キャンペーンの対象者を顧客リストから抜き出す...
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サンプルデータを利用して、顧客リストから指定した条件にあう対象者を抜き出す方法を解説します。 例として、キャンペーンの対象者を絞り込むため、顧客リストから未婚男性の北東北(青森、岩手、秋田)在住者を抜き出します。 アクセスでは「選択クエリ」を使うことで、複雑な条件でもマウス操作だけで、絞り込むことができます。エクセルで扱いにくい10万行を超えるリストであっても、ストレスなく操作ができます。 MirosoftAccessは、簡単に大量のデータを分析することができます。 このシリーズを習得することで、ビックデータを扱う基礎力が身に付きます。TRANSCRIPT
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LessonLesson
抽出条件を図解する
選択クエリを作成する◦抽出条件を入力する
◦結果を確認、保存する
クエリをもとに選択クエリを作成する
キャンペーンの対象者を顧客リストから抜き出す-マイクロソフトアクセスで条件抜き出しをする-
サンプルデータを利用して、顧客リストから指定した条件にあう対象者を抜き出す方法を解説します。
例として、キャンペーンの対象者を絞り込むため、顧客リストから未婚男性の北東北(青森、岩手、秋田)在住者を抜き出します。
アクセスでは「選択クエリ」を使うことで、複雑な条件でもマウス操作だけで、絞り込むことができます。エクセルで扱いにくい10万行を超えるリストであっても、ストレスなく操作ができます。
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事前準備:テキストファイルをインポートする
<<以前のスライドはhttp://www.slideshare.net/jbtaniguchi/ss-28617713>>
初めての方は、手順を参考に右図を表示させてください。
1•アクセスを起動し、名前をつけて「空のデータベース」を作成
2•「テーブル1」を閉じ、リボンから外部データをクリック
3•取込元のファイル形式でテキストファイルを選択
4•現在のデータベースの新しいテーブルにソース データをインポート
5•「区切記号付き」が選択し[次へ]をクリック
6
•「先頭行をフィールド名として使う」にチェックボックスを入れ、
「完了」
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抽出条件を図解する-未婚かつ男性-
未婚男性の北東北(青森、岩手、秋田)在住者という条件は、少し複雑なので、まず紙とペンを使って、どのような条件なのか図解します。
①全体には顧客リストがあり、ここには未婚既婚、男女、全国の人が入ります。②そのなかから、未婚と既婚にわけます。③さらに未婚は男性と女性にわかれます。④未婚男性という条件は「未婚かつ男性」と読み替えることができます。
①全体
未婚&既婚男&女全国
②未婚
既婚
③男性
女性
それ以外
④未婚かつ男性
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抽出条件を図解する-青森または岩手または秋田-
⑤未婚男性を対象として、未婚男性から北東北を抜き出します。未婚男性の都道府県をみていくと、47都道府県にわけることができます。⑥今回はその47の都道府県から青森、岩手、秋田を取り出します。⑦青森、岩手、秋田は、「青森または岩手または秋田」と読み替えることができます。⑧全体として未婚男性の北東北(青森、岩手、秋田)在住者というものは、論理的には、「未婚でかつ男性」でかつ「青森または岩手または秋田」となります。
⑤未婚男性全国
⑥青森
それ以外 それ以外
⑧未婚かつ男性かつ
(青森または岩手または秋田)
⑥岩手
⑥秋田
⑦青森または岩手または秋田
それ以外
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抽出条件を図解する-まとめ-
未婚男性の北東北(青森、岩手、秋田)在住者というものは、①全体に対して「②未婚でかつ③男性」でかつ「④青森または岩手または秋田」となります。
このように図解することで、複雑な条件でも簡単に示すことができます。なれてしまえば、図解せずに理解ができるようになりますが、少しでも不安があれば図解することで、次の作業がとてもやりやすくなります。
①全体
未婚&既婚男&女全国
②未婚
既婚
③男性
女性
④青森または岩手または秋田
それ以外
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選択クエリをつくりテーブルを選択
[作成]リボンを表示させ、[クエリデザイン]をクリックします。テーブルの選択画面の[顧客マスタ]をダブルクリックし、[テーブルの表示]画面を閉じます。
①[作成]リボンをクリック
②[クエリデザイン]をクリック
③[顧客マスタ]をダブルクリック
④[閉じる]をクリック
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出力フィールドを選ぶ
フィールドの[UID]をクリックし、スクロールバーで最下部のフィールドまで見える状態にしたあと、[Shift]キーを押したまま[キャリア]をクリックします。オレンジ色で示された選択領域を下表(デザイングリッド)へドラッグ&ドロップします。
①[UID]をクリック
②スクロールバーを下げる
③[Shift]キーを押したまま[キャリア]をクリック
Shift
④オレンジ色の選択領域を下表にドラッグ&ドロップ
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未婚の男性を選ぶ
まず、「性別」フィールドの抽出条件に「男」と入力します。次に「婚姻」フィールドの抽出条件に「未婚」と入力します。※「“”」(ダブルコーテーション)は自動で入力されます。
①[性別]フィールドの抽出条件に「男」と入力
②[婚姻]フィールドの抽出条件に「未婚」と入力
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結果を確認する
「実行」をクリックすると、[男]で[未婚]に絞り込まれたリストが表示されます。
※抽出条件が間違っていると何も表示されないことがあります。(「男」とすべきところを「男性」とすると、表示されないなど)
①[表示]をクリック ②[男]で[未婚]に絞りこまれたことを確認
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クエリを保存する
[クエリ1]のタブを右クリック、[上書き保存]を選び、クエリ名を「q01_顧客リストから未婚男性抽出」として[OK]をクリックして保存します。
①[タブ]を右クリック
②[上書き保存]をクリック
③「q01_顧客リストから未婚男性抽出」と入力
④[OK]をクリック
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選択クエリをつくりクエリを選択
作成リボンから、クエリデザインをクリックします。[テーブルの表示]ウィンドウ内の[クエリ]タブをクリックし、表示された[q01_顧客リストから未婚男性抽出]をダブルクリックし、このウィンドウを閉じます。
①[作成]リボンをクリック
②[クエリデザイン]をクリック
④[q01_顧客リストから未婚男性抽出]をダブルクリック
⑤[閉じる]をクリック
③[クエリ]タブをクリック
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3県を抽出条件に入力する
顧客マスタからフィールドを選択したときと同様に、下表(デザイングリッド)に[UID]から[キャリア]までをドラッグ&ドロップします。[都道府県]フィールドの[抽出条件]へ[青森県]と入力し、その下に[岩手県]、[秋田県]を入力します。
①[UID]から[キャリア]までを選択
②下表へドラッグ&ドロップ
③[都道府県]フィールドの[抽出条件]へ、[青森県]と入力
④[または]へ [岩手県県]と[秋田県]を入力
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キャンペーン対象者リストを保存する
[q01_顧客リストから未婚男性抽出]の場合と同様、表示をクリックすることで、結果を見ることができ、タブを右クリック→上書き保存をすることで、この条件のクエリが保存できます。クエリ名は[q02_キャンペーン対象者リスト]とします。
①[表示]をクリック ②未婚男性、北東北に絞り込まれて表示される
③[クエリ1]タブを右クリック、上書き保存する
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次回のテーマ
お疲れさまでした。今回のレッスンはここまでです。
今回は、サンプルデータを利用して、キャンペーンの対象者を絞り込みを行いました。
次回は、その結果をアクセスのテーブルとして作成し、そのテーブルの内容をCSV形式のファイルとして出力します。絞り込み用のクエリをもとに、新たなテーブルに書き出すためのテーブル作成クエリを利用し、テーブルを作成し、そのテーブルをCSV形式として出力します。
ほとんどの作業がマウスを中心としたドラッグ&ドロップで実行でき、エクセルで扱いにくい10万行を超えるリストであっても、ストレスなく操作ができます。
CSV形式でキャンペーンの対象者リストを出力する