【デジタル・ナルシス、あるいは情報偏愛~デジタル社会の人格・アイデンティティ~】(...

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Page 1: 【デジタル・ナルシス、あるいは情報偏愛~デジタル社会の人格・アイデンティティ~】( 『デジタルの際』(聖学院大学出版会) 刊行記念トークイベント)における第4章のテーマ解説

『デジタルの際 ──情報と物質が交 わる現在地点──』第 4章アイデンティティの不確定性──固定化から生成変化へ──

横山 寿世理

Page 2: 【デジタル・ナルシス、あるいは情報偏愛~デジタル社会の人格・アイデンティティ~】( 『デジタルの際』(聖学院大学出版会) 刊行記念トークイベント)における第4章のテーマ解説

ネット世界とオフライン世界

ヴァーチャルな世界とリアルな世界仮想空間と現実オンラインとオフライン

2つの世界を切り分けることが、大切なのか?2世界混同は、私たちを危険に晒すのか?切り分け未然→アイデンティティの危機?

Page 3: 【デジタル・ナルシス、あるいは情報偏愛~デジタル社会の人格・アイデンティティ~】( 『デジタルの際』(聖学院大学出版会) 刊行記念トークイベント)における第4章のテーマ解説

ネットアイデンティティの多様性

ネット上で成立するアイデンティティ アイデンティティの隠蔽と揺り戻し

2ちゃんねるでの「名乗らない」コミュニケーション

SNSでのフォロワー数・フォロー数、友だち数や範囲の広さなど

(粉川一郎  2012)

ネット上に克明に記録される自分の過去

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ネットアイデンティティの多様性

Page 5: 【デジタル・ナルシス、あるいは情報偏愛~デジタル社会の人格・アイデンティティ~】( 『デジタルの際』(聖学院大学出版会) 刊行記念トークイベント)における第4章のテーマ解説

記録され続けるアイデンティティ

黒崎政男 「心身問題」の反転私が電脳社会のメディアに溶け込み堆積する

物質としての身体=アイデンティティ

ネットアイデンティティを形作る情報も、物質性の優位を示す。私たちの意思とは無関係に形成されるアイデンティティ

Page 6: 【デジタル・ナルシス、あるいは情報偏愛~デジタル社会の人格・アイデンティティ~】( 『デジタルの際』(聖学院大学出版会) 刊行記念トークイベント)における第4章のテーマ解説

ネットアイデンティティによるオフラインアイデンティティの管理

Page 7: 【デジタル・ナルシス、あるいは情報偏愛~デジタル社会の人格・アイデンティティ~】( 『デジタルの際』(聖学院大学出版会) 刊行記念トークイベント)における第4章のテーマ解説

身体性の復権?身体を通しての意味こそが、私たちが生きるということ

ラカンのように、他者に見られる存在だと理解してはじめて成立するアイデンティティは、純粋意識ではなく身体である。

ヴァーチャルな世界とリアルな世界との二項対立

Page 8: 【デジタル・ナルシス、あるいは情報偏愛~デジタル社会の人格・アイデンティティ~】( 『デジタルの際』(聖学院大学出版会) 刊行記念トークイベント)における第4章のテーマ解説

ベルクソンの二重化する自我 深層の自我

内面的な感情や意識状態過去・夢

表層的自我現実化した自我現在の行動身体

Page 9: 【デジタル・ナルシス、あるいは情報偏愛~デジタル社会の人格・アイデンティティ~】( 『デジタルの際』(聖学院大学出版会) 刊行記念トークイベント)における第4章のテーマ解説

時間軸

Page 10: 【デジタル・ナルシス、あるいは情報偏愛~デジタル社会の人格・アイデンティティ~】( 『デジタルの際』(聖学院大学出版会) 刊行記念トークイベント)における第4章のテーマ解説

ネットアイデンティティの自由 ネットアイデンティティ

ベルクソンの「深層の自我」どんな意識が現実の行動に結びつくのか、わからない

オフラインアイデンティティベルクソンの「表層的自我」現実のアイデンティティ過去からの解放

二重化

Page 11: 【デジタル・ナルシス、あるいは情報偏愛~デジタル社会の人格・アイデンティティ~】( 『デジタルの際』(聖学院大学出版会) 刊行記念トークイベント)における第4章のテーマ解説

不確定なアイデンティティいま現在のオフライン世界で現実化した私のアイデンティティは、私のアイデンティティであるにも拘わらず、どのようにネット世界に記録されるのかはわからない。どのような情報と結びつくのかわからないからである。同時に、どのようなネットアイデンティティが作り上げられるのかも予想できない。……未来のオフラインアイデンティティは未知のままである。それでも、未知であるということは、ネット世界から自由であるということを示す。当然、知らない間に形成されたネットアイデンティティが、私のオフラインアイデンティティを手助けする可能性もある。……自我は自由であるだけでなく、過去を収縮しながらも過去とは異なった自我となる。生成し続けるアイデンティティ

Page 12: 【デジタル・ナルシス、あるいは情報偏愛~デジタル社会の人格・アイデンティティ~】( 『デジタルの際』(聖学院大学出版会) 刊行記念トークイベント)における第4章のテーマ解説

情報

物質

集合性個別性

(デジタル情報を含む )

ネット上の人格

ネット上の炎上

ラーニング・コモンズ

都市

人格、個人 社会

ⅠⅡ

Ⅲ Ⅳ身体

デジタル情報

ポストヒュ|マン

集合知

(担体 )

拡大ゲ|ムセンタ|

2014/12/26