第３回 地図の勉強会QGIS で防災マップ

2017 年 3 月 15 日

Code for SAITAMA古田　武士

今後の地図の勉強会について• 奇数月は QGIS についてじっくりと取り組んでいきます。• 色々なオープンデータを使って地図を作ったり• 分析をして GIS の基本を学んでいきます。

• 偶数月は WebGIS について色々なサービスを使っていきます。• 来月は新 UI になった Carto について改めて操作方法を学んでいきま

す。• ６月は、 uMap の予定です。

今回のテーマQGIS を使って防災マップを作ろう• 避難所データを地図に表示しよう

• 避難所データで分析しよう

• ハザード情報を地図に表示しよう

避難所データを地図に表示しよう• 今回は、国土数値情報ダウンロードから避難所データ元にさく

せいします。

• 入手したデータを地図に表示しよう。

Ex• 埼玉県のオープンデータを検索して避難所データを入手しよう• 市区町村のオープンデータポータルを探してみよう

国土数値情報ダウンロードの場合

表示結果

地域を限定しよう• 自分の住んでいる地域のみの表示にしよう

• フィルター機能で絞り込もう• P20-003 に対して以下のフィルタを適用しよう

P20-003 like '% 市区町村名 %'例： P20-003 like '% 戸田市 %'

表示例

背景地図を表示してみよう• Openlayers プラグインを導入して OpenstreetMap を表示し

てみよう。

• 作成した地図を見てみよう

表示例

避難所の種類で色分けをしてみよう• P20_004 を元にして色分けをしてみよう。

• プロパティからスタイルを選択して色分けをしてみます。

表示例

避難所の収容人数をグラフにしよう• レイヤーを複製して別のレイヤーを作成します。

• 複製したレイヤーで、レイヤーのスタイルを変更します。• 段階に別れた• 色をサイズに• ５段階で• 当間隔で

• 分類で分けられたレイヤーの下に入れて地図を作ろう

表示例

到達圏で円を書こう• 名前をつけて保存で別の投影法のレイヤーを作成します。　平面直角座標系９系（ EPSG:2451 ）で保存します。

• 保存したレイヤーを元にバッファ円５００ｍの円を書こう• スタイルは塗りつぶし無しで円だけを書こう

平面直角にするのは距離を元に作図をするためです。

緯度経度を基準にした場合はバッファ円の半径を求めるのがこんななためです。

レイヤーの保存

バッファの作成

表示例

一番近い避難所を探そう• 避難所間のテリトリーを作って自分のいる場所から一番近い避

難所がわかる地図を作ろう

• ボロノイ図を作って避難所間のテリトリーの地図を作ってみよう

• ベクターメニューのジオメトリーツールからボロノイポリゴンを選択して作図します。

ベクターメニュー

ボロノイ作成

表示例

各種ハザード情報を入手してみよう• 国土数値情報ダウンロードからハザードデータを入手しよう• 浸水想定区域• 土砂災害警戒区域• 土砂災害危険箇所

浸水想定地域データをダウンロード

ダウンロードしたデータで作図ダウンロードしたデータを元に地図を作成します。以下の表現で作図します。

• A31_001 を元に分類• 段階に分けられた• 色は青のグラデーション• 透過度は３０％

作図例