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1

グローバル・ロジスティクス・プロバイダーの役割グローバル・ロジスティクス・プロバイダーの役割グローバル・ロジスティクス・プロバイダーの役割グローバル・ロジスティクス・プロバイダーの役割

2010年10月２日ジュピタージャパン(日本航空ｲﾝﾀｰﾅｼｮﾅﾙ)

大迎俊一

京都大学経営管理大学院京都大学経営管理大学院京都大学経営管理大学院京都大学経営管理大学院

グローバル・ロジスティクスと貿易（グローバル・ロジスティクスと貿易（グローバル・ロジスティクスと貿易（グローバル・ロジスティクスと貿易（第二第二第二第二

回）回）回）回）

2

自己紹介(おおむかいしゅんいち)

82年日本航空入社(成田貨物支店・輸入部配属)

８7年ホンコン支店(貨物販売セクション)

99年日本地区貨物販売支店(物流部マネジャー)

00年貨物カンパニー(企画マーケティング部マネジャー)

03年シンガポール支店(貨物事業所長)

07年ＪＡＬカーゴセールス出向(西日本販売部長)

10年ジュピタージャパン出向(代表取締役社長)

<現在に至る>

3

1．貿易(国際取引)とは…？

２．航空輸送の利用動機

３．国際航空輸送のPLAYER

４．国際航空輸送の契約形態

５．需要動向

６．課題

７．Q&A


4


A.貿易の形態

B.国内取引との主な相違点

C.貿易条件




５．需要動向

６．課題

７．Q&A


5


輸出者輸出者輸出者輸出者((((売主売主売主売主))))BBBB国国国国

輸入者輸入者輸入者輸入者((((買主買主買主買主))))中国日本

メーカーB国

販売会社

部材供給者部材供給者消費者消費者金の流れ

物の流れ

Ａ．貿易の形態

中国日本

6


輸出者輸出者輸出者輸出者((((売主売主売主売主))))BBBB国国国国

輸入者輸入者輸入者輸入者((((買主買主買主買主))))中国日本

メーカーB国

販売会社


物の流れ

<<<<例例例例>>>> 日本と中国の間で行われる商品の売買日本と中国の間で行われる商品の売買日本と中国の間で行われる商品の売買日本と中国の間で行われる商品の売買

①直接貿易①直接貿易①直接貿易①直接貿易

中国日本

7


輸出者(売主) 輸入者輸入者輸入者輸入者((((買主買主買主買主))))

中国日本

メーカーメーカーメーカーメーカー販売会社


物の流れ

<<<<例例例例>>>> 日本と中国の間で行われる商品の売買日本と中国の間で行われる商品の売買日本と中国の間で行われる商品の売買日本と中国の間で行われる商品の売買

②間接貿易②間接貿易②間接貿易②間接貿易

中国日本

8


AAAA国国国国

輸出者輸出者輸出者輸出者((((売主売主売主売主))))

BBBB国国国国

輸入者輸入者輸入者輸入者((((買主買主買主買主))))

中国日本

メーカー販売会社


物の流れ

<<<<例例例例>>>> 米国の仲介で、日本と中国との間で行われる商品の売買米国の仲介で、日本と中国との間で行われる商品の売買米国の仲介で、日本と中国との間で行われる商品の売買米国の仲介で、日本と中国との間で行われる商品の売買

③仲介貿易③仲介貿易③仲介貿易③仲介貿易

CCCC国国国国

仲介者仲介者仲介者仲介者

米国

中国日本

9


輸出者輸出者輸出者輸出者((((売主売主売主売主)))) 輸入者輸入者輸入者輸入者((((買主買主買主買主))))

タイ日本

メーカー販売会社


物の流れ

<<<<例例例例>>>> 日本、中国、タイ間で行われる商品の売買日本、中国、タイ間で行われる商品の売買日本、中国、タイ間で行われる商品の売買日本、中国、タイ間で行われる商品の売買

④中継貿易④中継貿易④中継貿易④中継貿易

輸入輸入輸入輸入////加工者加工者加工者加工者

中国

10

Ｂ．国内取引との主な相違点

①トラブル発生トラブル発生トラブル発生トラブル発生

取引相手が外国のため、言葉・文化・商習慣等の違いによるトラブル

(日本の常識＝外国の非常識)

②コスト増加コスト増加コスト増加コスト増加

二国間のルール・法制度等が違うため、輸送に際する直接・間接コストが増加

(支払いに関わる追加コスト、輸出入通関に関わるコスト、関税等)

③高リスク高リスク高リスク高リスク

為替レートの変動リスク、貸し倒れリスク、長時間輸送となるため損傷リスク、

それに伴う保険・運賃のコスト増

１．貿易(国際取引)とは…?

11

Ｃ．貿易条件(＝Ｉｎｃｏｔｅｒｍｓ)

国際商業会議所(International Chamber of Commerce :ICC)が策定した

貿易条件の定義。

１．貿易(国際取引)とは…?

EX WORKEX WORKEX WORKEX WORK(工場渡し)

FOBFOBFOBFOB(本船渡し)

C&FC&FC&FC&F(運賃込), CIFCIFCIFCIF(運賃・保険料込)

DDPDDPDDPDDP(関税込指定場所), DDUDDUDDUDDU(関税除指定場所)

(輸出国) (輸入国)

12





５．需要動向

６．課題

７．Q&A


13


<３つの利用動機>

①①①①時間的な制約時間的な制約時間的な制約時間的な制約

③③③③戦略的な理由戦略的な理由戦略的な理由戦略的な理由②②②②輸送品目の特性輸送品目の特性輸送品目の特性輸送品目の特性

・生産計画の遅れ、クレーム

・生産計画＜販売計画

・ＶＯＲ、ＡＯＧ等

・振動や衝撃の回避

・湿気や定温

・鮮度、商品サイクル(短期間)

・マーケットシェア拡大（新製品）

・価格下落防止

・トータルコスト削減

・資金回転率を向上

電機・自動車補修部品食品、薬品

半導体、

液晶パネル

14


①①①①時間的な制約時間的な制約時間的な制約時間的な制約

○生産計画の遅れ、クレーム生産計画の遅れ、クレーム生産計画の遅れ、クレーム生産計画の遅れ、クレーム

生産計画の遅れ等不測の事態による緊急出荷。

<例＞「家電製品(冷蔵庫・洗濯機等)」

○生産計画生産計画生産計画生産計画＜＜＜＜販売計画販売計画販売計画販売計画

商品の販売好調による在庫減、海上輸送モードからのシフトによる緊急出荷。

<例> 「液晶パネル生産の原材料であるガラス等」

○ＶＯＲＶＯＲＶＯＲＶＯＲ(Vehicle On the Road)(Vehicle On the Road)(Vehicle On the Road)(Vehicle On the Road)、ＡＯＧ、ＡＯＧ、ＡＯＧ、ＡＯＧ(Aircraft On Ground)(Aircraft On Ground)(Aircraft On Ground)(Aircraft On Ground)等等等等

商品の故障・不備による超緊急出荷。

<例> 「自動車、航空機の補修部品輸送」

15

②②②②輸送品目の特性輸送品目の特性輸送品目の特性輸送品目の特性


○振動や衝撃の回避振動や衝撃の回避振動や衝撃の回避振動や衝撃の回避

商品自体がデリケートかつ高価なため、航空輸送。

<例> 「半導体製造装置(ステッパー)等精密機器、絵画(ルノワール)等貴重品」

○湿気や定温湿気や定温湿気や定温湿気や定温

商品自体の性格上、海上輸送による湿気回避並びに一定温度管理が必要。

<例> 「医薬品、食材(鮮魚・野菜)等」

○鮮度、商品サイクル鮮度、商品サイクル鮮度、商品サイクル鮮度、商品サイクル((((短期間短期間短期間短期間))))

商品サイクルが短い事による販売機会喪失防止のため、航空輸送。

<例> 「デジタル家電(ＰＣ・携帯・デジカメ）、その部材(液晶パネル）等」

16


③③③③戦略的な理由戦略的な理由戦略的な理由戦略的な理由

○マーケットシェア拡大（新製品）、価格下落防止マーケットシェア拡大（新製品）、価格下落防止マーケットシェア拡大（新製品）、価格下落防止マーケットシェア拡大（新製品）、価格下落防止

新製品のマーケット投入時、そのシェア確保のため、航空輸送。

<例> 「ゲーム機(ソフト)、デジタル家電新製品等、半導体(メモリー)等」

○トータルコスト削減トータルコスト削減トータルコスト削減トータルコスト削減

航空輸送費のみならず、海外での在庫並びに管理コストを勘案し、航空輸送。

<例> 「自動車・電機のサービスパーツ(補修部品)、ＫＤパーツ(組み立て部品）」

○資金回転率を高める資金回転率を高める資金回転率を高める資金回転率を高める

資金の投資(資材調達、生産)からその回収(入金)までの全体サイクルを短くする

事により、資金の回転率をあげる。

<例> 「ファッション衣料品、半導体・ＰＣ・携帯電話・デジカメ等」

17





５．需要動向

６．課題

７．Q&A


18

輸出者輸出者輸出者輸出者

(Exporter)(Exporter)(Exporter)(Exporter)

輸入者輸入者輸入者輸入者

(Importer)(Importer)(Importer)(Importer)

②②②②IATAIATAIATAIATA貨物代理店貨物代理店貨物代理店貨物代理店

(Cargo Agent)(Cargo Agent)(Cargo Agent)(Cargo Agent)

①①①①利用運送事業者利用運送事業者利用運送事業者利用運送事業者(Freight Forwarder)(Freight Forwarder)(Freight Forwarder)(Freight Forwarder)

ｼﾞｭﾋﾟﾀｰ･ｼﾞｬﾊﾟﾝｼﾞｭﾋﾟﾀｰ･ｼﾞｬﾊﾟﾝｼﾞｭﾋﾟﾀｰ･ｼﾞｬﾊﾟﾝｼﾞｭﾋﾟﾀｰ･ｼﾞｬﾊﾟﾝ

③③③③通関事業者通関事業者通関事業者通関事業者

(Custom Broker)(Custom Broker)(Custom Broker)(Custom Broker)

⑥⑥⑥⑥航空会社航空会社航空会社航空会社

(Airline)(Airline)(Airline)(Airline)

④④④④国際宅配事業者国際宅配事業者国際宅配事業者国際宅配事業者

(Integrator)(Integrator)(Integrator)(Integrator)

⑤⑤⑤⑤郵便事業者郵便事業者郵便事業者郵便事業者

(Postal Service Provider)(Postal Service Provider)(Postal Service Provider)(Postal Service Provider)


海外にいるユーザーに商品を自己名義にて、輸出(販売)する者

海外のサプライヤーから商品を自己名義にて、輸入(購入)する者

19


＜貨物利用運送事業法＞

第３条・第一種利用運送事業(空港間輸送)＜国交省大臣登録＞

第20条・第二種利用運送事業(一貫輸送) ＜国交省大臣許可＞

実運送事業者の行う運送を「利用して貨物の運送」を提供する者実運送事業者の行う運送を「利用して貨物の運送」を提供する者実運送事業者の行う運送を「利用して貨物の運送」を提供する者実運送事業者の行う運送を「利用して貨物の運送」を提供する者。

①輸出者(荷主)との運送契約は、利用運送事業者が発行する「ハウス運送状(HAWB)」

にて締結。

②利用運送事業者は、複数のハウスＡＷＢを仕向地毎に纏めて、自らが荷主となり航空

会社が発行する「マスター運送状(MAWB）」にて運送契約を締結。<<<<混載貨物混載貨物混載貨物混載貨物>>>>


利用運送事業者利用運送事業者利用運送事業者利用運送事業者航空会社

B輸出者(荷主)

A輸出者(荷主)

①

②

C輸出者(荷主)

①

①

20


<<<<混載貨物のしくみ混載貨物のしくみ混載貨物のしくみ混載貨物のしくみ>>>>

１．背景

○国際航空貨物運賃(国交省認可）は「重量逓減性」。

○同運賃のルールは「実重量(Actual)または容積重量(Volume)のどちらか高い方を適用」。

○通常の商習慣として「ビジネスボリュームが大きければ、安く」。

○航空会社の販売効率化(個々の荷主との取引不要)

２．基本的なしくみ（例関西発上海宛の場合）

認可運賃(キロあたり） Min 8500円, 45kg未満/820円, 45kg以上/620円

荷主実重量容積重量適用重量① 運賃② 金額①X②

A 120120120120 ＞ 100 120 120 120 120 620 74,400

B 10 ＜ 30 30 30 30 30 30 30 30 820 24,600

C 5555 ＞ 1 5 5 5 5 8500 8,500

(収入計収入計収入計収入計) (135) (131) (155)(155)(155)(155) (694)(694)(694)(694) (107,500)(107,500)(107,500)(107,500)③③③③

(支払計支払計支払計支払計) (135) (131) (135) (620) (135) (620) (135) (620) (135) (620) ( 83,700)( 83,700)( 83,700)( 83,700)④④④④

混載差益混載差益混載差益混載差益((((③③③③－④－④－④－④))))＝＝＝＝23,80023,80023,80023,800円円円円

21



















22

②②②②ＩＡＴＡ貨物代理店ＩＡＴＡ貨物代理店ＩＡＴＡ貨物代理店ＩＡＴＡ貨物代理店(Cargo Agent)(Cargo Agent)(Cargo Agent)(Cargo Agent)

<ＩＡＴＡ(国際航空運送協会=民間)からの指定>

ＩＡＴＡ航空会社ＩＡＴＡ航空会社ＩＡＴＡ航空会社ＩＡＴＡ航空会社((((ＪＡＬ等ＪＡＬ等ＪＡＬ等ＪＡＬ等))))および輸出者の代理業務を行う者および輸出者の代理業務を行う者および輸出者の代理業務を行う者および輸出者の代理業務を行う者。

①輸出者(荷主)との運送契約は、航空会社が発行する「マスター運送状(MAWB）」にて

締結。ＩＡＴＡ貨物代理店はその航空会社の販売業務を代行。

②航空会社は、ＩＡＴＡ貨物代理店に対してコミッションを支払う。


A輸出者(荷主)航空会社

①(620円 X 100)=62,000円

②62,000円 X 5%=3,100円

利用運送事業者利用運送事業者利用運送事業者利用運送事業者

23



















24

③③③③通関事業者通関事業者通関事業者通関事業者(Custom Broker)(Custom Broker)(Custom Broker)(Custom Broker)

輸出者または輸入者の代理人として、各国税関に対して「必要な情報輸出者または輸入者の代理人として、各国税関に対して「必要な情報輸出者または輸入者の代理人として、各国税関に対して「必要な情報輸出者または輸入者の代理人として、各国税関に対して「必要な情報((((注）」注）」注）」注）」

を申告し輸出入の許可・承認を取得する者を申告し輸出入の許可・承認を取得する者を申告し輸出入の許可・承認を取得する者を申告し輸出入の許可・承認を取得する者。

<通関業法・第３条（管轄税関長の許可）>

(注)運送状番号、輸出者名、輸入者名、品目、数量、価格等


通関事業者

(輸出国)

輸出国税関輸入国税関

通関事業者

(輸入国)

A輸出者(荷主)Ｄ輸入者(荷受人)

25



















26

④④④④国際宅配事業者国際宅配事業者国際宅配事業者国際宅配事業者(Integrator)(Integrator)(Integrator)(Integrator)

自社所有の航空機および地上輸送ネットワークを利用して、書類・小口貨物書類・小口貨物書類・小口貨物書類・小口貨物

中心のドア・ツー・ドア輸送を提供する者。中心のドア・ツー・ドア輸送を提供する者。中心のドア・ツー・ドア輸送を提供する者。中心のドア・ツー・ドア輸送を提供する者。

<第二種利用運送事業法・第20条（国交省大臣許可）>


⑤⑤⑤⑤郵便事業者郵便事業者郵便事業者郵便事業者(Postal Service Provider)(Postal Service Provider)(Postal Service Provider)(Postal Service Provider)

万国郵便条約および郵便法に基づき万国郵便条約および郵便法に基づき万国郵便条約および郵便法に基づき万国郵便条約および郵便法に基づき、日本郵政グループ(ＪＰ)の郵便事業会社

のみ輸送サービスを提供する者輸送サービスを提供する者輸送サービスを提供する者輸送サービスを提供する者。

<郵便法・第２条(郵便の実施)>

27












日本航空日本航空日本航空日本航空








28

⑥航空会社⑥航空会社⑥航空会社⑥航空会社(Airline)(Airline)(Airline)(Airline)

他人の需要に応じ、航空機を使用して有償で旅客又は貨物を航空機を使用して有償で旅客又は貨物を航空機を使用して有償で旅客又は貨物を航空機を使用して有償で旅客又は貨物を((((空港間空港間空港間空港間))))運送する運送する運送する運送する

事業者事業者事業者事業者。 <航空法・第100条（国交省大臣許可）>

参考航空法第112条業務改善命令(輸送の安全、利用者の利便その他公共の利益を

阻害している事実があると認めるときは…)


29

登場人物（ＰＬＡＹＥＲ）事業認可・許可主な事業内容主な販売対象代表的なPLAYER

①利用航空運送事業者(Freight Forwarder)

要

（国交省）

有償貨物の航空

利用運送（混載）

荷主

（輸出者/輸入者）

日本通運、近鉄、郵船、南海、DHL、シェンカー、ジュピタージュピタージュピタージュピター

等

②IATA貨物代理店

(Cargo Agent)

不要

（ＩＡＴＡからの

指定制度）

有償貨物の航空

輸送代理業務

荷主


同上

③通関事業者

(Custom Broker)

要

（管轄税関長）

輸出入通関代行

業務

荷主


同上、専業者(近畿通関など）有り

④国際宅配事業者(Integrator)

要

（国交省）

書類・小口貨物の

Ｄ２Ｄ運送

荷主


FedEx、UPS、DHL、TNTなど

⑤郵便事業者

(Postal Service Provider)

要

（総務省）

信書・小口貨物の

Ｄ２Ｄ運送

荷主


各国郵便事業者

（独POSTはDHL所有）

⑥航空会社

(Airline)

要

（国交省）

書類・小口から有償貨物の空港間輸送

利用運送事業者、IATA

代理店、国際宅配事業者、郵便事業者等

JAL、NCA、ANA、FedEx、UPS、LCAG、CXなど多数

PLAYER一覧


30





５．需要動向

６．課題

７．Q&A


31


①①①①実運送事業者との実運送事業者との実運送事業者との実運送事業者との((((直接直接直接直接))))契約＜ｽﾄﾚｰﾄ契約＜ｽﾄﾚｰﾄ契約＜ｽﾄﾚｰﾄ契約＜ｽﾄﾚｰﾄ////ﾀﾞｲﾚｸﾄ貨物＞ﾀﾞｲﾚｸﾄ貨物＞ﾀﾞｲﾚｸﾄ貨物＞ﾀﾞｲﾚｸﾄ貨物＞

荷主荷主荷主荷主((((輸出者輸出者輸出者輸出者))))は、実運送事業者である航空会社航空会社航空会社航空会社(JAL)(JAL)(JAL)(JAL)が発行する航空運送状

(M/AWB=Master Airway Bill)にて国際航空運送契約(空港間輸送)を締結。

②利用運送事業者との契約＜混載貨物＞②利用運送事業者との契約＜混載貨物＞②利用運送事業者との契約＜混載貨物＞②利用運送事業者との契約＜混載貨物＞

荷主荷主荷主荷主は、利用運送事業者利用運送事業者利用運送事業者利用運送事業者((((フォワーダフォワーダフォワーダフォワーダ----))))が発行する航空運送状(House AWB)

にて国際航空運送契約(空港間輸送)を締結。

航空会社との運送契約は、フォワーダ-が実施。

③国際宅配事業者との契約＜③国際宅配事業者との契約＜③国際宅配事業者との契約＜③国際宅配事業者との契約＜SPSPSPSP貨物＞貨物＞貨物＞貨物＞

荷主荷主荷主荷主は、国際宅配事業者国際宅配事業者国際宅配事業者国際宅配事業者((((インテグレーターインテグレーターインテグレーターインテグレーター))))が発行する送り状(Cargo Receipt)

にて国際宅配運送契約(ドアツードア)を締結。

自社機、または航空会社との間で運送契約を締結。

32



輸入者

(Importer)

(b)IATA(b)IATA(b)IATA(b)IATA貨物代理店貨物代理店貨物代理店貨物代理店


(a)利用航空運送事業者(Freight Forwarder)

©通関事業者

(Custom Broker)

(f)(f)(f)(f)航空会社航空会社航空会社航空会社




輸出者は、実運送事業者である航空会社(JAL)が発行する航空

運送状(M/AWB=Master Airway Bill)にて国際航空運送契約

(空港間輸送)を締結。


33



輸入者

(Importer)

(b)IATA貨物代理店

(Cargo Agent)

(a)(a)(a)(a)利用航空運送事業者利用航空運送事業者利用航空運送事業者利用航空運送事業者(Freight (Freight (Freight (Freight Forwarder)Forwarder)Forwarder)Forwarder)

©通関事業者

(Custom Broker)

(f)(f)(f)(f)航空会社航空会社航空会社航空会社


②②②②利用運送事業者との契約＜混載貨物＞利用運送事業者との契約＜混載貨物＞利用運送事業者との契約＜混載貨物＞利用運送事業者との契約＜混載貨物＞

荷主は、利用運送事業者(フォワーダ-)が発行する航空運送状

(House AWB)にて国際航空運送契約(空港間輸送)を締結。

航空会社との運送契約は、フォワーダ-が実施。


②②②②利用運送事業者との契約＜混載貨物＞利用運送事業者との契約＜混載貨物＞利用運送事業者との契約＜混載貨物＞利用運送事業者との契約＜混載貨物＞

34



輸入者

(Importer)(f)(f)(f)(f)航空会社航空会社航空会社航空会社


(d)(d)(d)(d)国際宅配事業者国際宅配事業者国際宅配事業者国際宅配事業者


(e)(e)(e)(e)郵便事業者郵便事業者郵便事業者郵便事業者


③③③③国際宅配事業者との契約＜国際宅配事業者との契約＜国際宅配事業者との契約＜国際宅配事業者との契約＜SPSPSPSP貨物＞貨物＞貨物＞貨物＞

輸出者は、国際宅配事業者(インテグレーター)が発行する

送り状(Cargo Receipt)にて国際宅配運送契約(ドアツードア)

を締結。自社機、または航空会社との間で運送契約を締結。


③③③③国際宅配事業者との契約＜国際宅配事業者との契約＜国際宅配事業者との契約＜国際宅配事業者との契約＜SPSPSPSP貨物＞貨物＞貨物＞貨物＞

35





５．需要動向

６．課題

７．Q&A


36

①日本の貿易額の推移

0000

10000100001000010000

20000200002000020000

30000300003000030000

40000400004000040000

50000500005000050000

60000600006000060000

70000700007000070000

80000800008000080000

90000900009000090000

1980

1980

1980

1980

1982

1982

1982

1982

1984

1984

1984

1984

1986

1986

1986

1986

1988

1988

1988

1988

1990

1990

1990

1990

1992

1992

1992

1992

1994

1994

1994

1994

1996

1996

1996

1996

1998

1998

1998

1998

2000

2000

2000

2000

2002

2002

2002

2002

2004

2004

2004

2004

2006

2006

2006

2006

2008

2008

2008

2008

（単位：10億円）

輸出額：輸出額：輸出額：輸出額：54兆円、兆円、兆円、兆円、

輸入額：輸入額：輸入額：輸入額：51兆円兆円兆円兆円（（（（2009年実績）年実績）年実績）年実績）

2009年は、対前年３割減以上に落込み。

Source :「財務省貿易統計」

プラザ

プラザ

プラザ

プラザ合意

合意

合意

合意

85.9 バブル

バブル

バブル

バブル経済

経済

経済

経済

85-90

バブル

バブル

バブル

バブル崩壊

崩壊

崩壊

崩壊

91-

アジア

アジア

アジア

アジア通貨危機

通貨危機

通貨危機

通貨危機

97-98

ＩＴ

ＩＴ

ＩＴ

ＩＴバブル

バブル

バブル

バブル崩壊

崩壊

崩壊

崩壊・・・・同

時同時

同時

同時テロ

テロ

テロ

テロ

01

５．需要動向

リー

マンショック

リー

マンショック

リー

マンショック

リー

マンショック

37

②日本発着航空貨物の推移

0000

50505050

100100100100

150150150150

200200200200

250250250250

300300300300

80 82 84 86 88 90 92 94 96 98 '00 '02 '04 '06 '08

単位：万トン

バブル崩壊バブル崩壊バブル崩壊バブル崩壊↓

円高で円高で円高で円高で

輸出入逆転輸出入逆転輸出入逆転輸出入逆転↓

プラザ合意プラザ合意プラザ合意プラザ合意

↓

円急落円急落円急落円急落↓

輸出

(101万ﾄﾝ)

輸入

(108万ﾄﾝ)

合計

(209万ﾄﾝ)

航空貨物量：航空貨物量：航空貨物量：航空貨物量：10101010年前の約年前の約年前の約年前の約2222倍、倍、倍、倍、 20202020年前の約年前の約年前の約年前の約5555倍に倍に倍に倍に背景：貿易の拡大背景：貿易の拡大背景：貿易の拡大背景：貿易の拡大､､､､ﾊｲﾃｸ･ﾊｲﾊﾞﾘｭｰ化ﾊｲﾃｸ･ﾊｲﾊﾞﾘｭｰ化ﾊｲﾃｸ･ﾊｲﾊﾞﾘｭｰ化ﾊｲﾃｸ･ﾊｲﾊﾞﾘｭｰ化､､､､運賃の低下、製品輸入の増加等運賃の低下、製品輸入の増加等運賃の低下、製品輸入の増加等運賃の低下、製品輸入の増加等

アジア危機アジア危機アジア危機アジア危機

↓

IT不況不況不況不況↓

（2008年国土交通省資料、ﾄﾗﾝｼﾞｯﾄ貨物を除く）

2008年実績年実績年実績年実績

５．需要動向

38

③航空貨物 - 方面別構成比の推移

アジア等そアジア等そアジア等そアジア等その他路線の他路線の他路線の他路線

64%64%64%64%

北欧州線北欧州線北欧州線北欧州線18%18%18%18%

太平洋線太平洋線太平洋線太平洋線18%18%18%18%

世界の生産基地：アジアに転移世界の生産基地：アジアに転移世界の生産基地：アジアに転移世界の生産基地：アジアに転移

（アジアへの工場進出、海外生産比率アップ）（アジアへの工場進出、海外生産比率アップ）（アジアへの工場進出、海外生産比率アップ）（アジアへの工場進出、海外生産比率アップ）

（37万ﾄﾝ）

（38万ﾄﾝ）（134万ﾄﾝ）

アジア等そアジア等そアジア等そアジア等そ

の他路線の他路線の他路線の他路線

51%51%51%51%

北欧州線北欧州線北欧州線北欧州線

16%16%16%16%

太平洋線太平洋線太平洋線太平洋線

33%33%33%33%

（20万ﾄﾝ）（7万ﾄﾝ）

（13万ﾄﾝ）

（合計：（合計：（合計：（合計：40404040万ﾄﾝ）万ﾄﾝ）万ﾄﾝ）万ﾄﾝ）（合計：（合計：（合計：（合計：209209209209万ﾄﾝ）万ﾄﾝ）万ﾄﾝ）万ﾄﾝ）

1982198219821982年度年度年度年度 2008200820082008年度年度年度年度

（日本発着（日本発着（日本発着（日本発着, ﾄﾗﾝｼﾞｯﾄを除く）ﾄﾗﾝｼﾞｯﾄを除く）ﾄﾗﾝｼﾞｯﾄを除く）ﾄﾗﾝｼﾞｯﾄを除く）

Source : 国土交通省

５．需要動向

39

５．需要動向

95 00 05 07 07 重量重量重量重量(万㌧万㌧万㌧万㌧) 0 7R/W

①①①① 成田成田成田成田ﾎﾝｺﾝﾎﾝｺﾝﾎﾝｺﾝﾎﾝｺﾝﾎﾝｺﾝﾎﾝｺﾝﾎﾝｺﾝﾎﾝｺﾝﾎﾝｺﾝﾎﾝｺﾝﾎﾝｺﾝﾎﾝｺﾝ 374 2

②②②② ﾎﾝｺﾝﾎﾝｺﾝﾎﾝｺﾝﾎﾝｺﾝ* 成田成田成田成田成田成田成田成田ｿｳﾙｿｳﾙｿｳﾙｿｳﾙ(ICN) 252 3

③③③③ ﾏｲｱﾐｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙｿｳﾙｿｳﾙｿｳﾙｿｳﾙ(ICN) 成田成田成田成田 221 2

④④④④ ﾌﾗﾝｸﾌﾙﾄｿｳﾙｿｳﾙｿｳﾙｿｳﾙ* ｱﾝｶﾚｯｼﾞﾌﾗﾝｸﾌﾙﾄ 207 3

⑤⑤⑤⑤ ﾆｭｰﾖｰｸ(JFK) ﾌﾗﾝｸﾌﾙﾄﾌﾗﾝｸﾌﾙﾄﾊﾟﾘ(CDG) 205 4

⑥⑥⑥⑥ ｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙｱﾝｶﾚｯｼﾞｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙ 189 2

⑦⑦⑦⑦ ﾛﾝﾄﾞﾝ(LHR) ﾛﾝﾄﾞﾝ(LHR) ﾀｲﾍﾟｲﾀｲﾍﾟｲﾀｲﾍﾟｲﾀｲﾍﾟｲｼｬﾝﾊｲｼｬﾝﾊｲｼｬﾝﾊｲｼｬﾝﾊｲ(PVG) 183 2

⑧⑧⑧⑧ ｿｳﾙｿｳﾙｿｳﾙｿｳﾙ* ﾆｭｰﾖｰｸ(JFK) ﾊﾟﾘ(CDG) ｱﾝｶﾚｯｼﾞ NA NA

⑨⑨⑨⑨ ｱﾑｽﾃﾙﾀﾑﾏｲｱﾐｼｬﾝﾊｲｼｬﾝﾊｲｼｬﾝﾊｲｼｬﾝﾊｲ(PVG) ﾏｲｱﾐ NA NA

⑩⑩⑩⑩ ﾊﾟﾘ(CDG) ｱﾑｽﾃﾙﾀﾞﾑｱﾑｽﾃﾙﾀﾞﾑｱﾑｽﾃﾙﾀﾞﾑ 161 4

④世界主要空港取り扱いランク

⑤JAL貨物輸送ランク（IATA加盟航空会社中）

95年第06060606位/3509 有償トンキロ、

00年第07070707位/4321

07年第14141414位/4269

40





５．需要動向

６．課題

７．Q&A


41

６．課題

航空会社視点から見た３つの課題

①①①①経営の自由度経営の自由度経営の自由度経営の自由度

－権益ビジネス（政府の認可、事業権益/航空権益）日本→新興国へ

－経済性と公共性の両立経済性と公共性の両立経済性と公共性の両立経済性と公共性の両立（路線採算と公的使命）

③③③③コスト構造コスト構造コスト構造コスト構造

－公租公課（着陸料金着陸料金着陸料金着陸料金/航行援助料金/燃油税等他国との比較）

－燃油費

②②②②事業構造の課題事業構造の課題事業構造の課題事業構造の課題

－固定費の割合が高い（航空機およびその整備費、乗員コスト）

－Low Flexibility（航空機調達、乗員養成に時間がかかる 1～2年）

42

730

826

690

484

90

298

525

450

264314

0

100

200

300

400

500

600

700

800

900

1000

成田

関西

中部

新千歳・福

岡

ﾛﾝﾄﾞﾝ・ﾋｰｽﾛｰ

ﾊﾟﾘ・ﾄﾞｺﾞｰﾙ

ﾆｭｰﾖｰｸ・ｹﾈﾃﾞｨｰ

香港ﾁｪｯｸﾗｯﾌﾟｺｯｸ

ｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙ・ﾁｬﾝｷﾞ

ｿｳﾙ・ｲﾝﾁｮﾝ

(国土交通省資料)

成田空港：航空機の騒音レベルに応じた着陸料の設定

B747 現行95万円が73万円に（2005年10月より）（千円）（千円）（千円）（千円）

<<<<参考参考参考参考>>>>着陸料の比較着陸料の比較着陸料の比較着陸料の比較

(B747-400, 395ﾄﾝ)

６．課題

43





５．需要動向

６．課題

７．Q&A


44

７．Ｑ＆Ａ

ご静聴ありがとうございます。

ご質問・ご意見を承ります。

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