③　TR-ANALZER-ADPの制作　 （トランジスタ用カーブトレーサ）

２０１3-0330-A　　JA１WBY

「まずは構想を・・・」PIC24FJ64GA004の機能拡張のアダプタとしてトランジスタ用のカーブトレーサ用のアダプタを製作いたしました。大人のおもちゃにぴったりのスタンドアロンの製作です。チョットの実用性ともちろん持つ喜びを味わうことができます。（しかもオンリーONE？）　1）完成したプリント板（組立例）

2）組み合わせての使用例（CPU部分とトランジスタのカーブトレーサアダプタの組み合わせ）（CPU部分とカーブトレーサアダプタはフラットケーブル30Pで接続）

JA1WBY-TR-ANALZER-ADP-Book-2 1

3）　　　　部　品　表2013-0305　　JA1WBY

部　品　名 部　品　定　格 個　数 価格（円） 備　考IC1 NJM5532 1 75 I-2487IC2 NJM5532 1 75 I-2487TR1 2SC3709A 1TR1 2SA1451A 1LED1 5mm LED 1 10

1mA-SW （1-2接点切替スイッチ） SS12D01G4(取付注意) 1 25 P-273610mA-SW （1-2接点切替スイッチ） SS12D01G4(取付注意) 1 25 P-2736ib1-SW（1-2接点切替スイッチ） SS12D01G4(取付注意) 1 25 P-2736ib2-SW（1-2接点切替スイッチ） SS12D01G4(取付注意) 1 25 P-2736ib3-SW（1-2接点切替スイッチ） SS12D01G4(取付注意) 1 25 P-2736ib4-SW（1-2接点切替スイッチ） SS12D01G4(取付注意) 1 25 P-2736ib5-SW（1-2接点切替スイッチ） SS12D01G4(取付注意) 1 25 P-2736RC9-SW（1-2接点切替スイッチ） SS12D01G4(取付注意) 1 25 P-2736S1（2-6P トグルスイッチ） 基板用トグルスイッチ６Ｐ 1 100 P-301S2（2-6P トグルスイッチ） 基板用トグルスイッチ６Ｐ 1 100 P-301CN1 Pinheader 2x20 1 50 　100uA,SW1,10,100,1K Pinheader 1x50を適宜使用する 1 50TRX1 or TRX2　被測定物用 Pinheader ソケット1x3 （等） 1 10 排他利用RST　（リスタート用　押し釦スイッチ） SKRGALD010 1 15 千石プリント配線基板(TR-ANALZER-ADP) 特注品（自作） 1 500RV1 5K-B　半固定VR 1 50RV2 50K-B　半固定VR 1 100 GF063P1KB503R1,R3,R4,R17,R18 1KΩ 1/6W 5 5R2 47KΩ 1/6W 1 1 R5,R6 3.3KΩ 1/6W 2 2R7,R8 10Ω 1/6W 2 2R9,R12 10Ω 1/4W 2 2R10,R13 100Ω 1/4W 2 2R11 1KΩ 1/4W 1 1 R14 330Ω 1/6W 1 1R15,R16 20KΩ 1/6W 2 2R19 10KΩ 1/6W 1 1R20,R21 360Ω 1/6W 2 2R22 33Ω 1/6W 1 1R23 47Ω 1/6W 1 1R24 6.2KΩ 1/6W 1 1R25 470KΩ 1/6W 1 1R26 180KΩ 1/6W 1 1R27 82KΩ 1/6W 1 1R28 33KΩ 1/6W 1 1R29 4.3KΩ 1/6W 1 1R30 0Ω 1/6W 1 1R31 180KΩ 1/6W 1 1R32 20KΩ 1/6W 1 1R32,R33,R34 10KΩ Tip R 3 30C1,C3 10uF～33uF 16V 3 30 小型品を推奨C2,C4,C6,C7,C8 0.1uF 50V tipcon 5 50 チップコンC5 0.1uF 50V Film 1 10D1,D2 1S1588 2 20放熱器 適宜 2 200 合　計 1707 注）部品は袋売りの物はその個数分の1になっています。(敬称略) 注）部品相違の時は基板（現物）図が優先になります。 注）SS12D01G4(取付に注意)基板から1mm浮かすこと。

JA1WBY-TR-ANALZER-ADP-Book-2 2

4）　　改　造　図

今回のプリント配線基板にはミスがありまして下記の様な改造が必要です。

4-A）　部品面の改造位置CUT-1（パターンカット　1ｶ所）

4-B　裏の半田面の改造方法CUT-2、CUT-3（パターンカット　2ｶ所）（ストラップ1本、抵抗追加2本）

改造写真

JA1WBY-TR-ANALZER-ADP-Book-2 3

5　部品実装図　と　測定方法（小電流用）

1）下図は小電流（２SC1815）のトランジスタを測定する時のSW類の設定です。（S1,S2のSWの切替は電源OFFの時に切り替えること）

1）S1,S2はNPN側（同時）に同じ方向に切り替、TRXに被測定用TRを。　　小電流での測定（IC＝　MAX30mA）1）ib1,+,RV2で電流を調整する。（ib=20uA）--＞電源＝ON2）ib2,+,RV2で電流を調整する。（ib=40uA）-->リスタートSW=ON（再描画）　3）ib3,+,RV2で電流を調整する。（ib=60uA）-->リスタートSW=ON（再描画）4）ib3,+,RV2で電流を調整する。（ib=80uA）-->リスタートSW=ON（再描画）5）ib3,+,RV2で電流を調整する。（ib=100uA）-->リスタートSW=ON（再描画）(注意）現在はR25～R29の抵抗値を修正しましたのでib1～ib5のSWだけで測定可能です。

2）PNP（２SA1015）タイプの時の測定方法1）S1,S2のSWをPNP側に切り替える。2）iBモニター電流計の+-端子を逆に入れ替える。あとは２SCタイプと同じ操作方法で良い。

注意）最初からの再測定について電源OFF　再＝ON　はOFFの時間は60秒位以上あけること。RESET釦＝ON　は　押してる時間は10～60秒位維持すこと。（うまく行かなかった時は再RESET釦＝ON　で（チョン）良い）

測定例（２SC1815-GL） 測定例（２SA1015-Y）

JA1WBY-TR-ANALZER-ADP-Book-2 4

5　部品実装図　と　測定方法（中電流時）

1）下図は中電流（２SC3421）のトランジスタを測定する時のSW類の設定です。（S1,S2のSWの切替は電源OFFの時に切り替えること）

中電流での測定（IC＝　MAX300mA）今回のこの電源では上限まではTEST出来ない。SW1=300mAに。抵抗を10Ωに。1mA＝SW　ON=上。（上図を参照）1）ib1,+,RV2で電流を調整する。（ib=200uA）--＞電源再＝ON2）ib2,+,RV2で電流を調整する。（ib=400uA）-->リスタートSW=ON（再描画）3）ib3,+,RV2で電流を調整する。（ib=600uA）-->リスタートSW=ON（再描画）4）ib4,+,RV2で電流を調整する。（ib=800uA）-->リスタートSW=ON（再描画）5）ib5,+,RV2で電流を調整する。（ib=1mA）-->リスタートSW=ON（再描画）(注意1）現在はR25～R29の抵抗値を修正しましたのでib1～ib5のSWだけで測定可能です。(注意2）この基板では電源の関係（DC-DCの規格の為）で200mA以上の測定は出来ません。(注意3）中電流での測定時には被測定TRの放熱を考慮すること。

注意2）の測定画面（参考）下の画面は電源容量不足でNG。 下の画面はib=800uAまでOKの時　　

　　　　　

JA1WBY-TR-ANALZER-ADP-Book-2 5

6）　回　路　図　（参考） ±の電源はCPU基板に搭載のDC-DC電源に依存いたします。（今回は±15V）

JA1WBY-TR-ANALZER-ADP-Book-26

7）参考。CPU基板の図面PIC24FJ64GA004基板の実装図と端子名称（機能割り当て）

JA1WBY-TR-ANALZER-ADP-Book-2 7/7