注目の演目は、もちろんお客様で編成

されるロングライフ・コーラス隊のステー

ジ。日頃各ホームやデイサービスでお客

様の快適な生活をサポートするスタッ

フも、一緒に舞台に立たせていただく予

定です。皆様がよくご存じの曲を歌いま

すので、お客様の歌声をお楽しみいただ

くとともに、会場でご一緒に口ずさんで

みてはいかがでしょうか。

　また、新垣勉氏をはじめとした一流の

音楽家たちも集結。お客様のコンサート

を盛り上げてくださいます。

＜プロフィール＞全盲と天涯孤独の不幸を乗り越え、自分にしか出来得ない生き方（オンリー・ワン）を創造するテノール歌手。武蔵野音楽大学声楽科卒業、同大学院修了。名ヴォイストレーナー、A・バランドーニ氏に師事。NHK等、多数のテレビやラジオで紹介され、戦後の沖縄に生まれたアーティストとして世界平和へのメッセージを発信し続けている。

全盲を乗り越え、

平和を祈る魂のテノール歌手

＜プロフィール＞大阪音楽大学音楽学部声楽学科卒業、同大学音楽専攻科修了。第2回 KOBE国際学生音楽コンクール入賞。第16回、19回飯塚新人音楽コンクール入選。第22回摂津音楽祭 大阪21世紀協会賞、聴衆審査賞受賞。多数のオペラに出演。山本正三氏に師事。関西歌劇団団員。

関西で活躍する、

期待の若手バリトン歌手

お客様とプロ音楽家の

コラボレーション。

多彩なプログラムで、

音楽を楽しみます。

所在地／大阪市北区大淀南2-3-3アクセス／JR 大阪環状線「福島」駅から北へ徒歩約7分

1982年、朝日放送創立30周年記念事業の一つとして先進音響技術を導入し建設された、日本初のクラシックコンサート専用ホール。クラシック音楽に最も良いとされる「残響2秒」の音響効果は、朝比奈隆氏やヘルベルト・フォン・カラヤン氏など世界のマエストロも絶賛しています。

世界のアーティストが認めるホール

ザ・シンフォニーホール

日本ロングライフ　お客様相談室

コンサートに関するお問い合わせはこ こ わ ふ く し

0120-550-294

プログラム

【第１部】 午後2時～2時40分

♪ オープニング

♪ ロングライフ・コーラス隊

（お客様）

♪ 日本音楽ヘルパー協会

♪ 大橋邦康

♪ 松澤政也

リコーダーアンサンブル

花

四季の歌

荒城の月

上を向いて歩こう

朗読アンサンブル「因幡の白うさぎ」

ピアノ独奏（ショパン）

バリトン独唱（イタリアオペラ）

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【第２部】 午後3時～3時45分

♬ 新垣勉

♬ ロングライフ・コーラス隊

（お客様）

♬ エンディング

スペシャルステージ

アンサンブル「クシコス・ポスト」

手話「見上げてごらん夜の星を」

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※プログラムは変更となる場合がございます。

スペシャルゲスト

新垣

勉

氏

松澤

政也

氏

桜井ひろみ（日本ロングライフ代表取締役社長）

◎今回のお客様

田中 光敏さん〈映画監督〉

Pro�le....田中 光敏（たなか・みつとし）1958年、北海道生まれ。81年大阪芸術大学・映像学科を卒業し、電通映画社（現：電通テック）、テレビマンユニオンCMを経て、84年株式会社クリエイターズユニオンを設立。CMディレクターとして数多くのCMを手がけ、2001年『化粧師 KEWAISHI』で映画監督デビューを果たす。03年には『精霊流し』、09年

『火天の城』を公開。13年12月に公開の『利休にたずねよ』は、第37回モントリオール世界映画祭で最優秀芸術貢献賞を受賞。

おもてなしという日本文化が

上質なサービスを生む。

9 ロングライフ 8

良い結果は準備次第

準備は裏方からのおもてなし

桜井　本日はようこそお越しください

ました。お会いするのは7月に伺った

講演会以来でしょうか。あの時の田中

監督のお話に本当に感動いたしました。

特に「良い結果は準備次第」というお話

が印象的でした。映画作りのための準

備と、私たちがお客様のために行う準

備では、内容こそ全く異なると思いま

すが、とても共感いたしました。

田中　映画は創作の苦労は映らないの

に、準備不足は映ってしまうものなん

心が動くんです。たとえば

今回、重要文化財や国宝の

茶碗を撮影のためにお借り

できたのは、出会いが生み

出すエネルギーを信じて人

と接していたからだと感じ

ます。

桜井　素晴らしいですね。

田中監督の「幸せの予感」

という前向きな姿勢に、周

りの方も心を動かされるの

でしょう。

現代の日本人が

忘れかけている

豊かな心を見直す時期

桜井　田中監督が最新作『利休にたずね

よ』に込められた思いをお聞かせくだ

さい。

田中　千利休は誰もが知っている茶人

ですが、茶道の世界では、招く側が招

く相手のことを思い、どうもてなすか

供が可能になると考えているからで

す。これまでの人生と何ら変わること

なく、ホームでもお過ごしいただきた

いので時にはご実家を訪れ、お客様が

どんな環境でどのように歳を重ねてこ

られたのかを考え、理解につなげてい

ます。仮に将来ケアを必要とされてか

らも、その方らしい生活をお支えする

方法を考えることが私たちの仕事です

ので、「おもてなし」に通じるものがあ

るかもしれません。

人との出会いは幸せの予感！

信じて接すると

相手の心が動く

桜井　私たちはご入居のお客様に毎日

お会いします。だからこそ「一期一

会」の精神でお客様と接しておりま

す。一瞬一瞬のお客様のお気持ちを察

して、お応えするよう努めています。

田中　なるほど。一瞬の積み重ねから

満足に、さらに感動へとつなげている

んですね。

　私も人との出会いを「幸せの予感」

と肯定的に捉えるようにしています。

『利休にたずねよ』に関わる仕事だけ

でみても、１０００人以上の方々とお

会いしました。「この出会いから生ま

れることは、必ず次の一歩を踏み出す

エネルギーになる」。そう信じて人に

接していると、不思議なもので相手の

です。俳優の演技に「準備」が大きく影

響するのです。

　たとえば私は主人公の住む部屋を演

出する場合、タンスの中の服の種類や

数まで考えて実際に入れておきます。

映画の中でタンスを開けるシーンはあ

りません。つまり、タンスの中の服は

映らないのですが、主人公の人物像を

細部まで設定しておくことで、俳優が

その役に命を吹き込みやすくなり演技

の質が違ってくるからです。ここでい

う準備は、私たち裏方から演じる者へ

の礼儀であり、ある意味「おもてなし」。

それが良いもの作りにつながると思い

ます。環境を演出してお迎えするとい

う点では、桜井さんのお仕事も同じで

すよね。

桜井　日本ロングライフではお客様の

「文化と背景」を尊重することを、

サービス理念の中で大切にしていま

す。これまで歩んでこられた人生を理

解させていただくことで、お客様お一

人おひとりにふさわしいサービスの提

をしっかりと考えます。そして

招かれた側も、もてなしに込め

られた思いを理解しようとす

る。お茶の席で出会った時、そ

こには互いに相手を思いやる心

が生まれ心地良い時間が流れ

ます。相手を思いやり向き合う

ことが大切だと、利休は人々に

伝えたかったのではないかと思

います。

　今回、映画で利休を取り上げ

たのは、私たち日本人が失いか

けている、思いやりという当た

り前のことを、きちんと「当た

り前」だと思うことができる。

そんな豊かな心をもう一度見直

す時期にきていると思ったため

です。たとえば、花を美しいと

感じるのは花が美しいからで

はなく、そう感じることのでき

る心があるからこそ、美しく見

えるのです。今、物の価値では

なく、心のあり方を見直す必要

があるように思えます。

桜井　素敵です。そんな風に

考えられたら、全てのことに優

しい気持ちで向き合え、自分自

身もきっと美しくなれるでしょ

う。本日は、映画のお話からケ

アサービスに活かすヒントをい

ただきました。貴重なお話をあ

りがとうございました。

日本人が忘れかけている豊かな心。それを見直す時期にきているのではないでしょうか。

田中 光敏 監督

第37回モントリオール世界映画祭

最優秀芸術貢献賞

受賞作

利休にたずねよ

出演

：

市川海老蔵

中谷美紀

　　　市川團十郎（特別出演）

　　　伊勢谷友介

大森南朋

監督

：

田中光敏

原作

：

山本兼一 「利休にたずねよ」

　　　

（PHP文芸文庫刊）

配給

：

東映

お客様と毎日お会いするからこそ、「一期一会」の精神で、一瞬一瞬のお気持ちにお応えしています。

桜井 ひろみ

〈あらすじ〉

物語は千利休が豊臣秀

吉の命により、切腹を行う前夜から

始まる。死に向かう夫に対して、妻・

宗恩が「あなた様にはずっと想い人

がいらっしゃったのでは･･･

」とた

ずねる。その言葉が利休の胸中に秘

められた、遠い時代へと記憶を遡ら

せていく･･･

。

©2013 「利休にたずねよ」製作委員会 ©2013 「利休にたずねよ」製作委員会 12月7日（土）全国公開©2013 「利休にたずねよ」製作委員会

モントリオール世界映画祭授賞式。出演俳優らとともに。

撮影現場の様子。

ロングライフ京都嵐山にて

　今回のお客様は、２０１３年9月、第37回モントリオール世界映画祭で最

新作『利休にたずねよ』が最優秀芸術貢献賞を受賞した、映画監督の田中光敏

さん。数々の映画を手がける映画監督であり、映像制作会社の経営者でもあ

り、各地で講演を行うなど多岐にわたって活躍されています。田中監督のも

の作りに対する思いなどを、日本ロングライフの桜井ひろみ社長がお聞きし

ます。一見、関連がなさそうな映画作りとケアサービスとの間に共通点を見

い出せた有意義なひと時となりました。

（文中敬称略）

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