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Download ――ライトパワープロジェクト――deka.challe.u-tokai.ac.jp/lp/_lp_past/_files/2006...た2006年度のスケジュールです. 5月 4-5 日 ワールド・エコノ・ムーブ秋田

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  • ――ライトパワープロジェクト――

    活動報告書 2006

    Activity Report 2006

  • 1

    ラライイトトパパワワーーププロロジジェェククトト

    ライトパワープロジェクトとは,新たに学生支援を目的として設立された,東海大学チ

    ャレンジセンターの学生企画プロジェクトです.私達のライトパワープロジェクトは,以

    下のような特徴があります

    ソーラーカー,人力飛行機,電気自動車の 3 グループが融合したプロジェクト 異なる 3 分野が融合することにより,様々な活動を合同に行うことを可能にします 理工系学生が 6 割を占める東海大学ならではの「ものつくり系プロジェクト」

    また,「ものつくり」の楽しさ・すばらしさを多くの人に伝え,理系離れを少しでも食い

    止めたいと考えています.さらに今年度は各グループでそれぞれ年に数回,国内外の大会

    や競技会に参加しました.大会や競技会に参加するという目的を持つことで,技術の向上,

    成果の確認などを行っています.さらに,地域交流活動として,環境教育活動や展示会に

    参加しました.

    活活動動目目的的

    近年,エネルギー問題や地球温暖化などの問題が深刻化しています.当プロジェクトで

    は,「資源に乏しい日本の実情をふまえ,科学技術による人類の幸福を目指す」という,東

    海大学建学の精神を背景に,エネルギー・環境問題に立ち向かいます.また私たちは以下

    のような活動を通して,エネルギー・環境問題の克服に貢献したいと考えています.

    ソーラーカー:クリーンエネルギー

    人力飛行機:ヒトのエネルギー

    電気自動車:省エネルギー技術

    地域貢献活動:子供達への環境教育

    一般を対象とした展示会・イベント

  • 2

    ププロロジジェェククトトのの実実施施体体制制

    プロジェクトでは,ソーラーカー,人力飛行機,電気自動車が主体となって活動し,各

    グループで協力し合い,地域貢献活動・広報活動を行っています.さらに,デモ走行,地

    球環境イベントのへの出展,各種イベント協力などを行うことにより,さらなる地域貢献

    活動を可能にしています.

    プロジェクト 2006 年度年間スケジュール

    ライトパワープロジェクトが,チャレンジセンターの学生企画プロジェクトに採用され

    た 2006 年度のスケジュールです.

    5 月

    4-5 日 ワールド・エコノ・ムーブ秋田 出場

    20 日 AAB 秋田朝日放送「2006WEM」 出演

    21 日 日本宇宙少年団藤沢分団対象 エコ教室

    6 月

    1 日 二玄社「CAR GRAPHIC」 記事掲載

    16 日 テレビ朝日「タモリ倶楽部」 出演

    7 月

    14 日 秦野市立大根小学校対象 エコ教室

    21-23 日 鳥人間コンテスト選手権 出場

    8 月

    9 月

    15-21 日 ワールド・ソーラー・ラリーin 台湾 出場

    23-24 日 ワールド・エコノ・ムーブ in 豊田 出場

    お台場で開催された展示会に出展 たくさんの小学生に囲まれるソーラーカー

  • 3

    10 月

    7-8 日 ワールド・エコノ・ムーブ inNATS 出場

    7 日 人力飛行機学生交流会

    11-14 日 国際再生可能エネルギー学会展示会 RE2006(幕張メッセ)

    出展

    電気自動車展示・学会発表

    22-28 日 国際電気自動車シンポジウム EVS22(パシフィコ横浜)

    電気自動車展示・招待講演

    28-29 日 神奈川県立平塚工科高等学校文化祭 展示

    11 月

    1-4 日 東海大学建学祭 展示

    12 月

    1 月

    2 月

    23 日 秦野市立大根幼稚園対象 エコ教室

    3 月

    3 日 電気自動車・燃料電池車・ソーラーカー製作講習会 運営サ

    ポート

    10-11 月 マキシス・ワールド・エコカー・グランプリ・インタイランド出

  • 4

    製製作作活活動動・・ソソーーララーーカカーーググルルーーププ

    ここからは,ソーラーカーグループの行なってきた製作活動について報告します.ソー

    ラーカーグループでは,車体の設計製作を行なう機械班と電気系の製作を行なう電気班と

    にわかれて,製作を行なってきました.

    製製作作活活動動 機機械械班班

    我々が 2004 年度に製作した,ソーラーカー

    「TOKAI S8」は、 昨年度初参加した DREAM CUP

    ソーラーカーレース鈴鹿 2005 で横転事故を起

    こしてしまいました。

    その原因は、リアスイングアームの強度不足

    によって、リアタイヤを支えていた箇所が破損

    して起こってしまったのではないか、という結

    論にいたりました。そこで今年度は、スイング

    アームの材質を今まで使用していたアルミパ

    イプから、軽量かつ高強度のカーボン繊維を使

    用した強化プラスチックに変更しました。また、

    むき出しになっているタイヤを覆うスパッツと呼ばれる部品、ドライバの視野を確保する

    ためのキャノピーと呼ばれる部品を主に製作しました。その他にスイッチ BOX、ステアリン

    グ、ロールバー等を製作しました。

    リアスイングアームを新たに製作するにあたり、今までの部品はほぼ使えなくなってし

    まいましたので、リアタイヤの周辺部品をすべてを 1 から設計し直しました。設計に予定

    より多くの時間を費やしてしまったため、製作に

    取り掛かるのが遅れてしまいました。遅れた分を

    取り戻すため、毎日のように徹夜の作業が続きま

    した。完成したスイングアームが右上の写真です。

    昨年度と大きく違う点は、材質とタイヤの支持方

    法です。支持方法はタイヤを両側で支えるものか

    ら、片方で支える片持ち方式に変更しました。こ

    れにより、タイヤの取り外しが容易になり、レー

    ス中のタイヤ交換が迅速に行なえます。

    製作したリアスイングアーム

    徹夜作業風景

  • 5

    スパッツとキャノピーは,そのほとんどがカーボン繊維を使用した強化プラスチックで

    製作しました.単純な形のスイッチ BOX を例に,完成までの流れを簡単に説明します.

    1 設計:製作したい形を簡単なスケッチから,徐々に寸法等を具体的にしていき設計図

    にする.

    2 雄型製作:設計図をもとに,部品と同じ大きさの型(雄型)を製作します.

    3 雌型製作:雄型を使い最終的な部品を製作するための型(雌型)を製作します.

    4 部品の製作:雌型にカーボン繊維を貼り付け,真空にして圧力を加え,100℃程度に加熱

    した自作オーブンにいれ 3時間焼きます.

    カーボン繊維を雌方に貼り付け 専用の袋(バキュームパック)

    に入れ,空気を抜く

    設計図(2D) 3 次元画像(3D)

    完成した雄型 製作途中の雄型

    完成した雌型 製作した雌型

  • 6

    5 部品完成:型から部品をはずし,他の小さな部品を取り付けて完成です.

    このように,カーボン繊維で部品を作るには多く

    の行程を踏まなくてはなりません.しかし,普通の

    プラスチックよりも強度が高く,軽量に作れること

    からソーラーカー製作には欠かせない材料です.

    スパッツとキャノピーは,ソーラーカーの部品の

    中でも大きく,車体に直接取り付けなくてはならな

    いため,完成精度の高さが要求されます.

    スパッツはタイヤ交換の容易さ,

    車高等を考え作ります.タイヤ交

    換を容易にするために,側面が取

    り外し可能になっています.キャ

    ノピーは第一に視界の確保を優先

    し設計されています.

    型から取り外したところ 必要な穴を開ける スイッチを取り付け完成

    完成したキャノピー

    TOPIC

    カーボンプリプレグ

    強化繊維の織物にあらかじめ規定量の樹脂(一般的にはエポ

    キシ)を材料メーカーで含浸させたものです.使いやすいよう

    に樹脂を半硬化させ,室温では手で触ってもべた付くことがな

    いようにしてあります.70~90 度の低温で硬化するものを低温硬化のプリプレグといい,ソーラーカーやボートには最適で

    す.しかし,常温での材料保管寿命が短いこと,量がまとまら

    ないと入手できないことなどの短所があります.

    カーボンプリプレグの貼り付け作業

  • 7

    製製作作活活動動 電電気気班班

    走行する車体の状態を知るためにソーラーパネ

    ルの発電電流,モーター消費電流,バッテリー電

    圧,速度,スロットル開度の計測を行いました.

    ソーラー発電電流とモーター消費電流は,1mΩ

    のシャント抵抗を用いて端子電圧値を検出し,デ

    ータロガー(KEYENCE NR-2000)にて計測を行い

    ました.

    電流積算計は,既製のものを使用したため精度

    は高く信頼できるデータが得られたと考えられま

    す.

    また,データロガーの入力レンジに合わせるためバッテリー電圧は 1/100 の分圧器で分

    圧し,速度はF-Vコンバータを用い速度を電圧値に変換させ,電流値と同じくデータロ

    ガーで計測を行いました.

    発電電力とバッテリーから持ち出した電力を知るために,LINE SEIKI 社 ABC カウンタ

    ーG37-102 を使用しました.これは 2 系統の

    カウンタレジスタを持ち,その差も表示して

    くれるものです.その他にも薄く,車速,消

    費電力,モーター電流,進角,バッテリー電

    圧,起動後経過時間を一度に小さなモニター

    で確認できるMITSUBAモーター専用モニター

    を搭載しました.これにより表示系の少スペ

    ース化をはかることが出来ました.

    そそのの他他にに,,横横転転ししたたととききにに損損傷傷ししたたソソーーララーーパパネネルル

    のの損損傷傷度度チチェェッッククをを行行なないいままししたた..チチェェッッククににはは,,奈奈

    良良先先端端大大学学大大学学院院生生高高橋橋様様にに協協力力ししてていいたただだききまましし

    たた..チチェェッッククのの方方法法はは,,ソソーーララーーパパネネルルにに強強制制的的にに電電

    流流をを流流しし込込みみ,,パパネネルルかからら発発せせらられれるる赤赤外外線線をを特特殊殊なな

    カカメメララでで撮撮影影しし,,画画像像解解析析でで損損傷傷のの度度合合いいををチチェェッックク

    すするるとといいううももののででししたた..損損傷傷のの度度合合いいははパパネネルルにに違違いい

    ままししたたがが,,ほほぼぼすすべべててののパパネネルルでで見見らられれままししたた..

    自作した基板

    パネルの損傷チェック

    損傷の大きいパネル

  • 8

    そそのの後後,,損損傷傷のの大大ききいいパパネネルルをを新新ししいいももののにに

    張張りりかかええままししたた..

    レレーーススでで使使用用すするるババッッテテリリーーはは,,レレギギュュレレ

    ーーシショョンン,,車車体体にに搭搭載載可可能能なな大大ききささななののかか,,モモ

    ーータターーのの電電圧圧等等をを考考慮慮しし決決定定ししまますす..バッテリ

    ーは秋田用として、古河電池製制御弁式バッテ

    リーFPX12170 を使用しました.私たちが出場する F-2 クラスの車両規格では、バッテリー搭載質量が 75 ㎏まで許されているため 12個のバッテリーを 2 並列にしたものを 6 直列

    にしました。これによりシステム電圧を 72Vに決定しました。搭載量許容範囲内で最大限

    のエネルギー容量を確保することが出来ま

    した. ウィンカー、ブレーキランプは超高輝度

    LED を片側 20 個上下交互に使用して基板上に半田付けを行い、取り付けを行いました。

    取り付ける際には、アクリル板をカウル形状

    と同じ形に加工して取り付けました.また、

    カウル内部を通して配線を接続するため太

    陽電池の配線と区別できるよう配線の色を

    変え、まとめました. 鈴鹿サーキットで行なわれる大会では、

    ドライバー自らと車体外部からメインパ

    ワーを落とせなければなりません.そこで、

    ブレーカーの位置を移動し、リチュウムイ

    オンバッテリーを使うため、安全を考慮し

    過電流が流れたとき自動的に電流が止め

    られるノンヒューズブレーカー(NFB)を使いました. モーターは、ミツバ製ブラシレス DC モーターを搭載しました。この DD モーターはプロトタイプとして開発した 800W、72V 仕様のもので,アモルファスコアを採用しています。DD モータは、ホイールと一体にした構造になっています.

    パネルの張替え作業

    完成した車体の外観

    TOPIC

    DD モーター:ダイレクト・ドライブモーター

    モーターの変換効率はおよそ 90%である.自動車のガ

    ソリンエンジンの変換効率はおよそ 30%であり,モーター

    の方がより高効率である.現在のソーラーカーレースで

    は,チェーン駆動から機械損失のない直接駆動のダイ

    レクトドライブ方式が主流になってきています.

    チェーン駆動(左)直接駆動(右)

  • 9

    大大会会報報告告

    ここからは,各グループの活動をスケジュールの上から詳しく記していきます.初めは,

    ソーラーカーグループからの活動報告です.

    鈴鈴鹿鹿ササーーキキッットト

    鈴鹿サーキットは,世界有数の高速&テクニカルコースと言われています.スピードが

    出せる一方で,テクニカルなカーブが連続しています.このため,トップスピードとコー

    ナリング性能の両方の高さが必要になってきます.しかし,一方で,ソーラーパネルから

    の限られたパワーを最大限に活用する走りも求められます.そこで,鈴鹿を制するための

    走り方の基本は,F1 マシンなどのレコードライン(最も速く走れるライン)を,できるだけスムースに走ることが必要です.特に電気モーターは,一定以上の回転数を確保して走

    り続けた方が効率を高く出来ます.ということは,ある程度以上の速度をキープしつつ,

    できるだけ速度の変化を少なくする必要があります.ブレーキングも加速も急に行なわな

    い,スムースな走りがベストだということです.

    <DREAM CUPソーラーカーレース鈴鹿2006>

    DREAMCUPソーラーカーレース鈴鹿2006が8月6日~

    7日に三重県鈴鹿サーキットで開催されました.

    残念ながら,私達は大会前の事故により車体を失っ

    てしまったため,参加することができませんでした.

    鈴鹿サーキット第 1~第 2コーナー

    ソソーーララーーカカーーググルルーーププ

  • 10

    DDRREEAAMM CCUUPP ソソーーララーーカカーーレレーースス鈴鈴鹿鹿 試試走走会会

    出場2回目となるDREAM CUP ソー

    ラーカーレース鈴鹿.8月4日から

    行われるレースに向けて6月26日

    に行われた試走会に参加してきま

    した.本年度は2台での参加です.

    全日本学生ソーラーカーチャンピ

    オンシップ(JISC)が行われる秋

    田県大潟村のソーラースポーツラ

    インは,直線が主体となります.

    鈴鹿サーキットでは,F1やその他のカテゴリーのレーシングカーが走る厳しいコースです.

    車体にかかる負担は秋田と比べると鈴鹿サーキットでは数段大きくなります.また,ドラ

    イバーの経験値も順位に大きく左右されるので,今回

    の走行会で十分な車体データとドライバーの経験を積

    ませることが目的となります.鈴鹿に向けた車体の改

    良は大幅に予定を遅れ作業は難航しました.主な改良

    点はフロントサスペンション,リアサスペンション,

    電装,モーターの仕様変更等と多岐にわたります.

    試走会の日程はAM8:00~9:00に受付,AM9:00~11:00

    午前の練習走行,PM1:00~3:00が午後の練習走行とな

    ります.各2時間のセッションがあります.セッション

    が始まる前には,ドライバーはバスに乗りコースの最

    終確認を行うことができます.ドライバーはこのバス

    に乗り,コース下見を行いました.さらに試走前には,

    各コーナーでの注意点などの打ち合わせを行いました.当日はあいにくの雨模様,コース

    上に雨水か大量に流れ,ところどころに川が出来ているようでした.

    車体整備の遅れで午前のセッションは走れず,午後のセッションからの参加となりまし

    た.3人のドライバーで数周ずつ走り,路面の状況等の情報を交換しながらの走行となりま

    した.

    今回の試走会で問題点が見えてきました.そのため残りの期間を,レースに向けた準備

    を行うのと同時に,レース中のトラブルにも対応できるよう対策を立てなければなりませ

    ん.

  • 11

    ワワーールルドド・・ソソーーララーー・・ララリリーーiinn台台湾湾22000066

    今日,世界中で大小いろいろなソーラーカー大会が開催されています.しかしながら,

    世界中からソーラーカーが集まるような大きな大会は,近年少なくなっています.代表的

    な大会というと2年に一度開催される,オーストラリア大陸を横断するWorld Solar Challengeです.2005年大会には10カ国21台のソーラーカーが出場しました.

    今回,私達が出場したワールド・ソーラー・ラリーin台湾は記念すべき第一回大会です.この大会は,屏東(ピントン)空港を利用したサーキットレースと一般公道を使ったラリーレースの2種類が行われました.本大会には,台湾東海大学の学生7名を加え,合同チームとして総勢20名が参加しました.

    車検場前の大きな垂幕の前にて

  • 12

    ラリーレース・コース地図

  • 13

    ワワーールルドド・・ソソーーララーー・・ララリリーーiinn台台湾湾22000066 出出場場車車両両編編

    ワールド・ソーラー・ラリーin台湾2006(WSRT)には,6カ国11チームのソーラーカーが出場しました.ここではそれらの車体を紹介します.

    95:高雄応用科技大学(台湾)Apollo V 195:高雄応用科技大学(台湾)Apollo Plus

    81:芦屋大学(日本) Sky Ace TIGA 35:ミネソタ大学(USA) BorealsIII

    12:METU ソーラーカーチーム(トルコ)Ekinoks 5:東海大学(日本&台湾) Falcon

  • 14

    21:Helio Det(ドイツ) Helio Det-keep going 1:KAMM ソーラーレーシング(ドイツ) Helix

    7:テヘラン大学(イラン) Persian Gazelle 68:南台科技大学(台湾) Phenix

    32:プリンシピア大学(USA) Ra 6

  • 15

    ワワーールルドド・・ソソーーララーー・・ララリリーーiinn台台湾湾22000066 CCiirrccuuiitt RRaaccee

    9月17日大会初日です.サーキットレースは空港を閉鎖し,滑走

    路がコースというなんとも大胆

    なものです.1周は5.8㎞で,その中には2㎞の直線と折り返しの繰り返しが含まれ,ソーラーカ

    ーでありながらまさにスピード

    レースとなっています.路面が荒

    くパンク,サスペンショントラブ

    ル,スピードレースなのでモータ

    ーコントローラー故障,電池破損,

    横転など考えられるトラブルは限がありません.

    8:30~9:00の練習走行の後,スターティンググリッドを決めるタイムアタックが行われました.私たち東海大学の車体Flaconは3位となりました.

    本戦は第1ヒート(10:30~12:00)と第二ヒート(13:10~14:40)に分けられ,合計周回数で競われます.スタ

    ート直後,Apollo Plusに抜かれましたが,自分たちのペースで追い上げ

    を狙います.3位を狙うのは,Borealis Ⅲ,Apollo Plus,Falcon,Ra 6,Phoenixの6台,実力が伯仲し気が抜けない状態となりました.6台中5台が高効率のガリウムヒ素系太陽電池

    を搭載,それと比べて効率の低いシリコン太陽電池の私たちにはかなり不利な状況です.

    しかし,発電量だけで決まらないのが,ソーラー

    カーレースのいいところです.折り返しでコース

    アウト,パンク,オーバースピードで転倒など他

    チームのトラブルが出始め,順位を上げたいとこ

    ろです.しかし,Falconも泥除けカバーがタイヤと接触しピットイン,軽傷だったためすぐにコー

    スに復帰.結局,第1ヒートは予選と同じ3位とい

    空港特設サーキットを疾走する車体

    炎天下の中で車体の整備

  • 16

    う結果でした.

    昼休みから雨が降り出し,第2ヒートは15分遅れのスタートとなりました.第2ヒートはトラブルもなく,順調に周回数を重ねていきます.パンクによって部品が破損するトラブ

    ルが起きたり,エネルギーを使いすぎてペースを落としていくチームが出る中,トラブル

    も無く,ゴールすることができました.結果私たちは,総合3位になることが出来ました.全社の中で最軽量だったことと,適切なペースの指示が出来たこと,優秀なドライバーが

    いたことが,好結果につながったと思います.

  • 17

    ワワーールルドド・・ソソーーララーー・・ララリリーーiinn台台湾湾22000066 RRaallllyy RRaaccee DDaayy 11

    9月18日はラリーレース1日目です.この日は,高雄市の高雄応用科技大学をスター

    ト,春鎮まで104.5㎞を3時間以内で走行し,3つのタイムステージのあと,懇丁國家公園で折り返し,大鵬灣國家風景區までの85.㎞を2時間20分以内で移動するという内容です.タイムステージ以外は時間制限があ

    るため,渋滞や信号待ちのロスも考慮して,

    巡航速度を決めます.台湾の交通状況は,

    日本人からするとかなり荒っぽく,バイクのすり抜

    け,タクシーの急な進路変更などまったくお構いな

    しです.そのため事故が一番の心配です.最初のチ

    ェックポイントまで104.5㎞の移動でしたが,走りきれたのは8チーム,早くも遅れだすチームが現れます.私達にも,スタート直後小さなトラブルが発生,

    すぐにストップさせ原因を探りました.部品がリア

    タイヤと接触し異音がするという軽傷だったため,すぐに復帰できました.初日のタイム

    ステージ(TS)はTS1:7㎞,TS2:6.1㎞,TS3:3.75㎞の3つ.中でも厳しそうなのが約3㎞で150mの高低差を一気に駆け上るTS3です.日本で言うところの峠道のようなコースです.TS3終了後「リアタイヤから異音がする」とドライバーから連絡があり,すぐに処置に入りました.泥除けのカバーが割れ,タイヤに接触するというサーキットレースと同じトラブ

    ルが出てしまいました.3つのタイムステージの後,大鵬灣國家風景區向けてラスト

    スパートです.しかし天気はどんどん悪く

    なり,小雨も降り始めるという最悪の状況

    に一変しました.この後太陽が現れること

    はなく,バッテリに充電することができず,

    腹ペコな状態で2日目のスタートを迎えます.1日目の結果は4位というものでした.

    スタートゲートをくぐりレーススタート

    一般道を駆け抜ける

    タイムステージに向かう車体

  • 18

    ワワーールルドド・・ソソーーララーー・・ララリリーーiinn台台湾湾22000066 RRaallllyy RRaaccee DDaayy 22

    9月19日ラリーレース2日目です.本日は,大鵬灣國家風景區をスタートし,目

    的地である嘉義市までの182.6㎞の道のりです.途中3つのタイムステージでのタイムアタックも用意されています.

    午前,7:00バッテリ保管が解除され,大鵬灣國家風景區に止めてあったソー

    ラーカーは充電を始めます.しかし,前

    日からの雲空は晴れておらず,発電量の

    乏しいチームには,厳しい状況となりま

    した.午前9:00,スタート直前,車体から音と共に炎と煙が上がりました.太陽電池ラインのショートが原因です.あわてて消火できたが,ウインカーとブレーキの信号線が切れ,

    修理で30分近くロスしてしまいました.無事スタートしたものの,不安が残ります.

    この日の移動は,ほとんどが高速道路で

    す.タイムステージのために一般道に下り

    るというような感じでした.高速道路の法

    廷速度は60㎞/hで日本より少し低く,交通量もそれほど多くなく,ある意味一般道よ

    りも安全です.高速道路では当然,料金所

    がありソーラーカーの分も支払います.

    TS4からTS6は前日と同じような,封鎖された峠道と直線的な道の組み合わせです.普通のソーラーカーの最高速は90㎞/h程度だがトップチームの最高速度は,なんと150㎞/h越え,私達の最高速は120㎞/h,予想をはるかに超えるトップスピードに驚きました.この日

    の結果は,初日と変わらず4位でした.

    高速道路を駆け抜ける

    タイムステージ前でドライバーチェンジ

  • 19

    ワワーールルドド・・ソソーーララーー・・ララリリーーiinn台台湾湾22000066 RRaallllyy RRaaccee LLaasstt DDaayy

    9月20日,ラリーレース最終日です.午前8:00,バッテリ保管解除とともに各チーム充電に入ります.しかしこの日も朝方は曇り空

    で,思うように充電できません.最終日は,

    嘉義市からスタート地点であった,高雄市内

    の高雄応用科技大学までの149.6㎞となって

    います.タイムステージは,高速道路を封鎖

    した10㎞の直線的なコース(TS7)と5kmのコ

    ース(TS8)です.TS7はどのソーラーカーもスロッ

    トル全開です.Falconも最高速をたたき出しまし

    た.TS7に入る前の一般道はバイクばかりでかなり

    危険でした.なかなか進めず,まさかこの道がコ

    ース?と疑ってしまうくらいでした.高雄市内に

    入ってからは,目標タイムに渋滞や信号待ち等の

    ロスが考慮されており,平均時速が低く設定され

    ていました.何とかゴールできそうです.2日前に

    見た風景を後にしながら,ようやくゴールです.ゴールにはたくさんの人が集まり,ゴー

    ルを拍手で迎えてくれました.4日間のレースも全日程終了です.終わってみると,すべて

    があっという間に過ぎ,とても短く充実した4日間でした.

    スクーターを避けながら走行

  • 20

    ワワーールルドド・・ソソーーララーー・・ララリリーーiinn台台湾湾22000066 AAwwaarrdd CCeerreemmoonnyy

    9月21日,今日はサーキットレースとラリーラリーレースの表彰式です.グランド

    に設けられた会場に各チームのソーラー

    カーが整列し,様々な催し物が行われまし

    た.

    最終結果は,サーキットレース3位,ラリーレース6位というものでした.表彰式のあとチームポロシャツを交換したり,記

    念撮影をしたりと,各チームのメンバーと

    交流を深めました.全日程7日間を共に過ごした台湾東海大学の学生とも,日々困難を共にすることで,仲良くなり信頼し合うこと

    が出来るまでになりました.他チームとも困ったときは助け合い,協力しあうことですべ

    てのチームがゴールすることが出来ました.この

    すばらしい経験は一生忘れることはないでしょ

    う.覚えているだけではなく,いつかこの経験が

    活きてくることがあるはずです.そんな時この経

    験を思い出し笑うことが出来たら,どんなに幸せ

    でしょう.

    このようなすばらしい経験をさせてくだ

    さった多くの方に感謝いたします.そして,車体

    や物資を台湾に輸出してくださった,株式会社裕

    源様,特別仕様のモータを提供してくださった,株式会社ミツバ様,バッテリを提供して

    くださった,古河電池株式会社様,

    に深く感謝いたします.

    表彰式でトロフィーを受け取るメンバー

    各国のソーラーカーが並ぶ

  • 21

    ワワーールルドド・・エエココノノ・・ムムーーブブiinn秋秋田田

    5月3,4日に開催された,ワールド・エコノムーブの鉛蓄電池部門にファラデーマジック2,

    燃料電池部門にファラデーマジックの2台を出場させました.燃料電池車ファラデーマジッ

    クは雨によるモータートラブルでリタイヤしてしまいました.予選1位だっただけに悔しい

    結果となってしまいました.一方,電気自動車ファラデーマジック2は,今大会3連覇を達

    成しました.

    ワワーールルドド・・エエココノノ・・ムムーーブブiinn豊豊田田

    9月22日から24日に開催された,ワールド・エコノムーブの鉛蓄電池部門にファラデーマ

    ジック2を出場させました.予選では痛恨のパンク,本戦では大回りの追い越しに対しての

    ペナルティーが課せられ5位となってしまった.

    ワワーールルドド・・エエココノノ・・ムムーーブブiinnNNAATTSS

    10月7.8日に開催された,ワールド・

    エコノムーブの鉛蓄電池部門にファラデ

    ーマジック2を出場させました.予選は,

    昨年の同大会の決勝記録を上回る快走で

    トップ,決勝はさらに記録を上回る50周の

    コースレコードを記録し,優勝しました.

    電電気気自自動動車車ググルルーーププ

  • 22

    鳥人間コンテスト選手権大会

    毎年7月下旬に滋賀県彦根市の琵琶湖東岸で開催される鳥人間コンテスト選手権大会.自

    作人力飛行機による飛行距離および飛行時間を競う大会です.本大会は,過去29回行なわ

    れました.

    1977年の第1回大会から30回目を迎える今大会は,「滑空機部門」と「人力プロペラ機ディ

    スタンス部門」を開催しその飛行距離を競います.各部門において大空に憧れを持つ多く

    の“鳥人間”達が挑戦しています.

    人人力力飛飛行行機機テテスストトフフラライイトト((年年44回回))

    機体完成後,試験飛行として富士川滑空場に

    て,期待の組み立て方法及び問題点・機体の滑

    走中における問題点の確認を行いました.飛行

    テストは大会までに4回行い,機体の完成度を高

    めていきました.以下に,4回の飛行テストで確

    認した問題点とその改善点を記します.

    富士川滑空場でのテストフライト

    人人力力飛飛行行機機ググルルーーププ

  • 23

    第 1 回テストフライト~第 2 回テストフライトにおいて改善ポイント ●駆動部の音に対する改善ポイント 駆動部での異音の原因を,アンギュラベアリングの固定方法におけるガタと判断し,ベ

    アリングの位置決めに用いていた,シムリングの枚数を調整するとともにダブルナットに

    よる固定方法を再度確認し,ベアリングの締付けによる固定方法を改善しました. ●翼の浮上バランスに対する改善ポイント 翼の桁(カーボンパイプ)の結合方法をピンでの結合にしているが,この結合部分の製

    作精度が悪いという結論にいたり,結合部分の再製作によって精度向上をめざしました.(中心線の改善及び接着方法の改善) 第 2 回テストフライト~第 3 回テストフライトにおいて改善ポイント ●浮上に関する改善ポイント 主翼部に用いている構造材の製作精度の向上を行いました.ベコベコである翼の表面を

    滑らかに出来るように努力により,適切な揚力を得ることを目的として主翼部の再製作を

    しました. 第 3 回テストフライト~第四回テストフライトにおいて改善ポイント ●駆動部における音の改善ポイント 今回,駆動部においての音の原因を駆動部に用いているワンウェイクラッチ部で,軸が

    すべりを起こしているためと判断しました.(軸に変形がみられ軸自体に溝が出来ていたた

    め,内径が変化を起こし,すべりが起きたと考えた)その原因は,軸自体の材質にチタン

    を用いていたが,本来は焼入れされた鋼材

    を用いる必要がありました.そのため軸自

    体の硬さが足りず変形を起こし,さらに機

    体浮上に必要な出力が当初予定していた

    数値よりも上回っていたため,ワンウェイ

    クラッチ部に負担がかかってしまいまし

    た. そのためワンウェイクラッチの許容ト

    ルクの大きな物に変更し,さらに軸内径を

    大きなものへ変更することとし,さらにワ

  • 24

    ンウェイクラッチを用いない軸を用いることといました. ワンウェイクラッチを変更した段階で駆動試験を行いました.この段階では問題がなく

    テストフライトに支障がないと考え,テストフライトを行うこととしました. 第 4 回テストフライト~本番までの改善ポイント ●駆動部の確認 駆動部において最終の駆動試験を行ったところ,今までに確認されることのなかったス

    プライン部でのすべりを確認しました.そのため,スプライン部を接着することにより本

    番を迎えることとなりました.(新たな加工により,問題を改善するには日数が不足) ●機体重心について 本番ではスムースかつ確実な重心位置の決定のために,琵琶湖に行く前に学校内におい

    て機体を組立て重心の確認決定を数回おこないました.

    鳥鳥人人間間ココンンテテスストト22000066

    7 月 22,23 日に琵琶湖で行われた第 30 回鳥人間コンテスト選手権大会の人力プロペラ機ディスタンス部門に出場しました. 当初の目標では,自己記録 1633.49mを超える 2000mとしていました.そのため,早期

    完成及び 4 度に渡るテストフライトを行い,本番に臨みました. しかし,結果は 26.64mと惨憺たるものでした.原因は,飛び出し時に翼根部の桁と桁と

    をつなぐ接合部と駆動部が破損したためです.プラットホーム上において,パイロットが

    フル回転に達したときに,駆動部のスプライン部分が破断し,また機体飛び出し時に翼桁

    結合部が破壊してしまい,結果26m程度の落下という結果に終わってしまいました.

  • 25

    地地域域貢貢献献活活動動

    ここからは,地域交流活動について報告します.

    環境教育活動 地域貢献活動としては,5月に「宇宙

    少年団藤沢分団」を対象に,7月には「秦

    野市立大根小学校4年生約100名」を対象

    に,ソーラーカーや電気自動車の仕組み

    を説明し,実際にソーラーカーと電気自

    動車の走行を見てもらいました.

    はじめに実際のソーラーカーを見て

    もらい内部の構造 ,ドライバーの運転

    姿勢などについて説明をしました.その

    後は,中央通りを使いデモ走行を行いま

    した.実際のソーラーカーの内部や走る姿を見るのは初めての子供が多く,ソーラーカー

    と電気自動車の走行時には大きな歓声が上がりました.

    デモ走行終了後は,ソーラーカーだ

    けでなくエネルギー環境問題について

    も知ってもらうために,教室に移動し

    スライドを使った説明を行いました.

    説明後の質問コーナーでは,多くの

    質問が出され,とても内容の濃い説明

    会になったと思います.

    また,この模様はTVKテレビ神奈川の

    ニュースでも紹介され,読売新聞にも

    記事が掲載されました.

    その他に,10月神奈川県立平塚工科高等学校の文化祭にてソーラーカーの展示,2月には

    「秦野市立大根幼稚園の園児約30名」対象に環境教室を行ないました.当日は大変天気も

    良く,園児たちの笑顔が輝いていました.

    走行風景をみるたくさんの小学生

    ソーラーカーを前に記念撮影する幼稚園児たち

  • 26

    製作講習会

    3月3日には,「電気自動車・燃料電池車・ソ

    ーラーカー製作講習会」東日本地区を東海大学

    短期大学部高輪校舎で開催しました.製作講習

    会は,年に2度西と東で開催され,合計500人以上の方が集まります.会場では,主に講師によ

    る講演が行われます.その他に,他チームの方

    と情報交換が行なわれたり.企業の展示が行な

    われました.

    人力飛行機学生交流会 1 年に 2 度,春と秋に滑空機及び人力飛行機の学生による交流会があり,今秋は 10 月 7日に東北大学で行われました.約 300 名参加,東北大学の機体の展示を見学し,また他大学とも情報交換を行いました.東北大学は今年度の優勝チームであるので,機体を見学出

    来た事は今後の機体製作に非常にためになりました.

  • 27

    広広報報((新新聞聞掲掲載載))

    私達の活動が取り上げられたメディアを記します.

    神奈川新聞(2006 年 7 月 15 日) 朝日新聞(2006 年 7 月 15 日)

    読売新聞(2006 年 7 月 15 日) 秋田新聞(2006 年 5 月 5日)

    CAR GRAPHIC(6 月号)

  • 28

    広広報報((TTVV出出演演))

    2006 年 5 月 20 日(土)12:55~13:50,AAB 秋田朝日放送より「2006 ワールド・エコノ・ムーブ」の大会の様子を伝える番組が放送されました.

    2006 年 6 月 16 日(金)24:15~24:45,テレビ朝日「タモリ倶楽部」にて東海大学チャ

    レンジセンターの学生が参加した,大学対抗エッグドロップコンテストの模様が放映

    されます.エッグドロップコンテストとは,生玉子を高いところから落としても割れ

    ないような着陸装置を,限られた資材で作成し,その性能を競うものです.ライトパ

    ワープロジェクトからはメンバー2 人が,他のプロジェクトメンバーとともに参戦しました.

  • 29

    11 年年間間のの活活動動をを通通ししてて 反反省省・・ビビジジョョンン

    1年間の活動を通して,以下の3点が反省点として挙がりました.

    安全面の向上

    情報の共有不足

    技術力の底上げ

    この3点の反省点から今後以下のようなことを行なってまいりたいと思います.

    安全対策として,他のものづくりプロジェクトと共に機材や工具の安全管理をチェック

    し合おうと考えております.他のプロジェクトの目を入れることにより,客観的に自分た

    ちの作業場を見てもらうことが出来ます.さらに互いにチェックすることにより,良い点

    を取り入れ,悪い点を改善出来るという相乗効果を生むのではないかと考えております.

    他にはヒヤリハットのデータベースの構築を行い,事故再発を防ごうと思います.

    情報の伝達方法としまして今年度は口頭のみでの伝達がほとんどだったので,メンバー

    間での情報共有不足が起きてしまいました.そこで来年度はメーリングリスト,サーバー

    等を活用して伝達したり,円形職堂に掲示板を設け伝達事項を書いて伝えていきたいと思

    います. ものづくりの基礎的な技術力の底上げの必要性から,外部講師を招いたり,有力チーム

    の訪問などを行ったりしていきたいと思います.また,今年度行ってきた活動を報告書に

    まとめ,情報共有をスムースに行っていきたいです.当然ながら,メンバー間での教えあ

    いをし,連携の強化を行っていきたいです.今年度は他プロジェクトとの共同企画が 2 つでしたが,来年度は今年度以上の協力関係を築き,多く共同企画を実現したいです.来年

    度も海外遠征,エコ教室,競技会への出場を継続して行なっていきたいと思います.

  • 30

    新新車車にに向向けけてて

    昨年の事故により,800WソーラーカーS8を失ってしまいました.このとこで歩みを止め

    ることは簡単です.しかし,私達は新しい車体を製作することで,事故を反省し次に生か

    すことを選びました.

    私達はまず,どのクラスのソーラーカーを製作するのかを話し合いました.結果,ISF5000

    規格と新しいカテゴリーであるSolar Jの2つに絞られました.当然,ワールドソーラーチ

    ャレンジなどの世界大会でも通用できる車体、を目指しています.次に,ISF5000規格のソ

    ーラーカーのモデル案を2つ製作しました.左のモデルが,現在主流となっている形に近い

    ものです.右のモデルは,現在の主流となっている考えと正反対の考えで作ったものです.

    どちらを作る際も,ディスカッションしながら進めていきました.どちらにも,既存のも

    のにはないアイデアが含まれています.

    そのほかに,今までは2Dでの設計でしたが,今回から3Dでの設計を試みようと,日々勉

    強しています.

    リアタイヤ周辺 サスペンション フロントタイヤ周辺

  • 31

    ススポポンンササーー

    株式会社ミツバ

    ソーラーカー用モーターをレースごとに

    特別仕様にしていただきました.

    株式会社裕源(裕毛) ワールド・ソーラー・ラリーin 台湾に参加

    する際,車体や物品を輸送,現地での案内

    などのサポートをしていただきました.

    古河電池株式会社 鉛制御弁式鉛蓄電池を提供していただきま

    した.

    日本ミシュラン株式会社 ソーラーカー用ラジアルタイヤ,エコラン用

    ラジアルタイヤを提供していただきました.

    日本ケミコン株式会社 電気二重層キャパシタ,アルミ電解コンデン

    サを提供していただきました.

    シャープ株式会社 太陽電池セル(NT0D267単結晶シリコンセル)

    を提供していただきました.

  • 32

    株式会社エム・エス・ケイ 太陽電池モジューリング A64A01 等 784W をス

    ポンサー価格にて提供していただきました.

    日本インター株式会社 太陽電池用バイパスダイオードを提供して

    いただきました.

    株式会社日本エコシステム 太陽電池セル、モジュール等の支援をしてい

    ただきました.

    昭和飛行機工業株式会社 ハニカム素材を提供していただきました.

    東海大学チャレンジセンター 活動する上で様々な支援をしていただきま

    した.

  • 33

    メメンンババーー紹紹介介

    プロジェクトリーダー 久保田 万太郎 人力飛行機グループ 伊倉 憲司

    サブリーダー 岩品 智也 島野 喜貴

    サブリーダー 遠藤 翔 石上 大貴

    サブリーダー 石井 健太郎 吉田 清貴

    ソーラーカーグループ 照山 高壽 本江 幹朗

    鹿島 秀一 広田 雄一郎

    高橋 健 田島 裕介

    三神 暁人 安井 裕之進

    井谷 勇司 金井 祥

    生子 武志 馬場 勇一

    平澤 浩人 小林 剛史

    加島 武尚 志賀 雄一

    菊池 悠太 中川 祐希

    藤崎 健太 電気自動車グループ 深澤 裕一

    高津 貴大 金内 俊介

    小林 良章 吉田 晋也

    篠原 義明 河西 俊祐

    小林 雅明 幸田 亮

    徳田 光太 野澤 純朗

    内尾 翔 山本 功史

    井山 佳与 佐川 耕平

    渡辺 友香里 川上 清温

    大畑 健介 金丸 圭介

    齋藤 俊彰 磯貝 透

    鈴木 昭平 山上 賢

    原 吉範 台湾東海大学 陳 明石

    池内 達也 黄 士杰

    鍋田 雄也 魏 伯倫

    田村 逸平 陳 英健

    安本 吉希 魏 俊崎

    小林 裕美 陳 佳伶

    近藤 強 詹 安婷

  • 34

    共共同同チチーームムメメンンババーー写写真真

    モンクット王ラカバン工科大学と東海大学共同チーム(タイ)

    台湾東海大学と東海大学共同チーム(台湾)

    報告書表紙2006年度