aaf2011 プレスリリース

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PRESS RELEASE 1 アサヒ・アート・フェスティバル 2011(AAF2011)記者発表会のお知らせ 日時: 6月18日(土)17:30~19:00 (開場:17:00) 会場: アサヒ・アートスクエア(東京都墨田区吾妻橋1-23-1 スーパードライホール4F) AAF2011 のプレゼンテーションの後、AAF参加団体の宮城県南三陸町、AAFネットワーク団体の福島県 いわき市の皆様にもご登壇いただきます。 アサヒ・アート・フェスティバル 2011 アートツーリズムでいこう www.asahi-artfes.net ◎ 南三陸・きりこワークショップ 記者発表会前 15:00-17:00 会場:アサヒビール本社ロビー(東京都墨田区吾妻橋1-23-1) 南三陸町への応援の気持ちをかたちにする「支援きりこ」やそれぞれの思い出や宝を 切り抜く「わたしたちのきりこ」をつくり、南三陸町の皆さんへお届けするワーク ショップを行います。 ◎ AAF10周年記念「大東北パーティ」 記者発表会終了後 19:15~21:15 全国各地の参加プロジェクトの担当者が一堂に会し、AAF2011 の開幕を祝います。 福島県いわき市のみなさまによる「じゃんがら念仏踊り」も披露されます。会場で は、かれいざわカレー(青森)、せんべい汁(八戸)や、南三陸町の貴重な蛸も振る 舞われます。東北の美味しいもの、多彩なドリンクやフードをご用意しています。皆 様のご参加を心よりお待ちしています。 開催概要 名称: アサヒ・アート・フェスティバル2011 開催期間: 2011年6月18日(土)~9月11日(日) 開催場所: アサヒビール本社周辺と全国各地 主催: アサヒ・アート・フェスティバル実行委員会 特別協賛: アサヒビール株式会社  助成: 財団法人アサヒビール芸術文化財団 キャッチコピー:アートツーリズムでいこう 問い合わせ先 アサヒ・アート・フェスティバル実行委員会 事務局 〒160-0017 東京都新宿区左門町14番地 TH左門町ビル201 P3 内 Tel: 03-3353-6866 Fax: 03-3353-6971  E-mail: [email protected] (2011年6月13日版)

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アサヒ・アート・フェスティバル 2011 6/13 プレスリリース

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Page 1: AAF2011 プレスリリース

PRESS RELEASE

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アサヒ・アート・フェスティバル 2011(AAF2011)記者発表会のお知らせ

日時: 6月18日(土)17:30~19:00 (開場:17:00) 会場: アサヒ・アートスクエア(東京都墨田区吾妻橋1-23-1 スーパードライホール4F)

AAF2011 のプレゼンテーションの後、AAF参加団体の宮城県南三陸町、AAFネットワーク団体の福島県いわき市の皆様にもご登壇いただきます。

アサヒ・アート・フェスティバル 2011アートツーリズムでいこうwww.asahi-artfes.net

◎ 南三陸・きりこワークショップ

記者発表会前 15:00-17:00

会場:アサヒビール本社ロビー(東京都墨田区吾妻橋1-23-1)

南三陸町への応援の気持ちをかたちにする「支援きりこ」やそれぞれの思い出や宝を切り抜く「わたしたちのきりこ」をつくり、南三陸町の皆さんへお届けするワークショップを行います。

◎ AAF10周年記念「大東北パーティ」

記者発表会終了後 19:15~21:15

全国各地の参加プロジェクトの担当者が一堂に会し、AAF2011 の開幕を祝います。福島県いわき市のみなさまによる「じゃんがら念仏踊り」も披露されます。会場では、かれいざわカレー(青森)、せんべい汁(八戸)や、南三陸町の貴重な蛸も振る舞われます。東北の美味しいもの、多彩なドリンクやフードをご用意しています。皆様のご参加を心よりお待ちしています。

開催概要 名称: アサヒ・アート・フェスティバル2011開催期間: 2011年6月18日(土)~9月11日(日) 開催場所: アサヒビール本社周辺と全国各地主催: アサヒ・アート・フェスティバル実行委員会 特別協賛: アサヒビール株式会社  助成: 財団法人アサヒビール芸術文化財団 キャッチコピー:アートツーリズムでいこう

問い合わせ先

アサヒ・アート・フェスティバル実行委員会 事務局 〒160-0017 東京都新宿区左門町14番地 TH左門町ビル201 P3 内 Tel: 03-3353-6866 Fax: 03-3353-6971  E-mail: [email protected]

(2011年6月13日版)

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アサヒ・アート・フェスティバル(AAF)は、今年10周年を迎えます。

この10年の間に、AAFは、総合ディレクター制を廃し全国の実行委員会による水平的な運営となり、また、2005年からは公募制をとったことで、アートによって地域を再生しようとするプロジェクトが、より広範に結集することとなりました。

毎年、春にはその年の参加プロジェクトをになう人々が一堂に東京に集まります。AAFの大きな特徴である、全国のアートプロジェクトのネットワークをさらに確かなものにするためのものです。今年も多くのはじめての出会いがあり、再会がありました。東日本大震災はその5日後に発生しました。

参加プロジェクトのなかには、宮城県南三陸町のように、まさにその拠点となる町そのものが津波によって破壊される事態が起きていました。地震発生後、集まることのできた実行委員が参集し、ただちに支援宣言を行い、3月18日には「AAFネットワーク活動支援募金」を立ち上げました。ささやかながらこれまでに5つのアートプロジェクトに活動支援金をお送りしています。

今回の福島第一原発の事故は、その後の進みゆきをみても、日本の一極集中の歪みが現れているのは明らかです。私たちは地域それぞれの場で、その地でこそ立ち現れるアートのかけがえのなさを知っています。そしてその分散した地域が交流し互いに共振することで生まれるなにものかを実感し、確信してきた10年でもありました。

私たちはこの世界でも類をみないAAFネットワークの成果を、10年を節目に、そしてこの困難の時だからこそ、海外へ向けて発信しようとしています。そして世界のそれぞれ地域で、同じようにアート・プロジェクトを企画する人たちと直接つながり、地域について、アートについて、そしてこれからの未来について語り合い、人間とアートの可能性を広げたいと考えています。

2011年。私たちは大きな一歩を踏み出します。今年のAAFにぜひご注目ください。

震災を越えて、世界へ

アサヒ・アート・フェスティバル主な受賞歴(参加プログラム、個人の受賞も含む)‣ 2004年度、社団法人企業メセナ協議会の主催する「メセナアワード」において、『現代総合芸術賞』を受賞しました。 ‣ 2008年度 アサヒ・アー ト・フェスティバルの企画運営などが評価され、芸術選奨、文部科学大臣賞をアサヒビール芸術文化財団事務局長・加藤種男さんが受賞しました。

‣ また、同新人賞をAAFネットワーク団体であるBEPPU PROJECTの山出淳也さんが受賞しました。‣ 2009年度、第13回文化庁メディア芸術祭(主催:文化庁メディア芸術祭実行委員会<文化庁・国立新美術館・CG-ARTS協会>)にて、AAFウェブサイトの制作チームが、「エンターテイメント部門 奨励賞」を受賞しました。

‣ 2009年度、AAF2010参加団体、NPO法人グリーンバレーが国際交流基金地球市民賞を受賞しました。

AAFネットワーク活動支援募金について2011年3月11日の東日本大震災では、AAFのネットワークも大きな被害を受けました。AAFでは、3月23日には「AAFネットワーク活動支援募金」を開始し、東日本大震災により大きな被害を受けたアートNPO、市民グループに対し、さまざまな形で支援を行っています。アートに関わる市民、アーティストはいま、東北各地においてさまざまな形で再生と復旧のために活動を開始しています。 集まった募金は、AAFネットワークの被災地での

活動支援金として活用いたします。

この活動へご協力いただきますよう、

よろしくお願い申し上げます。

AAFネットワーク活動支援募金

アサヒ・アート・フェスティバル

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PRESS RELEASE

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“生きる” 博覧会2011 南三陸

団体名: ENVISI(エンヴィジ)

開催地域: 宮城県南三陸町および集団避難先

企画概要: 津波で一瞬のうちにすべてが消え去った南三陸町。人々は、ちりぢりになったその場所から、いつか帰ることを祈りながら故郷を、そこにあった暮らしを思う。「この町で生きる」ことへの執着を、「きりこ」でつなぐプロジェクトです。

Pick up Project

南三陸町におけるアートによる復興支援震災直後の3月22日から、食糧・物資支援を中心に、避難されているみなさん、被災しながら役場で自らを省みず泥のように働いているみなさんと、ひととき会話のある安らぎの時間をつくる「南三陸ライフカフェ」を町内各所で行いました。南三陸支援に当たっては、穂波の郷クリニックのドクター、ソーシャルワーカー、緩和ケアコーディネーターなどのスタッフと協働で、約10回のライフカフェを開催してきました。そのほか、ロバート・キャンベル氏による短いお話会も開催したり、地元の商店会が企画運営している福興市の実行委員会に参加させていただき、ロゴや宣伝ツールのデザインなどのお手伝いも行ってきました。

5月11日から、公式な慰霊祭が行われるまで、毎月11日には、町の人たちが悲しみを共有し静かに自分自身に向き合える時間をまた、南三陸の海を、遠く離れた町でふるさとに帰る日を心待ちにしているみなさんのために、同じ時間に共有する場づくりをしていきます。(ENVISI報告書から)

南三陸町のきりことは?南三陸周辺地域では、家々の神棚に「きりこ」と呼ばれる切り紙が飾られています。江戸中期からの伝統で、海の仕事の安全と大漁を願い、神社の神職が白い半紙を二つ折にして魚や七福神、宝船など縁起物の図柄を切り透かしてつくられます。2010年に南三陸町でおこなわれた「きりこ通りプロジェクト」では、地元の女性たちが中心となり、まちの人々の思い出や人生のエピソードを取材し、心の中にしまわれていた記憶を可視化し、人々とかかわりあいながらつくられた美しい祈りのかたち、650枚の「きりこ」が店先や家々の軒下を彩りました。

AAF2011参加企画で、記者発表会にも登壇いただく 「“生きる” 博覧会2011 南三陸」のご紹介です。