商品売買三分法

仕入（費用） 売上（収益）

繰越商品（資産）

商品売買三分法

仕入（費用） 売上（収益）

繰越商品（資産）繰越商品は決算処理で必要な勘定科目。

今回は期中処理の説明なのでこいつはでてこない。

仕訳をいろいろ見ていこう

（1）現金、小切手での売買

（2）掛けでの売買

（3）内金での売買

（4）戻しと値引

（5）諸掛り

（1）現金、小切手での売買

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。

仕入 売上

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。

商品5,000円を売り上げ、代金は現金で受け取った。

（1）現金、小切手での売買

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。

仕入 売上

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。

商品5,000円を売り上げ、代金は現金で受け取った。

(借) (貸)

（1）現金、小切手での売買

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。

仕入 売上

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。

商品5,000円を売り上げ、代金は現金で受け取った。

費用の仕入が発生して、資産の現金が減った。

ということは?

(借) (貸)

（1）現金、小切手での売買

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。

仕入 売上

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。

商品5,000円を売り上げ、代金は現金で受け取った。

費用の仕入が発生して、資産の現金が減った。

ということは?

(借) 仕入　5,000 (貸) 現金　5,000

（1）現金、小切手での売買

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。

仕入 売上

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。

商品5,000円を売り上げ、代金は現金で受け取った。

(借) 仕入　5,000 (貸) 現金　5,000 (借) (貸)

（1）現金、小切手での売買

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。

仕入 売上

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。

商品5,000円を売り上げ、代金は現金で受け取った。

(借) 仕入　5,000 (貸) 現金　5,000 (借) (貸)

収益の売上が発生して、資産の現金が増えた。

ということは?

（1）現金、小切手での売買

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。

仕入 売上

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。

商品5,000円を売り上げ、代金は現金で受け取った。

(借) 仕入　5,000 (貸) 現金　5,000 (借) 現金　5,000 (貸) 売上　5,000

収益の売上が発生して、資産の現金が増えた。

ということは?

（1）現金、小切手での売買

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。

仕入 売上

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。

商品5,000円を売り上げ、代金は現金で受け取った。

(借) 仕入　5,000 (貸) 現金　5,000 (借) 現金　5,000 (貸) 売上　5,000

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。商品5,000円を仕入れ、

代金は小切手で支払った。商品5,000円を売り上げ、

代金は小切手で受け取った。

（1）現金、小切手での売買

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。

仕入 売上

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。

商品5,000円を売り上げ、代金は現金で受け取った。

(借) 仕入　5,000 (貸) 現金　5,000 (借) 現金　5,000 (貸) 売上　5,000

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。商品5,000円を仕入れ、

代金は小切手で支払った。商品5,000円を売り上げ、

代金は小切手で受け取った。

(借) (貸)

さっきは現金払い、今回は小切手払い

ということは?

（1）現金、小切手での売買

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。

仕入 売上

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。

商品5,000円を売り上げ、代金は現金で受け取った。

(借) 仕入　5,000 (貸) 現金　5,000 (借) 現金　5,000 (貸) 売上　5,000

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。商品5,000円を仕入れ、

代金は小切手で支払った。商品5,000円を売り上げ、

代金は小切手で受け取った。

(借) 仕入　5,000 (貸) 当座預金 5,000

さっきは現金払い、今回は小切手払い

ということは?

（1）現金、小切手での売買

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。

仕入 売上

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。

商品5,000円を売り上げ、代金は現金で受け取った。

(借) 仕入　5,000 (貸) 現金　5,000 (借) 現金　5,000 (貸) 売上　5,000

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。商品5,000円を仕入れ、

代金は小切手で支払った。商品5,000円を売り上げ、

代金は小切手で受け取った。

(借) 仕入　5,000 (貸) 当座預金 5,000 (借) (貸)

（1）現金、小切手での売買

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。

仕入 売上

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。

商品5,000円を売り上げ、代金は現金で受け取った。

(借) 仕入　5,000 (貸) 現金　5,000 (借) 現金　5,000 (貸) 売上　5,000

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。商品5,000円を仕入れ、

代金は小切手で支払った。商品5,000円を売り上げ、

代金は小切手で受け取った。

(借) 仕入　5,000 (貸) 当座預金 5,000 (借) (貸)

小切手で受け取った。ということは?

（1）現金、小切手での売買

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。

仕入 売上

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。

商品5,000円を売り上げ、代金は現金で受け取った。

(借) 仕入　5,000 (貸) 現金　5,000 (借) 現金　5,000 (貸) 売上　5,000

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。商品5,000円を仕入れ、

代金は小切手で支払った。商品5,000円を売り上げ、

代金は小切手で受け取った。

(借) 仕入　5,000 (貸) 当座預金 5,000 (借) 現金　5,000 (貸) 売上　5,000

（1）現金、小切手での売買

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。

仕入 売上

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。

商品5,000円を売り上げ、代金は現金で受け取った。

(借) 仕入　5,000 (貸) 現金　5,000 (借) 現金　5,000 (貸) 売上　5,000

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。商品5,000円を仕入れ、

代金は小切手で支払った。商品5,000円を売り上げ、

代金は小切手で受け取った。

(借) 仕入　5,000 (貸) 当座預金 5,000 (借) 現金　5,000 (貸) 売上　5,000

気をつけよう！他人振出小切手は現金扱い！

（2）掛けでの売買

（2）掛けでの売買

掛取引取引回数が多いと、いちいち現金や小切手で支払ったり受けっ取ったりするのがめんどくさい。そこで、月末などに一括で代金の支払い、受け取りをすることを掛取引という。

（2）掛けでの売買

掛取引取引回数が多いと、いちいち現金や小切手で支払ったり受けっ取ったりするのがめんどくさい。そこで、月末などに一括で代金の支払い、受け取りをすることを掛取引という。

売掛金

買掛金

（2）掛けでの売買

掛取引取引回数が多いと、いちいち現金や小切手で支払ったり受けっ取ったりするのがめんどくさい。そこで、月末などに一括で代金の支払い、受け取りをすることを掛取引という。

売掛金　後でお金をもらえる権利

買掛金　後でお金を払わないとダメ

（2）掛けでの売買

掛取引取引回数が多いと、いちいち現金や小切手で支払ったり受けっ取ったりするのがめんどくさい。そこで、月末などに一括で代金の支払い、受け取りをすることを掛取引という。

売掛金　後でお金をもらえる権利

買掛金　後でお金を払わないとダメ 負債！

資産！

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。

仕入 売上

商品5,000円を仕入れ、代金は掛けとした。

商品5,000円を売り上げ、代金は掛けとした。

（2）掛けでの売買

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。

仕入 売上

商品5,000円を仕入れ、代金は掛けとした。

商品5,000円を売り上げ、代金は掛けとした。

（2）掛けでの売買

(借) 仕入　5,000 (貸) 買掛金　5,000 (借) 売掛金　5,000 (貸) 売上　5,000

あとで5,000円払わないとダメ！負債である買掛金が増えた！

あとで5,000円払わないとダメ！負債である買掛金が増えた！

あとで5,000円もらえる！資産である売掛金が増えた！

（3）内金での売買

（3）内金での売買

内金（うちきん）

商品を受け取ったり、送ったりする前に、代金の一部を支払ったり、受け取ったりすることがある。この代金の一部のことを内金（or 手付金or 予約金）という。

（3）内金での売買

内金（うちきん）

商品を受け取ったり、送ったりする前に、代金の一部を支払ったり、受け取ったりすることがある。この代金の一部のことを内金（or 手付金or 予約金）という。

前受金　

前払金　

（3）内金での売買

内金（うちきん）

商品を受け取ったり、送ったりする前に、代金の一部を支払ったり、受け取ったりすることがある。この代金の一部のことを内金（or 手付金or 予約金）という。

前受金　

前払金　

既に金は払ったぜ。将来、商品を受け取れる権利

先にお金を受け取ってしまった。将来、商品を渡さないとダメ

（3）内金での売買

内金（うちきん）

商品を受け取ったり、送ったりする前に、代金の一部を支払ったり、受け取ったりすることがある。この代金の一部のことを内金（or 手付金or 予約金）という。

前受金　

前払金　

負債！

資産！既に金は払ったぜ。将来、商品を受け取れる権利

先にお金を受け取ってしまった。将来、商品を渡さないとダメ

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。

仕入 売上

商品の仕入れに先立ち、1,000円の手付金を現金で支払った。

商品の販売に先立ち、1,000円の手付金を現金で受け取った。

（3）内金での売買

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。

仕入 売上

商品の仕入れに先立ち、1,000円の手付金を現金で支払った。

商品の販売に先立ち、1,000円の手付金を現金で受け取った。

（3）内金での売買

(借) 前払金　1,000 (貸) 現金　1,000 (借) 現金　1,000 (貸) 前受金　1,000

あとで商品をもらえる！資産である前払金が増えた！

あとで商品を送らないと。負債である前受金が増えた！

商品5,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。

仕入 売上

商品の仕入れに先立ち、1,000円の手付金を現金で支払った。

商品の販売に先立ち、1,000円の手付金を現金で受け取った。

（3）内金での売買

(借) 前払金　1,000 (貸) 現金　1,000 (借) 現金　1,000 (貸) 前受金　1,000

商品5,000円を仕入れ、事前に支払っていた手付金との残額を

掛けで支払った。

商品5,000円を売り上げ、事前に受け取っていた手付金との残額を

掛けで受け取った。

(借) 仕入　5,000 (貸) 前払金　1,000 (借) 前受金　1,000 (貸) 売上　5,000

あとで商品をもらえる権利を使って5,000円の仕入れに充当。

残りは買掛金。

あとで商品を送らないといけない義務を清算。

残りの金額は売掛金でもらう！

(貸) 買掛金　4,000 (借) 売掛金　4,000

（4）戻しと値引き

（4）戻しと値引

商品を送り返すこと。つまり返品。戻し

値引

戻し

商品に傷があった場合などに、商品の価格を下げること。戻しと違って、返品するわけではない。

（4）戻しと値引

商品を送り返すこと。つまり返品。戻し

値引

戻し

既に送った商品に、傷があった場合などに、商品の価格を下げること。戻しと違って、返品するわけではない。

仕訳はとても単純！以前の仕入や売上をキャンセルする逆の仕訳をするだけ!

仕入 売上以前、掛けで仕入れた商品5,000円が注文と異なっていたので返品した。（「仕入戻し」という）

（4）戻しと値引

以前、掛けで売り上げた商品5,000円が注文と異なっていたので返品された。（「売上戻し」という）

仕入 売上以前、掛けで仕入れた商品5,000円が注文と異なっていたので返品した。（「仕入戻し」という）

(借) 買掛金　5,000 (貸) 仕入　5,000 (借) 売上　5,000 (貸) 売掛金　5,000

掛けで仕入れたときの逆！ 掛けで売り上げたときの逆！

（4）戻しと値引

以前、掛けで売り上げた商品5,000円が注文と異なっていたので返品された。（「売上戻し」という）

仕入 売上以前、掛けで仕入れた商品5,000円が注文と異なっていたので返品した。（「仕入戻し」という）

(借) 買掛金　5,000 (貸) 仕入　5,000 (借) 売上　5,000 (貸) 売掛金　5,000

（4）戻しと値引

以前、掛けで売り上げた商品5,000円が注文と異なっていたので返品された。（「売上戻し」という）

以前、掛けで仕入れた商品に傷が見つかったため、500円値引きしてもらった。（「仕入値引」という）

以前、掛けで売り上げた商品に傷が見つかったため、500円値引きした。（「売上値引」という）

(借) 買掛金　500 (貸) 仕入　500 (借) 売上　500 (貸) 売掛金　500

掛けで仕入れたときの逆！ 掛けで売り上げたときの逆！

（5）諸掛り

（5）諸掛り商品の仕入れや売り上げのときに、商品の発送費やもろもろの手数料などが費用として掛かるときがある。それぞれ、仕入諸掛り、売上諸掛りという。自分負担と相手負担の２パターンある。

(送料負担か送料無料かネットショッピングでよく見るやつです)

（5）諸掛り商品の仕入れや売り上げのときに、商品の発送費やもろもろの手数料などが費用として掛かるときがある。それぞれ、仕入諸掛り、売上諸掛りという。自分負担と相手負担の２パターンある。

(送料負担か送料無料かネットショッピングでよく見るやつです)

立替金相手負担のとき、とりあえずは自分で代金を支払い、後で相手が代金を負担する場合、自分がとりあえずで払った代金を立替金と呼ぶ。

立替金　後でお金をもらえる権利 資産！

仕入 売上商品5,000円を掛けで仕入れ、送料100円は現金で支払った。（自分負担）

商品5,000円を掛けで売り上げ、送料100円は現金で支払った。（自分負担）

（5）諸掛り

仕入 売上商品5,000円を掛けで仕入れ、送料100円は現金で支払った。（自分負担）

商品5,000円を掛けで売り上げ、送料100円は現金で支払った。（自分負担）

（5）諸掛り

(借) 仕入　5,100 (貸)買掛金　5,000 (借) 売掛金　5,000 (貸) 売上 5,000(貸)現金　 100 (貸) 現金 100(借) 発送費 100

費用である仕入に送料も含めてしまう！

発送費という費用項目で処理。仕入れのときと異なるので注意！

仕入 売上

（5）諸掛り

商品5,000円を掛けで仕入れ、送料100円は現金で支払った。（相手負担、立替金勘定で処理）

商品5,000円を掛けで売り上げ、送料100円は現金で支払った。（自分負担、立替金勘定で処理）

仕入 売上

（5）諸掛り

商品5,000円を掛けで仕入れ、送料100円は現金で支払った。（相手負担、立替金勘定で処理）

商品5,000円を掛けで売り上げ、送料100円は現金で支払った。（相手負担、立替金勘定で処理）

(借) 仕入　5,000 (貸)買掛金　5,000 (借) 売掛金　5,000 (貸) 売上 5,000(貸)現金　 100 (貸) 現金 100(借) 立替金 100(借) 立替金 100

後でお金がもらえる権利！資産の立替金が増えた！

後でお金がもらえる権利！資産の立替金が増えた！

仕入 売上

（5）諸掛り

商品5,000円を掛けで仕入れ、送料100円は現金で支払った。（相手負担、立替金勘定で処理）

商品5,000円を掛けで売り上げ、送料100円は現金で支払った。（相手負担、立替金勘定で処理）

(借) 仕入　5,000 (貸)買掛金　5,000 (借) 売掛金　5,000 (貸) 売上 5,000(貸)現金　 100 (貸) 現金 100(借) 立替金 100(借) 立替金 100

商品5,000円を掛けで仕入れ、送料100円は現金で支払った。（相手負担、立替金勘定を使わない）

商品5,000円を掛けで売り上げ、送料100円は現金で支払った。（相手負担、立替金勘定を使わない）

仕入 売上

（5）諸掛り

商品5,000円を掛けで仕入れ、送料100円は現金で支払った。（相手負担、立替金勘定で処理）

商品5,000円を掛けで売り上げ、送料100円は現金で支払った。（相手負担、立替金勘定で処理）

(借) 仕入　5,000 (貸)買掛金　5,000 (借) 売掛金　5,000 (貸) 売上 5,000(貸)現金　 100 (貸) 現金 100(借) 立替金 100(借) 立替金 100

商品5,000円を掛けで仕入れ、送料100円は現金で支払った。（相手負担、立替金勘定を使わない）

商品5,000円を掛けで売り上げ、送料100円は現金で支払った。（相手負担、立替金勘定を使わない）

掛け取引のとき、問題文の中に「立替金」勘定がない場合がある！

仕入 売上

（5）諸掛り

商品5,000円を掛けで仕入れ、送料100円は現金で支払った。（相手負担、立替金勘定で処理）

商品5,000円を掛けで売り上げ、送料100円は現金で支払った。（相手負担、立替金勘定で処理）

(借) 仕入　5,000 (貸)買掛金　5,000 (借) 売掛金　5,000 (貸) 売上 5,000(貸)現金　 100 (貸) 現金 100(借) 立替金 100(借) 立替金 100

商品5,000円を掛けで仕入れ、送料100円は現金で支払った。（相手負担、立替金勘定を使わない）

商品5,000円を掛けで売り上げ、送料100円は現金で支払った。（相手負担、立替金勘定を使わない）

(借) 仕入　5,000 (貸)買掛金　4,900 (借) 売掛金　5,100 (貸) 売上 5,000(貸)現金　 100 (貸) 現金 100

その場合、掛けで支払わないといけない額が減るので、買掛金を送料分減らす！

その場合、掛けで受け取る額が増えるので、売掛金を送料分増やす！

演習を繰り返して細かいポイントを覚えてしまおう！

http://boki-study.session.jp演習問題も無料で提供