7 続...
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1)短辺40と長辺200の交点 を 求めます。2)次に、交点 を通る線 を 求め、斜線 との交点 を 求めます。 その の値が相当直径で、 この場合90になります。
2 矩形ダクトから円形ダクトへの換算
■直管相当長と風量から機種を選定する場合 下記の条件で機種選定する場合 必要換気風量 : 120〔m3/h〕 ダクト系 : 図12-5(60Hzの時)
■図12-4の使い方例) 40×200の矩形ダクトは直径90の円形ダクトに相当します。
3 ダクト局部の圧力損失1)局部損失係数(局部抵抗係数ともいう)ダクトの曲管部や断面変化部分では、渦流などにより直管部分とは異なった性質の損失がある。これら直管部以外の圧力損失は次の式で表される。
ただし : 局部損失係数 V : 風速…………………………………………………〔m/s〕 ※合流部を除いて局部上流側の風速です。 ρ : 空気の密度〔kg/m3〕=353/(273+T)≒1.2kg/m3
T : 空気の温度〔℃〕 Pv : 動圧…………………………………………………〔Pa〕
2)ダクト局部の圧力損失計算例)下図のようなダクトの曲がりの場合
円形断面丸曲がり
〔条件〕 -=1.5 V=5.0〔m/s〕
表12-1より =0.15
Pv=--=----
Pv=15〔Pa〕以上より ΔP= (局部損失係数)×Pv(動圧) =0.15×15〔Pa〕=2.25〔Pa〕表12-1の右欄は、この局部の圧力損失がダクト径に換算するとどれだけになるかを表した値である。(λ : 亜鉛メッキ鋼管使用の場合)
〈0.02とした〉 ℓe=--d
e : 局部抵抗の直管相当長…〔m〕 d : 直管直径…〔m〕 : 局部損失係数 λ : ダクト摩擦抵抗係数
Rd
1.2×52
2
λ
No.
1
2
3
名 称
円形断面丸曲がり
円形断面角曲がり
長 方 形 断 面丸 曲 が り
H / W
0.5
1
R / d0.50.751.01.52.0
0.5
0.75
1.0
1.5
0.5
0.75
1.0
1.5
損失係数
0.710.330.220.150.13
1.2
1.30
0.52
0.25
0.20
1.20
0.44
0.21
0.17
亜鉛メッキ鋼管相当長さ35.5d16.5d11.0d7.5d6.5d
60.0d
65.0d
26.0d
12.5d
10.0d
60.0d
22.0d
10.5d
8.5d
形状図
表12-1
簡略法による計算
(λ=0.02の亜鉛メッキ鋼管使用の場合)
表12-2
表12-3
●ダクト系の各部材の抵抗を直管の長さに換算するには表12-2を用います。
●機種選定をします。直管相当長 : 17〔m〕、風量120〔m3/h〕の能力を満たす機種を選択する場合。17〔m〕のパイプ抵抗曲線と静圧-風量
特性曲線の交点 から垂線を降ろした
点 が120〔m3/h〕以上である機種を選
択すればよい。
種 類
ステンレス製
(深形ガラリ付)
ステンレス製
(深形防虫網付)
ステンレス製
(深形FD付)
ステンレス製
(深形FD付)
ステンレス製
(丸形)
品 番
FY-MFX043
FY-MFX063
FY-MGX043
FY-MGX063
FY-MFXA043
FY-MFXA063
FY-MGXA043
FY-MGXA063
FY-MCX042
FY-MCX062
ダクト直径
φ100mm
φ150mm
φ100mm
φ150mm
φ100mm
φ150mm
φ100mm
φ150mm
φ100mm
φ150mm
直管相当長
7m
14m
8m
20m
12m
17m
13m
22m
8m
13m
種 類
ステンレス製
ステンレス製
(防虫網付)
ステンレス製
(防火ダンパー付)
アルミ製
(R/d=1.0)
品 番
FY-VCX042
FY-VCX062
FY-VNX042
FY-VNX062
FY-VCXA043BL
FY-VCXA063BL
FY-VCA042
FY-VCA062
エルボ
直管相当長
2m
4m
5m
7m
8m
7m
2m
3m
2m
2m
ダクト直径
φ100mm
φ150mm
φ100mm
φ150mm
φ100mm
φ150mm
φ100mm
φ150mm
φ100mm
φ150mm
天井埋込形換気扇
ダクト径 : φ100mm材質 : 亜鉛メッキ鋼管
(λ=0.02)
0.5m0.5m 5m 7m FY-MFX043
d
R
d
RH
W
d
R
V
長
辺
短 辺
200
40
90De
D
C
B
A
配管部分
合計
直管相当長さ(パイプ径100mm)0.5m2m0.5m2m5m7m17m
A
A
C D
D
B
(例題)
図12-5
ベントキャップパイプフード
A
B
条 件
■静圧-風量特性曲線50Hz60Hz
25 20
15m
10m
5m
A
100
50
0
(Pa)
50 100 B 150 200風量(m3/h)
パイプ抵抗曲線
10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 200300
200
1009080
70
60
50
40
30
20
1010 20 30 40 50 60 70 80 90 100 200
300
200
100 90 80
70
60
50
40
30
20
10
長
辺
短 辺 図12-4
220
De等価直径
1901801701601501401301201101009590858075706560
55
50
45
40383634323028262422201918171615141312
200
ΔP(Pa)= ×--= ・Pv
ℓ
ρV22
ρV2
2
設計資料編
続 ダクト換気による圧力損失計算7
19m
17m
637
21資料編21
設計資料編 ⑦ダクト換気による圧力損失計算
637