入社3年目からのキャリアデザイン

43
入社3年目からの キャリアデザイン ~自律的なキャリア形成を目指して~ 2014/02/23  稲住 大輔 Life Career Up

Upload: kenichi-takara

Post on 30-Jun-2015

406 views

Category:

Career


0 download

DESCRIPTION

20140223スキルアップ勉強会プレゼン資料 稲住大輔 life career up

TRANSCRIPT

Page 1: 入社3年目からのキャリアデザイン

入社3年目からの キャリアデザイン ~自律的なキャリア形成を目指して~

2014/02/23  稲住 大輔 Life Career Up

Page 2: 入社3年目からのキャリアデザイン

▶ 本日のプレゼンで伝えたいこと   ~ 課題 ⇒ 解決 ⇒ 未来 ~ 

課 題

・大卒者入社3年以内の離職率の高さ    ・「入社3年目のジレンマ」からくる漠然とした不安

解 決

自律的キャリア形成の必要性を理解し、  スタンスや働き方を見出すためのヒントを提供する。

未 来

・可能性は無限大   ・自分の望む人生(生き方)の実現

Page 3: 入社3年目からのキャリアデザイン

入社3年目の ジレンマ... 

Page 4: 入社3年目からのキャリアデザイン

▶︎仕事も一通り理解し、周りを見る余裕  も出てくる時期 ▶︎未来イメージが充分に出来ないままの  部下・後輩の指導、育成 ▶︎年功序列や終身雇用の制度崩壊... ▶︎就職や転職の“入口の”サポート体制は  充実しているけど、“定着”や“キャリア  アップ”に向けた支援は不十分?

Page 5: 入社3年目からのキャリアデザイン

漠然とした不安...

Page 6: 入社3年目からのキャリアデザイン

若手ビジネスパーソンの抱える漠然とした不安や悩みに対して、サポート出来る体制を構築したい。

Page 7: 入社3年目からのキャリアデザイン

沖縄県の現状 

Page 8: 入社3年目からのキャリアデザイン

ハイサイプロジェクト(りゅうせきビジネスサービス主催)資料より抜粋

Page 9: 入社3年目からのキャリアデザイン

定着と早期離職について 

Page 10: 入社3年目からのキャリアデザイン

▶︎定着について 企業側:従業員のスキルが高まり、企業の生産性向上につながる。 従業員側:スキル獲得やキャリアを積むことにより、生活の糧と働きがいを得る。

Page 11: 入社3年目からのキャリアデザイン

▶︎早期離職について 企業と従業員双方にとって、大きな損失。 企業側:採用や教育、従業員が生み出すはずであった利益等、投資コストの損失。 従業員側:スキルや経験が身に付かないままでの再就職の困難、一からのキャリア形成のやり直し

Page 12: 入社3年目からのキャリアデザイン

若手ビジネスパーソンの早期離職は、そもそも良くないことなのか?

Page 13: 入社3年目からのキャリアデザイン

“自律的な キャリア形成” が重要 

Page 14: 入社3年目からのキャリアデザイン

「自律」と「自立」の違い... ▶︎自律    他からの支配や制約を受けずに、自分自身で立てた  規範に従って行動すること。  <対義語>他律(自らの意識によらず、他からの命令や強制によって行動       すること。) ▶︎自立    他への従属から離れて、独り立ちすること。独立。  他からの支配や助力を受けずに存在すること。  <対義語>依存(他に頼って存在すること。)

Page 15: 入社3年目からのキャリアデザイン

自律的なキャリア形成とは... ▶︎個人が主体的に自身のキャリアの将来を考え、自ら  その能力向上の手法を選んで行うという考え方 ▶︎自らのキャリアは自らデザインする。 ▶︎キャリアデザインとは、自分の望む人生(生き方)  を実現するための職業選択と、仕事への従事 ▶︎キャリア形成を巡る環境変化はめまぐるしい。

Page 16: 入社3年目からのキャリアデザイン

個人の視点と企業の視点双方から、“自律的なキャリア形成”へのニーズが高まってきている。

Page 17: 入社3年目からのキャリアデザイン

▶︎個人視点の傾向 ①若手上昇志向の人の市場価値向上に向けたキャ  リアアップ的視点でのキャリア自律。 ②雇用流動化への対応、雇用に関する危機感によ  り動機付けされる、やや自己防衛的なキャリア  自律。 ③成果主義のプレッシャーとポスト不足、リスト  ラ不安の中、自分らしい生き方、自己充実感の  高いキャリアを目指す動き。

Page 18: 入社3年目からのキャリアデザイン

▶︎企業視点の傾向 ①個人が自ら先読みをして自分のキャリアを切り  開き、自己投資をする。会社はキャリアを誘導  するというより、自律的行動を支援するという  考え方 ②企業のコアコンピタンシー(中核的力)強化の  ためのキャリア自律という考え方

Page 19: 入社3年目からのキャリアデザイン

▶︎個人視点からの自律的なキャリア形成の  ポイント①

Missionと Valueの 明確化

Page 20: 入社3年目からのキャリアデザイン

▶︎「自分の望む人生(生き方)」   って何だろう?  ⇒ Mission(目的) ▶︎「働く」って何だろう?  ⇒ Value(価値観)

Page 21: 入社3年目からのキャリアデザイン

▶︎ ミッションツリー ミッションツリーを描くことで、自分軸がブレることなく、日々の計画を着実に実行することができる。

Value (価値観)

Mission (理念・目的)

Vision (展望)

Vision (展望)

Goal (目標)

Means (手段)

Goal (目標)

Goal (目標)

Goal (目標)

Means (手段)

Means (手段)

Means (手段)

Means (手段)

Means (手段)

Page 22: 入社3年目からのキャリアデザイン

▶︎個人視点からの自律的なキャリア形成の  ポイント②

トレードオフ(二者択一) の払拭

Page 23: 入社3年目からのキャリアデザイン

▶︎一方を追求すれば、他方を犠牲に  せざるを得ないという状況・関係 ▶︎「OR」でなはく、「AND」の  考え方 ▶︎人生を複線化して、いろいろな  ストーリーが交差して、シナジー  とエナジーとが膨らむ発想

Page 24: 入社3年目からのキャリアデザイン

“パラレルキャリア” という新たな働き方

▶︎個人視点からの自律的なキャリア形成の  ポイント③

Page 25: 入社3年目からのキャリアデザイン

「パラレルキャリア」(parallel career)とは?    経営学者のピーター・ドラッカーが提唱した考え方である。  寿命が延びた現代において、個人はひとつの組織に依存して同じ仕事を続けるだけでなく、それとは別の“第二のキャリア”にも時間や労力の一部を費やすことで新しい世界を切り開くべきだと、ドラッカーは述べている。 仕事以外の仕事をもったり、ボランティア等の社会活動、勉強会等のコミュニティに参加したりして、本業と第二のキャリアを両立させる生き方を「パラレルキャリア」という。

▶︎「パラレルキャリア」という新たな働き方

本 業

Page 26: 入社3年目からのキャリアデザイン

▶︎個人視点からの自律的なキャリア形成の  ポイント④

サードプレイス、 コミュニティを持つ。

Page 27: 入社3年目からのキャリアデザイン

▶︎ファーストプレイス(家庭)、セカンド  プレイス(職場)以外の第三の空間 ▶︎サードプレイスの機能 ①サードプレイスは、心をニュートラルにする。  そこでは、責任から開放されたありのままの自分に  戻れる。 ②いろいろな人との出会いの場を提供してくれる。 ③知的フォーラムや、個人のオフィスとしても機能する  ことがある。 ④ローカルな場所にあって、いつでもアクセスできる。 ⑤包容力があり、いろいろな人を受け入れる。

Page 28: 入社3年目からのキャリアデザイン

 Real  Community  for  Young  Leader

Life Career Up

▶︎ コミュニティ活動紹介

【コミュニティコンセプト】 次世代のリーダー(20~30代の若手ビジネスパーソン)を対象に、自身のキャリア形成を目的としたリアルコミュニティ。 インプットとアウトプットの機会創出と環境を提供していく。 併せて、「パラレルキャリア」という新たな働き方の体現を目指す。 【主な活動】  ■講演会、セミナーの企画・運営  ■勉強会、朝食会の開催  ■異業種交流会の開催  ■講師、ファシリテーター業

Page 29: 入社3年目からのキャリアデザイン

【主な活動実績】  ■ライフネット生命社長 岩瀬大輔氏講演会開催  ■UP-LIFT Leadership Center 新里聡氏セミナー開催  ■経済ジャーナリスト 木暮太一氏講演会開催  ■異業種交流会(Live Café)開催  ■社会学者 古市憲寿氏トークイベント共催  ■ビジネス書作家 美崎栄一郎氏勉強会開催  ■アーティストプロデューサー 四角大輔氏トークライブ開催  ■ブランド専門家 村尾隆介氏読書会共催

Page 30: 入社3年目からのキャリアデザイン

▶︎個人視点からの自律的なキャリア形成の  ポイント⑤

キーワードを 決める。

Page 31: 入社3年目からのキャリアデザイン

▶︎キーワードに沿った発信を構築していけば、自分  のイメージや世界観、強みを伝えることが出来る。 ▶︎キーワードを持つということは、「自分はどんな  人間か」「何を強みとしているのか」というタグ  を自分につけるようなもの。自分の「人となり」  を知ってもらうフックとなる。 ▶︎複数のキーワードを持つ。  ひとつの強みではその分野のスペシャリストには  かなわないけれど、複数のキーワードを掛け合わ  せることで、自分の土俵をつくることができる。

Page 32: 入社3年目からのキャリアデザイン

<My Key Word> 「パラレルキャリア」

「パーソナルファイナンス」 「ライフキャリアデザイン」 「サードプレイス」

Page 33: 入社3年目からのキャリアデザイン

▶︎企業視点からの自律的なキャリア形成  支援のポイント①

従業員には「安定」 よりも「安心」を。

Page 34: 入社3年目からのキャリアデザイン

「安定」:  物事が落ち着いていて、激しい変  動のないこと。 「安心」:  気にかかることがなく心が落ち  着いていること。また、そのさま。

Page 35: 入社3年目からのキャリアデザイン

▶︎会社は、従業員を安定(固定)  させてはいけないが、安心を与え  ないといけない。 ▶︎「安定」は「固定」であり、  「安心」ではない。 ▶︎Peace of mind(平常心、安らぎ)

Page 36: 入社3年目からのキャリアデザイン

▶︎企業視点からの自律的なキャリア形成  支援のポイント②

従業員に会社の 将来像を見せる。

Page 37: 入社3年目からのキャリアデザイン

▶︎先を見せることは会社の重要な仕事である。 ▶︎先行き不透明という理由で、将来を考える  こと自体放棄してしまっていないか。 ▶︎先を見せることは確実な将来を約束するこ  ととは違う。  希望や期待感を感じさせることが「先を見  せる」の意味である。 ▶︎決して夢だけを見せることはしないで、実  現性の高い将来を見せる。

Page 38: 入社3年目からのキャリアデザイン

▶︎企業視点からの自律的なキャリア形成  支援のポイント③

会社のゴールを 従業員と共有する。

Page 39: 入社3年目からのキャリアデザイン

▶︎会社の目指すゴールに対する従業員の  関わり方を明確にすることが、従業員の 「働くモチベーション」に大きく影響する。 ▶︎従業員個人の自己実現は個人に依存する  もので、会社が用意するものではないが、  会社の目指すところや目標を見せること  により、従業員が「自分のこと」として  考えるきっかけとなることが多くある。

Page 40: 入社3年目からのキャリアデザイン

リンクする コアな部分

リンクする部分を明らかにして、相乗効果を発揮する!

自分 会社

個人のミッションや価値観

会社のミッションや組織目標

▶︎ ミッション・リンク 自分(個人)のミッションと、会社(組織)のミッションがリンクする部分を明らかにし、そこに注力することで個人と組織のwin-winの関係が構築される。

Page 41: 入社3年目からのキャリアデザイン

自分の人生 なんだから、 自分でデザイン しよう!

Page 42: 入社3年目からのキャリアデザイン

可能性は無限大! でも…

チャンスはいつまでもある ただし、どんどん小さくなる 

Page 43: 入社3年目からのキャリアデザイン

『未来』って、 「今」をどうするかだ。

end