「腸内フローラと免疫」 みなと元町内科クリニック469, 543-547, 2011...

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「腸内フローラと免疫」

みなと元町内科クリニック

笠木 伸平

胃腸の環境をよくしたら

ほぼほぼすべての

病気は抑える事ができる。

なぜなら、免疫系、

神経系、ホルモンの

バランスが整うから。

ストレス2大原因

食べ過ぎ・飲み過ぎ

考え過ぎ(思考)

一体どのくらいの種類があり、どのくらいの数が存在しているの?

「腸内細菌(腸内フローラ)」

糞便1gあたりには、数にして、1兆個、腸管全体で1000兆個の「腸内細菌」が存在する。その種類は、1000種類以上。

「腸内細菌の数と種類」

Q 人の健康は腸内細菌によって制御される?

YES NO

食事や外的環境

免疫力を調整

腸内細菌の種類や数

健康

人の健康は腸内細菌によって制御されている

小腸の表面積はテニスコート1面の広さ

小腸の表面の粘膜細胞の寿命は2〜3日

腸管は人の最大の免疫器官

森林には多くの小鳥や小動物が棲んでいます。

•森林にあたるのが私達の体で、小動物にあたるのが 「腸内細菌」です。

私達は、「腸内細菌」の「宿主」

人間と「腸内細菌」との関係(宿主・共生)

「共生というのはお互いに何らかの形でいい影響を与え合っている関係

= 「ギブ&テイクの関係」いいます。

Q 腸内細菌は腸の粘膜が痛んでいると腸に定着しない?

YES NO

腸粘膜(森) 腸内細菌(小動物)

住む環境/食物を提供

食物を消化/分解、堆肥へ

腸内細菌は腸の粘膜が痛んでいると定着しない

良い環境のもとで初めて腸内細菌は定着する

腸粘膜保護は消化吸収にとても大切

どんなに体に良い栄養価の高い食べ物を摂ったとしても、腸粘膜の構造が正常に維持され(粘膜を強くし)、正常な腸粘膜に腸内細菌が定着し、機能しなければ、腸で食物は分解・消化・吸収されず、せっかくの良い成分も腸内を素通り。

Q どうしたら腸の粘膜を正常に維持できるのか?

① 粘膜を強くする栄養素をしっかりとること

名称 作用 食品

ビタミンA 粘膜再生 レバー、うなぎ、卵、野菜

ビタミンB2 粘膜/爪/髪再生 レバー、うなぎ、卵、納豆

ビタミンB6 蛋白質合成 レバー、魚、卵、大豆

ビタミンC 抗酸化作用 野菜、果物全般

ビタミンD 免疫調整作用 きくらげ、魚類

亜鉛 蛋白質合成 レバー、牛肉、牡蠣、納豆

グルタミン 蛋白質そのもの かつお、アーモンド、大豆

注:赤い部分は善玉菌が産生するビタミン

ビタミンB群が不足すると、

① 栄養を利用できない② 貯めた栄養を分解できない

ので肥満の原因に。③ 神経系、内分泌ホルモン系

の異常、貧血の原因に。

ビタミンB2ビタミンB6パンテノン酸ナイアシンビオチンを合成亜鉛の吸収促進

粘膜再生促進

栄養の吸収アップ

善玉菌は消化管の粘膜を再生し栄養の吸収を促進する

② 粘膜を強くする善玉菌を増やすこと

原因として、不眠、 疲労、ストレス、 暴飲暴食、 感染症、水分の摂り過ぎ、 悪い姿勢、 薬物、便秘、低酸素状態、など

③ 腸の粘膜を傷つける原因を除くこと

腸内フローラの維持には、食事療法に

取り組むだけでは不十分である。ストレス、

不眠、アレルギー、肥満、姿勢の改善、

排便調整など様々な対策が必要となる。

Q どんな腸内細菌が腸に定着すると望ましいのか?

ビフィズス菌、乳酸菌、腸球菌

食物の腐敗、老化や発癌物質毒素を生成

腸管感染阻止栄養の吸収補助腸蠕動運動亢進免疫力保持悪玉菌増殖抑制

健康維持

腸炎、肝障害、精神病、アレルギー、癌など

健康な人の方が菌の多様性は多い

A. 善玉菌が増えると望ましい。ただし悪玉菌は必要。

Q 善玉菌はどんな栄養の吸収を補助するの?

善玉菌は栄養の吸収を助ける

•善玉菌は腸粘膜を保護することで糖質/蛋白質/脂質の消化と吸収を補助。

•善玉菌は普通ならばほとんど吸収できない鉄やカルシウムなどのミネラル

を吸収しやすい形に変換。

•善玉菌はビタミン(B1、B2、B6、B12、パンテノン酸、ナイアシン、ビタミンK、

ビオチン)を合成。これらのビタミンの多くは粘膜の再生に関与

補足:有害なもの(発癌物質など)を分解して吸収させない。

まとめると

口から摂った食べ物などの栄養素を100%活かすためには、

◎つねに食事の内容に気を配り、

◎善玉菌優位の環境をつくることで、

◎腸の粘膜をいい状態に維持し、

◎腸の粘膜から栄養素や成分が吸収できるように

することが大切。

Q 腸内細菌のバランスが崩れると起こる病気は次のどれ?

1)動脈硬化・心筋梗塞

2)感染症

3)アレルギー

4)膠原病・リウマチ

5)骨粗鬆症

6)癌

7)肝硬変

8)肥満

9) うつ病

Q 腸内細菌のバランスが崩れると起こる病気は次のどれ?

A すべて

1)動脈硬化・心筋梗塞 → 菌が産生するものが病気の原因に。

2)感染症 → 粘膜機能が低下し、菌が体内に侵入

3)アレルギー → 免疫異常による

4)膠原病・リウマチ → 免疫異常による

5)骨粗鬆症 → ビタミンやミネラルの吸収低下

6)癌 → 免疫異常による

7)肝硬変 → 腸のバリアが低下して有害なものが肝臓に蓄積

8)肥満 → 酢酸

9) うつ病

腸内環境が与える他の影響

① スギ花粉の方がトマトをやめてから便秘が改善、その後、アト

ピーと高血圧が改善した一例

② 胃薬をやめることで、むしろ胃の状態が改善するようになって

から腸が動くようになって食べられるようになり、歩行障害が

改善された方

③ 寝る時間を一定にすることや寝る前の食事を辞めることで

便の性状や便通がよくなり、成績があがる小学生

成長初期での乳酸菌の定着化はアレルギーの減少と関連する。

Round et al. 2011

成長初期でのより高い細菌叢の多様性がアレルギーを防ぐ可能性がある。

Round and Mazmanian et al. 2009

腸内細菌とアレルギー

乳酸菌はうつ病症状を緩和する。

J Ment Sci 56:422-431 1910

乳酸菌は不安症状を緩和する。

Gastroenterology 144;1394-1401,2013

遅発性自閉症の患者さんの腸では乳酸菌が減少している。

PLoS One;8 e68322, 2013

腸内細菌と精神健康

腸内細菌は加齢によりバランスは変化する?

YES NO

若い人の腸管環境は善玉菌が優位

腸内細菌のバランスは食事で変化する?

YES NO

注:短鎖脂肪酸:善玉菌が食物繊維を発酵分解してできる

善玉菌は具体的にどのような機序で健康を維持するのか?

善玉菌が食物を発酵させる際に産生する短鎖脂肪酸の役割

酪酸 プロピオン酸 酢酸

免疫機能調整悪玉菌抑制

肥満の予防

文献: Furusawa Y et al. Nature 504;: 451-455,2013Fukuda et al. Nature 469, 543-547, 2011

腸粘膜の保持

*これらの酸は腸内を酸性に維持することで悪玉菌の増殖を抑制する。

腸内の酸性化

感染防御

脂質や蛋白質分解酵素の活性化

未消化物を減らし癌・アレルギー予防

腸での栄養吸収を助ける。

脳梗塞・腎不全を予防。

胃酸は何をしているの?

感染

癌・アレルギー

腸での栄養吸収低下(栄養不良)

食欲低下

脳梗塞・腎不全

胃酸を抑えたら・・・

40歳を越えると萎縮性胃炎

萎縮すると胃酸は減る。

60歳を越えると胃酸は激減

加齢により胃酸は減る

即効性があり長時間持続

胃酸過多による胃潰瘍に効く。

胃酸が少ない人が飲むと逆効果。

胃酸を抑える薬

唾液を刺激する梅干し、レモン、酢

揚げ物、加工品、加熱したものはダメ

発酵食品にして胃の負担を減らす

どうしても胃酸を抑えるなら・・

脂肪酸の種類

① 飽和脂肪酸 (酪酸、プロピオン酸、酢酸)

② 不飽和脂肪酸 (必須脂肪酸)→ω6とω3は人では合成不可

オメガ9脂肪酸 オレイン酸(オリーブオイル、ナッツ)オメガ6脂肪酸 リノール酸(紅花、ごま、コーン、菜種、サラダ)オメガ3脂肪酸 αリノレン酸(大麻、シソ、ウォールナット)

EPA,DHA(鰯、鯵、鯖、鰹)

→ 乳酸菌はオメガ3脂肪酸(EPAやリノレン酸)の吸収を促進する1)

文献1)Wall R, Ross RP, Shanahan F, et al Lipids 45: 429-436, 2010.

ω-9脂肪酸を多く含む油

ω-6脂肪酸を多く含む油

ω-3脂肪酸を多く含む油

オメガ3/オメガ6 脂肪酸

• オメガ3脂肪酸には、血をさらさらにする+炎症を抑える働きをもつEPAや脳の成長や認知機能を維持するDHAが含まれる。

•対照的に、オメガ6脂肪酸は必要だが、とりすぎると動脈硬化や発癌(乳癌や前立腺癌)のリスクが増大する。

• オメガ6脂肪酸を減らし、オメガ3脂肪酸を増やすと心臓血管障害での死亡率が70%減少する。

•健康的と考えられるのはオメガ6とオメガ3脂肪酸の摂取比率が4:1以下の割合で摂取すること。

• オメガ6摂取が増えると細胞膜は硬くなり、オメガ3が増えると柔らかくなる。

DHA 生理作用 EPA

脳の発育神経機能の調整網膜細胞の柔軟性抗アレルギー作用脂質低下

脂質バランスの調整抗炎症作用

血液凝固の調整血圧調整

◎◎◎◎◎◯◯◯◯

◎◎◎◎◎◎

ともにサバやマグロ、イワシに多く含まれる

オメガ6脂肪酸の摂取過多は心臓血管障害に

オメガ6脂肪酸(植物油)

トランス脂肪酸(硬化後) マーガリンピーナッツバター

パン、クッキー、ケーキ、ポテチ、ドーナツ、マフィン、キャンディー

心筋や腸の粘膜の細胞膜の変性

理想的な脂肪の取り方

市販の植物油の使用をへらす。

オメガ3脂肪酸を肉や魚からとる。

善玉菌(乳酸菌)の働きにより効能(吸収)がアップ

+プラス

遺伝的素因外的環境

免疫異常腸炎発症再燃/増悪

腸内細菌(悪玉菌)

「腸内細菌の役割その1」

遺伝的素因外的環境

免疫異常

腸内細菌(悪玉菌)

「腸内細菌の役割その2」

腸炎発症再燃/増悪

肥満発癌

多臓器障害栄養素の損失

遺伝的素因外的環境

免疫機能の正常化

「腸内細菌の役割その3」

腸炎発症の抑制

肥満の解消発癌の抑制臓器保護

栄養素の吸収改善腸内細菌(善玉菌)

どうやったら善玉菌を増やすことができるか?

それでは乳製品やヨーグルトをとればいいのか?

抗生物質 抗生物質が効きにくい体になってしまう。重症感染症のリスク

乳糖 ガラクトースに分解される過程で白内障に(動物実験でも証明)

カゼイン 体内でモルヒネ様物質に変化して肺に入り、喘息に。

エストロジェン 女性の乳癌、卵巣癌、男性の前立腺癌、精巣癌のリスク増大

IGF-1 本来は成長因子なので有用も同時に発癌のリスクの増大

牛インスリン 肥満のリスクが増大

カルシウム過多カルシウムとマグネシウムのバランスが悪く心血管病変のリスクを増大させる。

乳製品の問題点(糖分以外)

抗生物質 抗生物質が効きにくい体になってしまう。重症感染症のリスク

乳糖 ガラクトースに分解される過程で白内障に(動物実験でも証明)

カゼイン 体内でモルヒネ様物質に変化して肺に入り、喘息に。

エストロジェン 女性の乳癌、卵巣癌、男性の前立腺癌、精巣癌のリスク増大

IGF-1 本来は成長因子なので有用も同時に発癌のリスクの増大

牛インスリン 肥満のリスクが増大

カルシウム過多カルシウムとマグネシウムのバランスが悪く心血管病変のリスクを増大させる。

乳製品の問題点(糖分以外)

アレルギーの原因

アレルギーの症状=粘膜異常の症状

食物繊維について

不溶性食物繊維について

名称 作用 食品

セルロース 満腹感 便秘改善 穀物、野菜、豆類

ペクチン 満腹感 便秘改善 未熟な果物と野菜

リグニン 満腹感 便秘改善 ココア、小麦、豆類

キチン 脂質の上昇抑制作用 甲殻類 キノコ類

水溶性食物繊維について

名称 作用 食品

グアーガム 血糖、脂質の上昇抑制 グア豆、樹皮、果樹

便通の促進作用

グルコマンナン 脂質の上昇抑制作用 こんにゃく

血糖上昇抑制作用

アルギン酸 脂質の上昇抑制作用 もずく、昆布、わかめ、ひじき

血圧改善作用

カラギーナン 脂質の上昇抑制作用 のり、テングサ

イヌリン 脂質の上昇抑制作用 ゆり根、ごぼう、菊いも

カルシウム吸収促進

腸内細菌バランス維持

ビタミンB2ビタミンB6パンテノン酸ナイアシンビオチンを合成亜鉛の吸収促進

粘膜再生促進

栄養の吸収アップ

食物繊維が善玉菌を頑張らせる

食物繊維があれば食物を発酵させれるので僕は頑張れるよ〜

まとめると

◎腸内細菌のバランスが崩れると様々な病気になる。

◎腸内細菌は短鎖脂肪酸を産生して腸粘膜の維持や肥満を予防。

◎食物繊維は善玉菌を元気にしたり、脂質や糖質の吸収を

抑える。

◎善玉菌をたくさん含む乳製品は過剰摂取とアレルギーに注意。

免疫の働き①

危険なものと安全なものとを見分ける

•免疫系にとって、安全なものまで排除していると、体に傷害を与える危険なものに対する防御がおろそかになる。危険なものだけと戦って排除するというのは合理的な戦法。

免疫力が落ちるということは・・・

•危険なものを安全なものと勘違いして

本来排除すべきなのに排除しない → 「癌」

•安全なものを危険なものと勘違いし、

本来問題ないものに対して排除しようとする

→ 「アレルギー」

免疫の働き② 危険なものだけを選んで排除する

免疫細胞

入国審査官がミスをする時ってどんな時?

① 一度に大量の人を扱った時 (大量食物摂取)

② 安全な人を必要以上に疑った時 (免疫反応が過敏/アレルギー)

③ すでにストレスを感じている時 (免疫細胞が無反応に)

④ ずっと不眠/働いていて休んでいない(活性化しなくなる)

⑤ 安全/危険のデータベースが書き換えられた時 (癌、HIV)

⑥ 侵入者に入国審査局が攻撃された(感染症)

⑦ 審査管が高齢でぼけている(老化)

入国審査官がミスをする時ってどんな時?

腸内免疫が崩れる時=腸内環境が崩れる時

どういう時に免疫系は

「安全なもの」と

「危険なもの」の判断

を間違うのでしょう?

①大量食物摂取②アレルギー③ストレス④不眠⑤癌⑥感染症⑦老化

LPS

⑧細胞を構成するコレステロール、蛋白質、ビタミン、ミネラルが不足してもたくさんの危険物の侵入を許し、腸内免疫の低下を招く。

森林には多くの小鳥や小動物が棲んでいます。

•森林にあたるのが私達の体で、小動物にあたるのが 「腸内細菌」です。

私達は、「腸内細菌」の「宿主」

腸内細菌の維持には、腸の内側の壁(腸管上皮)がよい状態に維持されていることが必要。

腸管上皮の維持には腸内細菌が必要。

(空き家になると家はダメになるのと同じ)

腸内フローラが良い状態

腸上皮の状態が良い状態

腸の免疫機能が良い状態

短鎖脂肪酸

腸上皮のバリア強化

免疫正常化

ストレスと免疫反応と腸管の関係

体にストレスがかかっているか

どうかどうしたら分かりますか?

ストレスは腸の血流とその働きを低下させる

腸内フローラが悪い状態へ

腸上皮の状態が悪い状態

腸の免疫機能が悪い状態へ

ストレスは腸の血流とその働きを低下させる

ストレスは、免疫細胞の攻撃能力を奪い、

動けなくするため、感染症や癌ができた時に

対応が遅くなる。

腸内フローラが悪い状態へ

腸上皮の状態が悪い状態

腸の免疫機能が悪い状態へ

ストレスは免疫機能を低下させ、腸内フローラバランスをくずす

ストレスや加齢により、姿勢が悪くなると腸内環境は悪化する

腸内フローラの維持には、食事療法に

取り組むだけでは不十分である。ストレス、

不眠、アレルギー、肥満、姿勢の改善、

排便調整など様々な対策が必要となる。

ビタミンE

カルシウム

ビタミンB1

食物繊維

ビタミンA

マグネシウム

カリウム

ビタミンC

亜鉛

抗ガン作用に関わるビタミン、ミネラルは日本人に不足している

特定の症状に効果のある食べ物

補足資料

抗がん作用を示す食品と効能

がん細胞の死を誘導する

①キャベツ、クレソン(ブチルイソチオシナネート、フェニルイソチオシアネート)

②きゅうり(クルルビタシン)

③昆布、海苔、ひじき、わかめ、もずく(フコダイン)

がん細胞の増殖を抑える

③ひじき、わかめ、昆布、海苔(フコキサンチン)

消化サポート

美肌 血液サラサラ

抗アレルギー

血管ケア

免疫力

長寿サポート

コレステロール抑制

更年期ケア 胃腸サポート

デトックス

美白

疲労回復

リラックス

野菜・果物が持つ 健康パワー

※上記は一例です。1つの野菜・果物にも複数の有用性が知られています。

※ビルベリー

13

補足資料

• ビタミンC(好中球の活性維持や増強):海苔、ピーマン、柚子、唐辛子、ブロッコリー、生姜、すだち、白菜、かぶの葉、大根の葉、キャベツ、さつま芋、菜の花、抹茶、温州みかん、レンコン

• ビタミンB2(細胞の再生を助け、粘膜を保護する):海苔、わかめ、唐辛子、椎茸、ひじき、生わらび、パプリカ粉

• ビタミンB6(タンパク質の合成、免疫を正常に保つ):唐辛子、こんにゃく、かぶの葉、海苔、きくらげ、抹茶、そば粉、大豆、きな粉、ジャガイモ、ごま、鰯、秋刀魚、鮭、鯖

• β−カロテン(ビタミンAに変換され、皮膚や粘膜などの免疫バリアを健康に保つ):海苔、唐辛子、わかめ、にんじん、春菊、ニラ、大根の葉、かぶの葉、大葉、菜の花、ひじき、抹茶、三つ葉

• アスタキサンチン(ストレスによるNK活性の低下を抑える働きがある):海老、金目鯛、鯛、鮭、蟹、鱒、イクラ

• クルクミン(抗酸化作用で免疫細胞のダメージを防いで免疫力の低下を防ぐ):カレー粉

• 食物繊維(腸管免疫を整える):こんにゃく、きくらげ、椎茸、ごぼう、ひじき、まいたけ、海苔、わかめ、えのき、かぼちゃ、大豆、菜の花、ブロッコリー、レンコン、オクラ

• 乳酸菌(腸管免疫を整える):ヨーグルト、漬け物

• 亜鉛(免疫力の保持):鰯、鯖、煮干し、牡蠣、大豆、辛子、抹茶、松の実、ごま、パプリカ粉

• セレン(免疫力の保持):海老、鰺、鯛、鰯、秋刀魚、鯖、牡蠣、辛子、卵黄、小麦粉

• ムチン(免役機能を高める):里芋、長芋、山芋、なめこ、レンコン、オクラ

• 良質のタンパク質(免疫細胞を作る):魚肉、鶏肉、卵白、大豆、豆腐、豆乳

免疫力を調整する成分と食材補足資料

免疫力を強める成分と食材

① β−グルカン(NK細胞の活性化、樹状細胞を活性化して攻撃指令力を強化):椎茸、なめこ、まいたけ、きくらげ、

しめじ、えのき

② フコイダン(NK細胞の活性化):昆布、海苔、ひじき、わかめ、もずく

③ レンチナン(免疫力を高める。NK細胞の活性化、樹状細胞を活性化して攻撃指令力を強化):椎茸

④ グリフォラン(T細胞とマクロファージを介して抗がん作用を発揮する):まいたけ

⑤ D−フラクション(マクロファージ、T細胞、NK細胞を活性化する。インターロイキン2の分泌を促進する):まいたけ

⑥ アリルシステインスルフォキシド(NK活性を高める):ニンニク

⑦ ビタミンC(インターフェロンの生成と分泌を促し、抗ウイルス作用を発揮する):海苔、ピーマン、柚子、唐辛子、

ブロッコリー、生姜、すだち、白菜、かぶの葉、大根の葉、キャベツ、さつま芋、菜の花、抹茶、温州みかん、レンコン

⑧ 亜鉛(T細胞とNK細胞の働きを改善):鰯、鯖、煮干し、牡蠣、大豆、辛子、抹茶、松の実、ごま、パプリカ粉

⑨ ジンゲロール(免役細胞数を増やし、攻撃力を高める):生姜

⑩ ネギの抽出液(抗体産生能を高め、抗インフルエンザ作用):長ねぎ

⑪ 白菜抽出液(TNF-α産生):白菜

⑫ バナナ、スイカ、ブドウの抽出液(TNF-α産生):バナナ、スイカ、ブドウ

⑬ バナナ、キウイの抽出液(好中球の増加):バナナ、キウイ

補足資料

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