2015 2 25...
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2015年2月25日調査部金属資源調査課
山本万里奈
ニッケルの需給動向
平成26年度第11回金属資源関連成果発表会
1
本日の内容
1.世界のニッケル需給
~インドネシアのサプライズ、欧州・中国の成長鈍化~
2.日本のニッケル需給
~地金は過去最高生産、フェロニッケルは減少~
3.ニッケル市場の行方
2013/14年のニッケル市場
船舶
プラント
モール 排気系一式
自動車
ケミカルタンカー
写真出所:ステンレス協会
2
[世界]経済の動向:製造業PMIでは米国の回復と欧州・中国の停滞が目立つ
出所:各種報道を基に作成
40
42
44
46
48
50
52
54
56
58
602012/1 3 5 7 9
11
2013/1 3 5 7 9
11
2014/1 3 5 7 9
11
2015/1
欧州 米国 中国
(国家統計局)
中国
(HSBC)
製造業PMI
1.1 欧州・米国・中国の製造業PMI推移(2012~2015.1)
2014年の製造業PMI指数欧州と中国では、特に後半にかけて停滞が目立つ。米国では、10月に2011年以来の高水準を記録
欧州と中国の落ち込み
3
[世界]2014Q1~3ステンレス生産:前年同期比+8.9%、足元は減速
出所:ISSF (International Stainless Forum) データを基に作成
1.2 世界のステンレス生産(2012~2014)
0
2,000
4,000
6,000
8,000
10,000
12,000
中国 アジア(中国以外) 西欧/アフリカ 米州 中/東欧kt
欧州と中国の落ち込み
2014年のステンレス生産量1~9月期生産量は、3,090万t (前年同期
比8.9%増)しかし、Q3は、前年同期比7.1%の減少。
特に欧州と中国での減速が目立つ (ダンピング調査の行方?在庫調整?)
+/- % +/- %
2014Q1 2014Q2 2014Q3 q-o-q 2013 2014 y-o-y
西欧/アフリカ 2,164 2,111 1,682 -20.30% 5,683 5,958 4.80%
中/東欧 71 72 70 -2.30% 215 213 -1.00%
米州 670 717 711 -0.80% 1,824 2,097 15.00%
アジア(中国以外) 2,234 2,216 2,161 -2.50% 6,487 6,611 1.90%
中国 5,084 5,603 5,336 -4.80% 14,176 16,022 13.00%
合計 10,223 10,718 9,960 -7.10% 28,385 30,900 8.90%
四半期 1-9月地域
4
[世界]2014年ニッケル需給:後半から価格下落、当初予想より供給過剰幅が拡大
出所:INSG, LMEデータを基に作成
ニッケル市場は、2014年前半まで高値推移後半にかけては再び下落に転じ、現在14,000~15,000US$/tを推移需給バランスは、4~6月に3年ぶり供給不足となったが、7月以降は
再び供給過剰状態となり、通年では9.4万tの供給過剰
1.5 世界のニッケル需給(2008~2014)
(20)
(15)
(10)
(5)
0
5
10
15
20
25
30
0
5,000
10,000
15,000
20,000
25,000
30,000
2009/1 4 7
10
2010/1 4 7
10
2011/1 4 7
10
2012/1 4 7
10
2013/1 4 7
10
2014/1 4 7
10
バランス LME価格(Cash settlement)
需給バランス /LME在庫(千t)
価格(US$/t)
5
[世界] ニッケル鉱石供給:インドネシアは鉱石最大産出国のポジションをなげうった
出所:INSGデータを基に作成(2014年実績は2015年2月号、2015年予測は2014年10月時点)
2014年の鉱石生産は、前年比23%減(-60万t)の202万t2010~2013年の間に顕著であった鉱石生産量と一次ニッケル生産量の乖離は解消へ2015年は「その他」からの供給が増え(+11万t)、全生産量の22%を占める見通し
1.4 世界のニッケル鉱石生産(2008~2015e)
0
500
1,000
1,500
2,000
2,500
3,000
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015e
インドネシア フィリピン ロシア 豪州 カナダ
Nカレドニア 中国 ブラジル その他 一次ニッケル生産
kt
6
[世界]2014年の一次ニッケル供給の伸びは鈍化。2015年は減少し供給不足の予測
出所:INSGデータを基に作成
2014年一次ニッケル生産は前年比0.5%増の197万t、2015年は1.1%減の195万t2014年一次ニッケル消費は前年比5.3%増の188万t、2015年は5.3%増の197万t中国のシェアは、生産においては35%、消費においては51%を占める
1.5 世界のニッケル需給(2010~2015e)
中国以外アジア
(日本含む)
-20%
-15%
-10%
-5%
0%
5%
10%
15%
20%
0
500
1,000
1,500
2,000
2,500
オセアニア
アフリカ
北南米
欧州
その他アジア
日本
中国
伸び率
(前年比)
kt, INSG(S)
中国以外アジア
(日本含む)
-20%
-15%
-10%
-5%
0%
5%
10%
15%
20%
0
500
1,000
1,500
2,000
2,500
オセアニア
アフリカ
北南米
欧州
その他アジア
日本
中国
伸び率
(前年比)
kt, INSG(D)
供給 需要
7
[世界]WBMS速報値:2014年の一次ニッケル需給は19.7万tの供給過剰
出所:WBMSデータ(2015年2月号)を基に作成
2014年一次ニッケル生産は前年比4.2%減(-82万t)の190.3万t2014年一次ニッケル消費は前年比5.0%減(-91万t )の170.6万t→需給バランスは19.7万tの供給過剰
1.5(参考) 世界のニッケル需給(2010~2014)
供給 需要
-20%
-15%
-10%
-5%
0%
5%
10%
15%
20%
25%
0
500
1,000
1,500
2,000
2,500
2010 2011 2012 2013 2014
オセアニア
アフリカ
北南米
欧州
その他アジア
日本
中国
伸び率
(前年比)
kt, WBMS(D)
*
-20%
-15%
-10%
-5%
0%
5%
10%
15%
20%
25%
0
500
1,000
1,500
2,000
2,500
2010 2011 2012 2013 2014
オセアニア
アフリカ
北南米
欧州
その他アジア
日本
中国
伸び率
(前年比)
kt, WBMS(S)
*
8
[中国]ニッケル需給:成長の鈍化、過剰生産⇔原料の不足
0
100
200
300
400
500
600
700
800
900
1,000
2011 2012 2013 2014
NPIニッケルカソードニッケル塩輸入消費
kt
出所:安泰科データを基に作成
0
100
200
300
400
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600
700
800
900
1,000
2011 2012 2013 2014
消費
輸出
kt
2014年供給は、前年比1.8%減の92.1万t、輸入が9.3%減・NPI生産が2%減2014年需要は、輸出が増大。青島保税倉庫からの在庫流出、過剰生産によるものか商務部は2015年からフェロニッケルの輸入関税を撤廃(1%→0%)
1.6 中国のニッケル需給(2011~2014)
ステンレス鋼83%
電気メッキ
4%
合金鋼及び
機械製造
9%
電池
3%
その他
1%
供給 需要
9
[世界]ステンレス鋼の動向:①中国の台頭、②Ni系割合の縮小
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
0
5,000
10,000
15,000
20,000
25,000
30,000
35,000
40,000
45,000
50,000
2014,2015中国以外
その他
その他アジア
韓国
日本
北南米
EU
中国
Ni系の比率(右軸)
kt
出所:INSG, ISSFデータを基に作成、2014年はQ3までの実績に基づく試算、2015年は住友金属鉱山予測
世界のニッケル需要の65%程度がステンレス鋼とされる。2014年生産量は4,100万t程度の見込み(前年比8.1%増)2006年以降の特徴は、①中国の台頭と②ニッケル系ステンレスの生産比率縮小
1.7 世界のステンレス鋼生産(2006~2015e)
ステンレス鋼65%
非鉄合金・
特殊鋼20%
めっき
9%
その他6%
10
[世界] Ni系ステンレスの比率縮小は進むのか:中国のCr-Mn系比率の動向次第
出所: NSSC, ISSF, 中国特殊金属協会ステンレス分会データを基に作成
0
5
10
15
20
25
ニッケル価格($/lb) クロム価格($/lb)
29倍
6倍
2007年のニッケル-クロムの価格差は29倍→代替できる部分は大よそ切り替わっているCr-Mn系の急増は中国のステンレス生産シェア拡大と中国のCr-Mn系生産比率の拡大によるもの。
Ni系の代替としては品質面で劣り、リサイクルしづらいため、成長にいずれ限界
1.8 ニッケルとクロムの価格差・ステンレス品種構成
中国:53%中国以外:58%
CrMn系13%
Ni系57%
Cr系28%
その他2%2007 中国:21%
中国以外:10%
中国:26%中国以外:29%
CrMn系20%
Ni系53%
Cr系25%
その他2%2013
中国:51%中国以外:54%
中国:28%中国以外:13%
中国:21%中国以外:30%
11
本日の内容
1.世界のニッケル需給
~インドネシアのサプライズ、欧州・中国の成長鈍化~
2.日本のニッケル需給
~地金は過去最高生産、フェロニッケルは減少~
3.ニッケル市場の行方
2013/14年のニッケル市場
12
[日本] 2014年一次需給:需要は前年比7.3%増、うち7割がステンレス鋼・特殊鋼
出所:INSG、鉱業協会データを基に作成、2014年は速報値
2014年ニッケル生産は、前年比0.4%減の17.7万t2014年ニッケル消費は、前年比7.3%増の14.1万t。国内消費の約7割がステンレス鋼及び特殊鋼向け
2.1 日本のニッケル需給(2010~2014)
0
20
40
60
80
100
120
140
160
180
200
2010 2011 2012 2013 2014*
生産 消費kt
ステンレス鋼
/特殊鋼
70.4%
その他
29.6%
13
[日本]国内ニッケル市場:懸念と期待が交錯
ニッケル鉱石(酸化鉱)1.8~2.0%
FeNi
18~35%
地金
ステンレス鋼
酸化ニッケル
硫酸ニッケル
特殊鋼
めっき
電池材料
磁性材料
触媒
その他
塩化ニッケル
インドネシア・鉱石禁輸
輸入
中・韓・台製汎用ステンレス
の台頭
LiBの需要拡大期待
スペシャリティ製品への注力
MS
59.8%
ニッケル化合物
その他
(合金塊・くず)
マット
60~70%
出所:財務省貿易統計、INSG、ニッケル生産者ウェブサイトを基に作成
☹ インドネシアからの鉱石供給が途絶、安定的な原料調達に懸念☹ 汎用ステンレス(304)では中国・韓国・台湾勢が台頭☺ 特殊鋼用途でプレゼンス発揮(LNGタンク、油井管等)☺ 車載用LiB向け正極材は、需要拡大の期待あり
2.2 ニッケルの国内マテリアルフロー
増産予定@播磨
14
[日本]主要なニッケル原料:鉱石、マット、ミックスサルファイド
出所:財務省貿易統計を基に作成
ニッケル原料は、鉱石・マット・ミックスサルファイド(MS)で8割を占める。主な調達元は、フィリピン、Nカレドニア、インドネシア、豪州等の太平洋近辺2015年1月、日豪EPA発効。マット等は関税即時撤廃、酸化ニッケル・地金等は段階的撤廃
2.3 日本のニッケル原料輸入量(2014)
0 20 40 60 80 100
鉱石
マット
ミックスサルファイド
地金
フェロニッケル
酸化ニッケル
その他(合金塊・くず)
純分換算千t
鉱石
31%
マット
27%
ミックス
サルファイド(MS)
21%
地金
13%
FeNi4%
酸化Ni0%
その他3%
フィリピン・Taganito
プロジェクト稼働
フィリピン、Nカレドニア、インドネシア
インドネシア、豪州
フィリピン、豪州
豪州、マダガスカル南ア、ノルウェー等
Nカレドニア、コロンビア等
マダガスカル・Ambatovy
プロジェクト稼働
15
[日本] 2014年の鉱石輸入元:フィリピンがインドネシアに代わりシェア54%
出所:財務省貿易統計を基に作成
8%
54%38%
2014年の鉱石輸入量(純分)は、8.7万tフィリピンからの輸入が大きく増え、そのシェアは25%→54%へ鉱石品位はインドネシア産と比較して低いため、調達コスト等の増大が課題
2.4 日本のニッケル鉱石輸入量(2010~2014)
0
20
40
60
80
100
120
2010 2011 2012 2013 2014
Nカレドニア
フィリピン
インドネシア
純分換算kt
16
[日本]鉱石の輸入単価:円ベースで高止まり
出所:財務省貿易統計を基に作成
0
20
40
60
80
100
120
140
160
180
200
JPYAverage
USDAverage
※2012年1月を100とした指数、バルク量で計算。米ドル単価は、各月平均レートで換算した。
鉱石の輸入価格は2014年央にかけ急騰したその後、価格自体は落ち着きを見せているが、円安の影響で調達コストは
未だ高水準
2.5 日本のニッケル鉱石輸入単価(日本円vs米ドル)
17
[日本] 2014年フェロニッケル需給:ほぼバランス
出所:日本鉱業協会データ、財務省貿易統計を基に作成
2.6 日本のフェロニッケル需給(2010~2014)
2014年フェロニッケル供給量は、定修により前年比マイナス13%の7.2万t2014年フェロニッケル需要量は、前年とほぼ同水準の7.5万t。台湾向け輸出が
41%を占める
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
2010 2011 2012 2013 2014
供給
生産 輸入
純分換算kt
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
2010 2011 2012 2013 2014
需要
消費 輸出
純分換算kt
25%
41%
20%
13%
0%
18
[日本]ステンレス鋼生産の動向:Q1~3は前年同期比6.4%増
出所:INSGデータを基に作成
2014年1~9月期ステンレス生産は、前年同期比6.4%増の277万tオーステナイト系(Ni系)の比率に大きな変化はない。
2.7 日本のステンレス鋼生産(2006~2014)
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
0
500
1,000
1,500
2,000
2,500
3,000
3,500
4,000その他ステンレス鋼(左軸)
オーステナイト系(左軸)
オーステナイト系の比率(右軸)
kt
19
[日本] 2014年ニッケル地金供給量:生産量は過去最高値を更新、前年比+7.2%
出所:『鉱山』(JMIA)データ、財務省貿易統計を基に作成
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
2010 2011 2012 2013 2014*
輸入 生産
供給kt
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
2010 2011 2012 2013 2014*
輸出
その他
触媒
磁性材料
蓄電池
めっき
特殊鋼
需要kt
34%66
%
60%
40%
55%
9%
9%
27%
2.8 日本のニッケル地金需給(2010~2014)
生産能力拡張@新居浜
2014年のニッケル地金供給は、前年比14%増の9.9万tうち、生産は過去最高の5.6万tで、国内生産の比率が6割に達した。2014年のニッケル地金需要は、前年比16%増の6.6万tうち、内需のほぼ全ての用途で需要は増加。特殊鋼向けは4年ぶり4万t台
20
本日の内容
1.世界のニッケル需給
~インドネシアのサプライズ、欧州・中国の成長鈍化~
2.日本のニッケル需給
~地金は過去最高生産、フェロニッケルは減少~
3.ニッケル市場の行方
2013/14年のニッケル市場
21
[世界]今後のニッケル需給を考えるヒント
出所: 各社ウェブサイト、Investor Day資料より仮訳
3.1 各社のニッケル需給予測
中国ステンレス業界は、2015~2017年にかけCAGR6%のキャパ増大としているほか、航空業界からのスーパーアロイ需要で堅調な成長が見込まれる。
2015年のNPI減産によるロスは15万t
他方で、Eagle・Ramu・Koniamboといったプロジェクトからの新規供給あり
(2014.12 Investor Day プレゼンテーション資料)
中国NPI生産は、2013年の51万tから2014年は48万t、2015年には40万t、以降2019年までは35~40万tへ減少する。
(2019年までは)インドネシアのNPI生産量は10万t未満
非ステンレス需要は中国、米国及びインドが牽引し年4%以上の成長が予測される。
(2014.12 Investor Day プレゼンテーション資料)
高品位鉱石の在庫出荷で史上は供給不足に転じる。
現在のニッケル価格の低迷は、将来の不足よりも中国の在庫調整を反映したもの。在庫調整が一服することで市場は数か月のうちに改善する。
(2014.12 Investor Day プレゼンテーション資料)
Etc…
22
[世界]今後のニッケル需給を考えるにあたり留意すべき5つの視点
グラフ出所:INSGデータを基に作成
3.2 世界のニッケル需給バランス推移(2008~2015e)
(50)
0
50
100
150
200
250
300
350
400
450
0
5,000
10,000
15,000
20,000
25,000
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015e
LME在庫(kt) 需給バランス(kt) LME年間平均価格(US$/t)
US$/t kt
コンサル各社は価格上昇を見込むが、やや下方修正の方向にある
INSGは過剰幅の縮小を予測(2.6万t)
中国:経済成長の実態は?不動産業の動向は?ステンレスの能力拡大はどこまで続くのか?
欧州:ステンレス業界におけるアンチダンピング調査の行方→中国/台湾製ステンレスに課税?
米国:世界経済全体への影響は?ドル高基調はいつまで続くのか?
中国以外アジア:フィリピン等アジア・太平洋地域のニッケル産出国/インド等需要国の動向は?
その他:原油安による影響は?Ex)コモディティ安、プロジェクトへの投資減少→マテリアル需要減
?
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まとめ
世界:
インドネシアの鉱石輸出停止により、世界の2014年鉱石生産は前年比23%減
世界の2014年一次ニッケル需給は、9.4万tの供給過剰
ニッケル価格は、2015年央以降に上昇?→足元では欧州と中国の景気減速がニッケル生産・消費両面に影を落としている。
日本:
鉱石品位の低下と円安によりコストは増加
生産能力の拡大により、地金生産量は過去最高
特殊鋼・電池分野の需要で存在感を発揮
24
ご清聴ありがとうございました[email protected]
おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。