュメを見て,授業内容を確認・予習すること.
[事後学習]配布レジュメ・プリントを確認しながら,授業内容を復習すること.
第5回: 大量のコミュニケーション① ――「集める/集まる」ことがもたらすもの
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第5回配布レジュメを見て,授業内容を確認・予習すること.
[事後学習]配布レジュメ・プリントを確認しながら,授業内容を復習すること.
第6回: 大量のコミュニケーション② ――「参加する」身体
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第6回配布レジュメを見て,授業内容を確認・予習すること.
[事後学習]配布レジュメ・プリントを確認しながら,授業内容を復習すること.
第7回: 前半のふりかえり ――マス・コミュニケーションと社会
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第7回配布レジュメを見て,授業内容を確認・予習すること.
[事後学習]配布レジュメ・プリントを確認しながら,授業内容を復習すること.
第8回: メディア経験を再考する ――映像の経験から
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第8回配布レジュメを見て,授業内容を確認・予習すること.
[事後学習]配布レジュメを確認しながら,授業内容を復習すること.
第9回: ジャーナリズムの現場から① 「取材現場で考えたこと ――新聞記者だって悩んでいる」
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第9回配布レジュメを見て,授業内容を確認・予習すること.
[事後学習]配布レジュメ・プリントを確認しながら,ゲストスピーカーから学んだ内容を復習しておくこと.
第10回: ジャーナリズムの現場から② 「新聞づくりの現場で ――紙面はこうして作られる」
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第10回配布レジュメを見て,授業内容を確認・予習すること.
[事後学習]配布レジュメ・プリントを確認しながら,ゲストスピーカーから学んだ内容を復習しておくこと.
第11回: ジャーナリズムの現場から③「スポーツ取材の裏側 ――どうやって取材するのか」
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第11回配布レジュメを見て,授業内容を確認・予習すること.
[事後学習]配布レジュメ・プリントを確認しながら,ゲストスピーカーから学んだ内容を復習しておくこと.
第12回: 課題にそくして,アウトプットする
[事前学習]第9・10・11回の授業内容を復習し,理解しておくこと.また,大学HP Moodleにアクセスし,第12
回配布プリントを参照し,授業内容を理解しておくこと.
12
[事後学習]ゲストスピーカーから学んだ内容を確認しつつ,取材して記事を書くこと.次回に提出する.
第13回: 自分で取材をして,ミニ記事を作成する
[事前学習]ゲストスピーカーから学んだ内容を確認し,文章を書いておくこと.今回に提出する.
また大学HP Moodleにアクセスし,第13回配布レジュメを見て,授業内容を確認・予習すること.
[事後学習]ミニ記事の作成に取り組んでみる.次回に提出する.
第14回: 成果のふりかえり①
[事前学習]自分が発表するテーマや内容を考え,取材してミニ記事を作成しておくこと.今回に提出する.
[事後学習]返却された提出物を批判的にチェックして書き直してみる(=リライト).
第15回: 成果のふりかえり②
[事前学習]返却物を批判的にチェックして書き直してみる(=リライト).
また,これまでの授業内容・資料・自分のノートなどを復習し,理解しておくこと.
[事後学習]今後の学びを深めるために,授業で紹介した文献のうちどれか1冊を読んでみること.
授業の到達目標/Expected outcome
日常的に接しているものごとのありかたが実は「自分の知っているとおり」だけだとはかぎらないことを深く認
識し,その歴史的・社会的な背景にも着眼できること.そのためにも「身近なのに、じつは深い謎をもつものごと
がある」ことを理解し,それに知的・感性的に耐える力,および自己批判力を養う.
また,具体的な事例を取材し,そこに授業を聞いて新たに感じたり考えたりした発想をくみこみつつ,〈新たな
課題やアイデア〉を論理的な文章で表現できること. 自分なりのアイデア・発想を盛り込んだ文章執筆を前提に
した,聞いたり読んだりする姿勢も養う.
身に付く力/Special abilities to be attained
自分なりのアイデアとその論理的表現を可能にするため,とくに以下の力を養成する.
・「驚ける」力
・課題発見力
・主体性と発信力
・傾聴力
・市民としての社会的責任
履修上の注意/Special notes, cautions
・「授業での課題を提出する回数」が全体の2/3以上ない場合は,成績が「60点未満の点数」となり,単位は取
得できない.
・質問や応答やディスカッション以外,私語は厳禁のこと.
・原則として,授業中のパソコン・タブレット・スマートフォン・携帯電話などの使用を禁止する.
(「受講態度がよくない」と教員が判断した場合は,相応の対処を厳しくおこなう.)
※ 受講を決めた学生は,上記の3点を了承したものとする.
※ なお,必須とまではいわないが,マス・コミュニケーションの現状・歴史についての基本的知識を前提に講義
を行なうため,現代社会学部の『メディア社会学』,あるいは共通教育科目『マスコミ論入門』を履修しているこ
とが望ましい.
履修していない場合は,下記の2冊の『参考図書』(=[伊藤明己,2014][吉見俊哉,2012])を,受講前
にひととおり読んでおくことが望ましい.
評価方法/Evaluation
平常点(授業内で課すリアクションペーパーや提出物など)100%
提出物のふりかえりは,原則として,授業内でおこなう.
教 材/Text and materials
1)教材(配布レジュメ・資料等):大学HP 学習支援システムMoodle(URL:http://www.kyoto-su.ac.jp)
2)教科書 なし
3)参考図書
・伊藤明己『メディアとコミュニケーションの文化史』(世界思想社,2014年)
・吉見俊哉『メディア文化論 メディアを学ぶ人のための15話 改訂版』(有斐閣アルマ,2012年)
その他/Others
13
授業に関する質問や相談は,授業の前後の時間で対応する.
14
科目名 メディアリテラシー論
英語科目 ナンバリング PPsom302j
開講期 春学期 開講学部等 現代社会学部 配当年次 単位数 2単位
教員名 脇浜 紀子
授業方法/Course type
講義
授業概要/Course outline
本授業は、メディアの構造や機能並びにその影響力を知ることによって自分とメディアとの付き合い方をとらえ直
す機会を与える。メディアの意味と特性を理解した上で、受け手として情報を読み解く力と、送り手として情報を
表現・発信する力の修得を目指し、さらに社会とメディアの関係を俯瞰できる能力を養う。授業では, メディアリ
テラシーの概念や基本的な考え方について解説するとともに、具体的事例を挙げて議論を行い、考察力を高めてい
く。授業は講義形式で行うが、随時、グループディスカッションなども行う。また、実践的な課題の提出も求める。
授業内容・授業計画/Course description・plan
第1回 テーマ:イントロダクション, メディアリテラシーのキーワード
この授業のスケジュール, 事前・事後の学習方法, 教材, 履修上の注意, 評価の方法等を説明した後, メディア
リテラシーを学ぶ上でのキーワードを解説する。
第2回 テーマ:私のメディア史ワークショップ
「私のメディア史」ワークシートを記入し, それを元に, これまでどのメディアとどのように接してきたかをグ
ループディスカッションすることで, 社会的存在としてのメディアを意識できるようにする。
第3回 テーマ:メディアリテラシーの基礎(1)
メディアリテラシーという考え方や運動の発展の経緯を振り返り, 国内外での取り組みを紹介する。メディアリ
テラシーのキーコンセプトや構成要素についても解説する。
第4回 テーマ:メディアリテラシーの基礎(2)
「メディアはすべて構成されたものである」というメディアリテラシーのキーコンセプトを理解するため, 具体
的なニュース報道事例を取り上げて, その表現法についてグループディスカッションを行う。
第5回 テーマ:映像メディア(1)
情報をクリティカルに読み解く目を養うため, テレビの撮影・編集といった技法について学ぶ。
第6回 テーマ:映像メディア(2)
情報の送り手側の立場で考える力を身につけるため, テレビの取材・演出の手法について学ぶ。
第7回 テーマ:CM分析ワークショップ
CMをカットごとに分析するワークショップを行い, 映像表現の意図を理解できるようにする。
第8回 テーマ: 写真で発見ワークショップ
メディアによる「枠づけ」とターゲットを設定した表現を実践し, グループディスカッションを通して「ものの
見方」の広げ方を学ぶ。
第9回 テーマ:行き過ぎた表現
メディアの捏造・改ざん・過剰演出・やらせの事例に触れて, 批判ではなく, 何故そのような不適切な表現を行っ
てしまうのかを, グループディスカッションを通して考える。
第10回 テーマ:ニュースの現場
記者クラブや報道現場の動きなど, ニュースがどのように生み出されるのかを学び, メディアスクラムの事例を
挙げて, グループディスカッションを行う。
第11回 テーマ:災害報道(1)
東日本大震災で, どのような映像がどのような状況で撮影され, 報道されたのかを検証し, ディスカッションを
行う。
第12回 テーマ:災害報道(2)
3年次
15
福島第一原発事故がどのように報じられたかを検証し, 情報の価値判断の主体について考える。
第13回 テーマ:ケータイ/スマホ/ネット/SNS
自らのスマホ利用を省みて, ネットを介した情報の受発信・コミュニケーションを考える。
第14回 テーマ:フェイクニュース
「フェイクニュース」「ポスト真実」「オルタナティブファクト」について考える。
第15回 テーマ:全体のまとめ
これまでの講義のまとめを行った後, 最終レポートの確認を行う。
準備学習等(事前・事後学習)/Preparation and assignments
第1回 テーマ:イントロダクション, メディアリテラシーのキーワード
【事前】シラバスの内容をしっかりと確認しておくこと。
【事後】授業で提示される課題をMoodle上の掲示板(フォーラムに)アップすること。
第2回 テーマ:私のメディア史ワークショップ
【事前】大学HP Moodleにアクセスし,第2回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
【事後】「私のメディア史」ディスカッションを通して得られた「気づき」を800字以内にまとめてword形式また
はpdf形式のファイルでmoodle上から送信すること。
第3回 テーマ:メディアリテラシーの基礎(1)
【事前】大学HP Moodleにアクセスし,第3回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。(資料だけ
でわかりにくい場合には, 水越伸・東京大学情報学環メルプロジェクト編著『メディアリテラシー・ワークショッ
プー情報社会を学ぶ・遊ぶ・表現する』pp.224-231を参照)。
【事後】授業で提示される課題をMoodle上の掲示板(フォーラムに)アップすること。
第4回 テーマ:メディアリテラシーの基礎(2)
【事前】大学HP Moodleにアクセスし,第4回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
【事後】グループディスカッションを通して感じたことを800字以内にまとめてword形式またはpdf形式のファイル
でmoodle上から送信すること。
第5回 テーマ:映像メディア(1)
【事前】大学HP Moodleにアクセスし,第5回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
【事後】授業で提示される課題をMoodle上の掲示板(フォーラムに)アップすること。
第6回 テーマ:映像メディア(2)
【事前】大学HP Moodleにアクセスし,第6回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
【事後】授業で提示される課題をMoodle上の掲示板(フォーラムに)アップすること。
第7回 テーマ:CM分析ワークショップ
【事前】大学HP Moodleにアクセスし,第7回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
【事後】授業で提示される課題をMoodle上の掲示板(フォーラムに)アップすること。
第8回 テーマ: 写真で発見ワークショップ
【事前】大学HP Moodleにアクセスし,第8回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
【事後】グループディスカッションを通して感じたことを800字以内にまとめてword形式またはpdf形式のファイル
でmoodle上から送信すること。
第9回 テーマ:行き過ぎた表現
【事前】大学HP Moodleにアクセスし,第9回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
【事後】グループディスカッションを通して感じたことを800字以内にまとめてword形式またはpdf形式のファイル
でmoodle上から送信すること。
第10回 テーマ:ニュースの現場
【事前】大学HP Moodleにアクセスし,第10回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。(資料だ
けでわかりにくい場合には, 松林薫著『「ポスト真実」時代のネットニュースの読み方』pp.85-121を参照)。
【事後】グループディスカッションを通して感じたことを800字以内にまとめてword形式またはpdf形式のファイル
でmoodle上から送信すること。
16
第11回 テーマ:災害報道(1)
【事前】大学HP Moodleにアクセスし,第11回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。(資料だ
けでわかりにくい場合には, 遠藤薫著『メディアは大震災・原発事故をどう語ったかー報道・ネット・ドキュメン
タリーを検証する』pp.99-120を参照)。
【事後】Moodle上の掲示板(フォーラム)に、第11回テーマと関連するウェブ上の記事を一つ選び,「件名」にそ
の要約見出し(30字程度の短文)を、「メッセージ」に記事へのリンク、日付、掲載サイト名、200字程度の自身
のコメントを記入して、アップすること。
第12回 テーマ:災害報道(2)
【事前】大学HP Moodleにアクセスし,第12回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。(資料だ
けでわかりにくい場合には, 遠藤薫著『メディアは大震災・原発事故をどう語ったかー報道・ネット・ドキュメン
タリーを検証する』pp.122-189を参照)。
【事後】Moodle上の掲示板(フォーラム)に、第12回テーマと関連するウェブ上の記事を一つ選び,「件名」にそ
の要約見出し(30字程度の短文)を、「メッセージ」に記事へのリンク、日付、掲載サイト名、200字程度の自身
のコメントを記入して、アップすること。
第13回 テーマ:ケータイ/スマホ/ネット/SNS
【事前】大学HP Moodleにアクセスし,第13回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。(資料だ
けでわかりにくい場合には, 長谷川一/村田麻里子編著『大学生のためのメディアリテラシー・トレーニング』pp.
88-94を参照)。
【事後】授業で提示される課題をMoodle上の掲示板(フォーラムに)アップすること。
第14回 テーマ:フェイクニュース
【事前】大学HP Moodleにアクセスし,第14回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。(資料だ
けでわかりにくい場合には, 松林薫著『「ポスト真実」時代のネットニュースの読み方』pp.37-47を参照)。
【事後】Moodle上の掲示板(フォーラム)に、第14回テーマと関連するウェブ上の記事を一つ選び,「件名」にそ
の要約見出し(30字程度の短文)を、「メッセージ」に記事へのリンク、日付、掲載サイト名、200字程度の自身
のコメントを記入して、アップすること。
第15回 テーマ:全体のまとめ
【事前】第1回からの講義内容を振り返るための準備をしておくこと。
【事後】最終レポートの要件を再度確認し、期限までに確実に提出できるようにすること。
授業の到達目標/Expected outcome
メディアの構造・機能・表現・影響力と送り手の立場を理解すること。現代社会のメディアが抱える課題について,
批判だけするのではなく, 建設的に解決に向けて考え, 行動する力を身につけること。
身に付く力/Special abilities to be attained
・論理的思考力(課題発見力, 創造力)
・実践力(実行力)
・コミュニケーションスキル(傾聴力, 発信力)
履修上の注意/Special notes, cautions
・授業では, リアクションペーパーを配付し, 授業の質問やコメント等を記入してもらうことがある。
・大学HPのMoodle上に資料や課題を提示するので授業前後に必ずアクセスすること。
・課題の送信期限はMoodle 上に記載されるが, 期限を過ぎると送信不可となるので留意すること。
・実践的課題では, 個人のスマートフォン等を利用しての写真や動画の投稿を求める。
・個人の機器が準備できない場合は事前に教員に相談すること。
・グループディスカッション、グループワークへは積極的に参加すること。
・提出された課題は, 講義でフィードバックする場合がある。
評価方法/Evaluation
・毎授業後の課題のmoodleへのアップ 50%
・後半の授業内で提示する最終レポート 50%
教 材/Text and materials
1)教材(配付レジメ,資料等):大学HP学習支援システム Moodle(URL: https://cclms.kyoto-su.ac.jp/)
2)参考図書等
・水越伸・東京大学情報学環メルプロジェクト編著『メディアリテラシー・ワークショップー情報社会を学ぶ・遊
17
ぶ・表現する』(東京大学出版会, 2009年)
・松林薫著『「ポスト真実」時代のネットニュースの読み方』(晶文社,2017年)
・遠藤薫著『メディアは大震災・原発事故をどう語ったかー報道・ネット・ドキュメンタリーを検証する』(東京
電機大学出版局, 2012年)
・長谷川一/村田麻里子編著『大学生のためのメディアリテラシー・トレーニング』(三省堂, 2015年)
その他/Others
授業に関する質問,相談は次の方法で対応する。・授業の前後・Moodleに記載するメールアドレスへの連絡・設定
されたオフィスアワー時の研究室訪問
18
科目名 メディア産業論
英語科目 ナンバリング PPsom202j
開講期 春学期 開講学部等 現代社会学部 配当年次 単位数 2単位
教員名 脇浜 紀子
授業方法/Course type
講義
授業概要/Course outline
本授業は,メディア環境の劇的な変化とともに,大きく変容するメディア産業への理解を深めるとともに,ビジネ
スとしてのメディアの存立,特徴,構造などについて考察することを目的としている。授業では,メディアの成り
立ちやその変容などメディアの歴史を概観した後,現在の広範なメディアビジネス(コンテンツマネジメントやマ
ネタイズ手法など)の現状を考察するとともに,メディア産業の最新動向や今後の課題についても触れる。なお授
業は講義形式で実施される。
授業内容・授業計画/Course description・plan
第1回 テーマ:イントロダクション, 「私のメディア環境」
この授業のスケジュール, 事前・事後の学習方法, 教材, 履修上の注意, 評価の方法等を説明した後, 現在自分
自身がどのようなコンテンツをどのメディアから得て, それにどの程度のお金をかけているかを書き出し, ビジネ
スとしてのメディアを意識させる。
第2回 テーマ:プリントメディア
プリントメディア(新聞・雑誌)の歴史を主に産業の視点から概観し, デジタル化のもたらした影響を解説する。
米国の新聞社の吸収合併にも触れ, 日米の新聞産業の差異や今後の動向を考察する。
第3回 テーマ:映像メディア
映像メディアの発展の歴史を,技術進展を追いながら概観した後, テレビ産業の成り立ちと構造を放送政策にも
触れながら解説する。
第4回 テーマ:ネットメディア
パソコン通信からインターネットへの電気通信メディアの発展の過程を概観し, 主要なネット企業の歩みをビジ
ネスモデルとともに解説する。ソーシャルメディアの台頭にも触れる。
第5回 テーマ:デジタル化とメディア融合
放送と通信の融合について解説し, デジタルテクノロジーの進展がメディアに与えたインパクトを考察する。音
楽配信, 電子書籍, スマートテレビなどのデジタル新規ビジネスについても触れる。
第6回 テーマ:テレビ営業と広告:ゲスト講師
ゲスト講師を招き, 地上波民放の営業実務について解説してもらうとともに, 無料広告モデルの現状と今後の課
題について意見を聞く。
第7回 テーマ:テレビ局経営の現状
ローカル局の経営分析研究を紹介し, 経営危機に直面するテレビ局の現状を解説する。ネットワーク協定や視聴
率競争などにも触れ, ビジネス慣行に潜む日本型民放経営の問題点を考察する。
第8回 テーマ:映像メディアの特性
映像伝送手段とコンテンツの関係性について整理し, 映像コンテンツサービスの作業環境を解説して, 映像メディ
アの特性について理解を深める。その上で, 業界再編について議論する。
第9回 テーマ:新時代のテレビ報道:ゲスト講師
ゲスト講師を招き, ソーシャルメディアや新しい通信技術がテレビ報道の取材方法(インプット)と情報発信(
アウトプット)をどのように変えたかを解説してもらい, 新時代のニュースメディアのあり方について展望を聞く。
第10回 テーマ:米国のデジタルコンテンツ戦略(1)
メディアコングロマリットを形成する米国メディア企業のコンテンツ戦略について解説する。ウィンドウィング
戦略, 多角経営収益モデルなどについて触れる。
第11回 テーマ:米国のデジタルコンテンツ戦略(2)
2年次
19
OTTプレーヤーの台頭やスマートデバイス向けの動画配信事業の発展を概観し, コンテンツ投資に力を入れ始め
た事業者の最新動向にも触れる。
第12回 テーマ:コンテンツ流通と著作権, ネットワーク中立性
コンテンツ流通のボトルネックとなってきた著作権制度について解説する。また, ネットワーク中立性の議論も
紹介する。
第13回 テーマ:映像コンテンツビジネスの最新動向
国内の動画配信ビジネスの最新動向について整理する。TVOD(都度課金型動画配信), SVOD(定額型動画配信
), ADVOD(広告付き無料配信)それぞれの具体的事例を紹介し, 映像コンテンツビジネスのあり方について議論
する。
第14回 テーマ:コンテンツ制作:ゲスト講師
コンテンツ制作に携わるゲスト講師を招き, コンテンツ制作に必要なクリエイティビティとは何か, どのような
プロセスでコンテンツが生み出されるのか, コンテンツ作りの魅力などを語ってもらう。
第15回 テーマ:メディア産業の未来〜全体のまとめ〜
今までの授業のまとめを行うとともに, メディア産業の未来についてディスカッションする。
準備学習等(事前・事後学習)/Preparation and assignments
第1回 テーマ:イントロダクション, 「私のメディア環境」
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし, 第1回配付プリント等を参照し, 授業内容を理解しておくこと。「私
のメディア環境」をリストアップすることについて準備しておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第1回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後, 第1回
テーマと関連するウェブ上の記事を一つ選び, その要約見出し(30字程度の短文)とともにリンクをMoodle上の掲
示板(フォーラム)にアップすること。
第2回 テーマ:プリントメディア
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし, 第2回配付プリント等を参照し, 授業内容を理解しておくこと。(資
料だけでわかりにくい場合には, 天野勝文他編著『新現代マスコミ論のポイント』pp.2-65を参照)。Moodle上の
掲示板(フォーラム)にアップした記事は, 指名されれば要点を発表できるようにしておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第2回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後, 第2回
テーマと関連するウェブ上の記事を一つ選び, その要約見出し(30字程度の短文)とともにリンクをMoodle上の掲
示板(フォーラム)にアップすること。
第3回 テーマ:映像メディア
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし, 第3回配付プリント等を参照し, 授業内容を理解しておくこと。(資
料だけでわかりにくい場合には, 天野勝文他編著『新現代マスコミ論のポイント』pp.66-120, 脇浜紀子『「ロー
カルテレビ」の再構築』pp.3-12を参照)。Moodle上の掲示板(フォーラム)にアップした記事は, 指名されれば
要点を発表できるようにしておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第3回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後, 第3回
テーマと関連するウェブ上の記事を一つ選び, その要約見出し(30字程度の短文)とともにリンクをMoodle上の掲
示板(フォーラム)にアップすること。
第4回 テーマ:ネットメディア
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし, 第4回配付プリント等を参照し,
授業内容を理解しておくこと。Moodle上の掲示板(フォーラム)にアップした記事は, 指名されれ
ば要点を発表できるようにしておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第4回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後, 第4回
テーマと関連するウェブ上の記事を一つ選び, その要約見出し(30字程度の短文)とともにリンクをMoodle上の掲
示板(フォーラム)にアップすること。
第5回 テーマ:デジタル化とメディア融合
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし, 第5回配付プリント等を参照し,
授業内容を理解しておくこと。Moodle上の掲示板(フォーラム)にアップした記事は, 指名されれ
ば要点を発表できるようにしておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第5回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後, 第5回
テーマと関連するウェブ上の記事を一つ選び, その要約見出し(30字程度の短文)とともにリンクをMoodle上の掲
示板(フォーラム)にアップすること。
20
第6回 テーマ:テレビ営業と広告:ゲスト講師
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし, 第6回配付プリント等を参照し,
授業内容を理解しておくこと。Moodle上の掲示板(フォーラム)にアップした記事は, 指名されれ
ば要点を発表できるようにしておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第6回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後, ゲスト
講師の授業の感想を, 800字以内にまとめてword形式またはpdf形式のファイルでMoodleから提出すること。
第7回 テーマ:テレビ局経営の現状
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし, 第7回配付プリント等を参照し, 授業内容を理解しておくこと。(資
料だけでわかりにくい場合には, 脇浜紀子『「ローカルテレビ」の再構築』pp.91-142を参照)。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第7回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後, 第7回
テーマと関連するウェブ上の記事を一つ選び, その要約見出し(30字程度の短文)とともにリンクをMoodle上の掲
示板(フォーラム)にアップすること。
第8回 テーマ:映像メディアの特性
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし, 第8回配付プリント等を参照し, 授業内容を理解しておくこと。(資
料だけでわかりにくい場合には, 脇浜紀子『「ローカルテレビ」の再構築』pp.167-188を参照)。Moodle上の掲示
板(フォーラム)にアップした記事は, 指名されれば要点を発表できるようにしておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第8回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後, 第8回
テーマと関連するウェブ上の記事を一つ選び, その要約見出し(30字程度の短文)とともにリンクをMoodle上の掲
示板(フォーラム)にアップすること。
第9回 テーマ:新時代のテレビ報道:ゲスト講師
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし, 第9回配付プリント等を参照し,
授業内容を理解しておくこと。Moodle上の掲示板(フォーラム)にアップした記事は, 指名されれ
ば要点を発表できるようにしておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第9回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後, ゲスト
講師の授業の感想を, 800字以内にまとめてword形式またはpdf形式のファイルでMoodleから提出すること。
第10回 テーマ:米国のデジタルコンテンツ戦略(1)
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし, 第10回配付プリント等を参照し, 授業内容を理解しておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第10回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後, 第10回
テーマと関連するウェブ上の記事を一つ選び, その要約見出し(30字程度の短文)とともにリンクをMoodle上の掲
示板(フォーラム)にアップすること。
第11回 テーマ:米国のデジタルコンテンツ戦略(2)
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし, 第11回配付プリント等を参照し,
授業内容を理解しておくこと。Moodle上の掲示板(フォーラム)にアップした記事は, 指名されれ
ば要点を発表できるようにしておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第11回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後, 第11回
テーマと関連するウェブ上の記事を一つ選び, その要約見出し(30字程度の短文)とともにリンクをMoodle上の掲
示板(フォーラム)にアップすること。
第12回 テーマ:コンテンツ流通と著作権, ネットワーク中立性
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし, 第12回配付プリント等を参照し,
授業内容を理解しておくこと。Moodle上の掲示板(フォーラム)にアップした記事は, 指名されれ
ば要点を発表できるようにしておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第12回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後, 第12回
テーマと関連するウェブ上の記事を一つ選び, その要約見出し(30字程度の短文)とともにリンクをMoodle上の掲
示板(フォーラム)にアップすること。
第13回 テーマ:映像コンテンツビジネスの最新動向
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし, 第13回配付プリント等を参照し,
授業内容を理解しておくこと。Moodle上の掲示板(フォーラム)にアップした記事は, 指名されれ
ば要点を発表できるようにしておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第13回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後, 第13回
テーマと関連するウェブ上の記事を一つ選び, その要約見出し(30字程度の短文)とともにリンクをMoodle上の掲
示板(フォーラム)にアップすること。
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第14回 テーマ:コンテンツ制作:ゲスト講師
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし, 第14回配付プリント等を参照し,
授業内容を理解しておくこと。Moodle上の掲示板(フォーラム)にアップした記事は, 指名されれ
ば要点を発表できるようにしておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第14回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後, ゲスト
講師の授業の感想を, 800字以内にまとめてword形式またはpdf形式のファイルでMoodleから提出すること。
第15回 テーマ:メディア産業の未来〜全体のまとめ〜
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし, 第15回配付プリント等を参照し, 授業内容を理解しておくこと。発表
されたディスカッションのテーマについて準備しておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第15回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後, 第15回
テーマと関連するウェブ上の記事を一つ選び, その要約見出し(30字程度の短文)とともにリンクをMoodle上の掲
示板(フォーラム)にアップすること。
授業の到達目標/Expected outcome
各メディアの歴史や特性を産業構造とテクノロジーの進化に関連付けて理解できるようになること。映像を中心
とするメディアビジネスの現実的な課題を日米比較の観点からも含めて発見し, 効果的な戦略を検討できるように
なること。
身に付く力/Special abilities to be attained
・課題発見力
・総合的判断力
・状況把握力
・傾聴力
履修上の注意/Special notes, cautions
・授業では, リアクションペーパーを配付し, 授業の質問やコメント等を記入してもらうことがある。
・大学HPのMoodle上に資料や課題を提示するので授業前後に必ずアクセスすること。課題の送信期限はMoodle 上
に記載されるが, 期限を過ぎると送信不可となるので留意すること。
・ゲスト講師の演題について事前にテーマをよく理解し, 十分に準備しておくこと。
・授業までの1週間にメディア産業の動向がどのように伝えられたのかについて関心を持って見聞きし, 意見を述
べられるようにして授業に臨むこと。
評価方法/Evaluation
・定期試験(筆記試験)60%
・復習のための関連記事アップと要約 30%
・平常点(ディスカッションの参加や授業コメント等)10%
教 材/Text and materials
1)教材(配付レジメ,資料等):大学HP学習支援システム Moodle(URL: https://cclms.kyoto-su.ac.jp/)
2)参考図書等
・天野勝文他編著『新現代マスコミ論のポイント』(学文社,2004年)
・脇浜紀子『「ローカルテレビ」の再構築』(日本評論社,2015年)
・境治『拡張するテレビ ― 広告と動画とコンテンツビジネスの未来 ― (宣伝会議 実践と応用シリーズ)』(宣
伝会議, 2016)
・大原通郎『テレビ最終戦争 世界のメディア界で何が起こっているか』(朝日新書, 2018)
・下山進『2050年のメディア』(文藝春秋, 2019)
その他/Others
授業に関する質問,相談は次の方法で対応する。・授業の前後・Moodleに記載するメールアドレスへの連絡・設定
されたオフィスアワー時の研究室訪問
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科目名 メディア社会学
英語科目 ナンバリング PHsof202j PPsom201j
開講期 春学期 開講学部等 現代社会学部 配当年次 単位数 2単位
教員名 伊藤 公雄
授業方法/Course type
講義
授業概要/Course outline
授業を通じて,メディア社会学の基礎概念や基本的な理論枠組みについて身につけることを目的とする。オーラ
ルなコミュニケーションから活字文化の登場における人間の感覚の変容,雑誌新聞やラジオの普及にともなう世論
形成の変容,映画などのヴィジュアルメディアやテレビの普及などにふれた上で,現代のネット社会に至るメディ
アの展開を追いつつ,メディアの効果や影響,社会的機能などについて講義を行う。可能な限りヴィジュアルデー
タなどを駆使して理解しやすい授業につとめる。
授業内容・授業計画/Course description・plan
1回 テーマ:イントロダクション メディア社会学入門
授業全体のスケジュール,事前・事後学習の方法,教材・参考書,履修上の注意,評価の方法を説明した後,メ
ディアとは何か,またメディア社会学がもつ社会的機能とはいかなるものかについて解説する。
第2回 テーマ:メディアの歴史と人類
洞窟壁画から活版印刷の発明,雑誌や新聞文化の登場から,ラジオ,映画,テレビの時代を経て,現在のコンピュ
ータに媒介されたコミュニケーションの成立に至る歴史的流れについて概観する。
第3回 テーマ:メディア社会学の誕生
タルドによる雑誌や新聞メディアの登場と世論の形成についての議論を整理し,印刷メディアが生み出した近代
社会の公共圏とその課題について考察を行う。
第4回 テーマ:コミュニケーション社会学の成立
ジンメルの相互作用論からアメリカ合衆国におけるクーリーやミードらのコミュニケーションの理論について,
基本的な視座を解説する。
第5回 テーマ:プロパガンダの時代
20世紀前半の全体主義の登場とメディアとプロパガンダをめぐる問題について,ラスウェルを始めとした政治
とメディアをめぐる社会学の視座について考察を行う。
第6回 テーマ:疑似環境と疑似イベント
リップマンの疑似環境論やステレオタイプ論について論じるとともに,ブーアスティンの疑似イベント論や、カッ
ツらによるメディアイベント論に至る,メディアが生み出す「現実」について考察する。
第7回 テーマ:メディアの強力理論
キャントリルの「火星からの侵略」やマートンの「大衆説得」など,1930年代から戦時下のメディアによる
社会的影響についての考察について解説を行う。
第8回 テーマ:メディアの説得効果理論入門
ホヴランドによるコミュニケーションによる説得効果論について,具体的な事例をとりあげ,多様な説得的コミュ
ニケーション理論について解説する。
第9回 テーマ:限定効果論
カッツとラザースフェルトによるコミュニケーションの二段階の流れを軸に,政治意識や消費活動とメディアの
関係を事例をあげて考察する。
第10回 テーマ:グローバルヴィレッジは可能か?
マクルーハンのメディア理論について,活版印刷の登場と人間の感覚の変容,ホットメディア/クールメディア
の理論や電子メディア時代の地球村の理論などについて解説を行う。
第11回 テーマ:メディアとコミュニケーション理論の現在(1)
メディアとコミュニケーションをめぐる主要な理論モデルについて,具体例と結びつけつつ解説を行う。
第12回 テーマ:メディアとコミュニケーション理論の現在(2)
1970年代以後の新たなメディアの強力理論について解説する。特に,メディアの涵養理論,アジェンダ・セッ
ティング論,沈黙の螺旋理論などについて考察を行う。
第13回 テーマ:広告とマーケティングの社会学
マーケティングの意味と方法について学ぶとともに,広告メディアをめぐる社会学理論の基本的な視座を提供す
る。
第14回 テーマ:現代社会とジャーナリズム
日本の新聞,雑誌,テレビを中心に近代ジャーナリズムの展開を探るとともに,現在,メディア・ジャーナリズ
ムが直面している諸課題について講義を行う。
第15回 テーマ:メディアの現在
SNSなど,インターネットに媒介されたコミュニケーションの登場と,その影響について,社会学の視点から分
2年次
23
析を行うとともに,現代のメディア状況の諸課題について考察を加える。
準備学習等(事前・事後学習)/Preparation and assignments
第1回 テーマ:メディア社会学入門
[事前学習]身の回りのメディアについて,それが自分の生活にどのように関わっているかについて考えておいて
ください。授業中に質問する予定です。
[事後学習]授業中提示した課題について,自分なりの観点からまとめてください。
第2回 テーマ:メディアの歴史と人類
[事前学習]前回の授業で指示した「メディアの歴史」に関する事前学習課題を読んでおいてください。
[事後学習]授業中提示した課題について,自分なりの観点からまとめてください。
第3回 テーマ:メディア社会学の誕生
[事前学習]前回の授業で指示した「タルド」に関する事前学習課題を読んでおいてください。
[事後学習]授業中提示した課題について,自分なりの観点からまとめてください。
第4回 テーマ:コミュニケーション社会学の成立
[事前学習]前回の授業で指示した「コミュニケーション社会学」に関する事前学習課題を読んでおいてください。
[事後学習]授業中提示した課題について,自分なりの観点からまとめてください。
第5回 テーマ:プロパガンダの時代
[事前学習]前回の授業で指示した「プロパガンダ」に関する事前学習課題を読んでおいてください。
[事後学習]授業中提示した課題について,自分なりの観点からまとめてください。
第6回 テーマ:疑似環境と疑似イベント
[事前学習]前回の授業で指示した「リップマンとブーアスティン」に関する事前学習課題を読んでおいてくださ
い。
[事後学習]授業中提示した課題について,自分なりの観点からまとめてください。
第7回 テーマ:メディアの強力理論
[事前学習]前回の授業で指示した「メディアの強力理論」に関する事前学習課題を読んでおいてください。
[事後学習]授業中提示した課題について,自分なりの観点からまとめてください。
第8回 テーマ:メディアの説得効果理論入門
[事前学習]前回の授業で指示した「説得的コミュニケーション」に関する事前学習課題を読んでおいてください。
[事後学習]授業中提示した課題について,自分なりの観点からまとめてください。
第9回 テーマ:限定効果論
[事前学習]前回の授業で指示した「コミュニケーションの二段階の流れ」に関する事前学習課題を読んでおいて
ください。
[事後学習]授業中提示した課題について,自分なりの観点からまとめてください。
第10回 テーマ:グローバルヴィレッジは可能か?
[事前学習]前回の授業で指示した「マクルーハン」に関する事前学習課題を読んでおいてください。
[事後学習]授業中提示した課題について,自分なりの観点からまとめてください。
第11回 テーマ:メディアとコミュニケーション理論の現在(1)
[事前学習]前回の授業で指示した「コミュニケーション・モデル」に関する事前学習課題を読んでおいてくださ
い。
[事後学習]授業中提示した課題について,自分なりの観点からまとめてください。
第12回 テーマ:メディアとコミュニケーション理論の現在(2)
[事前学習]前回の授業で指示した「新たな強力理論」に関する事前学習課題を読んでおいてください。
[事後学習]授業中提示した課題について,自分なりの観点からまとめてください。
第13回 テーマ:広告とマーケティングの社会学
[事前学習]前回の授業で指示した「広告とマーケティング」に関する事前学習課題を読んでおいてください。
[事後学習]授業中提示した課題について,自分なりの観点からまとめてください。
第14回 テーマ:現代社会とジャーナリズム
[事前学習]前回の授業で指示した「現代ジャーナリズム」に関する事前学習課題を読んでおいてください。
[事後学習]授業中提示した課題について,自分なりの観点からまとめてください。
第15回 テーマ:メディアの現在
[事前学習]前回の授業で指示した「メディアの現在」に関する事前学習課題を読んでおいてください。
[事後学習]授業中提示した課題について,自分なりの観点からまとめてください。
授業の到達目標/Expected outcome
メディアの発達とそれが人間社会に与えた影響について理解し、デイア社会学の諸理論の知識を身につけること
で、メデイア・リテラシーを身につけることを目標とします。
身に付く力/Special abilities to be attained
24
メディアの歴史やメディア理論を学習することで、メディアを読み解き活用する力=メディア・リテラシーをは
じめ、コミュニケーションの批判的分析能力や論理的思考能力が身に付きます。
履修上の注意/Special notes, cautions
授業は主に講義形式で行います。最初の講義で講義概要および注意点について説明を行いますので、必ず出席し
てください。
評価方法/Evaluation
授業中の小テスト(40%)、期末テスト(60%)に基づいて評価します。なお、出席が3分の2に達していない人
と、期末試験を受けなかった人(特別な理由がある場合を除きます)は、成績評価の対象外とします。
教 材/Text and materials
授業中に提示します。
(参考図書)
伊藤公雄・井上俊編『社会学ベーシックス 6 メデイア・情報・消費社会』、世界思想社、2009年。
伊藤公雄編『コミュニケーション社会学入門』世界思想社、2010年。
伊藤守編『よくわかるメディア・スタデイーズ』ミネルヴァ書房、2009年。
吉見俊哉編『メディア文化論 改訂版』有斐閣、2012年。
その他/Others
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科目名 異文化コミュニケーション論
英語科目 ナンバリング PPsom206j
開講期 秋学期 開講学部等 現代社会学部 配当年次 単位数 2単位
教員名 前川 真裕子
授業方法/Course type
講義
授業概要/Course outline
この授業では, 異文化をどのように理解するのかという問題を, 植民地主義という歴史的背景と共に考察する。植
民地という空間を, 西洋と非西洋が交わるコンタクト・ゾーンと捉え, 両者が直接的に関係性を築く過程で互いに
想像していった「自己/他者」のイメージについて分析していく。小説,旅行記,新聞などのメディアに書き残さ
れた記述を読解しながら, 植民地での両者の遭遇が現代社会で起きている排他主義的な他者理解へと繋がっている
様子について学ぶことを目的とする。
授業内容・授業計画/Course description・plan
第1回 異文化接触に関する幾つかの事例
まず初回の授業では本授業のスケジュールなどを紹介していきます。評価の仕方などについても説明します。また
授業の後半では、簡単な事例を紹介しながら異文化接触とは何かについて考えていく予定です。尚、受講の際の注
意点として、本授業では状況にあわせて授業内容を変更する場合があることに留意しておいてください。また小説
,旅行記,新聞などのメディアに書き残された記述の分析をする以外にも、現代のテレビなど他の様々なメディア
における異文化の他者との接触についても学ぶ予定です。授業に適した映像資料を入手できた場合は、それらを使
いながら授業を進めていくこともあります。授業後半に10分ほどを使いコメントペーパーを書いて提出してもらう
ことがあります。
第2回〜第3回 日本のメディアにみる異文化表象
まず第2回目と第3回目の授業では私たちが普段みているテレビ、映画、写真にはどのような他者が映し出されてい
るのかを考察していきます。身近なメディアの中に映し出される異文化の他者像に、私たち自身の他者に対する誤
解や偏見が潜んでいる様子を学んでいきましょう。
第4回 コンラッドにみる異文化接触 その1
ジョセフ・コンラッドの小説『闇の奥』を取り上げる予定です。コンラッドの文章を実際に読みながら、植民地主
義下における西洋と非西洋の接触の問題点について学んでいきます。
第5回 コンラッドにみる異文化接触 その2
引き続きジョセフ・コンラッドの小説『闇の奥』を取り上げる予定です。コンラッドの文章を読解しながら、植民
地主義下における西洋と非西洋の接触の問題点について学んでいきます。この回ではコンラッドに対する批判をポ
ストコロニアル理論を紹介しながら説明していきます。
第6回 コンラッドにみる異文化接触 その3
前回の授業で習ったジョセフ・コンラッドの『闇の奥』を下敷きに制作されたコロンビア映画『彷徨える河』(201
5)を紹介しながら、コンラッドが提起した植民地下の異文化接触が現在もなお私たちに取り組むべき大きな課題を
突きつけている様子を学んでいきます。
第7回 これまでの振り返り
これまでの授業のおさらいをしていきます。また、中間テストのための復習の回としたいと思います。
第8回 中間テストとその解説とまとめ
中間テストをおこない、その解説をしていきます。
第9回〜第10回 他者を眼差すメデイアとしての美術館・博物館
西洋社会の美術館や博物館には非西洋社会から収集された様々なコレクションが展示されています。これは植民地
主義の拡大と無縁の問題ではありません。ここでは美術館や博物館を異文化の他者と出会う一種のメディアと捉え
ながら、そこで展示されているコレクションの扱いをめぐる問題を学んでいきます。
第11回〜第13回 オーストラリアの先住民と西洋の遭遇
1788年を皮切りにイギリスはオーストラリア大陸への本格的な入植を始めます。それ以来、オーストラリアではイ
ギリスからの入植者と先住民であるアボリジナルの人々の接触がさまざまな問題を引き起こしてきました。ここで
はヨーロッパからの入植者たちにアボリジナルの人々がどのように見られてきたのか当時のパンフレットなどを紹
2年次
26
介しながら学んでいきます。
第14回 これまでの総括と復習
これまでの授業を振り返りながら、授業の総括をしていきます。期末テストの復習にもなる回です。
第15回 期末テストとその解説とまとめ
期末テストをおこないます。また期末テストの解説をしながら、重要な部分のおさらいをします。
準備学習等(事前・事後学習)/Preparation and assignments
* 各授業を受ける前には事前の学習とし、各授業が終わった後も復習の時間として、次に示す事柄に取り組むこ
と。授業中に提示する参考文献以外の関連本を図書館等で読み学習することも含め、それぞれ2時間程度学習する
ように。
第1回 テーマ:異文化接触に関する幾つかの事例
[事前学習]図書館などで植民地主義や異文化理解に関する入門書に目を通しておくこと。
[事後学習]授業中に配布したレジュメを復習し、授業中に提示した今後の授業で使用する参考文献を読み更に理
解を深めておくこと。
第2回〜第3回目 テーマ:日本のメディアにみる異文化表象
[事前学習]初回の授業で紹介した参考文献を図書館等で借りて各自で理解を深めておくこと。場合によっては大
学HP Moodleに授業中に使用する配布プリントを事前にアップロードしておくこともあるので、各自で確認し目を
通しておくように。
[事後学習]授業中に配布したレジュメを復習し、授業中に提示した参考文献を読み更に理解を深めておくこと。
第4回 テーマ:コンラッドにみる異文化接触 その1
[事前学習]前回の授業で紹介した参考文献を図書館等で借りて各自で理解を深めておくこと。場合によっては大
学HP Moodleに授業中に使用する配布プリントを事前にアップロードしておくこともあるので、各自で確認し目を
通しておくように。図書館でジョセフ・コンラッドの小説『闇の奥』を借りて読んでおくとよいでしょう。
[事後学習]授業中に配布したレジュメを復習し、授業中に提示した参考文献を読み更に理解を深めておくこと。
第5回 テーマ:コンラッドにみる異文化接触 その2
[事前学習]前回の授業中に紹介した参考文献を図書館等で借りて各自で理解を深めておくこと。場合によっては
大学HP Moodleに授業中に使用する配布プリントを事前にアップロードしておくこともあるので、各自で確認し目
を通しておくように。
[事後学習]授業中に配布したレジュメを復習し、授業中に提示した参考文献を読み更に理解を深めておくこと。
第6回 テーマ:コンラッドにみる異文化接触 その3
[事前学習]前回の授業中に紹介した参考文献を図書館等で借りて各自で理解を深めておくこと。場合によっては
大学HP Moodleに授業中に使用する配布プリントを事前にアップロードしておくこともあるので、各自で確認し目
を通しておくように。
[事後学習]授業中に配布したレジュメを復習し、授業中に提示した参考文献を読み更に理解を深めておくこと。
第7回 テーマ:これまでの振り返り
[事前学習]前回の授業中に紹介した参考文献を図書館等で借りて各自で理解を深め、分からないところはあらか
じめ調べておくこと。これまでの総復習をしておくように。
[事後学習]授業中に配布したレジュメを復習し、授業中に提示した参考文献を読み更に理解を深めておくこと。
第8回 テーマ:中間テストとその解説
[事前学習]これまでの授業中に紹介した参考文献を図書館等で借りて各自で理解を深め、これまでの授業の復習
をしておくこと。
[事後学習]授業中に配布したレジュメを復習し、授業中に提示した参考文献を読み更に理解を深めておくこと。
第9回〜10回 テーマ:他者をまなざすメディアとしての美術館・博物館
[事前学習]前回の授業中に紹介した参考文献を図書館等で借りて各自で理解を深めておくこと。場合によっては
大学HP Moodleに授業中に使用する配布プリントを事前にアップロードしておくこともあるので、各自で確認し目
を通しておくように。
[事後学習]授業中に配布したレジュメを復習し、授業中に提示した参考文献を読み更に理解を深めておくこと。
第11回〜13回 テーマ:オーストラリアの先住民と西洋の遭遇
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[事前学習]前回の授業中に紹介した参考文献を図書館等で借りて各自で理解を深めておくこと。場合によっては
大学HP Moodleに授業中に使用する配布プリントを事前にアップロードしておくこともあるので、各自で確認し目
を通しておくように。
[事後学習]授業中に配布したレジュメを復習し、授業中に提示した参考文献を読み更に理解を深めておくこと。
第14回 テーマ:これまでの総括と復習
[事前学習]これまでの授業中に紹介した参考文献を図書館等で借りて各自で理解を深めておくこと。
[事後学習]これまでの授業中に配布したレジュメを総復習し、授業中に提示した参考文献を読み更に理解を深め
ておくこと。
第15回授業 テーマ:期末テストとその解説
[事前学習]これまでの全ての授業の復習を参考文献や配布したレジュメをみておこなっておくこと。
[事後学習]授業中にノートにとった解説を改めて確認し、最終的な理解を深めておくこと。
授業の到達目標/Expected outcome
多様な視点から物事を考察する批判力を養えるようになること。複雑な社会状況を良く理解し、自分の考えを理論
的に組み立てられるようになること。幅広い知識を身につけられるようになること。
身に付く力/Special abilities to be attained
・総合的批判力
・論理的分析力
・柔軟性
履修上の注意/Special notes, cautions
受講態度によっては厳しく対処します。特に他の学生の迷惑になるような授業中の私語等を厳しく禁じています。
また、中間テストや期末テストを休んだ場合の追試験や代替の課題は行いません。各授業は進捗具合によっては次
の回へとまたがる場合もあります。
評価方法/Evaluation
・ 期末テスト50%
・ 中間テスト50%
教 材/Text and materials
・教科書:なし
・参考書:ジョセフ・コンラッド『闇の奥』光文社古典新訳文庫 2009年、ジョルジュ・バランディエ『黒アフリ
カ社会の研究』文化人類学叢書 1983年
・毎回の授業中に参考文献を提示したり、必読すべき資料を配布しますので、その都度の指示に従ってください。
その他/Others
研究室 遠望館 1F
オフィスアワー:火曜日昼休み(12:15〜13:15)
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科目名 映像メディア論
英語科目 ナンバリング PPsom301j
開講期 春学期 開講学部等 現代社会学部 配当年次 単位数 2単位
教員名 菅原 祥
授業方法/Course type
講義
授業概要/Course outline
本授業は,「映像」と人間社会のかかわりを総体的に考えることを目標とした授業である。前半の授業では,近代
社会における視覚の変容の過程や,写真や映画といった映像メディアの誕生の歴史を辿りながら,近代において
「見る」ということが人間にとって持つようになった意味とはなんだったのかということについて理論的に考察す
る。後半では,ドキュメンタリー映画,映像とプロパガンダ,マンガとアニメなど,具体的なトピックを紹介しな
がら,身近なメディアを主体的に分析・批判する「眼」を養うことを目指す。
授業内容・授業計画/Course description・plan
第1回 テーマ イントロダクション:「見る」とはどういうことか?
この授業のスケジュール,履修上の注意,評価の方法などを解説した後,この授業で扱う主要なテーマを解説する。
第2回 テーマ 近代的視覚の誕生
「近代」という時代の到来に伴う近代的「視覚」の成立について論じる。
第3回 テーマ ベンヤミンと複製技術時代の芸術
ヴァルター・ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」を中心に,近代における映像メディアのインパクトについて
考える。
第4回 テーマ 写真の誕生
写真というメディアの誕生と,それがもたらしたインパクトについて,ベンヤミン,バルト,ソンタグらの著作を
踏まえて論じる。
第5回 テーマ ディスカッションその1:写真を撮る・写真を見る
受講生に街中で気になったもの,目についたものを写真に撮ってきてもらい,それを授業内で発表することで,身
近な対象をカメラを通して「見る」ということについて,これまでの授業の内容も踏まえてディスカッションを行
う。
第6回 テーマ 映画の誕生
映画というメディアの誕生を,その前史からひもといていくことで,映画に至るまでの人々の映像体験の変容を概
観する。
第7回 テーマ 初期映画
誕生したばかりの映画は現在の映画とどのように違っていたのか。エドウィン・ポーターの作品などを紹介しなが
ら検討する。
第8回 テーマ 「事実」を記録する:ドキュメンタリー映画の誕生
映画はその誕生の瞬間から,「事実」を記録するメディアとして利用されてきた。この回ではロバート・フラハティ
の映画など,初期のドキュメンタリー映画を紹介することで,ドキュメンタリー映画というジャンルの誕生につい
て考える。
第9回 テーマ ドキュメンタリーは「嘘」をつく?
前回に引き続き,ドキュメンタリー映画と「現実」の関係性について考える。森達也監督「A」などを鑑賞しなが
ら,ドキュメンタリー映画において描くべき「現実」とは何なのかについて考える。
第10回 テーマ ドキュメンタリー映画における主観と客観
前回に引き続き,ドキュメンタリー映画について考える。この回では原一男監督「ゆきゆきて,神軍」などを鑑賞
しながら,ドキュメンタリー映画の撮影現場における制作者と撮影対象者の関係について考察する。
第11回 テーマ 映画とプロパガンダ
ナチス・ドイツや帝国日本,ソ連・東欧の社会主義圏などのプロパガンダ映画を紹介しながら,国民を統制したい
3年次
29
という国家体制側の欲望と,それに対する大衆側の欲望との間の複雑な絡み合いについて考える。
第12回 テーマ 映像と記憶(映画はホロコーストをどのように描いたか)
クロード・ランズマン監督「ショア」など,ホロコーストを描いた映画を鑑賞しながら,「記憶」というものを映
像メディアの中でどのように描きうるのかについて探求する。
第13回 テーマ ディスカッションその2:映画を「撮る」という行為
映画における「事実」と「表象」の関係などについてこれまでの授業も踏まえてディスカッションを行う。
第14回 テーマ 漫画とアニメ
日本で独自の発達を遂げた漫画・アニメというメディアについて概観を行う。
第15回 テーマ 授業のまとめと振り返り・テスト
第1回〜14回までの内容を振り返り,要点の確認のためのテストを行うと共に,疑問点やさらなる発展的テーマに
ついてディスカッションを行う。
準備学習等(事前・事後学習)/Preparation and assignments
第1回 テーマ イントロダクション:「見る」とはどういうことか?
[事前学習]可能であれば参考文献『ヴィジュアル・カルチャー入門』第2章を読んでおくとよい。
[事後学習]配付したプリントの内容を復習し,まとめておくこと。
第2回 テーマ 近代的視覚の誕生
[事前学習]事前に配付する参考資料に目を通しておくこと。
[事後学習]配付したプリントの内容を復習し,まとめておくこと。
第3回 テーマ ベンヤミンと複製技術時代の芸術
[事前学習]事前に配付する参考資料に目を通しておくこと。(可能であればベンヤミン「複製技術時代の芸術作
品」も読んでくるとよい)
[事後学習]配付したプリントの内容を復習し,まとめておくこと。
第4回 テーマ 写真の誕生
[事前学習]事前に配付する参考資料に目を通しておくこと。(可能であればベンヤミン「写真小史」も読んでく
るとよい)
[事後学習]配付したプリントの内容を復習し,まとめておくこと。
第5回 テーマ ディスカッションその1:写真を撮る・写真を見る
[事前学習]街中で写真を撮影し,授業内で発表できるようにコメント等を準備しておくこと(詳細は授業内で指
示)。
[事後学習]配付したプリントや授業でのディスカッションの内容を復習し,まとめておくこと。
第6回 テーマ 映画の誕生
[事前学習]事前に配付する参考資料に目を通しておくこと。また,インターネット上でリュミエール兄弟の映画
作品を探していくつか鑑賞しておくとよい。
[事後学習]配付したプリントの内容を復習し,まとめておくこと。
第7回 テーマ 初期映画
[事前学習]事前に配付する参考資料に目を通しておくこと。また,エドウィン・ポーターの映画作品をインター
ネット上で探していくつか鑑賞しておくとよい。
[事後学習]配付したプリントの内容を復習し,まとめておくこと。
第8回 テーマ 「事実」を記録する:ドキュメンタリー映画の誕生
[事前学習]事前に配付する参考資料に目を通しておくこと。可能であれば,ロバート・フラハティの映画「極北
のナヌーク」に目を通しておくと良い。
[事後学習]配付したプリントの内容を復習し,まとめておくこと。
第9回 テーマ ドキュメンタリーは「嘘」をつく?
[事前学習]事前に配付する参考資料に目を通しておくこと。可能であれば森達也監督「A」を鑑賞しておくと良
い。
[事後学習]配付したプリントの内容を復習し,まとめておくこと。
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第10回 テーマ ドキュメンタリー映画における主観と客観
[事前学習]事前に配付する参考資料に目を通しておくこと。可能であれば原一男監督「ゆきゆきて,神軍」を鑑
賞しておくと良い。
[事後学習]配付したプリントの内容を復習し,まとめておくこと。
第11回 テーマ 映画とプロパガンダ
[事前学習]事前に配付する参考資料に目を通しておくこと。
[事後学習]配付したプリントの内容を復習し,まとめておくこと。
第12回 テーマ 映像と記憶(映画はホロコーストをどのように描いたか)
[事前学習]事前に配付する参考資料に目を通しておくこと。可能であれば,スティーブン・スピルバーグ監督
「シンドラーのリスト」を鑑賞しておくと良い。
[事後学習]配付したプリントの内容を復習し,まとめておくこと。
第13回 テーマ ディスカッションその2:映画を「撮る」という行為
[事前学習]事前に配付する参考資料に目を通しておくこと。
[事後学習]配付したプリントやディスカッションの内容を復習し,まとめておくこと。
第14回 テーマ 漫画とアニメ
[事前学習]事前に配付する参考資料に目を通しておくこと。
[事後学習]配付したプリントの内容を復習し,まとめておくこと。
第15回 テーマ 授業のまとめと振り返り
[事前学習]事前に配付する参考資料に目を通しておくこと。
[事後学習]配付したプリントの内容を復習し,まとめておくこと。
授業の到達目標/Expected outcome
映像メディアの歴史と成り立ちについて正しく理解できるようになること。
映像メディアを主体的・批判的に読み解く力を養うことで,映像メディアと人間生活との関わりについて深く認識
できるようになること。また,それに基いて自分の意見を適切に要約・発信する能力を身につけること。
身に付く力/Special abilities to be attained
論理的分析力
傾聴力
柔軟性
履修上の注意/Special notes, cautions
授業の内容に関するリアクション・ペーパー(コメント用紙)を提出してもらうことがある。
授業内でテストを行う場合がある。
受講態度が目に余ると教員が判断した場合には減点の対象とする。
授業の進め方,評価方法,および授業内容に関する疑問等については積極的に質問すること。
評価方法/Evaluation
学期末テスト 60%(授業内テストもしくは定期試験のいずれかとして実施)
平常点 40%(課題提出、授業参加、受講態度等)
教 材/Text and materials
教科書:なし。授業内でプリントを配付する。
参考書等:
ジョン・A・ウォーカー,サラ・チャップリン『ヴィジュアル・カルチャー入門:美術史を超えるための方法論』
晃洋書房
ヴァルター・ベンヤミン『ベンヤミン・コレクション1近代の意味』ちくま学芸文庫
ジョナサン・クレーリー『観察者の系譜:視覚空間の変容とモダニティ』以文社
森達也『ドキュメンタリーは嘘をつく』草思社
その他,授業内で適宜指示する。
その他/Others
・研究室:第6研究室棟6K224研究室
・春学期のオフィスアワー:金曜日11:00-12:00
・学生連絡用メールアドレス:pozegnaniejesieni(アットマーク)yahoo.co.jp
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科目名 広告メディア論
英語科目 ナンバリング PPsom203j
開講期 春学期 開講学部等 現代社会学部 配当年次 単位数 2単位
教員名 ポンサピタックサンティ ピヤ
授業方法/Course type
講義
授業概要/Course outline
本授業では,広告を取り巻く社会的背景として「文化」を位置づけるという比較文化論的・社会学的な観点から,さ
まざまな広告における国際比較を通じて,日本国内および海外の広告を検討する。また, 広告の国際比較の視点か
ら広告は文化・社会状況をそのまま反映するのか,それとも社会が将来進むべき理想像を先導する役割を果たして
いるのかという問いも検討する。さらに,授業時間内に日本国内および世界の広告の映像資料を,文化におけるコン
テクスト理論やグローバル化理論,ジェンダー論などの観点からも検討する。単に「商品の宣伝」としての広告だ
けでははく,「文化」としての広告という新たな見方ができることを本授業の目的とする。
授業内容・授業計画/Course description・plan
第1回 テーマ:スケジュールと授業のイントロダクション―「文化」としての広告
この授業のスケジュール,事前・事後学習の方法,教材,履修上の注意,評価の方法等を説明した後,具体的な事例を
見て「文化」としての広告を考え,その内容を議論する。海外の様々な国で事業を展開する日本企業の広告を事例
とし,文化的差異を考慮した場合,どう異なった広告表現になるのかを考察する。
第2回 テーマ:メディア,コミュニケーションのモデルと文化
基本的なメディアとコミュニケーションのモデル・理論を解説する。具体的には,「メディアとは何か」 ,「メディ
アの類型」,「コミュニケーションのモデル(①シャンノンとウィーバーの通信モデルとラスウェルの公式,②社
会的コミュニケーションのプロセス・モデル,③マス・コミュニケーションの効果モデル:コミュニケーションの
2段階の流れ,④メディアと文化:カルチュラル・スタディーズのアプローチ)」について触れる。
第3回 テーマ:日本CMにおける広告主と広告の長さ
第3回から第4回にかけては,日本の広告の特徴を解説する。第3回は「CMを放送している広告主の多い季節」
,「過去20年のCMを放送している広告主の減少」,「過去20年の保険会社のCM増加」,「数多くの広告主がCM
を放送している商品分野」,「15秒CMと30秒日本CMの放送の割合とその背景・要因」を検討する。
第4回 テーマ:広告国際比較からみる日本の広告の特性
国際比較の観点から,日本の広告における客観的形式の特性を解説する。具体的に,「時間量の指標」,「広告の情
報量」,「広告のアピール方式」などに触れる。特に,時間が短く,情報量が少なく,ソフトセルのアピールが多
いなどの日本の特性を浮き彫りにする。
第5回 テーマ:コンテクストと広告(1)
第5回から第6回にかけては,コンテクスト理論による広告の違いを考察する。第5回は Hofstede氏の「異文化
コミュニケーションにおける文化を超えた非言語的コミュニケーション(即時性,個人主義-集団主義,ジェンダー,
権力間の距離,不明瞭回避,コンテクスト)」,そして,「コンテクスト(Context,文脈)における高・低コンテクス
ト(high and low context)文化」を解説する。
第6回 テーマ:コンテクストと広告(2)
コンテクスト概念に基づき,それぞれのコンテクスト文化における「コマーシャルの長さ」や「コミュニケーショ
ン戦略の違い」を考察するとともに,テーマについてディスカッションする。
第7回 テーマ:グローバル化と広告(1)
第7回から第8回にかけては,グローバル化の理論と広告を解説する。第7回は「グローバル化の定義と背景」,
「グローバル化による文化の影響(同質化,差異化,結合化)」,そして,「メディアにおけるグローバル化とローカ
ル化の文化,視聴者,広告に与える影響」などに触れる。
第8回 テーマ:グローバル化と広告(2)
「グローバル化における広告の標準化とローカル化の議論」,「国際的広告活動の3つのモデル(国際広告モデ
ル,グローバル化広告モデル,メタナショナル広告モデル)」,「製品とコミュニケーションの標準化とローカル化,
日本的コミュニケーション」などに触れる。広告分野における標準化とローカル化についてディスカッションする。
2年次
32
第9回 テーマ:広告における外国イメージ(1)
テレビ広告に現れる外国イメージについて解説する。「グローバル化・標準化の影響による広告における外国イメー
ジ」,「日本の広告に現れる外国イメージ登場頻度の減少」を解説する。また,日本とタイの広告の歴史・広告産業
を比較し,日本広告におけるドメスティック市場志向及びタイの広告における文化の多様性を考察する。
第10回 テーマ:広告における外国イメージ(2)&海外の広告における日本イメージ
経済・政治の視点から日本広告に現れる外国イメージの変化の背景を解説し,その変化についてディスカッション
する。また,海外のテレビ広告における日本イメージに関して,西洋諸国とアジア諸国を取り上げ,それらの国にお
ける日本イメージに対する好感度の違いにも触れる。
第11回 テーマ:広告におけるジェンダー役割(1)
第11回から第12回にかけては,広告におけるジェンダー役割を解説する。世界各国のテレビ広告における「ジェン
ダー役割の差異(男性は仕事,女性は家事など)」と「その社会的・文化的背景」を考察する。また,世界の広告
におけるジェンダー役割の変容とステレオタイプな女性像の描写状況を考察する。
さらに,第14回に実施される発表会におけるグループの発表テーマを提出する。
第12回 テーマ:広告におけるジェンダー役割(2)
日本とタイの広告におけるジェンダー役割を比較し,両国のテレビ広告のなかの女性のジェンダー像の共通点・
差異などを考察する。また,両国の専業主婦に対する志向性の状況なども検討する。
第13回 テーマ:広告における家族像と登場人物の年齢層
日本のテレビ広告に出現する家族像,登場人物の年齢層について解説する。これらと人々の理想の家族イメージ
の生成,少子高齢化などの社会状況との関係性について考察する。
第14回 テーマ:文化としての広告の発表会
これまで学んできた文化と広告に関するテーマとして取りあげ,8~10人のグループに分かれて発表会を行い,発
表後にディスカッションを行う。本授業では,具体的な事例の検討やこれまでの授業の振り返りを行うため,指示
された事前学習で準備しておくことが求められる。
第15回 テーマ:まとめ:広告は社会を映す鏡?
第1回から第15回までの内容を振り返り,再度要点の確認と今までの授業のまとめを行うとともに,文化としての
広告に関するディスカッションを行う。
準備学習等(事前・事後学習)/Preparation and assignments
第1回 テーマ:スケジュールと授業概要とイントロダクション―「文化」としての広告
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第1回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第1回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第2回 テーマ:メディア,コミュニケーションのモデルと文化
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第2回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第2回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第3回 テーマ:日本CMにおける広告主と広告の長さ
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第3回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第3回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第4回 テーマ:広告国際比較からみる日本の広告の特性
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第4回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第4回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第5回 テーマ:コンテクストと広告(1)
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第5回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
(資料だけではわかりにくい場合には,HofstedeのCulture’s consequenceも参照)。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第5回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
33
第6回 テーマ:コンテクストと広告(2)
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第6回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第6回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第7回 テーマ:グローバル化と広告(1)
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第7回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第7回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第8回 テーマ:グローバル化と広告(2)
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第8回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第8回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第9回 テーマ:広告における外国イメージ(1)
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第9回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
(資料だけではわかりにくい場合には,ポンサピタックサンティ,ピヤ(2008a)も参照)。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第9回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第10回 テーマ:広告における外国イメージ(2)&海外の広告における日本イメージ
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第10回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第10回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第11回 テーマ:広告におけるジェンダー役割(1)
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第11回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
(資料だけではわかりにくい場合には,ポンサピタックサンティ,ピヤ(2008b)も参照)。
そして,第14回の発表会にグループで発表テーマを事前に検討しておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第11回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第12回 テーマ:広告におけるジェンダー役割(2)
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第12回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第12回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第13回 テーマ:広告における家族像と主人公の年齢層
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第13回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第13回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第14回 テーマ:文化として広告の発表会
[事前学習]これまでの資料や自分でまとめたノートを事前学習として行い,グループで具体的な事例を検討しな
がら,文化と広告に関する選択したテーマ発表を準備する。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第14回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第15回 テーマ:まとめ:広告は社会を映す鏡?
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第15回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第15回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
授業の到達目標/Expected outcome
広告と文化を専門知識として修得し,単に「商品の宣伝」としての広告だけではなく,「文化」としての広告とい
う新たな見方ができるようになること。その上で解決すべき課題を発見するとともに,教員や他の学生とのディス
カッションを通じて広告やメディアと社会・文化との関連を検討できるようになること。
身に付く力/Special abilities to be attained
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・課題発見力
・論理的分析力
・状況把握力
・市民としての社会的責任
履修上の注意/Special notes, cautions
・授業では,リアクションペーパーを配付し,授業の質問やコメント等を記入してもらうことがある。
・大学HPのMoodle上に資料や演習問題を提示するので授業前後に必ずアクセスすること。演習問題の送信期限はMo
odle上に記載されるが,期限を過ぎると送信不可となるので留意すること。演習問題の正答やコメント,点数も授業
やMoodleを通じて返信される。
・広告と文化に関する関心のあるテーマは授業中に発表される。(例:日本の広告の特性, コンテクストと広告,
広告における標準化とローカル化,広告における外国イメージ,広告に現れるジェンダー役割・家族像など)
・毎回理解度の確認のために小テストを行う。これによって出席確認を行う。
・出席回数が全講義の3分の2以上ない場合,評価は「/(出席日数不足)」とする。
評価方法/Evaluation
・定期試験(筆記試験) 50 %
・復習のため演問題 20 %
・毎回小テスト 20 %
・授業時の発表 10 %
教 材/Text and materials
1)教材(配付レジメ ,資料等 ):大学HP学習支援システムMoodle
2)参考図書等
・難波功士『「広告」への社会学』(世界思想社,2000)
・岸志津江, 田中洋, 嶋村和恵著『現代広告論』(有斐閣,2004)
・真鍋一史編『広告の文化論』(日経広告研究所,2006)
・山田奨治編『文化としてのテレビ・コマーシャル』(世界思想社,2007)
・Hofstede, G., Culture’s consequence, Beverly Hills, CA: Sage(1984)
・ポンサピタックサンティ,ピヤ,「テレビ広告におけるジェンダーと労働役割―日本とタイの比較から―」『ソシ
オロジ』第52巻3号,71~86頁(2008a)
・ポンサピタックサンティ,ピヤ,「テレビ広告に現れる外国イメージ―日本とタイの比較から―」『マス・コミュ
ニケーション研究』第73号,96~112頁(2008b)
・ポンサピタックサンティ,ピヤ,「テレビ広告における社会・文化的差異―日本とタイの比較から―」『広告科学』
第49集,82~93頁(2008c)
その他/Others
・授業に関する質問,相談は次のいずれの方法でも対応する。・授業の前後・Moodleに記載するメールアドレスへ
の連絡・オフィスアワー時の研究室訪問
35
科目名 広告実践演習
英語科目 ナンバリング PPsom401j
開講期 秋学期 開講学部等 現代社会学部 配当年次 単位数 2単位
教員名 ポンサピタックサンティ ピヤ
授業方法/Course type
演習
授業概要/Course outline
本授業の目的は,広告やマーケティング分野における基本的な理論や概念に基づいて,広告キャンペーン企画制作
のプロセスを理解し,広告キャンペーンの企画を各自が実践することにある。具体的には,状況分析(市場,消費
者,商品,競争相手の活動),広告目標の設定,表現計画,媒体計画などを行う。また,授業時間内に実際の日本
国内および海外の広告の映像資料を見て,広告論やマーケティング論の観点からそれらを考察,検討する。
授業内容・授業計画/Course description・plan
受講者は,演習のため,広告やマーケティングに関する科目を受けたことが望ましい。
第1回 テーマ:広告キャンペーン企画の課題
この演習のスケジュール,事前・事後学習の方法,教材,履修上の注意,評価の方法等を説明した後,具体的な広告キャ
ンペーン企画の課題について説明する。
第2回 テーマ:マーケティング計画と広告&マーケティング・コミュニケーション組織
第2回から第3回にかけては,基本的なマーケティング,そして,その関連の概念を解説する。第2回はマーケティ
ング計画と広告の関係,マーケティング・コミュニケーション組織とその流れについて検討する。そして,発表の準
備と相談時間を設け,実施される発表会におけるグループの課題名を提出する。
第3回 テーマ:広告計画の構造と調査&広告キャンペーン企画の中間発表の準備と相談(1)
広告計画の流れの6段階とその調査について解説する。そして,第3回から第5回にかけては,広告キャンペーン企
画の中間発表のため,各グループでディスカッションと発表準備する。
第4回 テーマ:広告キャンペーン企画の中間発表の準備と相談(2)
広告キャンペーン企画の中間発表のため、各グループでディスカッションと発表準備する。第4回からは,これまで
学んできたマーケティング・コミュニケーションや広告の理論から広告キャンペーンを企画し,5~7人のグルー
プに分かれて発表を準備する。本演習では,具体的な事例の検討やこれまでの授業の振り返りを行うため,指示さ
れた事前学習で準備しておくことが求められる。
第5回 テーマ: 広告キャンペーン企画の中間発表の準備と相談(3)
続いて,広告キャンペーン企画の中間発表のため,各グループでディスカッションと発表準備する。
第6回 テーマ:広告キャンペーン企画の中間発表(1)
第6回から第7回にかけては,各グループの広告キャンペーン企画の中間発表を行い,コメントする。
第7回 テーマ:広告キャンペーン企画の中間発表(2)
続いて,各グループの広告キャンペーン企画の中間発表を行い,コメントする。
第8回 テーマ:中間発表のコメント&統合マーケティング・コミュニケーション戦略(IMC)
中間発表について,全体的にコメントし,最終発表について説明する。そして,統合マーケティング・コミュニケー
ション戦略(IMC)とブランドとの関係を触れる。
第9回 テーマ:クリエーティブ・ブリーフの意味と可能性,メディア別制作物価格基準
キャンペーンを実施するため,クリエーティブ・ブリーフの意味と可能性,そして,メディア別制作物価格基準に
ついて解説する。
第10回 テーマ:広告キャンペーン企画の最終発表準備と相談(1)
第10回から第11回にかけては,広告キャンペーン企画の最終発表のため,各グループでディスカッションと発表準
備する。
第11回 テーマ:広告キャンペーン企画の最終発表準備と相談(2)
続いて,広告キャンペーン企画の最終発表のため,各グループでディスカッションと発表準備する。
3年次
36
第12回 テーマ:広告キャンペーン企画の最終発表(1)
第12回から第14回にかけては,各グループの広告キャンペーン企画の最終発表を行い,ディスカッションする。
第13回 テーマ:広告キャンペーン企画の最終発表(2)
続いて,各グループの広告キャンペーン企画の最終発表を行い,ディスカッションする。
第14回 テーマ:広告キャンペーン企画の最終発表(3)
続いて,各グループの広告キャンペーン企画の最終発表を行い,ディスカッションする。
第15回 テーマ:広告キャンペーン企画の最終発表(4)とまとめ
続いて,各グループの広告キャンペーン企画の最終発表を行い,ディスカッションする。第1回から第14回までの
内容を振り返り,再度要点の確認と今までの授業のまとめを行うとともに,広告キャンペーン企画に関するディス
カッションを行う。
準備学習等(事前・事後学習)/Preparation and assignments
第1回 テーマ:スケジュールと演習概要とイントロダクション―広告キャンペーン企画の課題
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第1回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第1回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第2回 テーマ:マーケティング計画と広告&マーケティング・コミュニケーション組織
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第2回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第2回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第3回 テーマ:広告計画の構造と調査&広告キャンペーン企画の中間発表の準備と相談(1)
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第3回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
そして,中間発表会にグループで発表テーマと準備を事前に検討しておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第3回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第4回 テーマ:広告キャンペーン企画の中間発表の準備と相談(2)
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第4回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
そして,中間発表会にグループで毎回に発表準備を事前に検討しておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第4回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第5回 テーマ:広告キャンペーン企画の中間発表の準備と相談(3)
[事前学習]これまでの資料や自分でまとめたノートを事前学習として行い,グループで具体的な課題準備を検討
しながら,広告キャンペーン企画の中間発表を準備する。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第5回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第6回 テーマ:広告キャンペーン企画の中間発表(1)
[事前学習]これまでの資料や自分でまとめたノートを事前学習として行い,グループで具体的な課題準備を検討
しながら,広告キャンペーン企画の中間発表を準備する。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第6回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第7回 テーマ:広告キャンペーン企画の中間発表(2)
[事前学習]これまでの資料や自分でまとめたノートを事前学習として行い,グループで具体的な課題準備を検討
しながら,広告キャンペーン企画の中間発表を準備する。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第7回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第8回 テーマ:中間発表のコメント&統合マーケティング・コミュニケーション戦略(IMC)
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第8回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第8回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
37
第9回 テーマ:クリエーティブ・ブリーフの意味と可能性、メディア別制作物価格基準
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第9回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第9回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第10回 テーマ:広告キャンペーン企画の最終発表準備と相談(1)
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第10回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。
そして,最終発表会にグループで発表テーマを事前に検討しておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第10回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第11回 テーマ:広告キャンペーン企画の最終発表準備と相談(2)
[事前学習]これまでの資料や自分でまとめたノートを事前学習として行い,グループで具体的な課題準備を検討
しながら,広告キャンペーン企画の最終発表を準備する。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第11回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第12回 テーマ:広告キャンペーン企画の最終発表(1)
[事前学習]これまでの資料や自分でまとめたノートを事前学習として行い,グループで具体的な課題準備を検討
しながら,広告キャンペーン企画の最終発表を準備する。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第12回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第13回 テーマ:広告キャンペーン企画の最終発表(2)
[事前学習]これまでの資料や自分でまとめたノートを事前学習として行い,グループで具体的な課題準備を検討
しながら,広告キャンペーン企画の最終発表を準備する。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第13回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第14回 テーマ:広告キャンペーン企画の最終発表(3)
[事前学習]これまでの資料や自分でまとめたノートを事前学習として行い,グループで具体的な課題準備を検討
しながら,広告キャンペーン企画の最終発表を準備する。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第14回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,Moodle上
にある演習問題を解き,解答を送信すること。
第15回 テーマ:広告キャンペーン企画の最終発表(4)とまとめ
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第1回から第14回まで配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておく
こと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第1回から第14回までレジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。そ
の後,Moodle上にある演習問題を解き,解答を送信すること。
授業の到達目標/Expected outcome
広告やマーケティング分野における基本的な理論や概念を専門知識として修得し,広告キャンペーン企画を実践す
ることである。具体的には,広告キャンペーン企画制作のプロセスを理解し,将来的に広告やマーケティング業界
への就職を希望する人にも必要な理論や概念を検討し,広告会社として各グループで実際の広告キャンペーン企画
実践を行うできるようになること。
身に付く力/Special abilities to be attained
・課題発見力
・論理的分析力
・状況把握力
・市民としての社会的責任
履修上の注意/Special notes, cautions
・演習のため,受講者は,広告やマーケティングに関する科目を受けたことが望ましい。
・授業では,リアクションペーパーを配付し,授業の質問やコメント等を記入してもらうことがある。
・大学HPのMoodle上に資料や演習問題を提示するので授業前後に必ずアクセスすること。演習問題の送信期限はMo
odle上に記載されるが,期限を過ぎると送信不可となるので留意すること。演習問題の正答やコメント,点数も授業
やMoodleを通じて返信される。
38
・グループで広告キャンペーン企画の発表を行う。
・毎回理解度の確認のために小テストを行う。これによって出席確認を行う。
・出席回数が全講義の3分の2以上ない場合,評価は「/(出席日数不足)」とする。
評価方法/Evaluation
・毎回小テスト 30 %
・中間発表 10 %
・最終発表 30 %
・発表のレポート 30 %
教 材/Text and materials
1)教材(配付レジメ ,資料等 ):大学HP学習支援システムMoodle
2)参考図書等
・岸志津江, 田中洋, 嶋村和恵著『現代広告論』(有斐閣,2004)。
・田中, 清水編『消費者・コミュニケーション戦略』(有斐閣、2008)。
・山見 博康『広報・PRの基本』(日本実業出版社、2009)。
・安原智樹 『マーケティングの基本』(日本実業出版社、2009)。
・難波功士『「広告」への社会学』(世界思想社,2000)。
・Philip Kotler "Marketing Management"(Prentice Hall College Div; 12th edition (2005).
その他/Others
・授業に関する質問,相談は次のいずれの方法でも対応する。・授業の前後,授業時間内・Moodleに記載するメー
ルアドレスへの連絡・オフィスアワー時の研究室訪問
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科目名 社会言語学
英語科目 ナンバリング PPsom207j
開講期 秋学期 開講学部等 現代社会学部 配当年次 単位数 2単位
教員名 梶 茂樹
授業方法/Course type
講義
授業概要/Course outline
社会言語学は言語を通して,また言語との係りの中で社会を考える学問である。本授業では,まず社会言語学の基
本的概念・分析法を解説したあと,地域の具体的事例に即して研究を進める。具体的には、言語と民族、社会階級、
ジェンダーなととの関係を詳しく考察する。また国内外の農漁村を対象に,生業に係る語彙に注目し,その分析を
通じて農業・漁業を営む人たちがどのような認識論的知識を有し生活し,また生業を行っているかを明らかにする。
そして,これからの地域社会の在り方を考える。
授業内容・授業計画/Course description・plan
第1回 テーマ:社会言語学とは何か
この授業のスケジュール,事前・事後学習の方法,教材,履修上の注意,評価の方法等を説明した後,社会言語
学の基礎的概念を解説する。言語と社会および個人との関係,多言語使用とリングア・フランカなどの問題に触れ
る。
第2回 テーマ:世界の言語状況
ヨーロッパ,アジア,アフリカ諸国を例に,日本のような単一言語使用の国は珍しいことを理解する。とりわけ
パプアニューギニアやナイジェリアにように国内に数百の言語が話されている国があることを理解する。また世界
的に見て言語のサイズは小さく,世界の言語の約95%は話者数が100万人以下であることも注目点である。
第3回 テーマ:多言語使用
スイス,ベルギー,フランス,スペインなどヨーロッパの国を例にとり、ヨーロッパの多言語使用の実態を明ら
かにする。またコード・スイッチングについても解説する。「教員-学生間の対話」アンケートを実施する。
第4回 テーマ:リングア・フランカ
インドネシア,インド,タンザニア,コンゴなど主としてアジア・アフリカ諸国を例にとり,それぞれの国が多
言語状況にどのように対処しているかを考察する。またその解決策の1つとしてのリングア・フランカ(地域共通
語)の役割について解説する。また国語の問題も取り上げる。
第5回 テーマ:ピジンとクレオール
言語接触によってピジン語が生まれる。東アフリカ一帯で話されているスワヒリ語も元を正せば,アフリカ諸語
(とくにバンツー系の言語)とアラビア語との接触によって生じた言語である。そのピジンが母語化するとクレオー
ルと呼ばれる言語が生じる。授業では,その生成のプロセスと現状について述べる。
第6回 テーマ:世界の多言語使用状況についてのまとめ
ここまで習ってきた世界の多言語使用の状況を踏まえ,各自世界の1カ国を取り上げ、より詳細な議論をし,国
語化問題などの問題点を検討する。
第7回 テーマ:成分分析
語彙の意味分析法の1つである成分分析の方法を学ぶ。具体的には人称代名詞や親族名称を題材にする。
第8回 テーマ:語彙の構造
言語は共通する部分も多いが異なることも多い。一見客観的に見えるものでも言語によって大きく異なることが
ある。授業では、英語や日本語またアフリカ諸語における虹の色の表現や色そのもの表現法について学ぶ。バーリ
ング&ケイが提唱した色表現の進化形式についても触れる。
第9回 テーマ:言語接触と語彙
言語は孤立して存在することはなく,常に他の言語と接触している。その例として1066年のノルマン・コンクエ
ストを事例に取り,英語とフランス語の接触について解説する。そしてこの接触の結果生じた英語の変化,とりわ
け英語はゲルマン系の言語であるにも係らず,フランス語と多くの語彙を共有するに至ったことを理解する。
第10回 テーマ:サピア・ウォーフの仮説
2年次
40
言語と思考の関係の考え方としてサピア・ウォーフの仮説を学ぶ。思考が如何に言語に影響されるか、あるいは
されないかを具体例に即して考える。
第11回 テーマ:階級と言語
イギリスの社会学者バーンスタインとアメリカの社会言語学者ラボフの研究による社会階級と言語使用の関係に
ついて考察する。
第12回 テーマ:方言と社会
日本国内外の農漁村における農業や漁業に関する語彙を取り上げ、社会,生業,環境と言語との関係を考察する。
第13回 テーマ:比喩・間接表現
体の性的な部分など直接的には表現しにくいものについては間接・婉曲表現が存在する。また効果的表現のため
にも比喩表現が使われる。日本語やアフリカ諸語における比喩・間接表現を解説し,社会の中で如何に言語生活を
豊かにしていくかを考える。
第14回 テーマ:諺と社会
日本では日常生活で諺が多用されることはないが,アフリカ諸語などでは挨拶,命名,歌謡曲など,日常の様々
な場面で諺が出てくる。その実例を紹介し,自らも日本語での創作諺を通じて社会と言語の係りについて理解を深
める。
第15回 テーマ:語彙と社会のまとめ
ここまで習ってきた社会と語彙の関係について総括し,各自日本語その他の身近な語彙の問題について分析する。
「学習成果実施調査」アンケートを実施する。
準備学習等(事前・事後学習)/Preparation and assignments
第1回 テーマ:社会言語学とは何か
[事前学習]シラバスをよく読み,この授業の概略を理解しておくこと。
[事後学習]授業中に指示した課題を考えておくこと。
第2回 テーマ:世界の言語状況
[事前学習]インターネットでデータベースEthnologueにアクセスし,世界の言語状況の全体像を理解しておくこと。
[事後学習]授業中に指示した課題を考えておくこと。
第3回 テーマ:多言語使用
[事前学習]インターネットでデータベースEthnologueにアクセスし,各国の多言語使用状況を理解しておくこと。
[事後学習]授業中に指示した課題を考えておくこと。
第4回 テーマ:リングア・フランカ
[事前学習]シラバスをよく読み,授業内容を理解しておくこと。
[事後学習]授業中に指示した課題を考えておくこと。
第5回 テーマ:ピジンとクレオール
[事前学習]シラバスをよく読み,授業内容を理解しておくこと。
[事後学習]授業中に指示した課題を考えておくこと。
第6回 テーマ:世界の多言語使用状況についてのまとめ
[事前学習]世界の国から各自1カ国を選び,その国の多言語状況を理解し国語化問題の問題点を考え発表するため
の準備をしておくこと。
[事後学習]授業中に指示した課題を考えておくこと。
第7回 テーマ:成分分析
[事前学習]シラバスをよく読み,授業内容を理解しておくこと。ロビンズ・バーリング著『言語と文化 : 言語人
類学の視点から』pp.123-145などを参照。
[事後学習]授業中に指示した課題を考えておくこと。
第8回 テーマ:語彙の構造
[事前学習]シラバスをよく読み,授業内容を理解しておくこと。B.バーリン& P.ケイ著『基本の色彩語-普遍性と
進化について-』 (法政大学出版局, 2016年を参照。
41
[事後学習]授業中に指示した課題を考えておくこと。
第9回 テーマ:言語接触と語彙
[事前学習]シラバスをよく読み,授業内容を理解しておくこと。
[事後学習]授業中に指示した課題を考えておくこと。
第10回 テーマ:サピア・ウォーフの仮設
[事前学習]シラバスをよく読み,授業内容を理解しておくこと。
[事後学習]授業中に指示した課題を考えておくこと。
第11回 テーマ:階級と言語
[事前学習]シラバスをよく読み,授業内容を理解しておくこと。田中等編著『社会言語学への招待』第2章,トラッ
ドギル著『言語と社会』第2章などを参照。
[事後学習]授業中に指示した課題を考えておくこと。
第12回 テーマ:方言と社会
[事前学習]シラバスをよく読み,授業内容を理解しておくこと。
[事後学習]授業中に指示した課題を考えておくこと。
第13回 テーマ:比喩・間接表現
[事前学習]シラバスをよく読み,授業内容を理解しておくこと。
[事後学習]授業中に指示した課題を考えておくこと。
第14回 テーマ:諺と社会
[事前学習]シラバスをよく読み,授業内容を理解しておくこと。
[事後学習]授業中に指示した課題を考えておくこと。
第15回 テーマ:語彙と社会のまとめ
[事前学習]授業中全体のまとめを行っておくこと。
[事後学習]授業中全体のまとめを行い,振り返りを行うこと。
授業の到達目標/Expected outcome
社会言語学を専門的学問分野として習得し,世界及び日本における社会と言語の係りについて理解すること。その
上で真に解決すべき課題を発見するとともに,教員や他の学生とのディスカッションを通じて効果的な解決策を検
討できるようになること。また現在の政策に対する評価ができるようになること。
身に付く力/Special abilities to be attained
・論理的分析力
・課題発見力
・傾聴力
・発信力
履修上の注意/Special notes, cautions
・日本だけのことに目を向けずに世界の様々な地域のことを取り上げるので他国への関心を養っておくこと。
・質問は積極的にすること。オフィスアワーを週1回設定するので,オフィスアワーを十分活用すること。
・出席回数が全講義の3分の2以上ない場合は成績評価をしない。
評価方法/Evaluation
・定期試験(筆記試験)70%
・平常点 30%
教 材/Text and materials
1)教材(配付レジメ,資料等):大学HP 学習支援システムMoodle(URL: https://cclms.kyoto-su.ac.jp/)
2)参考図書等
・データベースEthnologue: https://www.ethnologue.com/
・スーザン・ロメイン著『社会のなかの言語』(三省堂,1997年)
・田中春美・田中幸子編著『社会言語学への招待』(ミネルヴァ書房,1996年)
・ロビンズ・バーリング著『言語と文化 : 言語人類学の視点から』(ミネルヴァ書房,1974年)
・ピーター・トラッドギル著『言語と社会』(岩波新書,1974年)
・B.バーリン& P.ケイ著『基本の色彩語-普遍性と進化について-』 (法政大学出版局, 2016年)
42
・鈴木孝夫著『ことばと文化』(岩波新書, 1973年)
その他/Others
授業に関する質問,相談は以下のいずれかの方法で対応する。
・授業の前後
・オフィスアワー。
メールアドレスは、[email protected],ac.jp
43
44
科目名 地域社会とメディア
英語科目 ナンバリング PPsom204j
開講期 秋学期 開講学部等 現代社会学部 配当年次 単位数 2単位
教員名 脇浜 紀子
授業方法/Course type
講義
授業概要/Course outline
本授業は,地域社会の中で,メディアがどのような役割を担っているのか,あるいは今後どのような役割を担っ
ていくのかに焦点を当て,メディアが地域社会の活性化や地方自治の形成に果たす役割を論じることを目的とする。
授業では地域とメディアの関係性について論じながら,地域情報の収集,精査,拡散等に有効なメディア・デザイ
ンの手法に触れる。また地域での災害時や復興時におけるメディアのあり方や役割についても言及する。なお授業
は講義形式で実施されるが、随時、グループディスカッションも行う。
授業内容・授業計画/Course description・plan
第1回 テーマ:イントロダクション, メディアとは何か
この授業のスケジュール, 事前・事後の学習方法, 教材, 履修上の注意, 評価の方法等を説明した後, 現代社会
においてどのようなメディアがあるのかを概観する。そして自らの生活でどのメディアからどのような情報を得て
いるのかをディスカッションを通して意識化する。
第2回 テーマ:地域情報とその情報源
地域情報にはどのようなものがあるかその分類を紹介し, それらの情報源としてどのメディアが利用されている
かのデータを提示しながら地域メディアの現状を解説する。
第3回 テーマ:日本の地域メディア・地上波放送(1)
「地域性」要件を含む放送政策と法制度, NHKと民放の二元体制について解説する。マスメディア集中排除原則
とその緩和政策の経緯をたどりながら地方局の現状に触れる。
第4回 テーマ:日本の地域メディア・地上波放送(2)
地上波民放のネットワーク形成について解説する。東京キー局と地方局の関係性について触れながら地域コンテ
ンツの制作, 流通がどのように行われているのかを検討する。
第5回 テーマ:日本の地域メディア・ケーブルテレビ(1)
日本のケーブルテレビの成り立ちについて概観し, 地域インフラとしての観点からケーブルテレビの役割を検討
する。MSO(複数のケーブルテレビを運営する事業者)の台頭についても触れる。
第6回 テーマ:日本の地域メディア・ケーブルテレビ(2)
ケーブルテレビのコミュニティ・チャンネルに着目し, 先進事例を引きながら「地域メディア」としての可能性
と課題について考察する。
第7回 テーマ:ローカルコンテンツの可能性
地域情報発信に特化したローカルコンテンツの事例を紹介する。地域社会においてどのようなローカルコンテン
ツが求められているかをディスカッションする。
第8回 テーマ: 放送のローカリズム(地域報道の現場から)
テレビ局の支局組織や記者クラブ, 取材体制など, 地域の報道がどのように行われているか, どのような課題が
あるかを学ぶ。
第9回 テーマ:身近な地域情報メディア/地域メディア論を学ぶ
準備学習等に記載している要領でリサーチした身近な地域情報メディアの事例をグループで共有し、ディスカッ
ションする。また、地域メディア論の視点から地域メディア産業の発展と社会的機能を整理する。
第10回 テーマ:情報発信テクノロジーと市民参加
情報発信テクノロジーの発展を背景に可能となった地域メディアへの市民参加の先進事例を学ぶ。
第11回 テーマ:災害とメディア(1)オールドメディア
最近の災害報道でオールドメディア(新聞・テレビ・ラジオ)などが果たした役割と問題点を検証する。特に,
地上波テレビのネットワーク構造が災害時の地域情報発信に最適化されていないことを解説する。
2年次
45
第12回 テーマ:災害とメディア(2)ソーシャルメディア
最近の災害, 特に, 東日本大震災でソーシャルメディアがどのように活用されたかを検証する。発生時,避難生
活時,復興時,心のケアなどのフェーズに分けて,その強みと弱みをディスカッションする。
第13回 テーマ:地方自治体のメディア活用
地方自治体のメディア活用の事例を学ぶ。シティプロモーションにおけるオンラインメディアとオフラインメディ
アの使い分けや、ネット動画番組の取り組みを紹介する。
第14回 テーマ:メディア連携(メディア・デザイン)
これまでの講義を踏まえ, 地域社会において有効なメディア連携の在り方を提示する。米国で台頭する非営利型
デジタルニュースメディアについても触れる。
第15回 テーマ:地域社会とメディアとの関わり~全体のまとめ~
授業のまとめを行うとともに, 地域社会のメディアを担う当事者として今後できることをディスカッションする。
準備学習等(事前・事後学習)/Preparation and assignments
第1回 テーマ:イントロダクション,メディアとは何か
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第1回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。発表さ
れたディスカッションのテーマについて準備しておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第1回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,第1回
テーマと関連するウェブ上の記事を一つ選び,その要約見出し(30字程度の短文)とともにリンクをMoodle上の掲
示板(フォーラム)にアップすること。
第2回 テーマ:地域情報とその情報源
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第2回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。(資
料だけでわかりにくい場合には,菅谷実編著『地域メディア力』pp.73-93を参照)。Moodle上の掲示板(フォーラ
ム)にアップした記事は, 指名されれば要点を発表できるようにしておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第2回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,第2
回テーマと関連するウェブ上の記事を一つ選び,その要約見出し(30字程度の短文)とともにリンクをMoodle上の
掲示板(フォーラム)にアップすること。
第3回 テーマ:日本の地域メディア・地上波放送(1)
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第3回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。(資
料だけでわかりにくい場合には,脇浜紀子『「ローカルテレビ」の再構築』pp.3-12を参照)。Moodle上の掲示板
(フォーラム)にアップした記事は, 指名されれば要点を発表できるようにしておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第3回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,第3
回テーマと関連するウェブ上の記事を一つ選び,その要約見出し(30字程度の短文)とともにリンクをMoodle上の
掲示板(フォーラム)にアップすること。
第4回 テーマ:日本の地域メディア・地上波放送(2)
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第4回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。(資
料だけでわかりにくい場合には,脇浜紀子『「ローカルテレビ」の再構築』pp.3-12を参照)。Moodle上の掲示板
(フォーラム)にアップした記事は, 指名されれば要点を発表できるようにしておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第4回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,第4
回テーマと関連するウェブ上の記事を一つ選び,その要約見出し(30字程度の短文)とともにリンクをMoodle上の
掲示板(フォーラム)にアップすること。
第5回 テーマ:日本の地域メディア・ケーブルテレビ(1)
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第5回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。(資
料だけでわかりにくい場合には,川島安博『日本のケーブルテレビに求められる「地域メディア」機能の再検討』
pp.24-59を参照)。Moodle上の掲示板(フォーラム)にアップした記事は, 指名されれば要点を発表できるように
しておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第5回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,第5
回テーマと関連するウェブ上の記事を一つ選び,その要約見出し(30字程度の短文)とともにリンクをMoodle上の
掲示板(フォーラム)にアップすること。
第6回 テーマ:日本の地域メディア・ケーブルテレビ(2)
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第6回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。(資
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料だけでわかりにくい場合には,脇浜紀子『「ローカルテレビ」の再構築』pp.66-88を参照)。Moodle上の掲示板
(フォーラム)にアップした記事は, 指名されれば要点を発表できるようにしておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第6回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,第6
回テーマと関連するウェブ上の記事を一つ選び,その要約見出し(30字程度の短文)とともにリンクをMoodle上の
掲示板(フォーラム)にアップすること。
第7回 テーマ:ローカルコンテンツの可能性
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第8回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。発表
されたディスカッションのテーマについて準備しておくこと。Moodle上の掲示板(フォーラム)にアップした記事
は, 指名されれば要点を発表できるようにしておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第8回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,第8
回テーマと関連するウェブ上の記事を一つ選び,その要約見出し(30字程度の短文)とともにリンクをMoodle上の
掲示板(フォーラム)にアップすること。
第8回 テーマ:放送のローカリズム(地域報道の現場から)
[事前学習]大学HP
Moodleにアクセスし,第7回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。Moodle
上の掲示板(フォーラム)にアップした記事は, 指名されれば要点を発表できるようにしておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第7回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,第7
回テーマと関連するウェブ上の記事を一つ選び,その要約見出し(30字程度の短文)とともにリンクをMoodle上の
掲示板(フォーラム)にアップすること。
第9回 テーマ:身近な地域情報メディア・地域メディア論を学ぶ
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第9回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。また
身近な地域情報メディアの事例を事前に一つピックアップし,紹介できるようにしておくこと。Moodle上の掲示板
(フォーラム)にアップした記事は, 指名されれば要点を発表できるようにしておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第9回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,自ら
がピックアップした地域情報メディアの簡単な説明(30字程度の短文)とともにリンクをMoodle上の掲示板(フォー
ラム)にアップすること。
第10回 テーマ:情報発信テクノロジーと市民参加
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第10回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。また
自らが情報発信に利用しているサービス(YouTube,ニコニコ動画など)があれば説明できるようにしておくこと。
Moodle上の掲示板(フォーラム)にアップした記事は, 指名されれば要点を発表できるようにしておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第10回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,第10回
テーマと関連するウェブ上の記事を一つ選び,その要約見出し(30字程度の短文)とともにリンクをMoodle上の掲
示板(フォーラム)にアップすること。
第11回 テーマ:災害とメディア(1)オールドメディア
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第11回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。(資
料だけでわかりにくい場合には,脇浜紀子『「ローカルテレビ」の再構築』pp.22-34を参照)。Moodle上の掲示板
(フォーラム)にアップした記事は, 指名されれば要点を発表できるようにしておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第11回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,第11
回テーマと関連するウェブ上の記事を一つ選び,その要約見出し(30字程度の短文)とともにリンクをMoodle上の
掲示板(フォーラム)にアップすること。
第12回 テーマ:災害とメディア(2)ソーシャルメディア
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第12回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。発表
されたディスカッションのテーマについて準備しておくこと。Moodle上の掲示板(フォーラム)にアップした記事
は, 指名されれば要点を発表できるようにしておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第12回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,第12
回テーマと関連するウェブ上の記事を一つ選び,その要約見出し(30字程度の短文)とともにリンクをMoodle上の
掲示板(フォーラム)にアップすること。
第13回 テーマ:地方自治体のメディア活用
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第13回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。(資
料だけでわかりにくい場合には,脇浜紀子『「ローカルテレビ」の再構築』pp.143-163を参照)。Moodle上の掲示
板(フォーラム)にアップした記事は, 指名されれば要点を発表できるようにしておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第12回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,第13
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回テーマと関連するウェブ上の記事を一つ選び,その要約見出し(30字程度の短文)とともにリンクをMoodle上の
掲示板(フォーラム)にアップすること。
第14回 テーマ:メディア連携(メディア・デザイン)
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第14回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。(資
料だけでわかりにくい場合には,脇浜紀子『「ローカルテレビ」の再構築』pp.182-188を参照)。Moodle上の掲示
板(フォーラム)にアップした記事は, 指名されれば要点を発表できるようにしておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第14回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,第14
回テーマと関連するウェブ上の記事を一つ選び,その要約見出し(30字程度の短文)とともにリンクをMoodle上の
掲示板(フォーラム)にアップすること。
第15回 テーマ:地域社会とメディアとの関わり~全体のまとめ~
[事前学習]大学HP Moodleにアクセスし,第15回配付プリント等を参照し,授業内容を理解しておくこと。発表
されたディスカッションのテーマについて準備しておくこと。Moodle上の掲示板(フォーラム)にアップした記事
は, 指名されれば要点を発表できるようにしておくこと。
[事後学習]大学HP Moodleにアクセスし,第15回レジメ等を参照しながら,授業内容を復習する。その後,全体の
授業の感想を, 800字以内にまとめてword形式またはpdf形式のファイルでMoodleから提出すること。
授業の到達目標/Expected outcome
地域社会における地域メディアの種類と機能を説明できるようになり,自らのメディア環境の地域情報充実度に
ついて相対的に評価して,その課題を見付け出すこと。また,テクノロジーやアプリケーションの利活用力も含め
て自らが関与できる地域情報発信手段を考案できるようになること。
身に付く力/Special abilities to be attained
・課題発見力
・総合判断力
・発信力
・市民としての社会的責任
履修上の注意/Special notes, cautions
・授業では,リアクションペーパーを配付し,授業の質問やコメント等を記入してもらうことがある。
・大学HPのMoodle上に資料や課題を提示するので授業前後に必ずアクセスすること。課題の送信期限はMoodle 上
に記載されるが,期限を過ぎると送信不可となるので留意すること。
・設定されたディスカッションのために,事前にテーマをよく理解し,十分に準備しておくこと。
・授業までの1週間に地域のニュースがどのように伝えられたのかについて関心を持って見聞きし,意見を述べら
れるようにして授業に臨むこと。
評価方法/Evaluation
・定期試験(筆記試験)60%
・復習のための関連記事アップと要約、感想レポート 30%
・平常点(ディスカッションの参加や授業コメント等)10%
教 材/Text and materials
1)教材(配付レジメ,資料等):大学HP学習支援システム Moodle(URL: https://cclms.kyoto-su.ac.jp/)
2)教科書:脇浜紀子・菅谷実編著『メディア・ローカリズム: 地域ニュース・地域情報をどう支えるのか』(中央
経済社,2019)
3)参考図書等
・菅谷実編著『地域メディア力』(中央経済社,2014年)
・脇浜紀子『「ローカルテレビ」の再構築』(日本評論社,2015年)
・川島安博『日本のケーブルテレビに求められる「地域メディア」機能の再検討』(学文社,2008年)
・田村紀雄・白水繁彦『現代地域メディア論』(日本評論社,2007年)
その他/Others
授業に関する質問,相談は次の方法で対応する。・授業の前後・Moodleに記載するメールアドレスへの連絡・設定
されたオフィスアワー時の研究室訪問
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