九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-learning への取り組み

47
誠誠誠誠誠 誠誠誠誠誠誠誠誠誠誠誠誠 誠誠誠誠誠 @( 2003/2/27 誠誠誠誠誠誠誠誠誠誠誠 誠誠誠誠誠誠誠誠誠誠誠誠 e-Learning 誠誠誠誠誠誠 誠誠誠誠誠誠誠誠誠 誠誠誠誠誠 誠誠誠誠

Upload: merle

Post on 17-Jan-2016

18 views

Category:

Documents


4 download

DESCRIPTION

九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み. 九州大学附属図書館 研究開発室 喜田拓也. 自己紹介. 研究内容. 基礎情報学: ● 情報検索技術  ● データ圧縮技術  ● アルゴリズム論 電子図書館  ● RFID タグ技術  ● 画像データベース 検索システム開発  ● e-Learning 関連技術. 喜田拓也 (きだ たくや) 九州大学附属図書館 研究開発室 専任講師 博士(情報科学) 専門: 基礎情報学・電子図書館技術 http://kushida.cc.kyushu-u.ac.jp/~kida/ - PowerPoint PPT Presentation

TRANSCRIPT

Page 1: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

誠新選組の日

沖縄県図書館協議会講演会@琉球大学( 2003/2/27 )

九大附属図書館における情報リテラシー教育活動とe-Learning への取り組み

九州大学附属図書館研究開発室喜田拓也

Page 2: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

2/47誠

自己紹介

喜田拓也 (きだ たくや)九州大学附属図書館 研究開発室専任講師博士(情報科学)

専門: 基礎情報学・電子図書館技

術http://kushida.cc.kyushu-u.ac.jp/~kida/[email protected]

研究内容

基礎情報学: ● 情報検索技術 ● データ圧縮技術 ● アルゴリズム論

電子図書館 ● RFID タグ技術 ● 画像データベース

検索システム開発 ● e-Learning 関連技

Page 3: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

3/47誠

公演内容 情報リテラシー教育と e-Learning

情報リテラシーとは? e-Learning とは?

九図における情報リテラシー教育活動 情報検索講習会・授業コース「ネット時代の情報センス」 講習会スタイルの限界 → e-Learning

九州大学における e-Learningへの取り組み 九州大学教育研究プログラム・研究拠点形成プロジェクト WebCT と九大コンテンツ

e-Learningツール再考 その利点・欠点 図書館がそれを使う理由は? e-Learning ツールの未来

まとめ

Page 4: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

情報リテラシー教育と情報リテラシー教育とe-Learninge-Learning

情報リテラシーとは?情報リテラシーとは?e-Learninge-Learning とは?とは?

Page 5: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

5/47誠

情報リテラシー(情報スキル)とは?

情報ネットワーク

収集収集

加工加工

分析分析

発信発信

コンピュータ・リテラシ

ー コンピュータ・リテラシ

ーWindows の使い方Windows の使い方

Word ・ Excel の使い方Word ・ Excel の使い方

電子メールの使い方電子メールの使い方

ウェブの使い方ウェブの使い方

情報端末の使い方情報端末の使い方テレビ携帯電話etc...

Page 6: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

6/47誠

情報リテラシー教育の必要性

図書館の有効活用学習・研究活動の質的向上図書館の有効活用

学習・研究活動の質的向上

電子図書館の機能の拡充電子図書館の

機能の拡充図書館のサービスの向上

利用者の情報リテラシーの向上

e-Learning 環境の整備

Page 7: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

7/47誠

e-Learning とは?

情報・通信技術の発達

情報・通信技術の発達

教育・学習教育・学習

情報技術の普及

情報技術の普及

情報機器高性能化・低価格化

情報機器高性能化・低価格化

インターネットの広がり

インターネットの広がり

• 多くの人が利用 • 高性能PC • 様々な場所• 高速回線

電子商取引電子商取引 電子政府電子政府 etc...etc...

様々な場面で情報通信技術を利用様々な場面で情報通信技術を利用

e-Learninge-Commerce

e-Business

e-Japan

Page 8: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

8/47誠

e-Learning の種類

時間自由

双方向

片方向

時間拘束 テレビ

TV会議

ビデオ・オン・デマンド

イントラネット

インターネットWBT

通信教育

衛星通信Webコンファレンス

広義の e-Learning

TBTTechnology Based Training

(狭義の e-Learning )CAICBT

WBT

衛星通信教育

同期型学習システム

EPSSElectronic

Performance Support System

KMSナレッジ

マネジメントシステム

遠隔教育(ディスタンスラーニング)

e-Learning化した集合研修

オンライン・ラーニング・コミュニティ

PBT通信教育

香取一昭:“ e ラーニング経営” ,エルコ

ALIC 編:“ e ラーニング白書” ,オーム社 , 2001.

Page 9: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

9/47誠

遠隔授業との違い

学習者と教師の場所

情報通信技術の活用者なし 教師 学習者・教師 学習者

同じ場所で

異なる場所で

対面授業

遠隔授業e-Learning

学習者と教師の時間

情報通信技術の活用者なし 教師 学習者・教師 学習者

同時(時間指定)

非同時(時間自由)

遠隔授業(リアルタイム)

遠隔授業(オンデマンド)e-Learning

場所の違い

時間の違い

「米国とオーストラリアの e ラーニングの動向」九州大学基盤センター講演会メディア教育開発センター:教授 三輪眞木子

Page 10: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

10/47誠

教える側中心のパラダイム

教える側中心のパラダイム

e-Learning による教育のパラダイムシフト

学ぶ側中心のパラダイム

学ぶ側中心のパラダイム

教える側中心のパラダイム

教える側中心のパラダイム

情報通信技術によるパラダイムシフト

授業・講習会 e-Learning

Page 11: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

11/47誠

e-Learning の利点

講習会・授業の穴埋めに

講習会・授業の穴埋めに

教師の制約

時間の制約 場所の制約

だれでも

いつでも どこでも

24 時間学習可能

人数に制限なし

自宅で学習できる

Page 12: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

九図における九図における情報リテラシー教育活動情報リテラシー教育活動

九図の情報リテラシー教育九図の情報リテラシー教育 WGWG

情報検索講習会について情報検索講習会について各年度ごとの実施形態と反省各年度ごとの実施形態と反省今後の展望今後の展望活動の限界・問題点活動の限界・問題点

Page 13: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

13/47誠

九図の情報リテラシー教育 WG

WG の発足 平成 1 3年2月28日 もとは電子図書館推進室で平成12年7月ごろから検討

WG の規模 20名(平成14年4月に WG 要項作成)

研究開発室員、情報サービス課(課長・図書館専門員・情報サービス第一掛長・第一掛員・第二掛長・参考調査掛長・相互利用掛長)、情報管理課雑誌情報掛長、医学分館(参考調査掛長・掛員)、六本松分館(閲覧掛長・掛員)、文系地区掛員、工学部等図書掛員、情報基盤センター(電子図書館掛長・電子情報サービス掛長・電子情報サービス掛長)

WG の活動内容 情報検索講習会の企画・実施・資料作成

(http://www.lib.kyushu-u.ac.jp/d-lib/school/index.html) 授業コース「ネット時代の情報センス」

Page 14: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

14/47誠

平成13年度の情報検索講習会 新入生ガイダンス

入学式後の各学部ごとのガイダンスにて5~10分間の簡単な説明

図書館ツアー(六本松分館) 初級編

本学新入生を対象(六本松キャンパス) OPAC および図書館利用法の基礎 計6回、参加者数のべ135名

中級編 本学全体を対象、全キャンパスに拡大 7つのテーマで実施

Web 検索、 NACSIS Webcat、 Current Contents、MAGAZINE PLUS、Web of Science、MEDLINE、 EBMR

計19回、参加者数のべ252名

Page 15: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

15/47誠

平成13年度の反省

•広報手段を拡大(教官への広報メール配信等)•講習会回数を増やす•WG メンバーの増強と組織の制度化

•広報手段を拡大(教官への広報メール配信等)•講習会回数を増やす•WG メンバーの増強と組織の制度化

• 説明時間が不十分• 人手がいる• 説明時間が不十分• 人手がいる

新入生ガイダンス• 広報が不十分• 時間帯が悪い• 広報が不十分• 時間帯が悪い

初級編・中級編

改善のポイント

Page 16: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

16/47誠

平成14年度の情報検索講習会 新入生ガイダンス

新入生対象の情報処理講習会の一部に挿入 約 30 分(六本松分館・ OPAC ・講習会の説明) 講師は TA (大学教育研究センターが雇用費負担)

イベント型 新入生用「文献検索の基礎」

4月 22 日~4月26日六本松キャンパス 計8回、66名

春・秋の中級編 昨年の7テーマ+電子ジャーナル等

( SciFinder 入門、電子ジャーナル入門編・実践編、特許電子図書館、 CINAHL )

常設型「情報検索講習会(文献の探し方)」 週一回、 4 つのテーマを順に行う

図書の探し方 雑誌論文(文系)の探し方 雑誌論文(理系)の探し方 OPAC

7 月より開始

全 91 回

Page 17: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

17/47誠

平成14年度の反省

•入学式後のオリエンテーション期間に 新入生ガイダンスを設ける•常設型やめて出前型中心に移行する•授業への組み込みを図る

•入学式後のオリエンテーション期間に 新入生ガイダンスを設ける•常設型やめて出前型中心に移行する•授業への組み込みを図る

• 入学式前に実施される ため、色々と問題がある

• 入学式前に実施される ため、色々と問題がある

新入生ガイダンス

改善のポイント

• 労力がかかりすぎる• 人が集まらない

• 労力がかかりすぎる• 人が集まらない

イベント型・常設型

Page 18: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

18/47誠

平成15年度以降の計画 新入生ガイダンス

前年度と同様 通年型

イベント型をやめ、一年通して週単位でテーマの割り振りを決める

企画中 出前型

研究室単位 授業を借りて 教官へのパイプ強化 EJ

SciFinder

雑誌論文(理系)の探し方

EJ

Web of

Science

Web検索

EJSwetz Wise

OPAC/EJ

4週

Web検索

Swetz Wise

SciFinder

雑誌論文(文系)の探し方

EJ/Web検索

Web of Science/Swetz Wis

e

Web検索

EJSwetz Wise

OPAC/Web検索

3週

特許Webcat

SciFinder

雑誌論文(文系)の探し方

EJWeb of Science/Webcat

Web検索/Webcat

EJSwetz Wise

OPAC/Webcat

2週

OPAC

SciFinder

雑誌論文(文系)の探し方

EJ

Web of

Science/OPA

C

Web検索

EJSwetz Wise

OPAC/図書の探し方

1週

3月2月1月12月11月10月7月6

月5月4月 

Page 19: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

19/47誠

その他の情報リテラシー教育

論文・レポートの書き方 プレゼン技術

文章技術 各種ソフトウェア技術

Page 20: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

20/47誠

授業コース「ネット時代の情報センス」

情報センス

情報技術・環境との付き合い方IT 機器利用の社会的問題テクノストレス人間疎外

• Web 上の検索• Webページの作り方• プレゼンテーション実践• 読書法、速読法• 質問マインドと技術• ノーベル賞と独創性• チームワーク• 学びのスタイル (田中健夫 助教授)• 基礎情報科学 (喜田拓也 講師)• etc…

情報リテラシー

情報セキュリティの知識情報犯罪の被害者にならない情報犯罪の加害者にならない

南 俊朗 教授 (http://kushida.cc.kyushu-u.ac.jp/~minami/is2002/)

授業内容

Page 21: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

21/47誠

文系も理系も同じコースでいいのか?文系も理系も同じコースでいいのか?

授業コースの問題

教室の端末数は足りるのか?教室の端末数は足りるのか?

誰が教えるんだ?誰が教えるんだ?

カバーできる学生が少なすぎる!

カバーできる学生が少なすぎる!

1コースだけでは不十分だ!

1コースだけでは不十分だ!

新入生だけ?他キャンパスの学生は?

新入生だけ?他キャンパスの学生は?

Page 22: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

22/47誠

九州大学の特殊事情

キャンパスが分散している 学生・教官の移動が大変

統合・新設 九州芸術工科大学との統合

(2003年 10月 ) 経営大学院 ( ビジネススクー

ル)の開設 (2003年 4月 )

キャンパス移転移転開始 (2005年度 )

Page 23: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

23/47誠

e-Learninge-Learninge-Learninge-Learning

講習会や授業の限界

教師の制約

時間の制約 場所の制約

場所の制約

時間の制約 教える側の都合平日のみ不十分な講習時間学生の空き時間と合わない

違うキャンパスだと受けられない使える教室が限られる受講人数が限られる

物を教えるのは難しい人手が足りない

業務が滞る

Page 24: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

九州大学における九州大学におけるe-Learninge-Learning への取り組みへの取り組み

九州大学教育研究プログラム・九州大学教育研究プログラム・研究拠点形成プロジェクト 研究拠点形成プロジェクト

WebCTWebCT についてについて九大で利用可能な九大で利用可能な WebCTWebCT コンテンコンテン

ツツ

Page 25: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

25/47誠

九州大学教育研究プログラム・研究拠点形成プロジェクト 九州大学教育研究拠点プログラム・研究拠点プロジェク

ト(通称 P&P ) 『 e-Learning システムを利用した学内教育基盤整備のための

モデル講義の構築』 (平成 14 年度~平成 15 年度 500万円/年)

研究組織 情報基盤センター、附属図書館、医学部保健、農学研究院、留学生

センター、大学教育研究センター、医学研究院、人間環境学研究院

関連 P&P 先端的インターネット技術を用いた日韓学交流支援システムの

構築と応用 システム情報科学研究院 荒木啓二郎 教授

情報処理導入教育 WWW システムにおける自学習用教材の開発 システム情報科学研究院 峯恒憲助 教授

Page 26: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

26/47誠

教育・研究の目的共通基盤となるコースウェア管理システ

ム(WebCT )の導入モデルとなる講義のコースウェアの構築 学内の教育の情報化に関するコミュニテ

ィの形成 コースウェア・システム利用促進のため

の講習会と研究会の実施

Page 27: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

27/47誠

共通基盤整備の効果

統一的な操作環境 個人ごとの履修状況に基づく教材の選択と提示 教官同士の教材の相互参照による教材の質の向上 部局を超えた教育コミュニティの形成 学内の電子化されたシラバスや時間割との連携

共通教育基盤の整備

情報交換

講義 A

講義 B

講義 C

対話講義 B

講義 C

対話

対話

講義 A

Page 28: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

28/47誠

WebCT (Web Course Tools)

概要 Web を利用した統合コース管理システム カナダのブリティッシュコロンビア大学で開発 名古屋大学にて日本語化 → 株式会社エミットジャパン

機能 Web ベースの教材作成、提示 コミュニケーション機能 ( メール、掲示板、チャット ) テスト、テストの採点、成績管理、宿題提出・回収ツール コースコンテンツの交換 が可能

国内での導入例 (約 30 機関 ) 名古屋大学、広島大学、大阪大学、立命館大学 メディア教育開発センター、奈良先端大学院大学、 etc 豊橋科学技術大学・長岡科学技術大学・北陸先端大学院大学研

究コンソーシアム

http://www.emit-japan.com/

Page 29: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

29/47誠

WebCT の画面

ログイン画面

MyWebCT 画面

Page 30: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

30/47誠

コース・デザイナー用の画面

ナビゲーション・リン

利用モード切り替え

コースメニュー選択ボタン

編集操作ボタン

Page 31: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

31/47誠

コース利用者用の画面

コースメニュー選択リンク

Page 32: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

32/47誠

講義での利用事例 平成 14 年度前期

情報処理概論 平成 14 年度後期

応用昆虫学 生物統計学 日本語 医学放射線物理学

平成 15 年度から 医学部保健学科専攻科目

基礎看護技術学、看護学概論、臨床看護実習、看護過程、助産診断技術学演習、医療倫理、病原細菌同定演習、解剖学実習、医療情報処理学、社会福祉

教育用計算機システムのための自学システム

Page 33: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

33/47誠

事例1:情報処理概論 対象

工学部地球環境工学科(建設都市工学コース  3年生)

工学部物質材料工学科(応用化学コース  3年生)

担当 情報基盤センター

講義内容 Fortran プログラミングの基礎

使用している WebCT のツール シラバス コンテンツモジュール

PowerPoint のスライド テスト (評価の対象 ) ディスカッション

Page 34: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

34/47誠

事例2:応用昆虫学 対象

農学部、理学部 3年 担当

農学研究院 講義内容

昆虫の多様な生態を個体と個体群のレベルで、有用昆虫利用の現状と将来についての講義

使用している WebCT のツール シラバス カレンダー コンテンツモジュール

PowerPoint のスライド テスト (評価の対象 ) 課題 リンク

Page 35: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

35/47誠

事例3:生物統計学 対象

農学部、理学部 2年 担当

農学研究院 (3名 )

講義内容 生物統計学の基礎である、基本統計量、確率、推測統計の概念

使用している WebCT のツール シラバス カレンダー コンテンツモジュール

補足資料 (html ) PowerPoint のスライド

テスト 課題

Page 36: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

36/47誠

事例4:日本語 対象

留学生 1年 担当

留学生センター 講義内容

日本語による口頭発表能力の向上 使用している WebCT のツール

シラバス カレンダー チャット ディスカッション 課題

Page 37: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

37/47誠

平成 15年度公開予定のコンテンツ 図書館用コンテンツ

インターネットでの検索 OPAC の使い方 Webcat ( WebCat PLUS含む)の使い方

教育用計算機システムのための自学システム 医学部保健学科用コンテンツ

医学放射線物理学 医療情報処理学 医療統計学 医療倫理 解剖学実習 看護過程 看護学概論 1 基礎看護技術学

社会福祉社会福祉演習助産管理助産診断学演習助産診断技術学演習成人臨床看護 3(外科系 )病原細菌同定演習臨床看護実習臨地看護実習 (外科 )

Page 38: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

38/47誠

WebCT についてのアンケート結果

対象医療技術短期大学部診療放射線技術学科 2年生 36名

WebCT教育コース作成の要望

希望する97%

希望しない3%

WebCTの操作性

使いやすい 97%

使いにくい3%

学外からの利用の要望

希望する 94%

希望しない6%

Page 39: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

e-Learninge-Learning ツール再考ツール再考

e-Learninge-Learning ツールの利点ツールの利点e-Learninge-Learning ツールの欠点ツールの欠点図書館が図書館が e-Learninge-Learning ツールを使うツールを使う

理由理由将来像将来像

Page 40: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

40/47誠

e-Learning 環境を簡単に導入できる

学習フィードバックを容易に実現

コミュニティへの参加を促進する機能を装備

e-Learning ツールの利点

e-Learning 環境を簡単に導入できる

学習フィードバックの実現が容易

コミュニティへの参加を促進する機能を装備

即時フィードバックコース終了後のフィードバッ

ク年度を越えたフィードバック

授業中よりも発言が容易仲間意識の向上ひきこもり対策

新たに開発する必要がないユーザ側の OS 環境を問わな

い特殊なハードウェア不要

Page 41: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

41/47誠

e-Learning ツールの欠点

ライセンスの問題

コンテンツ流通基盤が確立していない

やりたいことがツールの機能に制限される

ライセンス料が高いライセンス範囲が狭い

ツール自体が使いにくい双方向性に乏しい

他大学のコンテンツは?コンテンツの互換性は?

Page 42: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

42/47誠

日本の図書館で本当に必要か?

Web 上の HP で公開するだけじゃあダメなの?

Web 上の HP で公開するだけじゃあダメなの?

Page 43: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

43/47誠

図書館が e-Learning ツールを使う理由 多くの学生に(半強制的に)コンテンツがあることを周知することができる Web に載せるだけでは見にきてもらえないコンテン

ツなど( URL とか)をあらかじめ登録しておく 図書館ガイダンスのコンテンツを見ないと他の授業

のコンテンツを参照できないようにしておく コンテンツをパッケージ化しやすい

貴重資料コンテンツのパッケージ化 ビデオコンテンツのパッケージ化

図書館紹介のビデオ配信 各種講習会のビデオ配信 有名教授の講演会のビデオ配信

Page 44: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

さいごにさいごに

e-Learninge-Learning 環境の将来像環境の将来像今後の図書館今後の図書館まとめまとめ

Page 45: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

45/47誠教育用計算機

システム

図書館システム

WBTシステム

遠隔会議システム

将来像 (学内ネットのイントラネット化)

学生 教官

事務

教材作成

情報提供

学習遠隔受講

学生ポータル

学内認証局学務情報システム

情報発信サーバ

各種手続き成績確認

外へ

教官ポータル

事務ポータル

講義 オンラインサービス

認証成績登録

管理

Page 46: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

46/47誠

今後の図書館(独立行政法人化に向けて)

コスト削減だけの方針では衰弱する一方 外注一辺倒 → サービス低下・組織力の低下

→ 図書館の地位の低下 図書館は大学教育の要

→ 図書館サービスの充実が大学のステータスに オンライン・サービスのウェイト増大

人材の育成と専門部署の確立が重要 → お金がいる 独自コンテンツやサービスの拡充が重要

コンテンツやサービスを外から購入 → お金が出て行く一方 コンテンツやサービスを外へ提供 → お金が入ってくる

図書館コンテンツの資産化 貴重資料 DB ・講習会資料等の出版

「古活字版源氏物語 九州大学所蔵 全巻画像データベース」九州大学附属図書館研究開発室 編・勉誠出版

「情報リテラシー入門」慶応義塾大日吉メディアセンター・慶応義塾大出版会

返却延滞ペナルティ課金(慶応義塾大学メディアセンター)

Page 47: 九大附属図書館における 情報リテラシー教育活動と e-Learning への取り組み

47/47誠

まとめ 九大図書館での情報リテラシー教育活動

講習会→授業→ e-Learning で補完 九大での e-Learning の取り組み

e-Learning⇔ いつでも・どこでも・だれでも 情報基盤センター・医学部保健学科・附属図書館が

それぞれ WebCT 上のコンテンツを作成中 e-Learning ツール再考

利点・欠点 → 機能強化 → Web 上の透過な環境に 図書館が e-Learning ツールを使う理由

多くの学生の目にとまりやすい工夫ができる 独自コンテンツのパッケージ化が容易