がんサバイバーシップなぜ「サバイバーシップ」なのか?・医療の進歩により、がんとともに生きる時間が...

Post on 11-Jun-2020

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がんサバイバーシップ

夫々の立場でできること、やるべきこと

海外のサバイバーと意見交換してみよう

NPO法人キャンサーネットジャパン

理事 川上祥子

“Cancer Survivorship” 概念のご紹介

Cancer Survivorとは…◆1986年、米国のNCCS(The National Coalition for Cancer Survivorship)が定義「サバイバーは、がんの告知を受けた個人がその生涯を全うするまでを意味する。その家族、友人、ケアにあたる人々なども、その影響を受けるので、彼らもサバイバーに含まれるべきである」

◆1996年、これらの市民活動に呼応する形で米国がん研究所にがん サバイバー室が設置される。

なぜ「サバイバーシップ」なのか?

・医療の進歩により、がんとともに生きる時間が

延長されてきた

・患者も、社会も、がんと向き合う必要がでてきた

・治療開発は、臨床試験によって可能になり、患者の協力も必須

・がん患者が置かれている状況、「声」を社会に届ける必要がある

日本のサバイバーシップをめぐる状況【行政】

2007年 がん対策基本法、がん対策推進協議会、

2012年 がん対策基本法見直し、2016年の改定

【アカデミア】

2001年、日本がん看護学会学術集会テーマ

「がんサバイバーシップ:新しい看護の創造を!」

2009年 第47回 癌治療学会学術集会によるPAL取組

2010年 第10回 日本臨床腫瘍学会学術集会によるPAP取組開始

2014年 第55回 日本肺癌学会学術集会によるPAP取組開始

2016年 第75回 日本癌学会学術総会によるSSP

(サバイバー・科学者 プログラムプログラム)開始

2013年 国立がん研究センター、サバイバーシップ支援研究部設置

日本のがん患者会とアドボカシー

あけぼの会(乳がん)、イデアフォー(乳がん)ジャパン・ウェルネス(現がんサポートコミュニテイ)

キャンサーネットジャパンなどの患者会、サポート団体・・・がん啓発、相談支援の充実に貢献

【患者会の連合組織】患者団体支援機構全国がん患者団体連合会・・・行政への提言、要望書提出等も行う

肺がんは・・

• 2015年11月 全国6つの患者会で結成

• 第56回日本肺癌学会学術集会内にて

• 全国肺がん患者会連絡会議 開催

• 現在は全国11の患者会

日本肺がん患者連絡会の発足

• 北海道肺がん患者と家族の会• 秋田県肺がんネットワーク「あけびの会」• 福井 マスカットクラブ• 肺がん患者サロン ふたば(富山県)• 肺がん患者の会ワンステップ(関東中心)• ワンステップしゃちほこ(東海地区)• 三重 肺がん患者の会• 肺ゆう会~なら• 肺ゆう会~しが• 神戸 肺がん患者会 肺ゆう会• ライオンハート岡山

アドボカシー協働患者力アップ

「仲間がいる」共感支援

日本肺がん患者連絡会の活動

2015年9月、日本から初めて

山岡鉄也さんが

世界肺癌国際会議(デンバー)へ

日本から世界へ

2016年12月、長谷川一男さんが世界肺癌国際会議(ウィーン)へ

世界から日本へ

Director of MembershipInternational Association for the Study of Lung Cancer (IASLC)

Kristin Richeimer Kathy Weber

Lung cancer survivorIASLC Foundation Board

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