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遥望玉門関の詩には、親子差合を厭

あふさか山のさねかつらの歌には、

姉妹こそぐりあふ而笑ふ。其響の

可笑より、あぢな処へ気のつくも

鴨の毛を撫て、妻も宜敷と云ひ、

火吹竹を握て、下女が溜息に等しか

らんか。這に図あり。翠帳紅閨の

秘密にて、枕の外にしる人も、

なひて嬉敷情の道の、色々種々、

取も直さず、色の千種と書して、

好人に備ふる物ならし

午のやふな物で

サア正月

賢虚山人書

アヽい

こゝにきものヲ

たゝんで居ります

アレサ

たゞ今まいります

おふたりで

どふでも

しなせへ

こつちは

さつぱり

水にいるから

なにもしらさぎ

しらさぎ

此ついたてのさぎは

名筆ゆへものを云

うそだらふ

おやおやもふもふ

ほんとに

しんじつだもの

かの字が

頭の大きいよりは

おれがまらの頭の大きい方が

てめへもよからう

そしてかの字はめは、背を高く

見せたがつて 日和のいゝに

足駄で歩くやつさ

アノ喜四郎のふでかしが

いつそ色男の気での

たてひきをしろの

逃げてくれろのと

はかねへことばかり

いつて

しみじみ好かねへから、

おめへといふ色男のまらで

ほぼを

清めるわな

おり介のまらァ

見るよふに

頭ばつかり

大きくてのふ

俺が名は久来の仙人というから

手前のもゝの白い所ヲ見て

通を失う場だか

ぼぼのあかき所まで

みねへけりやァ

通ヲ失いわしねへ

あのどん九郎め

つんぼうだそふで

うぬがいう事ばかり

いやァがる

おれがやりなまんのふに 殺した色男を

またねへものだにヲ

まづ

たこを売るか

それから絵もかくか

はんからもするか

せりもするか 先第一

足が達者で

腕がたっしゃで

どことつて

いゝぶんはないが

ただきくらまや

にやァこなるトや

かの字が

頭の大きいよりは

おれがまらの頭の大きい方が

てめへもよからう

そしてかの字はめは、背を高く

見せたがつて 日和のいゝに

足駄で歩くやつさ

アノ喜四郎のふでかしが

いつそ色男の気での

たてひきをしろの

逃げてくれろのと

はかねへことばかり

いつて

しみじみ好かねへから、

おめへといふ色男のまらで

ほぼを

清めるわな

おり介のまらァ

見るよふに

頭ばつかり

大きくてのふ

ここであふ事を

モウしつている人があるから

あすの晩からは

巣をけへねへ

けりやァ

ならねへ

誰か来るゆふな 音がする

早く

拭いてしまいねへ

はじめて十番といふ

ぼぼをしてみた

アゝ

目がくらくらする

枕なしの

へのこといふものは

一たい大きなものだか

また おれがやうなものは

あるまい アゝ

つがもねへ

おめへのものを 一ぼん食べるともふ

一生ひもじかァねへはな

おもいきつておしこみねへな

あれさ

久ち丁の売さんでも

ばくう丁のしん八さんでも

おめへの道具にやァかなやしねへ もふもふ

ひつさげても

行くから

ねまでぐつと いれてくんねへ

フウゝゝ

スウゝゝ

アレ 日本ごくが

ほとけになると

いゝてへけれど

ぬすみものの

かなしさふに

ただ

まらぼぼの

つづくだけ

するより

ほかに しやれはねへ

かがはつても

そちがさしても

かまいわねへ

おもいれつづけやう

おらがうちのより

ふとくて

長くて

いつそ

一〆

おいしい

モウモウ

どふも

ゝゝ

こまらねへ

アヽ

ウゥ スゥ

スゥ

おや

何時の間に

おめへきたの

おれも気がつきたから

枕草紙を見て

少し きざして来たところだから

とんだいゝつほだ

くぢらずと はやくいれねへかへな

後家のほぼにも

此やふな

いゝぼぼがあるから

またすてられねへ

ものだぞ

娘はおしゆん

子がいの傳兵衛

花の上野結ぶの神鳴

所は申されませぬが、去大身上の酒問屋。家名もすぐ

に福徳や三九郎とて、町内一番の金持夫婦の中に、

子供弐人、姉は今年十七にて、其美しき事たとへん

かたなく、諸芸にすぐれ、末々は大名方へもかしづ

けんとの料簡にて、大切に生立ける。

弟の助八は取て十一、手習盛り。両人美しき生れゆへ

近所の噂にも能ひ子持、金は有るし、似たひはの取さ

た。奉公人大勢の内に、小がひより遣ひし人、

今の名は傳兵衛とて、こしやく者にて、諸芸に暗く

なく、風雅の道も心がけ、商売にぬけめ無し。算術に

鍛錬せしゆへ、旦那の気に入り盛出し勤しが、常々

此傳兵衛が思ふやうには、爰の内のおしゅんさまを

何卒手に入度、心にて直も勢出し勤しに、又おしゅん

も傳兵衛が子飼ひからの勤メ心意気発明にて、弟の

助八を幼気にしての心遣ひ、いつかいつかと思ふ折か

ら、頃は弥生の花の山、上野飛鳥の人群衆、午の日か

けて花見の催し、母のさよが頼れて、旦那に願へば

傳兵衛を付てと云付、下女のりん・丁稚の長枩など

人連れにて思ひ立、五ッ時分より出かけしに、

おしゆんも傳兵衛を思ふ下心、あの人を供との嬉しさ、

傳兵衛も今日の御供幸なり。どこぞにて、云出そふ。

こうして、あゝしてとの心の内、思ひをふくみ案内やら、

宿引やらして、やうやう上野から花を、御覧なされ

ませとて先にたち、モシおしゆんさま、上野の桜は

昔より吉野山から種を写しましたゆへ、麓斗リを

咲染て、花も奥なる御芳野の里と申て麓より段々と

一重が咲き、八重が咲ますが、早八重が盛りで

御ざりますせう。

お母さまの手を取なさりませ。助八殿は草臥たら

私がおぶひませふと、いろいろとの心遣ひ、

噺しの内に、やうやう谷中へ出る。

傳兵衛が先にたつて、先感応寺の桜を御覧なされませ

とて、床几に腰を掛てまつ程なく、大勢来り。

ムヽ能く咲ました。爰が谷中か、此塔は能く出来まし

た。御覧なされませ。おしゆん、ほんに花も盛り、

此稚児桜が美しひ。母さま、御覧此咲分も見事なぞと、

皆々茶を呑み休ム。傳兵衛矢立を出し、何やら紙に

書き、桜の木へ付る。おしゅん取て見る。

御用樹さへ、花盗人とあるものをと読んで、

傳兵衛殿能くできました。面白イのふ。お母さま

御覧なされませ。此句は薄雪物語に有、花の梢も

折ば折といふ哥の思入れ、及ばぬ恋もなるとこそ、

知れど付ても付ますが、傳兵衛殿、つきますゝゝ

能く付ましたと、目と目を見合嬉しき思入有て

悦ぶ。母は私らは、そんな哥や句は、御座敷に

勤た事はなし、何も知らぬ。さあさあ早く日暮へ

行きませう。助八はおさんと遊んで、サア呼べゝゝ

と、仕度をする。おしゅんは傳兵衛を見て、此短

冊はわしが持て行、見世の金七にも見せませう。

雪中庵の弟子で、よく句を云からと、傳兵衛が

尻目で見て、短冊を懐入れる。皆々立つ。夫より

おしゆんと傳兵衛ことばに承知して、互いに心と

け合、面白くなり、ちょっとの間を見てつめるや

ら、手を握るやら、程なく日暮へ来る。お母さん

も、お草臥、早昼時分休んで、御膳でも上まして

たもさやうさ大神宮様がやう御座りますと、母様を

おさんに手を引せ、助八を背負、おしゅんと連立

おぶつた手を〆るやら、〆帰すやらやうやう茶屋

へ来り。色々出る迄御二人リ連まして、岩やの弁

天へ参りませう。あなたもお出なされませ。いや

いやわたしは、休で居ませうから、助八を怪我を

させぬやうに、参りて来やれ。

そんならおりん殿、跡番を、サア参りませう。

おしゅんさま、助八様をおぶいませうか。いやいや

歩く。そんなら御勝手と先へ立、おしゅんさま、

コレが夷大黒七福神の内、お参りなされませと、布

袋堂へ来て、待て居る。助八は道草ゆへおそし。お

しゆん斗り来り、傳兵衛殿いつそ草臥たのふ、

モシさつきのお返事は有難ふ御座ります。

傳兵衛殿、いつそ可愛のふと寄る手をしつかと〆て

膝へ腰を掛させて、顔と顔を合せ、口を吸ふ、

娘の太股へ割込ば、濡らしているゆへ、口を吸な

がら、挑りゝゝ、我がおへきつたる一物を握らせ

れば、ふるへながら掴む。其内に助八帰り、

姉さん、何をして居た。顔が赤いのふ、サアサア

行くゝゝと云に、無為なく宝の山へ入ながら、手

斗り気を遣り床几へ帰る。はくはりんを合手にし

て支度をし、酒機嫌にて寝て居る。りんは又山へ

助八を連て行、娘と傳兵衛酒を呑む。モシおしゆん

様一ッ御上りなされませ。私も一つたべませうと、

心に夫婦のかための思入。たがいに目と目を見合わ

せ、さへつおさへつ呑ム。女太夫二人来り。

富本の浄瑠璃三味線にて、雨の降夜はひとしを

火しさへてと、月になをひし、押しゆんはひとり

湯返りに浴衣を一寸かヽへ、帯紅葉袋にうつろひて、

笧ならぬ横ぐしに、つひたぼあげの平元結、顔に

かくればあだ名草。夜るは嵐の花川戸なるにし、

くぐり押明て内に入ルさへ物あんじ、モシおしゆん

さま、あの浄瑠璃は中車杜若がした。おしゆん・

傳兵衛、おまへと私も同じ名、又おまへに騙され

るかは知らぬが、今にも婿様が来るなら、おまへ

は、私を見捨なさりやし。其の時は二本棒どうし

で、いきて居られませう。何の、たとへ婿が来る

共、私はいやいや其方と一所に居ればよし、そう

なければ、屋敷へ行て幾年も勤る。其内には其の

方も年が明るし、たがいの胸とむねとの談合、そ

んな事いやんな。夫で、落着ましたといふ所へ、

二人帰り、おかゝさま、ゝゝ、さあ乳母が所へ行

ふ。皆々立支度して包を傳兵衛持、モウ

王子は

参られまい。乳母が所まで、久しぶり、年始にも

行ぬから、さあさあと出る。夫よりウワグケをナゲ

るやり手を握るやら、跡先になり、やうやう飛鳥の

麓、乳母が内は茶や半分、百姓半分にて、麦を搗

て居る。お乳母殿、久しぶり年始がてら寄りまし

たと、母先に入ル。大勢跡より来る。是はゝゝ、

能こそお出、初午にはお待申ました。先々是へゝゝ

夫レ、座敷を掃よ、茶釜の下をとの心遣ひ。いや

いや、何も心遣ひ仕やるなと上る。皆達者か。

アイ左様なれども、玉のお出、お寺さまの御こし、

傳兵衛殿ご大義、おりんどの足を洗いなさひ。助

八様は御せいじん、夫レ子蔵よ、湯を汲んで来や

と、乱騒。其内に皆々上り、年玉物なぞ包より出し、

乳母・子供に遣る。是はゝゝ相替らず戴ます。

おしゅんさま、御機嫌よう、旦那も御無事。おかゝ

さま、お寝ころびなされませ。何なじと菜飯に

田楽を上げませふという内、酒・肴いろいろ出て

、馳走する。皆々呑喰して仕舞、帰らんと思ひし

に、俄に天気がかわり、雨の方よりまつ黒な雲出

るとする内、日光の方よりごろごろとなりだす。

おかゝさんの嫌ひの神鳴様、わたしもいやと、

身をふさぐ。傳兵衛、是は夕立の様な物、今に晴

れます。少しおかゝさまは、あちらへ休なされま

せと、次の間へ入レて、枕をあて、おりんどの、

助八様もそばへお背中をと云内、またぐわらゝゝ、

ぴかぴか、ごろごろ、ぴしやりゝゝと、大雨ふる。

傳兵衛は襖を〆切、娘の腰をいだき、懐へ手を

入レて、爰か爰か乳母殿、あつくあつく白湯をと

いへ共、大雨ゆへ皆出払、人ごへなし。能に幸と

おしゆんが口を吸だきつく。いつそ恥よと、いゝ

ながら舌を出す内、腹へも手を入レれば、縮緬の

二布濡て、大潤ひでて、やわゝゝむくゝゝ、ぼつ

ちりと、五ト饅頭のやうなるへ、指二本入レ、くし

れば淫水流れ、コレゝゝたれぞ来やりといふとも、

かまわず、押しとかした手、かしらから撫れば、

むちむちと、羽二重にさわるごとく、一物おへきつ

たるを当がへば、少し腰を開きしが、さいぜんの

淫水にて、ぬらぬらと入るを、中腰にそろそろと

遣へば、コレコレ痛いよ痛いよと、のり出るを

肩を取らへて、大腰に遣れば足をからみて、コレ

コレのふのふ、アゝアゝ、フウフウとの大よがり、

すゝり泣。ぬかずに男は二三番、娘は数しれず、

淫水の猿股の切たる如くなれども、さいぜんの雷

さわぎに、落せしゆへ、娘もなく、せんかたなく、

あたりを見れば、子供の草本あるゆへ、是にて

引寄せひつさき、娘の開をふき、我がまらをふき

仕舞。おしゆんさま、お癪はいかがでご座ります。

おゝ恥しひのふと顔へ袖、傳兵衛殿いかい世話、

帰ませうと立、傳兵衛も何か取かたづけ、

内の子供の草本を見れば引やぶり有ゆへ、

庭を見れば金時渡なべが淫水たらい。