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緑内障徹底解明Ｑ＆Ａ

でも、知っておきたい

緑内障のギモン！

【特典レポート】緑内障徹底解明Ｑ＆Ａ

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1

Q・緑内障を自覚しにくいのはナゼ？ A・それは、目が優秀だからです。

緑内障の症状である「視野の欠損」は、普段の状態では自覚することが難しい

ものです。

左右それぞれの目がお互いに視野を補完し合っているので、欠損があっても、

よほど気をつけていないと気付くのは困難です。

それだけ、私たちの目は優秀なつくりだということです。

普段から片眼ずつで見てみるくせのある特殊な人や、

たとえば、ものもらいなどで眼帯をして片目を塞いだときに初めて「あれ？」

と気付くことはあるかもしれませんが、それ以外には、意識していても緑内障

を初期の段階で発見することは、ほぼ不可能に近いでしょう。

Q・欠損した視野は回復しないの？ A・これまでの医学では不可能でした

これまでの医学では、一度欠損した視野は回復しないと言われ続けてきました。

しかし、最近では視神経が完全に破壊されてしまわない限りは、回復の可能性

が期待できることが分かっています。

そのためにはなるべく早期に異常を発見して対処する必要があります。

ただし、眼科での基本的な治療方針は、依然として点眼薬を用いて眼圧を安定

させ、症状の進行を抑えるものが主流です。

つまり、回復や根治を目的とした治療ではありません。



2

Q・点眼薬での治療の目的は？ A・眼圧を安定させるためです。

緑内障の治療の際、眼科で処方される点眼薬には多数の種類がありますが、房

水の産生を抑えるタイプと、房水の流出を促進するタイプ、また、最近ではも

う 1 つの流出路と考えられている「ぶどう膜、強膜流出路」からの房水の流出

を促進する点眼薬も多く使用されています。

点眼薬の使用目的として、どのタイプにもいえることは、点眼薬で眼圧を下げ

ている状態を保つということです。

眼圧を安定させることで、視神経の圧迫を防ぎ、緑内障の進行を止めるのが目

的となります。

眼科での緑内障の処方としてはもっともポピュラーですが、これらの点眼薬に

よる治療方法では根本的な回復は望めないため、点眼を忘れると、途端に眼圧

が上昇する可能性が高くなります。



3

Q・眼圧と血圧の関係はありますか？

A・因果関係は解明されていません

現在のところ、眼圧と血圧の因果関係は解明されていません。

しかしながら、緑内障患者には血行不良が診られたり、高血圧や低血圧の人は

緑内障が進行しやすいという共通点なども報告されており、まったく無関係と

は言いきれません。

また、最近では脳脊髄圧（のうせきずいあつ）が低いと眼圧との差が高くなり、

緑内障が進行しやすいと考えられています。

Q・眼圧はどうして変動するの？

A・眼圧は日内変動があります。

眼科へ行くたびに眼圧を測るといつも変動がある。

緑内障の患者さんの中には、それで不安になられた方も多いと思います。

眼圧は血圧ほど秒刻みで変化しているわけではありませんが、それでも常に

一定というわけではありません。

これまでの研究によると、平均で 3～5mmHg 程度の日内変動があることが分かっ

ています。

また、これもあくまでデータ上の話で、実際には個人差が大きく、日中に高く

なる人や、夜中や朝方に高くなる人、ほとんど変動しない人など、十人十色。

比較的、夜間から早朝にかけて高くなる人が多いといわれており、最近はそれ

に合わせて、夜に 1回だけ点眼するタイプの点眼薬も増えています。



4

Q・眼圧が上がると、緑内障の症状は途端に進行するの？

A・少し上がるくらいでは、目立った変化はありません

眼圧が少しでも上がると、緑内障はすぐに悪くなるのですか？

という質問をよく受けます。

結論的にいうと、眼圧が少し上がるくらいでは目立った変化や自覚症状はない

と思います。眼圧が恒常的に高い状態が続いてしまうと、徐々に神経線維が脱

落していく可能性が上がりますし、また上下の変動が大きいと悪くなりやすい

と考えられています。

Q・緑内障になりやすい性格は？ A・神経質で心配性の方は要注意です。

緑内障になりやすい人、進行してしまいやすい人には、

「神経質」で「心配性」という性格的な共通点が見られます。

これはおそらく、緊張やストレスによって、交感神経が過度に優位になってし

まっているからと考えられます。目の筋肉や血管が萎縮してしまうと、緑内障

の症状に悪影響を及ぼしてしまうのです。



5

Q・眼圧の数値はどれくらい？ A・平均１mmHg 下げるのが理想

眼圧には個人差がありますので、あくまでも平均眼圧における考え方ですが、

眼圧を平均して１mmHg 下げた状態を維持できると、視野狭窄などの障害リスク

が 10～14％も減るといわれています。

また、レーシック手術などを受けている人は、本当は眼圧が高いのにも関わら

ず、角膜が薄い為に検査で誤差が出てしまい、正常眼圧緑内障と診断されてし

まうこともあります。

これはもちろん、決して正常な眼圧とはいえません。



6

Q・緑内障を治す食べ物はありますか？ A・食事だけでは改善しません。

目の健康維持にとって、健全な食生活は欠かせません。

また、不規則で不健全な食生活を送っている場合、良質のサプリメントで栄養

を補うことは、目の健康にはとても良いことです。

しかしながら、食事のみで緑内障の症状が改善することは、今のところ報告さ

れていません。

ただし、自律神経の改善、免疫力の強化、血流や血圧の改善を食事療法で行え

ば、それが最終的に緑内障の改善に繋がるということは大いに考えられると思

います。東洋医学では、食は全ての健康の基礎となるものです。

緑内障に限らず、健康的な食生活に勝る健康法はありません。

バランスよく多品目を食べるように心がけましょう。

Q・パソコンは控えるべきですか？ A・目の酷使は避けた方が無難です。

初期の緑内障であれば、とくに問題はないと思います。

でも、心配に思う人、症状が少し進行してしまった人は、なるべくさけた方が

よいでしょう。

それでなくても最近は、パソコンだけでなく、携帯電話やスマートフォン、タ

ブレットＰＣなど、デジタル製品に囲まれる生活が当たり前になっています。

それらを一日中使っていることでストレスも溜まりますし、疲れ目や眼精疲労

になると、目の筋肉や血流が非常に悪い状態になります。緑内障への影響も否

めません。

また、目そのものだけでなく、無理な姿勢から肩こりになったりすると、血行

も悪くなりますので注意してください。



7

Q・紫外線は悪影響を及ぼしますか？ A・とくに影響はないと思います。

緑内障は視神経のトラブルです。

でも、紫外線は視神経より黄斑部網膜（おうはんぶもうまく）に影響を与える

と考えられていますので、大きな影響はないと思われます。

ただし、緑内障への影響は少ないからといって、強すぎる紫外線は目の健康に

はよくありません。紫外線は角膜炎や白内障の原因にもなります。

サングラスを上手に利用して、紫外線対策を心がけてください。

Q・緑内障は遺伝するの？ A・遺伝は少なからずあるようです。

家族をはじめ、親戚縁者に緑内障の方がいらっしゃる場合は、そうでない方よ

りも緑内障になる確率は高くなるといわれています。

ただし、家族や親戚に緑内障の方がいらっしゃるからといって、必ずしも緑内

障になるというわけではありません。あくまで確率の問題です。

とくに親が緑内障を発症していた場合、その子供も視神経の抵抗性が低い可能

性が考えられます。生まれつき角膜の薄い家系もありますので、検査での数値

上は正常の眼圧でも、緑内障には注意してください。

また、健常眼圧は個人差がありますので油断はしないように。

ちなみに、近視の人は眼軸長が長くなり、篩板（しばん）が変形しやすいので

緑内障になりやすい傾向があると考えられています。



8

Q・点眼薬を使う期間はどれくらい？

A・一生涯です。

急性の緑内障の場合はレーザー治療や手術を行うことで症状が治まるケースも

ありますが、基本的には、現在の眼科医療下での緑内障治療では、点眼薬の投

与を一生涯続けなくてはなりません。

点眼薬を用いた緑内障の治療は、眼圧を常に正常な数値にキープし、視野狭窄

の進行を抑制するのが目的になります。

点眼薬で緑内障が完治することはありませんので、安定した状態を保つために

は一生、点眼薬を使い続ける必要があるのです。

ただし、「緑内障改善法」を実践しなければの話ですが……



9

Q・緑内障の治療で大切なことは？

A・落ち着いて対処することです。

緑内障と診断されると、とても不安になると思います。

確かに、失明の可能性もある病ですから、心配するのも当然ですよね。

でも、落ち着いて眼の状態を見極め、しっかりと対処すれば簡単に失明するこ

とはありませんから、安心してください。

大切なことは、自分の症状を客観的にきちんと把握すること。

眼圧の程度、緑内障のタイプ、視野変化の程度をしっかり把握して、

「緑内障改善法」を実践しましょう。

Q・喫煙は影響がありますか？

A・必ずしも禁煙の必要はないけれど…

タバコと緑内障の因果関係は確認されていません。

ただし、必ずしも禁煙する必要はない……という程度です。

タバコは神経系に対してあまり良い影響を与えません。

緑内障に限らず、健康のためにも禁煙、節煙をおすすめします。



10

Q・両目とも緑内障になりますか？

A・緑内障のタイプによります。

片方の眼が緑内障になったら、もう片方の眼も緑内障になりますか？

という質問を受けることがあります。

これは正直、緑内障のタイプにもよります。

まず、原発性の緑内障（原因のわからない緑内障）は両眼に起こります。

続発性の緑内障（病気やケガ、薬剤などが原因で起こる緑内障）では、片眼、

両眼それぞれの場合があります。

Q・緑内障の原因は、眼圧だけ？

A・眼圧以外の因子も考えられます。

緑内障の発症及び進行における最大の危険因子は眼圧です。

ただし、眼圧が高い数値だからといって、一様に発症するかというと、そうで

はありません。

同じ数値の高い眼圧でも、緑内障を発症する人としない人がいます。

これは、その人の視神経が眼圧に対して弱い眼か、強い眼かという個人差もあ

るようです。

また一方では、点眼薬などで同じように眼圧を下げても、視野欠損がほとんど

進行しない人と、残念ながら進行を食い止められない人がいることから、

眼圧以外の因子、たとえば、視神経乳頭の循環障害なども緑内障の発症原因に

大きく関係しているとも考えられています。

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