「blueprintを使ったモックアップインタビュー」in devlove 2014/7/22

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「Blueprintを使った モックアップインタビュー」 in DevLOVE 2014/7/22 株式会社ヴァル研究所 Business Development Dept. 部長 篠原 徳隆

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Small Business & Entrepreneurship


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Bluprintを使ったiPhoneモックアップ作成とインタビューについて。

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「Blueprintを使った       モックアップインタビュー」

in DevLOVE 2014/7/22 株式会社ヴァル研究所

Business Development Dept. 部長 篠原 徳隆

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自己紹介 Business Development Department

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篠原徳隆(しのはらのりたか) 株式会社ヴァル研究所 Business Development Department 部長 1999年 ヴァル研究所入社。 企業の基幹・業務システムの開発を経て、駅すぱあとを利用した旅費や通勤費などの精算業務のシステムを開発。 その後3年間の営業経験を経て、プロデューサーとして社内の新企画に従事。 2013年よりBusiness Development Dept.にて新規事業を模索中。

主なプロダクト 通勤費管理システム 通勤費申請Web 駅すぱあとWebサービス まるごと路線図(iPhone/iPad) 駅すぱあと for iPhone

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こんなことやってます Business Development Department

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3つのMVPをリリースしました

2013/09/02 コスプレイヤー向けマッチングサービス COSFUL 2014/04/02 キュレーショングルメアプリ Chrono 2014/06/13 鉄道写真を使った知育ゲーム デンニャ大脱走

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3ついずれもリーンスタートアップの手法に則り、 課題インタビューやソリューションインタビューを経て、MVPリリースまで至っております。

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今回のネタ Blueprintを使ったインタビュー

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モックアップインタビューの背景 iOSアプリ、特にネイティブアプリはプロトタイプと言っても、 それなりに工数が掛かります 今はまず、我々のやりたいことが実際にユーザーに伝わっているか、ユーザーに気づいて貰えるのかを検証したい。 であれば、アプリの振る舞いだけでも近い感じに再現できれば良いので、以前触れた事がある「POP」というモック作成アプリの存在を思い出し、デザイン側と協議の上、今回「Blueprint」を利用してモックを作成する事になりました。

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アプリの紹介 Blueprintを使ったインタビュー

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Blueprintとは? 簡単に言うと、xcodeにあるようなパーツをアプリ上でペタペタと置いて、 非エンジニアの方でも直ぐに作れるモックアップアプリです。 アクションも設定できるので、画面の遷移なども指定できます。

Blueprint(有償)iPad専用

Blueprint Lite(無償)iPad専用 作成できるプロジェクトに制限有り

Blueprint Viewer(無償) 作成したプロジェクトを動かすアプリ

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作成の流れ

①Blueprint Lite(iPad)で      プロジェクト作成

②Dropbox or iTunesに       エクスポート

③Blueprint Viwerで  Dropbox or iTunesから         インポート

④Blueprint Viewerで     インポートしたプロジェクトを実行!

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デモ Blueprintを使ったインタビュー

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デモ内容 ・Blueprint Liteを使っての作成 ・Blueprint Viewerを使って       Chronoのモックアップをデモ

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インタビューでやったこと Blueprintを使ったインタビュー

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インタビューシナリオ

・課題・背景の説明  最初はRUNNING LEANに書いてある通りの手順で実施 ・まず触って貰った  動くことだけ伝えて、その動きを観察。 ・UVPの検証  UVPが理解して貰えるか。課題は解決できているか。  ※「~すると~される」とか「~しなくても~できる」などの反応が得られるか ・各機能に関するヒアリング  一通り触れて貰った所で、こちらから各機能についてヒアリング

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インタビューの結果 Blueprintを使ったインタビュー

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見えたこと

・反応悪さを直に感じられた  UVPやソリューションが刺さってない。 ・全く触られない部分が見えた  チュートリアルないと駄目そう。 ・こだわりの機能に全然気づいて貰えなかった  開発のこだわりだったけど、見て貰えないのは悲しい。でも実装。 ・MVPに含む要素が大きかったことに気づいた  時間軸の異なる機能要素を混在させてた。  成立させられていない機能バランス。

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実際にどう変わってきたか

初期 中期 後期

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実施した感想 Blueprintを使ったインタビュー

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振り返って ・簡単にPDCA回せるので、開発着手前での実施はかなり有用  無駄なところとか、工夫しなければならないところが見えてくる ・デザイナーが近くにいると、スピードが非常に上がるかも  弊社は社内にデザイナーがいないので・・・ ・よくよく考えると、他にも検討すべきところがあった  指摘のあったポイントを後回しにしたらそれが今の課題に ・表示するコンテンツによる影響がこの時点では読み切れなかった  あくまで静的なものなので、実際には影響が出ることがあっても  ここではわからない

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ご静聴ありがとうございました

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当日のQ&A 追加

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Q&A(当日直接お答えできなかったので、こちらで回答させて頂きます) ・機能実装の難易度や大きさで優先度を変えることはしないか?  一番大事な機能に関しては難易度や大きさに関わらず最優先としました。  (Chronoではレコメンドになります)  レコメンド以外の機能らしい機能は無いので、特に問題になってません。 ・MVPリリースや本リリースの判断基準は?  課題検証が済んでいる事が前提になりますが、ユーザーのふるまいを観察し、  フィードバックを評価した感触をもって(Chronoに関しては)判断しました。  「これは~やると~いうお店が出てくる」みたいな反応が得られたので。 ・ワイヤーが静的なのに対して、動的な動きが確認できていなかっ  たら、使い勝手に影響がでた(と思う)か?  動きが無いものよりはある方が得られるフィードバックは多いと思います。  実際に触る様子を見て、不要な機能や改善が必要な箇所など気づきました。

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Q&A(当日直接お答えできなかったので、こちらで回答させて頂きます) ・UVPの刺さって無さはどこを指標にしているか  モックの段階ではインタビュー時の反応から判断しました。  実際のMVPでは諸々、計測できるかと思いますが、今回はまだワイヤーにインタラ  クション性を加えた程度のものなので、まずはUVPが理解・想像して貰えるかで  判断しました。  ユーザーが想像して色々話してくれた時は刺さってるなと。  当時は感覚でしか判断できませんでした。 ・Safari的な機能を作ってしまったのはどうして?  インタビューで使われない機能とわかってもMVPリリースして  しまうのか?  こだわりたかったのです。全く私的な理由です。  レコメンドは表面的には分かりにくい機能なので、見た目にも特徴が欲しかったと  いう事もありますが、何より面白そうだったのです。

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Q&A(当日直接お答えできなかったので、こちらで回答させて頂きます) ・モックが白黒になっているのは何故?  デザイン側から提示されたのが白黒だったので、そのまま利用しました。  もしカラーだったらこの時点で分かったかもしれないことはあるので、  なるべくなら実際と同じ感じが良いと思います。 ・Blueprintを使っていて困ったこと、またそれをどう解決したか?  特に無かったです。  あえて言うなら、実際のアクションに対する反応がやや鈍いところでしょうか。  そこは言葉でフォローしながら進めました。 ・MVPリリース後、どう回していますか?  思考錯誤しながらやっております。  DevLOVE現場甲子園2014 東日本大会でお話できれば・・・