audience - august 2014

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take FREE 特集 今年最後の「キューバ映画祭」は 絶対見逃せない! いよいよ佳境の野外フェス、 ノースジャムセッションに すすきの音楽祭、北海道ジャズ etc AUGUST No.133 8 ジャパニーズ・コンテンポラリー・ビッグバンドの雄 C.U.G. Jazz Orchestra リーダー・SAX奏者 小濱安浩 2014

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Page 1: Audience - August 2014

takeFREE

特集

今年最後の「キューバ映画祭」は絶対見逃せない!

いよいよ佳境の野外フェス、ノースジャムセッションにすすきの音楽祭、北海道ジャズ etcAUGUST

No.133

8ジャパニーズ・コンテンポラリー・ビッグバンドの雄 C.U.G. Jazz Orchestraリーダー・SAX奏者 小濱安浩

2014

Page 2: Audience - August 2014

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Live Music in Sapporo BILLY'S札幌市中央区南5条西2丁目 サイバーシティービル2F TEL.011-252-7701 19:00~24:00 日曜・祝日休

ビリーズ

ビリー・キングと一緒に歌うレッスンも開講札幌グランドホテルのディナーショーをはじめ、大橋純子さんとの共演や多くのコンサートにゲスト出演し、札幌を拠点として活躍している歌手ビリー・キング。すすきのにある彼がプロデュースするライブクラブでは、ビリー本人が生演奏をバックに、毎日3回ものステージで歌声を披露している。

音楽プロデューサーでもあるビリーと一緒に、ゴスペル・洋楽・映画音楽などあらゆるジャンルの歌を歌い、指導も受けられるレッスンが開講した。週2回のクラスに分 かれており、第1・3日曜日 は16 ~ 18時。第2・4火曜日は午後13 ~ 15時で、いずれもレッスン料 は4,000円(初回 のみ入会金5,000円別途)。会場 は『Siloam Christ Church』4F(札幌市中央区南7条西8丁目 LC十八番館内)。問い合わせは、090-7640-3573(事務局羽田宛)まで。

1.毎日バンドの生演奏をバックにライブステージに酔いしれる。2.ステージに面したテーブル席の他、ボックス席もある。3.プロと一緒に歌い、指導も受けられるレッスンも開講したビリー・キング。

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スペシャルインタビュー/小濱安浩…………………………1C.U.G. Jazz Orchestra……………………………………2SAPPORO CITY JAZZ 2014……………………………3SAPPORO CITY JAZZ 2014……………………………4SAPPORO CITY JAZZ 2014……………………………5リアルトピックス/キューバ映画祭………………………6リアルトピックス/キューバ映画祭………………………7Month lyP ickUp…………………………………………8Month lyP ickUp…………………………………………9MonthlyPickUp…………………………………………10ライブ・スケジュール………………………………………11ライブ・スケジュール………………………………………12ライブ・スケジュール………………………………………13

ライブ・スケジュール………………………………………14ライブ・スケジュール………………………………………15ライブ・スケジュール………………………………………16ライブ・スケジュール………………………………………17ライブ・スケジュール………………………………………18ライブ・スケジュール………………………………………19ライブ・スケジュール………………………………………20ライブ・スケジュール………………………………………21ライブ・スケジュール………………………………………22ミュージシャンスケジュール………………………………23北海道ジャズ2014 in 小樽………………………………24トラッドジャズがあるじゃないか!…………………………25インフォメーション…………………………………………26音楽のチカラ………………………………………………27インフォメーション…………………………………………28

INDEX:2014.8 Special Interview

ジャパニーズ・コンテンポラリー・ビッグバンドの雄C.U.G. Jazz Orchestraリーダー・SAX奏者

小濱安浩小濱安浩プロフィール1960年広島市生まれ。1989年CUG JazzOrchestraを結成。大坂昌彦&原朋直クインテット、村田浩バップバンド他,多くの海外公演などを経て、現在は自己のカルテット、CUG Jazz Orchestra、East West Alliance(JayThomas-小濱-池田篤Sextet)を中心に、数々のセッションで活躍中。Be-Bopからコンテンポラリーまで、テナーの本道を行く。後進の指導にも力を注ぎ、新世代を担うリーダーとしても注目される人望厚きミュージシャンである。

Q.まずバンド結成25周年おめでとうございます。今回の札幌公演(8/10共済ホール)実現に至った経緯を教えてください。

A.ありがとうございます。今回の公演の話は、実は十数年前からあったんです。私の古い友人、法邑泰広さんがことあるごとに『CUG,札幌でやってよー』と。結成25周年ということで今年こそは!と昨年末より本格的に話が持ち上がり、現CUGメンバーの酒本廣継君に相談し、実現の運びとなりました。ⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢ

Q.バンド運営が大変なプロのビッグバンドを、ここまで長く続けてこられた信念はなんだったのでしょうか。ビッグバンドというスタイルにどのような可能性を感じているのですか?

A.ビッグバンドは『大きな家族、小さな社会』長く活動していると色んな時があるものです。このバンドの正式名称は

『Continued in the UnderGround jazz orchestra』といいます。これは英語としては少し変ですが『継続は力なり』という意味を込めて結成直後に付けた名前です。信念というより、気付けば25年も経っていた、というのが正直なところです。あえて言うとすると一般的ですが『情熱』と『忍耐』でしょうか。バンドの形体に関しては、特別なこだわりはありません。多くの優れた演奏家が集い、音楽的に心が繋がり、かつ爆発的に広がる瞬間、これは何事にも代え難いビックバンドの魅力です。アンサンブルというのはまず隣の人を認めるという行為から広がっていくものです。特に現代は人との関係が稀薄、と危惧される時代。アンサンブルを通じて人との関係を確立する事が何より大切だと思いますし、これを若い次世代に伝えなければならないと思っています。

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Q.CUGでアルバムは何枚リリースされたのですか?また作曲とかアレンジを含めレパートリーはオリジナルが多いのですか?

A.今年の8月6日発 売のアルバム『Twenty Five and

Counting!』でもう8枚目となります。基本的に楽曲は水野修平君が手がけたもの、もしくはNYの私の仲間、アレン・ファーナムが手がけた物を中心としています。

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Q.他のバンドとは違うCUGのサウンドの特徴を教えてください。

A.ストレードアヘッドなグルーブ、オリジナリティーあるサウンド、アメリカジャズ全盛期時代の音はきちんと継承し、しかしそれはただの踏襲ではない、今の(現在の)リアルな音楽である。そしてメンバーのほとんどが優れたインプロプロバイザー (ソロイスト)である、という感じでしょうか。

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Q.北海道のジャズシーンは、プレイヤーを含めどのような印象をお持ちでしょうか?

A.現在、トロンボーン酒本廣継君、今期からは坂本菜々さんも、レギュラーメンバーとして参加してくれています。印象も何もかにも、住んでいる街が違えど、音楽を通じた素晴らしい仲間達が沢山いる所だと感じています。これだけ航空券が安くなった今、札幌は今や何処へでも駆けつけ易い街となっています。多くの人と人との関係を紡ぐのも、自分の役目だと思っています。

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Q.最後にコンサートに向けてのメッセージをお願いします。

A.今回のコンサートは個人的にも本当に意味深い催しです。多くの仲間の住む街『札幌』、ついにCUG登場です。このコンサート開催に至るまで力を貸して下さった、言い出しっぺの法邑さんをはじめ,グルービー森本さん、橋本さん率いるマーサーハッシー楽団、TheBridgeJazzOrchestraのメンバーの方々、若林先生、編集長の泉さん等々、言いだすときりがないほど多くの方 々 に心から感謝しています。CUGの演奏で一人でも多くの皆さんに何かを感じてもらえたら嬉しいです。そこでの新しい出会いに、今からワクワクしています。一生懸命やります。