「ネットワークを作る」ってどういうこと?
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一般社団法人未踏の目的
“一般社団法人未踏(以下Mitou Foundation)は、経済産業省所管の独立行政法人情報処理推進機構(以下IPA)の事業である未踏事業のOB/OGを中心に、創造的人材を多角的に支援し、業界横断的なネットワークをつくることで、ITを中心としたイノベーションを加速することを目的に設立された社団法人です。“
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http://www.mitou.org/
事例:電子工作勉強会@2009年
上田さん(2006下)主催
西尾が電子工作に触れるきっかけになった↓
参加者西尾(2002)大島(2006上)
稲津・中山・上野(2006下)
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未踏OB向けなのでいきなりArduino互換回路を作った
実装方法
以前の発表で5つの構成要素を挙げた。*
ここではそのうちの2つ・小規模で密なコミュニティ・境界をまたぐをおさらいする。
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* 未踏研究会キックオフでの発表:生産性向上ワーキンググループについてhttp://www.slideshare.net/nishio/ss-51288295
ゼロから作る必要はない
既にいくつも存在する
• 未踏同期のコミュニティ
• 「同じPM」コミュニティ
• 「同じ大学出身」コミュニティ
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物によってはあまり「小規模で密」ではない→「同期かつ同じ大学」と掛け合わせで小さく濃くなる
未踏以外に視野を広げると…
• 同じ研究室
• プログラミングシンポジウム *
• セキュリティキャンプ **
• U-22プログラミングコンテスト
• サイボウズラボユース
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* 参加者の約2割が未踏関係者** チューター制度が採択年度の異なる採択者をつなぐ
プロジェクト=一緒に働く場
複数人が共通の目的のために協働する「プロジェクト」もコミュニティの一つの形。
ただ集まるだけよりも密な繋がりができる。
中高生向け未踏説明会、IoT合宿、未踏ジュニア色々なプロジェクトでOBたちが協働している
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イベントは「人が集まる場」であると同時に運営側にとっては「一緒に働く場」である。
小規模で密なコミュニティ
イベントなどでただ集まるだけではなく、
それをきっかけに継続的に連絡を取り合い* 、
協力して何かを成し遂げる。
そんな機会を増やしていきたい。
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* 年1~2回でもいいと思う
情報の仲介で価値を生む立場
境界をまたぐ人は、片方のコミュニティからもう片方のコミュニティに情報を仲介することで周りの人に価値をもたらすことができる立場。
この立場を自覚して、仲介する人が増えると、コミュニティが橋渡しされていく→これをネットワークと呼んでいる
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まとめ
小規模で密いきなり「同期+OB/OG全員と密な関係」は無理なので、小規模でよいから密に。
一緒に居続ける年1~2回でもコミュニケーションの機会があれば、ゆっくりでも関係が深まっていく。
境界をまたぐ複数のコミュニティの仲介は有益な活動
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過去の発表
2015-08-04未踏研究会キックオフ「生産性向上WGについて」
http://www.slideshare.net/nishio/ss-51288295
2015-11-21未踏中間合宿「コミュニティによる生産性向上のすすめ」
http://www.slideshare.net/nishio/ss-55412704
2015-12-13未踏忘年会「創造的人材のための知財LT」
http://www.slideshare.net/nishio/lt-56113139
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過去の発表
2016-01-09プログラミングシンポジウムサイボウズのスポンサーセッションにて。p.9から未踏社団の話(参加者92人中18人が未踏関係者だった)
http://www.slideshare.net/HirokazuNishio/2016-
57037815
2016-04-26「未踏社団でのkintoneの活用」業界横断的グループウェア実験の解説など
http://www.slideshare.net/nishio/kintone-
61372573
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