aws black belt techシリーズ aws storage gateway
DESCRIPTION
AWS Black Belt Tech Webinar 2014 (旧マイスターシリーズ) AWS Storage GatewayTRANSCRIPT
AWS Storage Gateway
AWS Black Belt Tech Webinar 2014 ( 旧マイスターシリーズ )
アマゾンデータサービスジャパン株式会社ソリューションアーキテクト 北迫 清訓
Agenda
1. AWS Storage Gatewayとは2. Gateway タイプの特徴3. AWS Storage Gateway 詳細4. AWS Storage Gateway Tips5. プライシング6. まとめ
AWS Storage Gateway とは
AWS Storage Gateway その 1
• オンプレミス環境と連携可能なデータバックアップおよびクラウドストレージを提供するゲートウェイサービス
オンプレミス環境 クラウド環境
AWS Storage Gateway
AmazonS3
AmazonGlacier
Internet
オンラインストレージ
アーカイブストレージ
ゲートウェイ
サーバ
データ連携
データ格納
バックアップ( Gateway-Stored Volumes
/ Gateway-VTL )
容量拡張(Gateway-Cached Volumes)
AWS Storage Gateway その 2
• AWS 上で、大容量オンラインおよびバックアップストレージを活用するためのゲートウェイサービス
クラウド環境
AWS Storage Gateway
AmazonS3
AmazonGlacier
オンラインストレージ
アーカイブストレージ
ゲートウェイ
サーバ
データ連携
データ格納
バックアップ( Gateway-VTL )
容量拡張(Gateway-Cached Volumes)
データ保管ストレージ
• データ保管先に、安価かつ耐久性の高いAmazon S3 および Amazon Glacier(※1) を使用
格納容量無制限 安価なストレージ
高い堅牢性 セキュア
( キャパシティプランニングが不要 )
(99.999999999% 3 拠点以上の DC へ自動複製 )
( 月額 1GB / 約 4 円〜 )
( 厳重に管理された DC/ 全て暗号化でやりとり )
※1 Gateway-VTL のみ利用可能
AWS Storage Gateway
• 活用領域• オンプレミス環境から AWS 環境へのデータのレプリケー
ションする Disaster Recovery 用ストレージとして利用
• オンプレミスおよび AWS 環境での大容量オンラインストレージとしての利用
• オンプレミスおよび AWS 環境でのバックアップデータ格納ストレージとしての利用
AWS Storage Gateway
大容量かつ堅牢性の高いクラウドストレージをオンラインストレージおよびバックアップ用途で、オンプレミスおよび AWS など様々な環境で利用を可能とするサービス
Gateway タイプの特徴
Gateway タイプ
Gateway-Stored Volumes
Gateway-Cached Volumes
Gateway-VTL
Gateway タイプ
Gateway-Stored Volumes
Gateway-Cached Volumes
Gateway-VTL
Gateway-Stored Volumes
• オンプレミス環境のディスクデータを AWS Storage Gateway 経由で Snapshot として Amazon S3 上に取得し、 AWS 環境での Disaster Recovery を実現
– オンプレミスのローカルディスク (Volume Storage) のバックアップを自動的に AWS 側で実施
– 更新データは非同期で AWS に転送
– オンプレミス側の Storage Gateway へリストア、もしくは AWS 上でEBS ディスクへのリストアも可能
Gateway-Stored Volumes
AWS Storage Gateway(Gateway-Stored Volumes)
Amazon S3
Internet
ローカルストレージのバックアップ
災害時 AWS 側にリカバリ
Snapshot
Snapshot
EC2
EBS
リストア
Volume Storage( ローカル格納用 )
Upload Buffer( 転送一時格納用 ) Snapshot
リストア
パターン 1
パターン 2
• Architecture
DAS/SAN
Disk Volume
Gateway-Stored Volumes
• Gateway-Stored Volumes の特徴– Volume Storage は 1Volume 1GB ~ 1TB まで指定可能
– 1 Gateway で最大 12 個の Volume Storage を作成可能 ( 最大 12TB)• Volume Storage 毎に iSCSI Target を持つため、複数のサーバを Gateway に接続
することが可能
– Volume Storage 単位で S3 上に EBS Snapshot を取得• ESB Snapshot は差分で取得可能• 手動およびスケジューリングによる Snapshot の取得にも対応
– Upload Buffer は 1GB ~ 2TB まで• Upload Buffer は Gateway 内で共有利用されるため、書き込み容量と AWS への
データ転送速度を基準に、 Upload Buffer があふれないようにサイジング
Gateway タイプ
Gateway-Stored Volumes
Gateway-Cached Volumes
Gateway-VTL
Gateway-Cached Volumes
• Storage Gateway 経由で Amazon S3 を直接利用することで、堅牢性の高い大容量ストレージを実現– Storage Gateway 経由で、 S3 をファイルシステムとして利用可能
– オンプレミスおよび AWS の EC2( 仮想サーバ ) 環境で利用可能
– アクセス頻度の高いデータは、キャッシュとしてローカルに保持
– オンプレミス側の Storage Gateway へのリストア、もしくは AWS上の EC2 Gateway へのリストアも可能
Gateway-Cached Volumes
AWS Storage Gateway(Gateway-Cached Volumes)
Amazon S3
Internet
データ転送Snapshot
EC2
EBS
Upload Buffer( 転送一時格納用 )
DAS/SAN
• Architecture
Cache Storage( ローカルキャッシュ用 )
Volume Storage
リストア
AWS Storage Gateway(Gateway-Cached Volumes)
データ転送/ データアクセス
大容量ストレージ
Amazon S3
データアクセス
Disk Volume
Gateway-Cached Volumes
• Gateway-Cached Volumes の特徴– 1 Volume Storage は 1GB ~ 32TB まで指定可能
• Cache Storage は Gateway 内で共有利用され、 Gateway あたり 1GB ~ 16TB まで指定可能
– 1 Gateway で最大 20 個、合計 150TB までの Volume Storage を作成可能• Volume Storage 毎に iSCSI Target を持つため、複数のサーバを Gateway に接続すること
が可能
– Volume Storage 単位で S3 上に Snapshot を取得• Snapshot は差分で取得可能• 手動およびスケジューリングによる Snapshot の取得にも対応
– Upload Buffer は 1GB ~ 2TB まで• Upload Buffer は Gateway 内で共有利用されるため、書き込み容量と AWS へのデータ転送
速度を基準に、 Upload Buffer があふれないようにサイジング
Gateway タイプ
Gateway-Stored Volumes
Gateway-Cached Volumes
Gateway-VTL
Gateway-VTL
• 物理テープライブラリ装置の代替として、 Storage Gateway を仮想テープライブラリとして利用することで、堅牢性の高い外部保管バックアップストレージを実現– VTL(Virtual Tape Library) 対応バックアップソフトウェアを利用
し、 Storage Gateway を経由して、バックアップデータを S3 およびGlacier に格納
– オンプレミスおよび AWS の EC2( 仮想サーバ ) 環境で利用可能
– バックアップソフトウェアにてテープの取り出しオペレーションを行うことで、より安価なアーカイブストレージ (S3 → Glacier) にデータを退避
Gateway-VTL
AWS Storage Gateway(Gateway-VTL)
Amazon S3
Internet
バックアップデータ転送
仮想テープ
EC2EBS
Upload Buffer( 転送一時格納用 )
DAS/SAN
Cache Storage( ローカルキャッシュ用 )
AWS Storage Gateway(Gateway-VTL)
MediaChanger
Tape Drive
仮想テープ
Amazon Glacier( VTS)
• Architecture
Amazon S3
仮想テープ
仮想テープ
MediaChanger
Tape Drive バックアップ
データ転送
アーカイブ
リトリーブ 仮想テープ
アーカイブ / リトリーブ
Backupサーバ
物理テープライブラリ装置の代替として
Gateway-VTL
• Gateway-VTL の特徴– 各 Gateway は、 iSCSI による仮想テープドライブと仮想メディアチェンジャーを
提供• 仮想テープドライブは最大 10 個 , 仮想メディアチェンジャーは 1 個
– 1 Gateway で最大 1,500 個の仮想テープもしくは合計 150TB まで格納可能• 各仮想テープは 100GB, 200GB, 400GB, 800GB, 1.5TB, 2.5TB を選択可能
– 仮想テープ単位で S3 および Glacier 上にデータが格納• オンラインテープは S3 上に格納。バックアップソフトウェア等を利用して仮想テープの取り出し
を行った際に、 Glacier(Virtual Tape Shelf) に移動• Glacier にアーカイブされた仮想テープは別の Gateway-VTL にリトリーブが可能
– Cache Storage は 1GB 〜 16TB まで、 Upload Buffer は 1GB ~ 2TB まで• Cache Storage は Gateway 内で共有利用される• Upload Buffer は Gateway 内で共有利用されるため、書き込み容量と AWS へのデータ転送速度を
基準に、 Upload Buffer があふれないようにサイジング
Gateway Type
Gateway Type Gateway の利用用途 Gateway 動作環境環境
Gateway-Stored Volume オンプレから AWS への DR を目的とし、オンプレミス環境の特定ディスクボリュームを自動的に AWS 側に複製
オンプレミス環境
Gateway-Cached Volume
1 ボリューム最大 32TB の大容量ストレージが実現できるローカルキャッシュストレージとして利用
オンプレミス環境AWS 環境
Gateway-VTL 物理テープライブラリの代替として、バックアップ SW と組み合わせたクラウドデータバックアップとして利用
オンプレミス環境AWS 環境
Gateway Type ごとの利用構成例Gateway-Stored Volume によるシステム DR 環境
EC2
EBS
Snapshot Snapshot Snapshot
EC2
EBS
EC2
EBS
AWS Storage Gateway(Gateway-Stored Volume)
SystemA SystemB SystemC
VolumeA VolumeB VolumeC
VolumeA VolumeB VolumeC
VolumeA VolumeB VolumeC
SystemA SystemB SystemC
S3
ユーザ
リストア
リストア
ローカルにデータをリストア
EBS にデータをリストア
オンプレミス側災害時にAWS 側で復旧
災害時ユーザの接続先変更
AMI
Gateway Type ごとの利用構成例Gateway-Cached Volume による大容量ファイルサーバ
EC2
EBS
SnapshotAWS Storage Gateway(Gateway-Cached Volume)
ファイルサーバ
S3
ユーザ
Snapshot
SnapshotAWS Storage Gateway(Gateway-Cached Volume)
ファイルサーバ
S3
ユーザ
Snapshot
ユーザ
拠点 A
拠点 B
AWS 側でデータバックアップ
アクセス速度重視
拠点間での共有利用
Gateway Type ごとの利用構成例Gateway-VTL によるクラウドバックアップ ( 外部保管 )
EC2
EBS
AWS Storage Gateway(Gateway-VTL)
バックアップサーバ
S3
バックアップサーバ
統合バックアップ環境
仮想テープ
仮想テープ
仮想テープ
Glacier
オンライン保管 アーカイブ保管
3 箇所以上のDC
業務システム
業務システム on AWS
統合バックアップ環境
AWS Storage Gateway(Gateway-VTL)
S3 仮想テープ
仮想テープ
仮想テープ
Glacier
オンライン保管 アーカイブ保管
3 箇所以上のDC
外部保管
AWS 内での統合バックアップ
AWS Storage Gateway 詳細
仮想アプライアンス動作要件
• Gateway 動作環境
ハイパーバイザー
VMWare ESXi 4.1, 5.0Microsoft Hyper-V 2008R2 ※1
CPU 4 つ以上の Virtual Core
Memory 7.5GB 以上
HDD 75GB 以上 (SGW 用 )※2
※1 Gateway は Internet に通信できる NWが 接続されている必要があります。
EC2インスタンス
タイプ
m1.xlargem2.xlargem2.2xlargem2.4xlargec1.xlargehi1.4xlarge
hs1.8xlargem3.xlargem3.2xlargec3.2xlargec3.4xlargec3.8xlarge
から EC2 インスタンスイメージを起動可能
2014年 08 月時点
※2 Gateway には別途データ格納領域として HDD の領域が必要となります。
オンプレミスGateway
EC2 Gateway
仮想アプライアンス動作要件
• 接続クライアントサポートする
iSCSI InitiatorWindows Server 2008, 2012Windows 7Red Hat Enterprise Linux 5VMWare ESX Initiator
• サポートソフトウェアVTL サポート
バックアップソフトウェア
Symantec BackupExec 2012Symantec Netbackup 7.5※1
SOCKS サーバ( Proxy 用 )
SOCKS5
• ネットワーク要件用途 プロトコル ポート Source Destination
S3 へのデータ転送 TCP 443 Storage Gateway Internet
Gateway Activation
TCP 80 ローカル NW Storage Gateway
iSCSI 接続 TCP 3260 ローカル NW Storage Gateway
※1 Gateway-VTL 対応バックアップソフトウェアバージョンに関しては、都度 SWベンダーに確認ください。
Network Architecture
サーバ
Local network
Management
Console管理者
InternetProxy サー
バ ( 環境により )
Proxy サーバ ( 環境によ
り )
Internet VPN
Direct Connect(専用線 )
パターン 1
パターン 2
パターン 3
VPC EC2
Storage Gateway
S3 Glacier
• オンプレミス Storage Gateway ネットワーク構成パターン例– パターン 1:インターネット経由 – パターン 2: VPN 接続経由– パターン 3:専用線経由
Storage Gatewayの Activation のため、 Management Console で設定を行う作業端末は Internet および Storage Gateway に対して直接通信できる必要がある
作業端末
Network Architecture
• EC2 Gateway ネットワーク構成パターン例– パターン 1: VPC 環境にデプロイ– パターン 2: EC2 Classic 環境にデプロイ ( サーバ間は PrivateIP で通信 )
Local network
Management
Console管理者
Internetパターン 2
VPC
Internet VPN
パターン 1
サーバ
EIP orNAT 経
由 サーバ
EIP orPublicDNS
EC2 Classic
PrivateIPPrivateI
PStorage Gateway
S3 GlacierStorage Gateway
EC2
作業端末
EC2
Direct Connect(専用線 )Storage Gatewayの Activation のため、 Management Console で設定を行う作
業端末は Internet および Storage Gateway に対して直接通信できる必要がある
Gateway セットアップまでの流れ
Gateway Type およびデプロイ環境の決定
VM 環境の構築および Gateway仮想マシンの起動
AWS Marketplace 経由で EC2インスタンスの起動
Gateway の Activation
Gateway に Storage を割り当て (Upload Buffer/Cache Storage)
クライアントから iSCSI で接続
Volume の作成 仮想テープの作成
オンプレミス AWS
Gateway-Stored VolumesGateway-Cached Volumes Gateway-VTL
クライアントマシンからの接続
• iSCSI イニシエータを利用して接続Storage Gateway MC画面の Gateway より Gateway の IP アドレスを確認
クライアントマシンの iSCSI イニシエータ経由でデバイスに接続
Windows iSCSI イニシエータ Windows デバイスマネージャ
Windows デバイスマネージャ
Gateway-Stored VolumesGateway-Cached Volumes
Gateway-VTL
• CHAP認証 (Challenge Handshake Authentication Protocol) にも対応
Volume の Snapshot
• Gateway-Stored Volume と Gateway-Cached Volumeで、 AWS 側で格納されたデータの Snapshot の取得を Volume単位で可能
• 手動取得– Storage Gateway 管理画面より、取得対象 Gateway の Volume を
選択し「 Create Snapshot」ボタンを押下
– Navigation バーの「 Snapshots」より取得した Snapshot が確認可能
Volume の Snapshot
• スケジュール設定– Storage Gateway 管理画面より、取得対象Gateway の「 Snapshot
Schedules」タブを選択し、「 Add/Modify Snapshot Schedule」を押下
– ポップアップ画面にて、取得対象 VolumeID 、開始時刻、取得間隔を指定• 取得間隔は 1,2,4,8,12,24 時間ごとを指定可能
– Navigation バーの「 Snapshots」より取得した Snapshot が確認可能
Snapshot からの Restore
• 取得した Snapshot からデータを Gateway にリストアする場合は、新規の Volume を作成
– Volume 単位のリストア– Volume 作成時に、リストア対象の Snapshot ID を指定– 既存のボリュームにはリストアできないことに注意
• iSCSI の Target Name が変更されるため、接続クライアント側の設定変更が必要となる– 同一リージョンであれば別の Gateway に対してもリストア可能
• Gateway-Stored Volume で EBS にリストアする場合
– EBS の画面より Snapshot ID を指定して新規の EBSVolume の作成を実施
Virtual Tape の Archive
• Gateway-VTL の Archive は S3 上にあるバックアップイメージが格納された仮想テープを Glacier に退避する
– バックアップソフトウェアの機能を利用して、仮想テープ毎に実施– バックアップソフトウェアでのテープの棚管理と同じオペレーションを実行– Archive 先として利用される VTS(Glacier) は、 Gateway が利用している S3 と同一
リージョンSymantec Netbackup の場合
Storage Gateway Virtual Tape Shelf(VTS)画面
Virtual Tape の Retrieve
• Glacier に Archive された仮想テープをオンライン仮想テープとしてRetrieve することが可能
– 仮想テープ毎に Retrieve– Retrieve は同一リージョン内の別の Gateway-VTL に対しても可能– バックアップソフトウェアの機能を利用して、オンラン化された仮想テープを認識– Retrieve の所要時間は 24 時間程度– Retrieve された仮想テープは読み取り専用
Storage Gateway Virtual Tape Shelf(VTS)画面
AWS Storage Gateway Tips
Gateway Tips
• AWS へのデータ転送方式– Upload Buffer に貯まる更新データをブロック単位で圧縮し、 HTTPS を利用し
AWS 側に転送
• セキュリティへの配慮– AWS と各 Gateway 間のデータ転送はすべて SSL で暗号化– クラウドストレージ側のデータは AES-256 を用いて暗号化– iSCSI イニシエータは、 CHAP(Challenge-Handshake Authentication
Protocol) にも対応し、暗号化認証が可能
• Storage Gateway の自動アップデート– アップデートやパッチを自動的にダウンロードし適用– メンテナンスウィンドウを指定可能
Gateway Tips
• Gateway のネットワーク要件– S3 へのデータ転送、パッチの自動ダウンロード等で Gateway 自身がインターネット
へのアクセスできる経路が必要– Management Console 経由で Gateway の Activation を行うため、設定するクライ
アント PC から Gateway に直接通信できる経路が必要– iSCSI で接続するサーバからローカルアドレスで接続できる通信経路が必要
• S3 へのデータ通信のためのネットワークオプション– オンプレミス Gateway
• ローカルプロキシサーバの指定可能 (Local Console より )• 複数 NIC の指定が可能
– EC2 Gateway• PublicDNS名、 EIP もしくは NAT インスタンスを利用
– S3 間の通信帯域の制限機能
EC2 Gateway Tips
• ストレージボリューム– Upload Buffer および Volume Storage には EBS を指定可能– EBS を選択した場合、 Provisioned IOPS も選択可能
• インスタンスタイプ– EBS Optimized をサポートしているインスタンスタイプを選択した場合は、
EBS Optimized Instance も指定可能
• iSCSI 接続– サーバ間の iSCSI 接続は EC2 インスタンスの Private IP アドレスを使用
EC2 Gateway Tips
• VPC 上での起動– Activation 時の Gateway アドレスには Management Console を起
動しているクライアント端末から Gateway に直接通信できるPrivate IP, Public IP もしくは割り当てた EIP アドレスを指定
– Private IP アドレスの固定化が可能なため、 Instance の Stop/Startが可能
– VPC の Private Subnet 上に Gateway を起動する場合は、 Activation前に、 NAT インスタンスへのルーティングの設定が必須
EC2 Gateway Tips
• EC2 Classic での起動– Activation 時の Gateway アドレスには Management Console
を起動している端末から通信できる Public DNS名のアドレス部分もしくは割り当てた EIP アドレスを指定
EC2 Public DNS: ec2-XXX-XXX-XXX-XXX.ap-northeast-1.compute.amazonaws.com
Gateway IP アドレス : XXX.XXX.XXX.XXX
– Instance を Stop した際、 Private IP が変更されるため iSCSI の接続アドレスも変更されることに注意
サイジング Tips
• Upload Buffer のサイジング– 1 Gateway で Upload Buffer は、共有利用されることに注意– Upload Buffer があふれないよう、 Gateway へのデータの書き込み量と、 S3 への
データ転送速度をもとに、 Upload Buffer のサイジングを行う
– 計算式
• Compression Factor は、通常のテキストデータであれば 2:1 、動画や画像などの圧縮済みデータに関しては 1:1 になることが多い
– 最低 150GB を指定することを推奨– Gateway 毎の最大容量は 2TB のため、 2TB 以上必要な場合は Gateway を分離
圧縮率 書込み時間書込みスループット 転送スループット
サイジング Tips
• Cache Storage のサイジング– 1Gateway で Cache Storage は、共有利用されることに注意– Upload Buffer より容量を大きくすることを推奨– Gateway 毎の最大容量は 16TB のため、 16TB 以上必要な場合は Gateway を分離
– バックアップユースケース• Upload Buffer の 1.1倍の容量を確保することを推奨
– その他のユースケース• Volume Storage の 20%増し、もしくは Upload Buffer の 1.1倍の容量を確保すること
を推奨
サイジング例
サイジング Tips
• 容量拡張– Storage Gateway のローカルストレージである、 Upload Buffer
および Cache Storage に関しては、 Online で新しいディスクデバイスを追加することで容量拡張が可能 ( 容量の増加のみ )
– Gateway-Stored および Gateway-Cached の Volume Storageは、容量を増加し、 Snapshot ID を指定した新規 Volume Storage の再作成が必要
• Target Name が変更されるため、クライアントからの再接続が必要
– Gateway-VTL は新規に仮想テープカートリッジの追加作成
サイジング Tips
• パフォーマンスチューニング
– ディスクの高速化 (Cache Storage, Upload Buffer, Volume Storage)– CPU リソースの追加– Upload Buffer と各種 Volume(Cache Storage/ Volume Storage) の物理
ディスクを分ける– Storage Gatewayホストの追加
– クライアントサーバと Gateway 間の通信帯域の増強– CPU リソースの追加
Gateway 側
クライアント側
環境監視 Tips
• CloudWatch を利用した環境監視– Storage Gateway のリソース監視は CloudWatch を利用してモニタリン
グすることが可能– クライアントと Gateway 間のパフォーマンス測定
– Gateway と AWS 間のパフォーマンス測定
スループット ReadBytes もしくは WriteBytes のメトリックスにて Sum値を秒間に変換することで、 bytes/秒のスループットを確認
レイテンシー ReadTime もしくは WriteTime のメトリックスにて Average値より指定 Period 期間のレイテンシーを確認
IOPSReadBytes もしくは WriteBytes のメトリックスにて Sample値を秒間に変換することで、 input, output/秒の IOPS を確認
スループット CloudBytesDownload もしくは CloudBytesUpload のメトリックスにて Sum値を秒間に変換することで、 bytes/秒のスループットを確認
レイテンシー CloudDownloadLatency メトリックスにて Average値より指定 Period 期間のレイテンシーを確認
環境監視 Tips
– Upload Buffer のモニタリング
– Cache Storage のモニタリング
※CloudWatch のアラート機能を利用して、一定閾値を超えた場合に 通知することも可能
利用状況 UploadBufferPercentUsed, UploadBufferUsed, UploadBufferFree メトリックスそれぞれの Average値を基準に利用状況を確認
Cache の利用状況 CachePercentUsed と TotalCacheSize メトリックスの Average値より、実際の Cache 領域の利用量および利用率を確認
Cacheヒット率 CacheHitPercent メトリックスの Average値を確認CacheHitPercent は高いことが望ましい
Dirty率(AWS へ未転送 )
CachePercentDirty メトリックスの Average値を確認CachePercentDirty は低いことが望ましい
リストア Tips
• Gateway-Stored Volume– ローカルの Storage Gateway にリストアする際は、 Snapshot データがローカルの
Volume Storage にすべて転送されるため、リストア時間およびデータ転送料金が発生
• Gateway-Cached Volume– S3 上の Volume Storage に Snapshot を展開する形となるため、即座にリストア可能な
うえ、ローカルの Storage Gateway へのリストアの場合は、アクセスしない限りデータ転送料金が発生しない
• Snapshot の Multi Region 利用– Snapshot のリージョン間転送機能を利用することで、他リージョンでの EBS へのリス
トア、もしくは Gateway-Cached Volume へのリストアが可能
• Gateway-VTL– VTS からの Retrieve は、同一リージョン内で Activate されている Gateway-VTL のみ
Pricing
Pricingモデル
② データ格納月額費用 $0.033/GB
③ スナップショット月額料金 $0.095/GB
④ データ IN 無料
⑤ OUT 最初の 1GB/ 月 $0.000/GB
OUT 10TB まで / 月 $0.201/GB
OUT次の 40TB まで / 月 $0.158/GB
OUT次の 100TB まで / 月 $0.137/GB
OUT次の 350TB まで / 月 $0.127/GB
OUT次の 524TB 以上 お問い合わせください
① 1 Gateway 月額費用 $119.00
• Gateway 利用料
• データ格納料
• データ転送料
②データ格納(S3)
Internet
バックアップサーバ
④データ転送(IN)
⑤データ転送(OUT)
2014年 8 月時点での東京リージョン価格
①AWS Storage Gateway (Gateway-Stored Volume Gateway-Cached Volume)
③Snapshot(S3)
※EC2 Gateway
※ Storage Gateway on EC2 に関しては別途 EC2 インスタンスの時間 課金および EBS 容量課金が発生
Gateway の
60日無料枠
Pricingモデル
② 仮想テープ データ格納月額費用 $0.033/GB
③ 仮想テープシェルフデータ格納月額費用
$0.012/GB
④ シェルフからのデータ取得 $0.036/GB
⑤ 仮想テープ削除 無料※ 1
⑥ データ IN 無料
⑦ OUT 最初の 1GB/ 月 $0.000/GB
OUT 10TB まで / 月 $0.201/GB
OUT次の 40TB まで / 月 $0.158/GB
OUT次の 100TB まで / 月 $0.137/GB
OUT次の 350TB まで / 月 $0.127/GB
OUT次の 524TB 以上 お問い合わせください
① 1 Gateway 月額費用 $119.00
• Gateway 利用料
• データ格納料
• データ転送料
①AWS Storage Gateway (Gateway-VTL)
②仮想テープデータ
(S3)
Internet
バックアップサーバ
④ データ取得
※1 90日以内に仮想テープを削除した場合は $0.036/GB課金
③仮想テープシェルフデータ
(Glacier)
⑥データ転送(IN)
⑦データ転送(OUT)
⑤ 仮想テープ削除2014年 8 月時点での東京リージョン価格
Gateway の
60日無料枠
まとめ
まとめ
• Storage Gateway を利用することで、 Amazon S3 や Glacier を簡単に活用することが可能
• 場所を選ばずオンラインデータ、バックアップデータなど様々なデータを AWS のクラウド・ストレージに格納可能
• Amazon S3 や Glacier の特徴である、セキュアで高い堅牢性を持つストレージに重要なデータを保管
参考資料
• AWS Storage Gateway User Guidehttp://docs.aws.amazon.com/storagegateway/latest/userguide/WhatIsStorageGateway.html
• AWS Storage Gateway FAQhttp://aws.amazon.com/jp/storagegateway/faqs/
• AWS Storage Gateway 価格http://aws.amazon.com/jp/storagegateway/pricing/