オープンデータカフェ@八王子20130301 横浜市(八王子)
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横浜市におけるオープンデータの推進
横浜市 政策局 政策課 政策支援センター
関口 昌幸
自治体が「オープンデータ」を推進する意義について
~超「高齢化」・人口減少社会に臨む新たな都市政策を形成する観点から~
1 市民に必要な地域情報を、ユビキタスに提供するための仕組みづくりの契機として
2 政策課題を市民と共有化し、客観的なデータに基づく対話によって、共創知を形成することで、協働での解決に向けたアクションに結びつける契機として
多様なメディアによる情報洪水の中で、行政情報に対する市民の認知度が相対的に低くなっている。
「回覧板」や「広報紙(紙媒体)」による情報提供は既に限界。ICTを活用し「いつでも、どこでも、誰でも」行政情報にアクセスできるユビキタスな情報提供システムが必要。
公的なサービスを、行政だけでなく、NPOや企業などの民間主体が担うようになっている。
都市の課題を官・民が共有化し、協働で調査・研究を進めたり、対話(ワークショップやワールドカフェ)によって、事業を興し、政策を形成する仕組(フューチャーセンター)が必要
自治体が「オープンデータ」を推進する意義について~超「高齢化」・人口減少社会に臨む新たな都市政策を形成する観点から~
3 公的データを有効にマネージメントし、流通させることで、地域に新たな産業や雇用を創出し、地域を総合的にプロモーションしていくための契機として
急速な高齢化と人口減少が進む中で、中長期的に自治体の税収が減少し続けるにも関わらず、社会保障費など公的サービスに対する需要は、増え続ける。従って事業者等への資金的支援は財政的に厳しくなる
公的データを多様な主体が共創的に編集・加工・分析することで新たな製品・(公的)サービスを開発し、市場に流通させるための産・学・官のプラットフォームを形成する。
専門家集団(CODE FORkanagawa)
事業者
大学・研究機関研究・調査及びインフラの提供
行 政・議会
公的データの提供及びコーディネート
プロボノとしての技術や知見の提供及び投資
人的リソース、資金など経営資源の投資
新たな製品・(公的)サービスの開発・流通
○横浜市がオープンデータを進める意義
1 市民の皆様と本市WEBサイトを通じて公的データを共有することで、超高齢・人口減少社会に臨む都市・横浜の課題を市民の皆様も含めたチーム横浜で解決するための礎を創ります。
2 行政の持つデータと民間企業の皆様の持つ様々なでデータを組み合わせることで、新たなサービスやビジネスを創出し、横浜経済を活性化します。
○横浜市がオープンデータを進める際に重視すべき視点
1 オープンデータによる「安心・安全」-自助・共助を担う地域コミュニティの再生・活性化により環境と防災力が際立った都市を創る
2 オープンデータによる「人への投資」-未来を支える子ども・若者・女性・高齢者を含む人も企業も輝いている都市を創る
3 オープンデータによる「都市・経済の活性化」-多様な文化・芸術、賑わいと創造性に満ち、創造的な産業・観光など活力あふれる都市を創る
○横浜市がオープンデータを進める際の基本原則
1 市自らが、積極的に公的データを公開する。
2 機械判読が可能で、二次利用が容易な形式で公開する。
3 営利目的又は非営利目的を問わず活用を促進する。
4 取組可能な公的データから速やかに着手し、実績を蓄積する。
5 費用対効果について十分に考慮し、効率的に取組を進める。
横浜市オープンデータ推進PJの設置
オープンデータ推進PJ(リーダー:政策局長・政策支援センター事務局)
オープンデータを推進するにあたってのアイデアや指針、ガイドラインについて検討するプロジェクト
IT化推進本部(事務局:IT活用推進課)
(個別課題検討委員会として設置)
CIO:大場副市長CIO補佐監情報施策技術委員総務局長、政策局長、財政局長、市民局長、健康福祉局長、長都市整備局長、教育長、水道局長港南区長(区長会議議長区長)
基盤整備検討ワーキング
データの作成や提供、運用の基準やルール作りなど、推進するにあたって基盤となる部分の課題について検討する。
個別テーマワーキング
リーダー: 政策局長政策局 担当理事,政策課担当課長総務局 IT活用推進部長、IT活用推進課長
しごと改革推進部長、しごと改革推進課長市民局 広報相談サービス部長、広報課長、
市民情報室長、市民情報室担当課長文化観光局 横浜魅力づくり室長、企画課長経済局 成長戦略推進部長、経済企画課長、
新産業振興課環境・IT担当課長中央図書館長、企画運営課長港南区 副区長、総務課長(副区長会議議長区)
利活用に関する課題について、既に行われているオープンデータに関連する事業などを検証し、参考としながら検討する。
○目的と実験の内容
地方公共団体のオープンデータ化を加速するため、地方公共団体における利活用ニーズの高さ等の観点からオープンデータ化すべき自治体行政情報を特定。費用面や時間面の負担も踏まえつつ、情報流通連携基盤システムのうち、地方公共団体において必要となる機
能を抽出し、広く地方公共団体に普及展開できるモデルを構築する。
サービス利用者(地元住民)
自治体行政情報流通連携基盤システム
データ提供者(自治体職員)
自治体行政情報データベース
①登録
ボキャブラリ
【重点自治体行政情報の特定に係る調査等】
・利活用ニーズの調査・展開可能性の調査・ニーズのあるサービス分野の調査・公開・二次利用不可根拠の調査
【自治体行政情報流通連携基盤システムの構築】・簡易なシステム設計・設計思想、手順のドキュメント化・API、自治体行政情報DBの構築・データ変換ツールの整備・自治体職員向けのマニュアルの整備・アンケート・ヒアリングによる基盤ステムの検証
データポータル
ボキャブラリリンク/データリンク
【自治体行政情報のオープンデータ化の実証】
・重点自治体行政情報のWeb公開・データポータルサイトの構築・一般公募による情報サービスの開発
データ利用者(情報サービス開発事業者)
【情報サービスの開発】・4以上の情報サービス・開発者サイト構築
⑤サービス提供
RDFスキーマ
マニュアルデータ変換ツール
②所在確認
③内容確認
④データ取得
【データ規格の構築】
・識別子の検討・ボキャブラリの構築・RDFスキーマの構築
横浜のオープンデータ3本の矢 その1
オープンデータによる「都市・経済の活性化」-多様な文化・芸術、賑わいと創造性に満ち、創造的な産業・観光など
活力あふれる都市を創る
旧東海道アイデアソン、ハッカーソン、AR街歩き
情報のマッシュアップ
横浜オープンデータポータル
市民からのデータ提供
コンサルからのデータ提供
行政からのデータ提供
協働のアプリ開発 街歩きによる検証
NPOやエンジニア、研究者行政職員によるアイデアソン、ハッカーソンの実施
既存の文化・観光イベントとのコラボによるアプリの検証
横浜のオープンデータ3本の矢 その2
政策課題の共有化 アイデア・プランの共創 成果の発信・事業化
女性の視点×オープンデータで、アイデアの種を育てよう!
行政提供の統計データに基づいた政策課題の抽出と共有化
参加者全員による課題解決プランの共創とブラシアップ
ウーマンビジネスグランプリでの成果発表と事業化に向けた検討
横浜のオープンデータ3本の矢 その3
オープンデータによる「安心・安全」-自助・共助を担う地域コミュニティの再生・活性化により
環境と防災力が際立った都市を創る
オープンデータを活用したコミュニティ・ゲーミフィケーションの展開
さこ
ツール・手法の開発 実証実験の実施 全市展開
大学、企業、行政、専門家の共創による防災減災アプリ及びゲーミフィケーション手法の開発
特定地域(コミュニティ)を対象にした住民参加によるアプリ及び手法の実証実験
実証実験の結果を踏まえたアプリ及び手法のパッケージ化による全市展開
2.22 International Open Data Day
横浜開港の地「大桟橋」から
世界最先端のIT国家・日本
のハブとなる「データ・ポート横浜」
を世界に発信
全体構成フロー図
ご
あAR街歩き・ワークショップ(マリンタワー出発〜大さん橋)10:00~正午
基本コンセプト横浜開港の地「大さん橋」から世界最先端のIT国家・日本のハブとなる「データ・ポート横浜」を世界に発信
2.22 当日イベント
エンディングイベント(大さん橋CIQ会場)
年間活動報告、オープンデータデー各企画報告、オープンデータデー宣言等
金沢金沢区育なび.netアイデアソン金沢区役所・2月5日
プレ前夜祭(準備会+ワークショップ)
(CODE For Kanagawaに向けて )大さん橋CIQプラザ 2月21日19:00~
横浜横浜北部防災 アイデアソン東京都市大学横浜キャンパス
2月10日・2月16日
午
前
午
後
日時:2月22日(土)午前10時~午後6時場所:横浜港大さん橋国際客船ターミナル CIQプラザ等主催:横浜オープンデータソリューション
発展委員会横浜オープンデータデイ実行委員会後援:横浜市 等(予定)
横浜
ハッカソン・横浜
10:00-15:30・大桟橋会場
発表:15:30-16:00審査:16:00-16:30
ういき
ウィキペディアタウン横浜10:00集合・中央図書館▽横浜赤レンガ倉庫▽横浜能楽堂▽大佛次郎記念館▽マリンタワー
14:00大さん橋着Wikipedia編集
アイデアソンオープンデータで、結び直すグレーターKANAGAWA(横浜開港文化圏)~2020東京五輪に向けて
13:30~16:30・大桟橋会場2020東京五輪に向けて、KANAGAWAを一つにつなげるための県内自治体職員及び事業者等によるアイデアソン
ブース展示
12:30〜
あ
13:00〜13:30ブース出展者ライトニング・トーク
16:30〜18:00
国の実証実験と連動した総合的なハッカーソン
ワークショップ
若者たちが創る未来のオープンデータ 14:30~
YOKOHAMA International Open Data Day 2014
横浜周辺外国人遊歩区域図 1867年頃
グレーター KANAGAWAの範囲