エコロジーファウンデーション

16
ECOLOGY FOUNDATION 環境にやさしい簡易基礎工法

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NETIS登録の環境にやさしい基礎工法「ピンファウンデーション工法」をはじめ、様々な用途に応じた簡易基礎工法を紹介。

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Page 1: エコロジーファウンデーション

ECOLOGY FOUNDATION環境にやさしい簡易基礎工法

Page 2: エコロジーファウンデーション

当社のピン ファウンデーション工法は、環境にやさしい基礎工法として、各方面よりご好評いただいておりますが、お客様各位より、こういう場所にも使えないか、あるいはこういう構造物に適用できないかというご提案をたくさんいただき、これまでにさまざまな工法を開発してまいりました。これらの工法はすべて人力で施工でき、しかも地盤の掘削が少なく、環境にやさしいという特徴を備えています。これまで開発してきた工法にはそれぞれに工法名が付けられていますが、すべての工法が環境にやさしいことから、その総称を「エコロジーファウンデーション」と名付けました。

今日では、地球温暖化防止、CO2の削減、自然環境の保全等がますます重要な時代になっています。当社では、いままでの簡易基礎工法における多くの経験と実績を生かし、ますます多様化するニーズに応えるために工法の開発を進め、環境にやさしいエコロジー ファウンデーションのさらなる充実を目指していきます。

PIN FOUNDATION

ROCK FOUNDATION

SLEEVE PILE

HEXA PILE

PIPE WALL

Page 3: エコロジーファウンデーション

Contents

木道・デッキ・四阿等の簡易基礎工法

ピン ファウンデーション工法3-6

木道・デッキ・四阿等の岩盤基礎工法

ロック ファウンデーション工法7-8

フェンス・防護柵の簡易基礎工法  

スリーブパイル工法9-10

照明柱・サイン・看板の簡易基礎工法

ヘキサパイル工法11-12

斜面防災・遮水等の簡易土留工法  

パイプウォール工法13-14

ECOLOGY FOUNDATION

Page 4: エコロジーファウンデーション

PIN FOUNDATION

HEXA PILE

ピン ファウンデーション 木道・デッキ・四阿等の簡易基礎工法

在来工法との比較

3 ECOLOGY FOUNDATION

特徴

・軽量なので人力で運搬できる

・重機を必要とせず、ハンディタイプの電動工具だけで施工できる

・地盤の掘削、埋め戻しが不要である

・施工が簡単なので工期短縮ができる

・自然環境にあたえる影響が非常に少ない

従来のコンクリート基礎工法は、地面を大きく掘削し、重機で基礎ブロックを搬入するのが一般的

ですが、このピン ファウンデーション工法は、重機を使用せず、地盤面の大きな掘削もありません。

アプリケーションとしては、重機が搬入できない場所や大切な自然環境を守りたい場所等の基礎に

最適です。また、在来工法では設置できないような軟弱地盤(換算N値 0.5 ~ 2.0)にも対応可能

です。

ピン ファウンデーション工法

構 造 図

施工手順

掘  削  ↓

運  搬  ↓

設  置  ↓

埋め戻し

定着ブロックを置くだけ小さなショベルのみ使用

定着ブロック、打込みピンともに軽量人力で運搬が可能

電動工具でピンを打込むだけ

不要

在来工法

掘  削  ↓

運  搬  ↓

設  置  ↓

埋め戻し

掘削の土量が多いバックホウが必要

コンクリートブロックが重い(□500×H500 ㎜で約 280 ㎏)重機による運搬が必要掘削底面の転圧が必要吊込み用の重機が必要

埋め戻し土量が多いバックホウが必要

※ピン ファウンデーション工法は、国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS) に登録されています。

Page 5: エコロジーファウンデーション

PIN FOUNDATION

HEXA PILE

ピン ファウンデーション工法は、木道・デッキ・四阿等小規模構造物を対象とした簡易基礎工法です。小口径の

スチールピンを地中にある角度をもって打込むことによって構造物の支柱に必要な支持力を持たせる工法です。

日本国内においては、1999 年に初めて施工して以来、今日までに 300 件を超える施工実績があり、環境にやさ

しい基礎工法として各方面より評価をいただいております。

ピン ファウンデーション 木道・デッキ・四阿等の簡易基礎工法

在来工法との比較

3 4ECOLOGY FOUNDATIONECOLOGY FOUNDATION

特徴

・軽量なので人力で運搬できる

・重機を必要とせず、ハンディタイプの電動工具だけで施工できる

・地盤の掘削、埋め戻しが不要である

・施工が簡単なので工期短縮ができる

・自然環境にあたえる影響が非常に少ない

ピン ファウンデーション工法の種類

アプリケーション

従来のコンクリート基礎工法は、地面を大きく掘削し、重機で基礎ブロックを搬入するのが一般的

ですが、このピン ファウンデーション工法は、重機を使用せず、地盤面の大きな掘削もありません。

アプリケーションとしては、重機が搬入できない場所や大切な自然環境を守りたい場所等の基礎に

最適です。また、在来工法では設置できないような軟弱地盤(換算N値 0.5 ~ 2.0)にも対応可能

です。

ピン ファウンデーション工法

構 造 図

施工手順

掘  削  ↓

運  搬  ↓

設  置  ↓

埋め戻し

定着ブロックを置くだけ小さなショベルのみ使用

定着ブロック、打込みピンともに軽量人力で運搬が可能

電動工具でピンを打込むだけ

不要

在来工法

掘  削  ↓

運  搬  ↓

設  置  ↓

埋め戻し

掘削の土量が多いバックホウが必要

コンクリートブロックが重い(□500×H500 ㎜で約 280 ㎏)重機による運搬が必要掘削底面の転圧が必要吊込み用の重機が必要

埋め戻し土量が多いバックホウが必要

ピン ファウンデーション工法には、ピンを2本打込むスピードパイル(SP)形式とピンを4本

打込むダイヤモンドピアー形式の2種類があります。スピードパイル形式は低床の構造物に、ダイ

ヤモンドピアー形式は高床の構造物に適しています。

□重機が進入できない場所

□自然環境を守りたい場所

□貴重な動植物が棲息している場所

□急斜面で通常基礎では設置の難しい場所

□湿地帯で通常基礎では設置の難しい場所

□水の抜けない場所

□砂地で通常基礎では設置の難しい場所

□重要な史跡や大切な樹木のある場所

□地盤の凍結深度が深い場所

□他の基礎工法では難しい場所※各アプリケーションの施工例については次ページにあります。

SP型

DP-S型

DP-M型

DP-L型

【定着金具形状】  上部構造に合わせた特注品【定着金具材質】  SS400(溶融亜鉛メッキ)  SUS304

【本体重量】  22 ㎏【打込みピン】 φ34.0 ㎜×4本【許容耐力】  約 1500 ㎏【材質】    コンクリート製 

【本体重量】  45 ㎏【打込みピン】 φ48.6 ㎜×4本【許容耐力】  約 3000 ㎏【材質】    コンクリート製 

【本体重量】  98 ㎏【打込みピン】 φ60.5 ㎜×4本【許容耐力】  約 5000 ㎏【材質】    コンクリート製 

366mm

335mm

428mm

450mm

273mm

265mm

SP型

DP-S型

DP-M型

DP-L型

【定着金具形状】  上部構造に合わせた特注品【定着金具材質】  SS400(溶融亜鉛メッキ)  SUS304

【本体重量】  22 ㎏【打込みピン】 φ34.0 ㎜×4本【許容耐力】  約 1500 ㎏【材質】    コンクリート製 

【本体重量】  45 ㎏【打込みピン】 φ48.6 ㎜×4本【許容耐力】  約 3000 ㎏【材質】    コンクリート製 

【本体重量】  98 ㎏【打込みピン】 φ60.5 ㎜×4本【許容耐力】  約 5000 ㎏【材質】    コンクリート製 

SPφ34.0 型

SPφ42.7 型

SPφ48.6 型

SPφ60.5 型

打込みピン φ34.0 ㎜×2本許容耐力 約 750 ㎏打込みピン φ42.7 ㎜×2本許容耐力 約 1200 ㎏打込みピン φ48.6 ㎜×2本許容耐力 約 1500 ㎏打込みピン φ60.5 ㎜×2本許容耐力 約 2500 ㎏

366mm

335mm

428mm

450mm

273mm

265mm

Page 6: エコロジーファウンデーション

実績写真 ピン ファウンデーション工法のアプリケーション別施工例

重機が進入できない場所

5 6ECOLOGY FOUNDATIONECOLOGY FOUNDATION

種 類

テトラタイプ

ヘキサタイプ

打込みピンの本数 打込みピンの本数

4本

6本

打込みピンの仕様

φ48.6×3.2t

φ48.6×3.2t

※打込みピンの長さについては、作用する荷重、地質条件により決定します。※荷重の小さいものについては、当社のスリーブパイルで対応できる場合があります。

HEXA PILE照明柱・サイン・看板の基礎工法として、この度、ヘキサパイルを開発いたしました。従来の基礎工法では、現

場でコンクリート基礎を打設するか、または箱抜きされたコンクリートブロックを地中に埋め込むのが一般的で

したが、このヘキサパイルは重機を必要とせず、ハンディタイプの電動工具で打込むだけで施工できます。

実績写真 ピン ファウンデーション工法のアプリケーション別施工例

仕様

5 6ECOLOGY FOUNDATIONECOLOGY FOUNDATION

キャップ

定着金具

打込みピン

種 類

テトラタイプ

ヘキサタイプ

打込みピンの本数 打込みピンの本数

4本

6本

打込みピンの仕様

φ48.6×3.2t

φ48.6×3.2t

※打込みピンの長さについては、作用する荷重、地質条件により決定します。※荷重の小さいものについては、当社のスリーブパイルで対応できる場合があります。

在来工法との比較

施工写真

ヘキサパイル

構 造 図

施工手順

特  徴

在来工法

掘  削

  ↓

設  置

  ↓

埋め戻し

定着金具の部分のみ

ハンディタイプの電動工具で

ピンを打込む

定着金具の部分のみ

掘  削

  ↓

設  置

  ↓

埋め戻し

コンクリート基礎を設置する場所

の掘削

コンクリートの打設、またはプレ

キャストコンクリートの設置

埋め戻し土量が多い

・掘削及び埋め戻しが少量

・軽量なので運搬が容易

・電動工具で簡単に設置できる

・施工が早く工期短縮が可能

・掘削量が少ないので環境にやさしい

・掘削及び埋め戻しが多い

・コンクリートの打設…養生期間が必要

プレキャストコンクリート…重量物なので運搬が大変

・重機が必要である

・施工に時間がかかる

・掘削量が多いので環境を破壊しやすい

① 定着ブロックの据付 ② 定着ブロックの仮固定 ③ ピンの打込み

④ ピンの打込み完了 ⑤ キャップの取付 ⑥ 照明柱を据付け完了

ピン ファウンデーション工法に使用する材料は、定着ブロックと複数のピンだけです。どちらも軽量なので、運搬はすべて人力で行なうことができます。また、施工もハンディタイプの電動工具で可能なので簡単に基礎を設置することができます。

自然環境を守りたい場所通常のコンクリート基礎の場合は、施工現場への進入路を造るため、木を伐採したり、地盤を削ったりして自然破壊が大きくなりますが、ピン ファウンデーション工法では、資材の運搬から基礎設置まですべて人力で可能なので自然破壊を最小限にすることができます。

貴重な動植物が棲息している場所通常の基礎工法では、地盤を掘削し、大きいコンクリート塊を打設しますが、これはその一帯に棲息する動植物に多大な環境変化をもたらします。ピン ファウンデーション工法においては、定着ブロックを介して小口径のスチールピンを打込むだけなので貴重な動植物の生態系を変えてしまうことはありません。

急斜面で通常基礎では設置の難しい場所通常のコンクリート基礎では重量物のため、急斜面地においては滑りの問題が生じやすく、基礎工事が大規模になってしまいますが、ピン ファウンデーション工法の場合は、打込みピンを長くすることにより深い根入れが可能となるので急斜面地でも簡単に有効な基礎をつくることができます。

湿地帯で通常基礎では設置の難しい場所地盤の軟弱な湿地帯や湖沼地においては、従来のコンクリート基礎では対応できないことがありますが、ピン ファウンデーション工法の場合は、ピンの根入れ長さを非常に深くすることができるのでこのような軟弱地盤にも対応することが可能です。また、コンクリート打設の必要がないので地表面に水がある場合でも簡単に施工することができます。

津久井湖城山公園デッキ(神奈川県) 大沼園地(栃木県)

知床五湖遊歩道(北海道) 愛・地球博記念公園(愛知県)

西溜池自然公園(滋賀県) 山形野草園(山形県)

長崎山さくらの里桟道(山梨県) 西海橋公園(長崎県)

柏崎環境共生公園(新潟県) ヨシ沼園地(栃木県)

Page 7: エコロジーファウンデーション

実績写真 ピン ファウンデーション工法のアプリケーション別施工例

水の抜けない場所

5 6ECOLOGY FOUNDATIONECOLOGY FOUNDATION

種 類

テトラタイプ

ヘキサタイプ

打込みピンの本数 打込みピンの本数

4本

6本

打込みピンの仕様

φ48.6×3.2t

φ48.6×3.2t

※打込みピンの長さについては、作用する荷重、地質条件により決定します。※荷重の小さいものについては、当社のスリーブパイルで対応できる場合があります。

HEXA PILE照明柱・サイン・看板の基礎工法として、この度、ヘキサパイルを開発いたしました。従来の基礎工法では、現

場でコンクリート基礎を打設するか、または箱抜きされたコンクリートブロックを地中に埋め込むのが一般的で

したが、このヘキサパイルは重機を必要とせず、ハンディタイプの電動工具で打込むだけで施工できます。

実績写真 ピン ファウンデーション工法のアプリケーション別施工例

仕様

5 6ECOLOGY FOUNDATIONECOLOGY FOUNDATION

キャップ

定着金具

打込みピン

種 類

テトラタイプ

ヘキサタイプ

打込みピンの本数 打込みピンの本数

4本

6本

打込みピンの仕様

φ48.6×3.2t

φ48.6×3.2t

※打込みピンの長さについては、作用する荷重、地質条件により決定します。※荷重の小さいものについては、当社のスリーブパイルで対応できる場合があります。

在来工法との比較

施工写真

ヘキサパイル

構 造 図

施工手順

特  徴

在来工法

掘  削

  ↓

設  置

  ↓

埋め戻し

定着金具の部分のみ

ハンディタイプの電動工具で

ピンを打込む

定着金具の部分のみ

掘  削

  ↓

設  置

  ↓

埋め戻し

コンクリート基礎を設置する場所

の掘削

コンクリートの打設、またはプレ

キャストコンクリートの設置

埋め戻し土量が多い

・掘削及び埋め戻しが少量

・軽量なので運搬が容易

・電動工具で簡単に設置できる

・施工が早く工期短縮が可能

・掘削量が少ないので環境にやさしい

・掘削及び埋め戻しが多い

・コンクリートの打設…養生期間が必要

プレキャストコンクリート…重量物なので運搬が大変

・重機が必要である

・施工に時間がかかる

・掘削量が多いので環境を破壊しやすい

① 定着ブロックの据付 ② 定着ブロックの仮固定 ③ ピンの打込み

④ ピンの打込み完了 ⑤ キャップの取付 ⑥ 照明柱を据付け完了

従来の工法では、湿地帯や湖沼地の水を抜かないと基礎工事ができませんでしたが、ピン ファウンデーション工法ではそのままの状態で潜水夫による水中工事ができます。

砂地で通常基礎では設置の難しい場所通常のコンクリート基礎を設置する場合、地盤面の掘削が必要となりますが、砂地の場合は掘削しても砂が流れ落ちてくるためコンクリート基礎の大きさに比べ、かなり広範囲に掘削する必要が生じてきます。ピン ファウンデーション工法の場合は、定着ブロックを介してピンを打込むだけなので砂地でも非常に簡単に設置できます。

重要な史跡や大切な樹木がある場所ピン ファウンデーション工法は、定着ブロックを介して小口径のピンを打込むだけなので、地盤面の掘削がありません。重要な史跡をできるだけ守りたい場合や大切な樹木の根っこを傷つけたくない場合等には有効な基礎工法です。

地盤の凍結深度が深い場所凍結深度の深い場所では、基礎の根入れを深くする必要があります。通常のコンクリート基礎の場合は、根入れが深いため、地盤面の掘削が非常に大きくなりますが、ピン ファウンデーション工法での場合は打込みピンを長くするだけで容易に対応することができます。

他の基礎工法では難しい場所軟弱地盤のため、基礎工事が大掛かりになる現場や池、運河で水を抜くのに大きな費用がかかる現場あるいは、資材を搬入するのに非常に手間のかかる現場等には軽量でしかも人力で施工できるピン ファウンデーション工法が最適です。ケースによって異なりますが、基礎工事のコストを大幅に削減することも可能です。

浜路橋運河沿い遊歩道(東京都) 大浦池木道(富山県)

石見海浜公園(島根県) 泉南里海公園(大阪府)

毛馬桜之宮公園(大阪府) つるぎ町根系保護木道(徳島県)

根室春国岱原生野鳥公園(北海道) 知床五湖遊歩道(北海道)

碧南臨海公園(愛知県) 要害山四阿(鳥取県)

Page 8: エコロジーファウンデーション

ROCK FOUNDATION

HEXA PILE

ロック ファウンデーション 木道・デッキ・四阿等の岩盤基礎工法

7 ECOLOGY FOUNDATION

地盤の種類による基礎形式

特徴

施工方法

1. 基礎設置位置にセンターピンを打設し、定着金具を取り付けます。

2. 定着金具のスリーブ管をガイドにスタッドピンを岩盤に打込みます。

3. スタッドピンをガイドに電動工具で岩盤を所定の深さまで削孔します。

4. スタッドピン内からグラウドを注入し、ロックボルトを挿入します。

5. 球面ワッシャー、球面ナットでロックボルトを定着します。

ロックファウンデーションでは、鉛直荷重はスタッドピン、水平剪断力・引抜荷重についてはロッ

クボルトで受け持つ構造となっています。

許容耐力は右ページ記載のRF-DPタイプの場合で約 3.0t、RF-SBタイプで約 5.0tです。※ロックボルトは全ネジ構造になっているのでカプラーを使って任意の長さにすることができます。

ロックファウンデーションでは、鉛直荷重はスタッドピン、水平剪断力・引抜荷重についてはロッ

クボルトで受け持つ構造となっています。

許容耐力は右ページ記載のRF-DPタイプの場合で約 3.0t、RF-SBタイプで約 5.0tです。※ロックボルトは全ネジ構造になっているのでカプラーを使って任意の長さにすることができます

ロックボルトの定着手順(RF‐DPタイプ)

・資材搬入、施工ともすべて人力で可能

・現場でのコンクリート打設作業が不要

・作業性がよく、工期が短縮できる

・礫混じり土砂から硬岩までほとんどの 地山に使用可能

ボルト

防錆キャップ

球面ワッシャー

スタッドピン

平ワッシャー

スリーブ管

グラウト

柱脚金具

支  柱

センターピン

球面ナット

ロックボルト

球面ワッシャー

スタッドピン

平ワッシャー

スリーブ管

グラウト

柱脚金具

支  柱

センターピン

・資材搬入、施工ともすべて人力で可能

・現場でのコンクリート打設作業が不要

・作業性がよく、工期が短縮できる

・礫混じり土砂から硬岩までほとんどの 地山に使用可能

球面ナット

ロックボルト

球面ワッシャー

スタッドピン

平ワッシャー

スリーブ管

グラウト

柱脚金具

支  柱

センターピン

岩盤

表土

岩盤

表土

岩盤岩盤

表土表土

岩盤

表土

岩盤

表土

岩盤

表土

岩盤

表土

岩盤岩盤 岩盤岩盤

地盤の種類による

基礎形式

表土層が厚い場合

表土層が少ない場合

表土層がない場合

表土層内の打込みピンで所定の支持力が保たれる場合は従来のピンファウンデーション工

法(PF-DPタイプ)が適しています。

コンクリート製のダイヤモンドピアーを介してスタッドピンを打ち込み、岩盤にロックボ

ルトを定着させるロックファウンデーション工法(RF-DPタイプ)が適しています。

鋼製の定着金具を介してスタッドピンを打ち込み、岩盤にロックボルトを定着させるロッ

クファウンデーション工法(RF-SBタイプ)が適しています。

PF-DP RF-DP RF-SP

引原ダム管理用木道(兵庫県)

引原ダム管理用木道(兵庫県)

那須高原観瀑台(栃木県)

① ② ③ ④

Page 9: エコロジーファウンデーション

PIN FOUNDATION

HEXA PILE

ピン ファウンデーション工法は、環境にやさしい基礎工法として軟弱地盤から硬質地盤に至るまでさまざまな地

盤にご使用いただいておりますが、唯一岩盤だけにはピンが打ち込めず、適用することができませんでした。こ

の問題を解決するため、さまざまな試験研究を重ね、岩盤にも適用できるロックファウンデーション工法を開発

しました。

ピン ファウンデーション 木道・デッキ・四阿等の簡易基礎工法

8ECOLOGY FOUNDATION

施工方法

地盤の種類による基礎形式

1. 基礎設置位置にセンターピンを打設し、定着金具を取り付けます。

2. 定着金具のスリーブ管をガイドにスタッドピンを岩盤に打込みます。

3. スタッドピン孔内の土砂をオーガ、エアーブロー等により除去します。

4. スタッドピンをガイドにロックボルトを岩盤内に所定深さまで削孔します。

5. ロックボルトの中空部からグラウトをポンプで注入し、孔内を充填します。

6. 球面ワッシャー、防錆キャップでロックボルトを定着します。

岩盤

表土

岩盤

表土

岩盤岩盤

表土表土

岩盤

表土

岩盤

表土

岩盤

表土

岩盤

表土

岩盤岩盤 岩盤岩盤

岩盤

表土

岩盤

表土

岩盤岩盤

表土表土

岩盤

表土

岩盤

表土

岩盤

表土

岩盤

表土

岩盤岩盤 岩盤岩盤

表土層が厚い場合

表土層内の打込みピンで所定の支持力が保たれる場合は従来のピンファウンデーション工法(PF-DP)が適しています。

コンクリート製のダイヤモンドピアーを介してスタッドピンを打ち込み、岩盤にロックボルトを定着させるロック ファウンデーション工法(RF-DP)が適しています。

鋼製の定着金具を介してスタッドピンを打ち込み、岩盤にロックボルトを定着させるロック ファウンデーション工法(RF-SB)が適しています。

表土層が少ない場合

表土層がない場合

PF-DP

RF-DP

RF-SB

Page 10: エコロジーファウンデーション

SLEEVE PILEスリーブパイル フェンス・防護柵の簡易基礎工法

仕様

9 ECOLOGY FOUNDATION

タイプ

SP-60 型

SP-90 型

スリーブパイルの仕様

φ89.1 ㎜の鋼管

(溶融亜鉛メッキ)

φ114.3 ㎜の鋼管

(溶融亜鉛メッキ)

適用支柱径

概ねφ60 ㎜以下の

支柱の基礎に適用

概ねφ90 ㎜以下の

支柱の基礎に適用

※スリーブパイルの長さについては、作用する荷重、地質条件により決定します。※これより大きいサイズについては特注品として承りますのでお問い合わせください。

特徴

・軽量である・施工が簡単・工期短縮・地盤の掘削、埋め戻しが不要・環境にやさしい

施工手順                     設置場所:平山城址公園 (東京都)

① 位置出し ② 仮固定 ③ 打込み

④ 手摺柱挿入 ⑤ モルタル充填 ⑥ 完成

Page 11: エコロジーファウンデーション

1500

1200

500

1500

2100

φ114.3

1100

2000

Ø89.1

1250

1100

2000

300

800

SLEEVE PILE

HEXA PILE

スリーブパイル工法は、フェンス・防護柵の基礎工法です。従来の基礎工法では箱抜きされたコンクリートブロッ

クを地中に埋め込むのが一般的でしたが、このスリーブパイルは鋼管先端に特殊加工を施してあるので、ハンディ

タイプの電動工具で打込むだけで施工ができます。

スリーブパイル フェンス・防護柵の簡易基礎工法

仕様

9 10ECOLOGY FOUNDATIONECOLOGY FOUNDATION

タイプ

SP-60 型

SP-90 型

スリーブパイルの仕様

φ89.1 ㎜の鋼管

(溶融亜鉛メッキ)

φ114.3 ㎜の鋼管

(溶融亜鉛メッキ)

適用支柱径

概ねφ60 ㎜以下の

支柱の基礎に適用

概ねφ90 ㎜以下の

支柱の基礎に適用

※スリーブパイルの長さについては、作用する荷重、地質条件により決定します。※これより大きいサイズについては特注品として承りますのでお問い合わせください。

在来工法との比較工法の特徴

スリーブパイルの具体例

スリーブパイル 在来工法

掘  削  ↓運  搬  ↓設  置  ↓埋め戻し

必要なし

鋼製の打込み杭は非常に軽量である

ハンディタイプの電動工具で打込むだけ

不要

掘  削  ↓運  搬  ↓設  置  ↓埋め戻し

コンクリートブロックを設置する場所の掘削

重量物なので重い(重機が必要な場合も多い)

掘削底面の転圧が必要

埋め戻し量が多い

・掘削及び埋め戻しが少量

・軽量なので運搬が容易

・電動工具で簡単に設置できる

・掘削及び埋め戻しが多い

・重量物なので運搬に手間がかかる

・掘削底面の転圧が必要

・基礎の大きさが小さいので目立たない

・地表面の掘削がないので自然環境を壊さない

・大きいコンクリートブロックの上面が目立つ

・地表面の掘削及び埋め戻しが多いので自然環境を壊しやすい

タイプ

SP-60 型

SP-90 型

スリーブパイルの仕様

φ89.1mm の鋼管

φ114.3mm の鋼管

(溶融亜鉛メッキ)

(溶融亜鉛メッキ)

適用支柱径

概ねφ60mm 以下の

支柱の基礎に適用

概ねφ90mm 以下の

支柱の基礎に適用

※スリーブパイルの長さについては、 作用する荷重、 地質条件により決定します。

※これより大きいサイズについては特注品として承りますのでお問い合わせください。

仕様

在来工法との比較

施工手順

スリーブパイルの具体例

スリーブパイルの打込み スリーブパイル設置完了 支柱の建込み モルタル充填

スリーブパイル工法 従来工法

フェンス用の基礎 防護柵用の基礎

支柱建込み後モルタル充填

コンクリートブロック

フェンス・防護柵の基礎工法として、 この度、 スリーブパイルを開発いたしました。

従来の基礎工法では、 箱抜きされたコンクリートブロックを地中に埋め込むのが

一般的でしたが、 このスリーブパイルは鋼管先端に特殊加工を施してあるので

ハンディタイプの電動工具で打込むだけで施工ができます。

□ 軽量である

□ 施工が簡単

□ 工期短縮

□ 地盤の掘削、 埋め戻しが不要

□ 環境にやさしい

1100

2000

300

600

1100

2000

600

φ89.1

□ 施工性

掘削及び埋め戻しが不要

軽量なので運搬が容易

電動工具で簡単に設置できる

□ 景観性

・ 基礎の大きさが小さいので

目立たない

・ 地表面の掘削がないので自然

環境を壊さない

掘  削

必要なし

運  搬

鋼製の打込み杭は

非常に軽量である

設  置

ハンディタイプの

電動工具で打込む

だけ

埋め戻し

不  要

□ 施工性

掘削及び埋め戻しが多い

重量物なので運搬に手間が

□ 景観性

・ 大きいコンクリートブロック

・ 掘削底面の転圧が必要

かかる

の上面が目立つ

・ 地表面の掘削及び埋め戻しが

多いので自然環境を破壊しや

すい

掘  削 運  搬 設  置 埋め戻し

支柱建込み後モルタル充填

スリーブパイル

明確な荷重の条件の規定はなく、一般的には□180×180×L450mm 程度の

コンクリート基礎が用いられている。

□ 地質条件の想定

基礎側面及び底面の地盤はN値 15 程度の砂層とする。

単位体積重量 γ = 1.8t / m = 18KN / m33

受動土圧係数 KP = 4.143

コンクリート基礎の場合

1100

450

180

2000

基礎の大きさ □180×180×L450mm

基礎の重量 約 34kg

施工方法 人力で可能

スリーブパイル工法の場合

基礎の形式 SP-60 型

基礎の長さ L=600mm

基礎の重量 約 3.6kg

施工方法 人力で可能

防護柵の設置基準・同解説に定める P種(水平荷重 390N/m)

□ 地質条件の想定

基礎側面及び底面の地盤はN値 15 程度の砂層とする。

単位体積重量 γ = 1.8t / m = 18KN / m33

受動土圧係数 KP = 4.143

コンクリート基礎の場合

基礎の大きさ □300×300×L600mm

基礎の重量 約 125kg

施工方法 重量物なので重機が

必要

スリーブパイル工法の場合

基礎の形式 SP-60 型

基礎の長さ L=1000mm

基礎の重量 約 6.0kg

施工方法 人力で可能

1100

2000

Ø89.1

1000

コンクリートブロック

を設置する場所の

掘削

重量物なので重い

(重機が必要な

場合も多い)

掘削底面の転圧が

必要

埋め戻し土量が

多い

・軽量である

・施工が簡単

・工期短縮

・地盤の掘削、埋め戻しが不要

・環境にやさしい

基 礎

構 造 図

基 礎

設置手順

施 工 性

景 観 性

支柱建込み後モルタル充填

コンクリートブロック

支柱建込み後モルタル充填

スリーブパイル

防護柵用の基礎

1100

2000

300

600

防護柵の設置基準・同解説に定める P種(水平荷重 390N/m)

□ 地質条件の想定

基礎側面及び底面の地盤はN値 15 程度の砂層とする。

単位体積重量 γ = 1.8t / m = 18KN / m33

受動土圧係数 KP = 4.143

コンクリート基礎の場合

基礎の大きさ □300×300×L600mm

基礎の重量 約 125kg

施工方法 重量物なので重機が

必要

スリーブパイル工法の場合

基礎の形式 SP-60 型

基礎の長さ L=1000mm

基礎の重量 約 6.0kg

施工方法 人力で可能

1100

2000

Ø89.1

1000

防護柵用の基礎

SP-90型SP-60型

防護柵の設置基準・同解説に定める P種(水平荷重 390N/m)

□ 地質条件の想定

基礎側面及び底面の地盤はN値 5程度の粘性土とする。単位体積重量 γ = 1.7t/m3 = 17KN/m3

受動土圧係数 KP = 2.413

コンクリート基礎の場合

基礎の大きさ □300×300×L800mm基礎の重量 約 125kg施工方法 重量物なので重機が必要

スリーブパイル工法の場合

基礎の形式 SP-60 型基礎の長さ L=1250mm基礎の重量 約 8.5kg施工方法 人力で可能

1100

1100

防護柵の設置基準・同解説に定める SP 種(水平荷重 2500N/m)

□ 地質条件の想定

基礎側面及び底面の地盤はN値 5程度の粘性土とする。単位体積重量 γ = 1.7t/m3 = 17KN/m3

受動土圧係数 KP = 2.413

コンクリート基礎の場合

基礎の大きさ □500×500×L1200mm基礎の重量 約 690kg施工方法 重量物なので重機が必要

スリーブパイル工法の場合

基礎の形式 SP-90 型基礎の長さ L=2100mm基礎の重量 約 20.0kg施工方法 人力で可能

1100

2000

Ø89.1

1000

1100

2000

300

600

フェンス用の基礎

1100

2000

600

φ89.1

明確な荷重の条件の規定はなく、一般的には□180×180×L450mm程度のコンクリート基礎が用いられている。

□ 地質条件の想定

基礎側面及び底面の地盤はN値 15 程度の砂層とする。単位体積重量 γ = 1.8t/m3 = 18KN/m3

受動土圧係数 KP = 4.143

コンクリート基礎の場合

1100

450

180

2000

基礎の大きさ □180×180×L450mm基礎の重量 約 34kg施工方法 人力で可能

スリーブパイル工法の場合

基礎の形式 SP-60 型基礎の長さ L=600mm基礎の重量 約 3.6kg施工方法 人力で可能

防護柵用の基礎

防護柵の設置基準・同解説に定める P種(水平荷重 390N/m)

□ 地質条件の想定

基礎側面及び底面の地盤はN値 15 程度の砂層とする。単位体積重量 γ = 1.8t/m3 = 18KN/m3

受動土圧係数 KP = 4.143

コンクリート基礎の場合

基礎の大きさ □300×300×L600mm基礎の重量 約 125kg施工方法 重量物なので重機が必要

スリーブパイル工法の場合

基礎の形式 SP-60 型基礎の長さ L=1000mm基礎の重量 約 6.0kg施工方法 人力で可能

Page 12: エコロジーファウンデーション

HEXA PILE照明柱・サイン・看板の基礎工法として、この度、ヘキサパイルを開発いたしました。従来の基礎工法では、現

場でコンクリート基礎を打設するか、または箱抜きされたコンクリートブロックを地中に埋め込むのが一般的で

したが、このヘキサパイルは重機を必要とせず、ハンディタイプの電動工具で打込むだけで施工できます。

ヘキサパイル 照明柱・サイン・看板の新基礎工法

仕様

11 12ECOLOGY FOUNDATIONECOLOGY FOUNDATION

キャップ

定着金具

打込みピン

種 類

テトラタイプ

ヘキサタイプ

打込みピンの本数 打込みピンの配置

4本

6本

打込みピンの仕様

φ48.6×3.2t

φ48.6×3.2t

※打込みピンの長さについては、作用する荷重、地質条件により決定します。※荷重の小さいものについては、当社のスリーブパイルで対応できる場合があります。

在来工法との比較

施工写真

ヘキサパイル

構 造 図

施工手順

特  徴

在来工法

掘  削

  ↓

設  置

  ↓

埋め戻し

定着金具の部分のみ

ハンディタイプの電動工具で

ピンを打込む

定着金具の部分のみ

掘  削

  ↓

設  置

  ↓

埋め戻し

コンクリート基礎を設置する場所

の掘削

コンクリートの打設、またはプレ

キャストコンクリートの設置

埋め戻し土量が多い

・掘削及び埋め戻しが少量

・軽量なので運搬が容易

・電動工具で簡単に設置できる

・施工が早く工期短縮が可能

・掘削量が少ないので環境にやさしい

・掘削及び埋め戻しが多い

・コンクリートの打設…養生期間が必要

プレキャストコンクリート…重量物なので運搬が大変

・重機が必要である

・施工に時間がかかる

・掘削量が多いので環境を破壊しやすい

① 定着ブロックの据付 ② 定着ブロックの仮固定 ③ ピンの打込み

④ ピンの打込み完了 ⑤ キャップの取付 ⑥ 照明柱を据付け完了

四ツ谷沼ビオト-プ公園(岐阜県)

Page 13: エコロジーファウンデーション

HEXA PILEヘキサパイル工法は照明柱・サイン・看板の基礎工法です。従来の基礎工法では、現場でコンクリート基礎を打

設するか、または箱抜きされたコンクリートブロックを地中に埋め込むのが一般的でしたが、このヘキサパイル

は重機を必要とせず、ハンディタイプの電動工具で打込むだけで施工できます。

ヘキサパイル 照明柱・サイン・看板の新基礎工法

仕様

11 12ECOLOGY FOUNDATIONECOLOGY FOUNDATION

キャップ

定着金具

打込みピン

種 類

テトラタイプ

ヘキサタイプ

打込みピンの本数 打込みピンの本数

4本

6本

打込みピンの仕様

φ48.6×3.2t

φ48.6×3.2t

※打込みピンの長さについては、作用する荷重、地質条件により決定します。※荷重の小さいものについては、当社のスリーブパイルで対応できる場合があります。

在来工法との比較

施工手順                     設置場所:行田工業団地内 (埼玉県)

ヘキサパイル

構 造 図

施工手順

特  徴

在来工法

掘  削

  ↓

設  置

  ↓

埋め戻し

定着金具の部分のみ

ハンディタイプの電動工具で

ピンを打込む

定着金具の部分のみ

掘  削

  ↓

設  置

  ↓

埋め戻し

コンクリート基礎を設置する場所

の掘削

コンクリートの打設、またはプレ

キャストコンクリートの設置

埋め戻し土量が多い

・掘削及び埋め戻しが少量

・軽量なので運搬が容易

・電動工具で簡単に設置できる

・施工が早く工期短縮が可能

・掘削量が少ないので環境にやさしい

・軟弱地盤でも対応可能

・掘削及び埋め戻しが多い

・コンクリートの打設…養生期間が必要

プレキャストコンクリート…重量物なので運搬が大変

・重機が必要である

・施工に時間がかかる

・掘削量が多いので環境を破壊しやすい

① 定着ブロックの据付 ② 定着ブロックの仮固定 ③ ピンの打込み

④ ピンの打込み完了 ⑤ キャップの取付 ⑥ 照明柱を据付け完了

Page 14: エコロジーファウンデーション

PIPE WALL斜面防災・遮水等の簡易土留工法として、この度「パイプウォール工法」を開発いたしました。従来の土留工法では、

重機を用いて矢板を打込むのが一般的でしたが、このパイプウォール工法は、軽量なアルミ矢板を使用すること

により、ハンディタイプの電動工具で打込むだけで施工できます。このアルミ矢板はパイプ形状をしているので

強度が強く、また、材質がアルミ合金であるので耐久性が高く、現地での切断、加工等も簡単にできます。

パイプウォール 斜面防災・遮水等の簡易土留工法

仕様

13 14ECOLOGY FOUNDATIONECOLOGY FOUNDATION

在来工法との比較特徴

施工写真

ヘキサパイル

構 造 図

施工手順

特  徴

在来工法

掘  削

  ↓

設  置

  ↓

埋め戻し

定着金具の部分のみ

ハンディタイプの電動工具で

ピンを打込む

定着金具の部分のみ

掘  削

  ↓

設  置

  ↓

埋め戻し

コンクリート基礎を設置する場所

の掘削

コンクリートの打設、またはプレ

キャストコンクリートの設置

埋め戻し土量が多い

・掘削及び埋め戻しが少量

・軽量なので運搬が容易

・電動工具で簡単に設置できる

・施工が早く工期短縮が可能

・掘削量が少ないので環境にやさしい

・掘削及び埋め戻しが多い

・コンクリートの打設…養生期間が必要

プレキャストコンクリート…重量物なので運搬が大変

・重機が必要である

・施工に時間がかかる

・掘削量が多いので環境を破壊しやすい

① 定着ブロックの据付 ② 定着ブロックの仮固定 ③ ピンの打込み

④ ピンの打込み完了 ⑤ キャップの取付 ⑥ 照明柱を据付け完了

・人力で運搬可能・人力で施工可能・耐久性が高い・現地での切断、加工が容易・環境にやさしい

【材  質】アルミ合金

       (アルマイト処理)

【重  量】2.362 ㎏ /m

【断 面 積】8.748 ㎝2

【断面係数】 Zx= 9.05 ㎝3  

      Zy= 12.19 ㎝3

【断面2次モーメント】

      Ix= 26.244 ㎝4

Iy= 67.68 ㎝4

          

100 100

φ58

Page 15: エコロジーファウンデーション

PIPE WALLパイプウォール工法は斜面防災・遮水等の簡易土留工法です。従来の土留工法では、重機を用いて矢板を打込む

のが一般的でしたが、このパイプウォール工法は、軽量なアルミ矢板を使用することにより、ハンディタイプの

電動工具で打込むだけで施工できます。このアルミ矢板はパイプ形状をしているので強度が強く、また、材質が

アルミ合金であるので耐久性が高く、現地での切断、加工等も簡単にできます。

パイプウォール 斜面防災・遮水等の簡易土留工法

14ECOLOGY FOUNDATION

施工手順                     設置場所:日光国立公園戦場ヶ原 (栃木県)

アプリケーション

アルミ矢板は軽量なので人力で簡単に運搬することができます。

資材運搬ハンディタイプの電動工具で簡単に打込むことができます。

アルミ矢板の打込み必要に応じ、アルミ矢板上部に構造物を取り付けることができます。

横矢板(GRP製)の取付

パイプウォール工法のアプリケーションとしては、重機の搬入できない場所や大切な自然環境を守

りたい場所等の斜面防災、遮水、土留め等に最適です。

法切り斜面の土留め 盛土面の土留め 簡易な斜面防災

簡易な雪崩防止 湿地における簡易遮水 樹木の根張り防止

Page 16: エコロジーファウンデーション

LASCO 株式会社ラスコジャパン本社・工場 〒673-0451 兵庫県三木市別所町近藤190-1             TEL 0794-86-0081 FAX 0794-86-2806東京営業所 〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜3-8-11KDX新横浜381ビル3F TEL 045-534-6814 FAX 045-534-6782

ECOLOGY FOUNDATIONwww.lasco.jp