200(平成年)月日実施 · web...

Click here to load reader

Upload: others

Post on 21-Jan-2020

0 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

200(平成年)月日実施

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

上位運動ニューロンが通る場所はどれか。

a. 大脳脚

b. 内側毛帯

c. 延髄錐体

d. 脊髄後索

e. 脊髄前根

         

No.

上位運動ニューロンが障害されたときの症候はどれか。

a. 弛緩性麻痺

b. 筋委縮

c. 筋伸展反射の消失

d. Babinski徴候

e. 線維束性収縮

         

No.

下位運動ニューロンが障害されたときの症候はどれか。

a. 痙性麻痺

b. 筋委縮

c. 筋伸展反射の亢進

d. Babinski徴候

e. 線維束性収縮

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

運動失調の症状で誤りはどれか。

a. 運動開始の障害

b. 予測性の障害

c. 協調性の障害

d. 意味記憶の障害

e. 深部知覚の障害

         

No.

基底核を構成するものを選べ(2~3つ)

1 被核

2 淡蒼球

3 黒質

4 尾状核

5 歯状核

解答:

1,2,4

解説:

大脳基底核は、尾状核、被核、淡蒼球から構成される(解剖学的な狭義の大脳基底核)。

また、機能的に結びつきが強い中脳の黒質や間脳の視床下核を含めて、広義の大脳基底核とすることもある。

ということで答えは1,2,4です。

神経内科は量がかなり膨大で試験も難しいですが、ほとんど落ちないです。

なのでメジャー疾患をしっかり押さえてれば基本的に大丈夫だと思います。

余裕のある人は2,3年で勉強した解剖や伝導路などといった神経の基本的なところをQBや病見え等で見直しておくと、今後の勉強がちょっとは楽になるんじゃないかなーと思います。

参考文献:

病みえ 脳・神経p37

学籍番号:

A10017

氏名:

岩谷 拓馬

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

組み合わせで誤りはどれか。

a. ドパミン-運動

b. セロトニン–性欲

c. メラトニン–睡眠

d. ノルアドレナリン–緊張

e. エンドルフィン–痛みの緩和

         

No.

7

Romberg徴候が認められるのはどれか。

a.DM  b.PM  c.脊髄癆 d.パーキンソン病 e.CCA

         

No.

痛覚の感覚路が通る場所はどれか。

a. 脊髄後根

b. 脊髄後索

c. 脊髄前索

d. 脊髄薄束核

e. 視床

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

触角の感覚路が通る場所で誤りはどれか。

a. 脊髄後索

b. 延髄楔状束核?

c. 内側毛帯?

d. 視床

e. 尾状核

         

No.

10

エピソード記憶に主に関係するのはどれか。

a. 海馬傍回

b. 海馬

c. 小脳

d. 帯状回

e. 被殻

2013 (平成25 年)09 月18 日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

11

はさみは使えるが、じゃんけんができない、という脳梗塞の患者の症候はどれか。

a. 肢節運動失行

b. 観念運動性失行

c. 観念性失行

d. 物体失認

e. 連合型視覚性失認

解答:

b

解説:

a. ✕巧緻性の低下。

b. ○自発的にはできるが、命令されるとできない。

c. ✕使い慣れているはずの道具の使用や日常の一連の動作を正しく行えない。

d. ✕みただけではものがわからない。

e. ✕みえているのに、ものの名前がわからない。

参考文献:

メディックメディア 病気がみえる vol.7 脳・神経

学籍番号:

A10041

氏名:

小林樹

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

12

交感神経が優位のときの症候はどれか。

a. 縮瞳

b. 鳥肌が立つ

c. 心拍数の増加

d. 胃腸の蠕動亢進

e. 血管拡張

         

No.

13

非流暢性の失語で聴覚的理解が良好で、復唱ができない場合はどれか。(1つ選べ)

a)健忘失語

b)伝導失語

c)Wernicke失語

d)超皮質性運動失語

e)Broca失語

解答:

E

解説:

a) × 言葉が思い出せない(失名詞)、言葉にできない(喚語困難)が特徴で、遠まわしで回りくどい説明(迂言)がしばしばみられる。名詞の理解ができないこともある。「失名詞失語」とも呼ばれる。アルツハイマー型認知症で多い。発話は流暢で言語理解も良好。復唱もできる。

b) × 言葉の理解も表出も比較的良好だが、音韻(字)性錯語(「りんご」→「でんご」のように言葉の音を間違える)と聴覚的把持力の低下(聞いた言葉を短期間覚えておく力の低下)を特徴とする障害。 発話は流暢で言語理解も良好。復唱はできない。

c) × Wernicke野の損傷による。言い間違え(錯語)や新造語を話す。発話は流暢であるが、言語理解は不良。復唱もできない。

d) × 言語自発性の低下と良好な復唱が特徴。形式的には非流暢性とされるが、運動性失語が「話せない」のに対し、超皮質性運動失語は「話そうとしない」。すなわち発話量が減少し復唱が保持される状態である。発話は非流暢で言語理解は良好。復唱はできる。

e) ○ Broca野の損傷による。発話は非流暢で言語理解は良好。復唱は不良。

いちおう各失語の説明も載せましたが、答えを出すだけなら病見えvol.7のp142のフローチャートだけでいけます。ただこれをテスト前に勉強していた人はかなり少数派だと思います。10では神内が選択110問、記述4問になりました。選択は1問1点、記述は1問10点で150点満点。60点取れば合格と言っていました。試験時間的には余裕ができたように思います。また、何問かは点数をくれるボーナス問題らしいです。

参考文献:

病見え、ネット

学籍番号:

A10051

氏名:

佐藤博紀

2013 (平成 25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

No.

14

右同名半盲の障害部位を選びなさい

a.視神経

b.視交叉

c.視索

d.後頭葉皮質

e.頭頂葉皮質

解答:

c,d

解説:

a.患側全盲

b.両耳側半盲

c.対側同名性半盲

d.対側同名性半盲

e.対側同名性下四分盲

      

参考文献:

病みえvol.7 第一版 P216

         

No.

15

左目の内転だけできないが、輻輳はできるのはどれが原因か。

a. 左動眼神経

b. 右内側縦束

c. ???

d. 右動眼神経

e. 左内側縦束

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

16

舌咽神経、迷走神経の障害の症候はどれか。

a. 構音障害

b. 舌の委縮

c. ????

d. 読み方がわからない

e. 下顎反射の亢進

解答:

解説:

参考文献:

学籍番号:

氏名:

2013(平成25年)9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経・脳内系

         

No.

17

顔面神経の障害の症候はどれか。一つ選べ。

a まつげ徴候

b 眼瞼下垂

c 顔面の痛覚過敏

d 咽頭反射の減弱

e 咬筋の筋力低下

解答:

a

解説:

顔面神経には「顔面の表情筋、アブミ骨筋に分布する運動神経成分」、「舌の前2/3、外耳道・鼓膜の一部、耳介後部に分布する感覚神経成分」、「涙腺、鼻腺、顎下腺、舌下腺に分布する副交感神経成分」があるため、顔面神経の主な働きとしては表情筋の運動、アブミ骨筋反射、舌の前2/3の味覚、外耳道・鼓膜などの温痛覚、涙・鼻汁・唾液の分泌が挙げられる。

よって、顔面神経の障害の主な症状には、顔面筋の麻痺、聴覚障害、味覚障害(舌の前2/3)、唾液分泌障害、涙分泌障害などがある。ただし、それぞれの神経成分は分布し末梢に分岐していくので障害が起こる部位により症状に違いが認められる。詳しくは病みえ7巻p233、p248などに書かれている。

a まつげ徴候とは両眼を固く閉じようとすると、まつげが露出したり、左右差がみられたりすることである。これは、顔面筋の一つである眼輪筋の麻痺によるものなので、これが○。実際に顔面神経の障害のスクリーニングに使われており、他の診察に眉持ち上げ運動(前頭筋しわ寄せ試験)、口角挙上試験などがある。

b 顔面神経の障害ではまつげ徴候や兎眼(閉眼ができない)はおこるが眼瞼下垂はおこらない。眼瞼下垂がおしんんしsinshiこるのは動眼神経麻痺、Horner症候群、重症筋無力症などである。よって×。

c 顔面神経が司るのは顔の表情筋の運動であり、温痛覚などの一般感覚は主に三叉神経が担当している。世間一般に顔面神経痛と呼ばれている病態があるため何となく選択してしまいそうになるが、顔面神経痛は正しくは三叉神経痛であり、三叉神経の障害によるものなのでこれも×。

d 咽頭反射とは綿棒で咽頭後壁を強くこすった際に軟口蓋が挙上する反射のことである。この反射の減弱がみられるのは球麻痺(舌咽・迷走・舌下神経の下位運動ニューロン、咽頭・喉頭・舌の筋の障害による)や偽性球麻痺(神経核のある延髄よりも中枢の障害による)であり、顔面神経の障害ではみられない。よって×。

e 咬筋に分布しているのは下顎神経(三叉神経の下顎枝)であり、顔面神経の障害で咬筋の筋力低下は起こらないと考えられる。よって×。

参考文献:

病みえ vol.7 脳・神経

今年は試験時間90分で選択問題110問(1問1点)、筆記問題4問(1問10点)であり、合格点は先生の説明によると150点中60点(ホントか分からないけど)。選択問題の形式は「1つ選べ」「2つまたは3つ選べ」であったが、正解が4つの問題も数問まぎれており、正答を選べば点が入るとのことだった。「全て選べ」の形式の問題が無くなった分、多少は解きやすくなったが、過去問と同じ問題はあまり出ず、筆記問題も全て症例問題で難しい試験であることに変わりはなかった。難しいが落ちないテストと言われていたが、今年は13名も落とされてしまった。

学籍番号:

A10067

氏名:

中井

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

18

皮膚分節の組み合わせで正しいのはどれか。

a. C5-手掌

b. Th4-乳頭

c. Th6-臍部

d. L1-大腿

e. S1-足背

         

No.

20

振動覚を測定するのにはじめに音叉を当てる場所はどこか

a. 胸骨

b.茎状突起

c.肘頭

d.膝蓋骨

e.内顆

解答:

e

解説:

ネットだと内顆か外顆でした。下肢から麻痺がくるかららしいです。くわしいことは知りません。すいません。

参考文献:

ネット

学籍番号:

氏名:

さかいゆうきくん

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

21

温痛覚に関わる末梢神経はどれか。

a. Aα線維

b. Aβ線維

c. Aγ線維

d. Aδ線維

e. B線維

         

No.

22

筋性脱髄の生理学的検査でみられるのはどれか。

a. 伝導時間の遅延

b. 時間的分散

c. 伝導ブロック

d. 活動電位の振幅増大

e. 活動電位の持続時間の短縮

         

No.

23

ギラン・バレー症候群に関連するのはどれか。

a. 先行感染

b. 抗ガングリオシド抗体

c. 知覚障害が優位

d. 増悪寛解の経過

e. 髄液の蛋白細胞乖離

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

24

ギラン・バレー症候群で正しいのはどれか。

a. 多くは下腿の麻痺がある

b. 呼吸筋障害は起こさない

c. 極期まで1ヶ月程度である

d. 歩行障害の後遺症はない

e. 静注用免疫グロブリン(IVIG)療法が有効である

         

No.

25

Miller-Fisher症候群に関連するのはどれか。

a. 運動失調

b. 抗GQ1b抗体

c. 外眼筋麻痺

d. 髄液の細胞増多

e. 腱反射亢進

解答:

解説:

参考文献:

学籍番号:

氏名:

2013 (平成25年)9月17日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

26

CIDPで正しいものを選べ

a 症状のピークまで二か月以上かかる。

b しびれで発症するものはない。

C 脳神経麻痺を起しやすい。

d 呼吸器障害を起こしやすい。

e ステロイド治療は有効でない。

解答:

解説:

CIPD

・異常感覚や筋力低下で発症し、症状がピークに達するまで二か月以上要する。

・初発は足のしびれ、脱力

・人口10万人当たり1~2人

・深部反射は減弱~消失

・脳神経麻痺、呼吸筋麻痺、自律神経症状はまれ

参考文献:

授業プリント「末梢神経障害」宮島先生

学籍番号:

A10107

氏名:

南澤朋美

2013(平成25年) 9月18日実施

4年次試験(10受験)

試験科目:

神経内科

         

No.

27

糖尿病性ニューロパチーに関して正しいのを2~3個選べ

A) 運動症状がある

B) 初発から自律神経症状が出る。

C) 高血糖性ニューロパチーで痛みが生じる

D) 局所性ニューロパチーを起こしやすい。

E) 筋委縮を来すことはない。

解答:

C,D

解説:

糖尿病性ニューロパチーは四肢のしびれ、自発痛などの感覚障害が主で高頻度なニューロパチーである。原因はニューロンの代謝異常や神経を栄養する血管の障害が考えられる。

→感覚障害軽微で運動障害、自立神経障害メインだったら他の疾患の可能性あり。

高血糖にニューロパチー

糖尿病が指摘されたときに血糖コントロールが悪いときの四肢感覚異常

1. 空腹時血糖やHbA1cは基準値内で高血糖や耐糖能異常のみ

2. 下肢遠位優位の有痛性ニューロパチー

3. Small fiberの障害

局所性ニューロパチー

1. 中年に多い

2. 急性の発症

3. 疼痛が特徴

4. 筋委縮もある

このことから

A→× B→△(初発は感覚の方が多い)C,D→○ E→×

      

参考文献:授業プリント(抹消神経疾患 宮嶋)

学籍番号:

氏名:

2013 (平成25年) 9月 18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

28

Hereditary sensory-motor neuropathy に関係するものを選べ。

a. PMP22

b. P0

c. Cx-32

d. Transthyretin

e. Apolipoprotein

解答:

a,b,c

解説:

Hereditary sensory-motor neuropathy(HMSN:遺伝性感覚運動ニューロパシー)

· 下肢遠位部の筋萎縮を主徴とする遺伝性末梢神経障害。以下に代表疾患および関連遺伝子を記す。

Charcot-Marie-Tooth病(CMT)

PMP22,P0,EGR2, NF-L

Dejerine-Sottas病

PMP22,P0,

X連鎖型CMT(CMTX)

Cx32

Hereditary neuropathy with liability to pressure palsies(HNPP)

PMP22

Refsum 病

Phytanoil-CoA α-hydroxylase

Fabry 病

α-Galactosidase

・診断には電気生理学的検査や遺伝子解析が用いられる、

・具体的な治療法はない。主に対症療法が行われる。進行は緩徐であり、生命予後は悪くない。

家族性アミロイドポリニューロパチー(FAP)

・末梢神経および全身の諸臓器にアミロイド沈着を来たし全身症状を呈する遺伝性ニューロパチー

・遺伝子異常によりTransthyretinやApolipoproteinなどがアミロイドとなる。

・根治治療として肝移植が実施されている

参考文献:

授業プリント「末梢神経疾患」、病気が見える、ネット

学籍番号:

A10113

氏名:

若林紘平

2013(平成25年)9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

29

家族性アミロイドポリニューロパチーで誤りを1つ選べ。

1. Congo red染色で緑色偏光をもつ。

2. 初発症状は感覚障害が多い。

3. 自律神経障害をきたしやすい。

4. 肝移植が有効である。

5. 悪性腫瘍を合併しやすい。

解答:

5

解説:

トランスサイレチンの遺伝子であるTTRに異常が生じ、変異トランスサイレチンが末梢神経や各臓器に沈着する病気のこと。

1. 問題文の通り、緑色偏光になります。

2. 遠位部からの感覚障害が多い。

3. アミロイド(トランスサイレチン)の沈着部位が自律神経であれば、自律神経障害を引き起こす。

4. 異常トランスサイレチンを産生する肝臓に対し、正常肝を移植することで症状の進行を食い止める。

5. 悪性腫瘍の合併を示唆する説明はない。

参考文献:

授業プリント”末梢神経障害”

学籍番号:

A10302

氏名:

金子光暁

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

30

成人で最も多い筋ジストロフィーはどれか。

a. Duchenne型筋ジストロフィー

b. Becker型筋ジストロフィー

c. 肢帯型筋ジストロフィー

d. 筋強直性ジストロフィー

e. 顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

31

Duchenne型筋ジストロフィーで誤りはどれか。

a. 乳児期の発育が遅い

b. 歩行開始が遅い

c. 臀筋の筋力低下のため動揺性歩行がみられる

d. 下腿の仮性肥大がみられる

e. 心筋障害を合併する

         

No.

32

筋強直性ジストロフィーでみられないのはどれか。

a. 白内障

b. 舌の委縮

c. 糖尿病

d. 胸鎖乳突筋の委縮

e. 心伝導障害

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

33

ジストロフィン遺伝子異常はどれか。

a. 福山型先天性筋ジストロフィー

b. 筋強直性ジストロフィー

c. 顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー

d. Emery-Dreifuss型筋ジストロフィー

e. Becker型筋ジストロフィー

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

34

福山型筋ジストロフィーで認められないのはどれか。

a. 脳奇形(滑脳症)

b. 視神経低形成

c. 哺乳力低下

d. つかまり歩行

e. 関節拘縮

解答:

解説:

参考文献:

学籍番号:

氏名:

2013 (平成 25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

35

ミトコンドリア病MELASでみられるのものを選べ。

a. 母系遺伝

b. 筋の赤色そぼろ線維

c. ミオクローヌス

d. 眼瞼下垂

e. 外眼筋麻痺

解答:

a、b

解説:

ミトコンドリア病は、ミトコンドリアDNAの異常が原因で中枢神経症状や筋症状などをきたす疾患。

CPEO、MELAS、MERRFの3つが代表的。

c ミオクローヌス:MERRF

d、e 眼瞼下垂、外眼筋麻痺:CPEO

参考文献:

病みえ「脳•神経」

もーほんとに110問もマーク問題あるなんて信じられない!!右手が痛くなっちゃった(><)

しかも受ければ落とさないとか言って、10人くらい落としてるじゃない!もーサイアク、オコだよオコ!

でも、追試じゃなくてちょこっとレポート書けばオッケーだったみたい!意外と優しいのね・・・ちょっと惚れちゃったじゃない♥ みんなも頑張ってねっ♫

学籍番号:

A10023

氏名:

イチゼロのアイドル☆

         

No.

36

MGで正しいものは

a. 女性に多い 

b. 10歳以下ではほとんど見られない 

c. 胸腺腫合併が50~60% 

d. 60%以上は眼瞼下垂で発症 

e. 全体の2割ほどが全身型へ移行

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

37

神経筋接合部での神経筋伝達をするのはどれか。

a. ???なんとかぐりん

b. フクチン

c. エメリン

d. アセチルコリン

e. ラプシン

         

No.

38

重症筋無力症の検査で正しいのはどれか。

a. エドロフォニウム(テンシロン、アンチレックス)試験が陽性

b. 誘発筋電図(Harvey-Masland試験)でWaxing現象がみられる

c. 抗アセチルコリン受容体抗体にはblocking抗体とbinding抗体がある

d. 抗アセチルコリン受容体抗体はほぼ100%の症例で陽性である。

e. 甲状腺機能検査を行う必要がある

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

39

筋特異的チロシンキナーゼ(MuSK)に対する抗体陽性の筋無力症で正しいのはどれか。

a. 胸腺摘除術が有効である

b. 下肢筋の委縮がみられる

c. 男性に多い

d. クリーゼになることはない

e. 球症状が目立つ

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

40

Lambert-Eaton myasthenic syndrome (重症筋無力症様症候群)で正しいのはどれか。

a. 筋の易疲労性はほとんどない

b. 悪性腫瘍の合併が60-70%

c. 男性に多い

d. 30歳までに発症することがおおい?少ない? 選択肢不明

e. Voltage gated calcium channelに対する抗体が認められる

解答:

b , c , e

解説:

a. × 易疲労性を示す。

b. ○ SCLCが多い、ほかには白血病、胃癌、大腸癌。

c. ○ 中高年の男性に多い。

d. とりあえず× おそらく選択肢は 多い だと考えられます。 中高年に多いため×かと思います

e. ○

LEMSの症状は

四肢近位筋優位の筋力低下(特に下肢)

自律神経障害、眼症状。球症状は軽度

検査では、誘発筋電図において、高頻度反復刺激でWaxing現象がみられる。

参考文献:

学籍番号:

71

氏名:

2013(平成25年) 9月 18日実施

4年次試験(10受験)

試験科目:

神経内科

         

No.

41

馬尾症候群でみられるのはどれか。

a.間欠性跛行

b.Babinski徴候

c.下肢の疼痛

d.腰痛

e.アキレス腱反射の亢進

解答:

a,c,d

解説:

a○ 間欠性跛行とは、歩行などで下肢に負荷をかけると、次第に下肢の疼痛・しびれ・冷えを感じ、一時休息することにより症状が軽減し、再び運動が可能となることで、馬尾症候群の他には、閉塞性動脈硬化症、閉塞性血栓性血管炎などが原因となります。

b,e× ともに上位運動ニューロン障害で見られます。馬尾症候群ではむしろ下位運動ニューロン障害が起こると考えられます。

c,d○ 

馬尾症候群について

概念:加齢などによって生じた腰部脊柱管や椎間孔の狭小化により馬尾あるいは神経根の絞扼性障害をきたして発症したもので、臨床症状として間欠性跛行が出現します。

症状:腰痛、下肢痛、下肢のしびれが起きます。これらの症状は立位、歩行によって悪化して、臥位や座位で軽快します(間欠性跛行)。また、馬尾の圧迫による排尿障害を伴うことも有ります。

検査:腰部単純X線では、脊椎症性変化を認め、腰部MRIでは狭窄による馬尾、神経根の圧迫の程度が明らかになります。

治療:薬物療法としては、疼痛軽減のためにNSAIDs、筋弛緩薬を用います。硬膜外ブロックや神経根ブロックが腰痛や下肢痛に有効です。保存的治療が走行せずに日常生活に不自由を感じる場合には、狭窄部位の除圧術を考慮します。

参考文献:

授業プリント、朝倉内科学

学籍番号:

A10046

氏名:

櫻井史紀

2013(平成25年)9月18日実施

4年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.42

筋萎縮性側索硬化症で正しいのはどれか。

a.孤発性が90%である。

b.女性の患者が男性患者より多い。

c.進行すると呼吸筋麻痺をきたす。

d.膀胱直腸障害をきたしやすい。

e.中期以降は褥瘡ができやすい。

解答:

a.c

解説:

a.○90~95%は孤発性、5~10%家族性。平均生存期間は3~5年である。

b.×中年以降(50~60歳)の発症が多く、男女比1.3:1である。

c.○発症平均3年で眼球を除く全身の筋力麻痺。

d.e.×ALSの四大陰性症状として眼球運動障害・他覚的感覚障害・膀胱直腸障害・褥瘡がある。

参考文献:

プリント「筋萎縮性側索硬化症とその縁類疾患」、病気がみえるvol.7 p.268

学籍番号:

A10052

氏名:

渋井俊祐

2013 (平成 25年) 9月 18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

43

筋委縮性側索硬化症に関連しない遺伝子はどれか?

a.SOD1

b.βアミロイド

c.FUS

d.TDP43

e.オプチニューリン

解答:

b

解説:

参考文献:

筋委縮性側索硬化症とその類縁疾患(授業プリント)

学籍番号:

氏名:

2013 (平成 25年) 9月 18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

47

亜急性連合性変性症について正しいもの1つ選べ

a. 小球性貧血

b. 弛緩性麻痺

c. 深部感覚障害

d. VitB6が有効

e. 下肢に線維性収縮を認める

解答:

c

解説:

a→大球性正色素性貧血

b→側索障害なので痙性麻痺

c後索障害の1つ。

dビタミンB12欠乏が原因。なら補充してやればええやん

e→下肢の痙性麻痺

参考文献:

病みえ

学籍番号:

氏名:

イギー

2013 (平成 25年) 9月 18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

48

htlv-1関連ミエロパチーについて正しいもの選べ

a. 頸髄で多く起こる

b. 痙性対麻痺をきたす

c. 排尿障害をきたす

d. 男性に多い

e. ホルネル兆候をきたす

解答:

B,c

解説:

a胸髄で好発

bc◎

d女性に多い

eホルネル兆候=縮瞳、眼瞼下垂など 見られない。

ムズすぎワロタ

参考文献:

ネット

学籍番号:

氏名:

吉田隼也

2012 (平成 年) 9月 18日実施

10年次試験

試験科目:

神内

         

No.

49

脊髄空洞症について誤っているもの(1つ)

a. 頚髄に出来ることが多い。

b. 髄内腫瘍に伴うことはない。

c. 上肢の筋力低下がみられることが多い。

d. 髄節性解離性感覚障害をきたすことが多い。

e. 後頭蓋窩(chiari奇形)によってがんりゅうえきの低下が原因となる。

解答:

b

解説:

a. 好発部位は下部頚髄

b. 髄内腫瘍が原因になることがある。

c. 前角(下位運動N)×→上位中心の筋力↓、筋委縮

d. 温痛覚は障害されるが、深部覚は正常。

e. ○

参考文献:

病みえ。ネット

学籍番号:

A10081

氏名:

のむら

2013(平成25年) 9月18日実施

試験科目:

神経内科

         

No.

52

脊髄小脳変性症SCD/多系統委縮症MSAで誤りはどれか。(1つ)

a.MSAはSCD/MSAの約半分を占める

b.純粋小脳型のSCDでは進行が遅い

c.SCD/MSAの約1/3が遺伝性である

d.遺伝性のSCDのほとんどは常染色体劣性遺伝性である

e.MSAではグリア細胞内に封入体を認める

解答:

解説:

a. ○ SCD/MSAの内、MSAは約50%を占める。

b. ○ 皮質性小脳委縮症のこと。緩徐進行性で生命予後良好。

c. ○ 遺伝性は約1/3。非遺伝性(孤発性)が約2/3である。

d. × 遺伝性のうち、常染色体優性遺伝:常染色体劣性遺伝=15:1

e. ○ 抗α-シヌクレイン抗体を用いた免疫染色で、グリア細胞封入体(GCI…Glial Cytoplasmic Inclusion)を認める。

参考文献:

授業プリント 脳幹・小脳疾患 病見えvol.7

学籍番号:

氏名:

カクガリパンチパーマ

2013(平成25年)9月18日実施

4年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

53

日本の常染色体優性遺伝性脊髄小脳失調症で最も多いのはどれか。

a.SCA1

b.MJD/SCA3

c.SCA6

d.SCA31

e.DRPLA

解答:

b

解説:

我が国の常染色体優性遺伝性脊髄小脳失調症の分類は

1位MJD/SCA3

2位SCA6

3位DRPLA

4位SCA31

よって答えはb.のMJD/SCA3

参考文献:

授業プリント(脳幹・小脳疾患)

学籍番号:

A10098-100

氏名:

増田、増田、増田、増田

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

54

MSA-Cについて正しいものを選べ

a.若年発症

b.パーキンソニズム

c.自律神経症状

d.MRI上橋の十字サイン

e.振戦が目立つ

解答:

b , c , d

解説:

a.× 40-60歳で発症、初発症状は小脳症状

b.◯ 2-5年程度でパーキンソニズムを認める

c.◯ 病状の進行とともに自律神経障害を合併

d.◯ MRI上橋底部の著名な萎縮を認める→十字架サイン

e.× 初発症状が小脳症状ということなので、目立つのは体幹失調とか構音障害とかだと思われます。隣のMSA-Pのスライドに「固縮が目立つ」と書いてあるのでそれとのひっかけかも知れないです。

2013 (平成25年) 9月17日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

55

volted gated Ca channel subunit の異常疾患ひとつ選べ。

解答:

解説:

SCA-6

優性遺伝性SCDの中でSCA-3についで多い。電位依存性Caチャネルサブユニット遺伝子のCAGリピートの異常新潮により生じる。主に小脳皮質が選択的に障害され、ほぼ純粋に小脳症状をきたす。

関連事項 triplet repeat

参考文献:

病気が見える P292

学籍番号:

A10107

氏名:

南澤朋美

2013(平成25年) 9月18日実施

4年次試験(10受験)

試験科目:

神経内科

         

No.

56

SCA/MJDで誤りを2~3個選べ

A) 発症年齢で症状が違う

B) 錐体外路徴候を認める

C) びっくり眼が特徴

D) ミオクローヌスてんかんを来す

E) 脳幹の委縮は見られない

解答:

C、D

解説MJD

症状

小脳性運動失調、錐体路徴候、錐体外路症状(ジストニア、顔面ミオキミア)

末梢神経障害

特徴的所見

進行性外眼筋麻痺、ジストニア、びっくり眼、顔面・舌の運動性誘発

臨床亜型

若年→錐体路・錐体外路 中年→小脳症状、錐体路・錐体外路症状 高年→小脳徴候、末梢神経障害

A→○ B→○ C→○ 

D→× ミオクローヌスてんかんはDRPLA

E→× SCDは小脳や脳幹委縮が認められる

参考文献:プリント(脳幹小脳疾患 宮嶋)、病見え298~299SCD、MSDまとめ

学籍番号:

氏名:

待っち

2013 (平成 25年) 9月 18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

57

皮質性小脳委縮症で正しいのはどれか。

a) 発症年齢は30~40歳代

b) 構音障害が比較的多い。

c) パーキンソニズムを認める。

d) SCD/MSAの約1/4を占める。

e) 生命予後は良好である。

解答:

b,d,e

解説:

皮質性小脳委縮症…孤発性のSCDのうち、小脳の失調症状のみを呈する疾患です。

a) × 発症は60歳前後です。

b) ○ 構音障害も多いです。

c) × MSAとは異なりパーキンソニズムは見られません。

d) ○ 孤発性のSCDが約2/3で、そのうち約1/3を占めます。(プリントの分類のグラフ参照)

e) ○ 緩徐進行性ですが予後良好です。

すべてプリントに書かれているとおりでした。「純粋な小脳失調を呈する」ということを抑えておくと症状については理解しやすかったと思います。また、孤発性のものは高齢発症、遺伝性のものは若年~中年発症が多いと考えてよいと思います。SCDに関しては内訳(孤発性と遺伝性、遺伝性のうちでも常・優が多い、など)を授業中に強調していたので、しっかり見ておくと良いです。

参考文献:

授業プリント 「脳幹・小脳疾患」

学籍番号:

A10114

氏名:

若松真央

2013(平成25年)9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

58

常染色体劣性遺伝型小脳脊髄変性症について誤りを1つ選べ。

1. 日本では眼球運動失効を伴うタイプが多い。

2. Friedrich失調症では脊髄後索が障害される。

3. Friedrich失調症では凹足、側弯症などの骨格異常を認める。

4. 50歳代以上の比較的遅い年齢で発症する。

5. 末梢神経障害を伴うことが特徴である。

解答:

4

解説:

1. ○

2. ○

3. ○

4. 30歳代で発症する

5. ○

参考文献:

病気が見える & 授業プリント”脳幹と小脳”

学籍番号:

A10302

氏名:

金子光暁

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

59

左側のWallenberg症候群(延髄外側症候群)で正しいのはどれか。

a. 左側の小脳性運動失調

b. 右側の頸部以下の温痛覚障害

c. 左側の顔面の温痛覚障害

d. 右側の上下肢の麻痺

e. 左側のホルネル徴候

解答:

a , b , c , e

解説:

Wallenberg症候群は

 同側

・小脳性運動失調

・Horner症候群

・顔面の温痛覚障害

・球麻痺

 対側

  ・頸部以下の温痛覚障害

a. ○

b. ○

c. ○

d. × 麻痺は起きない

e. ○

一つ選ぶ問題ですが、正答が4つもある問題です。テスト中に先生も[出題ミスではない]とおっしゃっていました。

参考文献:

学籍番号:

氏名:

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

60

薬剤性パーキンソン症候群をほとんど起こさないのはどれか。

a. 塩酸チアプリド

b. ハロペリドール

c. アスピリン

d. バルプロ酸

e. スルピリド

解答:

c

解説:

a. ○ おこす。中枢神経系用剤

b. ○ 向精神薬

c. ×

d. ○ 中枢神経系用剤

e. ○ 向精神薬

参考文献:

学籍番号:

71

氏名:

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

61

パーキンソン病の早期診断に有用なのはどれか。

a. PET検査

b. 終夜脳波検査

c. MRI検査

d. 髄液検査

e. MIBG心筋シンチグラフィー

解答:

a , e

解説:

a. ○

b. ×

c. ×

d. ×

e. ○

参考文献:

学籍番号:

71

氏名:

2013(平成25年)9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経・脳内

         

No.

62

パーキンソン病の非運動症状はどれか。

a.聴覚低下 b.REM睡眠行動障害 c.尿閉 d.下痢 e.体重減少

解答:

b.c.e

解説:

今年は正解が1問と指定された問題以外は2or3問正解ということだったので参考にしてください。

a.×

b.○レジュメの、授業のスライドには“寝ているときに怖い夢を見たり、大声を出したりしませんか?“というところの横に、授業のスライドでは“REM睡眠行動障害”と書いてありました。

c.○排尿障害として、蓄尿障害(頻尿)と排出障害があげられます。

d.×消化器症状としては便秘が主です(98%)。自律神経障害による腸管の動きの低下によると思います。

e.○

パーキンソン病は運動症状(無動、固縮、振戦、姿勢反射障害)が有名ですが、非運動症状のほうがテストに出てる気がします。以下、非運動症状のまとめです。

初期症状:嗅覚障害、睡眠障害、易疲労感

精神系の症状:抑うつ状態、幻覚・妄想、認知機能障害

自律神経の症状:便秘、起立性低血圧、排尿障害、脂漏、体重減少、流涎・口渇

参考文献:

大脳基底核疾患(3ページ右下) 宮島先生

学籍番号:

A10015

氏名:

岩瀬友哉

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

63

パーキンソン病で誤りはどれか。

a. 発症後15年間の生命予後は健常人と差がない

b. α-シヌクレインは脳以外にも蓄積する

c. 脳内のドパミンの状態を元通りに戻せない

d. レボドパが最も運動効果がよい

e. 服用したレボドパは脳へ約30-40%移行する

解答:

e

解説:

a. ○ ただし、8年を超えるとヤール4度以上が30%

b. ○ レビー小体や、MSAのグリア細胞内の封入体にみられ、MSAの中でSDSは脊髄が病変。

c. ○

d. ○

e. × 脳へ移行するレボドパは1-3%。 ほとんどは小腸において脱炭酸酵素により分解される。ちなみに吸収は酸性のほうが良い。

参考文献:

学籍番号:

71

氏名:

2013 (平成 25年) 9月 18日実施

2013年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

64

パーキンソン病のレボドパ治療で誤り一つ選べ。

a.レボドパの効果は初め3~4年は良い。

b.進行期にはwearing-offが出やすい。

c.常同反復行動(punding)を見ることがある。

d.レボドパの半減期はドパミン受容体刺激薬より長い。

e.突発性睡眠を生じることがある。

解答:

解説:

レボドパの長期服用時の問題点は効き目が落ちるということです。作用時間が短くなったり、効き方にムラがでてきます。作用時間が短くなり 次の服薬前に症状が出てしまうのが“wearing-off現象”、服薬時間とは無関係に 急激な軽快と増悪を繰り返すのが“on-off現”です。

副作用に悪性症候群やジスキネジア(不随意運動)、抑うつ傾向など、また突発性睡眠もまれにあるそうです。

cも一応ネットでは常同反復行動がレボドパで増えるらしいといってます。

dは『運動合併症は、L-dopa製剤の間歇的なドパミン刺激が誘因とされており、血中半減期が長いドパ

ミンアゴニストなどにより持続的なドパミン受容体刺激を行うことで運動合併症を予防・軽減しコントロールができると考えられています。』

ちなみにwikiによると、レボドパの半減期はせいぜい1時間前後です。よって誤り。

aとbは有名です。レボドパの半減期が短いと知っているとdを選びやすかったと思います。

参考文献:

http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se11/se1169101.html

http://requip.jp/interview/medical_spot/pdf/interview_iryou_no4.pdf

今回は記号が110問(!?)と記述4問(各10点)で150点満点のくそふざけたテストでした!

マークシートが二枚配られたときの絶望感といったらww

神内はムズいけどテストにでさえすれば受からせてくれるとか言ってたのに、今回は150点中60点以上で合格って先生は言ってました。4割でも正直受かったか自信ありません・・・

割と選択問題は09とかぶっていたような気がします。

この時期はテストラッシュで忙しいと思いますが、適度に息抜きしながらがんばってください。

11はサイボーグありやを筆頭に真面目な人が多いと思うんで、きっと大丈夫です。

・・・・僕も受かってるといいな。

学籍番号:

A10024

氏名:

マツモトアキオ☆

2013 (平成25 年) 月 日実施

10年次試験

試験科目:

脳神経内科

         

No.

65

進行性核上麻痺の症状で誤りはどれか。

a. 動作緩慢 

b. 眼瞼下垂 

c. 認知機能低下 

d. 項部ジストニー 

e. 嚥下障害

解答:

b

解説:

a. ○ 動作緩慢などパーキンソン症状をきたす

b. × 眼に起こる症状としては、核上性眼筋麻痺(垂直性注視麻痺、人形の目現象の消失)

c. ○ 皮質下性

d. ○

e. ○ 仮性球麻痺(構音障害、嚥下障害)

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

66

ハンチントン病で誤りはどれか。

a. 舞踏病

b. 自傷行為

c. 尾状核の委縮

d. ???

e. 有棘赤血球の増多

解答:

b , e

解説:

a. ○

b. × Chorea-acantocytosisでみられる。

c. ○

d.

e. × Chorea-acantocytosisでみられる。

学籍番号:

71

氏名:

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

67

認知症の中核症状はどれか。

a. 妄想

b. 幻視

c. ???

d. 失行

e. 抑うつ

解答:

d , (c)

解説:

中核症状は、脳細胞が壊れることで起こる症状で、悪化する。以下のものがある。

失行

失認

失語

記憶障害

見当識障害

実行機能障害

a. ×

b. ×

c. きっと○

d. ○

e. ×

参考文献:

学籍番号:

71

氏名:

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

68

認知症をきたさない疾患はどれか。

a. 甲状腺機能低下症

b. ???

c. 慢性硬膜下血腫

d. ???

e. 亜急性連合変性症

解答:

解説:

a. ○ きたす

b.

c. ○ 

d.

e. ○ 大脳白質の変性による

ごめんなさい。選択肢がわかりません。

参考文献:

学籍番号:

71

氏名:

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

69

アルツハイマー病で早期にみられる症状はどれか。

a. 夜間せん妄

b. エピソード記憶障害

c. もの盗られ妄想

d. 脱抑制行動

e. 感情失禁

解答:

b , c

解説:

a. × 脳血管性認知症の特徴

b. ○ 初発症状は物忘れ

c. ○

d. × 前頭側頭型認知症の特徴

e. × 脳血管性認知症の特徴

参考文献:

学籍番号:

71

氏名:

2013 (平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

70

脳血管性認知症で早期に障害される部位はどこか。(1つ)

a. 海馬

b. 前頭葉

c. 頭頂葉

d. 後頭葉

e. 小脳

解答:

解説:

授業プリントに、「脳血管性認知症の特徴(前頭葉の機能低下)」とあり、また脳血管性認知症の障害は、「様々な部位に起こるが、前頭葉の障害が多い」と病みえに記載されていたので、早期に障害される部位を1つ選ぶとしたら、前頭葉なのではないかと考えました。

参考文献:

授業プリント「大脳変性疾患」

病気がみえる vol.7 脳・神経 p.341

学籍番号:

A10047

氏名:

2013(平成25年)9月18日実施

4年次試験(10年度入学生受験)

試験科目:

脳神経内科

         

No.

71

前頭側頭型認知症にみられない症状はどれか。(答え1つ)

a. 短絡的行動

b. 常同行動

c. 嗜好の変化

d. 反射的行動

e. 取り繕い行動

解答:

e

解説:

前頭側頭型認知症は特徴的な人格変化や行動異常が見られ、進行すると前頭葉・側頭葉に限局した萎縮性病変を認める症候群です。

前方連合野の機能低下により

· 他人の心が分からない

· 意欲の低下と無関心

· 病識の欠如:ほぼ100%

後方連合野の暴走により

· 大脳皮質(後方連合野)

 短絡的・反射的な行動

 無反省

· 基底核

 常同行為

 食行動の変化=嗜好の変化、食欲亢進

· 辺縁系

 勝手気ままなわがまま行動(非社会的行動)

が見られます。

取り繕い行動が見られるのはアルツハイマー型認知症です。

参考文献:

授業プリント「大脳変性疾患」宮嶋先生、病気がみえる Vol.7 p.351

学籍番号:

A10053

氏名:

正田麻子

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

72

Lewy小体型認知症でみられないものを一つ選べ。

a.あざやかな幻視がみられる。

b.誤認妄想がある。

c.転倒傾向がみられる。

d.抗精神薬が有効である。

e.症状に日内変動がみられる。

解答:

解説:

過去問とほぼ同じです。09(No39)

授業プリント(大脳変性疾患 宮嶋先生)より

 認知機能の変動がある

 抗精神病薬により症状が悪化する とあります。

神経内科は量が膨大すぎました。病みえでメジャー疾患を読んで概要をつかんでから、授プリントみたほうがやりやすかったです。

参考文献:

授業プリント、病気が見える 神 P350

学籍番号:

A10057

氏名:

すずき

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

73

若年性認知症の組み合わせで正しいのはどれか。

a. CADASIL-片頭痛

b. CARASIL-禿頭

c. CADASIL-TGFβ

d. CARASIL-Notch3

e. HDLS-スフェロイド

解答:

a , b , e

解説:

a. ○ 25歳前後に片頭痛、30-50歳で脳卒中発作

b. ○ 禿頭、変形性脊椎症、非高血圧性の虚血性脳小血管障害、30歳代で進行性の認知症

c. × TGFβはCARASILにおいて過剰に発現している

d. × Notch3はCADASIL。 CARASILはHTRA遺伝子(TGFβシグナルを抑制する)の異常

e. ○ HDLSは神経軸索スフェロイドを伴う遺伝性白質脳症のことらしいです。SはspheroidのSです。

参考文献:

学籍番号:

71

氏名:

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

74

脳血管障害で誤りはどれか。

a. 日本人の死因の第3位

b. 「寝たきり」の原因の1位

c. 脳卒中は誤嚥の主原因となる

d. 脳梗塞は徐々に減少している

e. アミロイドアンギオパチーが増加している

解答:

d

解説:

a. ○

b. ○ 約30%

c. ○

d. × 増加する(高齢化、メタボ)

e. ○ 前頭葉の大きな出血が多い。 アミロイドβ蛋白などが有名

参考文献:

学籍番号:

71

氏名:

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

75

脳血管障害で正しい組み合わせはどれか。

a. 右視力低下-左前頭葉

b. 失語-左後頭葉

c. 右片麻痺-左頭頂葉

d. 右半身知覚障害-左視床

e. 左半側空間無視-右頭頂葉

解答:

d , e

解説:

a. × 視力低下は主に後頭葉に障害で起こると思います。

b. × 後頭葉は視覚に関与。失語は、側頭葉(Wernicke野)や前頭葉(Broca野)の障害で起こる。

c. ×? 内包や大脳皮質運動野の障害で起こる。

d. ○ 視床は意識できるすべての体性感覚の中継点で、障害によって、反対側のすべての体性感覚が低下する。

e. ○ 右頭頂葉後方の障害でおこる。模写試験や線分二等分試験で、左半分を無視する。

参考文献:

学籍番号:

71

氏名:

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

76

脳梗塞で正しいのはどれか。

a. 心原性脳塞栓症は突発完成が多い

b. 高血圧はラクナ梗塞の危険因子である

c. 糖尿病はアテローム血栓性脳梗塞の危険因子である

d. アテローム血栓性脳梗塞は小穿通枝に生じることが多い

e. ラクナ梗塞は高次機能障害きたすことが多い

解答:

a , b , c

解説:

a. ○

b. ○ 糖尿病も危険因子。

c. ○ 高血圧も危険因子。

d. × 主幹動脈に狭窄や閉塞を起こす。穿通枝ではラクナ梗塞が起きやすい

e. × 意識障害や高次機能障害は起きない。

参考文献:

学籍番号:

氏名:

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

77

脳梗塞で正しいのはどれか。

a. 心原性脳塞栓症は近年増加している

b. アテローム血栓性脳梗塞は近年減少している

c. 先天性凝固異常で脳静脈血栓症が起こる

d. 日本人には椎骨動脈解離による延髄梗塞が多い

e. Branch atheromatous diseaseは回復が早い

解答:

解説:

a.

b. × 増加している

c.

d.

e.

参考文献:

学籍番号:

氏名:

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

78

Early CT sign で誤りはどれか。

a. レンズ核構造の消失

b. 島皮質の消失

c. 皮髄境界不鮮明化

d. 脳溝の消失

e. Hypodense MCA sign

解答:

e

解説:

a. ○

b. ○

c. ○

d. ○

e. × 中大脳動脈主幹部閉塞でHyperdense MCA sign がみられる。

ほかにDot sign (中大脳動脈分枝閉塞)

参考文献:

学籍番号:

71

氏名:

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

79

脳塞栓症の原因となる非弁膜性心房細動に対する治療薬で誤りはどれか。

a. ワルファリン

b. 間接Xa阻害薬

c. アスピリン

d. 直接Xa阻害薬

e. 直接トロンビン阻害薬

解答:

c

解説:

a. ○

b. ○ パリヌクス系

c. × 非心原性脳梗塞で使う

d. ○ キサバン系

e. ○ Dabigatran

参考文献:

学籍番号:

71

氏名:

2013 (平成25年) 9月18日実施

4年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

80

発症5日目の無治療の髄膜炎患者

髄液検査の結果

細胞80/ul(リンパ球20、多核白血球60)、糖35mg/dl(血糖97mg/dl)

この所見が示す疾患はどれか(答えの選択肢は1つ)。

1. ウイルス性髄膜炎

1. 細菌性髄膜炎

1. 結核性髄膜炎

1. 真菌性髄膜炎

1. 癌性髄膜炎

解答:

e

解説:

髄液検査の正常値 細胞数0~5個/ul 糖50~80mg/dl

基準値と今回の検査結果から、この症例では細胞数(特に多核白血球)増加、糖は減少ということがわかる。

ウイルス性:糖は正常、細胞はリンパ球が多く見られる。

細菌性:細胞数が大幅に増加(500~数万)し、糖も大幅に減少(0~20mg/dl)し、多核白血球が多く見られる。

結核性:糖が減少(40mg/dl以下)し、細胞はリンパ球が多く見られる。

真菌性:結核性と同様の所見が見られるが、結核性のほうがClの低下が大きい。

癌性:糖が減少(35mg/dl以下)、細胞はリンパ球~多核球が多く見られる。

よって、癌性髄膜炎

参考文献:

過去問(09No.44)、病みえvol7.p359

学籍番号:

A10091

氏名:

平松俊哉

2013 (平成25年) 9月18日実施

4年次試験

試験科目:

神経内科

No.

81

グラム陽性球菌はどれか。(1つ)

a.髄膜炎筋

b.肺炎球菌

c.リステリア菌

d.インフルエンザ菌

e.大腸菌

解答:

解説:

a. × グラム陰性球菌

b. ○ グラム陽性球菌

c. × グラム陽性桿菌

d. × グラム陰性桿菌

e. × グラム陰性桿菌

参考文献:

授業プリント  神経感染症

学籍番号:

氏名:

カクガリ大仏

2013(平成25年)9月18日実施

04年次試験 10受験

試験科目:

神経内科

No.

82

乳幼児(4ヶ月-6歳)の髄膜炎の起炎菌で最も多いのはどれか。

a. 髄膜炎菌

b. 肺炎球菌

c. リステリア菌

d. インフルエンザ菌

e. 大腸菌

解答:

d

解説:

乳幼児における起炎菌別の発生頻度は以下のとおりである。

1位:インフルエンザ菌

2位:肺炎球菌

3位:髄膜炎菌

参考文献:

授業プリント「神経感染症」 スライド6,8枚目

病気がみえるvol.7 脳・神経 P.354

学籍番号:

A10097‐A10100

氏名:

増田、増田、増田、増田

2013 (平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経・脳内系

         

No.

83

小児—成人(6〜50歳)の髄膜炎の起因菌で最も多いのはどれか。(1つ)

a.髄膜炎菌  b.肺炎球菌  c.リステリア菌  d.インフルエンザ菌  e.大腸菌

解答:

b

解説:

新生児:1位 B群レンサ球菌、 2位 大腸菌

乳幼児:1位 インフルエンザ菌、 2位 肺炎球菌

小児〜成人:1位 肺炎球菌、 2位 インフルエンザ菌

壮年〜老人:1位 肺炎球菌、 2位 黄色ブドウ球菌

よって、答えはbの肺炎球菌である。

先生が大事だって言った所から出ました。神経内科は出るところは細かくて、覚える量も多くて大変だけど、先生が大事だって言っていた所から結構出ます。真面目な人は授業に出て大事な所をチェックして、真面目じゃない人はそーゆー箇所を教えてもらいましょう。過去問は2割くらいしか出ないかな…笑

参考文献:

宮嶋先生「神経感染症」

学籍番号:

氏名:

授業中に1番前の席で印を結んでる虎○和○

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

84

アルコール依存症の患者の髄膜炎の起因菌で最も多いのはどれか。

a 髄膜炎

b肺炎球菌

c リステリア

d インフルエンザ菌

e 大腸菌

解答:

解説:

肺炎球菌は成人の髄膜炎の最も一般的な原因である。アルコール依存症患者,ならびに慢性耳炎,副鼻腔炎,乳様突起炎,CSF漏,再発性髄膜炎,肺炎球菌性肺炎,鎌状赤血球病,無脾症の患者には特に発症の危険性がある。肺炎球菌性髄膜炎の発生率は,ワクチン接種の日常化により低下しつつある。

グラム陰性菌による髄膜炎(大腸菌,クレブシエラ属またはエンテロバクター属に起因することが最も多い)は,免疫不全状態の患者や,中枢神経系の手術や外傷,菌血症(例,泌尿生殖器処置による),院内感染などの後に発生する。シュードモナス属は,免疫不全状態の患者または菌が定着した患者の髄膜炎の原因となることがある。インフルエンザ菌b型髄膜炎は現在,ワクチン接種が広く行われているためにあまりみられないが,免疫不全状態の患者またはワクチン未接種の人の頭部外傷後に発症しうる。

ブドウ球菌性髄膜炎は,穿通性頭部外傷または脳外科手術(しばしば混合感染の一部として),菌血症(例,心内膜炎から)の後に起こりうる。リステリア性髄膜炎は全ての年齢層で発生し,特に,慢性腎不全,肝疾患,あるいは臓器移植後のコルチコステロイドまたは細胞毒性療法により免疫不全状態の患者によくみられる。

参考文献:

授業プリント、ネット

学籍番号:

A10107

氏名:

南澤朋美

2013(平成25年)9月18日実施

4年次試験(10受験)

試験科目:

神経内科

         

No.

85

単純ヘルペスに関して誤りを一つ答えよ

A) 側頭葉の出血壊死病変がある

B) けいれんを来しやすい

C) 意識障害を起こすことが多い

D) 髄液の墨汁染色が診断に有効

E) アシクロビルを用いた治療

解答:

D

解説:単純ヘルペスは脳炎の中でも大事で、CBT疾患なので覚えておきましょう

単純ヘルペス

1型による脳炎が多い。

側頭葉の出血性病変は特異性が高いので診断に有用

急激な発熱、髄膜刺激症状、意識障害、痙攣、初期の錯乱、せん妄、幻視、異常行動がみられる

肺炎などの感染症の合併

検査 脳波でPLEDs、(ウイルス性髄膜炎様髄液)、MRIのT2WIやFLARIで側頭葉(海馬や扁桃体)の高信号

治療 アシクロビル

よって ABCE正解

Dはクリプトスコッカスを検出するために用いられる。

真菌による髄膜炎では重要なので覚えておきましょう

      

参考文献:神経感染症(宮嶋) MEC(神経感染症と脳腫瘍 穂澄)

学籍番号:

氏名:

街鳥

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

86

中枢神経系の感染症の組み合わせで誤りはどれか。

a. 進行性多巣性白質脳症-AIDS

b. 進行性多巣性白質脳症-JCウィルス

c. 亜急性硬化性全脳炎-風疹ウィルス

d. 脳膿瘍-黄色ブドウ球菌

e. 癌性髄膜炎-頭蓋内圧亢進

解答:

c

解説:

a. ○ ホジキン病やAIDSなどで細胞性免疫が低下している状態におけるJCウィルス感染症

b. ○ オリゴデンドロサイト内で増殖して脱髄に至る。

c. × 麻疹ウィルス罹患後に遅発性に発生する。小児期の男児に多い

d. ○ 黄ブ菌、肺炎球菌、連鎖球菌が多い。

e. ○

参考文献:

学籍番号:

71

氏名:

2013(平成25年)9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

87

孤発性クロイツフェルトヤコブ病について誤りを1つ選べ。

1. プリオン病のおよそ8割を占める。

2. 好発年齢は40歳代である。

3. 髄液で14-3-3蛋白陽性になることが多い。

4. 病初期でもMRI FLAIR画像で異常を示す。

5. PSDが特異的に生じる。

解答:

2

解説:

1. プリオン病のほとんどが孤発性で、

2. 平均発症年齢は66歳で、発症後の平均余命は4カ月程度である。

3. 90%以上の症例で見られる。

4. らしいです。

5. 70%ほどの症例でPSDが発生します。

参考文献:

病気が見える & 授業プリント”神経感染症”

学籍番号:

A10302

氏名:

金子光暁

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

88

下記の脳波ですぐ行うべき検査はどれか。

a. 髄液検査

b. 甲状腺機能検査

c. 肝機能検査

d. 頭部MRI

e. 睡眠ポリグラム

解答:

解説:

三相波がみられる。 肝性脳症やほかの代謝性脳症で出現しやすい。脳血管障害や脳炎などでも出現する。

参考文献:

学籍番号:

71

氏名:

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

89

側頭葉てんかんで正しいのはどれか。

a. ミオクローヌスで始まる

b. 複雑部分発作である

c. 独特の自動症をみる

d. 発作中の記憶はある

e. 海馬硬化症に由来することが多い

解答:

b , c , e

解説:

a. × 若年性ミオクロニーてんかんでみられる

b. ○

c. ○

d. × 発作中の意識は消失

e. ○

参考文献:

学籍番号:

71

氏名:

2013(平成25年)9月18日実施

4年次試験

試験科目:

脳神経内科

         

No.

90

高齢者のてんかんにおいて誤っているものを選べ。

a.部分発作が多い。

b.認知症と間違われることが多い。

c.カルバマゼピンが有効である。

d.二次性全般化発作をきたすことはない。

e.非けいれん性の発作が多い。

解答:

d

解説:

a.部分発作が大多数です。45%程度が複雑部分発作です。

b.認知症と間違われることが多いです。

c.カルバマゼピンが有効です。また、新規抗てんかん薬が有効。

d.aより複雑部分発作が多いので、意識は減損し、もうろうとする。このうち、約半数が二次性全般化発作をきたします。

e.非けいれん性の発作が多い。このため、過少診断されることがある。

いずれもプリントの「高齢者のてんかん」というスライドに記述されています。

参考文献:

授業プリント 「発作性疾患 てんかん」 宮嶋先生

学籍番号:

氏名:

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

91

てんかんの組み合わせで正しいのはどれか。

a. 単純部分発作-意識障害

b. 欠神発作-3Hz棘徐波複合

c. 強直間代発作-カルバマゼピン

d. ミオクロニー発作-多棘徐波複合

e. 欠神発作-痙攣

解答:

b , d

解説:

a. × 原則として意識は保たれる。

b. ○ 前兆がない、ぼんやりと一点をながめていることが多い。

c. × カルバマゼピンは部分発作に使う。全般発作はバルプロ酸。

d. ○

e. × 一点を眺めることが多いが、時に運動症状がみられる。

参考文献:

学籍番号:

71

氏名:

2013(平成25年) 9月18日実施

4年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

92

片頭痛について誤りはどれか。1つ答えよ。

a.女性に多い

b.エピソディックな頭痛である

c.家族歴はない

d.羞明感をしばしば伴う

e.日常生活動作で悪化する

解答:

c

解説:

a.○ 男女比はおよそ2:8

b.○

c.× 家族歴あり

d.○ 羞明感は強い光を受けた時不快感を感じること。片頭痛の症候である光過敏のことです。

e.○

参考文献:

宮嶋先生のプリント「発作性疾患 てんかん」

学籍番号:

A10020

氏名:

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

93

緊張型頭痛で正しいのはどれか。

a. 女性に多い

b. 夕方に多い

c. アルコールで誘発される

d. 音過敏をしばしば伴う

e. 日常生活動作で悪化する

解答:

a , b , d

解説:

a. ○ 緊張型と片頭痛は女性に多い。男性に多いのは群発頭痛。

b. ○

c. × アルコールで誘発されるのは群発頭痛。肉体的・精神的ストレスで起こる。

d. ○ 激しい発作時には軽度の光過敏または音過敏がみられる。

e. × 片頭痛

参考文献:

学籍番号:

71

氏名:

2013 (平成25 年) 月 日実施

10年次試験

試験科目:

脳神経内科

         

No.

94

片頭痛の誘因になりにくいのは

a.チョコレート 

b.グルタミン酸ナトリウム 

c.チーズ 

d.赤ワイン 

e.豆腐

解答:

e

解説:

a. ○ なる

b. ○

c. ○

d. ○

e. × レジメにのってないのでこれかなー

チョコレート、チーズ、赤ワイン

ナッツ、柑橘類、ハム・ソーセージなどの防腐剤に使われる亜硝酸塩・グルタミン酸ナトリウム

空腹

環境的要因(光・騒音・匂い・気候など)

花粉症に人は花粉

参考文献:

学籍番号:

71

氏名:

19.髄膜刺激症状はどれか
a.項部硬直
b.Kernig徴候
c.Chaddock徴候
d.Chvostek徴候
e.Brudzinski徴候

b.足の外顆部の後縁を,弧を描くように反射槌(ハンマー)の柄の先端で初めは軽く圧し,終りになるほど強くこするとき母趾が背屈する反射をさす.錐体路障害の際に出る病的反射である.反射中枢はL4~S1といわれている.Babinski反射などの病的反射と同様の意義を有するものと考えられている
c.テタニー患者によくみとめられ,低Ca血症をきたす疾患で陽性となる.手技として,刺激投与部位の違いより二法に分けられている.顔面神経幹を外耳孔前方で叩打し,鼻翼,眼瞼,口角などの攣縮が起こると反射陽性となる方法をChvostek徴候Iという.頬骨弓と口角を結ぶ中間点を叩打して,同様の筋収縮をみる方法があり,これChvostek徴候IIという.この反射は5~20%の健常人にも出現する点に留意する必要がある

106.糖尿病性昏睡について
a.糖尿病性ケトアシドーシスは高齢者に多い
b.非ケトン性高浸透圧性昏睡は若年者に多い
c.糖尿病性ケトアシドーシスでは、痙攣などの神経症状が見られる
d.非ケトン性高浸透圧性昏睡では、多飲、多尿が見られる
e.糖尿病性ケトアシドーシスでは脱水が著明である。
解説はまた後日送ります!ごめん!

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

95

片頭痛に関与するのはどれか。

a. ドパミン受容体

b. セロトニン受容体

c. メラトニン受容体

d. ノルアドレナリン受容体

e. NMDA受容体

解答:

b

解説:

三叉神経・血管説で出てくる。

ストレスなどよって、血小板が活性化→セロトニン放出→血管収縮→セロトニン低下・三叉神経興奮→血管拡張→頭痛・血管透過性亢進→発痛物質放出→頭痛

参考文献:

学籍番号:

71

氏名:

2013 (平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

96

ライソゾーム病の組み合わせで誤りはどれか。

a. Niemann-Pick病―皮膚の皮角血管腫

b. Gaucher病―パーキンソニズム

c. Fabry病―手足指の激痛発作

d. Gm2ガングリオシドーシスー運動ニューロン疾患様症状

e. Krabbe病―白質ジストロフィー

解答:

a

解説:

Gm1,Gm2ガングリオシドーシス:脊髄小脳変性症・運動ニューロン疾患様症状など非定型的

Niemann-Pick病:肝脾腫・骨髄泡沫細胞・認知症・垂直性核上性眼球運動障害

Gaucher病:ミオクローヌス・核上性眼球運動障害

        ヘテロ保因者ではパーキンソニズム

Fabry病:発汗障害・Fabry pain(手足指の激痛発作)・蛋白尿・皮膚の皮角血管腫・

      原因不明の腎不全/心筋症/脳血管障害

Krabbe病:白質ジストロフィー(精神症状、錐体路徴候、失調など非定型的)

異染性白質ジストロフィー:白質ジストロフィー(精神症状が前景)

参考文献:

授業プリント(代謝疾患、脱髄疾患) 宮嶋先生

学籍番号:

A10036

氏名:

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

97

副腎白質ジストロフィーで誤りはどれか。

a. 女性に多い

b. 成人では脊髄病変が出る

c. cherry-red spot を認める

d. 極長鎖飽和脂肪酸が蓄積する

e. ペルオキシゾーム病のひとつである

解答:

a , c

解説:

a. × 伴性劣性遺伝であるため男に多い

b. ○ 

c. × 異染性白質ジストロフィーで認める

d. ○

e. ○ Ⅱ群(単一酵素欠損)に属する

参考文献:

学籍番号:

71

氏名:

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

98

成人発症Ⅱ型シトルリン血症で誤りはどれか。

a. 日本人に多い

b. 60歳代以降に発症する

c. マメ類を好む食癖がある

d. 高アンモニア血症を認める

e. 見当識が徐々に悪くなって発症する

解答:

b , e

解説:

a. ○

b. × 多くが20-50歳代に発症

c. ○

d. ○ 高アンモニア血症だが、肝機能異常は軽微

e. × 突然、見当識障害、不穏状態になる

参考文献:

学籍番号:

71

氏名:

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

99

Wilson病で正しいのはどれか。

a. 肝硬変

b. Kayser-Fleischer角膜輪

c. 尿中銅排泄量の減少

d. 常染色体優性遺伝

e. 血清セルロプラスミンの高値

解答:

a , b

解説:

a. ○ 肝炎から肝硬変まで多彩で、銅沈着がみられる

b. ○ 薄い黄緑色

c. × 銅蓄積を反映して増加する。

d. × 常染色体劣性遺伝

e. × 低値

ATP7Bの変異によって、肝臓での銅代謝がうまくいかず、銅が肝細胞に蓄積するため、肝炎や肝硬変になる。肝細胞が壊れて銅が放出されると、脳などに沈着することもある。

頭部MRI T2強調で 中脳と橋被蓋部に double panda sign

参考文献:

学籍番号:

71

氏名:

2012 (平成 25年) 9月 18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

100

ミトコンドリア遺伝子の異常症を疑いにくいものはどれか?(1つ選べ)

a. 糖尿病

b. 感音性難聴

c. 網膜色素変性症

d. 間質性腎炎

e. 若年性脳梗塞

解答:

d(?)

解説:

やっと100問目!

ミトコンドリアDNAの異常により中枢神経症状や筋症状など多彩な症状をきたします。

代表的なのは、CPEO(慢性進行性外眼筋麻痺),MELAS,MERRFの3つです。

MELASとMERRFは母系遺伝(卵子のミトコンドリアだから)が有名です。

共通症状: 知能低下、感音性難聴、低身長、筋力低下、易疲労性、心筋症、血中・髄液中の乳酸↑、ピル

ビン酸↑、乳酸/ピルビン酸比(L/P比)↑、筋生検で赤色ぼろ線維

a. ○

MELASで見られます。

b. ○

CPEO,MELAS,MERRFの共通症状として見られます。

c. ○

CPEOで見られます。

d. ×

病みえにも載っていませんし、ネットで調べても出てこないので違うのではないかと…

ちなみに、腎・泌尿器の病みえの尿細管間質性腎炎の原因(P167)のところにもミトコンドリア異常とは書いてありませんでした。自信ないです、すみません・・・

e. ×?

「ミトコンドリア脳症のうち、脳卒中様症状を呈するMELASでは頭部CT,MRI上で脳梗塞類似病変を認める。機序は不明だが、脳梗塞と違い血管支配域に一致せず、また局所的に血流の増加を認める場合もある。」

と病みえに書いてあります。ネットで調べても「脳梗塞様の発作」とでてきました。

×なんじゃないかと思うのですが。

…dは全く書いてないからeは○なのかな、1つ選べなので。

でも宮嶋先生が試験中に「実は選択肢の数が違うものがいくつかあります」って言ってたからどうかなぁ。

優秀な方、ぜひぜひお調べください。

参考文献:

病気がみえる 脳・神経 P310~ミトコンドリア脳筋症

学籍番号:

A10054

氏名:

杉本 佳奈美

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

101

多発性硬化症で誤りはどれか。

a. 20-30歳代の発症が多い

b. 女性に多い

c. 寒い地方に多い

d. 欧米に多い

e. 慢性進行性の経過が多い

解答:

e

解説:

a. ○

b. ○

c. ○

d. ○

e. × 慢性進行型は15%、85%は寛解再発型

参考文献:

学籍番号:

71

氏名:

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

102

多発性硬化症で誤りはどれか。

a. 脳の委縮は起こりうる

b. 高年齢の発症(40歳以上)は進行が早い

c. 初発は記憶障害が多い

d. 温度感受性、Uhthoff現象がみられる

e. 前触れのない突然の疲労感を生じる

解答:

解説:

a. ○ 軸索障害→脳萎縮

b. ○ 

c. × 初発症状は、視力障害、複視、感覚障害、麻痺、排尿障害が多い

d. ○ Uhthoff現象とは、体が温かくなると症状がでること(風呂など)

e. ○ 

参考文献:

学籍番号:

71

氏名:

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

103

Neuromyelitis optica(NMO)で誤りはどれか。

a. 視神経炎がみられる

b. 3椎体以上の長さを持つ脊髄病変

c. 髄液の細胞増多がある

d. 抗aquaporin-4抗体が陽性

e. オリゴデンドロサイトが主病巣

解答:

e

解説:

a. ○

b. ○ 胸髄でみられる

c. ○ 多核球優位

d. ○

e. × アストロサイトの壊死性変化が原因

参考文献:

学籍番号:

71

氏名:

2013(平成25年) 9月18日実施

10年次試験

試験科目:

神経内科

         

No.

104

多発性硬化症の治療薬ではないのはどれか。

a. ステロイド療法

b. インターフェロンβ

c. インターフェロンγ

d. フィンゴリモド塩酸塩

e. 血液浄化療法

解答:

解説:

ミエリン構成蛋白に対する自己免疫疾患

a. ○ 急性増悪期

b. ○ 再発予防

c. × βとγの違いは不明です。

d. ○ 再発予防、脳にリンパ球が行くのを防ぐ。

e. ○ 急性増悪期