船舶における環境負荷の低減

WNI TFMS Forum in JapanJune 9, 2011

IMOで審議中の温暖化対策

• CO2の排出量 = 活動量(輸送量) X

効率の改善

技術的手法 運航的手法

• EEDI <新造船対象> ハードウエアを変更

• SEEMP ← EEOI <新船・既存船対象>運航のやり方の変更

EEDI : Energy Efficiency Design Index (エネルギー効率設計指標）

EEOI : Energy Efficiency Operational Indicator （エネルギー効率運航指標）

SEEMP : Ship Energy Efficiency Management Plan （エネルギー効率管理計画）

排出効率

EEOI (g/ton mile) = )()(

)2(2milexton

XCOCO実航行距離実貨物量

燃料消費量排出係数排出量

船舶における環境負荷の低減

Ⅰ. 安全運航による海洋汚損防止

Ⅱ. 環境負荷低減の技術改革

Ⅲ. 港湾物流の改革

Ⅳ. 運航の改革

I. 安全運航による海洋汚損防止

• 良質な船員の確保と育成

• 陸上の担当者と船員の安全意識の確認

• 安全運航と環境保全を中心とした教育・訓練の実施

• 環境に優しい舶用ディーゼル機関の開発

• 排出ガス後処理装置の開発、採用

II. 環境負荷低減の技術改革

• 風、

• 風、太陽光、波などの自然エネルギーの活用

• プロペラ、舵、船体のデザインの工夫等

• 着岸（荷役）予約システムの導入

滞船時間の短縮

減速航行によるCO2排出量削減

III. 港湾物流の改革

Ⅳ. 運航の改革

• 米国 Long Beach港での取組み

• 伊勢・三河湾での取組み

(2) 最適運航システムの導入

(1) 地域環境での取組み

米国 Long Beach港での取組み

• 速度規制 (一定海域での12ノット以下の自主規制）

(Vessel Speed Reduction Program (VSR))

• 燃料規制

• AMP (Alternative Maritime Power / 陸上電源供給システム)

伊勢・三河湾での減速航行

0

5

10

15

20

25

①外洋

から帰港時

②伊良湖水道通過時

③伊良湖水道通過後

④港外到着

⑤入港

通常の船舶

弊社運航船

速力（ノット）

伊良湖水道～名古屋、豊橋

に入出港する場合に減速航行の実施

海象・気象予想データと船体・機関の特性

最適航路を探索できる運航支援システム

運航管理の「見える化」

最適運航システムの導入

最適運航システムの導入

(1)関係者相互の信頼・良好なコミュニケーション

(2)最適なRTAの設定

(3) 最適な航路と速度配分の設定

Fin.