学 科案 建築学科 · 06 建築学科 eb...

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2017 湘 南 Department of Architecture and Building Engineering School of Engineering 建築学科 東海大学 工学部 SHONAN Campus

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Page 1: 学 科案 建築学科 · 06 建築学科 eb 建築学科では2年次3セメスターから設計の授業、 3・4セメスターで「生産・構法実験」の履修が推奨されています。

2 017学 科 案 内湘 南

Departm

ent of Architecture and B

uilding Engineering

School of E

ngineering

建 築 学 科東海大学 工学部

SHONANCampus

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建 築 学 科

Department of Architectureand Building EngineeringSchool of Engineering

■ 建 築 学 科02

卒業設計(Archiprix International 2009大賞)

 建築学科で何を学ぶのか? と考えるとき、多くの人は設計を連想するのではないでしょうか。しかし、建築学は、設計のほかにも計画、歴史、構造、施工、材料、設備、環境などさまざまな分野から成り立っています。将来、建築士の資格試験を受験する際も、これらすべての知識が必要となるのです。ですから、学生時代には、すべての分野をまん

べんなく勉強することが重要だと言えます。そのために建築学科は、設計・計画系、材料・施工系、構造系、そして環境工学・設備系という4つのパートで構成され、さらに各パートのなかで専門分野が分かれて、建築のさまざまな分野をカバーしています。

 建築学科では、講義や演習を充実させるために、専任の教員のほか、実際に各分野

の第一線で活躍されている建築家や専門家の方々を非常勤講師として多数迎え、実学としての教育を行っています。

設計、歴史、材料、環境など 幅広い分野が学問の対象に

現役の建築家や専門家による実践的な講義・演習も充実

・ 学 ぶ こ と ・

 工学部建築学科では次のように教育目標を定めています。 幅広い教養と確固たる歴史観、人生観に裏打ちされた高度な建築知識と技術を身につけ、自らの信念と責任をもとに建築の各方面で実社会に貢献しうる指導的人材を育成することです。そのために、建築学科では3つの専門力である「Ⅰ.設計に関する知識と表現力」、「Ⅱ.環境や設備に関する知識と理解力」、「Ⅲ.建築構造、施工・材料に関する知識と理解力」を獲得することを教育方針としています。 この教育目標を理解し、その目標を達成するために自ら学ぶ意欲を持った人を求めます。

東海大学では建学の精神に基づき、「自ら考え、集い、挑み、成し遂げる」これら4つの力を身につけ、時代に即応できる人材を育成します。

東海大学が育成する力●●●●

本学全体及び各入学試験のアドミッション・ポリシーは、東海大学オフィシャルサイトにてご確認ください。

▶http://www.u-tokai.ac.jp/admissionpolicy

スマホ専用▶

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1年次 2年次 3年次 4年次

入門的科目 基礎的科目 専門的科目 研究I n t r o d u c t i o n S t u d yB a s i c S p e c i a l

Department of Architecture and

Building EngineeringSchool of Engineering

建築デザイン4・同演習

 語学や現代教養科目

や基礎的な数学などの

専攻科目を経て、「建築

入門」や「建築環境計画」

などで入門的な建築の

知識を学びます。また、

「建築デザイン1~ 2・

同演習」では、建築を学

ぶ上で必要な製図、造

形、設計などの初歩的

な製図演習を行います。

 建築を専門的に学ぶ

上で基礎となる科目を

総合的に学んでいきま

す。「建築デザイン3~

4・同演習」では図面や

模型を制作する設計課

題演習が始まり、「生産・

構法実験」などの実験演

習も行われます。夏休

みには「海外建築研修」

も開催されています。

 4年次の「卒業論文・

卒業設計」で選択する専

門分野を考慮して、よ

り専門的な科目を学ん

でいきます。高度な内

容になるため、多くの

授業や演習科目が開講

されており、インターン

シップを認定する「建築

研修」も開講されます。

 建築学を学んだ集大

成として、研究室に所

属して、1年間指導教

員のもとで研究を行い、

「卒業論文・卒業設計」

としてまとめます。

Department of Architecture and Bui lding Engineering ■ 03

生産・構法実験生産・構法実験

卒業論文・卒業設計

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EB

■ 建 築 学 科04

Department ofArchitecture andBuilding EngineeringSchool of Engineering

海外建築研修(イタリア) 海外建築研修(スペイン)

・建築環境計画・

・建築環境工学・

・建築設備・

・空気調和設備計画・設計・

・建築設備製図・

・給排水設備設計・

建築環境工学設備系K e y w o r d

・建築デザイン・建築設計論・建築美学・

・デジタルデザイン・日本・西洋建築史・

・現代建築の思潮・空間計画総論・住宅論・

・地域施設計画・コミュニティ計画・

・ランドスケープ・まちづくり論・

・建築法規・都市と制度論・

建築設計計画系K e y w o r d

・建築材料・

・建築施工・

・空間測量実習・

・生産・構法・

・生産・構法実験・

建築材料施工系K e y w o r d

・建築構造力学・

・空間構造解析・建築構造製図・

・建築鋼構造・建築基礎構造・

・建築鉄筋コンクリート構造・

・建築耐震工学・

建築構造系K e y w o r d

 建築学は、設計、計画、歴史、構造、施工、材料、設備、環境などの分野から成り立っています。本学では1年次から4年次までを、8つの「セメスター」に分け、各セメスターに見合ったプログラムを設けています。 4年間を通じて、建築学の幅広い分野をまんべんなく学ぶことができます。

建築研修

新入生研修会

卒業研究入門ゼミナール海外建築研修 チャレンジセンタープロジェクト

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fieldDepartment of Architecture and Bui lding Engineering ■ 05

z 正しい国際感覚を養い、安心して暮らせる空間を 創造できる人材を目指すx CAD(コンピュータ援用設計)などを導入し、 情報化時代に対応できる力を身につけるc 学部・学科の垣根を越えて多様な分野を学ぶv 自主的に授業に参加し、問題意識を持って学問に取り組む

卒業設計の発表会 専門家による講演会

Department of Architecture and

Building EngineeringSchool of Engineering

安全で快適に暮らせる都市と建築を創造できる、能力と意思を備えた人材を育成する。

■建築学科の教育目標は、「幅広い教養と確かな歴史観・人生観に裏打ちされた高度な建築知識と技術を身につけ、自分の信念と責任のもとに、建築の各方面で活躍できる人材を育成する」というものです。■そのために本学科では、「正しい国際感覚」を養い、世界の動きを正しく認識した上で、人類が安全で快適に暮らせる都市と建築の理想空間を創造できる人材の育成を目指しています。たとえば建築環境工学の分野でエネルギーや自然環境について学び、地球環境を考慮した幅広い国際性を身につけていきます。■一方、科学技術の目覚ましい発展に対応するため、情報化対応の教育も実施。建築

設計においてCAD(コンピュータ援用設計)教育を導入するとともに、建築工学の領域でもCAI(コンピュータ支援学習)教育を積極的に取り入れています。■また、学生の多様な能力と要望に対応するために、「リベラルアーツ(現代教養)教育」にも力を入れ、学部・学科の垣根を越えてさまざまな科目を履修できるカリキュラムを用意しています。■さらに、本学科が力を入れているのが「問題発見解決型」の教育。各分野の専門家を学外から招き、現代社会のリアルな問題点を語ってもらうことで学生の問題意識を高めます。

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■ 建 築 学 科06

EB建築学科では2年次3セメスターから設計の授業、3・4セメスターで「生産・構法実験」の履修が推奨されています。ここではそれぞれの進め方を見ていきます。

設計の授業の進め方

課題説明

生産・構法実験の進め方

課題の背景や目的が説明され、細かい設計条件と提出期限などが提示されます。

エスキス課題説明の翌週には、自分で考えてきたプランやスタディーモデルに対して、グループごとにエスキス(個別指導)が行われます。そのなかでさまざまな知識を吸収し、自分のプランを磨いていきます。

中間提出エスキスを1、2回行った後、図面や模型の中間提出があります。ここでは設計の基本方針を確認し、全体のなかから数点をピックアップして全体講評を行います。

エスキス中間提出の後のエスキスはより細かい部分をチェックしていきます。

最終提出最終提出では、見る人に自分のコンセプトが伝わるように、図面やパース(透視図)、説明文などをレイアウトしたプレゼンテーションボードと最終模型を提出します。全教員による採点終了後には、優秀作品の発表・講評会が行われます。

総合講評会各セメスターの最後に、優秀設計作品を集めた総合講評会を開きます。

このセクションではコンクリートを製作し、コンクリートや鉄筋、木材の強度試験を行います。実際に自分たちでコンクリート試験体を作ったり、建築材料が変形・破壊していく様子を観察することにより、建築材料への理解を深めていきます。

このセクションでは曲げ耐力に強いと思われる梁状構造物をグループごとに設計し、指定された材料を用いて製作します。同じ材料でも設計によって耐力は大きく異なるので、それぞれを見比べて力学に対する知識を深めます。

● SECTION3 ●

● SECTION2 ●

● SECTION1 ●

このセクションは、材料実験の基礎となる比重・充填度・データの取り扱い・反力と部材応力の4項目について、グループごとに1週1項目のペースで実験を行います。テキストを参考にしてグループごとに実験を進めていくので、自主性が必要となります。

生産・構法実験建築デザイン4・同演習講評会

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Department of Architecture and Bui lding Engineering ■ 07

授 業 科 目 名区分 必修選択 単位数 授 業 科 目 名区分 必修

選択 単位数

現代文明論1現代文明論2

必修

必修

選択

選択

選択

選択

選択

選択

必修

必修

必修

必修

必修

必修

22

22222211

2222

現代文明論

主専攻科目

現代教養科目

英語コミュニケーション科目

英語リスニング&スピーキング1英語リスニング&スピーキング2英語リーディング&ライティング1英語リーディング&ライティング2

選択

選択

選択

選択

選択

選択

選択

選択

選択

選択

選択

必修

必修

選択

選択

選択

選択

選択

選択

選択

11112222424224422424

主専攻科目

基礎数学A基礎数学B基礎化学A基礎物理A工科の微積分1工科の微積分2A工科の線形代数1工科の線形代数2化学基礎情報処理物理学A入門ゼミナール1入門ゼミナール2建築鉄筋コンクリート構造・同演習建築鋼構造・同演習建築構造製図建築耐震工学空間構造解析・同演習建築基礎構造建築構造力学1A・同演習

生命と環境文化と自然構造と変化アイデンティティと共生知識とコミュニケーションテクノロジーと社会健康・フィットネス理論実習生涯スポーツ理論実習

※教員免許取得に必要な科目

建築構造力学1B・同演習建築構造力学2・同演習空間測量実習生産・構法生産・構法実験建築材料建築施工建築入門住宅論空間計画総論コミュニティ計画地域施設計画現代建築の思潮建築デザイン1・同演習建築デザイン2・同演習建築デザイン3・同演習建築デザイン4・同演習建築設計論1・同演習建築設計論2・同演習デジタルデザイン演習建築美学西洋建築史日本建築史まちづくり論都市と制度論建築法規ランドスケープ建築環境計画建築環境工学・同演習建築設備空気調和設備計画空気調和設備設計演習給排水設備設計演習建築設備製図建築研修海外建築研修卒業研究卒業論文・卒業設計工業科教育法1工業科教育法2職業指導

選択

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必修

必修

選択

選択

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Department of Architecture and

Building EngineeringSchool of Engineering

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EB

■ 建 築 学 科08

建築の進むべき道を探る

 初年次教育の一環として、建築のあらゆる分野とそれを取り巻く芸術一般にかかわる人たちに各分野で今注目すべき問題は何かを聞き、そのなかから建築の進むべき道を自ら探ることがこの科目の目的です。授業は、少人数(十数名)のグループに分かれ

1グループ1教員で進めていきますので、さまざまな質問・相談を担当教員に投げかけてください。各自が問題意識を持ち、自分の力で調査しレポートなどにまとめあげ、ほかの人に分かりやすく発表する訓練を行うことで、独力で実際の問題に対する能力を養います。

図面と立体空間の関係を読みとる

 建築学科の実習科目の第一歩となる科目です。将来、建築に携わる者が備えるべき造形感覚や色彩感覚に磨きをかけて、表現する技術を学びます。その上で建築空間を計画・設計する際に必要となる図面の基礎的表現手法を修得。図面(2次元)と立体空間(3次元)の関係を読みとる能力と、空間計画の基本となるスケール感を養うことを目的としています。

設計者の意図をくみ取る訓練を行う

 この授業では、「建築デザイン1・同演習」で修得した建築空間の表現手法などを基礎として、建築構成を中心とした設計者の意図をくみ取る訓練を行います。「建築デザイン3・同演習」での建築設計作業につなげていけるように、発想と表現の演習が繰り返されます。

住宅を自分でデザインする

 建築の設計方法を学び、それを実際に自分でデザインしてみる授業です。設計演習では、今まで当たり前だと思っていた「住宅」という概念を疑い、「住まうこと」そのものを根元から考え直すことが求められます。課題では、社会や都市との関係も考えつつ、与えられた条件のもとで、どのような空間が適切であるかを判断し、最終的に図面や模型などを使ってそれを表現することが求められます。

自分の発想を設計する

 この授業では、建築設計の基礎能力を養うために、自分自身の発想を設計へとつなげていく演習を行います。コンセプトと呼ばれる建築的発想を重視する課題からスタートし、小規模の公共建築を設計する課題にも取り組みます。これらの課題を通して、建築と都市そして社会との関係性を考え、社会性のある提案ができる能力を養っていきます。

建築にかかわるさまざまな規定を知る

 建築基準法には、建築物を建築する前に「確認申請」を行うなど、さまざまな制度規制があります。また、建物の敷地や構造、建築設備についても規定があり、さらに都市計画区域内では建ぺい率や容積率、各種高さ制限など多くの規定が定められています。建築を学ぶ人や、将来建築の分野で活躍する人にとって、これら建築法規の知識は欠かせません。この授業では、条文解釈を通して法的思考能力を身につけていきます。

景色や眺望を考慮した設計を学ぶ

 ランドスケープは景色や眺望という意味。実社会で建築を設計する際には、建物だけでなくその周辺環境も考慮しなければなりません。時には広大なエリア全体の環境をデザインする必要もあるでしょう。この授業では、広い意味でのランドスケープや都市デザインの系譜を、さまざまな建築的事例やアート作品などを含めながら紹介。実社会において設計する際に必要な、環境に対する知識と考察力を養うことが目的です。

ギリシア神殿からガウディまで

 歴史的な建築や都市は、人間社会の活動の結晶のようなものです。地中海の太陽に燦然と輝くギリシアの神殿や、ヨーロッパの街々にそびえ立つ大聖堂。あまりに独創的なガウディの建築から、各地の風土に調和した素朴な民家まで。そのいずれもが、その存在を生み出した背景と、その形や空間を可能にした仕組みを備えています。この授業では、ヨーロッパを中心に西洋の建築の歩みを学びながら、それらがなぜ、どのように構想され、建設されたかを考察していきます。

日本の建築と都市の歴史を考える

 日本の建築と都市の歴史を、原始から近代までを概観します。建築史を学ぶ目的は、「過去」そのものを知ることではなく、「現在」の建築の位置づけを問い直すことにあります。そのためには、建築物が誰によって、何のために造られたのかなど、建築物のコンセプトや歴史的背景を考えることが大切。この授業では、日本建築の歴史を通して建築に対する視野を広げるとともに、建築を考える上での基礎を固めることを目標としています。

建築にとって「美しさ」とは何かを問う

 「建築美学」の授業は、建築にとって「美しさ」がいかなるものであるかと、その問いが生まれた歴史的過程を学ぶ授業です。

18世紀のイギリスとドイツでの美学誕生を始まりとして、19世紀の生物学、芸術学、哲学、20世紀の数学、科学、ポストモダニズム思想など、さまざまな分野と建築美学との関連性を理解していきます。こうした知識をもとに建築の見方を学び、建築を造る立場と評価する立場を養っていきます。

安定な構造をつくるための基礎を学ぶ

 建物は、その自重や用途に応じて加えられる積載物によって力を受けるばかりでなく、台風や地震の際にも大きな力を受ける恐れがあります。そのような力によって建物が不安定になったり容易に壊れたりしないように、かつ、過大な変形を受けないように考えるのが構造です。この授業では、さまざまな力を受けても建物が不安定にならないための「力のつりあい」を学び、これを基本として「トラス構造の構成部材が受ける力」、「梁材が受ける力」を数量的に求める方法を学びます。また、これらの学習項目が演習を通じて修得されるように進められます。

構造各部に働く力の強さと変形を知る

 建物の安全性は、通常、建物を構成する主要な構造の各部に働く力の強さが材料の強度よりも十分に小さいことによって確認されます。他方、建物の使用性能上は各部の変形が過大にならないことを確認することも必要です。この授業ではそのような構造の安全性を確認し、変形を許容範囲以内にとどめる構造計算を行うために基本となる知識・方法を学びます。すなわち、構造部材の各部に働く力の強さと変形を数量的に求める方法を学び、これらが演習を通じて修得されるように進められます。

「変形法」の技術を習得

 安全で快適な建物を設計するためには、力の流れを正しく理解し、建物の理想的な構造形式を提案し、構造設計に反映していくことが重要になります。この授業では、実際の構造物により近い多層多スパンの構造の解析や計算を容易にする代表的な解法として「変形法」を取り上げ、この技術の習得を目標として、演習を交えて学習を進めます。

構造解析の基礎理論を身につける

 柱のような1次元的な部材から2次元的及び3次元構造、卵や貝殻のように自由な形状をしたシェル構造などを概説し、その基礎的構造解析の修得を試みます。授業では最初に力の流れの理論を確認し、その基礎的な要素と考え方を学習。次に複雑な形状の構造に対応できる数値解析に着目し、これに基づいてコンピュータを利用した構造解析の基礎理論の修得を目指して、簡単な演習を交えて講義を行います。

入門ゼミナール1・2

建築デザイン2・同演習

建築デザイン4・同演習

ランドスケープ建築デザイン3・同演習

建築デザイン1・同演習

建築法規

西洋建築史

日本建築史

充実の専門科目を通して、「建築設計・計画系」「建築材料・施工系」「建築構造系」「建築環境工学・設備系」の各分野をまんべんなく学んでいきます。

主 専 攻 科 目

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Department of Architecture and Bui lding Engineering ■ 09

1

建築デザイン1~4の授業では、建築家への第一歩として、社会で

広く活躍する建築家を講師に招き、建築設計について学んでいきます。 授業では具体的な敷地を想定し、住宅、別荘、図書施設、美術館など、さまざまな施設の設計を通して建築設計の基礎を学びます。また、課題提出後には、講評会を行い、どのような点に注意して建築設計を行っていけば良いのか、具体的な内容に関して指導が受けられます。

建築設計の基礎を学び、未来の建築家への第一歩を…

建築の進むべき道を探る

 初年次教育の一環として、建築のあらゆる分野とそれを取り巻く芸術一般にかかわる人たちに各分野で今注目すべき問題は何かを聞き、そのなかから建築の進むべき道を自ら探ることがこの科目の目的です。授業は、少人数(十数名)のグループに分かれ

1グループ1教員で進めていきますので、さまざまな質問・相談を担当教員に投げかけてください。各自が問題意識を持ち、自分の力で調査しレポートなどにまとめあげ、ほかの人に分かりやすく発表する訓練を行うことで、独力で実際の問題に対する能力を養います。

図面と立体空間の関係を読みとる

 建築学科の実習科目の第一歩となる科目です。将来、建築に携わる者が備えるべき造形感覚や色彩感覚に磨きをかけて、表現する技術を学びます。その上で建築空間を計画・設計する際に必要となる図面の基礎的表現手法を修得。図面(2次元)と立体空間(3次元)の関係を読みとる能力と、空間計画の基本となるスケール感を養うことを目的としています。

設計者の意図をくみ取る訓練を行う

 この授業では、「建築デザイン1・同演習」で修得した建築空間の表現手法などを基礎として、建築構成を中心とした設計者の意図をくみ取る訓練を行います。「建築デザイン3・同演習」での建築設計作業につなげていけるように、発想と表現の演習が繰り返されます。

住宅を自分でデザインする

 建築の設計方法を学び、それを実際に自分でデザインしてみる授業です。設計演習では、今まで当たり前だと思っていた「住宅」という概念を疑い、「住まうこと」そのものを根元から考え直すことが求められます。課題では、社会や都市との関係も考えつつ、与えられた条件のもとで、どのような空間が適切であるかを判断し、最終的に図面や模型などを使ってそれを表現することが求められます。

自分の発想を設計する

 この授業では、建築設計の基礎能力を養うために、自分自身の発想を設計へとつなげていく演習を行います。コンセプトと呼ばれる建築的発想を重視する課題からスタートし、小規模の公共建築を設計する課題にも取り組みます。これらの課題を通して、建築と都市そして社会との関係性を考え、社会性のある提案ができる能力を養っていきます。

建築にかかわるさまざまな規定を知る

 建築基準法には、建築物を建築する前に「確認申請」を行うなど、さまざまな制度規制があります。また、建物の敷地や構造、建築設備についても規定があり、さらに都市計画区域内では建ぺい率や容積率、各種高さ制限など多くの規定が定められています。建築を学ぶ人や、将来建築の分野で活躍する人にとって、これら建築法規の知識は欠かせません。この授業では、条文解釈を通して法的思考能力を身につけていきます。

景色や眺望を考慮した設計を学ぶ

 ランドスケープは景色や眺望という意味。実社会で建築を設計する際には、建物だけでなくその周辺環境も考慮しなければなりません。時には広大なエリア全体の環境をデザインする必要もあるでしょう。この授業では、広い意味でのランドスケープや都市デザインの系譜を、さまざまな建築的事例やアート作品などを含めながら紹介。実社会において設計する際に必要な、環境に対する知識と考察力を養うことが目的です。

ギリシア神殿からガウディまで

 歴史的な建築や都市は、人間社会の活動の結晶のようなものです。地中海の太陽に燦然と輝くギリシアの神殿や、ヨーロッパの街々にそびえ立つ大聖堂。あまりに独創的なガウディの建築から、各地の風土に調和した素朴な民家まで。そのいずれもが、その存在を生み出した背景と、その形や空間を可能にした仕組みを備えています。この授業では、ヨーロッパを中心に西洋の建築の歩みを学びながら、それらがなぜ、どのように構想され、建設されたかを考察していきます。

日本の建築と都市の歴史を考える

 日本の建築と都市の歴史を、原始から近代までを概観します。建築史を学ぶ目的は、「過去」そのものを知ることではなく、「現在」の建築の位置づけを問い直すことにあります。そのためには、建築物が誰によって、何のために造られたのかなど、建築物のコンセプトや歴史的背景を考えることが大切。この授業では、日本建築の歴史を通して建築に対する視野を広げるとともに、建築を考える上での基礎を固めることを目標としています。

建築にとって「美しさ」とは何かを問う

 「建築美学」の授業は、建築にとって「美しさ」がいかなるものであるかと、その問いが生まれた歴史的過程を学ぶ授業です。

18世紀のイギリスとドイツでの美学誕生を始まりとして、19世紀の生物学、芸術学、哲学、20世紀の数学、科学、ポストモダニズム思想など、さまざまな分野と建築美学との関連性を理解していきます。こうした知識をもとに建築の見方を学び、建築を造る立場と評価する立場を養っていきます。

安定な構造をつくるための基礎を学ぶ

 建物は、その自重や用途に応じて加えられる積載物によって力を受けるばかりでなく、台風や地震の際にも大きな力を受ける恐れがあります。そのような力によって建物が不安定になったり容易に壊れたりしないように、かつ、過大な変形を受けないように考えるのが構造です。この授業では、さまざまな力を受けても建物が不安定にならないための「力のつりあい」を学び、これを基本として「トラス構造の構成部材が受ける力」、「梁材が受ける力」を数量的に求める方法を学びます。また、これらの学習項目が演習を通じて修得されるように進められます。

構造各部に働く力の強さと変形を知る

 建物の安全性は、通常、建物を構成する主要な構造の各部に働く力の強さが材料の強度よりも十分に小さいことによって確認されます。他方、建物の使用性能上は各部の変形が過大にならないことを確認することも必要です。この授業ではそのような構造の安全性を確認し、変形を許容範囲以内にとどめる構造計算を行うために基本となる知識・方法を学びます。すなわち、構造部材の各部に働く力の強さと変形を数量的に求める方法を学び、これらが演習を通じて修得されるように進められます。

「変形法」の技術を習得

 安全で快適な建物を設計するためには、力の流れを正しく理解し、建物の理想的な構造形式を提案し、構造設計に反映していくことが重要になります。この授業では、実際の構造物により近い多層多スパンの構造の解析や計算を容易にする代表的な解法として「変形法」を取り上げ、この技術の習得を目標として、演習を交えて学習を進めます。

構造解析の基礎理論を身につける

 柱のような1次元的な部材から2次元的及び3次元構造、卵や貝殻のように自由な形状をしたシェル構造などを概説し、その基礎的構造解析の修得を試みます。授業では最初に力の流れの理論を確認し、その基礎的な要素と考え方を学習。次に複雑な形状の構造に対応できる数値解析に着目し、これに基づいてコンピュータを利用した構造解析の基礎理論の修得を目指して、簡単な演習を交えて講義を行います。

建築構造力学1A・同演習

建築構造力学2・同演習建築美学

建築構造力学1B・同演習

空間構造解析・同演習

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EB

■ 建 築 学 科10

建物の耐震性を高めるために

 地震国と呼ばれる日本において、建築物を設計するときには、地震による地盤の運動(地震動)に対処することが不可欠です。その対処の仕方によって「耐震」、「免震」、「制震」と分類されますが、授業ではそれらの概略を説明した上で、もっとも一般的な「耐震構造」の考え方を中心に解説。建築物の耐震性を高めるために基本となる知識、理論を身につけていきます。

鉄筋コンクリートの構造と扱い方をマスター

 授業ではまず、力学的な性質を踏まえて鉄筋コンクリートの仕組みを解説。次いで、梁・柱・床・壁・基礎といった建築物の構成部分について、加わる力に対して十分な抵抗を与えるためには鉄筋をどこに、どのように、どれだけ配置するかという鉄筋コンクリート部材の設計法を解説し、これをしっかりと身につけるために演習課題が与えられます。また、建築物が受けるとされる荷重・外力の種類や取り扱い方法についても学んでいきます。

構造図の読み方と描き方を修得する

 建物を造る上で必要となる設計図書には意匠図、構造図、設備図があります。これらの図面は設計者の意思を他部門に伝える言語に相当する伝達手段となるので、自分だけが分かるものではいけません。建築に携わる人が共通に理解できる図面の読み方と描き方を身につけることが大事です。この授業では、鉄筋コンクリート構造及び鉄骨構造の構造図のコピーを通し、構造図の描き方、読み方を体得していきます。

鋼材の性質や設計の基礎を学ぶ

 鉄骨構造は、わが国で毎年着工される建物の床面積の35~40%を占める主要な構造です。鉄骨構造は鋼材の特徴(軽量・高靭性・高剛性)から大スパン構造・超高層建築などに使用され、そのシェアを拡大しています。建築学科の学生がどのような建築の専門分野で仕事をする場合でも、この構造の特性を理解しておくことが望まれます。この授業では、構造力学を復習しつつ、鋼材の性質、接合方法、圧縮材の座屈、部材設計などについて学んでいきます。

地盤調査の方法や地盤のメカニズムを知る

 建築基礎構造とは、建物の基礎及び地盤の強さ・性質などを扱う学問です。土は場所によって性質が違うため、建物を建てる前には必ず地盤の調査をしなければなりません。この授業では、地盤調査の方法や、調査の結果得られる土の物理的・力学的性質、さらに地盤の破壊や地盤沈下のメカニズムについて説明していきます。単なる調査の説明だけでなく、地形や植生の観察をもとに、地盤の良否を判定できる方法も示します。

「構法」と「生産」の概要を学ぶ

 建築では、まずどんな建物を造るかを「設計」し、材料や組み立て方などの「構法」を決め、実際に建物を「生産」します。本講義で扱うのは、このなかの「構法」と「生産」の領域。まずは日本における生産の実態や生産の組織、生産の流れなどを解説し、生産の仕組みを理解してもらいます。その後、地盤と基礎の構造と工事について説明。次いで日本の代表的な建築構造である、木構造、鋼構造、RC構造について、その材料と構法の要点を説明していきます。

実物に触れることで新たな発見を促す

 実際にものに触れ、現象を身近に観察することは、工学の勉強においてとても重要な意味を持ちます。「生産・構法実験」では、コンクリートや木材といった基本的な建築材料の計測、加工、調合、強度測定、構造物模型を用いた力学実験を中心として、実験データの取り扱いやレポートのまとめ方についても学びます。小グループに分かれての作業も多いので、教員やクラスメイトとの親睦を深めるのに最適な機会にもなっています。

良い建築を造り上げるために

 美しく、機能的で長持ちする建築を生むためには、材料の性質を正しく見極め、最適な材料を選び、使い方を決めることが大事です。授業では建築材料の種類や構成、適用法をはじめ、基本的な材料の属性(形態、寸法など)と性質(力学的性質、熱的性質など)を、建物に生じる不具合や材料使用上の問題点と関連づけて解説。建物の設計事例について、仕上げ材料の選択と性能評価の演習も行います。

基礎的知識を総動員して学ぶ

 建物を造るという行為は、一般に、「1.企画」(どういう建物を造るかを検討して建物の性格を決める段階)、「2.設計」(企画の意図を形に表現する段階)、「3.施工」(設計図書を実際に造りこむ段階)という流れで達成されます。この授業で扱うのは「3.施工」の段階。本科目は、建築生産の最終段階を飾る科目であるため、建築の基礎的知識を十分に応用する必要があります。

建築耐震工学

建築構造製図

建築基礎構造建築鉄筋コンクリート構造・同演習

生産・構法

建築鋼構造・同演習 生産・構法実験

建築施工

建築材料

主 専 攻 科 目

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Department of Architecture and Bui lding Engineering ■ 11

2

デジタルデザイン演習(集中講義)の授業では、CAD技術の習得を目指し、就職後に役立つ即戦力の実力を身につけることを目標としています。

 現在、建築業界では急速なデジタル化が進み、ほぼすべての建築事務所、建設会社においてCADは不可欠なものとなっています。この授業では汎用のCADソフトを用い、実践的なCAD技術の習得を行います。

CAD(コンピュータ援用設計)技術の習得を目指し即戦力の実力を身につける

「人にやさしい環境」を追究

 建築環境の基本は「人にやさしい環境」の提供です。人を取り巻く「室内環境」は「建築環境」に取り巻かれ、さらに「建築環境」は「都市環境」に、「都市環境」は「地球環境」に取り巻かれ、環境は入れ子構造になっています。建築環境計画の面白さは、この入れ子構造の関連のなかで「人にやさしい」を追究することにあります。授業では、日射、熱、空気、音、光、風といった要因を通して、建築環境計画の概念を学んでいきます。

衛生的で快適な室内環境のために

 建築設備は、衛生的で快適な環境を作り、建物の機能を向上させるために必要なもの。建築設備には大きく分けて「空気調和設備」、「給排水衛生設備」、「電気設備」の3つがあります。この科目では、これらの3つの設備の基礎的な知識と応用的な事柄を、建築家、建築施工及び建築設備技術者を志す学生向けに、幅広く講義します。

空気調和設備の仕組みや計画設計法を学ぶ

 空気調和とは、室内空気の温度、湿度、気流、清浄度などを人や物に適した状態にする設備のことで、熱源設備、搬送設備、空調機設備、自動制御設備、換気設備、排煙設備の

6領域があります。この科目では、これらの設備の仕組みや計画設計法、容量計算や図面の描き方などを説明。将来、建築設備技術者などを目指す学生を対象に、「建築設備」の科目よりも専門的な内容を扱っています。

実際に空気調和設備設計を行う

 「空気調和設備計画」の科目で習った空気調和設備の計画、計算法を演習します。演

習では、まず建物を設定し、設備容量を決めるために必要な熱負荷を計算。この負荷に基づいて、熱源設備や空調機、換気設備などを設計・計算し、計算書を作成します。さらにこの計算書を基に設備の設計図を作成。実際に行われている設計の手順に沿って空気調和設備の設計を行うことで、より深く知識を修得し、理解していきます。

給排水設備の設計を学習する

 給排水設備は建物内の上下水道の役割を担う設備であり、その設計方法を学外の設備設計者とともに演習形式で学びます。演習ではまず建物を設定し、建物に洗面器・大小便器・水栓などの衛生器具を設置。さらに、この建物に給水設備や中央式給湯設備、消火設備などを設計、計算し、計算書を作成し、この設計計算書を基に設計図を作成。実際に設計を演習することで、設計・施工の現場で役立つ実践的な能力が身につきます。

図面の表現法と構造機器の役割を修得

 健康で快適な室内環境の実現と省資源・省エネルギー・地球環境の保護のため、建築設備が重要な役割を果たしています。そこで、建築設備の内容を図面から理解、把握できるように、事務所建築の空気調和設

備と給排水設備、住宅の電気設備を取り上げ、簡単な計算と設備図を作成し、図面上での表現方法を修得するとともに、各機器の役割や建物内での配置などを学習します。

卒業論文・卒業設計のために

 学生が最初に履修する総合研究の科目です。ここでは今後の研究活動に必要な文献調査の方法、論文精読の方法、実験の基本操作、建築設計の基本を体得し、さらに研究課題・設計課題について探索します。この科目を修得することで、卒業論文・卒業設計の作成に役立つ知識や基礎データを得ることができるので、「卒業論文・卒業設計」の科目と連続して履修します。なお、この科目は専任教員全員が担当します。

4年間の研究・設計の総仕上げ

 通常、「卒業研究」を修得してから履修する科目です。卒業研究で得られた研究成果や実験結果、もしくは基本設計をまとめて、さらに卒業論文・卒業設計に向かって研究・設計活動を展開していきます。それまでの研究・設計が不十分な場合には、この科目を通して必要な事柄を修得。最終的にこれらの内容をまとめて、卒業論文・卒業設計として提出します。「卒業研究」と同様、専任教員全員が担当します。

建築設備

建築設備製図

空気調和設備設計演習

卒業研究

空気調和設備計画

卒業論文・卒業設計

建築環境計画

給排水設備設計演習

Department of Architecture and

Building EngineeringSchool of Engineering

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■ 建 築 学 科12

EBここでは、皆さんの指導にあたる建築学科の教員が、現在どのような研究に携わっているかを紹介します。

・専門分野・

加藤 仁美 教授H.Kato博士(工学)

住宅地、住環境、コミュニティ、まちづくり

まちづくり論、都市と制度論

・研究キーワード・

・専門分野・

岩田 利枝 教授T.Iwata博士(工学)

室内環境の人体への影響、室内空気質、視的快適性、昼光照明

建築環境工学

・研究キーワード・

・専門分野・

杉本 洋文 教授H.Sugimoto 工学修士

木造建築・復興建築、環境公園、都市デザイン、まちづくり

建築設計、都市デザイン、まちづくり

・研究キーワード・

・専門分野・

小沢 朝江 教授A.Ozawa博士(工学)

日本住宅史、表象文化史、歴史的建造物の保存

日本建築史、近代建築史

・研究キーワード・

・専 門分野・

高橋 達 教授I.Takahashi博士(工学)

パッシブシステム、自然エネルギー利用、居住域の物質循環型技術

建築環境学

・研究キーワード・

・専門分野・

坪田 祐二 教授Y.Tsubota博士(工学)

空調設備、省エネルギー、環境評価

建築設備、建築環境工学

・研究キーワード・

給排水設備設計演習

 私たちの研究室では、まず横断的なテーマとしてオープンスペースの規模・密度について人間の行動・意識の側面から検討する基礎的研究を行ってきました。また縦断的な研究としては、学校建築・高齢者居住施設を中心に取り上げ、子どもと高齢者の日常生活行動や都市・建築環境に対する心理・意識などを把握する調査研究を行っています。

建築空間における人間の行動や心理を研究

・専 門分野・

山崎 俊裕 教授T.Yamazaki博士(工学)

学校建築、環境心理、密度感、行動、意識

建築計画学、環境心理学

・研究キーワード・

 建築での省資源、省エネルギーをはかるには…建築計画の段階から環境を意識し、自然エネルギーを活用し、高効率な機器を用いて高効率な空調システムを構成する。そして、運転状況を確認しながら、その建物の特性に合わせた最適制御を行うことが重要です。生活する人の安全性、健康性、快適性、利便性を維持しつつ、省資源、省エネルギーを実践すること…これが研究の基本スタンスです。

実践しよう! 省資源・省エネルギー

 建築・都市・農山村漁村は、実は自然の持つエネルギーの流れと物質循環の枠組みに調和してこそ、快適で魅力的な空間になり、地域・地球への環境負荷やヒトの身体への負担も生じないシステムになっています。このような自然の摂理に合致した建築づくりの基盤を与えるのが建築環境学であり、その形が建築環境での自然のポテンシャル(潜在的能力)利用技術・環境配慮型建築です。建物のまわりにある日射は自然暖房に、雨水・風は自然冷房に、そして発生した生ゴミは周辺緑地へ供給可能な堆肥になります。このような自然の“めぐみ”を生活に活かせる住まいづくりについて研究しています。

自然の“めぐみ”を生活に活かせる住まいづくり

 私は、建築設計・まちづくり・都市デザインを研究領域としています。日本は世界に誇るべき森林国家です。これからは貴重な森林資源である木材を活用して現代建築をつくる時代が到来しました。そこで木造建築を研究・調査し、日本に新たな木造建築のデザインを提案し、持続可能な木造都市の実現を目指しています。研究室では、実践的な研究活動を通じて、社会に貢献できる人材育成を目指しています。

木造建築のデザインを研究する

 私の研究は、日本建築史、特に住宅建築を中心にしています。研究活動の多くを占めるのが、歴史的建造物や町並み調査などのフィールドワーク。建築内部を彩る障壁画や装飾、家具も研究対象で、美術史や歴史学分野との共同研究にも参加しています。近年は、歴史的建造物の保存活用や、町並み・景観保全に関する仕事も多く、自治体やNPOと協力して活動しています。

大切なのは「好きであること」

 高齢化社会の到来や大震災を契機に、安心して住み続けられる住宅・住環境のあり方が問われています。まちを守り変えていくのは居住者であるという視点に立ち、つくる側(制度や技術やデザイン)と使う側(生活や文化や歴史)の論理のギャップを埋めていくことを目標にしています。近年は、高度経済成長期にできた郊外の戸建住宅地や団地を再生する活動に、地元のNPOなどと協力しながら学生とともに参加しています。

住まいや都市のありようを探る

 建築環境の基本は「人にやさしい環境」と「地球にやさしい環境」を提供すること。たとえばある室内環境が、人間にどのような影響を与えるのか、また逆にそれは外部環境からどんな影響を受け、外部環境にどんな影響を与えているのかを考える必要があります。建築環境は、要因が熱、光、音、空気と物理的に多様で、さらに心理学、生理学などの知識も要する広範囲な研究分野です。

人と地球にやさしい環境を研究

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教授・・・・・・・・・・・・・・・

准教授・・・・・・・・・・・

助教・・・・・・・・・・・・・・・・・

12人5人1人

DATA

10

・専門分野・

渡邉 研司 教授K.Watanabe博士(工学)

近・現代建築史、建築思潮、DOCOMOMO、近代建築史学、質的建築学

イギリス近代建築・文化史、建築設計(保存・再生)、設計・研究方法論

・研究キーワード・

・専門分野・

諸岡 繁洋 教授S.Morooka博士(工学)

構造解析、耐震・制震構造、シェル・空間構造、数値解析

建築構造力学、連続体の力学

・研究キーワード・

・研究キーワード・

・専門分野・

藤井 衛 教授M.Fujii工学博士

ソイルセメント、圧縮強度、水セメント比、密度、含水量

土質工学

・専門分野・

伊藤 喜彦 准教授Y.Ito博士(工学)

スペイン中世建築、スペイン近代建築(団地)、都市と広場、地中海、キリスト教とイスラーム

西洋建築史

・研究キーワード・

・専門分野・

十亀 昭人 准教授A.Sogame博士(工学)

宇宙建築、形態デザイン、展開、収納、CG

宇宙建築学、建築計画

・研究キーワード・

・専門分野・

吉松 秀樹 教授H.Yoshimatsu工学修士

建築デザイン・都市デザイン・都市論・ランドスケープ

建築設計、都市設計

・研究キーワード・

・専門分野・

渡部 憲 教授K.Watanabe博士(工学)

コンクリート、材料、力学特性、耐久性、施工技術

コンクリート工学

・研究キーワード・

 建築基礎地盤の地盤改良の一種である「ソイルセメントコラム」の力学的性質、及び化学的性質に関する研究を行っています。ソイルセメントとは、原位置の土に水とセメントを混合して固化させた物質ですが、土の種類によってはセメントと十分に化学反応しないものもあります。そこで、各種の土を用いて、ある強度を確保するにはどのような配合が適切かを研究しています。

専門は「ソイルセメント」

 私の専門はスペインを中心とした西洋建築史です。スペイン建築というと、「ガウディですか」と言われることが多いですが、スペイン留学中から主に中世の建築に注目し、近年は近現代建築や都市についても文献や現地調査から研究を進めています。建築を歴史的視点から分析し、建築遺産の価値や魅力を探ると同時に、そこから何が学べるかを考えていきたいと思っています。

神殿・大聖堂・広場・団地を研究

 将来どのような建築の分野に進むにしても、常に建築というものを総合的に捉えることが大切だと考えています。その一つのきっかけになるのが、歴史的視点を持つことだと思います。伝統や歴史に対する謙虚でかつ批判的な姿勢こそ、建築家に必要であることは、歴史が証明しています。私の研究室では、歴史的視点に立ち、研究力と設計力をバランスよく身につけることを目指しています。

設計と研究のバランス感覚を身につけること

 デザイン研究と呼んでいる設計の基礎となるコンセプト研究と、それらを応用した建築・都市デザインを行っている研究室です。国内外の都市や集落のサーベイ(調査)を通して、曖昧さや解像度などを指標とした空間認識と建築デザインの関係やこれからの公共空間のあり方など、建築と都市の新しい捉え方を考えています。

建築と都市の新しい捉え方を考える

 私たちにとって、毎朝・晩寝起きをし、勉強したり、買い物したりする場所である建物は、快適で安全な日常生活を送る上で必要不可欠です。建物は、生産により生み出され、構法により安全性が確保されます。この建物を建設するための重要な要素は、材料であり施工です。研究室では、コンクリートを中心としたさまざまな材料の力学特性や耐久性、施工技術に関する研究のほか、セメント系新材料(次世代のコンクリート?!)の開発を行っています。

コンクリートの可能性

 建物を安全に建てるためには力の流れを理解し、構造材料の特性を知らなければなりません。私は、建築構造力学・耐震工学・計算力学を基礎として、大空間に用いられる鋼構造・鉄筋コンクリート造を対象に研究を行っています。地震時の挙動や、その破壊性状を実験的・数値解析的に明らかにし、安全な建築物を設計するための設計式の提案を目標としています。

力の流れが見える?

 21世紀、宇宙は人類の新しい居住空間となる可能性を持っています。人はこの環境でどのように生きていけるのか、そんな壮大なテーマの研究を行っています。現在、国際宇宙ステーションの建設が着々と進んでいます。将来はこの宇宙ステーションを足がかりに、未知なる環境への大航海が始まることでしょう。この時代に生きる建築家として何ができるのか、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

21世紀の建築家として未来を切り拓く

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EB

■ 建 築 学 科14

総合講評会

 建築学科では、全学年の設計科目における優秀設計作品を集めた総合講評会を各セメスターの最後に行っています。 設計関連の全教員による講評会は、建築学科における設計教育を俯瞰する良い機会として、また教員や学生同士の交流を深める場としても機能しています。選ばれた優秀作品は、学科で発行している作品集に作品と講評が掲載されるとともに、建築学科のホームページにも掲載されます。

建築新人戦で最優秀新人賞を受賞

ClipBoard

 3年次の若月優希さんが、2013年の10月5日に梅田スカイビル・ステラホールで開催された「建築新人戦2013」公開審査で最優秀新人賞を受賞しました。これは、今後活躍が期待される新人の発掘などを目的に、大学3年生までの学生が授業で取り組んだ設

計課題作品を対象に2009年度から行われているコンテストです。今回は全国から過去最多の613作品の応募がありました。100選には同じく3年次の石井博雅さんも入選しました。 受賞作品は「木陰のさんぽみち~街のみんなのコミュニティースクール」で、3年次に利用者同士が交わり、響き合い、誰からも愛されるような公共空間を作ることを目指す「これからの交響建築」という課題に取り組んだ作品です。樹木の枝のような架構が敷地全体を包み込み、そのなかを利用者が自由に歩き回るコミュニティースクールを提案し、幅広い年代の人が気軽に使うことができる、街の中心施設となるように設計されています(学年は受賞当時のものです)。

Clip Board

ふ か ん

・専門分野・

山本 憲司 准教授K.Yamamoto博士(工学)

構造解析、構造最適化、空間構造、スロッシング解析

建築構造力学

・研究キーワード・

・専門分野・

中野 淳太 准教授J.Nakano博士(工学)

熱的快適性、環境評価

建築環境工学

・研究キーワード・

・専門分野・

横井 健 准教授T.Yokoi博士(工学)

性能評価、材料特性及び施工時の要因と品質、性能の関係、下地の品質と仕上げ後の性能、実験室データと現場データの対応

建築材料・施工

・研究キーワード・

・専門分野・

野村 圭介 助教K.Nomura博士(工学)

構造設計、構造解析、安全性の評価

建築構造力学

・研究キーワード・

 冷暖房で快適を得る代償としてエネルギーが必要であり、過剰な快適の追求が今の地球環境問題の一因になっています。人はそもそも行動的・生理的・心理的に環境に適応する能力を備えています。設備に依存するのではなく、補助的に利用することで省エネルギーが可能になります。実際の建物における環境測定や利用者の行動調査などから、空間の用途や利用する人に応じた適切な環境条件を考える研究を行っています。

本当に必要な環境条件を考える

 地震、台風、豪雪などによって構造物が大きな力を受けるとき、構造物の形はその挙動に大きな影響を与えます。大スパン構造や大型の貯槽タンクなど規模が大きな構造物ではその影響は特に重要です。私は数値解析や模型実験によって構造物の形態と剛性・耐力の関係を研究し、丈夫で安全な構造物の形態がどうあるべきか提案したいと考えています。

丈夫な形を考える

 性能の良いものを造るには、当然それなりに労力や時間がかかります。ところが、建築では、施工に十分な労力をかけられず性能の悪いものができ、補修にかえって多大な労力がかかるケースが後を絶ちません。「性能をどう評価するか」「どのような材料でどのように施工したらどの程度の性能のものができるのか」をもっと勉強する必要がありそうです。この難しい問題に真っ正面からぶつかり、建築業界の力を押し上げましょう!

「性能」をキーワードとした材料・施工

 建物の安全性はさまざまな方法で評価されていますが、想定されていないデザイン、形状の建物には適用できない方法が多々あります。私は、より多くの新しい建物を安全に評価できるようにするため、新しい設計方法を提案することを目標としています。想定されていない場合を解析的、実験的に補完し、既存の評価方法との違いや問題点を明確にして、どのような評価が必要であるのかを模索していきたいと考えています。

新たな設計法を探索する

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EB

Department of Architecture and Bui lding Engineering ■ 15

就 職 資 格

卒業生の就職先は、建設業をはじめ製造業、不動産業と多岐にわたります。また、教職課程や学芸員課程を設け、資格を取得できる環境も整えています。

 設計・サービス業14.2%

●2014年度産業別就職先

建設業60.1%

不動産業11.5%

公務員3.4%

製造業2.0%

電気・ガス・熱供給・水道業1.4%

その他7.4%

◎卒業生の主な就職先※大学院卒を含む

〈2014年度〉■建設業(ゼネコン、サブコン、住宅)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・淺沼組、一条工務店、今西組、フジタ、岡谷組、亀井工業、角藤、木内建設、熊谷組、鴻池組、ヤマダ・エスバイエルホーム、佐藤工業、新昭和、積水ハウス、NB建設、田中建設、髙松建設、大和ハウス工業、大豊建設、大成建設、大東建託、坪井工業、飛鳥建設、東急建設、戸田建設、西松建設、安藤・間、長谷工コーポレーション、ミサワホームイング、北信土建、松村組、松井建設、松尾工務店、三井住友建設、三井ホーム、藤田建装、スウェーデンハウス、平成建設、間瀬建設、菊池建設、パナホーム多摩、ミサワホーム東海、セキスイハイム信越、生和コーポレーション、タマホーム、成建、風越建設、日本住宅、長谷工リフォーム、タムラ建設、桧家住宅、ホーク・ワン、ニッカホーム、鈴木良工務店、共和防災建設、中川企画建設、ヤマムラ、エルゴテック、朝日工業社、櫻井工業、斎久工業、新菱冷熱工業、竹村コーポレーション、東電タウンプランニング、日本メックス、日本ファシリオ、菱和設備、サトーエンジニアリング、アイワエンジニアリング■製造業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・桐井製作所、日本電機■電気・ガス・熱供給・水道業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・東京都市サービス、レモンガス■不動産業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・兼六土地建物、スターツコーポレーション、ポラス、東神開発、日本空港ビルデング、大成有楽不動産、アーネストワン、サンフロンティア不動産、エリアリンク、ケイアイスター不動産、MDI、NIKKEI、ジェイアール東海不動産、木下不動産、大和リース■設計・サービス業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・奥野設計、レンドリース・ジャパン、ジャスト、オフタック、ヨシザワ建築構造設計、環境計画研究所、夢真ホールディングス、三栄建築設計、彦根建築設計事務所、Standard、ワールドコーポレーション、コンテンポラリーズ、住金システム建築、三四五建築研究所、篠田義男建築研究所、蒼設計、エナ・デザインコンサルタント■公務員・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・伊勢崎市役所、藤沢市役所、平塚市役所、新潟市役所、江東区役所■その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アーバンリサーチ、アローズ・システムズ、デジタルハーツ、平安建材、フォレスト、パーシーズ、ホンダカーズ横浜、イタリアントマト、アウトソーシングテクノロジー、白水社、昭栄美術

【教職課程】 学科・課程・専攻に設置され、特定の免許教科について、中学校及び高等学校の教員免許状を取得するために学修します。本学科に在籍する者で、卒業までに教職課程に必要な所定科目(工業の関連科目・職業指導等)を修得すれば、高等学校教諭第一種免許状(工業)を取得することができます。

【学芸員課程】 本学科では、1990年度より、全国の大学の建築学科に先駆けて、学芸員課程を新設し、1994年度には建築学科では初めて学部5名、大学院3名が課程を修了し、その後も多くの卒業生が学芸員資格を取得しています。学芸員の資格を得ると、博物館や美術館、資料館などの専門職員として活躍できますし、行政の社会教育(文化財の保存、町家や街並みの保存)の仕事や、展示の企画・設計に参加することもできます。学芸員に関する科目すべてを修得し、建築学科を卒業すると、従来からの建築士の受験資格に加えて、学芸員資格を持つことができ、これまでにない新しい分野が開拓されます。

【司書・司書教諭課程】 司書・司書教諭の資格を取得するために必要な基礎知識と技術を学修します。 生涯学習が盛んとなってきている現代社会において、図書館の文献・資料は、独自の学習・研究で早急に諸情報を収集する場合だけでなく、多種多様な知的関心を充足させるのに欠かせないものとなっています。 図書館の利用者に的確な情報を提供することは司書の役目であり、大量の情報が集約された文献・資料、あるいはデータベース化された記録媒体などから情報を提供するための知識と技術が求められています。 なお、司書教諭とは、学校図書館の教育・専門的職務に従事する教員をいい、教職課程を履修し、本学科所定の科目(図書館資料論、資料組織概説及び演習など)を修得すれば取得できます。

◆二級建築士(受験資格)◆木造建築士(受験資格)

◆一級建築士受験資格(要・実務経験2年)〈指定科目の修得が条件〉◆一級建築施工管理技士受験資格 (要・実務経験3年/うち1年以上の指導監督的実務経験を含む)◆二級建築施工管理技士受験資格(要・実務経験1年)◆一級土木施工管理技士受験資格 (要・実務経験3年/うち1年以上の指導監督的実務経験を含む)◆二級土木施工管理技士受験資格(要・実務経験1年)◆一級管工事施工管理技士受験資格(要・実務経験3年)◆二級管工事施工管理技士受験資格(要・実務経験1年)◆一級電気工事施工管理技士受験資格 (要・実務経験3年/うち1年以上の指導監督的実務経験を含む)◆二級電気工事施工管理技士受験資格(要・実務経験1年)◆建設機械施工技士受験資格(要・実務経験3年)◆造園施工管理技士受験資格(要・実務経験3年)◆建築設備士受験資格(要・実務経験2年)◆建築設備検査資格者受講資格(要・実務経験2年)◆特殊建築物等調査資格者受講資格(要・実務経験2年)

◎指定科目の修得で卒業と同時に取得できる資格

◎卒業後一定の経験年数を経て取得できる資格・特典

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Department of Architecture and Building EngineeringSchool of Engineering

2016.4 EB48◎本案内は、特に記載がない限り2016年4月現在の内容を掲載しています。

常に未来を見据え自らが取り組むべき課題を探求する力

多様な人々の力を結集する力

困難かつ大きな課題に勇気をもって挑戦する力

失敗や挫折を乗り越えて目標を実現していく力

成し遂げ力挑み力

集い力自ら考える力

「4つの力」のイメージキャラクターリッキー

「明日の歴史を担う強い使命感と豊かな人間性をもった人材」に育つよう、全学を挙げて取り組んでいます。

東 海 大 学 は 4 つの力を育 成します。

〒259-1292 神奈川県平塚市北金目4-1-1Tel:0463-58-6422(直通) Fax:0463-50-2186

入試広報課