粉飾決算とキャッシュ・フロー計算書...
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粉飾決算とキャッシュ・フロー計算書 税理士:前川修満(まえかわおさみつ). 第 1 部: 現代社会で役に立つ、 キャッシュ・フロー計算書. 損益計算書とキャッシュ・フロー計算書のちがい. 損益計算書 1 年間における会社の事業活動によって、その会社の 純資産(=資産-負債)がどれだけ増減したのかを示す。 ・資産 … 現金預金、売上債権、たな卸資産、有形固定資 産、無形固定資産ほか ・負債 … 買入債務、借入金、社債ほか キャッシュ・フロー計算書 1 年間における会社の事業活動によって、その会社の - PowerPoint PPT PresentationTRANSCRIPT
粉飾決算とキャッシュ・フロー計算書
税理士:前川修満(まえかわおさみつ)
第 1部:
現代社会で役に立つ、キャッシュ・フロー計算書
モノの価値が上がる カネの価値が下がる
↓ ↓
だから、たくさんモノを保有する あまりカネを保有しない
↓ ↓
持っているモノの価値が上がってトクをする
カネの価値がどんどん下がってゆく
↓ ↓
事業でお金が出来たらすぐにモノに変えてしまう
銀行が貸してくれるならどんどん借りてモノに変える。
↓ ↓
さらにモノの価値があがり、その人は富み栄える
インフレの進行とともに借金の負担も小さくなってゆく
経済活動の勝利の方程式(インフレ時)
これが、インフレ時代における経済活動の勝利の方程式である。とくに、戦後の日本では不動産(モノ)で財を成した人が多かった。
モノをたくさん保有している
カネが少ないうえに借金がたくさんある
↓ ↓
モノの価値が下がる カネの価値が上がる
↓ ↓
持っているモノの価値が下がって損をする
そればかりか、借金の返済負担がどんどん重くなってゆく
↓
…インフレ時代に栄えた会社がデフレに直面すると
これでは、著しい衰退は免れない
デフレ社会に適した経営にできなかった会社の多くが、20 .この 年間に衰退・破綻した
損益計算書とキャッシュ・フロー計算書のちがい
損益計算書 1年間における会社の事業活動によって、その会社の 純資産(=資産-負債)がどれだけ増減したのかを示す。 ・資産…現金預金、売上債権、たな卸資産、有形固定資 産、無形固定資産ほか ・負債…買入債務、借入金、社債ほか
キャッシュ・フロー計算書1年間における会社の事業活動によって、その会社の キャッシュ(≒現金預金)がどれだけ増減したのかを示す。
「キャッシュ」の範囲
• 現金• 当座預金、普通預金、通知預金など預金者の要求によっていつでも払い戻すことができる預金
• 定期預金については、満期までの期間が三ヶ月以内の短期のもの
(注)満期までの期間が三ヶ月を超えるものは、キャッシュ以外の資産(投資された資産)とされます。
第 1章 キャッシュ・フロー計算書
企業の活動を 3種類に分けて会社の資金が増加したか否かを示した計算書類
1.営業活動…(現在の)お金を稼ぐための活動 2.投資活動…(将来の)お金を稼ぐための活動 3.財務活動…稼ぐための資金を集めたり返した り、株主に分配したりする活動
金額(億円)
Ⅰ .営業活動によるキャッシュ・フロー 5, 123
Ⅱ .投資活動によるキャッシュ・フロー -2, 621
Ⅲ .財務活動によるキャッシュ・フロー -2, 598
キャッシュの増減 -96
キャッシュの期首残高 847
キャッシュの期末残高 751
J社
キャッシュ・フロー計算書
自 平成24年 4月 1日
至 平成25年 3月31日
キャッシュ・フロー計算書の読み方
金額(億円)
Ⅰ.営業キャッシュ・フロー 5,123 ←ポイント1Ⅱ.投資キャッシュ・フロー △ 2,621 ←ポイント2
Ⅲ.財務キャッシュ・フロー △ 2,598キャッシュの増減 △ 96キャッシュの期首残高 847キャッシュの期末残高 751
ポイント1:営業CFはプラスであることが必要→ J社の営業CFは、5123億円のプラスであ
る。ポイント2:投資CFのマイナスは、営業CFのプラスを
下回るのが好ましい
→ J社の投資CFは、2,621億円のマイナスで、営業CFのプラスよりも2,502億円小さくなっている。
J社キャッシュ・フロー計算書自 平成24年 4月 1日至 平成25年 3月31日
…定義はいろいろあるが
金額(億円)Ⅰ .営業キャッシュ・フロー 5, 123Ⅱ .投資キャッシュ・フロー - 2, 621
合計:フリー・キ ャッシュ・フロー 2,502
本書では、 営業CFと投資CFの合算値をフリー・キ ャッシュ・フローと呼ぶ。
J社 自 平成24年 4月 1日 至 平成25年 3月31日
フリー・キャッシュ・フロー
(金額 万円)
収入 会社からの給料 600支出 生活にかかる支払 △ 300 住宅ローンの金利 △ 80 レジャーにかかる支払 △ 20
小 計 △ 400 営業CF 200
家電製品の購入 △ 10学資保険の払込 △ 30投資CF △ 40
住宅ローンの返済 △ 120キャッシュの増減 40キャッシュの期首残高 300キャッシュの期末残高 340
あるサラリーマンの家計
営業CF
投資CF
財務CF
キャッシュ・フロー計算書(1年間)
別のサラリーマン
キャッシュ・フロー計算書(1年間)(金額 万円)
収入 会社からの給料 700 ギャンブルの勝利による収入 30
小 計 730支出 生活にかかる支払 △ 450 レジャーにかかる支払 △ 90 ギャンブルの敗北による支出 △ 150
小 計 △ 690 営業CF 40
家電製品の購入 △ 100学資保険の払込 △ 35 投資CF △ 135
特になし 0キャッシュの増減 △ 95キャッシュの期首残高 200キャッシュの期末残高 105
営業CF
投資CF
財務CF
営業CFはプラス40万円、投資CFはマイナス135万円、フリー・キャッシュ・フローは95万円のマイナスである。この状態が続くと会計は
さらに別のサラリーマン
キャッシュ・フロー計算書(1年間)金額 (万円)
収入 会社からの給料 700支出
生活にかかる支払 △ 300 レジャーにかかる支払 △ 20
小 計 △ 320 営業CF 380
定期預金(5年)の解約 300マイホームの購入 △ 3,000 投資CF △ 2,700
住宅ローンよる資金調達 2,400キャッシュの増減 80キャッシュの期首残高 300キャッシュの期末残高 380
営業CF
投資CF
財務CF
回次 17第 期 18第 期 19第 期 20第 期 21第 期
決算年月 16平成 年3月
17平成 年3月
18平成 年3月
19平成 年3月
20平成 年3月
CF営業 3, 699 4, 227 4, 779 4, 270 5, 008
CF投資 △ 1, 508 △ 976 △ 1, 196 △ 2, 183 △ 2, 665
CF財務 △ 2, 173 △ 3, 266 △ 2, 640 △ 3, 454 △ 2, 364
回次 22第 期 23第 期 24第 期 25第 期 26第 期
決算年月 21平成 年3月
22平成 年3月
23平成 年3月
24平成 年3月
25平成 年3月
CF営業 4, 595 4, 140 5, 219 4, 477 5, 123
CF投資 △ 2, 925 △ 2, 562 △ 3, 202 △ 2, 700 △ 2, 621
CF財務 1, 461 △ 1, 336 △ 1, 659 △ 2, 085 △ 2, 598
②投資活動によるキャッシュ・フローのマイナスは、すべての事業年度において、営業活動によるキャッシュフローのプラスを大きく下回っている
① ②と の結果として、稼いだお金を借金返済に充てて、J社は借金を減らすことができた。
①営業活動によるキャッシュ・フローは、すべての事業年度でプラスになっている
J社キャッシュ・フロー計算書21 3(平成 年 月期より遡る10年間)
(単位:億円)
J社の有利子負債の推移
40,61537,773
35,60635,63133,68032,94731,980
30,70028,921
26,666
0
5,000
10,000
15,000
20,000
25,000
30,000
35,000
40,000
45,000
有利子負債
第17期 第18期 第19期 第20期 第21期
第22期 第23期 第24期 第25期 第26期
定期預金の預入による支出 △ 20,000定期預金の払戻による収入 30,000有価証券の取得による支出 △ 25,000有価証券の償還による収入 25,000有形固定資産の取得による支出 △ 268,440工事負担金等受入による収入 2,433無形固定資産の取得による支出 △ 5,013投資有価証券の取得による支出 △ 4投資有価証券の売却による収入 519その他 △ 1,609投資活動によるキャッシュ・フロー △ 262,114
J 社の投資活動( )単位 百万円
投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の大部分は、有形固定資産の購入だということが表示されている。
( 24自 平成 年4月1日
25 31 )至 平成 年3月 日
△短期借入金の純増減額( は減少) 1,684長期借入れによる収入 119,000長期借入金の返済による支出 △ 129,777社債の発行による収入 70,000社債の償還による支出 △ 137,005鉄道施設購入長期未払金の支払による支出 △ 148,989
配当金の支払額 △ 19,700少数株主への配当金の支払額 △ 434その他 △ 14,615財務活動によるキャッシュ・フロー △ 259,838
J 社の財務キャッシュ・フローの大半は、有利子負債(いわゆる借金)の返済であった。
J社の財務活動( )単位 百万円
財務活動によるキャッシュ・フロー
( 24自 平成 年4月1日 25 31 )至 平成 年3月 日
税金等調整前当期純利益 326,187 ←減価償却費 240,193 ←
新幹線鉄道大規模改修引当金の増△減額( は減少) 33,333 ←
△退職給付引当金の増減額( は減少) 4,532 ←受取利息及び受取配当金 △ 1,857 ←支払利息 89,289 ←
△持分法による投資損益( は益) △ 2 ←工事負担金等受入額 △ 7,378 ←固定資産圧縮損 7,440 ←固定資産除却損 14,584 ←
△固定資産売却損益( は益) △ 561 ←△売上債権の増減額( は増加) 8,798 ←
△たな卸資産の増減額( は増加) △ 16,813 ←△仕入債務の増減額( は減少) 5,738 ←
△未払金の増減額( は減少) △ 3,299 ←△前受金の増減額( は減少) △ 3,758 ←
その他 17,366 ←小計 713,793 ←
利息及び配当金の受取額 1,776 ←利息の支払額 △ 89,227 ←
法人税等の支払額 △ 114,018
営業活動によるキャッシュ・フロー 512,324
J 社連結キャッシュ・フロー計算書
( )単位 百万円
営業活動によるキャッシュ・フローさて、ここをどう読めばいいのか
←真っ先にここを見る
フリー・キャッシュ・フローがマイナスであるということは…
事業で稼ぐお金よりも、事業を維持してゆくために出てゆくお金のほうが大きいということを意味す
る。
(このままでは会社の経営は長続きしない可能性が大きくなってい
る)
社 名 三期前 二期前 直前期住友化学 CF営業 1, 429 1, 566 784
CF投資 △ 1, 642 △ 1, 827 △ 2, 062
三菱ケミカル CF営業 633 1, 562 761CF投資 △ 1, 334 △ 1, 780 △ 1, 892
東レ CF営業 775 1, 104 384CF投資 △ 1, 241 △ 1, 642 △ 1, 134
東洋ゴム工業 CF営業 106 145 132CF投資 △ 108 △ 160 △ 336
フタバ産業 CF営業 231 348 150CF投資 △ 643 △ 500 △ 503
NTN CF営業 585 663 214CF投資 △ 722 △ 835 △ 629
ショーワ CF営業 172 157 △ 24CF投資 △ 227 △ 238 △ 292
東ソー CF営業 511 622 271CF投資 △ 852 △ 665 △ 649
飯野海運 CF営業 119 128 86CF投資 △ 182 △ 189 △ 106
3期連続でフリー・キャッシュ・フローがマイナス(の会社 例)
(単位:億円)
(注)直前期は、いずれも2009年3月期である。
住友化学の有利子負債の推移 (単位:百万円)
(単位:百万円)
決算年月 2000 3年 月 2001 3年 月 2002 3年 月 2003 3年 月
売上高 4,019 5,486 7,130 10,671
経常利益 524 161 64 510
当期純利益 238 30 8 48
(単位:百万円)
決算年月 2000 3年 月 2001 3年 月 2002 3年 月 2003 3年 月
営業CF △ 408 △ 3,322 △ 5,103 △ 6,746
投資CF △ 88 △ 276 △ 133 64
財務CF 2,774 3,413 3,895 7,691
損益計算書のデータ
四期続けて、M社の損益計算書とキャッシュ・フロー計算書のデータは正反対であった。
M社の有価証券報告書より抜粋主要な経営指標等の推移
キャッシュ計算書のデータ
キャッシュフロー計算書の抜粋(M社) 13(自 平成 年4月1
日 14 31至 平成 年3月
日)
科 目 ( )金 額 百万円
Ⅰ 営業活動によるキャッシュ・フロー税引前当期純利益 64 ←ここは黒字
減価償却費 120退職給付引当金の増加額 18受取利息及び受取配当金 △ 4支払利息 88
支払リース料 36売上債権の増加額 △ 488たな卸資産の増加額 △ 6, 701 ←ここに注目
△前渡金の減少額( は増加額) △ 699長期前払費用の増加額 △ 39
未収消費税等の減少額 68△仕入債務の増加額( は減少額) 3, 032
未払消費税等の増加額 165△前受金の増加額( は減少額) △ 245
前受収益の減少額 △ 248
△長期前受収益の増加額( は減少額) 28
△未払金の増加額( は減少額) △ 17△その他資産の減少額( は増加額) 24
その他負債の増加額 63その他 △ 2小計 △ 4, 737
利息及び配当金の受取額 3利息の支払額 △ 87法人税等の支払額 △ 283
営業活動によるキャッシュ・フロー △ 5, 103 ←ここが赤字
損益は黒字なのに、営業CFは大赤字!
M社【キャッシュ・フロー計算書】2003年3月期
科 目 ( )金 額 千円Ⅰ 営業活動によるキャッシュ・フロー
△税引前当期純利益( 税引前当期純損失) 139, 037 ←黒字減価償却費 107, 415退職給付引当金の増加額 18, 508貸倒引当金の増加額 33, 672受取利息及び受取配当金 △ 28, 789支払利息 229, 096支払リース料(前払費用からの振替) 6, 297有形固定資産売却益 △ 167投資有価証券評価損 9, 887
△売上債権の減少額( 増加額) △ 2, 289, 034たな卸資産の増加額 △ 4, 477, 430大きい前渡金の減少額 425, 737長期前払費用の増加額 △ 102, 685
△仕入債務の増加額( 減少額) △ 1, 061, 898△未払消費税等の増加額( 減少額) 32, 766
前受金の増加額 330, 887前受収益の減少額 △ 166, 927
△長期前受収益の増加額( 減少額) △ 26, 261△未払金の増加額( 減少額) 349, 633
△その他資産の減少額( 増加額) △ 68, 716その他負債の増加額 48, 145
小計 △ 6, 490, 825利息及び配当金の受取額 31, 241利息の支払額 △ 249, 956法人税等の支払額 △ 36, 639
営業活動によるキャッシュ・フロー △ 6, 746, 179 ←赤字
(光通信)前連結会計年度 当連結会計年度
14(自 平成 年4月1日 15(自 平成 年4月1日
15 31至 平成 年3月 日) 16 31至 平成 年3月 日)
金額(百万円) 金額(百万円)
営業活動によるキャッシュ・フロー 8,180 15,010
投資活動によるキャッシュ・フロー 5,819 2,115
財務活動によるキャッシュ・フロー △ 39,783 △ 36,555
区分
投資CFがプラスになるケース
(光通信)前連結会計年度 当連結会計年度
14(自 平成 年4月1日 15(自 平成 年4月1日
15 31至 平成 年3月 日) 16 31至 平成 年3月 日)
金額(百万円) 金額(百万円)
Ⅱ 投資活動によるキャッシュ・フロー有価証券の取得による支出 △ 78 ―有形固定資産の取得による支出 △ 272 ―有形固定資産の売却による収入 133 ―無形固定資産の取得による支出 △ 343 ―無形固定資産の売却による収入 102 ―有形無形固定資産の取得による支出 ― △ 862有形無形固定資産の売却による収入 ― 24投資有価証券の取得による支出 △ 5 △ 7,331投資有価証券の売却による収入 3,792 9,533 ←ココに注目子会社株式の取得による支出 △ 68 △ 747子会社株式の売却による収入 176 65連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出 △ 1,328 ―連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入 40 ―出資金の払込による支出 △ 0 △ 293出資金の回収による収入 294 2,098短期貸付金の払込による支出 △ 815 ―短期貸付金の回収による収入 1,748 ―長期貸付金の払込による支出 △ 122 ―長期貸付金の回収による収入 170 ―貸付けによる支出 ― △ 139貸付金の回収による収入 ― 308敷金保証金の払込による支出 △ 309 △ 760敷金保証金の回収による収入 1,374 526その他の投資活動によるキャッシュ・フロー 1,329 △ 307
投資活動によるキャッシュ・フロー 5,819 2,115
区分
(光通信)前連結会計年度 当連結会計年度
14(自 平成 年4月1日 15(自 平成 年4月1日
15 31至 平成 年3月 日) 16 31至 平成 年3月 日)
金額(百万円) 金額(百万円)
Ⅲ 財務活動によるキャッシュ・フロー短期借入れによる収入 108 200短期借入金の返済による支出 △ 414 △ 306長期借入れによる収入 95 ―長期借入金の返済による支出 △ 6,531 △ 3,118社債の買入及び償還による支出 △ 37,926 △ 28,752株式の発行による収入 4,863 129有償減資による支出 ― △ 4,699自己株式の取得による支出 △ 2 △ 7自己株式の売却による収入 24 ―
財務活動によるキャッシュ・フロー △ 39,783 △ 36,555
区分
フリー・キャッシュ・フロー(FCF)のマイナスが許されるケースもある
活発な投資活動によって、翌年以降の営業キャッシュ・フローが増加している場合には、FCFのマイナスも許容される
決算年月 2000年10月 2001年10月 2001年10月 2003年10月
①営業キャッシュ・フロー 408 678 853 2,168②投資キャッシュ・フロー △ 745 △ 745 △ 2,341 △ 2,740
① ②フリー・キャッシュ・フロー( + ) △ 336 △ 67 △ 1,488 △ 571財務キャッシュ・フロー 64 1,104 473 451
決算年月 2004年10月 2005年10月 2006年10月 2007年10月
①営業キャッシュ・フロー 2,174 3,090 2,956 3,486②投資キャッシュ・フロー △ 2,619 △ 3,296 △ 2,153 △ 2,619
① ②フリー・キャッシュ・フロー( + ) △ 445 △ 206 803 867財務キャッシュ・フロー 1,194 △ 120 10 △ 210
くらコーポレーションキャッシュ・フロー計算書データの推移
(単位:百万円)
投資活動の支出を増加させたことで、この会社では、営業キャッシュ・フローも急成長し、会社は飛躍した。
投資活動は、将来のお金を稼ぐための活動であることを考えるならば、この会社の活動は正常である。
くらコーポレーションのキャッシュ・フローデータ
(単位:百万円)
408
678853
2,168 2,174
3,0902,956
3,486
0
500
1,000
1,500
2,000
2,500
3,000
3,500
4,000
投資キャッシュ・フロー
営業キャッシュ・フロー
第 2部
粉飾とキャッシュ・フロー計算書
科 目 粉飾前 粉飾仕訳 粉飾後
売上高 13, 384 18,000 31,384
売上原価 16, 611 10,000 26,611
△売上総利益又は売上総損失( ) △ 3, 227 8,000 4,773 ←プラスへ
販売費及び一般管理費 3, 145 3,145
△営業損失( ) △ 6, 373 8,000 1,628 ←プラスへ
営業外収益 87 87
営業外費用 187 187
△経常損失( ) △ 6, 474 8,000 1,528 ←プラスへ
特別利益 4 4
特別損失 527 527
△税金等調整前当期純損失( ) △ 6, 997 8,000 1,005 ←プラスへ
法人税、住民税及び事業税 15 15
法人税等調整額 0 0
法人税等合計 15 0 15
△少数株主損失( ) - 361 - 361
△当期純損失( ) △ 6, 651 8,000 1,351 ←プラスへ
粉飾組替表(連結損益計算書)( 20 12自 平成 年 月1日
21 11 30 )至 平成 年 月 日
( )単位:百万円
A社
粉飾前 粉飾 粉飾後 粉飾前 粉飾 粉飾後
15,520 15,520 支払手形及び買掛金 1,410 4,000 5,4105,607 6,000 11,607 短期借入金 4,973 4,973
202 202 未払法人税等 45 452,989 6,000 8,989 繰延税金負債 1 1
2 2 未払金 2,646 2,646325 325 その他 1,047 1,047
△ 12 △ 12 流動負債合計 10,125 4,000 14,12524,636 12,000 36,636
長期借入金 4,576 4,5760 退職給付引当金 4,104 4,1040 役員退職慰労引当金 31 31
建物及び構築物 3,638 3,638 環境対策引当金 157 157機械装置及び運搬 2,626 2,626 固定負債合計 8,869 0 8,869土地 3,630 3,630 負債合計 18,994 4,000 22,994建設仮勘定 598 598その他 387 387
有形固定資産合計 10,881 10,881 資本金 12,316 12,316資本剰余金 10,354 10,354
92 92 利益剰余金 △ 3,994 8,000 4,0060 自己株式 △ 1,235 △ 1,235
投資有価証券 1,571 1,571 株主資本合計 17,441 8,000 25,441その他 568 568 0貸倒引当金 △ 429 △ 429 その他有価証券評価差額金 △ 110 △ 110
投資その他の資産合計 1,710 1,710 評価・換算差額等合計 △ 110 △ 110固定資産合計 12,684 12,684 995 995
純資産合計 18,326 8,000 26,326資産合計 37,321 12,000 49,321 負債純資産合計 37,321 12,000 49,321
投資その他の資産
評価・換算差額等
少数株主持分
固定負債
固定資産有形固定資産
純資産の部株主資本
無形固定資産
有価証券たな卸資産繰延税金資産その他貸倒引当金流動資産合計
資産の部 負債の部流動資産 流動負債現金及び預金受取手形及び売掛金
A社粉飾組替表(連結貸借対照表)
平成 21年11月30日(単位:百万円 )
科 目 科 目
粉飾前 粉飾 粉飾後
税金等調整前当期純利益 △ 6, 997 8,000 1,003 ← プラスになった減価償却費 1, 341 1,341減損損失 353 353受取利息及び受取配当金 △ 47 △ 47支払利息 144 144
△売上債権の増減額( は増加) 850 △ 6,000 △ 5,150 ←△たな卸資産の増減額( は増加) 954 △ 6,000 △ 5,046 ←
△仕入債務の増減額( は減少) △ 1, 247 4,000 2,753△貸倒引当金の増減額( は減少) △ 3 △ 3
△退職給付引当金の増減額( は減少) △ 186 △ 186その他 240 240
小計 △ 4, 599 0 △ 4,599利息及び配当金の受取額 48 48利息の支払額 △ 138 △ 138法人税等の支払額 △ 7 △ 7営業活動によるキャッシュ・フロー △ 4, 697 △ 4,697 ← 変化なし
粉飾組替表(連結キャッシュ・フロー計算書) 20 12自 平成 年 月1日
21 11 30至 平成 年 月 日(単位:百万円)
営業活動によるキャッシュ・フロー
大きなマイナス項目になった
キャッシュフロー計算書
粉飾前 粉飾後
Ⅰ 営業CF
税金等調整前当期純利益 △ 180 20 ←粉飾して大きくした
売上債権の増加額 10 △ 140 ←
たな卸資産の増加額 20 △ 30 ←
営業CF △ 150 △ 150 ← 変化しない
その結果、営業CFの最終値は変化しない
:
損益計算書の利益が粉飾されても、売上債権とたな卸資産の調整額も変わる。
↓
粉飾前と粉飾後の営業CF
( )単位:億円
調整によって帳消しになる
:
2004年度 2005年度 2006年度
損益計算書のデータ売上高 3,109 5,885 9,704経常利益 212 594 1,205 ←黒字当期純利益 107 410 780 ←黒字
①営業キャッシュ・フロー △ 142 △ 859 △ 967 ←大赤字②投資キャッシュ・フロー △ 196 △ 681 △ 1,413
① ②フリー・キャッシュ・フロー( + ) △ 338 △ 1,540 △ 1,413 ←大赤字財務キャッシュ・フロー 401 1,885 2,466
キ ャッシュ・フロー計算書のデー タ
(単位:百万円)決算年月
プロデュースの主要財務データの推移
区分 2005年度 2006年度税引前当期純利益 694 1,223 ←こちらは黒字
減価償却費 141 204新株発行費 17 - 役員退職慰労引当金の増減額 6 6
△貸倒引当金の増減額(減少: ) 2 6支払利息 2 17前期損益修正益 - △ 10助成金収入 - △ 259投資有価証券評価損 - 31棚卸資産評価損 - 204固定資産評価損 - 20
△売上債権の増減額(増加: ) △ 685 △ 248 ←これが犯人
△たな卸資産の増減額(増加: ) △ 1,832 △ 1,879 ←これが犯人
△未収消費税等の増減額(増加: ) △ 52 12△仕入債務の増減額(減少: ) 769 295
△前受金の増減額(減少: ) 229 △ 160△未払消費税等の増減額(減少: ) △ 7 -
△未払金の増減額(減少: ) 8 - △未払費用の増減額(減少: ) 8 36
△預り金の増減額(減少: ) △ 11 10その他 △ 26 △ 146
小計 △ 734 △ 634利息及び配当金の受取額 - - 利息の支払額 △ 2 △ 16法人税等の支払額 △ 122 △ 316営業活動によるキャッシュ・フロー △ 859 △ 967 ←こちらが赤字
(単位:百万円)プロデュースの営業キャッシュフロー
FOI
2008 3年 月 2009 3年 月
損益計算書のデータ売上高 9,496 11,855経常利益 1,297 2,016 ←黒字当期純利益 806 530 ←黒字
キ ャッシュ・フロー計算書のデー タ①営業キャッシュ・フロー △ 3,995 △ 3,550 ←大赤字
②投資キャッシュ・フロー △ 58 △ 91① ②フリー・キャッシュ・フロー( + ) △ 4,054 △ 3,642 ←大赤字
財務キャッシュ・フロー 1,631 4,868
決算年月(単位:百万円)
FOIの営業キャッシュ・フロー
区分 2008 3年 月 2009 3年 月税金等調整前当期純利益 1,323 1,436 ←こちらが黒字減価償却費 166 111
△引当金の増減額( は減少) 65 601受取利息及び受取配当金 △ 4 △ 3支払利息 232 341
△為替差損益( は益) 14 0△固定資産除売却損益( は益) 5 0
△売上債権の増減額( は増加) △ 4,783 △ 4,685 ←これが犯人△たな卸資産の増減額( は増加) △ 794 △ 744 ←これが犯人
△仕入債務の増減額( は減少) 108 △ 61その他 715 236小計 △ 2,950 △ 2,768利息及び配当金の受取額 4 3利息の支払額 △ 221 △ 328法人税等の支払額 △ 828 △ 457営業活動によるキャッシュ・フロー △ 3,995 △ 3,550 ←こちらが赤字
(単位:百万円)
決算年月 2003 3年 月 2004 3年 月 2005 3年 月 2006 3年 月
売上高 5,525 11,347 17,629 40,335経常利益 653 878 1,389 3,276 ←黒字当期純利益 345 499 770 1,786 ←黒字
①営業キャッシュ・フロー △ 528 412 784 △ 1,371 ←赤字②投資キャッシュ・フロー △ 479 △ 665 △ 1,186 △ 1,548
① ②フリー・キャッシュ・フロー( + ) △ 1,007 △ 253 △ 402 △ 2,918 ←赤字財務キャッシュ・フロー 877 2,370 816 4,593
(単位:百万円)I XIの業績の推移
IXI2005年3月期 2006年3月期
金額(千円) 金額(千円)
Ⅰ 営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 1,395,443 3,275,031 ←こちらが黒字
減価償却費 510,779 302,868
連結調整勘定償却額 5,401 11,802
役員退職慰労引当金の増減(
△) 16,500 20,200
受取利息及び受取配当金
△169
△207
支払利息 23,978 31,454
役員賞与の支払額
△20,000
△24,000
△売上債権の増( )減
△1,378,746
△3,076,997 ←これが犯人
△たな卸資産の増( )減
△1,081,746
△3,380,896 ←これが犯人
△仕入債務の増減( ) 1,692,464 2,385,951
その他 128,738
△68,998
小計 1,292,644
△523,791
利息及び配当金の受取額 169 207
利息の支払額
△23,826
△31,533
法人税等の支払額
△484,864
△815,468
営業活動によるキャッシュ・フロー 784,123
△1,370,585 ←こちらが赤字
科 目
決算年月 2001 3年 月 2002 3年 月 2003 3年 月
売上高 2,047 6,552 16,864経常利益 29 275 343 ←黒字当期純利益 11 123 66 ←黒字
①営業キャッシュ・フロー △ 400 △ 218 △ 4,474 ←赤字②投資キャッシュ・フロー △ 593 △ 479 110
① ②フリー・キャッシュ・フロー( + ) △ 993 △ 697 △ 4,365 ←赤字財務キャッシュ・フロー 1,619 255 5,126
(単位:百万円)メディアリンクスの業績推移
(単位:千円)
区分 14平成 年3月期 15平成 年3月期
Ⅰ 営業活動によるキャッシュ・フロー
1 税金等調整前当期純利益 250,707 180,678 ←こちらが黒字
2 減価償却費 18,507 33,763
3 連結調整勘定償却額 23,091 -
4 たな卸資産評価損 17,291 28,394
5 賃貸借契約解約損 - 16,659
( :△ )6 貸倒引当金の増減額 減少 △ 9,493 4,675
( :△ )7 賞与引当金の増減額 減少 2,679 △ 10,521
8 退職給付引当金の増加額 760 498
9 受取利息 △ 2,433 △ 11,404
10 支払利息 57,468 103,707
11 固定資産除却損 20 26,387
12 売上債権の増加額 △ 503,257 △ 2,365,074 ←これが犯人
13 たな卸資産の増加額 △ 1,107,252 △ 3,906,213 ←これが犯人
14 仕入債務の増加額 1,046,134 1,735,410
15 未払消費税等の増加額 ― 24,273
16 その他 53,228 △ 33,456
小計 △ 152,547 △ 4,172,222
17 利息の受取額 2,433 11,404
18 利息の支払額 △ 60,649 △ 105,822
19 法人税等の支払額 △ 7,478 △ 207,824
営業活動によるキャッシュ・フロー △ 218,241 △ 4,474,464 ←こちらが赤字
メディアリンクス
駿河屋社長ら5人逮捕 架空増資で虚偽登記
老舗和菓子会社「駿河屋」(和歌山市、東証・大証二部)が、実態のない約11億円の第三者割当増資で法人登記に虚偽を記録させたとして、大阪府警捜査二課は13日午後、電磁的公正証書原本不実記録・同供用容疑で、同社の岡本良晴社長(57)や投資会社「飯倉ホールディングス」(東京)の上田高嗣前社長(42)ら5人を逮捕した。 調べによると、岡本容疑者らは新株の払込金を一時的に入金して増資したように見せ掛けることを計画。昨年12月12日、飯倉ホールディングスが融資を受けた940万株分の払込金約11億円の保管証明書を銀行に発行させ、同月18日、和歌山法務局で法人登記の「資本の額」を5億3000万円から11億340万円に変更するなど虚偽の申請をして受理させた疑い。 (共同通信) - 11月 13日 21時 42分更新
)(単位:千円
区 分 2004年3月期
Ⅱ 投資活動によるキャッシュ・フロー
1 有形固定資産の取得による支出 △ 25, 391
2 有形固定資産の売却による収入 163, 680
3 投資有価証券の売却による収入 162, 370
4 投資有価証券の取得による支出 △ 3, 306
5 貸付による支出 △ 1, 028, 129 ←ここが歪んだ 6 貸付金の回収による収入 60, 970
7 定期預金の預入による支出 △ 117, 130
8 定期預金の払戻による収入 249, 254
9 無形固定資産の取得による支出 △ 1, 500
10 その他 △ 14, 412
投資活動によるキャッシュ・フロー △ 553, 596
Ⅲ 財務活動によるキャッシュ・フロー
1 短期借入れによる収入 417, 071
2 短期借入金の返済による支出 △ 836, 071
3 長期借入れによる収入 16, 000
4 長期借入金の返済による支出 △ 103, 650
5 自己株式の取得による支出 △ 1, 495
6 株式の発行による収入 1, 127, 649 ←ここが歪んだ 財務活動によるキャッシュ・フロー 619, 504
駿河屋のキャッシュ・フロー計算書(一部)
2011年3月期金額(百万円)
△定期預金の増減額( は増加) 671有形固定資産の取得による支出 △ 21, 729有形固定資産の売却による収入 700投資有価証券の取得による支出 △ 426子会社株式の取得による支出 △ 1, 071貸付けによる支出 △ 5, 104 ←この貸付が怪しい貸付金の回収による収入 559利息及び配当金の受取額 1, 437その他 △ 415投資活動によるキャッシュ・フロー △ 25, 379
投資活動によるキャッシュ・フロー
(単位:百万円)大王製紙の投資キャッシュ・フロー
区 分
決算年月 2002 3年 月 2038 3年 月 2004 3年 月 2005 3年 月 2006 3年 月①営業キャッシュ・フロー 50, 607 78, 751 30, 537 10, 025 49, 034
②投資キャッシュ・フロー △ 56, 133 △ 60, 335 △ 55, 211 △ 27, 542 △ 81, 755①フリー・キャッシュ・フロー( +
②) △ 5, 526 18, 416 △ 24, 674 △ 17, 517 △ 32, 721
財務キャッシュ・フロー △ 24, 787 △ 18, 279 38, 408 60, 015 77, 200
決算年月 2007 3年 月 2008 3年 月 2009 3年 月 2010 3年 月 2011 3年 月①営業キャッシュ・フロー 108, 400 89, 006 41, 628 76, 245 32, 917
②投資キャッシュ・フロー △ 96, 481 △ 304, 303 △ 20, 728 △ 20, 967 16, 555①フリー・キャッシュ・フロー( +
②) 11, 919 △ 215, 297 20, 900 55, 278 49, 472
財務キャッシュ・フロー 2, 192 164, 401 △ 3, 751 17, 355 △ 37, 359
(単位:百万円)オリンパスの主要キャッシュ・フローデータ
2008 3年 月期の投資額が突出
オリンパスのキャッシュ・フローデータ
(単位:百万円)
空前の大規模投資が行われたのに、爾後の営業キャッシュ・フローは、ぜんぜん増加しないどころか下落しているのが不思議
108,400
89,006
41,628
76,245
32,917
△50,000
0
50,000
100,000
150,000
200,000
250,000
300,000
350,000
②投資キャッシュ・フロー
①営業キャッシュ・フロー
決算年月 2001 3年 月 2002 3年 月 2003 3年 月
売上高 6,350 7,712 9,802経常利益 231 436 597 ← フ ラ゚ス当期純利益 94 171 226 ← フ ラ゚ス純資産額 2,096 2,144 2,220総資産額 5,341 6,601 8,931
①営業キャッシュ・フロー 271 △ 55 △ 1,620 ← マイナス②投資キャッシュ・フロー △ 144 △ 467 △ 206
① ②フリー・キャッシュ・フロー( + ) 127 △ 523 △ 1,826財務キャッシュ・フロー 310 590 1,302
( )従業員数 人 144 130 115 ←減少
(単位:百万円)C社の連結業績の推移
【連結キャッシュ・フロー計算書】
2002 3年 月期 2003 3年 月期区分 金額 金額
Ⅰ 営業活動によるキャッシュ・フロー税金等調整前当期純利益 319,566 459,856 ←黒字減価償却費 42,070 158,616連結調整勘定償却額 300 19,190退職給付引当金の減少額 △ 24,263 △ 38,971役員退職慰労引当金の増加額 49,971 49,970貸倒引当金の増加額 42,635 96,666完成工事補償引当金の増減額△( 減少)特別修繕引当金の増加額 3,673 14,692受取利息及び受取配当金 △ 23,597 △ 34,502支払利息 22,343 46,744社債発行費償却 - 2,000新株発行費 - 2,453固定資産除却損 610 3,300投資有価証券評価損 7,694 26,056投資有価証券売却損 - 5,442自己株式売却損 238 -ゴルフ会員権評価損 6,700 12,133受取保険金 - △ 25,359賠償補償金 - 12,000年金基金特別掛金訴訟和解金 - 24,602売上債権の増加額 △ 581,185 △ 2,266,865 ← 怪しいたな卸資産の増減額△( 増加)仕入債務の増加額 86,498 218,100
未成工事受入金の増減額
△( 減少)未払消費税等の増減額△( 減少)その他 △ 18,353 △ 145,640小計 64,014 △ 1,404,979
利息及び配当金の受取額 32,200 34,554利息の支払額 △ 23,167 △ 52,919保険金の受取額 - 25,359賠償補償金の支払額 - △ 12,000年金基金特別掛金訴訟和解金の支払額 - △ 24,602法人税等の支払額 △ 128,309 △ 185,832
営業活動によるキャッシュ・フロー △ 55,262 △ 1,620,419 ←赤字
61,296 △ 791
△ 1,215 7,379
(単位:千円)
343,621 △ 352,601
△ 274,590 300,545
C社の投資キャッシュ・フロー
2002 3年 月期 2003 3年 月期営業活動によるキャッシュ・フロー △ 55,262 △ 1,620,419Ⅱ 投資活動によるキャッシュ・フロー定期預金の預入による支出 △ 83,254 △ 81,100定期預金の払戻による収入 95,415 79,810新規連結子会社取得による支出 △ 6,000 △ 179,902有形固定資産の取得による支出 △ 598,490 △ 65,287有形固定資産の売却による収入 571,288 -投資有価証券の取得による支出 △ 15,298 △ 46,635投資有価証券の売却による収入 - 4,105貸付けによる支出 △ 1,424,849 △ 878,955 ←金額が大きい貸付金の回収による収入 993,768 962,175
投資活動によるキャッシュ・フロー △ 467,420 △ 205,790
(単位:千円)
C社の財務キャッシュ・フロー
2002 3年 月期 2003 3年 月期Ⅲ 財務活動によるキャッシュ・フロー短期借入金の純増額 364,090 936,787長期借入れによる収入 100,000 825,000長期借入金の返済による支出 △ 62,279 △ 127,596社債の発行による収入 300,000 -社債の償還による支出 - △ 100,000割賦債務の支払による支出 △ 12,306 △ 91,618自己株式の取得による支出 △ 7,963 △ 10,000 ←注目自己株式の売却による収入 4,343 -新株発行による収入 - 11,726新株発行費の支払による支出 - △ 2,453配当金の支払額 △ 96,288 △ 132,233 ←注目少数株主への配当金支払額 - △ 7,350
財務活動によるキャッシュ・フロー 589,596 1,302,262Ⅳ 現金及び現金同等物の増減額 66,914 △ 523,948Ⅴ 現金及び現金同等物の期首残高 1,125,677 1,192,592Ⅵ 新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額 - 6,889Ⅶ 現金及び現金同等物の期末残高 1,192,592 675,533
(単位:千円)
株主名 2000 3年 月期 2001 3年 月期 2002 3年 月期 2003 3年 月期
甲太郎 1, 415 2, 035 2, 931 3, 841甲昭雄 160 240 350 536甲正子 270 385 562 829㈲甲企画 855 1, 390 2, 762 4, 664
合計 2, 700 4, 050 6, 605 9, 870発行済株式総数 5, 350 8, 025 12, 037 18, 166創業者一族の持株割合 50. 50% 50. 50% 54. 90% 54. 30%一株当り配当(円) 10 12 11 11創業者一族への配当金支払(千円) 27, 000 48, 600 72, 655 108, 570
C社の創業一族の持株構成と配当支払(単位:千株)
E社決算年月 H23年3月 H24年3月 H25年3月売上高 25, 307, 222 28, 087, 323 26, 908, 301
経常利益 455, 114 695, 656 569, 752
当期純利益 163, 006 340, 299 312, 843
CF営業 △ 290, 866 △ 698, 901 △ 230, 159
CF投資 41, 201 △ 27, 138 △ 104, 600
CF財務 △ 64, 225 △ 53, 629 △ 54, 998
現金及び現金同等物の期末残高
R社回次 54第 期 55第 期 56第 期 57第 期決算年月 22H 年3月 23H 年3月 24H 年3月 25H 年3月
売上高 65, 917, 973 95, 337, 089 116, 700, 613 144, 675, 489
経常利益 1, 832, 255 2, 339, 294 2, 532, 345 3, 005, 618
当期純利益 1, 021, 444 1, 367, 171 1, 689, 571 1, 919, 302
営業CF △ 717, 625 △ 6, 678, 987 △ 6, 915, 518 △ 2, 670, 673
投資CF △ 449, 433 △ 397, 625 △ 631, 688 △ 975, 933
財務CF 1, 902, 570 9, 979, 558 8, 875, 610 3, 511, 440
(単位:千円)
2, 609, 606 1, 829, 784 1, 446, 082
(単位;千円)
下記の 2 社(社名は敢えて書かない)は、粉飾の報道はなされていないが…
(単位:千円)前連結会計年度 当連結会計年度( 自 平成23年4月1日 ( 自 平成24年4月1日
至 平成24年3月31日) 至 平成25年3月31日)
税金等調整前当期純利益 2,941,481 3,220,760減価償却費 348,510 321,933
△貸倒引当金の増減額( は減少) 15,150 △ 72,390△賞与引当金の増減額( は減少) △ 27,568 △ 33,206
△退職給付引当金の増減額( は減少) 10,590 2,981受取利息及び受取配当金 △ 87,061 △ 108,038支払利息 365,978 451,487
△投資有価証券評価損益( は益) 9,896 3,560△投資有価証券売却損益( は益) 941 △ 637△有形固定資産除売却損益( は益) 6,889 13,249
災害損失 80,174 -保険差益 △ 550,798 △ 234,863
△売上債権の増減額( は増加) △ 9,021,808 △ 6,243,662△たな卸資産の増減額( は増加) △ 2,178,619 △ 299,540
△仕入債務の増減額( は減少) 930,958 2,461,628その他 1,409,779 △ 1,732,401小計 △ 5,745,506 △ 2,249,139利息及び配当金の受取額 84,279 104,095利息の支払額 △ 354,496 △ 403,318保険金の受取額 - 824,284法人税等の支払額 △ 899,795 △ 946,594営業活動によるキャッシュ・フロー △ 6,915,518 △ 2,670,673
【連結キャッシュ・フロー計算書】R社
営業活動によるキャッシュ・フロー
現代社会は企業社会
ひとは会社と関わりあいながら生活をしている。
だから、会社の姿、会社の経営状態を知るために、決算書を読めるというスキルは役に立つし面白い。決算書データの読み方を身に着けることは極めて重要である。キャッシュ・フロー計算書が有する利点を知って、この経済社会を賢く生き抜いていただきたい。
(おわり)