7. iheを用いた情報システム導入時の注意点放射線...

川口修川口修（慶應義塾大学医学部放射線科）（慶應義塾大学医学部放射線科）

日本日本IHEIHE協会協会放射線治療企画・技術委員会放射線治療企画・技術委員会

第第2323回回 IHEIHEワークショップワークショップ in in 京都京都

7.7. IHEIHEを用いた情報システム導入時を用いた情報システム導入時

の注意点の注意点

放射線治療分野から見た放射線治療分野から見たIHEIHE活動活動

２０１０．８．２８ 1第23回 IHEワークショップ in 京都

放射線治療における機器連携放射線治療における機器連携

なぜ、機器連携が必要になったかなぜ、機器連携が必要になったか

なぜ、標準化が必要になったかなぜ、標準化が必要になったか

標準化はどこまで進んでいるか標準化はどこまで進んでいるか

2２０１０．８．２８第23回 IHEワークショップ in 京都

放射線治療関係機器関連図放射線治療関係機器関連図

ＯISＯＰ

TDS

放射線治療部門放射線治療部門システムシステム

（治療（治療RISRIS））

TPSContourerG.PlannerD.Planner

Archive

病院情報システム病院情報システム

電子カルテ電子カルテ

(HIS)(HIS)

放射線治療計画放射線治療計画システムシステム

（（TPSTPS））放射線治療機器放射線治療機器リニアック等リニアック等

（（TDSTDS））3２０１０．８．２８第23回 IHEワークショップ in 京都

放射線治療関係機器関連図（昔）放射線治療関係機器関連図（昔）

TDS放射線治療機器放射線治療機器リニアック等リニアック等

（（TDSTDS））

リニアックに照射野とリニアックに照射野とMUMUを入力し、照射する。を入力し、照射する。

リニアックは誰に照射しているかを知らないリニアックは誰に照射しているかを知らない


放射線治療関係機器関連図（最近）放射線治療関係機器関連図（最近）

ＯIS

TDS


照合システム照合システム

照射予定管理照射予定管理


Archive



（（TDSTDS））TPSから、照射パラメータが送られる 5

放射線治療関係機器関連図放射線治療関係機器関連図

ＯISＯＰ

TDS




Archive



（（HISHIS））



（（TDSTDS））HISの患者基本情報を治療関連機器でも使えるようになった

新しい治療計画、照射法、照合法新しい治療計画、照射法、照合法

CTCTを用いた３次元治療計画を用いた３次元治療計画

EPIDEPIDによるによる22次元画像での位置照合次元画像での位置照合

KVKV、、MVMVコーンビームコーンビームCTCTを用いたを用いた33次元位置照合次元位置照合

呼吸同期定位照射呼吸同期定位照射

IMRTIMRTTomotherapyTomotherapyややRobotic radiotherapyRobotic radiotherapy

新しい手法の登場で機器連携は不可欠となった新しい手法の登場で機器連携は不可欠となった7２０１０．８．２８第23回 IHEワークショップ in 京都

埼玉医大国際医療センターの例埼玉医大国際医療センターの例

照合システムは日本語不可、照合システムは日本語不可、HISHISと接続困難と接続困難

ＯISＯＰ

治療治療RISRIS予定管理、実施予定管理、実施

横河電機横河電機 TheraRISTheraRIS


Archive


電子カルテ電子カルテ富士通富士通 HOPE/EGMAINHOPE/EGMAIN--EXEX


VarianVarian ECLIPSEECLIPSECMSCMS XioXioBRAINLABBRAINLAB iPlaniPlanACCURAYACCURAY MulliPlanMulliPlan

放射線治療機器放射線治療機器リニアック等リニアック等

VarianVarian Trilogy,Trilogy, iXiXACCURAYACCURAY CyberKnifeCyberKnife

照合、予定管理照合、予定管理Varian ARIAVarian ARIA



ＯISＯＰ




Archive







照射スケジュール



照射スケジュールは治療照射スケジュールは治療RISRISで入力、作成するで入力、作成する



ＯISＯＰ




Archive










三重にコピーされる。変更時も同様にコピーされる三重にコピーされる。変更時も同様にコピーされる


ＯISＯＰ




Archive








複数ベンダがかかわっている。複数ベンダがかかわっている。

情報連携における責任分担情報連携における責任分担ベンダが増えたり、変わった時、ベンダが増えたり、変わった時、接続法をもう一度検討が必要接続法をもう一度検討が必要

TPS

TDS

ＯISＯＰ

治療RIS

HIS

照合システム

接続責任HIS-治療RIS 治療RIS

治療RIS－照合システム/TDS

治療RIS

TPS－照合システム/TDS

TPS

TPS－治療RIS TPS、治療RIS

標準規格があれば新たな開発は不要なはず


標準的な方法を用いる利点標準的な方法を用いる利点導入時導入時

打ち合わせや仕様書の作成が容易になる打ち合わせや仕様書の作成が容易になる

カスタマイズの手間、費用が削減されるカスタマイズの手間、費用が削減される

マルチベンダ接続によりシステム構成の選択肢が増えるマルチベンダ接続によりシステム構成の選択肢が増える

運用時運用時

データ入力の二度手間がなくなるデータ入力の二度手間がなくなる

理想的なワークフローで効率的な運用ができる理想的なワークフローで効率的な運用ができる

更新時、追加時更新時、追加時

一部を別ベンダの製品と置き換えが可能一部を別ベンダの製品と置き換えが可能

カスタマイズしていないのでバージョンアップがスムーズカスタマイズしていないのでバージョンアップがスムーズ日本日本IHEIHE協会「医療情報の統合化へ向けて」より一部改変協会「医療情報の統合化へ向けて」より一部改変

２０１０．８．２８

現在のDICOM-RT使用例

放射線治療計画装置

DICOM

独自プロトコル

CT

治療計画装置と照射装置が同一メーカの場合

15放射線治療装置

現在のDICOM-RT使用例

放射線治療計画装置

DICOM

CT

データ形式変換

治療計画装置と照射装置が異なるメーカの場合

放射線治療装置16

装置更新時の過去データの利用

RTP

RT-Plan

治療装置

治療計画CT

•治療計画装置を中心に標準化（DICOM-RT)が進んでいる

•治療装置も標準化に向かっている

装置更新時の過去データの利用

RT-Plan

旧治療装置

治療計画CT

RT-Plan 新治療装置

•治療計画装置を中心に標準化（DICOM-RT)が進んでいる

•治療装置も標準化に向かっている

標準規格を用いた交通整理IHE-RO による提案

CT1 CT2

RTP1

RTP2 治療装置2

治療装置1保管装置Archive

Ａｒｃｈｉｖｅを中心にデータを授受、混在も更新時も問題なく、永続的にデータ利用が可能

次期システム

今もつながる、ずっとつながる今もつながる、ずっとつながる

現行システム

更新

継続利用

20２０１０．８．２８

IHEIHE：標準規格の利用法の提案：標準規格の利用法の提案

１．IHEは、標準規格の利用法の提案をする

（標準規格の策定は行わない）

２．全体の業務中から、まとまりを切り分けて、

業務シナリオ業務シナリオとし、情報を授受する機器、形式、

タイミング等の詳細を定義する

３．利用者は、自施設にあう業務シナリオを選んで導入する

４．ベンダは、はっきり詳細まで、方法が示されているので、あいまいさなくシステムを作れる


IHEIHEは既存の機器にとらわれないは既存の機器にとらわれない

ＯISＯＰ

TDS

MＰVTMS




Archive



（（HISHIS））



（（TDSTDS））23２０１０．８．２８第23回 IHEワークショップ in 京都

概念的な機能単位概念的な機能単位（アクタ）で考える（アクタ）で考える

ＯISＯＰ

TDS

MPVTMS


Archive

アクタ間の通信（トランザクション）がどんな順序で、どんなデータ形式でやり取りされるか定義する

IHEIHE--RORO関連業務シナリオ関連業務シナリオIHE-RO Integration Profile

完結した業務シナリオ

A)Normal Treatment Planning-SimpleB)Multimodality Registration for Radiation

OncologyC)Radiotherapy Treatment WorkFlowD)日本提案：パブリックコメント受付中

Enterprise Schedule Integration Profile25２０１０．８．２８第23回 IHEワークショップ in 京都

放射線治療計画情報連携放射線治療計画情報連携

Technical Framework 1,2Technical Framework 1,2

放射線治療計画ワークフロー放射線治療計画ワークフロー（（NTPLNTPL--SS））

ＯISＯＰ

TDS

MPVTMS


Archive

RT Object

照射情報の連携照射情報の連携

DICOMDICOM--RTRTsupplement 74supplement 74

日々の照射データフロー（RTWF）

ＯISＯＰ

TDS

MPVTMS


ArchiveUPS

RT machineverificationRT plan...

treatmentreport

放射線治療スケジュールワークフロー放射線治療スケジュールワークフロー（（ESIESI））

RT plan...

treatmentreport

UPSRT machineverification

TDS

RT Object

MPV

スケジュール情報の連携スケジュール情報の連携 ESIESI


Archive

ＯＰ

TMSHL－７

３つの統合プロファイルと３つの統合プロファイルとESIESIまとめまとめ

supp.74

RT plan...

treatmentreport

UPSRT machineverification

TDS

IHE-RO TF1,2

RT Object

MPV


Archive

ＯＰ

TMS

ESI

HL－７

ＯIS

放射線治療の様々な場面放射線治療の様々な場面

患者診察、治療サマリ作成

治療後経過観察

日々の照射、位置照合

照射スケジュール生成、変更

放射線治療計画

患者基本情報変更

複数システムへのシングルサインオン

複数システム診察中の患者の同時変更

まとめまとめ

照射法が高度になり機器連携が必要照射法が高度になり機器連携が必要

標準化することで導入も更新も容易、標準化することで導入も更新も容易、

治療データも永続的に利用可能治療データも永続的に利用可能

IHEIHEの業務シナリオを検討し、自施設の業務シナリオを検討し、自施設

に合うものから段階的に導入できるに合うものから段階的に導入できる


ご清聴ありがとうございましたご清聴ありがとうございました

委員になって参加してください、個人参加歓迎委員になって参加してください、個人参加歓迎

新システムに更新時、新システムに更新時、IHEIHE--RORO準拠をご検討く準拠をご検討く

ださいださい

パブコメ寄せてください。日本語で、自由にパブコメ寄せてください。日本語で、自由にコメント対象文書：コメント対象文書：HISHISと治療と治療RISRISのスケジュール連携のスケジュール連携

IHEIHE--J_RO_TF_Volume_1_Supplement_for_Enterprise_Schedule_Integration_J_RO_TF_Volume_1_Supplement_for_Enterprise_Schedule_Integration_v0.1b.pdfv0.1b.pdfIHEIHE--J_RO_Volume_2_Supplement_EnterpriseIntegrationScheduling_v0_7_jkJ_RO_Volume_2_Supplement_EnterpriseIntegrationScheduling_v0_7_jk_jw_b.pdf_jw_b.pdf日本日本 http://ihehttp://ihe--j.org/comments/radiationj.org/comments/radiation--oncology/index.htmloncology/index.htmlinternational international

http://wiki.ihe.net/index.php?title=Frameworks#IHE_Radiation_Onchttp://wiki.ihe.net/index.php?title=Frameworks#IHE_Radiation_Oncology_Technical_Fology_Technical_Frameworkramework


7. iheを用いた情報システム導入時 の注意点 放射線...

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7. iheを用いた情報システム導入時の注意点放射線...