市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

48
市市市市市市 市市市市市市 市市市市市 市市市市 () 期期 期期 期期 期 期 期 :1222() 16 期期 期期期期期期期期期 期 期期期期期期期期 :(西) 期期 期期期期期期期期期期期期期期期期期期期 期期 期期期期 期期 期期期期期期期期期期期期期 市市市市市市 市市市市 市市市市市市 () 期期期 期 期期期期期期期期期期期期期期期期期期期 () 市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市 「」、「、 市市市市市市市 市市市市市 」。 市市市市市市市市 市市市市市市市市 市市市市 () : 期期期 ◆◆◆ 市市市市市市市市市市 ◆◆◆ 期 期期 期期期期期期期期期期期期期期 期期期期期期期期期期 () 市市市市市市市市 市市市市市 市市市 市市 市市市市 市市市市市市市市 」、「・、 () 市市市市市市市市 市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市市 、」。 期期期期期期期期期期期期期期期 期期期期期 () 期期期期 西

Upload: hilda-whitehead

Post on 30-Dec-2015

45 views

Category:

Documents


1 download

DESCRIPTION

西鹿児島駅. ナポリ通り. 医師会館. 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病). 牛海綿状脳症(狂牛病)の正しい知識 小野寺 節 (東京大学大学院農学生命科学研究科教授) 「口から入った異常プリオンが脳に達するまでの関所」や、「肉食民族における牛の食用部位と、日本における食用部位がもたらす感染性の違い」のお話し。. ヒトのプリオン病(ヒト海綿状脳症)について : おさめ ◆◆◆ 牛肉はなぜ安全なのか ◆◆◆ 納 光弘 (鹿児島大学医学部付属病院長・内科学第三講座教授) 「ヒトのプリオン病(ヤコブ病)の実状」と、「英国・アイルランドで、 - PowerPoint PPT Presentation

TRANSCRIPT

Page 1: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

市民公開講座もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

期日:12月22日(土曜) 14時~16時場所:鹿児島県医師会館(西駅前ナポリ通り)主催:鹿児島大学牛海綿状脳症対策プロジェクト共催:鹿児島県後援:鹿児島市・鹿児島県獣医師会

牛海綿状脳症(狂牛病)の正しい知識小野寺 節(東京大学大学院農学生命科学研究科教授)

「口から入った異常プリオンが脳に達するまでの関所」や、「肉食民族における牛の食用部位と、日本における食用部位がもたらす感染性の違い」のお

話し。ヒトのプリオン病(ヒト海綿状脳症)について :

おさめ       ◆◆◆  牛肉はなぜ安全なのか  ◆◆◆

納 光弘(鹿児島大学医学部付属病院長・内科学第三講座教授)

「ヒトのプリオン病(ヤコブ病)の実状」と、「英国・アイルランドで、かつての騒動から、今や安心して牛肉を食べ始めている現状」のお話し。

主婦の皆様のご来場をお待ちします(入場無料)

西鹿児島駅

医師会館

ナポリ通

Page 2: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

ヒトのプリオン病(ヒト海綿状脳症)について:

◆◆◆  牛肉はなぜ安全なのか ◆◆◆

おさめ

納 光弘

鹿児島大学医学部付属病院長内科学第三講座教授

「ヒトのプリオン病(ヤコブ病)の実状」と、「英国・アイルランドで、かつての騒動から

、今や安心して牛肉を食べ始めている現状」

のお話し。

Page 3: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

クロイツフェルト・ヤコブ病

Creutzfeldt-Jakob disease (CJD)

1920年 クロイツフェルト博士1921年 ヤコブ博士

により報告された

Page 4: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

蛋白質

DNA( 核酸)

RNA

Page 5: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

スタンレー・プルシュナー

Page 6: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

Nobel財団、ノーベル生理学・医学賞をプルシナー博

士に

サイエンス 1998 年 10 月 10 日号 

ネイチャー 1998 年 10 月 9日号

米国カリフォルニア大学サンフランシスコ校医学部神経学部教授のスタンリー B. プルシナー氏( 55歳)が選出された。

Page 7: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

正常プリオン PrPc 異常プリオン PrPsc

αへリックス

βシート

プリオン蛋白の構造

Page 8: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

プルシナーの仮説

Page 9: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

第3回 神経ウイルス学に関する国際シンポジウム

納 先生(岡本注)

組織委員会

Page 10: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

スタンレー・プルシュナー

Page 11: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

納 先生 スタンレー・プルシュナー

Page 12: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

納 先生

Page 13: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

正常プリオン PrPc 異常プリオン PrPsc

αへリックス

βシート

プリオン蛋白の構造

Page 14: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

プルシナーの仮説

Page 15: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

英国における新型の変異型クロイツフェルト・ヤコブ

Page 16: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)
Page 17: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)
Page 18: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

医学雑誌 Lancet ( Lancet : April.6,1996 ) に報告された

新型の変異型クロイツフェルトヤコブ病の 10症例A new vvariant of CCreutzfeldt-JJakob DDisease (vCJDvCJD)

  発症年齢 性別 発病年 初期症状 16 歳18 歳19 歳26 歳26 歳28 歳29 歳29 歳31 歳39 歳

女男男女女女女男男女

1994 年1994 年1995 年1996 年1995 年1995 年1994 年1995 年1995 年1994 年

感覚が減退行動に変化性格に変化感覚が減退記憶力減退行動に変化うつの症状足の痛み記憶力減退感覚が減退

Page 19: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)
Page 20: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

プルシナーの仮説

Page 21: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

英国牛海綿状脳症( BSE)

発生数変異型 CJD

発生数0 10 20 30 400 10000 30000

~ 198719881989199019911992199319941995199619971998199920002001200220032004200520062007

2001年 12月 3日現在2001年 11月 2日現在

毎年毎年数万~数万~数十万人数十万人の発生の発生

最悪の最悪のシナリオシナリオ

毎年毎年数百~数百~数千人数千人の発生の発生

最良の最良のシナリオシナリオ

1443頭526頭

Page 22: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

アイゲン博士

1967年ノーベル科学賞ノヴァク博士

Page 23: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

異常プリオン蛋白の棒状の結晶異常プリオン蛋白の棒状の結晶

この異常蛋白が 10万個以上集まって感染を引き起こす最小単位となる

Page 24: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

ノヴァックの仮説

異常プリオン (PrPsc)正常プリオン (PrPc) 感染性末端

PrPSC 蛋白が10万個以上集まってできた

最小感染単位

Page 25: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

ノヴァックの仮説

異常プリオン (PrPsc)正常プリオン (PrPc) 感染性末端

Page 26: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

異常プリオン蛋白の棒状の結晶異常プリオン蛋白の棒状の結晶

この異常蛋白が 10万個以上集まって感染を引き起こす最小単位となる

Page 27: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

アイゲン博士

1967年ノーベル科学賞ノヴァク博士

Page 28: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

英国牛海綿状脳症( BSE)

発生数変異型 CJD

発生数0 10 20 30 400 10000 30000

~ 198719881989199019911992199319941995199619971998199920002001200220032004200520062007

2001年 12月 3日現在2001年 11月 2日現在

毎年毎年数万~数万~数十万人数十万人の発生の発生

最悪の最悪のシナリオシナリオ

毎年毎年数百~数百~数千人数千人の発生の発生

最良の最良のシナリオシナリオ

1443頭

526 頭

Page 29: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

納 先生バンガム教授

ノヴァク博士

納 先生、新仮説を打ち立てたノヴァク博士、バンガム教授が共同研究された科学論文(岡本

注)

Page 30: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

Imperial College免疫学講座バンガム教授

納 先生

Page 31: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

From: "Bangham, Charles R M"To: " Mitsuhiro Osame "Subject: prions and beef-eatingDate: Fri, 14 Dec 2001 11:15:07 Dear Mitsu, I am writing to answer your questions relating to prions and my policy of eating or avoiding beef.

主題: プリオン と 牛肉を食べること について「 」 「 」2001年12月14日金曜日

親愛なるミツへ  私は貴君からの質問に答えて、 プリオン と「 」牛肉を食べるか食べないかに関する私の方針「 」

についてここにメールします。 

Page 32: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

I should emphasize that my remarks only reflect, of course, my personal views and my own perception of the risks and consequences of eating beef: as you well understand.

言うまでもありませんが、これはあくまで、牛肉を食べることのリスクと影響に関する私の個人的見解・個人的理解であることを強調しておきたいと思います。

Page 33: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

My wife and I decided not to eat beef in the UK in 1991. Although the official (government) advice was that the risk was small, I believed that this advice was wrong: the problem was that the risk was _unknown_.

私の妻と私は、英国内の牛肉は食べないことを1991年に決めました。リスクは小さいというのが政府の公式見解でしたが、私はこの見解は誤りであると信じました。問題は、リスクはあの時点では“未知”だったことです。

Page 34: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

We continued to avoid eating British beef until about 1999, by which time I was satisfied that the surveillance was sufficiently good, the incidence of disease in cattle was sufficiently low that even if eating prion-containing meat did carry risks in principle of causing vCJD, the risk had become completely negligible.

私達夫婦は英国産牛肉を食べないことを1999年頃まで続けましたが、1999年より食べ始めました。理由は、私にとって満足するに足る調査結果がその時までに公表され、狂牛病の発生頻度も低下し、原理的には vCJD を起こす可能性を有するプリオンを含んだ牛肉を食べたとしても、病気を発症する危険は完全に無視できるレベルに達したと判断したからです。

Page 35: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

I hope that this goes some way to answering your questions.

With kind regards,Charles

 このメールが貴殿の質問にお役にたつことを祈りつつ。

チャールスより

Page 36: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

場所は変わって、アイルランドの

ダブリン大学のホール教授

Page 37: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

マカリースアイルランド大統領

ホール教授

納 先生

Page 38: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

Tue Dec 18 2001From: "W.W.Hall"To: " Mitsuhiro Osame "

Dear Mitsu, I have been following the BSE problem in Japan with some interest and concern.

2001年12月18日親愛なるミツへ私は日本の狂牛病の問題に関しては興味と関心をもって見守ってきました。

Page 39: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

  As you know I have been Chairman of The Departmentof Health "Expert Committee on CJD" for the past 5 years and I still have this position. Our role is to advise the Minister of Health and our Government on all aspects of CJD and BSE and to prepare policies to ensure public safety. ご存知のように私は過去5年間健康局の

「CJD専門化委員会」の委員長を務めてきましたし、今もその職務についています。我々の任務は厚生省と政府にCJDとBSEに関しあらゆる視点から助言し、国民の安全を守るための方策をうちたてることです。

Page 40: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

  Irish beef is quite safe now. This is because of restrictions on the type of feeds that animals are allowed. BSE is now only found in older animals, and these probably were infected before these restrictions were put in place. In addition the killing of animals is very strict to ensure that no "high risk" materials eg CNS tissues can enter the food chain. Finally older animals are being kept out of the food chain.アイルランドの牛肉は現在極めて安全です。

これは与えて良い餌に規制があるからです。ーー中略ーー最後に、年取った牛は食用に供されることはありません。

Page 41: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

People are confident now although as is being seen in Japan we also had times when people lost confidence. Best wishes, Billy.

現在の日本の現状と同じようにアイルランドの国民も安全に自信が持てなかった時期もありましたが、今、国民は安全に自信を持っています。              ビリーより

Page 42: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

ホール教授バンガム教授

Page 43: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

英国牛海綿状脳症( BSE)

発生数変異型 CJD

発生数0 10 20 30 400 10000 30000

~ 198719881989199019911992199319941995199619971998199920002001200220032004200520062007

日本牛海綿状脳症( BSE)

発生数変異型 CJD

発生数0 10 20 30 400 10000 30000

~ 198719881989199019911992199319941995199619971998199920002001200220032004200520062007

3 頭

2001年 12月 3日現在2001年 11月 2日現在

1443頭

526 頭

Page 44: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

納 先生

Page 45: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

プルシナーの仮説

Page 46: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

ノヴァックの仮説

異常プリオン (PrPsc)正常プリオン (PrPc) 感染性末端

PrPSC 蛋白が10万個以上集まってできた

最小感染単位

Page 47: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

ノヴァックの仮説

異常プリオン (PrPsc)正常プリオン (PrPc) 感染性末端

Page 48: 市民公開講座 もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

市民公開講座もっと知ろう! プリオン病(狂牛病)

期日:12月22日(土曜) 14時~16時場所:鹿児島県医師会館(西駅前ナポリ通り)主催:鹿児島大学牛海綿状脳症対策プロジェクト共催:鹿児島県後援:鹿児島市・鹿児島県獣医師会

牛海綿状脳症(狂牛病)の正しい知識小野寺 節(東京大学大学院農学生命科学研究科教授)

「口から入った異常プリオンが脳に達するまでの関所」や、「肉食民族における牛の食用部位と、日本における食用部位がもたらす感染性の違い」のお

話し。ヒトのプリオン病(ヒト海綿状脳症)について :

おさめ       ◆◆◆  牛肉はなぜ安全なのか  ◆◆◆

納 光弘(鹿児島大学医学部付属病院長・内科学第三講座教授)

「ヒトのプリオン病(ヤコブ病)の実状」と、「英国・アイルランドで、かつての騒動から、今や安心して牛肉を食べ始めている現状」のお話し。

主婦の皆様のご来場をお待ちします(入場無料)

西鹿児島駅

医師会館

ナポリ通