大森コレカラカイギ

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コレカラ 大森の「これから」を考え、 「アキナイ山王亭」を中心にワクワクする まちを作っていくプロジェクト

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東京・大森で始まった「大森コレカラカイギ」。 そこまでに至った経緯と、今後やっていくことをまとめました。 まちに関わる全ての人が主役です。 あなたにとってアタリマエのことが、他の人にとっては特別かも!?そういった考えをコンセプトに老若男女問わず、境界もとっぱらい、楽しいまちにしていきたいと思っています。

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Page 1: 大森コレカラカイギ

コレカラ

大森の「これから」を考え、「アキナイ山王亭」を中心にワクワクする

まちを作っていくプロジェクト

Page 2: 大森コレカラカイギ

はじめに

「不満/自慢再生工場」

今後の企画に活かすために「まち」の生の声を聞こうということで、2013年11月より、不定期で「まち」の「不満」や「自慢」を買い取るという企画を始めました。

色々な不満があったのですが、

そんなことをしているうちに、もっと大きなことが見えてきました。

Page 3: 大森コレカラカイギ

「まち」には課題が盛り沢山

先の「不満/自慢再生工場」は一例ですが、2013年2月より、実際に商店街に事務所を構え、色々な人、団体に触れることで様々な「まち」の課題が見えてきました。

・男性、および団塊世代など、高齢者予備軍の意識がまだ高齢者ではない。故に危機意識も低く、何かあった場合の対応が遅れる(孤独死のニュースなど)・食卓の単身化が進み、寂しい食卓、食事が当たり前になってきている。

・「まち」のために、団塊世代などが中心で活動をしている団体が多いのだが、ITに疎く、せっかくいい企画を立てているにも関わらず、浸透せず、モチベーションも低下してしまう。

・まちで何が行われているかわからない。区民施設に行かないと、情報がない。・各団体バラバラなので、どこの情報を見て良いか分からない。・旦那の帰りが遅く、食卓の単身化が進み、寂しい食卓、食事が当たり前になってきている。・待機児童、教育格差など問題が山積み。

・時間も、知識もあるんだけど、何をしていいかわからない、まちへの関わり方がわからない。

談:大田区、地域振興課職員

談:高齢者地域包括センター職員

談:主婦

談:定年退職した男性

Page 4: 大森コレカラカイギ

でも・・・

ちょっと見方を変えると、こうは見えないだろうか?

・男性、および団塊世代など、高齢者予備軍の意識がまだ高齢者ではない。故に危機意識も低く、何かあった場合の対応が遅れる(若い世代の孤独死)・食卓の単身化が進み、寂しい食卓、食事が当たり前になってきている。

・「まち」のために、団塊世代などが中心で活動をしている団体が多いのだが、ITに疎く、せっかくいい企画を立てているにも関わらず、浸透せず、モチベーションも低下してしまう。

・まちで何が行われているかわからない。区民施設に行かないと、情報がない。・各団体バラバラなので、どこの情報を見て良いか分からない。・旦那の帰りが遅く、食卓の単身化が進み、寂しい食卓、食事が当たり前になってきている。・待機児童、教育格差など問題が山積み。

・時間も、知識もあるんだけど、何をしていいかわからない、まちへの関わり方がわからない。

談:大田区、地域振興課職員

談:高齢者地域包括センター職員

談:主婦

談:定年退職した男性

たとえば、団塊世代とその上の世代で共同でできるようなことをしていく。

たとえば、更新の仕方を若い世代が教えることで、団塊世代がサイトを更新、それは「まち」の未来のためになる。

たとえば、科学のことを40年間していた人。その人が科学の楽しさ(コマを回して火を放つ方法)などを教えうことは出来ない?

たとえば、一緒に食卓を囲んでみたら?

Page 5: 大森コレカラカイギ

と考えると・・・

ある世代や団体から見た課題が、他の世代、団体とくっつくことで、そして視点や主語が変わることで、それは解決の糸口をつかむことが出来るのでは無いだろうか?

Page 6: 大森コレカラカイギ

それに必要な場所は??

解決できる場所・・・

それが「まち」であると考えるのです。

つまり、「まち」に関わる人やモノを巻き込んで「まち」を再構築していく。そうすることで、各種課題を解決に導き、何より自分たちが楽しい「まち」を作っていく。

Page 7: 大森コレカラカイギ

そのために立ち上げたのが

「大森コレカラカイギ」

大森の「これから」を考え、現在活動をしている「アキナイ山王亭」を中心により住んでて楽しい「まち」を作っていくプロジェクト

Page 8: 大森コレカラカイギ

■アキナイ山王亭とは2012年、ウィロード山王商店街に誕生した無料お休み処「アキナイ山王亭」。ここを起点に住民、商店街が交流できる場所を目指して設立されました。平日は「高齢者見守りネットワーク」の活動、毎週土曜日には「石巻マルシェ」なども開催されています。裏には公園まであります。

■ここを拠点にする理由「まち」と言っても、広すぎて希望だけが浮いてしまう可能性がありますし、そういう団体を多く見てきました。

まずはこの場所に人が集まるようにする。それを常にベースに起き、その上で「まち」のことを考える、という流れでプロジェクトを進めていきます。

「アキナイ山王亭」とは

Page 9: 大森コレカラカイギ

「アキナイ山王亭」とは

Page 10: 大森コレカラカイギ

プロジェクト1

バラバラのイベント情報を整理します。

Page 11: 大森コレカラカイギ

プロジェクト1 イベント情報サイト「コレカラ」

「アキナイ山王亭」を中心としたこれから大森で行われるイベント情報がわかるサイトを立ち上げます。(4月目標)

※現在サイトも仮で出来ています。

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プロジェクト1 イベント情報サイト「コレカラ」

特徴)cookpadのような、イベントのレシピとなるよう、地域住民で更新するような形(クックパッド)を目指します。

また、高齢者の課題「ITに慣れる」ということをこの場で提供できないかと考えています。

Page 13: 大森コレカラカイギ

プロジェクト2

日曜日、「アキナイ山王亭」を人が集まる場所にします。

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プロジェクト2 食と美と癒しのイベント「コレカラファミリア」

家族で参加できるイベント。2階は美と癒しのエリア、女性が一人で行けるエリア。1階はワークショップ、ITを駆使したものに。外の公園では「BBQ」「流しそーめん」「ピザ」「フォンデュ」などを提供していきます。

Page 15: 大森コレカラカイギ

プロジェクト3

平行して平日も集まれるような

場所にします(おおた高齢者見守りネットワーク連携)

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プロジェクト3 「給食」が食べれる 「アキナイ食堂(仮)」

懐かしい給食。それがみんなで食べれる場所を作ります。

※小学生になる前の給食体験※学童保育所が足りなくてご飯が食べれない人向け

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プロジェクト3 対話が出来る場所 「コレカラカイギ」

定期的(週1 昼夜開催)に「カイギ」を開くことで、参加者を増やしていき、認知させていき、アイディアや参加者を集めていきます。

※アキナイ食堂とも連携します。

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プロジェクト4

平行して土曜日も集まれるような

場所にします(石巻マルシェ連携)

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プロジェクト3 「リトルアキナイ-石巻マルシェver-」

食の宝庫「石巻」の食材を使って、子どもたちが職業体験に加えて食育も出来る場所にします。

実際に本物の食を食べて、食を知って、地域を知って、その上で職業体験が出来るようなイメージです。

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プロジェクト4

まずは1つの大きな目標「祭り」を七夕に開催します。

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プロジェクト4 七夕まつり 「星空パレード(仮)」

「星に願いを」の形で、この場所に関わる人たちの「これから」を星に託すようなイベントにします。(7月第1週)

※ITの技術も駆使したようなことがしたいと思っています。

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その他 やりたいこと

「地域クラウドファンディング」

地域の人たちが地域で頑張りたい人の夢を応援します。演説は公園で、成立すればアキナイ山王亭を会社の場所としていきます。

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その他 やりたいこと

「夏のたまり場」

学校や幼稚園が無い子たちが集まれるような場所。

さらに、そこで夏休みの自由研究などが出来るような場所にする。

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協力体制

・ウィロード山王商店街JR大森駅山王口から徒歩5分にある、ウィロード山王商店街(大森柳本通り商店街) は池上通り沿い環状七号線までの間に約40店舗の専門店が立ち並ぶ歴史ある商店街。

・おおた高齢者見守りネットワーク大田高齢者高齢者が安心して暮らせる街づくりを目的として、地域の医療・福祉・介護の専門職が活動を展開。任意団体で始まったこのモデルが、今では大田区を超えて、日本全国で採用され始めている。

・石巻マルシェ(石巻復興プロジェクト)石巻出身者を中心に、ボランティア、学生、商店街の人びと、近所のみなさま、グルメな方、通りすがりの方々とみんなで作る「石巻のアンテナショップ」。石巻産の商品…水産加工物(缶詰や海苔など)、味噌、お米などの食品から、ダイビングスーツの切れ端で作った小物や、チャリティーグッズなどを販売。夜は東北にまつわるイベントや交流会(石巻のつどい)を開催しています。

Page 25: 大森コレカラカイギ

最後に

3年前の東北大地震の際、僕は都心で仕事をしていました。まだ1歳の子どもを抱えた家族が心配で、でもなかなか連絡もつかず、とても不安でした。それはきっと家に残る、うちの家族も同じことだったと思います。

そんな時、近所のおじさん、おばさんたちが入れ替わりで、自宅を「大丈夫?」と訪れてくれたそうです。この理由はただひとつ、うちの嫁が日頃からコミュニケーションをしていたからです。コミュニケーションと言っても、ただ実家で取れる野菜を配り、それがきっかけで交流していたに過ぎなかったのですが・・・きっと田舎のお父さんはそこまで考えていたのかもしれません。日頃から、地域に顔を出して、出せるものは出しておきなさいと。

つまり、日頃から地域に何かしらを提供(還元)しておくということは、普段はもちろん、有事の際の「自治」にもつながると思います。

それでも、そういう必然性を前に打ち出すことよりも、単に、自分の住んでいる、関わっている「まち」が楽しい。そう思ってもらうことが何よりも大事だし、それを提供できるのであれば、何よりものクリエイティブだと考えています。