20140610 ku-librarians勉強会#178 : 京都大学図書館機構の在り方ヘの想い...

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京都大学図書館機構の在り方ヘの想い ―RU11の調査で確認したこと― 引原隆士 (図書館機構長)

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京都大学図書館機構の在り方ヘの想い ―RU11の調査で確認したこと―

引原隆士 (図書館機構長)

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謝辞

坂本 拓 氏

吉川 潔 理事(研究担当), 附属図書館 関係者の皆様 Research University 11 関係者の皆様

ご協力ありがとうございました

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RU11 の調査から

* 調査の観点(RU 1 1が望むこと )* 調査対象大学* 本当に調査すべきと考えたこと

SN SBig D ea 1

外野

バッ クネッ ト 裏

RU 1 1本部執行部図書館関係者

引原個人の想い

• 調査の観点 • 調査対象大学の検討 • 調査項目(RU11) • 調査項目(京都大学)

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Positions in THE

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Position in THE (2)

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Position in THE (3)

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調査報告

京都大学図書館関係者に配布予定

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Seattle, Washington State, USA

http://ja.wikipedia.org/wiki/Amazon.com

アマゾン本社(シアトル市内)

Seattle Cafe

1994年設立

Musician@Market

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Seattle

http://unaseattle.org

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Univ. of Washington & Library

http://www.lib.washington.edu/about/hours/ougl/odegaard

http://www.collegeessayorganizer.com/blog/index.php/tag /university-of-washington/

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Univ. of Washington & Library

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電子ジャーナル関連調査メモ

• 5年前に大きく電子ジャーナルを整理した

<方法論> 実データに基づく丁寧な交渉

雑誌のアクセスデータ,投稿数,

インパクトファクター,価格

<基本姿勢>

ライブラリーとしてお金を預かっている以上,

価格を下げる努力はする

• 電子ジャーナルは近郊の州の大学でタイトルを補間

図書も相互貸し出し可能

• APC,OAへの動きは比較的弱い

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電子ジャーナル関連調査メモ

• 図書館運用ポリシー

学部予算:スペース確保

ラーニング・コモンズ

研究予算:電子ジャーナル

• 東アジア図書館

国文研のディジタル化プロジェクトに興味有り

日本の大学と人の交流,図書館員の相互交流を模索

<個人的感想> 京都大学の課題: 専門職の図書館長の元に図書館機能を分担するライ ブラリアンの配置と方針決定組織の確立

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California Institute of Technology & Library CA, USA

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電子ジャーナル関連調査メモ

• 全ての雑誌をtitle by title で購入

• データベースのWoSのみ

• ライブラリアンが学内の研究の状況,ファンディング,研究分野の動向を掴んで決め,研究者に良いと思うものを責任をもって購入

• 分野を決定して行くかはライブラリアンの仕事

• この大学が何が必要で何を買うかを判断

<オープンアクセス>

オープンアクセス・ポリシー制定の意義

1. データから論文をリポジトリ化

2. 論文誌のライセンス,アーカイブ全てを

有機的に大学を経由してキャンパスに提供

http://library.caltech.edu/coda/OA_Policy_6.10.2013.pdf

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電子ジャーナル関連調査メモ

• Web:外部へのリンク

基本的に著者版を自動的に作成

出版の環境を構築

https://library.caltech.edu/metadata/

京大の KURENAI と学術データベースのリンクへの

サジェッション

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University of California, Los Angels & Library CA, USA

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電子ジャーナル関連調査メモ

• CDL (California Digital Library)

http://www.cdlib.org

<UC Open Access Policy> July 24, 2013

カリフォルニア大学オープンアクセス・ポリシー http://osc.universityofcalifornia.edu/open-access-policy/

• The policy proposed in July 2012 was revised based on feedback received from around the UC system before it was adopted by the Academic Senate in August of 2013.

• Nearly 200 publishers contacted by UC about the policy adopted by its faculty in August 2013. Find information about agreements reached with publishers and data about waivers requested since the policy’s adoption.

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その他の情報収集について

• KTH (Sweden)

• Cornell University (USA)

• RU11調査大学からの情報

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京都大学図書館機構の在り方

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京都大学の立ち位置について

• 国立大学法人

• 総合大学

• 研究大学

• 教育大学

• リーディング大学

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図書館機構とは

• 国立大学図書館協会としての位置付け

• 情報基盤・学術基盤

• 図書館機構と附属図書館の意味

• 学生と研究者のための図書館

• 部局図書館/室

• 予算獲得

• ポリシー

• システム運用

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京都大学図書館組織のサービスとは

学内向け

1. 学生へのサービス

2. 研究者へのサービス

3. 学内諸部局へのサービス

4. 大学執行部の運営へのサービス

学外へのサービス

1. 国大図協へのサービス

2. 日本の関係者へのサービス

3. 海外へのサービス

未利用者(将来のユーザ)へのサービス

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京都大学図書館機構とURAとの協業

学内向け

1. 学生へのサービス

2. 研究者へのサービス

3. 学内諸部局へのサービス

4. 大学本部へのサービス

学外向け(仕事の切り分け)

1. 図書館業界へは図書館で

2. 研究支援業界はURAで

協業のスタンス

1. 相互の多重利用(全て自前主義に陥らない)

2. 透明性(疑心暗鬼を避ける)

3. 大学への還元

4. 人の連携=価値観の共有

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学内委員の立場から見た図書館のあり方

a. 図書委員 (桂図書館,論文の保存) b. 教務電算化委員会委員 c. 専攻長(2003) (論文の保存) d. 工学研究科運営会議委員 (学位論文の電子公開) e. 企画会議委員 (学内企画のあり方) f. 副機構長 (電子ジャーナル経費問題) g. 機構長(図書館長)

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おわりに