自由文化のプラットフォーム
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:自由文化のプラットフォーム
ドミニク・チェン [Creative Commons Japan事務局]
2006/11/29改訂 [CCライセンス・マーク更新版]
この資料は2006年4月に行われたNifty / Fantastic Theater イベント時でのプレゼンテーション資料をウェブ用に改訂したものです.イベント詳細: http://neom.cocolog-nifty.com/contests/motion_logo.html
この資料はCreative Commons: 表示-非営利 2.1 JPでライセンスされています.詳しい利用条件は次のURLを確認してください: http://creativecommons.org/licenses/by-nc/2.1/jp/
Creative Commonsとは?
•アメリカで2001年より展開しているNPO
(非営利団体)です.現在は約40カ国に翻訳され,利用されています.
•創造的な著作物に柔軟な著作権を定義するライセンス [Creative Commons Public
License]を提供しています.
HP上でライセンス発行とコンテンツ検索サービスを提供しているhttp://creativecommons.jp [2006/06リニューアル]
Creative Commonsとは?
•現状:■ 著作権システムが「硬直的」という認識.■ 誰かが何かを作ると,自動的にその作品のあらゆる利用行為が禁止される→ALL Rights Reserved
■ せっかく創造した作品も、誰もが「著作権が怖くて使えない」■もし、クリエイターが権利を放棄すると、今度は、作品の権利が全て「みんなのもの(Public Domain)」になってしまう.
→ All or Nothingで『硬直的』な状況
Creative Commonsとは?
•目的:
■「自分の創造した物をもっと自由に使って欲しい」■「でも、権利を放棄したくはない」■「自分の作品をもっと『柔軟にコントロール』したい」■ クリエイターが自由に使える範囲を『柔軟にコントロール』することで,『柔軟な文化』をつくる
→SOME Rights Reserved
例えば... [他者の作品を使いたい人]
•アーティストAの楽曲のサンプルを使ってMixテープを作って売りたい,配りたい
•現在:→作者と管理団体に説明、交渉、契約準備、確認、・・・
• CCライセンスが適用されていれば:→ライセンスの条件を守れば,上記のプロセスは省略できる
例えば... [自分の作品を発表したい人]
•自分の作った曲を多くの人に聞いてもらい,リミックスなどを作って貰って自分のPRを行いたい
•現在:→使い手が勝手にファイル共有したり,二次著作物を作ると自動的に権利侵害になってしまう
• CCライセンスが適用されていれば:→ライセンスの条件を守れば,利用者は安心して自分が許諾したことを行える
Creative Commonsとは?
•問題意識:
1)法律の文書は読みにくい!非専門家には読みづらいし,意味も良く分からない!2)ネット上でどの作品がライセンスを付与されているか自動的に分からない!
Creative Commonsとは?
•人間が読んで分かる「マーク」と「証書」
作り手の名前を適切に表示すること
[表示]
作り手の作品でお金儲けをしないこと
[非営利]
作り手と同じライセンスで発表すること
[継承]
作り手の作品を改造しないこと[改変禁止]
Creative Commonsとは?
•検索エンジン等が読み取れるコード• <rdf:RDF xmlns="http://web.resource.org/cc/" xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/" xmlns:rdf="http://www.w3.org/1999/02/22-
rdf-syntax-ns#">• <Work rdf:about="">• <license rdf:resource="http://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.1/jp/" />• <dc:type rdf:resource="http://purl.org/dc/dcmitype/InteractiveResource" />• </Work>• <License rdf:about="http://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.1/jp/">• <permits rdf:resource="http://web.resource.org/cc/Reproduction"/>• <permits rdf:resource="http://web.resource.org/cc/Distribution"/>• <requires rdf:resource="http://web.resource.org/cc/Notice"/>• <requires rdf:resource="http://web.resource.org/cc/Attribution"/>• <permits rdf:resource="http://web.resource.org/cc/DerivativeWorks"/>• <requires rdf:resource="http://web.resource.org/cc/ShareAlike"/>• </License>• </rdf:RDF>
OpenCourseWare ネットにおいて高等教育の教材情報を無償で公開するOCWプロジェクトは、2001年に米国マサチューセッツ工科大学(MIT)が開設した、MIT OpenCourseWare(MIT OCW)から始まりました。MIT OCWは現在、900コースにおよぶMITの講義教材をCreative Commonsライセンスでネット公開し、利便性の高い教育資源として全世界で利用されています. 日本でも、大阪大学、京都大学、慶應義塾大学、東京工業大学、東京大学、早稲田大学,九州大学,名古屋大学,北海道大学の9大学で日本OCW連絡会を発足し、各大学で行われている講義のシラバス、講義ノートなどの講義情報を順次インターネット上に公開しています.非営利かつ教育目的であれば、誰でも無償でOCW上の教材を使用することができます.(一部,東京大学OCW HPより抜粋)
[幾つかの事例]
MIT OCW: http://ocw.mit.edu/ 日本OCW連絡会:http://www.jocw.jp/
OneLaptopPerChild
MIT Media Labから世界中の子どもたちに100ドルの最高級PCを送り,Creative Commons教材やオープンソース・ソフトウェアで教育・文化を普及させるプロジェクト (2007年第一四半期に1,000~1,500万台を出荷予定)
http://www.laptop.org
[幾つかの事例]
Nifty: NeOM:republic
映像/楽曲コンテンツ配信にCCを利用した日本では初の企業事業 http://neom.nifty.com/
[幾つかの事例]
Wired CD
Wired誌が企画、メジャーアーティスト総勢16名が参加し、CCライセンス(サンプリング)で収録曲全曲を利用者に提供した。
(2004/11) www.creativecommons.org/wired/
[幾つかの事例]
CC Mixter
音楽共有&創造支援サービス、CCミクスター [Wired CDを素材にしたコンテストを主催]
http://ccmixter.org
[幾つかの事例]
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ドミニク・チェン [Creative Commons Japan事務局]
2006/07/15版この資料は2006年4月に行われたNifty / Fantastic Theater イベント時でのプレゼンテーション資料をウェブ用に改訂したものです.イベント詳細: http://neom.cocolog-nifty.com/contests/motion_logo.html
この資料はCreative Commons: 表示-非営利 2.1 JPでライセンスされています.詳しい利用条件は次のURLを確認してください: http://creativecommons.org/licenses/by-nc/2.1/jp/