Ⅱ.スポーツ推進の基本的な考え方 と施策体系 · 2020. 3. 5. ·...

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Page 1: Ⅱ.スポーツ推進の基本的な考え方 と施策体系 · 2020. 3. 5. · 会・経済変革の考え方「Society5.0」を、本計画でも取り入れ、日本のシリコンバレーと呼

7

Ⅱ.スポーツ推進の基本的な考え方

と施策体系

6

4.計画の位置づけ

本計画は、スポーツ基本法第 10 条の規定に基づく地方スポーツ推進計画と位置づけます。

また、渋谷区基本構想、渋谷区長期基本計画 2017-2026 の健康・スポーツ分野の政策ビ

ジョンである「思わず身体を動かしたくなる街へ。」を実現するための分野別計画と位置づけ、

渋谷区長期基本計画 2017-2026 のスポーツ関連施策の方向性を具体化します。

また、関係する区の諸計画と連携を図るとともに、国や東京都の計画の趣旨を区の施策に

反映して策定するものです。

分野別計画

渋谷区基本構想

長期基本計画 2017-2026

健康・スポーツ分野のビジョン

「思わず身体を動かしたくなる街へ。」

スポーツ基本法

東京都スポーツ推進総合計画

渋谷区健康増進計画

渋谷区子ども・子育て支援 事業計画

渋谷区スポーツ

推進計画

第 2 期スポーツ基本計画 スポーツ庁

渋谷区高齢者保健福祉計画 及び介護保険事業計画

渋谷区障害者保健福祉計画・ 渋谷区障害福祉計画・ 渋谷区障害児福祉計画

渋谷区まち・ひと・しごと 創生総合戦略

スポーツ推進の基本的な考え方と施策体系

渋谷区スポーツ推進計画.indd 11 2018/03/14 9:14:37

Page 2: Ⅱ.スポーツ推進の基本的な考え方 と施策体系 · 2020. 3. 5. · 会・経済変革の考え方「Society5.0」を、本計画でも取り入れ、日本のシリコンバレーと呼

9

2.計画の策定・実施にあたって重視する視点

計画の策定・実施にあたっては、次の6点を重視します。

1 物の豊かさから心の豊かさを大切にします

わが国では成熟経済のなか、少子高齢化・人口減少時代を迎え、生活に愛着と落ち着きを

求める区民のニーズに応えるべく、物よりも事、量よりも質、速よりも遅などを大切にでき

るスポーツ環境の整備に努めます。

2 SDGs※7 を踏まえたステークホルダー(利害関係者)全体の社会計画とします

スポーツの推進に関わらず、どのように大切で素晴らしいことでも一過的ではなく持続可

能にしなければ長きにわたる繁栄を享受することはできません。2015 年に国際連合は 17

の目標と 169 のターゲットからなる「持続可能な開発目標(SDGs)」を定めました。その

うちの目標3では、「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する」

ことが謳われています。本計画ではこの目標に沿った事業推進を行います。

3 Society5.0※8 に向けたスマート・スポーツ・シティを目指します

人工知能(AI)、ロボット技術などの進展により、わが国は大きな社会変革に差し掛かっ

ています。2016 年1月に政府が閣議決定した「第5期科学技術基本計画」で打ち出した社

会・経済変革の考え方「Society5.0」を、本計画でも取り入れ、日本のシリコンバレーと呼

ばれる渋谷の強みを発揮していきます。

4 シェアリング・エコノミー※9 を活用します

15㎢のなかで区民のスポーツにおける自己実現を達成できるよう、スポーツ施設、道路、

公園、校庭、自転車、スポーツ用具、スポーツ指導者、スポーツ情報などの限られた資源を、

区民で共有できるようにします。

5 渋谷区内の民間企業・民間団体の活動を促進、産官学民連携で推進します

民間ビジネスが集中する「ロンドン・パリ・ニューヨーク」といった世界的な都市では、

まちづくりには民間事業者との協働といった強みがあります。『成熟した国際都市』を目指す

渋谷区として、本計画でも産官学民連携でスポーツ推進にあたります。

6 国、東京都、隣接区、協定自治体との連携を深めます

渋谷区には、国立代々木競技場、都立代々木公園、東京体育館があり、また明治神宮、隣

接区に新宿御苑、明治神宮野球場等の施設もあります。また、箱根町、河津町、須坂市など

にも保養施設があります。これらの施設を区民目線からスポーツ資源として有効に活用でき

るように関係機関と連携を深めます。

8

1.目標像

渋谷区スポーツ推進計画は、渋谷区基本構想、渋谷区長期基本計画 2017-2026 の健康・

スポーツ分野の政策ビジョンを実現するための分野別計画です。

そこで、渋谷区基本構想、渋谷区長期基本計画 2017-2026 の健康・スポーツ分野の政

策ビジョンである「思わず身体を動かしたくなる街へ。」を渋谷区スポーツ推進計画の目標像

とします。

《思わず身体を動かしたくなる街へ。》

長生きできる街であると同時に、長生きしたくなる街になりたい。

運動の習慣が人々の生活の一部になり、誰もが楽しみながら健康を保っていけるように。

渋谷区は、渋谷区自身を「15 ㎢の運動場」と捉え、日常的な運動も、楽しみで行うスポー

ツも、すべてが暮らしに溶け込むようなまちづくりを進めていきます。

■ 暮らすことは、動くことだから。

運動することを、特別な行為ではなく、生活習慣の一部にしたい。そのために、渋谷区独

自の起伏に富んだ地形や多彩な街並、さまざまな公共空間などを、住む人・訪れる人の運動

の機会として、つまりは健康の機会として整備していきます。

■ スポーツにかかわれない人は、いません。

できるかぎり多様な種類のスポーツを受け入れ、応援する街を目指します。種目のメジャ

ー※5 かマイナー※6 かを問いません。

誰もがプレイヤーとして、あるいは観客として、なんらかの形でスポーツに参加できる機

会をつくりたい。これによって渋谷区を、祝祭性と高揚感の絶えない街にしていきます。

【渋谷区基本構想 分野別基本構想 C 健康・スポーツ】

【用語解説】

※5【メジャー(Major)】

広く知られている種目の意。

※6【マイナー (Minor)】

あまり知られていない種目の意。

渋谷区スポーツ推進計画.indd 12 2018/03/14 9:14:38

Page 3: Ⅱ.スポーツ推進の基本的な考え方 と施策体系 · 2020. 3. 5. · 会・経済変革の考え方「Society5.0」を、本計画でも取り入れ、日本のシリコンバレーと呼

9

2.計画の策定・実施にあたって重視する視点

計画の策定・実施にあたっては、次の6点を重視します。

1 物の豊かさから心の豊かさを大切にします

わが国では成熟経済のなか、少子高齢化・人口減少時代を迎え、生活に愛着と落ち着きを

求める区民のニーズに応えるべく、物よりも事、量よりも質、速よりも遅などを大切にでき

るスポーツ環境の整備に努めます。

2 SDGs※7 を踏まえたステークホルダー(利害関係者)全体の社会計画とします

スポーツの推進に関わらず、どのように大切で素晴らしいことでも一過的ではなく持続可

能にしなければ長きにわたる繁栄を享受することはできません。2015 年に国際連合は 17

の目標と 169 のターゲットからなる「持続可能な開発目標(SDGs)」を定めました。その

うちの目標3では、「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する」

ことが謳われています。本計画ではこの目標に沿った事業推進を行います。

3 Society5.0※8 に向けたスマート・スポーツ・シティを目指します

人工知能(AI)、ロボット技術などの進展により、わが国は大きな社会変革に差し掛かっ

ています。2016 年1月に政府が閣議決定した「第5期科学技術基本計画」で打ち出した社

会・経済変革の考え方「Society5.0」を、本計画でも取り入れ、日本のシリコンバレーと呼

ばれる渋谷の強みを発揮していきます。

4 シェアリング・エコノミー※9 を活用します

15㎢のなかで区民のスポーツにおける自己実現を達成できるよう、スポーツ施設、道路、

公園、校庭、自転車、スポーツ用具、スポーツ指導者、スポーツ情報などの限られた資源を、

区民で共有できるようにします。

5 渋谷区内の民間企業・民間団体の活動を促進、産官学民連携で推進します

民間ビジネスが集中する「ロンドン・パリ・ニューヨーク」といった世界的な都市では、

まちづくりには民間事業者との協働といった強みがあります。『成熟した国際都市』を目指す

渋谷区として、本計画でも産官学民連携でスポーツ推進にあたります。

6 国、東京都、隣接区、協定自治体との連携を深めます

渋谷区には、国立代々木競技場、都立代々木公園、東京体育館があり、また明治神宮、隣

接区に新宿御苑、明治神宮野球場等の施設もあります。また、箱根町、河津町、須坂市など

にも保養施設があります。これらの施設を区民目線からスポーツ資源として有効に活用でき

るように関係機関と連携を深めます。

8

1.目標像

渋谷区スポーツ推進計画は、渋谷区基本構想、渋谷区長期基本計画 2017-2026 の健康・

スポーツ分野の政策ビジョンを実現するための分野別計画です。

そこで、渋谷区基本構想、渋谷区長期基本計画 2017-2026 の健康・スポーツ分野の政

策ビジョンである「思わず身体を動かしたくなる街へ。」を渋谷区スポーツ推進計画の目標像

とします。

《思わず身体を動かしたくなる街へ。》

長生きできる街であると同時に、長生きしたくなる街になりたい。

運動の習慣が人々の生活の一部になり、誰もが楽しみながら健康を保っていけるように。

渋谷区は、渋谷区自身を「15 ㎢の運動場」と捉え、日常的な運動も、楽しみで行うスポー

ツも、すべてが暮らしに溶け込むようなまちづくりを進めていきます。

■ 暮らすことは、動くことだから。

運動することを、特別な行為ではなく、生活習慣の一部にしたい。そのために、渋谷区独

自の起伏に富んだ地形や多彩な街並、さまざまな公共空間などを、住む人・訪れる人の運動

の機会として、つまりは健康の機会として整備していきます。

■ スポーツにかかわれない人は、いません。

できるかぎり多様な種類のスポーツを受け入れ、応援する街を目指します。種目のメジャ

ー※5 かマイナー※6 かを問いません。

誰もがプレイヤーとして、あるいは観客として、なんらかの形でスポーツに参加できる機

会をつくりたい。これによって渋谷区を、祝祭性と高揚感の絶えない街にしていきます。

【渋谷区基本構想 分野別基本構想 C 健康・スポーツ】

【用語解説】

※5【メジャー(Major)】

広く知られている種目の意。

※6【マイナー (Minor)】

あまり知られていない種目の意。

スポーツ推進の基本的な考え方と施策体系

渋谷区スポーツ推進計画.indd 13 2018/03/14 9:14:38

Page 4: Ⅱ.スポーツ推進の基本的な考え方 と施策体系 · 2020. 3. 5. · 会・経済変革の考え方「Society5.0」を、本計画でも取り入れ、日本のシリコンバレーと呼

11

※8【Society5.0】

「超スマート社会」実現の取り組み。超スマート社会とは、先端技術の活用等を通じて、必要な

物・サービスを、必要な人に、必要な時に、必要なだけ提供し、社会の様々なニーズにきめ細か

に対応でき、あらゆる人が質の高いサービスを受けられ、年齢、性別、地域、言語といった様々

な違いを乗り越え、活き活きと快適に暮らすことのできる、人を豊かにする社会のこと。

第 5期科学技術基本計画(内閣府)では、超スマート社会に向けて、科学技術を経済成長や健康

長寿社会の形成、社会変革につなげ、また、科学技術の成果をあらゆる分野や領域に浸透させて

ビジネス力の強化やサービスの質の向上につなげるとしている。

※9【シェアリング・エコノミー(Sharing Economy)】

物・サービス・場所等を、多くの人と共有・交換して利用する社会的な仕組み。区民や企業・事

業所等が個々に所有し、提供可能なスポーツの道具、施設や空き室、スポーツの知識や技術等を

社会的な資産として、ほかの区民や企業・事業所等も活用できるようにしていくこと。

【用語解説】

※7【SDG

2015

れた国際

が設定されてい

市民、民間の参加を通してスポーツと開発の連携を図る

かす横断的交流に関する

*ステークホルダー:スポーツ推進という共通の目標に向け、それぞれ異なる立場で参画・関与

【用語解説】

SDGs(Sustainable Development Goals

2015 年 9 月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための

れた国際開発目標。持続可能な世界

が設定されてい

市民、民間の参加を通してスポーツと開発の連携を図る

かす横断的交流に関する

ステークホルダー:スポーツ推進という共通の目標に向け、それぞれ異なる立場で参画・関与

ステ

Sustainable Development Goals

月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための

目標。持続可能な世界

が設定されている。「開発と平和のためのスポーツ」という分野があり、スポーツ団体・選手、

市民、民間の参加を通してスポーツと開発の連携を図る

かす横断的交流に関する取り

ステークホルダー:スポーツ推進という共通の目標に向け、それぞれ異なる立場で参画・関与

する区民・アスリート・団体・事業者・行政等

ステークホルダー

Sustainable Development Goals

月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための

目標。持続可能な世界の実現に向けて、貧困、飢餓、保健、教育等、全

「開発と平和のためのスポーツ」という分野があり、スポーツ団体・選手、

市民、民間の参加を通してスポーツと開発の連携を図る

り組みがある

ステークホルダー:スポーツ推進という共通の目標に向け、それぞれ異なる立場で参画・関与

る区民・アスリート・団体・事業者・行政等

渋谷区スポーツ推進計画

クホルダー*(区民・アスリート・団体・事業者・行政等)

全体が参画・関与する社会計画

10

Sustainable Development Goals):持続可能な開発目標】

月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための

実現に向けて、貧困、飢餓、保健、教育等、全

「開発と平和のためのスポーツ」という分野があり、スポーツ団体・選手、

市民、民間の参加を通してスポーツと開発の連携を図る

る。

ステークホルダー:スポーツ推進という共通の目標に向け、それぞれ異なる立場で参画・関与

る区民・アスリート・団体・事業者・行政等

渋谷区スポーツ推進計画

(区民・アスリート・団体・事業者・行政等)

全体が参画・関与する社会計画

):持続可能な開発目標】

月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための

実現に向けて、貧困、飢餓、保健、教育等、全

「開発と平和のためのスポーツ」という分野があり、スポーツ団体・選手、

市民、民間の参加を通してスポーツと開発の連携を図る取り組み

ステークホルダー:スポーツ推進という共通の目標に向け、それぞれ異なる立場で参画・関与

る区民・アスリート・団体・事業者・行政等

渋谷区スポーツ推進計画

(区民・アスリート・団体・事業者・行政等)

全体が参画・関与する社会計画

):持続可能な開発目標】

月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための 2030 アジェンダ」に記載さ

実現に向けて、貧困、飢餓、保健、教育等、全

「開発と平和のためのスポーツ」という分野があり、スポーツ団体・選手、

組みや、スポーツを教育・健康に活

(国際連合広報センターより)

ステークホルダー:スポーツ推進という共通の目標に向け、それぞれ異なる立場で参画・関与

る区民・アスリート・団体・事業者・行政等

(区民・アスリート・団体・事業者・行政等)

アジェンダ」に記載さ

実現に向けて、貧困、飢餓、保健、教育等、全 17

「開発と平和のためのスポーツ」という分野があり、スポーツ団体・選手、

や、スポーツを教育・健康に活

(国際連合広報センターより)

ステークホルダー:スポーツ推進という共通の目標に向け、それぞれ異なる立場で参画・関与

(区民・アスリート・団体・事業者・行政等)

アジェンダ」に記載さ

17 の目標

「開発と平和のためのスポーツ」という分野があり、スポーツ団体・選手、

や、スポーツを教育・健康に活

(国際連合広報センターより)

ステークホルダー:スポーツ推進という共通の目標に向け、それぞれ異なる立場で参画・関与

渋谷区スポーツ推進計画.indd 14 2018/03/14 9:14:39

Page 5: Ⅱ.スポーツ推進の基本的な考え方 と施策体系 · 2020. 3. 5. · 会・経済変革の考え方「Society5.0」を、本計画でも取り入れ、日本のシリコンバレーと呼

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※8【Society5.0】

「超スマート社会」実現の取り組み。超スマート社会とは、先端技術の活用等を通じて、必要な

物・サービスを、必要な人に、必要な時に、必要なだけ提供し、社会の様々なニーズにきめ細か

に対応でき、あらゆる人が質の高いサービスを受けられ、年齢、性別、地域、言語といった様々

な違いを乗り越え、活き活きと快適に暮らすことのできる、人を豊かにする社会のこと。

第 5期科学技術基本計画(内閣府)では、超スマート社会に向けて、科学技術を経済成長や健康

長寿社会の形成、社会変革につなげ、また、科学技術の成果をあらゆる分野や領域に浸透させて

ビジネス力の強化やサービスの質の向上につなげるとしている。

※9【シェアリング・エコノミー(Sharing Economy)】

物・サービス・場所等を、多くの人と共有・交換して利用する社会的な仕組み。区民や企業・事

業所等が個々に所有し、提供可能なスポーツの道具、施設や空き室、スポーツの知識や技術等を

社会的な資産として、ほかの区民や企業・事業所等も活用できるようにしていくこと。

【用語解説】

※7【SDG

2015

れた国際

が設定されてい

市民、民間の参加を通してスポーツと開発の連携を図る

かす横断的交流に関する

*ステークホルダー:スポーツ推進という共通の目標に向け、それぞれ異なる立場で参画・関与

【用語解説】

SDGs(Sustainable Development Goals

2015 年 9 月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための

れた国際開発目標。持続可能な世界

が設定されてい

市民、民間の参加を通してスポーツと開発の連携を図る

かす横断的交流に関する

ステークホルダー:スポーツ推進という共通の目標に向け、それぞれ異なる立場で参画・関与

ステ

Sustainable Development Goals

月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための

目標。持続可能な世界

が設定されている。「開発と平和のためのスポーツ」という分野があり、スポーツ団体・選手、

市民、民間の参加を通してスポーツと開発の連携を図る

かす横断的交流に関する取り

ステークホルダー:スポーツ推進という共通の目標に向け、それぞれ異なる立場で参画・関与

する区民・アスリート・団体・事業者・行政等

ステークホルダー

Sustainable Development Goals

月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための

目標。持続可能な世界の実現に向けて、貧困、飢餓、保健、教育等、全

「開発と平和のためのスポーツ」という分野があり、スポーツ団体・選手、

市民、民間の参加を通してスポーツと開発の連携を図る

り組みがある

ステークホルダー:スポーツ推進という共通の目標に向け、それぞれ異なる立場で参画・関与

る区民・アスリート・団体・事業者・行政等

渋谷区スポーツ推進計画

クホルダー*(区民・アスリート・団体・事業者・行政等)

全体が参画・関与する社会計画

10

Sustainable Development Goals):持続可能な開発目標】

月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための

実現に向けて、貧困、飢餓、保健、教育等、全

「開発と平和のためのスポーツ」という分野があり、スポーツ団体・選手、

市民、民間の参加を通してスポーツと開発の連携を図る

る。

ステークホルダー:スポーツ推進という共通の目標に向け、それぞれ異なる立場で参画・関与

る区民・アスリート・団体・事業者・行政等

渋谷区スポーツ推進計画

(区民・アスリート・団体・事業者・行政等)

全体が参画・関与する社会計画

):持続可能な開発目標】

月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための

実現に向けて、貧困、飢餓、保健、教育等、全

「開発と平和のためのスポーツ」という分野があり、スポーツ団体・選手、

市民、民間の参加を通してスポーツと開発の連携を図る取り組み

ステークホルダー:スポーツ推進という共通の目標に向け、それぞれ異なる立場で参画・関与

る区民・アスリート・団体・事業者・行政等

渋谷区スポーツ推進計画

(区民・アスリート・団体・事業者・行政等)

全体が参画・関与する社会計画

):持続可能な開発目標】

月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための 2030 アジェンダ」に記載さ

実現に向けて、貧困、飢餓、保健、教育等、全

「開発と平和のためのスポーツ」という分野があり、スポーツ団体・選手、

組みや、スポーツを教育・健康に活

(国際連合広報センターより)

ステークホルダー:スポーツ推進という共通の目標に向け、それぞれ異なる立場で参画・関与

る区民・アスリート・団体・事業者・行政等

(区民・アスリート・団体・事業者・行政等)

アジェンダ」に記載さ

実現に向けて、貧困、飢餓、保健、教育等、全 17

「開発と平和のためのスポーツ」という分野があり、スポーツ団体・選手、

や、スポーツを教育・健康に活

(国際連合広報センターより)

ステークホルダー:スポーツ推進という共通の目標に向け、それぞれ異なる立場で参画・関与

(区民・アスリート・団体・事業者・行政等)

アジェンダ」に記載さ

17 の目標

「開発と平和のためのスポーツ」という分野があり、スポーツ団体・選手、

や、スポーツを教育・健康に活

(国際連合広報センターより)

ステークホルダー:スポーツ推進という共通の目標に向け、それぞれ異なる立場で参画・関与

スポーツ推進の基本的な考え方と施策体系

渋谷区スポーツ推進計画.indd 15 2018/03/14 9:14:39

Page 6: Ⅱ.スポーツ推進の基本的な考え方 と施策体系 · 2020. 3. 5. · 会・経済変革の考え方「Society5.0」を、本計画でも取り入れ、日本のシリコンバレーと呼

13

4.施策の体系

渋谷区長期基本計画 2017-2026 の政策、施策の柱、施策の方向性を 4 つの観点で体系

化します。

思わず身体を動かしたくなる街へ。

生涯スポーツ活動の振興 (政策)

する

スポーツ

見る

スポーツ

支える

スポーツ

つながる

スポーツ

(施策の柱) (施策の方向性) (4 つの観点) (施策の柱) (施策の方向性)

1 生涯にわたる多様

なスポーツの総合的

推進

(1)誰もが生涯を通じてスポーツに参画できる機会の創出

(2)学校体育活動の充実

(3)青少年スポーツ活動の推進

(4)障害者スポーツの振興

(5)マイナースポーツの普及支援

(6)著名なスポーツ選手との交流を通じたスポーツ振興の推進

(7)公共空間を活用した運動機能の向上の推進

する

2 「見る」スポーツを

楽しむ環境の整備

(8)東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を契

機としたさらなるダイバーシティの浸透

(9)「見る」楽しみから「する」「支える」楽しみへと導くた

めの環境の整備

(10)区ゆかりのトップアスリートに対する応援活動の推進

見る

支える

3 スポーツを通じた

地域コミュニティの

活性化の推進

(11)楽しみながら多世代交流ができる場の創出

(12)子供から高齢者まで全世代が利用できるスポーツ施設の充実

(13)競技スポーツの地域密着化の推進

つながる

12

3.「スポーツ」を4つの観点で捉える

■スポーツを《する》《見る》《支える》《つながる》という4つの観点

国が平成 29 年(2017 年)に策定した第 2 期スポーツ基本計画においては、「スポーツ

には、競技としてルールに則り他者と競い合い自らの限界に挑戦するものや、健康維持や仲

間との交流等、多様な目的で行うものがある。例えば散歩やダンス・健康体操、ハイキング・

サイクリングもスポーツとして捉えられる。このように、スポーツは文化としての身体活動

を意味する広い概念であり、各人の適性や関心に応じて行うことができ、一部の人のもので

はなく「み・

ん・

な・

の・

も・

の・

」である。」としています。

渋谷区スポーツ推進計画では、このように「スポーツ」を幅広く捉え、競技スポーツはも

とより、軽い体操も含め、日々の暮らしの中で身体を動かす活動も対象とします。

スポーツに対する区民の多様なニーズを支えるとともに、スポーツの楽しみや価値を誰も

が実感できるようにしていくため、日々の暮らしの中に、そして身近な場所に、スポーツを

する・見る・支える・つながる環境をつくり出していくことが重要だと考えます。

《思わず身体を動かしたくなる街へ。》

生涯スポーツの振興を 4 つの観点で体系化します

スポーツを通じた交流、地域での

つながり、地元チーム・アスリー

トとのつながり等、多様な「つな

がるスポーツ」に参画できる環境

青少年の指導・育成、初心者・高

齢者・障害者等の支援、大会・イ

ベントのボランティア等、多様な

「支えるスポーツ」に参画できる

環境

プロチームやトップアスリート

等の観戦等、「見るスポーツ」に

参画できる環境

本格的な競技スポーツから日々

の散歩や軽い運動まで多様な「す

るスポーツ」に参画できる環境

するスポーツ 見るスポーツ

支えるスポーツ つながるスポーツ

渋谷区スポーツ推進計画.indd 16 2018/03/14 9:14:39

Page 7: Ⅱ.スポーツ推進の基本的な考え方 と施策体系 · 2020. 3. 5. · 会・経済変革の考え方「Society5.0」を、本計画でも取り入れ、日本のシリコンバレーと呼

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4.施策の体系

渋谷区長期基本計画 2017-2026 の政策、施策の柱、施策の方向性を 4 つの観点で体系

化します。

思わず身体を動かしたくなる街へ。

生涯スポーツ活動の振興 (政策)

する

スポーツ

見る

スポーツ

支える

スポーツ

つながる

スポーツ

(施策の柱) (施策の方向性) (4 つの観点) (施策の柱) (施策の方向性)

1 生涯にわたる多様

なスポーツの総合的

推進

(1)誰もが生涯を通じてスポーツに参画できる機会の創出

(2)学校体育活動の充実

(3)青少年スポーツ活動の推進

(4)障害者スポーツの振興

(5)マイナースポーツの普及支援

(6)著名なスポーツ選手との交流を通じたスポーツ振興の推進

(7)公共空間を活用した運動機能の向上の推進

する

2 「見る」スポーツを

楽しむ環境の整備

(8)東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を契

機としたさらなるダイバーシティの浸透

(9)「見る」楽しみから「する」「支える」楽しみへと導くた

めの環境の整備

(10)区ゆかりのトップアスリートに対する応援活動の推進

見る

支える

3 スポーツを通じた

地域コミュニティの

活性化の推進

(11)楽しみながら多世代交流ができる場の創出

(12)子供から高齢者まで全世代が利用できるスポーツ施設の充実

(13)競技スポーツの地域密着化の推進

つながる

12

3.「スポーツ」を4つの観点で捉える

■スポーツを《する》《見る》《支える》《つながる》という4つの観点

国が平成 29 年(2017 年)に策定した第 2 期スポーツ基本計画においては、「スポーツ

には、競技としてルールに則り他者と競い合い自らの限界に挑戦するものや、健康維持や仲

間との交流等、多様な目的で行うものがある。例えば散歩やダンス・健康体操、ハイキング・

サイクリングもスポーツとして捉えられる。このように、スポーツは文化としての身体活動

を意味する広い概念であり、各人の適性や関心に応じて行うことができ、一部の人のもので

はなく「み・

ん・

な・

の・

も・

の・

」である。」としています。

渋谷区スポーツ推進計画では、このように「スポーツ」を幅広く捉え、競技スポーツはも

とより、軽い体操も含め、日々の暮らしの中で身体を動かす活動も対象とします。

スポーツに対する区民の多様なニーズを支えるとともに、スポーツの楽しみや価値を誰も

が実感できるようにしていくため、日々の暮らしの中に、そして身近な場所に、スポーツを

する・見る・支える・つながる環境をつくり出していくことが重要だと考えます。

《思わず身体を動かしたくなる街へ。》

生涯スポーツの振興を 4 つの観点で体系化します

スポーツを通じた交流、地域での

つながり、地元チーム・アスリー

トとのつながり等、多様な「つな

がるスポーツ」に参画できる環境

青少年の指導・育成、初心者・高

齢者・障害者等の支援、大会・イ

ベントのボランティア等、多様な

「支えるスポーツ」に参画できる

環境

プロチームやトップアスリート

等の観戦等、「見るスポーツ」に

参画できる環境

本格的な競技スポーツから日々

の散歩や軽い運動まで多様な「す

るスポーツ」に参画できる環境

するスポーツ 見るスポーツ

支えるスポーツ つながるスポーツ

スポーツ推進の基本的な考え方と施策体系

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Page 8: Ⅱ.スポーツ推進の基本的な考え方 と施策体系 · 2020. 3. 5. · 会・経済変革の考え方「Society5.0」を、本計画でも取り入れ、日本のシリコンバレーと呼

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渋谷区 15㎢の運動場

(A3 綴じ込み表面)

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スポーツ推進の基本的な考え方と施策体系