『易の64卦から、無意識の地図を読む！』 ·...

第十四巻「長期的に、上手な人生を歩むには・・」

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無意識の地図は、ここにある！

『易の６４卦から、無意識の地図を読む！』

【第14巻】長期的に、上手な人生を

歩むには・・

【収録内容】

・四十一「山沢損」

・四十二「風雷益」

・四十三「沢天夬」

-以上3卦の解説



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四十一「山沢損」



11．地天泰 12．天地否

41．山沢損 42．風雷益

兌為沢

火沢睽火水未済



【序卦伝】

「緩くすれば必ず失うところあり。故にこれを受くるに

損をもってす。」

岩波文庫「易経」（下）P.313より抜粋

地天泰天地否

山

沢

風

雷



【彖伝】

「彖に曰く、損は、下を損して上に益し、その道上行

す。損して孚あれば、元吉にして咎なし、貞しくすべ

し、往くところあるに利ろし、曷をかこれ用いん。二簋

もって享すべしとは、二簋もてするはまさに時あるべし

となり。剛を損して柔を益すに時あり。損益盈虚は、時

と偕に行なわる。」

岩波文庫「易経」（下）P.68.69より抜粋

【卦辞】

「損は、孚あれば、元吉にして咎なし。貞しくすべし。

往くところあるに利ろし。曷をかこれ用いん。二簋もっ

て享るべし。」




【象伝】

「象に曰く、山下に沢あるは損なり。君子もって忿り

を懲らし欲を窒ぐ。」


包

卦坤を乾が包んでいる

離

の

似

卦

離為火



四十二「風雷益」



【卦辞】

「益は、往くところあるに利ろし。大川を渉るに利ろ

し。」


【彖伝】

「彖に曰く、益は、上を損して下を益す。民説ぶこと疆

りなし。上より下に下る、その道大いに光かなり。往く

ところあるに利ろしとは、中正にして慶びあるなり。大

川を渉るに利ろしとは、木道すなわち行なわるるなり。

益は動いて巽い、日に進むこと疆りなし。天は施し地は

生じ、その益すこと方なし。およそ益の道は、時と偕に

行なわる。」


【象伝】

「象に曰く、風雷は益なり。君子もって善を見ればす

なわち遷り、過ちあればすなわち改む。」




包

卦坤を乾が包んでいる

離

の

似

卦

天地否



事を巳めて遄かに往けば、咎なし。酌みてこれを損

すべし。

象に曰く、事を巳めて遄かに往くとは、志を合わす

ことを尚ぶなり。

貞しきに利ろし。征けば凶なり。損せずしてこれを

益す。

象に曰く、九二の貞しきに利ろしきは、中もって志

となせばなり。

三人行けば一人を損す。一人行けばその友を得。

象に曰く、一人行く、三なれば疑うなり。

その疾を損す。遄かならしめば喜びあり。咎なし。

象に曰く、その疾を損すとは、また喜ぶべきなり。

あるいはこれを益す。十朋の亀も違う克わず。元吉

なり。

象に曰く、六五の元吉は、上より祐くるなり。

損せずしてこれを益す。咎なし。貞しければ吉な

り。往くところあるに利ろし。臣を得て家なし。

象に曰く、損せずしてこれを益すとは、大いに志を

得るなり。


【初九】

【九二】

【六三】

【六四】

【六五】

【上九】

【山沢損】



もって大作を為すに利ろし。元吉なれば、咎なし。

象に曰く、元吉なれば咎なしとは、下は事を厚くせざる

なり。

あるいはこれを益す。十朋の亀も違う克わず。永貞なれ

ば吉なり。王もって帝に享す。吉なり。

象に曰く、あるいはこれを益すとは、外より来るなり。

これを益すに凶事をもってすれば、咎なし。孚ありて中

行なれば、公に告ぐるに圭を用う。

象に曰く、益すに凶事をもってすとは、固くこれを有す

るなり。

中行なれば公に告げて従わる。もって依ることを為し国

を遷すに利ろし。

象に曰く、公に告げて従わるとは、益さんとするの志あ

るをもってなり。

孚ありて恵心あり。問うことなくして元吉なり。孚あり

て我が徳を恵とす。

象に曰く、孚ありて恵心ありとは、これを問うことなき

なり。我が徳を恵とすとは、大いに志を得るなり。

これを益すことなし。あるいはこれを撃つ。心を立つる

こと恒なし。凶なり。

象に曰く、これを益すことなしとは、偏辞なればなり。

あるいはこれを撃つとは、外より来るなり。


【初九】

【六二】

【六三】

【六四】

【九五】

【上九】

【風雷益】



四十三「沢天夬」



天

沢

沢天夬

大沢

沢



坤為地地雷復地沢臨

地天泰雷天大壮沢天夬乾為天



【卦辞】

「夬は、王庭に揚ぐ。孚あって号び、厲きことあり。告

ぐること邑よりす。戎に即くに利ろしからず。往くとこ

ろあるに利ろし。」


【彖伝】

「彖に曰く、夬は、決なり。剛の柔を決するなり。健に

して説び、決して和す。王庭に揚ぐとは、柔五剛に乗れ

ばなり。孚ありて号び、厲きことありとは、それ危ぶむ

ときはすなわち光いなるなり。告ぐること邑よりす、戎

に即くに利ろしからずとは、尚ぶところすなわち窮まる

なり。往くところあるに利ろしとは、剛長ずればすなわ

ち終ればなり。」


【象伝】

「象に曰く、沢の天に上るは夬なり。君子もって禄を施

して下に及ぼし、徳に居ることはすなわち忌む。」




趾を前むるに壮んなり。往きて勝たざるを咎とな

す。象に曰く、勝たずして往くは、咎なり。

愓れて号ぶ。莫夜に戎あれども恤うるなかれ。象に曰く、戎あれども恤うるなかれとは、中道を得

ればなり。

つらぼねに壮んなり。凶あり。君子は夬るべきを夬

る。独行して雨に遇い濡るるがごとくにして慍ら

るることあれども、咎なし。

象曰く、君子は夬るべきを夬るとは、終に咎なきな

り。

臀に膚なし。その行くこと次且たり。羊を牽けば悔

亡ぶ。言を聞くも信ぜず。象に曰く、その行くこと次且たりとは、位当らざれ

ばなり。言を聞くも信ぜずとは、聡、明らかならざ

ればなり。

莧陸なり。夬るべきを夬る。中行なれば咎なし。象に曰く、中行なれば咎なしとは、中いまだ光いな

らざるなり。

号ぶことなかれ。終に凶あり。象に曰く、号ぶことなきの凶とは、終に長かるべか

らざるなり。


【初九】

【九二】

【九三】

【九四】

【九五】

【上六】



おことわり

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出展

岩波文庫「易経（上）」高田真治・後藤基巳訳

岩波文庫「易経（下）」高田真治・後藤基巳訳

【制作】

株式会社ビジネスサポートあうん

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