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2015 年度 Okayama University Formula Project 日本自動車技術会主催 13 回全日本学生フォーミュラ大会 企画書

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2015年度

Okayama University

Formula Project

日本自動車技術会主催

第 13回全日本学生フォーミュラ大会

企画書

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2015 Okayama University Formula Project

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目次

1. 全日本学生フォーミュラ大会について.............................................................................................. 2

1.1. 大会の経緯・主旨 .................................................................................................................... 2

1.2. 大会理念 ................................................................................................................................ 3

1.3.競技内容 ................................................................................................................................. 4

2.Okayama University Formula Project について ............................................................................. 5

2.1. 組織 ........................................................................................................................................ 5

2.2. 第 3回大会~第 11回大会成績 ............................................................................................... 6

2.3. 2014年度の第 12回大会成績 ................................................................................................. 10

3. 2015年度チームについて ............................................................................................................. 12

3.1. 2015年度大会目標 ................................................................................................................ 13

3.2. 2015年度チーム&マシンコンセプト ......................................................................................... 13

3.3. 2015年度パートコンセプト ....................................................................................................... 14

3.3.1 Frame ............................................................................................................................. 14

3.3.2 Power Train .................................................................................................................... 15

3.3.2 Suspension ...................................................................................................................... 16

3.4. 2015年度チーム組織 ............................................................................................................. 17

3.5. 本大会までのスケジュール ..................................................................................................... 18

4. スポンサードについて ................................................................................................................... 18

4.1.スポンサーの皆様 .................................................................................................................... 19

4.2. スポンサーシップのお願い・連絡先 ......................................................................................... 20

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1. 全日本学生フォーミュラ大会について

1.1. 大会の経緯・主旨

学生フォーミュラ大会は,1981 年(4 輪自動車生産で日本が米国を追い抜き世界一になった翌年)に,教室の

中では優秀なエンジニアが育たないことにいち早く気づいた米国が『ものづくりによる実践的な学生教育プログラ

ム』として Formula SAE(SAE International主催)を開催したことに始まります.現在ではアメリカ以外の国でも,イ

ギリス(Formula Student 1998~),オーストラリア(Formula SAE-A 2000~)で同様の大会が開催されています.

日本では,全国的なものづくりコンテストとして,ソーラーカー大会やロボットコンテストが開催されていましたが,

自動車技術分野で活躍を目指す学生にとっては,習得した専門技術を発揮しうる設計コンテストが存在しない状

況でした.

一方,米国では Formula SAE の開催など,学生が実際のものづくりを通して自分たちの能力や知識を,発揮

できる場が提供されており,産学官の協力のもと,人材育成の基盤づくりが根付いていました.

このような経緯を経て,日本では2003年より「全日本学生フォーミュラ大会 -ものづくり・デザインコンペティシ

ョン-」として米国の Formula SAE と同様のルールの下,大会が開催されることとなりました.

日本大会は 2014 年度で 12 回目の開催となり,過去 11 回の大会の参加校数をみると,当初 17 チームという

参加校であったのに対し,2回大会では 34チーム,3回大会では 45チーム,4回大会では 51チーム,第 5回大

会には 62チームと増加していきました.また,書類審査が導入された第 6回大会ではエントリーが 77チーム,第

7回大会はエントリーが 80チーム,第 8回大会はエントリーが 83チーム,第 9回大会はエントリーが 87チーム,

第 10回大会はエントリーが 82チーム,第 11回大会はエントリーが 83チーム、第 12回大会はチーム数が 96 と

増加傾向であり,年々大規模な大会となっております.

学生たちが実際に「もの」に接し,「もの」を創っていくことによって,技術の理解を深め,実践的な能力を養い,

より高いレベルに意欲的に取り組んでいく―そのようなものづくりの本質やそのプロセスを学ぶとともに,チーム活

動やものづくりの厳しさ,面白さ,喜びを実感できる,そのような環境づくりを通じて,創造性に満ちた技術者の育

成を目指しています.

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1.2. 大会理念

全日本学生フォーミュラ大会の大会理念は,以下のとおりです.

ものづくりの機会を提供することによって,大学・高専等の工学教育活性化に寄与する.

学生自らがチームを組み約1年間でフォーミュラスタイルの小型レーシングカーを開発・製作することによって,

学生がものづくりの本質やそのプロセスを学び,ものづくりの厳しさ・おもしろさ・喜びを実感する.

競技会では,走行性能だけでなく,車両のマーケティング,企画・設計・製作,コスト等ものづくりにおける総合

力を競う.

学生に対しては自己能力向上の場,企業に対しては将来を担う有能な人材発掘の場を提供する.

図 1 第 12回全日本学生フォーミュラ大会

【参考】

本大会に関する資料は,以下のとおりです.

全日本学生フォーミュラ大会・・・http://www.jsae.or.jp/formula/jp/

Formula SAE・・・http://students.sae.org/competitions/formulaseries/

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1.3.競技内容

学生フォーミュラ大会の競技とは,学生がチームを組んでフォーミュラスタイルの小型レーシングカーを,企

画・設計・製作し,競技を行うものです.大会は車の走行性能だけでなく,車両コンセプト・設計・コスト審査など,

ものづくりの総合力を競うものです. 配点は,静的競技(車体を動かさずに行う競技)と,動的競技(車体を実際に

動かして競う競技)の二つに別れています.配点は動的競技のほうが高くなりますが,上位にあがるためには,静

的競技の点数でも高得点を獲得する必要があります.

表 1 競技概要

審査種目 審査概要 [ 配点 ]

車検

車両の安全・設計要件の適合、ドライバーの 5秒以内脱出、ブレーキ試験(4輪ロッ

ク)、騒音試験(所定の条件で排気音 110dB以下)、チルトテーブル試験(車両 45度傾

斜で燃料漏れ無し.ドライバー乗車し車両 60度傾斜で転覆しない) [ 0 ]

静的審査

コスト

予算とコストは、生産活動を行うにあたって考慮しなければならない重要な要素である

ことを参加者に学ばせることが狙い.車両を見ながら事前に提出したコストレポートのコ

スト精度、チームによる製造度合等を確認し、レポートのコストと車両との適合を審査す

る.一般に購入品目となる2項目について、部品製造プロセスなどの口頭試問を行い、

それらの知識・理解度を評価する. [ 100 ]

プレゼンテ

ーション

学生のプレゼンテーション能力を評価することが狙い.プレゼンテーションは、『審査の

コンセプトに沿い、製造会社の役員に設計上の優れていることを確信させる』という仮

想のシチュエーションのもとで行う. [ 75 ]

設計

事前に提出した設計資料と車両をもとに、どのような技術を採用し、どのような工夫をし

ているか、またその採用した技術が市場性のある妥当なものかを評価する.具体的に

は、車体および構成部品の設計の適切さ、革新性、加工性、補修性、組立性などにつ

いて口頭試問する. [ 150 ]

動的審査

アクセラレー

ション

0-75m加速.各チーム 2名のドライバーがそれぞれ 2回、計 4回走行し、タイムを競う.

[ 75 ]

スキッドパッ

8の字コースによるコーナリング性能評価.各チーム 2名のドライバーがそれぞれ 2回、

計 4回走行し、タイムを競う. [ 50 ]

オートクロス

直線・ターン・スラローム・シケインなどによる約 800mのコースを 2周走行する.各チー

ム 2名のドライバーがそれぞれ 2回、計 4回走行し、タイムを競う.エンデュランスは、こ

のオートクロスの早いチーム順に走行する. [ 150 ]

エンデュラン

直線・ターン・スラローム・シケインなどによる周回路を約 22km走行する.走行時間によ

って車の全体性能と信頼性を評価する. [ 300 ]

効率 耐久走行時の燃料消費量で評価する. [ 100 ]

合計 [ 1000 ]

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2.Okayama University Formula Project について

2.1. 組織

岡山大学フォーミュラプロジェクト(OUFP)は,2004 年 11 月,全日本学生フォーミュラ大会出場を目的として,

岡山大学工学部機械工学科の有志により,岡山大学工学部機械工学科の協力の下に立ち上げられたプロジェ

クトです.車体の設計・製作から,渉外・広報活動まですべて学生のみで行っています.

第 12 回大会に臨んだ部員は 18 人で,工学部機械システム系学科の学生をはじめ,情報系学科、化学生命

系学科の学生も参加しています.車体製作は主に岡山大学創造工学センターで行っています.

なお,岡山大学フォーミュラプロジェクトのホームページ,Facebook,Twitter,ブログは以下のURLにあります.

ホームページ:http://fsaeokayama.wix.com/oufp

http://powerlab.mech.okayama-u.ac.jp/~oufp/

Facebook:

https://www.facebook.com/pages/OUFPOkayama-University-Formula-Project/234652099921332?fref=photo

Twitter : https://twitter.com/OUFP

ブログ: http://fsaeokayama.blog6.fc2.com/

図 2 カウル塗装風景(岡山科学技術専門学校))

図 4 ミーティング風景

図 3 2014年度大会車検風景

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2.2. 第 3回大会~第 11回大会成績

第 3回~第 11回大会の総評と各車体の写真を示します.(第 1回,第 2回は不参加)

初出場となった第3回大会では,目視車検で何度も問題点を指摘さ

れ,その修正に時間を費やし,次々と課題の競技が終了してしまいまし

た.エンデュランス競技の前に車検は合格しましたが,車両の不具合に

よって最後の競技であるエンデュランスも断念せざるを得ないこととなり

ました.その結果,獲得した得点は静的審査だけということになりまし

た.

第 4 回大会では,各担当者がパーツレベルの軽量化を図り設計,

解析を重ねた結果,第 3回大会では 300kgであった車重を 220kgまで

軽量化することができました.また,前回大会(第 3 回)の失敗を踏まえ,

車検を最初の動的審査であるアクセラレーションの前に終えることがで

き,すべての動的競技を完走することができました.その結果,総合 18

位となり,前年度に比べ,順位を大きく上げることができました.

第 5 回大会では,エンジンをターボ化することによる「高出力」,その

パワーを損失なく地面まで伝える「高剛性」,そしていくつもの走行を重

ねて常に安定した走りを実現する「高信頼性」という 3つの柱を設計コン

セプトとして挑みました.最後の動的種目であるエンデュランスには入

念に準備して出走しましたが,7周目にリアハブのベアリング破損のた

めリタイアとなってしまい,部員一同悔しい思いをした大会となりました.

図 5 OUFP-01

図 6 OUFP-02

図 7 OUFP-03

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第 6 回大会では,『正常進化』のコンセプトのもと,各パーツの軽量

化,フレームの小型化,第 5回大会から採用したターボチャージャーの

改良などに取り組みました.チーム結成時の目標であったOUFP初のト

ロフィー獲得に関しては,省エネ賞で2位,日本自動車工業会 会長賞

では 5 位を獲得することができ,一定の成果を出すことができました.し

かしながら,上位チームと比べて,まだまだ車両面,静的競技,チーム

運営などの点で劣っていることを痛感した大会でもありました.

第 7回大会参加車両OUFP-05では,各パーツの軽量化,OUFP-03

から採用しているターボチャージャーの改良はもとより,フレームリアセ

クションの縮小,低重心化,マスの集中,ストロークセンサーを用いたサ

スペンションの評価・熟成などに取り組みました.車重は前年度車両より

25kg を削減して 230kg となりました.ただ,練習走行の不足とエンジン

の調整不足により,車両本来の力を出し切れず,最も重要な競技のエ

ンデュランスでリタイアする結果となりました.一方,シャシ性能,静的競

技,チーム運営などでは着実なレベルアップを実感しました.

第 8 回大会参加車両 OUFP-06 では,「加速旋回性能」のコンセプ

トのもと,各パーツの軽量化,OUFP-03 から採用しているターボチャー

ジャーの改良はもとより,フレームリアセクションの縮小,低重心化,マス

の集中,エンジンの変更などに取り組みました.大会では動的競技で

満足に走行できなかったことが悔やまれます.しかし,各種講習会に参

加したり,設計審査会を何度も開いたり,引き継ぎ資料を徹底したりとい

ったことを行い,マシンの設計・製作の質を競うデザイン審査では7位と

いう過去最高成績とることができました.

図 8 OUFP-04

図 9 OUFP-05

図 10 OUFP-06

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第 9回大会参加車両OUFP-07では,「動的競技で勝つ」のコンセプ

トのもと,各パーツの軽量化,OUFP-03 から採用しているターボチャー

ジャーの改良はもとより,フレームリアセクションの縮小,低重心化,マス

の集中,ストロークセンサーを用いたサスペンションの評価・熟成などに

取り組みました.必要な箇所のみ変更することにより早期完成を実現し,

走り込みやセッティングを詰めていくことができました.大会において,

どの種目も順調に通過してきていたのですが,エンデュランスの残り 1

周でリアアームの破損によりリタイアしてしまい,悔いが残る大会となっ

てしまいました.

第 10回大会参加車両 OUFP-08では,「全競技完走」というコンセプ

トのもと,設計段階で壊れそうな箇所を洗い出し、絶対に壊れないよう設

計,解析を行いました.2012 年度車両では、シャシ性能の熟成を行って

いくには、長期間にわたる評価が必要になると考えました.よって、早期

製作・早期シェイクダウンを行い走行に重点を置くことでシャシセッティン

グやパワートレイン性能、ドライバー技術の向上を狙いましたが,未だか

つてないほどの人数不足により予定通りにいかず,走行がほとんどでき

ていない状態で大会に出場しました.よってオートクロスのタイムが悪く,

エンデュランスの出走順が後ろになり,出走に間に合わず,走行を重ねることの重要性を痛感しました.

第 11回大会参加車両 OUFP-09では、車両を早く完成させ,走行を

多くし,大会での高成績を狙いました.そのためにはスケジュール管理

を徹底し,早期シェイクダウンを行う必要があると考え,過去のスケジュ

ールなども参考にし,スケジューリングを行いました.今年度から単気筒

エンジンに変更したため,初めの年から少ない人数でマシンすべてを

単気筒にあった設計にするには時間がかかると考え,2013 年度はエン

ジン周りをメインに設計し,シャシは最低限に抑えることで走行時間を多

くかせぐようにしました.その成果もあり,3 月中にシェイクダウンという過去最速のシェイクダウンを達成しました.

それにより 2013年度は走行回数 13回を達成し,走行練習,セッティングが完了した状態で大会に挑めました.

図 11 OUFP-07

図 12 OUFP-08

図 13 OUFP-09

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以下に過去の大会成績を示します.

表 2 過去の大会成績

第3回大会 第4回大会 第5回大会 第6回大会 第7回大会

車検 合格 合格 合格 合格 合格

プレゼンテーショ

37位 16位 11位 27位 13位

コスト審査 20位 30位 39位 27位 25位

43.5 デザイン審査 34位 24位 28位 26位 12位

アクセラレーショ

21位 11位 17位 34位

スキッドパッド 14位 21位 15位 19位

オートクロス 21位 26位 35位 18位

エンデュランス 19位 16位 29位

燃費 4位 2位

総合 37位/41チーム 18位/51チーム 28位/61チーム 19位/65チーム 32位/63チーム

第8回大会 第9回大会 第10回大会 第11回大会

車検 合格 合格 合格 合格

プレゼンテーショ

13位 19位 15位 32位

コスト審査 26位 11位 15位 17位

デザイン審査 7位 25位 31位 50位

アクセラレーショ

38位 40位 32位

スキッドパッド 34位 33位 43位

オートクロス 43位 38位 45位 51位

エンデュランス 72位 32位 35位

燃費 5位

総合 42位/70チーム 40位/75チーム 44位/66チーム 39位/77チーム

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2.3. 2014年度の第 12回大会成績

2014年度は,大会成績 20位以内を目標に活動を行ってきました.2013年度大会において,長年成し遂げら

れていなかったエンデュランス完走を果たしましたが,車検に時間を取られ,アクセラレーションとスキッドパッドに

出走することができず,総合得点はそこまで伸びませんでした.そこで,2014 年度は全競技完走することを方針

の一つとし,またしっかりと走り込むことでマシンとドライバー共に万全な状態で出走できるように,早期完成を目

指しました.その早期完成に必要なスケジュール管理の強化も方針の一つとしました.

2014 年度マシンはエンジンが単気筒エンジンに

変わって2年目となりました.しかし今までの車両では,

過去のマシンをベースにマイナーチェンジの連続で

した.これは望ましく見えますが,年数を経ていくにつ

れて,フィードバックがまともにできていなかったことも

あり,車両自体の方向性がよくわからない状態になっ

ていました.そこで今回のマシンでは悪い伝統を捨て,

マシンとして基本的なことを重視した設計を行ったマ

シンでの大会出場となりました.

2014 年度大会は昨年度と同様,1 日目からプレゼンテーション審査がありました.昨年度の同審査の準備で

は,担当者が 1 人ですべてを行っていましたため,内容が審査の趣旨と少しずれてしまい,大きな減点となってし

まいました.そこで,2014 年度は担当者を複数人でバックアップする体制をとることにしました.さらに,何度も何

度も学校で発表練習を行ってこの審査に挑んだ結果,指摘はありましたが高得点を取ることができました.

2 日目はデザイン審査とコスト審査がありました.昨年度

のコスト審査は変更部品が少なかったということもありますが,

かなりの高得点でした.しかし,今年はほぼすべての部品を

変更したため,ネックになると予想しました.そこで,今年は

昨年度の指摘箇所を徹底的に潰すことを意識しながら,変

更部品の資料を作成した結果,コストレポートの枚数も過去

最多となったため,高得点を狙えていると思っていましたが,

真逆でした.指摘箇所に集中しすぎたせいで根本的な箇所

にミスがあり,大きな減点となってしまい,順位も大幅に下が

ってしまいました.

図 15 2014年度マシン“OUFP-10”

図 14 2014年度マシン“OUFP-10”

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デザイン審査は今年の静的種目の中で最も自信のある競技でした.今年は多くの部品を再設計したということ

もありますが,一番の理由は,設計時の勉強にあります.設計する前にしっかり理論を勉強し,その理論に基づい

た設計をすることを今回は心がけ,数値一つ一つに意味を持った設計を行うことができました.そのような設計を

大会では高く評価していただきました.

3 日目から動的種目が始まりました.プラクティスエリアで軽

い確認後,スキッドパッドから挑みました.スキッドパッドは一番

練習していた種目なのでそれなりに高得点を狙えると思って

いました.しかし,1セット目はドライバーが大量のパイロンに混

乱してしまい,コースアウト.2 周目はタイムを残すため,安全

に走りました.ただ安全に走りすぎ,得点にならないほどのタイ

ムになってしまいました.

続いて同じドライバーのままアクセラレーションを行いました.この練習をあまり行っていないこともあり,出走後,

シフトアップに戸惑ってしまい,よいタイムを残すことができませんでした.2 セット目に挑もうとしましたが,うまくギ

アが落ちてくれず,高いギアのままスタートすることになり,言うまでもなく得点につながるタイムにはなりませんで

した.その後セカンドドライバーがアクセラレーションをアタックしましたが,同じくよいタイムにつながりませんでし

た.

午後からはオートクロスに挑みました.1 周目はコース確認

を兼ねて,あまりタイムは狙わない走りをしました.2 周目,タイ

ムを狙いスタートしました.エンジンのセッティングが怪しい箇

所はありましたが,着実に走行を続けていました.しかしゴー

ルライン直前のコーナー立ち上がりで急激なパワーダウンが

起きました.そのせいで最後は惰性でゴールすることはできま

したが,結局 2 周目もまともなタイムが残りませんでした.その

後のセカンドドライバーもアタックしましたが,中盤でスピンア

ウトし,その周はゴールしましたが,2周目スタートできずタイムが残せませんでした.

4 日目はオートクロスの順位上エンデュランスがあります.しかし午前中の大雨で遅れが生じ,その遅れが後ま

で続き,出走順が来る前に時間切れとなってしまいました.表 3に 2014年度大会の成績を示します.

図 16 スキッドパット走行中

図 17 オートクロス走行中

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表 3 2014年度大会成績

競技種目 配点

2013年度得点

第 11回大会

2014年度得点

第 12回大会 順位

静的

プレゼンテーション 75 37.5 43.42 22 ↑

コスト審査 100 43.3 17.9 47 ↓

デザイン審査 150 51 84 13 ↑

動的

アクセラレーション 75 0 3.5 54 ↑

スキッドパッド 50 0 2.5 43 ↑

オートクロス 150 51.15 69.85 50 ↑

エンデュランス 300 109.84 0 DNA ↓

エコノミー 100 59.43 0 DNA ↓

総合 1000 352.21 221.17 49位/90校 ↓

図 18 2014年度全体写真

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Plac

e

Cost S

core

Pre

sentatio

n S

core

Design

Score

Accele

ration S

core

Skid

Pad

Score

Auto

cro

ss Score

Enduran

ce S

core

Effic

iency S

core

Penalty

Total S

core

2015年度目標得点

20以内

50 40 90 60 35 115 190 20 0 600

Place(位)10位

10位

20位

22位

3位

21位

15位

Time(s) 4.4 5.0 6275/Lap

表4 2015年度大会目標

3. 2015年度チームについて

3.1. 2015年度大会目標

今年度の大会目標も去年度と同様,総合順位 20位以内としました.

プロセスとしては過去 5 年の大会データを整理し傾向や推移を把握し,それらのデータをもとにエンデュランス

が走れていた場合の点を予想し,2014 年度予想最高得点を算出しました.次に,過去のデータから今年度総合

順位 20位以内を達成するために必要な静的審査の得点を予想し,過去に実際の走行で出したタイムによる動的

審査の得点を加算し,2014 年度予想最高得点と比較しました.そこで出てきたギャップを自分たちのウィークポイ

ントを埋めるように配分し,現実的に伸ばすことができる競技にリスクテークを行い,以下の得点となりました.

3.2. 2015年度チーム&マシンコンセプト

チームコンセプト:~データの蓄積、解析、反映~

マシンコンセプト:~扱いやすいマシン~

メンバー全員がチームとして意識するチームコンセプトは「データの蓄積、解析、反映」となりました.近年の活

動ではマシンの不備などにより走行の機会を活かすことができず、データの積み重ねができていないため、設計

に活かすことができないということが課題として取り上げられてきました.これは動的審査の点数不足にもつながっ

ていると感じています.そこでメンバーと話し合った結果、今年度からはセッティングが出せるマシンと体制を作り、

解析ソフトだけでなく実際に解析や測定を実施し、それらのデータを収集し残すことで、自分たちの考えを実証し

車両を把握し、それらのデータを基に次の車両につなげていく「データの蓄積、解析、反映」をチームコンセプトと

しました.

次に 2015 年度マシン“OUIF-11”のコンセプトは「扱いやすいマシン」となりました.ドライバーが運転しやすい

車両とすることでドライバー技術を向上させ、設計製作者、エンジニアがデータをとりやすい、セッティングを出し

やすい車両にすることにより、車両を把握することを目的としています.また、それを叶えるための設計・製作方針

として「ドライバビリティーの向上」(ドライバーが運転しやすい)、「見える化」(設計者、エンジニアが車両の改善を

しやすい)を掲げました.

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3.3. 2015年度パートコンセプト

3.3.1 Frame

~構造の最適化による信頼性向上~

~操作性向上~

フレーム班の設計、製作するパーツは大きく 2 つに大別できると考え、「Frame」、「Cockpit」に分けてコンセプト

を決定しました.

まず、「Frame」に要求されることは,各部からの入力やねじりに対する剛性の確保,シンプルな構造による軽量

化,運動性能に関わる低重心化やヨー慣性モーメントの低減であると考えられます.

そこで今年度の車両の設計においては,これらを実現するため,「構造の最適化による信頼性向上」{解析によ

るデータ(剛性、整備性、低重心),経験に基づく}をコンセプトにしました.昨年度はねじり剛性やドライバビリティ

ー,整備性等があまり考慮されておらず,それに加えて定量的な評価も不足していたと見受けられたため,一から

構造の見直しを図り,各部(サスのピボット点や荷重がかかる部分,コックピットのレイアウト等)の構造を最適化し,

信頼性の高いフレームを目指すことにしました.

次に、「Cockpit」はドライバーが直接触れて操作するので,ドライバーの実力を発揮させ,車両の限界性能付

近で安定して走らせることが要求されると考えました.そこで、操作性に優れた車両を作ることで性能の向上につ

ながると考え,コックピットコンセプトを「操作性向上」(ドライバーおよび整備者に対する)を掲げました.昨年度の

ドライバーの意見を参考にしつつ,モックアップデータに準じたものとしました.また,整備性も考慮した設計を行

いドライバーからも整備者や設計者からも扱いやすいコックピットを目指します.

図 19 2014年度フレーム解析図 図 20 2014年度カウル

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3.3.2 Power Train

~アクセル開度に対してリニアなトルク特性~

~使用回転域の拡大化~

パワートレイン班では,チームのマシンコンセプトが「扱いやすいマシン」ということから以上のコンセプトを決

めました.昨年度のエンジンのトルク特性は,低回転域でフラットなトルクとなっており,アクセルを少し踏むだけで

加速し,5000rpmを超えるとトルクがガクッと落ち,ドライバーが気持ちよく走ることのできないマシンとなっておりま

した.さらに,エンジンの使用回転域が約 3000~5000rpm と狭く,2速ホールドで走ることが厳しい状況でした.

そこで,今年度はトルクピークを 6500rpmに設定し,サージタンクを取り付けることにより全体的なトルクアップ

を目指しています.トルクピークを高回転域にずらすことで,より高回転まで回るエンジンに仕上げようと思ってい

ます.昨年度は,電気シフターを採用していたのですが,取り付けの不具合からシフトアップ・ダウンが正常にでき

ず,誤作動で勝手に変わってしまったりしました.そのため,今年度は機械式のシフトレバーを採用する予定です.

機械式にすることによって,シフトアップ・ダウンの感触をドライバーが直に感じることができ,ドライバビリティーの

向上につながると考えています.

図 21 2014年度パワートレインシステム

図 22 2014年度エンジン性能曲線図

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3.3.2 Suspension

~限界性能だけでなく、安定性も高いクルマ~

サスペンション班では,OUFP-11 を「扱いやすいマシン」にするために,上記のコンセプトを決定しました.今

年度は「安定した挙動を示すサスペンション」,さらに「タイヤの限界を超えた際の挙動が安定方向に向かうサスペ

ンション」を目指しました.2014 年度はベーシックな車両を目指しましたが,過去にはタイヤを有効に使うことや限

界性能の向上を目標としたこともあります.今年度はもう一歩踏み込み,特にアマチュアドライバーが自分の限界

に挑戦する際,この安定性の有無が「扱いやすさ」を左右すると考え,~限界性能だけでなく,安定性も高いクル

マ~をパートコンセプトとしました.

今年度は高い限界性能を求めていくうえで,大きなアドバンテージとなるタイヤデータを取得しまし,設計に取

り入れています.また,タイヤからの入力がわかるため,各パーツの解析にも役立ちます.昨年度,手が回らなか

った箇所も今年度は再考を行い,より良いサスペンションの構築を図っています.

図 23 2014年度サスペンションシステム

図 24 2014年度 サスペンション解析図

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3.4. 2015年度チーム組織

2015 年度より新たに「コスト班」と「走行班」

を設けました.

図面,FCA,リアルケースを管理するコスト

班を設計時期から設置することで,メンバー

が作成した図面をコスト班が指示し図面のレ

ベルを向上させることや,コスト審査に対する

理解を深める時間,対策を練る時間を設け,

コスト審査の得点をアップさせるとこができる

と考えています.

次に走行班を設けた理由としては,マシン

の走行をより組織的に進めることで走行の質

を高めるためです.以前までの走行は,走行

場所に着いても車両整備に時間を取られ,準備不足によるトラブルによりセッティングやデータを取る時間もなく

走行が終了するということが多々ありました.そこで走行班を設けることで,マシンの整備,セッティング,走行デー

タの管理(走行チェックリスト,タイム表,トラブル報告書,ドライバーレポート),スケジュール管理,講習会の実施

(ドライバー講習,セッティング講習)などを組織的に行い,一回の走行でより多くの収穫を得ることを目的としてい

ます.

以下にメンバー構成を示します.

出口 一輝(デグチ カズキ,B2):プロジェクトリーダー,フレーム班

荻野 雄太(オギノ ユウタ,B2):サブリーダー,サスペンション班,広報班

北村 勇祐(キタムラ ユウスケ,B2):パワートレイン班リーダー

増田 大貴(マスダ ヒロタカ,B2):サスペンション班リーダー,コスト班

谷 広貴(タニ ヒロキ,B2):フレーム班リーダー,渉外班

溝口 真由(ミゾグチ マユ,B2):フレーム班,広報班

渡邊 匡惟(ワタナベ マサノブ,B2):パワートレイン班,経理班,コスト班リーダー

森 文太(モリ ブンタ,B2):パワートレイン班,経理班

越智 正俊(オチ マサトシ,B1):パワートレイン班,渉外班リーダー

小西 裕太(コニシ ユウタ,B1):サスペンション班,走行班

佐光 将里(サコウ ショウリ,B1):パワートレイン班,広報班リーダー

友松 泰岳(トモマツ ヤスタカ,B1):パワートレイン班,走行班リーダー,広報班

松村 隼斗(マツムラ ハヤト,B1):サスペンション班,走行班

元島 淳(モトジマ ジュン,B1):フレーム班,走行班

河合 俊樹(カワイ トシキ,B1):フレーム班,経理班,コスト班

吉谷 亮汰(ヨシタニ リョウタ,B1):パワートレイン班,広報班,渉外班

若林 陵太(ワカバヤシ リョウタ,B1):パワートレイン班,コスト班,走行班

図 25 2015年度チーム組織図

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3.5. 本大会までのスケジュール

本大会までの大まかなスケジュールは,図 26のとおりです.

9 月の大会終了後,チーム体制を決定し,コンセプト決めや車両諸元決定に移ります.その後,10 月からの設

計開始に向けて,各自勉強を開始し 10月からは基本設計に入ります.

11 月中旬に設計の外部評価(設計レビュー)を取り入れ,一度方針を見直しもう一歩踏み込んだ設計をする予

定です.12月中旬には設計を完了し,1月からは製作に取り掛かります.

3月末にはシェイクダウンと同時に車検対策を 8~9割ほど終わらす予定です.この時期に完成度の高い車両に

することで 4 月からの走行におけるトラブルを少なくし,質の濃い走行を行うことができ,動的審査の得点を向上さ

せることや,実測による車両データの収集を行うことができると考えています.また,ほとんどのパーツを 3 月末に

製作しておくことで,静的審査やカウル製作,フィードバック資料の作成などにより多くの時間を割けるため,静的

審査やフィードバックの面でも去年度より一つ進んだ活動ができると見込んでいます.

今年はメンバー数が 17 人と多いため,スケジュール管理と役割分担をうまく行えばシェイクダウン時の完成

度を高めることや,静的審査対策や走行をスケジュール通り進めることは可能であると感じています.そこで,大

日程や中日程をわかりやすく丁寧に作成することで,スケジュールを徹底することや,毎週月曜日に全体と各班

のミーティングを行い,各個人の役割やタスクの期限を明確にして確認する日を設けることで効率的にタスクをこ

なしていくことを意識するようにしています.

図 26 大会までのスケジュール

9月 10月チーム体制決定

4月新入生勧誘

走行練習

セッティングテスト優先

2016年度体制へ

OUFP-11データ収集走行練習

9月

静的仕上げ

⇒OUFP-11走行 ※大会想定コース含む↓

走行スケジュール走行なし

(静的審査対策)

5月 6月 7月 8月関西合同試走会

第13回大会

⇒ 新入生育成 カウル製作

静的資料 準備 静的審査対策期間

FB資料作成

OUFP-11 試走

トラブル確認

全体スケジュール

走行練習走行練習

(特に年末)テスト優先 走行練習(製作の合間)

コンセプト決定,車両諸元決定

勉強会 設計 (+製作) フィードバック

全体スケジュール

設計設

製作

OUFP-10,カート走行←

走行スケジュールOUFP-10データ収集

設計・テスト優先

自立

SD

11月 12月 1月 2月 3月

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4. スポンサードについて

4.1.スポンサーの皆様

車両を製作するためには,多額の資金,物資および専門的な技術が必要となります.

私ども OUFP も,多くの企業・団体の方々のご厚意によって,車両を設計・製作することができることとなりま

す.

渉外活動も学生が行う本大会ではスポンサー交渉もチームの活動として重要な仕事の一つです.以下に示し

ますのは,2014年度車両 OUFP-10を製作し,大会出場した際にご支援をいただいたスポンサーの方々です.※

敬称は省略させていただきました.

図 27 2014年度スポンサー様

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4.2. スポンサーシップのお願い・連絡先

スポンサーシップのお願い・連絡先

私達OUFPは,2015年 9月に開催される第 13回全日本学生フォーミュラ大会(Formula SAE JAPAN)に参加

するため,企業様,個人の皆様に広くスポンサーシップをお願いしております.今年度は特に車両を製作するに

あたり資金面で非常に厳しい状況にあります.詳細は以下の概要をご覧ください.

【スポンサー企業の皆様】

1. 資金によるご支援

(資金によるご支援は一口 3000円からお願いしております.)

2. 物資によるご支援

3. 技術的なご支援

(車体製作に関わる専門的な技術のご指導,専門機器の貸し出し等)

【個人スポンサーの皆様】

1. 資金によるご支援

(資金によるご支援は一口 3000円からお願いしております.)

2. 技術的なご支援

(車体製作に関わる専門的な技術のご指導,専門機器の貸し出し等)

に対し Okayama University Formula Project は

・外装(カウル等)への広告(社名,ロゴ等)

・イベント(大学内外の展示会など)での配布物への広告掲載

・ホームページ,SNSにおける広告の掲載

を主とする広告をさせていただきます.

その他ご要望があれば,私たちができる限りのことをさせていただく所存であります.

また,定期報告書などを随時送らせていだだきます.

私達Okayama University Formula Project に協賛いただける方は,何口からでも結構ですので下記口座へお

振込みお願い致します.また,お振込み頂いた際には,下記連絡先まで e メールまたは電話にてご一報頂けれ

ば幸いです.何卒ご支援の程,よろしくお願い致します.

ゆうちょ以外から

銀行名 ゆうちょ銀行

金融機関コード 9900

店番 548

預金種名 普通

店名 五四八店(ゴヨンハチ店)

口座番号 3818702

口座名義 河原 伸幸 (カワハラ ノブユキ)

一口 3000円より

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ゆうちょから

口座番号 15400 38187021

口座名 河原 伸幸

一口 3000円より

2015年度 岡山大学 フォーミュラプロジェクト

プロジェクトリーダー

岡山大学工学部機械システム系学科 B2

出口 一輝(Kazuki DEGUCHI)

Phone:080-5662-0757

サブリーダー

岡山大学工学部機械システム系学科 B2

荻野雄太(Ogino YUUTA)

Phone:090-1248-7593

E-mail: [email protected]