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高山村立高山小学校 

高山小学校の学力向上の取組について

高山村について

高山村人口   3 ,730人      (1月1日現在)面積   64.18㎢ 

県立ぐんま天文台 ロックハート城

道の駅中山盆地 尻高人形浄瑠璃(国無形民族文化財)

高山小学校について• 児童数 180名• 学級数 9(2年生2学級、特支 2 学級、他は単学級)

• 職員数 21名 •  「学び合い」を取り入れた授業作り•  恵まれた学習環境( ICT 機器などの充実)•  高山村幼保小中一貫教育の推進

「確かな学力」研究推進校

目的「知識・技能を活用し課題解決を図る力」を育成するための組織的・継続的な方策や、各教科等の指導の手立てに関する研究を行い、本県の学力向上の推進に役立てる。

平成28年度ぐんま「確かな学力」育成プロジェクト- 第2期群馬県教育振興基本計画の推進 -

「確かな学力」 「確かな学力」研究推進校事業 基礎的・基本的な知識・技能を 調査研究事業

活用し課題解決を図る力の育成組織的・計測的な 各教科等における学力向上の取組と、 教育課程の 指導体制の 活用する力を伸ば子どもたちの活用 改善・充実 工夫・改善 資料を作成し、指する力を伸ばす授 導に生かします!学力向上

委員会業を発信します!○ 「はばたく群馬の指導プラン」に教員の 家庭・地域基づく評価の在り方(特に思考指導力の向上 との連携

○ 推進校において、学力向上委 力・判断力・表現力の評価)を研員会を中心に、効果的な学力向 究し、活用する力を確かめ伸ば上対策について研究し、その成 す「評価資料集」を作成し、活用果を広く県内に発信する。 を促す。学力向上コーディネーター

(推進校17校) 小学校:国語、社会研究協議会算数、理科

○ ○「はばたく群馬の指導プラン」 「全国学力・学習状況調査」基づく実践研究を行い、公開授 結果を分析し、結果分析資料業を通して授業改善の方策を発 を作成・配布する。

○信する。 学校教育の指針を作成・配布する。

「確かな学力」育成プロジェクト会議学識経験者、市町村教育長、小中学校長、県教委の関係機関の長などにより、調査や実践研究の結果等をもとに 「確かな学力」の育成に向けた組織的・継続的な取組を推進す、るための施策等について協議する

主題設定の理由

自分の思いや考えをもち豊かに学び合う児童の育成

児童の実態に即した

「めあて 学び合い ふりかえり」の授業づくりを通して

研究主題

主題設定の理由

学力学習状況調査検査の分析から課題があったもの•算数での傾向    

        >   

A問題(知識)の正答率

B問題(活用)思考力・表現力の正答率

児童の実態(観察・学校評価から)• 言葉で丁寧に伝え合う力に課題• 家庭学習の習慣化が不十分• 落ち着いた、粘り強い学習態度に課題• 相手の話をよく聞こうとする態度に課題 

主題設定の理由

「学び合い」の成果

・支え合う・聴き合う学び合う姿

   ・かかわり合う   ・磨き合う  分からないことを安心して聞くことができる

主題設定の理由

    授業に対する教師の反省発表や話合いで時間を取られ、言葉でまとめたり、教師が説明したりで授業が終わってしまうことがあった。

一人一人が自分の力で問題を解決する時間の確保が不十分

• 本時で学んだ知識や技能が十分定着していない。• 基礎的・基本的な内容は分かっていても、活用する力に育っていない。

「前時までの学習で習得した知識・技能(既習事項)」と関連付けて本時の課題の解決を図ることで、「知識・技能を活用し課題解決を図る力」を伸ばす。

はばたく群馬の指導プラン に基づく授業実践で伸ばす「知識・技能を活用し課題解決を図る力」

課題追究に「学び合い」を取り入れ、考え、表現させる授業の充実を図り、知識・技能を活用し課題解決を図る力をつけさせる。

「学び合い」(集団で追究・解決)           ↓「ふりかえり」 児童個人で振り返り、習得した知識・技能を着実に定着させる。

「ふりかえり」で、本時の学習で習得した知識・技能を活用させ、着実な定着を図る

振り返りの時間を十分に取り、「本時で習得した知識・技能を活用」する問題を解かせ、知識・技能を着実に定着させる。

自分の思いや考えをもち豊かに学び合う児童の育成

児童の実態に即した

「めあて 学び合い ふりかえり」の授業づくりを通して

研究主題

基本的な考え方

基本的な考え方

自分の思いや考えをもつ    

           

• 既習事項をもとに自分の考えや感想がもてること• 考えがもてなかった児童も、友達の考えに触れて考えや感想をもつ• 友達の考えに触れて、自分の考えが変容する

基本的な考え方

豊かに学び合う姿    

           

• 多様な考えが出せる• 自分と相手の考えのよさを見つける• 考えを変容・発展させる• 分からないことは分からないと言える• 分かっていても、もっとくわしく相手が分かるまで説明する

「すべての児童が主体的に参加」を目指す

児童の実態に即して

明確な指導目標をもつ授業デザイン

既習事項の確認(本時の学習の基礎基本となる知識 技能の洗い出しと定着状況の確認)・学級の児童の特性(意欲・関心の傾向)

基本的な考え方

児童の実態に即した

「めあて 学び合い ふりかえり」   の授業づくり

    

           

めあて本時のねらい(児童の立場)・学習内容を明確

にに学び合い既習事項を活用し、思いや考えを交流させよさを認め合う。新たな知識 技能を獲得・ふりかえり

本時の学びを活用した自力解決◆ 新たな知識・技能の定着(理解度の確認)◆ 学んだことへの有用感

 児童の実態に即した、「めあて 学び合い ふりかえり」の授業づくりの実践を通して、「確かな学力」につながるための学びを明らかにし、豊かに学び合う児童の育成を目指す。

研究のねらい

研究の内容と方法

ねらいを達成するための授業デザインの構築既習事項と関連付けた「めあて 学び合い ふりかえり」の工夫

単元構想シートねらい

実態に即した授業デザイン

目指す児童の意識・姿

既習事項

伸ばしたい資質や能力

授業構想メモめあて

(課題把握)

学び合い(課題追究)

ふりかえり(学習のまとめ)

1 時間の授業デザイン

事後考察 ( 改善点 )記入

授業のねらいの立て方既習事項の確かめ方めあて学び合い     ふりかえり

授業で大切にしたいこと留意点

専門性を生かして作成みんなで検討

高山小授業基本デザイン

既習事項と関連付けた「めあて 学び合い ふりかえり」の工夫

既習事項の確認• 授業の最初に既習事項をふりかえる• 既習の内容を可視化=意識付け

  「めあて」→自力解決→「学び合い」の場面で     「これを使えば解ける。」「これじゃあ解けない。どうすれば?」 課題を意欲的に追究 

既習事項と関連付けた「めあて 学び合い ふりかえり」の工夫

既習事項と関連付けて、めあて をつくる• 学習のねらいを児童に分かりやすい言葉でめあて として示す  →児童 今日の学習のゴールを理解  →教師 「ふりかえり」での学習のまとめや目指す児       童の姿・様子を予想しためあて、一貫性の       ある授業に• 前時までの学習とつながる新たな課題として提示  本時の学習に対する意欲を高める

既習事項と関連付けた「めあて 学び合い ふりかえり」の工夫

既習事項の確認 (可視化)「めあて」との関連付け(2年算数)

「めあて」と既習事項との関連付け(4年理科)

既習事項と関連付けて「学び合い」で本時の課題を追究する• 自力解決の時間→「学び合い」  既習事項をもとに解き方を見通し、考えをもつ• 学び合い (考え・表現させる手立ての工夫)  ペア学習・グループ学習・全体で意見交流  考えを交流させる手立て  学び合いをつなぐ教師の声のかけ方  考えがもてない、分からない児童も参加   

既習事項と関連付けた「めあて 学び合い ふりかえり」の工夫

「学び合い」:全員がかかわり合う手立て(4年算数)

「学び合い」:つなぐ教師の言葉がけ(2年算数)

「学び合い」:全員がかかわり合う手立て(タブレットPC ・電子黒板)(5年理科)

グループで協力して実験し、タブレット PCで様子を写真撮影しました。写真を電子黒板に写して全体で共有したり、比較したりしました。

「ふりかえり」の時間を十分に取り、本時で学んだ知識・技能を活用する問題を解かせ、知識・技能を着実に定着させる・時間を十分( 10分)確保する・「学び合い」を個に返し、自力で問題を解く・学んだことを使ったら解けた、という実感・教科の特性・学習内容に応じて・日常生活との関連のある問題・次時の学習に生かすための確認

既習事項と関連付けた「めあて 学び合い ふりかえり」の工夫

「ふりかえり」の例(算数)

•活用問題①  教科書の例題や、数値やものを少し変えた問題    全員の理解度を評価し個別指導に生かす   児童にできた、わかった、という実感•活用問題②   理解度が低い児童には①と同様の問題を出題   理解度が高い児童には発展的な問題を出題

既習事項と関連付けた「めあて 学び合い ふりかえり」の工夫

「ふりかえり」の例(理科)

•学習したことを生活の中で発見する•見いだした決まりを生活に当てはめて説明する   実感を伴って知識・技能を定着させる  

今日わかったことを使えば解決できるかな? ?

学習したことが役に立った!

本時の学びを活用分かったことを実感

知識技能の定着

既習事項と関連付けた「めあて 学び合い ふりかえり」の工夫

「ふりかえり」:学んだ知識・技能を活用(5年理科)重くて釣れないなあ

「ふりかえり」:学んだ知識・技能を活用(5年理科)新たな学び「コイルの巻き数を増やすと電磁石は強くなるのだな」

「ふりかえり」:学んだ知識・技能を活用(5年理科)今日学んだ方法で電磁石を強くしたら釣れた!

既習事項の確認 (可視化)・「めあて」との関連付け

既習事項の確認(可視化)

「学び合い」「ふりかえり」既習事項との関連付け(2年算数)

「ふりかえり」:日常生活との関連付け(2年算数)

身の回りの6個入りのものをさがしてみました。6のだんの問題をつくってみましょう。

学力向上の素地となる、 学習規律、学習習慣の改善

教師たちが教育の専門家として学び育ち合う学校 園・

幼児・児童・生徒たちが学び育ち合う学校 園・

保護者や村民が学校 園づくりに協力し参加して・学び育ち合う学校 園・

学びの共同体に基礎を置く学校・園づくり

「学び」のつながり 「育ち」のつながり 「ひと」のつながり

かかわる力生活する力学ぶ力

高山村幼保小中一貫教育

学習習慣や学習規律読書

家庭学習

~生活・学習の約束~時 間 児童の動き(指導内容)

・学校を欠席する場合には、家の人に連絡してもらいましょう。登 校・特別な理由がない限り、歩いて登校しましょう。・地域や安全守り隊の人たちに、大きな声で挨拶をしましょう。~8:10・集合場所から校門(校舎前)まで、しっかりと集団登校をしましょう。

・下履は自分の下足入れの下の段に入れてから、上履きに履き替えましょう。朝(上履きは、かかとを踏まないように、きちんと履きましょう。)

・教室に入ったら、かばんの中の勉強道具を机の中に入れ、宿題・提出物を先生の机の上にそろえて、出しましょう。 (かごを用意して置くと、提出しやすくなります。)

・活動を始める前に、トイレを済ませましょう。トイレ後は、手を洗い、清潔なハンカチで拭きましょう。

・外へ遊びに行く場合は、体育帽子をかぶりましょう。遊んだ後は、手洗い・うがいをしランドセルにま しょう。は、必要以外の・校舎内で、かくれんぼ・鬼ごっこ等の遊びをしてはいけません。飾りは、付 けな

いようにしましょう。

・8時10分には教室に入り、朝読書の準備を始めましょう。朝読書・読書は、自分の席で、静かに読みましょう。8:15

~8:25

・日直が司会・進行をしましょう。朝の会・健康観察は、担任の先生か保健係が行い、5分休みまでに職員室へ記入しましょう。8:25

~8:35

移動 ・特別教室、体育館へ移動する場合には、静かに移動しましょう。

授 業準備 ・教科書、ノート、下じき、筆箱を机の上に準備しましょう。

筆箱 ・鉛筆(キャップ付)、消しゴム、定規、赤ペン(赤鉛筆)名前ペン

・中身は、必要以上のものは、入れないようにしましょう。・キーホルダー等の飾りは、付けないようにしましょう。

・チャイムで授業が始められるようにしましょう。

挨拶 ・日直が号令をかけましょう。(例) 「姿勢をよくして下さい」 「はい」

○「これから 時間目の授業(勉強)を始めます」「注目」「礼」 「お願いします」

挙手 ・手を真っ直ぐ伸ばして、挙げましょう。(「はい」は1回です)

①発表 指名されたら返事をする。②起立し、いすをしまう。③友達の中心に向かって大きな声で発表する。④発表内容をみんなに確認する。「~です。」「いいですか。」⑤着席する。

音読 ・教科書を両手で持って読む。

〈資料6〉

【教師の姿として】・「めあて」では、既習事項と関連付けて本時でめざす児童の姿を想定し、児童の言葉で本時のねらいを表すよう毎時間意識した。・「学び合い」では、既習事項を活用して本時の課題を解決できるよう意識し、児童がよりよい解決方法を比較検討したり、活発な交流をしたりするよう支援の工夫をすることができた。・「ふりかえり」では、自力解決のための時間を十分確保するよう努め、児童が新たに学んだ知識や技能を活用する場面を充実させることができた。・「ふりかえり」では、日常生活にかかわる問題の出題や成果の発表など、児童の興味・関心などの実態や教科の特性を生かし、振り返り方を工夫した。また、全員の理解度を確認し、個別指導を行うことができた。

高山村幼保小中一貫教育高山村幼保小中一貫教育

成  果

【児童の姿として】・「めあて」では毎時間めあてが明確に示されたことで、何を手掛かりに、何をするのかがはっきりし、既習事項をもとに課題解決に向けて考えようとする意欲的な姿が見られた。・「学び合い」では、既習事項をもとに課題を解決するために友達と協力して考えたり、自分の考えを友達や教師に積極的に伝えようとしたりする姿が見られた。・「ふりかえり」の時間を充実させたことは、自力解決で問題が解けるまでじっくり取り組む姿勢づくりにつながった。・「ふりかえり」で、全員の理解度を確認し、個別指導を行ったことで学習したことを使って問題を解くことができたという充足感につながっていた。日常生活にかかわる問題などを解く活動で、学習した知識・技能への有用感を感じ、日常生活に生かしてみようとする態度が見られた。

成  果

・児童の実態に基づき課題解決に対しての意欲付けにつながるようなめあての与え方や活用問題の内容をさらに工夫し、成果を蓄積していく必要がある。・学び合いの素地となる安心して考えが出せる雰囲気作りを意識して、教育活動全般で児童の人間関係づくりを進める必要がある。・単元全体を通して、身に付けさせたい力をどこでどのように身に付けさせるかを明確にし、じっくり考えを深めることに重きを置く授業や、知識・技能の確実な定着に重きを置く授業などを単元構想シートに位置付けていく。

課  題