asit works 2011-2013

ASIT Works 2011-2013

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ASIT Works 2011-2013

ASIT 活動歴2011.10 「学製展 2011」卒業設計展覧会・講評会 @ 三重大学レーモンドホール2012.2   「keito」 写真師 松原豊レクチャー 会場構成 @ センターパレス2012.4   「連続レクチャー」- ココからできることを考える - 倉方俊輔 vol.1@ 三重大学レーモンドホール2012.7  「連続レクチャー」- ココからできることを考える -studio velocity vol.2@ 三重大学レーモンドホール2012.9   「miwamo cafe」カフェ改修 @ バズーカ倉庫2011.10 「学製展 2012」卒業設計展覧会・講評会 @ 三重大学レーモンドホール2012.10 「アート亀山 2012」コンペ通過・出展@亀山市東町商店街2012.11 「namiki project」三重大学学祭休憩所制作@三重大学講堂前広場2012.11 「連続レクチャー」- ココからできることを考える -D.I.G architects vol.3@ 三重大学レーモンドホール2013.2  「トウキョウ建築コレクション プロジェクト展」コンペ通過・出展 @ 代官山ヒルサイドテラス2013.6  「巣海家 - すみか -」居酒屋改修 @ 元喫茶店オレンジペコ2013.7  「国際モラトリアム」写真展会場構成 @ センターパレス B1・三重大学三翠ホールホワイエ2013.10 「学製展 2013」卒業設計展覧会・講評会 @ 三重大学環境情報科学館 1F

三重大学の建築学科生・卒業生を中心とした集団。様々な目的を持つ人々が集まる場をつくり出す。建築の視点からその場の持つ可能性を探り、まちへと展開していく。

ASIT ARCHITECT STUDIO IN TSU

「keito」

「あいちトリエンナーレ 2013 企画コンペ 」「namiki project」 「国際モラトリアム」 「トウキョウ建築コレクション 2012」

「miwamo cafe」 「アート亀山 2012」 「学製展 2012」 設計展

ら、記憶をもとに模型をつくると本物と違ったものになると思うのだけど、そのズレはどうクリアしましたか?記憶の街(風間):ある人が「ここはこうだった」、という話から模型をつくって、さらに他の人の話をもとに模型を直す。今度は初めに来た人がまた来て、議論をして、最終的には「こうだったよね」と直すことがありました。けれどもそうした記憶の曖昧な部分が、コミュニケーションのきっかけになるのではないかと考えています。谷尻:「都市計画」とは全部新しくしてしまうことではなく、地域の人にとっては元通りにすることだ、という思いもある。そういう点で、このプロジェクトが復興の拠りどころになるのなら、すごく意味があるね。倉本:「EVと都市プロジェクト(以下、EV)」の話を聞きたい。2つの提案がある中で、小さなガソリンスタンドの提案が面白かったな。谷尻:充電だけじゃなくて、放電の提案も聞きたかった。充電するだけなら今までのハイブリッドカーと

変わりないわけで、EVだからできることだ、という説得力が足りない感じがしたんだよね。

倉本:建築家が「あれは学生じゃないと出来ないから良いよなー」って言うようなプロジェクトがあったらいいですね。谷尻:学生に頼むべき環境がもっと生まれてくると良いなと思います。公共建築を作りましょうと言った時に、「ぜひ学生に!」なんてないし、僕だってまず頼んでもらえない。やっぱり、「過去にそういうものつくられた人の方が安心」というのが社会のルールになっている。けれども、それは新しいものが生まれない状況にもつながると思うんですよ。Intervention(原田):僕らのプロジェクトは、学生が現地に住んでいるからこそできるものであって、インドネシアの建築家はできないと思います。楽しいことばかりじゃなくて苦労もいっぱいなんですが……。

谷尻:でも、人から見て大変そうに見えるから「苦労」と言っているだけで、本当に実現しようと動いているときは「いやあ~、苦労してる苦労してる」と思ってやらないよね?倉本:そうそう、物事をシンプルに考えたい。そうすれば、地域が抱えている問題も見えてくるはずだよね。谷尻:施主がどうとか、金がなかったとかいっぱい言い訳があるだろうけれど、できる方向にしか道がない、みたいな状況にしたいよね。プロジェクトのさまざまな条件が、魅力に変換されれば良いなと思う。倉本:「Intervention」は、最も条件が悪いですよね。でもその条件を逆手にとって、「よそもんですよ。よそもんとして何かやります」という切り口はすごく面白かったですね。Intervention(吉方):ただ、他者としてその地域で生活しているうちにとだんだん他者ではなってしまうんです。そういうところが難しいですね。

司会:実は3年ほど前に「建築家の職能」というテーマで特別対談を企画して、その延長でプロジェクト展がはじまりました。そこで今回は「建築家の職能」について議論していただきたいと思います。記憶の街(風間):学生には難しい話ですね。個人的な実感から言うと、「どんどん生活が良くなるんだ」というような感覚で未来を見ることはないですね。そんな状況で建築に何ができるのかというと、「これ面白いよ」っていうことを見つけてあげて、形として残すことだと思います「記憶の街」でも、それを感じました。来る人来る人、みんな知り合いなんですよ。東京とはまったく違う豊かさがあると思いました。そういう経験を咀嚼して、これから何か提案できたらいいなと思っています。Intervention(原田):今、DIYが盛り上がっていて、僕はこれからはユーザーがどんどん建築家に近づい

学生だからできること

建築家の職能

2700

4002300

“カジュアルで暖かみがあり、会話がはずむような空間”

毛糸を使って、カフェのような空間をつくります。やわらかく垂れ下がった毛糸たちはみんなをふんわりつつみこみ、

まるで大きなマフラーに入ったようなやさしいあたたかさをもたらします。

 

Concept

WHERE:   Tsu Mie Japan

 WHEN: 2012.02.18~2012.0303

CLIENT: NPO Tsu Genki Univ.

FLOOR AREA (M2): 96m2

BUDGET 50,000yen

『keito』1.CAFE & LECTURE

SPACE

2. GARALLY SPACE

3. PLACE FOR BAGGAGE

4. SERVICE

5. SHOP

60002500

10009500

600 6000 3000

1

2

3

4

5

9600Section Plan

SettingLecture

ASIT×医学生×「じじばば通り」大学周辺に「無いもの」をつくり、学生や地域住民の生活に少しの影響を与え様々な出会いを生み出すという

理念を掲げある医学生が相談に来た。「じじばば通り」と呼ばれる通りに面する、バーの裏側の倉庫として使

われていた和室を全面改装、当初の予算は4万円。「じじばば」と呼ばれるだけあって大学の周辺には年配の

方も多く住まれている。学生や若い客だけでなく町を巻き込むようなカフェにしたいという思いに負け、少な

い予算でもここでしか出来ないことが必ずあると可能性を模索した。

しかし、やはり家具の製作や買い出しの移動費だけであっという間に4万円に到達し、面積の一番大きい床材

をどうするのか頭を抱えていた頃に ASIT は松阪木材さんの見学会にお招き頂き、そこで大きな袋一杯にずら

りと並ぶ捨てられる運命にあるフローリング材の端材に出会った。

端材が紡ぐ愛着捨てられてしまう床材の端材を利用し、通常の床とは違う手間をかけた床をつくれないかと考えた。小さなピー

スをかき集め一つずつ手作業で並べることで愛着が生まれるのではないか。塗装しないことで色味は変化し、

痛めば新しい物を差し替えることで継続的に手を加えることになる。手間がかかる地道な方法ではあるが「端

材」が「愛着」を生むことがでる。人の手の痕跡のある床はここにしかない場をつくり、訪れた人たちにとっ

ても木材をより身近に感じることができるのではないか。端材が紡いだ愛着はまちへと広がっていく。

オープンから半年経過:2期改装を終え痛んだ部分は新しい物に差し替えた

「三重の・和風で・モダンな」空間をテーマに、これからカフェを開こうとする医学部生から内装デザインの依頼を受けた。

地元企業の提供の元、床材に三重県産フローリング材の端材をタイルとして使うことで、木の匂いに満ちた温かな空間を演出しました。miwamo

袋一杯の端材、使用する物を選り分ける倉庫として使われていた和室 ひとつずつ手作業で並べていく カウンターの製作 地元シンガーのライブ 店長の世代交代に伴う 2期改装

並 -namiki- 木

208本の檜柱材 vs 大学生匂いや手触り、色つやに加え強度と加工性のバランスの良い世界有数の品質を誇る

尾鷲ひのき、その一般的な規格である105mm角の柱材を使用することで普段身

近にありながら触れる機会のない木材に直に触れ体感する。また主に3m材を全部

で208本使用し、私たちが体感した大量の木材が立ち並ぶ空間の迫力を表現する。

見たことも無いような大量の柱材を敷地に搬入し、鋸で切り、ドリルで穴を開け、

だぼを打ち込み積み上げていき、それらの作業のすべて敷地で行った。各々講義や

ゼミの合間を縫って入れ替わり立ち替わりの作業の中で度重なる議論や ASIT 内外

の他学年・他学科との交流など、過程のすべてが展示空間となり、有意義な場をつ

くりだした。

ASIT×松阪木材×大学祭松阪木材さんの見学会を通じて三重県産材の持つ匂いや手触り、色つやなど大らか

な雰囲気を体感した。そこで林業の抱える問題を知り、また建築を学ぶ自分たちの

木材への無知を痛感した。

三重大学祭は老若男女たくさんの人々が訪れる県内随一の祭りだが、出店が並び賑

わう一方で発信力に欠けることや滞留スペースの不足が問題となってる。

そこに木材を直に感じられる空間をつくることで一般の方々に木材の大らかな雰囲

気に広く触れて知ってもらうことができ、また自分たちはその扱いを学ぶことがで

るのではないか。そしてこの活動が林業の振興に貢献できるのではないかと考えた。

学祭後もそのまま残すことで大学に訪れる人々が憩う場となる。

意匠×構造×現実並木道をイメージした通り抜けに加えてその懐で留まることの出来る空間をつく

る。通り抜けながら、座りながら木の雰囲気を肌で感じられる。

持ち送ることで単純な軸組においてアーチを形成する。接合面それぞれにφ16m

m、30mmの穴を開け、鉄だぼを打ち込み積んでいくことで接合することによって、

柱材を組積したのみのように見える。また不揃いの断面が並ぶ様子が訪れた人々に

手仕事の温かみを伝える。

加工が容易なことで不特定多数が作業に参加することができ、また多様な部材長に

対して 3m の規格を考慮した設計によって端材がほとんど出ないなど、意匠と構造

が一体となった設計に加え、経済面・施工面など現実とのバランスを実現した。

木材コンビナート見学会(5月)

大学祭の敷地の様子

企画会議、企画プレゼン(6月) 設計案の検討とプレゼン(7,8,9月)

集合写真

接合部

接合部の試作や加工法の検討等(10月) 材の搬入、切出し等、設営開始(11月7日~) それらと平行しての組積作業(~11月 22日)

process2012.5.

~2012.11.and to be continued.

正面立面図 内側立面図 外側立面図

11,5802,895 2,895 2,895 2,895

4,0002,0001,000 1,000

2,100

525

2,625

多様な部材長に対して短手方向は内外入れ違いの構成、長手方向は左右対象の構成とし、3mの規格に合わせて単位長さを

決定(3000-105=2895mm)することで端材ほぼ0を実現し、1カットで内と外の 2部材を切り出すことができる。

かつて、東海道の宿場町、城下町、鉄道の町として栄えた三重県亀山市。

街の中心の商店街は80年代にアーケードが整備され「丘の上の白い街」として

賑わってたが、昨今では商店街の空洞化が目立ち、空き店舗が増えている。

若きアーティスト達が全国から亀山に集い、三重ゆかりの作家も含め、亀山の

街が美術館となる。そこは、素敵な出会いがあり、楽しい時間、空間がある。

アートを通して、人と人、人と街に新しいつながりが生み出す。 見学

スケジュール

10/2710/2610月 中旬9月 下旬 10月 上旬

計画 製作 搬入 完成 アート亀山 開催

『アート亀山 2012』 「アート」を「まち」に持ち込むことで、人とアートが出会い、商店街の別の魅力を引き出す。

10/27~11/4

展示スペース before

ゆらゆら、ぼんやり、おぼつかない。

今の僕らのような、まちのお話です。

まちは、強いようで繊細です。

同じようでも、個性があります。

やさしく突っつきながら、

まちと話し てみてください。

頑丈で作られたまちは本当に弱い

あえて繊細な針金でストラクチャーを構成し、

ゆらゆらと風に揺れる針金のストラクチャーそのものが、

強く弱い都市の本質を伝える。

まちと人間の立場を逆転させることにより生まれるこの儚い都市は、

現実の都市部の問題を表現している。ASIT Project member : Kawami*Mitani*Omoyan*Ryoji*Ockun*Shimisho*Tsukasa*Yohey*Date*Naru*Keisuke*Sawady*and more.

sumika「普段は交わることの無い、三重で活動する人たちが集まり交流する拠点を」

喫茶店、たばこ屋の面影をそのままに、かわいらしいような、かっこいいような居酒屋ができました。依頼者の実家で採れる青竹を天井ルーバーにして、温かく一体感のある空間を演出しました。

オレンジペコ×居酒屋オレンジのテントにオレンジペコの文字、たばこの窓口喫茶店と居酒屋の面影を残す空き店舗。誰もがなぜか気になって心にかけていた建物に手を加える日が来るとは思っていなかった。オーナーと経営方針、場所が決まって、ASITに連絡をくれたのはオープン予定日の 3週間前。ここにしか無い空間の可能性を模索する中、依頼者の実家で竹が採れるという。青竹をルーバーを屋根型に勾配をつけて天井に取り付け空間に一体感を持たせた。またたばこの窓口が馴染むように竹簾で犬矢来をつくり、照明を仕込んで屋内の明るさと連続させオレンジの屋根に負けない印象にした。

青竹ルーバー竹は十分に乾燥させてから材料として使われることが多いが、ここでは屋内で水に濡れないことと、防腐防カビ処理をした上で天井材として使った。材の径や質感が不均質であるが、誰でも加工が容易かつ空間にうまく収まる1m 程度の寸法を基準とし、綺麗に並ぶよう互い違いに配列した。表面は白い成分が浮き出ているが、ひとつひとつ磨いてから防腐剤を塗込んだ。また天井裏の格子を確認しねじの打ち込み位置を決め竹のレールを取り付け、ルーバーはそこから縄でつり下げている

1年生から OBまで居る作戦会議 青竹のカットと磨き、塗装 レールの取り付け ルーバーの取り付け 看板デザインと取り付けの検討 看板取り付けをもって開店!

対話する写真展それぞれが1年間世界を旅してきた医学部生の2人が、旅を通じて見いだした問いを何らかのかたちで表現したいと写真展を開いた。訪れた人とたくさん話がしたい。2人の要求はそれにつきた。写真を垂らして展示することで写真に手を添えて見ることを促し、人と写真、人と人との距離を近づけることを試みた。

貸し会議室と大学ホールホワイエ 性質の異なる2つの会場で順に展示を行うことが前提であった。 一方は地元デパートに付属する貸し会議室で、閉鎖した空間で蛍光灯と壁の色があまりにも白くて明るく、また展示予定枚数に対して広い。照明を用意することはもちろん、会議室の無味乾燥な雰囲気を感じさせないことが必要である。

 もう一方は大学ホールのホワイエ、会議室に比べて非常にスケールが大きく様々な構成要素を持ち、一面ガラスで外部の列柱空間、通路、広場が非常に近く感じられる。この大きな空間に負けない展示方法を模索した。

 それぞれの条件に合ったものをその都度用意するというよりは、同じ材料を構成を変えて二つの会場に対応することが求められていると感じた。

断熱材の壁 写真を壁のスリットに差し込み垂らして展示する。あるいは眺める為には不向きか

もしれないが、ここでは写真に手をそえて見る展示方法をとる。写真に手を添えるこ

とでたくさん並んだ画面の中から切り離し一枚の写真をみることができる。顔を近づ

けてみたり、人と一緒に手を添えて話すのもいい。その様子をみた主催者は声をかけ

その写真について話すかも知れない。

 その材料として比較的安価で、加工がしやすく軽くて丈夫であり、写真とも程よい

摩擦が生まれる断熱材のパネルを使用した。手作業の切り込みが、一面に並んだ時自

然な表情をみせる。

 壁から垂れ下がる写真はゆらゆらと手にとってもらえる時を待つ。

 

「さわれる」写真の展示空間 通常の絵画や写真の展示では、真っ白や真っ黒の壁やパネルを背景に静かに一人で写真の世界に浸る。会場の構成やその見方に力が注がれることは少なく、実現してもそれは動線の処理程度かも知れない。それは写真がひとつの作品として触れることができないことに起因する。PCやデジタルカメラ、プリンターが一般的に使いやすいものになって画像処理やその表現、使用する人は多種多様となった今、新しい展示方法が可能ではないか。 今回の写真展では予算の許す限り写真を印刷することができた。写真に触れることで写真展の中で人と写真、人と人の関係ができるのではないか。 写真に手を添えて見ることができる展示方法によって訪れた人同士、また主催者との会話がうまれるのではないか。 

写真展【国際モラトリアム】 それぞれが大学を休学し、1年間世界を旅してきた2人が、旅を通じて見いだした

問いを何らかのかたちで表現したいと合同で写真展を開いた。 訪れた人みんなとたくさん話がしたい。数えきれない程の写真の中から選びに選び抜いた約130枚の一枚一枚を見て欲しい。これらが会場に求められる性質であった。

 話しやすい雰囲気の写真展とは?写真一枚一枚の印象を深める展示方法とは?

 初めて会って話をしたとき、おそらく通常の写真展とは違うもの求められているということが感じられ、何か新しいものができあがる予感がした。

 写真展の会場構成の可能性について考える機会となった。

上:会議室、下:ホワイエ▶

上:切り込み、下:スリットに差し込む▶

上、下:会期中の様子▶

上:依頼者、下:記念写真▶

無機質で広い会議室の中に閉じた空間を囲むことでとても写真と、人と近い空間にしました。

とても大きく開放的な空間かつ、様々な構成要素、視線がある中で、

一枚の大きな壁を適切にたてることでホールに負けない存在感のある空間にしました。

レクチャー vol.1 レクチャー vol.2 レクチャー vol.3 第一回学製展 第二回学製展

学 生 × 建 築 家 × 文 化 財

外部講師をお呼びし三重大学内にあるレーモンド設計の登録有形文化財であるレーモンドホールでレクチャー・講評会・展覧会などを行っています。毎回60名ほどの来場があります。三重県外からも訪れます。

レーモンドホールレーモンドホールは昭和 26 年に三重県立大学の図書館として建てられたアントニン・レーモンド設計の木造建築です。南面全面がガラス張りの掃き出し窓となっていて、2mもの深い軒の出をもちます。窓を開け放し、軒の下に座れる気持ちのいい空間です。