as isから始めようチケット駆動開発の3事例

9
As isから始めよう - チケット駆動開発の3事例 - 株式会社SRA 阪井 誠

Upload: makoto-sakai

Post on 31-May-2015

934 views

Category:

Software


2 download

DESCRIPTION

DevLove関西 LT未発表資料。

TRANSCRIPT

Page 1: As isから始めようチケット駆動開発の3事例

As isから始めよう - チケット駆動開発の3事例 -

株式会社SRA 阪井 誠

Page 2: As isから始めようチケット駆動開発の3事例

チケット駆動開発

現場から始まったシンプルな情報共有が特徴

• ITS(Issue Tracking System)チケットを用いて、障害、課題、Q&Aのほか、タスクを管理する

• チケットを構成管理と関連付ける

– 修正に至る経緯を関連付けることができる

– 複数の更新を束ねることができる

• チケットを中心として、情報をリアルタイムに共有し、 プロジェクトを運営する

2

Page 3: As isから始めようチケット駆動開発の3事例

チケット駆動開発は As is から? それとも To be から?

3

Page 4: As isから始めようチケット駆動開発の3事例

3つの改善事例

4

As is To be 文化の徹底

目的 作業漏れ防止 トレーサビリティ 計画、保守性向上

チケットの利用法 備忘録・情報共有 進捗・状況管理 タイムボックス管理

ITSの経験 障害管理のみ チケット駆動開発 チケット駆動開発

Page 5: As isから始めようチケット駆動開発の3事例

5

As is To be 文化の徹底 目的 作業漏れ防止 トレーサビリティ 計画、保守性向上

チケットの利用法 備忘録・情報共有 進捗・状況管理 タイムボックス管理

チケットの経験 障害管理のみ チケット駆動開発 チケット駆動開発

モチベーション 向上 低下 変わらず

管理面の効果 中 大 中

コミュニケーション向上 大 中 中

強制 なし あり なし

負担感 小 大 なし

結果 作業量が明確でモチベーション向上

効果あり。要件チケットの負担大

管理が容易。必要な記録を自主的に実施

感想 危機感と目的意識から効果的だった

面倒。Redmineなど負担軽減が必要

報告の簡素化され 作業効率化

要望から実施

負担が少なく好評 管理的で負担が大きく感じられた

自主性に任せた

効果も高かった

Page 6: As isから始めようチケット駆動開発の3事例

6

問題点を見極めるとうまくいく

管理的になり易い準備が重要

文化の醸成による改善

Page 7: As isから始めようチケット駆動開発の3事例

実は単純ではない

プロセス改善はモデル重視と問題解決重視の間を行き来しながら改善の経験値が上がるといわれる

• モデル重視はTo beアプローチに相当する

– 形骸化の壁と認証の壁がある

• 問題解決重視はAs is アプローチに相当する

– 制度化の壁がある

*乘松聡「問題解決重視とモデル重視 ~組織に合ったプロセス改善モードを探す」 ,ソフトウェアプロセス改善カンファレンス2004. http://www.jaspic.org/event/2004/SepgJapan/proceedings/4A2.pdf

7

Page 8: As isから始めようチケット駆動開発の3事例

まとめ

チケット駆動開発の3つの事例を示した

• チケット駆動開発は現場の改善手法

• 問題点を見極めてAs isから始めよう

–As is アプローチは制度化の壁に注意

• 綿密な準備をしよう

–To beアプローチは形骸化に注意

• 改善する文化を育てよう

8

Page 9: As isから始めようチケット駆動開発の3事例

完 9

As isから始めよう

- チケット駆動開発の3事例 -