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BTD シェアエコを基にする分散系エッジクラウドストレージチェーン 白書 V2.1.5

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BTD シェアエコを基にする分散系エッジクラウドストレージチェーン 白書 V2.1.5

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BTD シェアエコを基にする分散系エッジクラウドストレージチェーン 白書 V2.1.5

要 旨

BTD プロジェクトは、グローバル分散型クラウドストレージの最初のチェー

ンを練り、グローバルに分布し、反応の早く、永遠に停止・停電せず、天然

遠隔災害復旧機能付き、容量の無限拡張と自動修復可能でデータ保存の安全

なスーパークラウドストレージと大量のデータを持つスーパーメディアを作

る。

BTD プロジェクトの大量のストレージスペースと計算資源は技術上でのパ

ートナーにオーペンする。そのパートナーは BTD プロジェクトを基にして個人

向けのクラウドサービス、企業向けのデータバックアップサービス、及び他の

アプリケーション領域にある各種ストレージと計算サービスを開発するほか、

遊休のストレージスペースと計算資源を通じて巨大な価値を作り、分散型スト

レージとエッジ・ストレージのデータストレージ時代を導き、ブロックチェー

ンアプリケーションが実際に応用される新しい時代を切り開くことができる。

BTD プロジェクトはグローバルのハードウェアにオープンする。ユーザーは

そのストレージスペースをシェアすることにより BTD ノードになれる。すべて

のノードが共同機能して容量が無限に拡大し、天然遠隔災害復旧機能が付き、

自動修復能力を備える分散型ストレージチェーンになる。そして、ノードはそ

のストレージ容量、オンライン利用率、ネットワーク能力、実際のサービス品

質など総合的な貢献によって相応なる HDT ストレージポイントがたまる。スト

レージサービス全体の安定に貢献するノードの当日貢献割合、過去貢献割合、

未来発展貢献割合の総合的な貢献に応じて、ノートは相応なる BTD 奨励ポイン

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BTD シェアエコを基にする分散系エッジクラウドストレージチェーン 白書 V2.1.5

トを獲得する。HDT は PoCR(信頼可能なストレージの証明)アルゴリズムで

誕生し、価値が安定で、コストが低いストレージポイントであり、各種 dApp

に繋げて BTD プロジェクトに爆発的に増加するユーザーを獲得する。一方、

BTD は PoS(権益証明)アルゴリズムで誕生し、すべてのストレージ価値を示

し、総量が限られ、且つ運行過程に廃棄される BTD が一部あるので、内在的

価値を増加する原動力が天然で強い。

HDT+BTD 立体奨励体系は分散型ストレージ領域における世界初の立体奨励

体系であり、ストレージチェーンのクラウドアプリケーションが率先して実

現した後の必然なる要望でもあると同時に、分散型ストレージ領域の傾向を

示し、深い意義がある。BTD プロジェクトの予測によると、すべての分散型ス

トレージプロジェクトはそのアプリケーションが実現後、必ず自主的か受け

身になってその奨励体系を調整し、シンプルな奨励体系から BTD プロジェク

トの類似な「安定ポイント+奨励ポイント」の立体奨励体系に調整する。

HDT+BTD が代表する優秀な奨励メカニズムもノードの役割を大いに発揮し、長

期にわたり BTD ストレージチェーンの持続的で速やかな発展に揺るぎない礎

を築く。

BTD プロジェクトに頼り、ユーザーはシェアで遊休のストレージスペースと

計算資源の商品化を実現する。将来、ユーザーはシェアで保存するオリジナル

デジタル内容(写真、動画、文書、生放送など)の価値化を図り、ブロックチ

ェーン技術を利用して価値の流通を実現し、分散型技術でクラウドストレージ

産業の生態を再構築することができる。

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BTD シェアエコを基にする分散系エッジクラウドストレージチェーン 白書 V2.1.5

BTD プロジェクトはモノのインターネットと5G時代のデータストレージの

要望に対応するエッジクラウドストレージであり、巨大な経済的・社会的価

値を作る。

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BTD シェアエコを基にする分散系エッジクラウドストレージチェーン 白書 V2.1.5

目次

第 1章 概要..............................................................................................................1

1.1 クラウドストレージ...................................................................................1

1.2 パプリッククラウド、企業プラウド、プライベートプラウド・自宅プ

ラウド.......................................................................................................................1

1.3 エッジコンピューティングとエッジクラウド.......................................2

1.4 グローバルのパプリッククラウドの発展状況.......................................3

1.5 シェアリングエコノミー(シェアエコ)...............................................4

1.6 シェアストレージ.......................................................................................4

1.7 BTD プロジェクト........................................................................................5

1.8 ストレージポイント HDT と奨励ポイント BTD........................................6

1.9 IPFS(The InterPlanetary File System)...........................................7

1.10 FileCoin.......................................................................................................8

1.11 BTD プロジェクトと IPFS(FileCoin)の異同.......................................8

第 2章 BTD エコチェーン.....................................................................................12

第 3章 BTDノード.............................................................................................13

3.1 非専用のストレージノード.......................................................................13

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3.2 専用の BTDストレージノード................................................................13

第 4章 BTDプロジェクトのブロックチェーン基本的枠組み.....................14

4.1 ブロックチェーンとは...............................................................................14

4.2 プロジェクトのオープンソースプラットフォーム................................15

4.2.1 コンセンサスアルゴリズム................................................................16

4.2.2 コンセンサスアルゴリズムが解決した問題................................17

4.2.3 コンセンサスアルゴリズムの基本概念............................................18

4.2.4 コンセンサスの過程........................................................................19

4.2.5 検証........................................................................................................21

4.2.6 マルチポイントデータの同期化........................................................22

4.2.7 Radix-Merkle ストレージアルゴリズム.......................................23

4.2.8 改善した lz4圧縮アルゴリズム...................................................23

4.2.9 スマートコントラクト....................................................................23

4.3 レイヤード枠組み....................................................................................23

4.4 BTD ウォレット.........................................................................................24

第 5章 BTDプロジェクトの技術案.................................................................25

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5.1 ストレージリソースプールの形成...........................................................25

5.2 ストレージノードとストレージチェーンの建設................................26

5.3 ストレージノードのHDTストレージポイント...................................27

5.4 ストレージノードの BTD 奨励ポイント....................................................29

5.5スマートコントラクトとシステム HDTプール.....................................31

5.6 BTDの価値..................................................................................................33

5.7 BTDプロジェクトの実現..........................................................................33

5.8 ファイル保存...............................................................................................34

5.8.1 典型的なストレージ過程................................................................34

5.8.2 ストレージサービスの検証と悪意ストレージノードの発見及び

取扱 ............................................................................................................36

5.8.3 悪意ユーザー攻撃の発見と取扱....................................................37

5.9 ファイルの検索と読み込み....................................................................38

5.10 終わりに....................................................................................................38

第 6章 BTD プロジェクトの奨励体系.................................................................39

6.1 BTD 分配メカニズム.....................................................................................39

6.2 BTDの毎日産出..........................................................................................41

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6.3 BTD廃棄メカニズム..................................................................................42

6.4 BTDプロジェクトの生態体系の建設方向..............................................43

6.5 HDT/BTDアプリケーションシナリオ..................................................44

6.5.1 ストレージサービス........................................................................44

6.5.2 ショッピングモールサービス........................................................44

6.5.3 P2P サービス...................................................................................45

6.5.4 オフラインサービス........................................................................45

6.5.5 その他サービス................................................................................45

第 7章 BTDプロジェクトの発展過程及び発展計画.....................................45

第 8章 プロジェクトの支配構造.......................................................................49

8.1 概要...............................................................................................................49

8.2 支配構造.......................................................................................................50

8.3 情報の獲得方式...........................................................................................51

8.4 プロジェクト連携.......................................................................................51

第 9章 中核チーム概要.......................................................................................52

9.1 プロジェクトの中核チーム.......................................................................52

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第 10 章 HDT/BTD の機能・性質・リスク...........................................................55

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1

第 1章 概要

1.1 クラウドストレージ

クラウドストレージはデータのストレージ・管理を中心にするクラウド計算

システムである。簡単に言えば、クラウドストレージは、ハードディスクなど

ストレージリソースをクラウドにアップロードする方案である。そのユーザー

はいつでもどこでも、インターネットに接続可能な如何なるデバイスを通じて

各種データを便利に保存したり閲覧したりすることができる。

1.2 パプリッククラウド、企業プラウド、プライベートプラウド・

自宅プラウド

中心化・集約系 IDC コンピュータールームを中心にして大量のユーザーにサ

ービスを提供するクラウドストレージはパプリッククラウドという。ユーザー

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2

のすべてのファイルはパプリッククラウドの IDC コンピュータールームに保

存される。

企業の IDC コンピュータールーム或いはインフラを基にし、企業のみに向け

てサービスを提供するクラウドストレージは企業クラウドという。企業クラウ

ドは普通、企業以外のユーザーを対象外とする。

プライベートプラウド・自宅クラウドは主に個人・家庭向けのプライベート

プラウドであり、プライベートプラウドのスマートハードウェアのことを体積

縮小後自宅用クラウドストレージサーバだと簡単に受け入れることができる。

ユーザーのすべてのファイルはクラウドサーバの代わりに、自分専属のプライ

ベートプラウド・自宅クラウドスマートハードウェアのみに保存される。

1.3 エッジコンピューティングとエッジクラウド

エッジコンピューティングはメイン取り扱いとデータ保存をネットワーク

のエッジノードに設ける分散型コンピューティング形式である。モノかデータ

の源に近いネットワークのエッジ側にネットワーク・計算・保存及びアプリケ

ーションの中核能力を集める開放的なプラットフォームだとエッジコンピュ

ーティング産業連盟は定義付けている。エッジコンピューティングはエッジス

マートサービスを提供し、柔軟な接続、タイミングの業務展開、データの最適

化、アプリケーションのスマート化、セフティとプライバシー保護など業界の

デジタル化の要望に満足する。

エッジクラウドはエッジコンピューティングネットワークが提供するコン

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ピューティングとストレージサービスである。

エッジクラウドがネットワーク端末のユーザー配置に近いので、「低遅延、

広い帯域幅、ビッグ接続、ローカライズ」の技術特徴があり、今後の5Gとモ

ノのインターネット産業に駆動され、速いスピードで産業のホットスポットに

なりつつある。

1.4 グローバルのパプリッククラウドの発展状況

今は個人向けのパプリッククラウドは主に、iCloud、OneDrive、Dropbox 及

び中国のバイドゥユンと Tencent クラウドなどがある。

パプリッククラウドの技術体系に鑑み、集約系パプリッククラウドの供給元

はパプリッククラウドに保存されるすべてのファイルを閲覧できるが、実はプ

ライバシーの面でユーザーの要望に満足できない。

そのほか、集約系クラウドがサービスを提供する前、コンピュータールーム

の装置を大規模に投資し、ストレージサーバを購入しなければならないので、

建設のコストが高い。また、運営にもプロフェッショナルなエンジニアチーム

を雇う必要があるので、運営維持のコストも極めて高い。一方、早期のパプリ

ッククラウドが無料なので大量のユーザーがあるが、如何にしてこうした大量

のユーザーをビジネス価値に転換するかは大きな難点でもある。2015 年から、

上記問題が未解決のままで続いているので、赤字が連続に現れ、その結果、中

国境内の個人向けの無料パプリッククラウドが相次ぎと閉じられた。360 クラ

ウドと金山クラウドを始めとするパプリッククラウドは歴史の舞台から退い

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た。そこで、集約系パプリッククラウドの中国での繁栄期が終わった。

近年来、グローバルで DropBox を代表とするパプリッククラウドの持続的な

発展は、ユーザーの安全なデータストレージへの要望がなお高まっていると物

語る。また、安全なデータストレージは相変わらず長期にわたり絶えず上昇傾

向にある大きな産業だとそこから判明される。

1.5 シェアリングエコノミー(シェアエコ)

シェアエコはすでに今の社会の発展の方向とコンセンサスとなっており、シ

ェアで遊休のリソースをより多くの人に分かち合うよう呼びかける。こうし

て社会資源の流通を速め、十分に利用させる。シェアする人も相応なる報酬

を獲得する。

シェアエコは物的資産を分かち合うようと人々に呼びかける社会経済の生

態システムである。例えば、Uber はグローバルシェアカーの代表である。そ

して、BTD プロジェクトはグローバルシェアストレージの代表である。

1.6 シェアストレージ

シェアストレージとは、異なる地域に分布するシェアストレージノード(各

種プライベートクラウドハードウェア)から構成される分散型ストレージネッ

トワークとのことである。全てのシェアストレージノードは一定のストレージ

リソースを提供し、且つ大規模のストレージリソースプールを形成して共にシ

ェアストレージサービスを提供する。シェアストレージは一定の長期的で安全

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な規則により分散型ストレージネットワークを構築する。その結果、ユーザー

は近くから必要な保存内容を安全で早く獲得し、ユーザーデータのプライバシ

ーと安全性を実現する。

シェアストレージは大量のストレージリソースの建設コストを効果的に下

げ、ストレージサービスの対応速度を速め、ユーザーのストレージ体験を改善

することができるほか、シェアのエッジノードを生かしてノードの配置と数量

を無限に拡張し、ストレージネットワークの安全性と安定性を向上させると同

時に、ファイル保存と転送距離の「近くとも1km」を実現する。

1.7 BTD プロジェクト

BTD プロジェクトはグローバルのストレージハードウェアにオープンする。

ユーザーは遊休のストレージ・スペースをシェアすることによってノードにな

れる。すべてのノードが共同機能して天然遠隔災害復旧機能付き、容量の無限

拡張と自動修復可能な分散型ストレージチェーン及び、より安全、より便利、

より実用的な分散型クラウドストレージを大量に形成する。

BTD ノードが端末ユーザーのネットワークエッジに配置されるので、大量の

ノードが直接に端末ユーザーと各種モノのインターネットアプリケーション

シナリオに、「低遅延、広いバンド幅、ビッグ接続、ローカライズ」のエッジ

クラウドストレージサービスを提供し、将来の5G時代とモノのインターネッ

ト時代向けのエッジクラウドインフラとなる。

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1.8 ストレージポイント HDT と奨励ポイント BTD

BTD プロジェクトのノードは、毎日シェアするストレージ・スペース、オン

ライン利用率、ネットワーク性能、実際のストレージサービス品質と検索サー

ビス品質など総合的な貢献に応じて相応なる HDT ストレージポイントを獲得

する。

HDT ポイントはノードの毎日の BTD プロジェクトへの貢献度を体現する。

ノードによる貢献度の割合を加重・量化して評価すれば、ノードの貢献割合

となる。その貢献割合を通じてプロジェクトの奨励ポイント BTD を獲得する。

HDT はストレージチェーンの運行を駆動する仮想燃料である。BTD はストレ

ージチェーンのストレージ能力とサービス価値の担体であり、長期の安定的な

サービスを提供するようノードを奨励し、壮大な BTD ストレージチェーンに入

れるようより多くのノードを奨励する。

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1.9 IPFS(The InterPlanetary File System)

IPFS(The InterPlanetary File System)は全てのコンピューターへの接続

を試みる P2P 分散ファイルシステムとハイパーメディア分散プロトコルであ

り、より安全で開放的なインターネットを目指す。IPFS の技術ルートはすべ

ての人にグローバル統一的なファイルストレージとアドレッシングスペース

を提供し、HTTP に取って代わって新世代インターネットの基本協定を狙う。

IPFSは内容を基にするアドレッシングでドメイン名に基づいたHTTPのアドレ

ッシングに取って代わる。IPFS はファイルハッシュが求められる時、分散ハ

ッシュテーブルでファイル所在のノードを見つけ出し、ファイルを取り戻して

ファイルデータを検証する。IPFS はストレージ容量の制限がなく、グローバ

ルのすべてのコンピューターへの接続を試みる分散型ストレージネットワー

クであり、大きいファイルを分割し、ダウンロード際多数のサーバから同時に

獲得することができる。

ファイルのCID が分かれば、世界のどこでもファイルの内容を閲覧できる。

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1.10 FileCoin

FileCoin は IPFS 協定に基づいた奨励系プロジェクトであり、IPFS ネットワ

ークに加え、IPFS ネットワークに公共ストレージ・スペースを提供するよう

より多くのストレージデバイスを奨励することを目的とする。

1.11 BTD プロジェクトと IPFS(FileCoin)の異同

奨励体系を構築してその分散型ストレージネットワークに参加し、プロジェ

クトにストレージ・スペースを提供するようストレージデバイスを奨励するこ

とは BTD プロジェクトと IPFS((FileCoin)の共通点である。BTD プロジェク

トの奨励システムは HDT ストレージポイント+BTD 奨励ポイントであり、IPFS

(FileCoin)プロジェクトの奨励システムは FIL である。

目的に根本的な差があることは、BTD プロジェクトと IPFS(FileCoin)の相

違点である。そして、分散型ストレージネットワークへの要望と設計は目的の

相違によるものである。二つのプロジェクトの機能は重ねるところがなく、お

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互いに相手にとって変われないが、お互いに関わる。

HTTP 協定に取って代わって新世代インターネットの基本協定になることは

IPFS(FileCoin)の目的である。そのため、その分散型ストレージネットワー

クは公共サービスに向け、動的ファイルストレージ、マルチコピー、ファイル

内容の暗号化、アクセス権限など機能を提供しない。IPFS(FileCoin)プロジ

ェクトの技術ルートはクラウドなど高いプライバシー性などが求められる非

公共サービスに向いていない。プライバシーと安全性を強調するクラウドア

プリケーションこそは BTD プロジェクトの第一目的である。BTD プロジェクト

はファイルの暗号化、マルチコピー、動的ストレージなど関連設計が内蔵され、

世界一の分散型クラウドとエッジクラウドストレージインフラを目指し、将来

のモノのインターネットと5G時代に分散型エッジクラウドを提供する。

PFS/FileCoin プロジェク

ト(Fil)

BTD プロジェクト(HDT+BTD)

奨励体系 FIL HDT ストレージポイント+

BTD 奨励ポイント

ストレージポイント:ストレ

ージ業務の発展のため。

奨励ポイント:ノードとユー

ザーを奨励する

奨励目的 ストレージリソースをシェ

アするようノードを奨励す

ストレージリソースをシェ

アするようノードを奨励す

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10

る る

アルゴリズム PoSt+PoRep

(ストレージ時間・空間証

明+複写証明)

PoCR+PoS

(信頼可能なストレージ証

明+権益証明)

プロジェクト

の目的

HTTP 協定に取って代わる クラウドストレージ

プロジェクト

の特徴

公共情報にストレージサー

ビスを提供する

ユーザーデータにストレー

ジサービスを提供する

公共ストレー

ジサービスの

提供

テストネットワーク運行中 実現可能

ユーザーは明示されたスト

レージを選定して公開する。

クラウドスト

レージサービ

スの提供

実現しがたい。

下位層協定を大幅に訂正す

る必要がある。実現の意義

と可能性が欠如。

2019.4 BTD ストレージチェ

ーンに基づいた世界初のブ

ロックチェーンクラウドは

すでに研究・開発に成功した

技術の相違 CIDさえあれば、だれでも

ファイルの内容にアクセス

できる。公共サービスの提

供に用いられる。ファイル

が唯一、非動的ファイルス

トレージ、上位層アプリケ

ファイルの細分化・暗号化実

現、ユーザーしかファイルの

内容にアクセスできない。ユ

ーザーはデータの主権を持

つ。動的ファイルストレージ

冗長アルゴリズム+マルチ

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BTD シェアエコを基にする分散系エッジクラウドストレージチェーン 白書 V2.1.5

11

ーションでデータの暗号化

と訪問権限、データバック

アップなど問題を解決す

る。

コピーでデータの安全を確

保する。

ネットワーク

の要求

ストレージノードは公共ネ

ットワークの IP を必要と

する。

トラバーサル対応可

ストレージノードは公共ネ

ットワーク IP が要らない。

典型的アプリ

ケーション

B 端末企業:IPFS ストレー

ジ・スペース購入後公共情

報サービスを提供する。

C 端末ユーザー:BTD ストレ

ージチェーンに基づいたブ

ロックチェーンクラウドを

使用する。

B 端末ユーザー:BTD ストレ

ージを利用してデータバッ

クアップを行う。

ユーザーの増

加数

C 端末ユーザーはストレー

ジリソースを直接に使わな

い。

端末ユーザー増加量:少な

C 端末ユーザーは直接にスト

レージリソースを使う。

端末ユーザー増加量:大量、

爆発的に増加

プロジェクト

の進度

2019 年第 4半期発表予定 2019年4月BTDホームネット

ワークが発足した。BTR だっ

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BTD シェアエコを基にする分散系エッジクラウドストレージチェーン 白書 V2.1.5

12

たテストネットワークがホ

ームネットワークに切り替

えられる。

第 2 章 BTD エコチェーン

BTD プロジェクトは BitRice 基金会(シンガポール)によって建設・運営・

管理される。

BTD プロジェクト協定の規定に合う各種ストレージデバイスは自主的に BTD

プロジェクトの「互恵計画」に参加し、遊休のストレージスペースをシェアし

て BTD プロジェクトの建設に関わり、さらに分散型ストレージネットワークの

ノードになり、報酬として相応なる BTD デジタル資産をもらうことができる。

ノードユーザーも必要に応じて BTD プロジェクトの「互恵計画」から退くこと

ができる。

BTD プロジェクトはすでに多数の有名なクラウドハードウェアメーカーの

サポートを受けている。非特定のハードウェア向けの BTD ノード計画もすぐ出

される。BTD プロジェクトはグローバルに分布し、爆発的に増加するほか、容

量が無限に拡張できる柔軟なストレージチェーンである。大幅にストレージコ

ストを下げるので、BTD プロジェクトはこれからの3〜5年にクラウドストレ

ージ市場の先頭に立ち、クラウドストレージ産業の見本となり、集約系クラウ

ドストレージの市場シェアを大部分占め、グローバルクラウドストレージの生

態を変える。

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13

BTD プロジェクトはかつて BTR だったテストネットワークを運行した。2019

年4月、BTD プロジェクトのホームネットワークが正式に発足した後、元の BTR

テストネットワークがホームネットワークに切り替えられてしばらく運行後

閉じられ、全面的に BTD ホームネットワーク時代に入った。

第 3章 BTDノード

BTD プロジェクトはグローバルのストレージハードウェアにオープンする。

ユーザーは遊休のストレージをシェアすることでノードになる。BTD プロジェ

クトは非専用と専用の2種類のストレージノードに対応する。

3.1 非専用のストレージノード

今はストレージ機能付きの各種スマートハードウェアと PC パソコンなどプ

ライベートなハードウェアがたくさんある。普通は、プライベートなハードウ

ェアは自分のためにストレージ・スペースを使うが、たまには遊休状態にある

ストレージ・スペースが少なくない。ユーザーが、遊休のストレージ・スペー

スを長期にわたりシェアすることができたら、ユーザーのプライベートなハー

ドウェアも非専用のストレージノードとなる。

3.2 専用の BTDストレージノード

BTD プロジェクトにストレージ・スペース、帯域幅リソース及び計算資源を

提供するのは専用 BTD ストレージノードの中核機能である。ノードの配置位置

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BTD シェアエコを基にする分散系エッジクラウドストレージチェーン 白書 V2.1.5

14

によって、BTD プロジェクト専用ノードは家庭用と専門用という 2種に分けら

れる。

家庭用は体積が相対的に小さく、騒音が少なく、一般の家庭ユーザーが BTD

ネットワークの建設に参加する際に利用する。

専門用は普通標準的なペデスタルサーバ(pedestal server)の設計を採用

し、小型コンピュータールーム、特に極めて良き帯域幅リソース付きのエリア

に放置され、BTD ネットワークに優秀なネットワークリソースを提供し、プロ

フェッショナルなユーザーが BTD ネットワークの建設に参加する際利用する。

BTD ネットワークのテストネットワークが運行中、それぞれのブランド・型

番持ちの多数のパートナーの非専用BTDストレージノードと専用BTDノードが

BTD プロジェクトに参加した。各種 BTD ストレージノードもすでに何回もソフ

ト・ハードのバージョンを更迭した。BTD ネットワークはネットワークの良き

礎を築いている。

第 4章 BTDプロジェクトのブロックチェーン基本的枠組み

4.1 ブロックチェーンとは

ブロックチェーン技術は多数側の相互信頼が要らない場合、共同認識技術で

システム関連側の協力を実現して情報を認可・検証するとのことである。こう

した協力は分散化の方式でマルチノードに改竄不可能で頼もしいデータロッ

グを共に記録・維持・確認する。ブロックチェーン技術に頼り、単一ノードの

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BTD シェアエコを基にする分散系エッジクラウドストレージチェーン 白書 V2.1.5

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中央サーバが要らない環境の下で、ユーザーは完全にデータを制御・信頼でき

る。さらに、デジタル時代の生産関係がより合理的で安全になる。同時に、ユ

ーザーにより効果的な奨励を提供する。

どのブロックも暗号学の技術で生まれる。ブロック間はチェーンで繋がるの

で、こうした構造をブロックチェーンと呼ぶ。また、どのノードもすべての取

引記録あるいはロッグ台帳を持つので、「分散型台帳技術」とも呼ぶ。

ブロックチェーン技術の代表的なプロジェクト及び初めて成功したアプリ

ケーションはビットコインネットワークである。

4.2 プロジェクトのオープンソースプラットフォーム

BTD プロジェクトはオープンソースプロジェクトのプラットフォームとし

ての ChainSQL を基にして開発される。ChainSQL はブロックチェーンと従来デ

ータベースを結び付けるオーペンソースブロックチェーンプラットフォーム

である。データベースへの操作を取引と見なし、下位層でブロックチェーンネ

ットワークを基にするロッグ型データベースプラットフォームを構築するこ

とにより、データの操作が追跡可能で改竄不可能になり、さらに分散型データ

ベースを実現することは、その趣旨となる。

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ブロックチェーンを基にする ChainSQL の四つの特徴は、分散化

(Decentralized)、トラストレス(Trustless)、集合的な維持(Collectively

maintain)及び頼もしいデータベース(Reliable Database)がある。会計事

務システムを構築する。そのシステムはモジュール設計を採用し、コンセンサ

スアルゴリズム、P2P通信協定、ブロック書き込みなど機能をパッケージす

る。各モジュールは継ぎ目なしで接続できる。ブロックチェーンでシェアの印

を保存し、奨励制度を実施し、ブロックチェーンの追跡可能で改竄不可能なメ

カニズムを通じて BTD プロジェクトのデータ運行上での公開・透明・公正を確

保する。

ChianSQL プラットフォームに基づき、BTD プロジェクトは構築際下記ブロッ

クチェーン下位層技術を導入する。

4.2.1 コンセンサスアルゴリズム

コンセンサスアルゴリズムは RPCA(Ripple Protocol Consensus Algorithm)

を採用する。

ビザンチン将軍問題(Byzantine failures)に対して、ビットコインとイー

サリアムが採用した POW アルゴリズム及び HyperLedger が導入した PBFT アル

ゴリズムは常に見かける。しかし、こうした分散型決済システムにおいて、大

量のノードに同期的なコミュニケーションが必要なので、コンセンサスの効率

が比較的に低い。RPCA アルゴリズムに、こうした同期化交流によるコストを

下げるため、内部が信頼し合うサブネットワークから構成されるネットワーク

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を採用した。そのサブネットワークは信頼コストが極めて低く、ネットワーク

ノードのネットワーク内部にある他のノードへの不可分選択とさらに低くす

ることができる。また、ネットワークのノードデータの一致性を維持するため、

サブネットワークに必要な接続度は閾値を下回ってはいけない。上記解決案に

より、RPCA は高性能で極めて高い BFT のあるアルゴリズムを実現した。RPCA

アルゴリズムはすでに Ripple コンセンサス協定に応用され、且つ大量の実際

アプリケーションに検証された。

このコンセンサスアルゴリズムは高ネットワーク取扱量に対応し、平均値が

1000TPS を超える。このネットワークの下で、どのノードも非匿名ノードであ

る。コンセンサスに関わるすべてのサーバも UNL(Unique Node LBTD)テーブル

を維持する。テーブルにあるサーバ集合はネットワーク全体が信頼される代表、

即ち記帳ノードを示す。その記帳ノードは最終コンセンサスを決める。

4.2.2 コンセンサスアルゴリズムが解決した問題

近年来、分散型コンセンサスシステムを対象にする研究がますます多くなっ

ている。高性能で低原価、同時に分散化した取引システムは研究の目的となる。

こうしたシステムを研究する中、主な問題は正確性、一致性、使用可能性とい

う三種に分けられる。

正確性とは、分散型システムは正常取引と詐欺取引を識別することである。

集結系システムでは、この問題は機関間の相互信頼及びデジタル署名によって

詐欺取引を避ける。そして、分散型システムでは、相手のことすら分からない

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ので、当然類似な信頼関係を結べない。そのため、取引の正確性を確保する代

わりの解決案を見つけ出さなければならない。

一致性とは、分散型システムに唯一のコンセンサスを確保することである。

正確性と異なり、悪意のユーザーは詐欺取引をしないが、同時に多数の正確な

取引を行って利益を図る可能性がある。ブロックチェーンに、「双花」問題(デ

ジタルキャッシュが取引過程に何度も使用される現象)は典型的な例である。

従って、システムに唯一の識別可能な取引集を確保する問題と一致性の問題を

こう受け入れられる。

使用可能性は普通分散型決済システムにおいて性能問題を指す。一つのシス

テムが正確性と一致性を確保できるが、一年がかかって一件の取引を確認する

とすれば、このシステムの使用可能性が明らかに低い。また、正確性と一致性

が必要なハッシュレートの水準、詐欺回避のために応用されるアルゴリズムの

複雑さなどは使用可能性の内容となる。

RPCA アルゴリズムの実現は上記言及した三つの問題を解決できる。

4.2.3 コンセンサスアルゴリズムの基本概念

サービスノードは取引を受けるブロックチェーンノードであり、検証ノード

と非検証ノードという 2種がある。検証ノードとは他のノードに信頼テーブル

に入れられたノードであり、コンセンサスの過程に参加する。一方、非検証ノ

ードはコンセンサス過程に関わらない。

ブロックとブロックの記録取引について、RPCA に 2 種のブロックが極めて

肝心である。即ち、最新の閉じるブロック、コンセンサス済みの最新ブロック

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と、コンセンサスされているブロック、即ちオープンブロックである。オープ

ンブロックがコンセンサスされた後、最新の閉じるブロックとなる。

UNL(Unique Node LBTD)信頼ノードテーブルについて、どのサービスノー

ドも一つの信頼ノードテーブルを保全する。ここの信頼とは、このテーブルに

あるノードは一つになってカンニングしないとのことである。コンセンサスの

過程において、システム機能は信頼ノードテーブルのノードのみからの投票を

受ける。下位層チェーンに、信頼ノードは配置ファイルに他の検証ノードのパ

ップリクキーを加えて UNL を指定する。

4.2.4 コンセンサスの過程

下位層チェーンネットワークは数秒ごとに新しいブロックが誕生する。この

ブロックの誕生過程はすべてのネットワークノード RPCA コンセンサスの過程

である。コンセンサスの過程が成功すれば、この新しいブロックはネットワー

クで唯一なものとなる。

RPCA による取引は二つの段階に分けて完成する。即ち、取引集のコンセン

サスに一致する第一段階と、新しいブロックを提案してコンセンサスされたブ

ロックを形成する第二段階である。

取引集に達したコンセンサスを幾つかの部分に分けて行う。どの部分も下記

通りに取り扱う。

どのノードもコンセンサス開始時、コンセンサスが必要な取引をできる限り

に集め、「候補集」に入れる。

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どのノードも信頼ノードテーブルにある「候補集」を結合し、すべての取引

に対して投票する。

UNL のサービスノード交流取引の投票結果について、投票が一定の割合に達

する取引は次の部分に入る。その割合に達していない取引は廃棄されるか、次

のコンセンサス過程の候補集に入る。

最終の部分において、すべての投票が 80%を超える取引はコンセンサス済

みの取引集に入れられる。ここの取引集はビットコインに類似し、Merkle ツ

リーのデータ構造である。

取引集が形成後、どのノードも新しいブロックをパッケージし始める。その

過程が下記通りである・

新しいブロック号、コンセンサス取引集の Merkle ツリーハッシュ、父ブロ

ックハッシュ、目前のタイムスタンプなど内容を揃え、ブロックハッシュを計

算する。

どのノードもそのブロックハッシュを可視化のノードに放送する。ここの可

視化ノードは信頼テーブルのノードのみならず、ノードを通じて過程の見える

ノードも含む。

ノードはすべての信頼テーブルのノードから放送されるブロックハッシュ

を受けた後、自分が生成するブロックハッシュと結び付け、ブロックハッシュ

ごとに割合を計算する。あるハッシュの割合が閾値(普通は 80%)を超える

と、このハッシュはコンセンサス済みのブロックハッシュだと思われる。自分

のハッシュがそれと同一である場合、自分がパッケージするブロックは確認さ

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れ、コンセンサス済みの新しいブロックであり、そのままローカルに保存し、

状態を更新する。自分のハッシュはコンセンサス済みのハッシュと違う場合、

ブロックハッシュの正しいノードから新しいブロック情報を求める。もらった

後、ローカルに保存して目前の状態を更新する。

あるブロックハッシュが設定した閾値を超えていない場合、条件に満足する

までコンセンサス過程を繰り返す。

そこで、ブロックのコンセンサス過程が終了し、次のコンセンサス過程がス

タートする。

4.2.5 検証

より早くで効果的なブロック認証技術:ネットワークにあるすべての信頼ノ

ードが記帳し、半分を超える記帳ノードが保全するブロックチェーンは有効チ

ェーンという。ブロックができた後、ネットワーク全体に放送し、記帳ノード

によって投票が行われる。記帳ノードはあるブロックの投票数に応じて有効ブ

ロックを決める。3Sぐらいでブロックが一つ生まれる。

正確性:RPCA の中で正確性の検証方法は簡単である。コンセンサスには 80%

の閾値が必要なので、UNL に 80%の誠実ノードがあれば、コンセンサスになれ

る。また、20%以上の詐欺ノードがあっても、正確性を破壊できない。なぜか

というと、詐欺ノードも 80%以上にならないとコンセンサスになれないから

である。詐欺ノードでも誠実ノードでも、80%に達さなければ、コンセンサス

になれない。

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一致性:サブネットワークと他のサブネットワークとの接続によって保障さ

れる。ブロックの枝を回避するには、すべてのサブネットワークが少なくとも

20%のノードとつながる必要がある。

使用可能性:投票過程ごとに、ノードは UNL のノードの反応時間を集める。

反応時間がいつも遅いノードは外される。こうした UNL は極めて高い交流効率

を維持できる。効果的な交流の下で、RPCA アルゴリズムは3〜10 秒ごとに一

つの TPS>1000 のブロックが誕生することを保障できる。

4.2.6 マルチポイントデータの同期化

ノードデータが不完全な場合、近くのノードにデータを求め、データ分散、

マルチノードの同時獲得、ローカルの再編成という方式によって、システムは

データの快速な伝送など優れた特性を備えた。

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4.2.7 Radix-Merkle ストレージアルゴリズム

ブロックの状態と取引はハッシュ後の結果に応じて Merkel ツリーの形式で

組み合わせる。バトリシア木の構造でリーフノードを設計する。キー値で具体

的な取引或いは状態を速やかに検索できる。

4.2.8 改善した lz4圧縮アルゴリズム

取引内容にあるフィールドは名称で配列すると、順序決まりのデータ内容と

なる。改善後の lz4アルゴリズムを通じて極めて高い圧縮比及び圧縮速度を

得る。

4.2.9 スマートコントラクト

プロジェクトのストレージポイントと奨励ポイントはスマートコントラク

トに基づいて実施され、ストレージサービスを提供するノードユーザーを奨励

する。

4.3 レイヤード枠組み

BTD プロジェクトの技術レイヤード枠組みは、アプリケーションレイヤー、

ネットワークノードレイヤー、ストレージノードレイヤー、ファイルシステム

レイヤー、ブロックチェーンコンセンサスレイヤーなど多数のレイヤーが含ま

れる。

分散型ストレージノード:BTD プロジェクトにストレージ、帯域幅、計算資

源を提供するストレージノード。

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分散型ネットワークノード:BTD プロジェクトに P2P トランスレーション

とドメインルーティングを提供するネットワークノード。

分散型ファイルシステム:BTD プロジェクト分散型ファイルシステム BDFS。

ブロックチェーンコンセンサスレイヤー:ChainSQL プラットフォームに基

づき、コンセンサスメカニズムは RPCA を基にする。

アプリケーションレイヤー:BTD ウォレット APP(IOS、Android、Windows

など)。

4.4 BTD ウォレット

BTD ウォレットはユーザーレイヤー、アプリケーションレイヤー、サービス

レイヤー、取引レイヤー及び技術プラットフォームレイヤーがあり、分散型ア

カウント管理と決済ポートを提供し、取引安全機能が内蔵される。主体は軽量

型ブロックチェーン端末(light-weight client)である。

基本機能

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アドレス登録、アカウントインポートとアウトポート、取引暗号管理など機

能がある。ユーザーのウォレットファイルとプライベートキーはユーザーに保

管される。ユーザーの権利を完全にユーザーに返す。より安全なシステムとな

る。ユーザーのプライベートキーは一旦紛失すると、永遠にウォレットが取り

戻せない。取引暗号はユーザーの日常的な操作の安全のみを保護する。プライ

ベートキーを通じてリセットできる。

資産機能

HDT/BTD の相互振り替えや交換など各種機能。

諮問機能

HDT/BTD 取引諮問ですべてのデータを把握する。

第 5章 BTDプロジェクトの技術案

BTD プロジェクトはシェアエコを基にする分散型エッジクラウドストレージ

サービスの構築を目的とする。

5.1 ストレージリソースプールの形成

BTD プロジェクトのストレージリソースプールは遊休のストレージ・スペー

スをシェアするすべてのユーザーから由来する。

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ユーザーは遊休のストレージ・スペースをシェアすることにより BTD プロジ

ェクトに参加し、その報酬として相応なるデジタル資産 HDT+BTD を獲得する。

BTD プロジェクトに参加後、ノードが貢献するストレージ・スペースは BTD

プロジェクトの分散型ストレージプールの一部となる。大量のストレージノー

ドは共に大規模で柔軟的、且つ増加し続けるストレージプールを構築する。

5.2 ストレージノードとストレージチェーンの建設

運行する全ての BTD プロジェクトのストレージサービスのノードは、ストレ

ージサービスの供給元になると同時に、ストレージサービスの確認者とストレ

ージチェーン情報の伝播者ともなる。

すべてのストレージノードは協力して機能し、BTD プロジェクトの安定的な

運行を確保する。

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5.3 ストレージノードのHDTストレージポイント

BTD プロジェクトは仕事量に応じてコンセンサスメカニズムと分散型スト

レージを証明する技術的な特徴及び分散型ハードウェアノードの特性と結び

付け、信頼可能なストレージ証明 PoCR(Proof of Capacity Reliability)アル

ゴリズムを提示する。また、ノードがシェアするストレージ・スペースのサイ

ズ、オンライン利用率、ネットワークの下り帯域幅、実際のストレージ、検索、

サービス品質の読み込みなどによって確認・奨励する。そして、ノードはその

HDT ストレージポイント獲得する。

ストレージノードが毎日獲得するストレージポイント HDT の数は Aであり、

下記通りのアルゴリズムで計算する。

A=ノードのシェアするストレージ容量*オンライン利用率の評価係数*ネ

ットワーク帯域幅評価係数*ノードハードウェア評価係数*ノード信頼度評

価係数

1HDT=1G*1ヶ月、ストレージノードが1ヶ月に1Gのストレージ・スペ

ースを絶えずシェアすることです。

1Tの容量をシェアし、標準的な環境(オンライン利用率評価係数=1、ネ

ットワーク帯域幅評価係数=1、ノードハードウェア評価係数=1、ノード信

頼度評価係数=1)に置かれる BTD ストレージノードは毎日下記通りの HDT

を作る。

A=(1024G*12 月/365 天)*1*1*1*1=33.7 HDT。

ノードが毎日実際に作る数量は上記各種係数によって変わる。

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オンライン利用率評価係数:ストレージノードのオンライン利用率に基づい

て評価される。オンライン利用率が 70%を下回ると、評価係数が0になる。

オンライン利用率が 70%〜90%となると、評価係数が 50%となる。オンライ

ン利用率が 90%~100%となると、評価係数が 80%となる。オンライン利用率

が 100%となると、評価係数が 100%となる。

ネットワーク帯域幅評価係数:上行帯域幅5MB/s、下行帯域幅20MB/s

を参考する。一つの帯域幅に過剰のストレージノードデバイスが運行されると、

ストレージノードデバイスの収益が下がる。

ノードハードウェア評価係数:CPU などハードウェアの取扱能力指標及び

実際評価ノードハードウェアによる BTD 端末ソフトの効率を参考し、その範囲

は 0.8〜1にある。

ノード信頼度係数:ノード信頼度メカニズムが起動すると、すべてのノード

信頼度初期値が5%となる。次の日のオンライン利用率が 100%となると、信

頼度が5%増える。20 日続くと、ノード信頼度係数が1となる。ノード信頼

度が1となると増加しない。運行期間において、オンライン利用率が 90%以

下となる任意日はノード信頼度が5%から計算し始める。信頼度メカニズムが

起動すると、ノードは BTD 抵当で当該ノードアドレスの信頼度を増やし、且つ

信頼失い時罰を受け、抵当した BTD を控除する。控除される BTD は処分される。

ノード信頼度メカニズムは毎日一定数量の HDT を作ると活性化される。

決済周期:24 時間に一回決済する。

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5.4 ストレージノードの BTD 奨励ポイント

HDT ポイントはノードによる BTD プロジェクトの運行への仕事量を示す。そ

して、BTD はノードによるネットワーク全体の価値への貢献割合を体現する。

BTD は PoS アルゴリズムに基づいて計算する。

ノードが毎日獲得する BTD 奨励ポイントは Bであり、下記通りのアルゴリズ

ムで計算する。

B=当該ノードによるネットワーク全体の価値への貢献割合 C*当日ネット

ワークの BTD 増加量。

【備考:当日ネットワークの BTD 増加量は当日ネットワークの HDT 増加量に

よるものである。詳細情報は白書に記載される「BTD の分配と産出」を参考す

る】

毎日のノードごとによるネットワーク価値への貢献割合 Cは下記通りのア

ルゴリズムで計算する。

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C=(当該ノード当日の HDT 増加量/ネットワークノード当日の HDT 増加量)

*当日の残存力の割合+(当該ノードの HDT 残額/ネットワークノード HDT の

総産出)*過去残存力の割合+(当該ノードの当日 BTD 残額/ネットワークノ

ードの BTD 総額)*将来発展の割合

当日残存力の割合:0%-100%

過去残存力の割合:0%-30%

将来発展の割合:0%-100%

BTD の産出は、ノードによるネットワークの当日貢献(実世界の企業が職員

に支給する日給)、過去貢献(実世界の企業による勤務年数の長い従業員への

長期貢献賞)、及び将来発展貢献(実世界の企業による主力従業員へのオプシ

ョン)を総合的に配慮し、分散型ストレージ領域の最も適切な貢献メカニズム

を代表する。

BTDプロジェクトは毎日HDT産出量の変化傾向、システムHTDプールの残量、

消耗割合、BTD アカウント集約度など運行指標によって目前の残存力がストレ

ージ市場の需要に満たすか、市場が熱すぎるかそれとも冷たすぎるかを判断す

る。総合指標が閾値を超えると、スマートコントラクトが触発する。当日残存

力の割合、過去残存力の割合及び将来発展の割合などパラメーターを調整し、

ネットワーク全体の残存力が足りない時ストレージネットワークに参加する

ようより多くのノードを奨励して残存力を上げ、BTD アカウントが過剰集約す

る時、BTD 所有のコインの割合を分散させるよう新規ユーザーを奨励すること

により、BTD プロジェクトの持続的で健全的、且つ安定的な運行を確保する。

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5.5スマートコントラクトとシステム HDTプール

BTD プロジェクトを仮想経済体とすれば、ストレージネットワーク規模が絶

えず運行し、ストレージ任務が執行されるにつれ、その産出の HDT ポイント総

数は仮想経済体の経済規模を示す。

一方、BTD プロジェクト価値の担体体系としての BTD は、その産出の BTD が

仮想経済体の交換価値を指すわけではない。

従って、任意時、目前流通済みの BTD 価値=すべて流通済みの HDT 価値+BTD

流通性プレミアと受け入れられる。

BTD 流通性プレミア>0 とすると、任意時、

1 BTD >= ( システムが今流通している HDT 総量/システムが今流通している

BTD 総量) * 1 HDT となる。

従って、BTD プロジェクトはスマートコントラクトに繋げて BTD で HDT を交

換する権利をユーザーに与えるが、ユーザーは交換した HDT をストレージサー

ビスの駆動のみに用いる。

スマートコントラクト:1BTD=(システムが今流通している HDT 総

量/システムが今流通している BTD 総量)* 1 HDT 。

スマートコントラクトはコントラクトの形でさらに BTD の内在的価値と行

権権利を確定する。

BTD 持ち主は自主的で当該権利を使用するか、及びいつ使用するかを評価で

きる。

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当該スマートコントラクトの執行を確保するため、BTD プロジェクトはシス

テム HDT プールを設立する。

毎日システムのHDT増加量=ネットワークノードのHDT増加量+システムプ

ールの HDT 増加量。

システムプールの HDT 増加量=ネットワークノードの HDT 増加量*システム

プールの割合。システムプールの割合は 5%-20%にある。

スマートコントラクトの執行:ユーザーアドレスはスマートコントラクトア

ドレスに BTD をオープンする。スマートコントラクトは相応なる割合でユーザ

ーアドレスに HDT をオープンする。

スマートコントラクトが執行後、相応なる BTD の行権が完成した。この部分

の BTD はシステムプールに永遠にロックされるスマートコントラクトアドレ

スを処分し、流通から退く。

BTD スマートコントラクトの執行を確保するほか、HDT プールは BTD を基に

するストレージチェーンの dApp 業務をサポートする。

ノード HDT によるネットワーク全体への貢献割合を計算する際、システム

HDT プールの残額は計算の対象外となる。

システム HDT プールが足りない場合、スマートコントラクトが遅延して執行

し、BTD 産出アルゴリズムにおける当日残存力の割合、過去残存力の割合、将

来発展の割合などパラメーターを調整し、スマートコントラクトの執行条件に

満足後引き続きスマートコントラクトを執行する。

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5.6 BTDの価値

HDT 総量が時間とネットワーク規模の急速な増加によって増え続ける。その

伸び率が BTD の増加率より大きい。そして、BTD 総量が限られ、且つノード信

頼度の抵当違反廃棄、スマートコントラクト執行廃棄、廃棄の買戻など各種理

由で、その数量が減る。BTD の交換スマートコントラクトに基づき、それは単

位 BTD が対応する HDT 数量が増え続けることを意味する。

従って、BTD プロジェクトストレージネットワークが安定的に運行・発展し

続ける時、単位 BTD のストレージサービス能力も絶えず伸びる。BTD の内在的

価値は天然に増加する属性がある。

5.7 BTDプロジェクトの実現

BTDプロジェクトのユーザーアカウントは実はBTDウォレットアドレスであ

る。ユーザーが自分のプライベートキーを保存し、パップリクキーのアルゴリ

ズムを BTD プロジェクトに保存する。

BTDプロジェクトのユーザーはHDTを利用してストレージサービスを駆動す

る。BTD プロジェクトのユーザーによるファイルへの保存・読み込み・シェア

など行為は BTD プロジェクトの関連機能の実現を駆動する。一方、ユーザーが

ファイルを保存・読込する時 HDT を支払う必要がある。こうして BTD プロジェ

クトのストレージサービスノードを奨励し、ノードの規律正しい運行の検証に

協力する。

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BTD プロジェクトの具体的な技術実現は、ファイル保存、ファイル検索・読

込など部分から構成される。

5.8 ファイル保存

BTD プロジェクトがファイルを保存する際、HDT を使って BTD プロジェクト

を駆動する必要がある。

BTD プロジェクトファイルシステムは BDFS 分散型ファイルシステムを下位

層ファイルシステムとする。

5.8.1 典型的なストレージ過程

BTD プロジェクトのユーザー Aがファイルを保存する際、保存必要のあるフ

ァイルを幾つかに分割して冗長暗号化し、Merkle ツリーを形成してからスト

レージチェーンに相応なる断片の保存情報を放送する。その内容は任務のシリ

アルナンバー、ファイル断片のサイズ、ハッシュ値及び必要なストレージのコ

ビー数量、ノードの下行放送ホップカウント、放送有効期間及び支払う HDT

など関連情報がある。スマートコントラクトはユーザー Aの HDT を確認後その

HDT を凍結する。HDT の足りないユーザーがストレージを無駄にすることを防

ぐため、情報を放送してから発信する。

ユーザーAはBTDプロジェクトの近いノードとルーティングノードで当該任

務の放送を受けた後、ユーザー Aの BTD アドレスが本当かどうか、コントラク

ト任務による HDT が十分かどうかを検証する。任務の真実さを検証後、このス

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BTD シェアエコを基にする分散系エッジクラウドストレージチェーン 白書 V2.1.5

35

トレージ任務に対応するかどうかを決める。この近いノードがこの任務を執行

すると、この情報の放送ホップカウントから1を減らして引き続き自分の近い

ノードに放送する。近いノードがこの任務を執行しない場合、放送のホップカ

ウントを減らさず、そのまま近いノードに放送する。ノードはこのように類推

して情報を放送する。ホップカウントが0になると、放送をやめる。

この任務に参加するすべてのノードは直接にユーザー Aに繋がる。その時、

ユーザーAはストレージファイルのノード数と必要なストレージ数Mによって

次の操作を決める。

N>=M とすると、スマートコントラクトはノードの反応時間秩序とノードス

トレージサービス品質によって加重する。Mノードを選定してこのストレージ

任務を執行する。最終的にストレージサービスの確認・検証を完成する Mのノ

ードはユーザー Aがこのストレージサービスに支払う HDT をシェアする。

N<M とすると、スマートコントラクトはこの Nのノードにこのストレージを

執行させる。同時に、二回目の放送を行う。二回目の放送内容で、ノードユー

ザーが必要なストレージのコピー数は N-M に変更し、支払う HDT も未完成ノー

ドのもらうべき HDT に下がる。その時、このファイルストレージを執行したノ

ードはハッシュ値に基づいて執行済みを判断し、放送ホップカウントを減らさ

ずに直接に近いノードに放送する。このように類推し、ユーザー Aのストレー

ジ任務が完全に執行・検証された後、ユーザー Aが最終的な Mのノードにこの

ストレージサービスの HDT を全部支払う。

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36

悪意ノードがない場合、典型的なストレージ任務は普通多くとも 2回の放送

内で完成する。

BTD プロジェクトは HDT の成功な取引を信頼度の判断とする。あるストレー

ジサービスユーザーの信頼度は当該ユーザーアドレスのストレージサービス

提供による HDT 総数と正の相関にある。そのため、普通に完成するストレージ

任務は、ユーザー Aがストレージサービスに支払う HDT をストレージノードに

移すと同時に、ユーザー Aの信頼度のみならず、ストレージノードの信頼度が

増える。

5.8.2 ストレージサービスの検証と悪意ストレージノードの発見及び取扱

ユーザー Aはストレージ任務を完成後、上記 Mのノードによるストレージサ

ービスを検証する。ユーザー Aは Merkele ツリー・要旨ハッシュに基づいてノ

ードごとに保存後の内容を速やかに逆方向検証する。反応が失敗すると、この

ノードはユーザー Aのファイルを保存していないことになる。ユーザー Aはこ

のノードを悪意ノードと記録し、且つこのノードにストレージサービスによる

HDT を支払わない。

ユーザーは自分の悪意ストレージノードリストを独立で保有することがで

きる。本当の悪意ストレージノードはすぐ合法的なユーザーに発見され、悪意

ノードリストに入れられ、そして長期にわたりストレージチェーンへの害を失

う。

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BTD シェアエコを基にする分散系エッジクラウドストレージチェーン 白書 V2.1.5

37

上記ストレージメカニズムで、悪意ストレージノードは存在しても、ストレ

ージチェーン全体への影響が限られる。

5.8.3 悪意ユーザー攻撃の発見と取扱

悪意ユーザー攻撃とは、ストレージノードがストレージサービスを完成後、

ストレージノードがもらうべき HDT 奨励の支給に拒否する行為とのことであ

る。

上記攻撃を防ぐため、BTD プロジェクトは斬新な信頼メカニズムを採用した。

ユーザー Aは 1回目のファイルを保存する時、そのアドレスの信頼度が 0なの

で(ストレージ任務に成功した経験がない)、ある大きいファイルの保存を申

請しても、ストレージノードのスマートコントラクトに微小ファイルに分割さ

れる。それに、微小ファイルのストレージ任務が完成後、ユーザー Aとともに

決済する。決済が完成し、ストレージノードがこのファイルのもらうべき HDT

奨励を獲得後、ユーザー Aの信頼度が上がり、ストレージ容量の拡大を自動で

許可し、後続きの任務を執行し続ける。そのため、ユーザーの信頼度は HDT

を払わなければ上がらない。

そのため、悪意ユーザーは事前コストを支払わなければならない(攻撃前そ

のアドレス信頼度が0以上になるので、悪意ユーザーは攻撃のために事前コス

トを支払わなければならない)。それに、そのコストは消耗するストレージ容

量によって速やかに上がるので、攻撃コストがなかなか耐えられなくなる。ま

た、悪意ユーザーの攻撃行為も短時間以内にストレージノードに発見される。

その後、ストレージノードは保存したファイルを削除し、このユーザーを悪意

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ユーザーリストに入れることにより、悪意ユーザーによるストレージチェーン

への幅広くて実際的な影響を防ぐことができる。

5.9 ファイルの検索と読み込み

ユーザーが保存済みのファイルを検索し、読み込む際、ファイルハッシュの

マークに基づいて BTD ストレージチェーンに放送・検索する。このハッシュリ

ソース持ちのストレージノードが放送内容を受けるとユーザーに知らせる。ユ

ーザーが検証・確認後、ストレージノードのネットワーク状況に基づき、ネッ

トワークチャンネルが最適な多ノードを選定し、このファイルの各データ断片

を同期的に読込、ダウンロードする。その後、十分なファイル断片を獲得して

から復号化することによってファイルを復元する。

5.10 終わりに

BTD プロジェクトはグローバルに分布するストレージノードによって構成

される分散型ストレージネットワークである。ストレージノードが一定のスト

レージ容量リソースとネットワーク帯域幅保障を提供し、大量で柔軟なストレ

ージリソースプールを形成し、私的で安全なシェアストレージサービスを提供

する。

ユーザー自身のほか、ストレージノード及び BitRice 基金会技術チームを含

めた如何なるその他側はファイル内容を獲得できない。BTD プロジェクトは極

めて高い安全性が確保される。

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そして、グローバルの大量のノードの冗長なバックアップも、単一ノードの

失効によるファイルストレージサービスへの影響を回避する。さらに BTD プロ

ジェクトの天然遠隔災害復旧能力とデータ安全の保障力が確保される。

同時に、BTD プロジェクトは如何なる中央サーバに頼らない。それは如何な

る悪意の単一ノードによる攻撃が失効することを意味する。

第 6 章 BTD プロジェクトの奨励体系

6.1 BTD 分配メカニズム

持ち主 割合 数量(万) 用途

ストレ

ージノ

80% 224000

ストレージノードを奨励して BTD

プロジェクトに参加させ、そのス

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BTD 総量が 28 億あり、その中の 80%はストレージノードがストレージ・ス

ペースの提供とストレージ任務の執行によって次第に産出される。

ード トレージ・スペースをシェアし、

分散型ストレージネットワーク

を建設する。.

基金会 9% 25200

基金会はプロジェクトの運営、市

場開拓、コミュニティー発展、長

期サービスを担当する。

公益ス

トレー

2% 5600

世界の各種公益機関に無料のス

トレージサービスを提供する。

市場生

3% 8400

エコチェーンの参加側を奨励す

る。

機関 2% 5600

機関投資者と産業投資者が所有

する。

基礎投

1% 2800 早期投資者が所有する。

チーム 3% 8400

チーム所有、2年後分割でリリー

ス。

総計 100% 280000

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9%は基金会が所有し、プロジェクトの運営・市場開拓・コミュニティー発

展・長期サービスに用いられる。

2%は公益ストレージとして、各種公益機関に無料にスチレージサービスを

提供する。

3%は市場生態に使用され、エコチェーンの各側を奨励してアプリケーショ

ンの実施と生態の建設に参加させる。

2%は機関投資者が所有する。

1%は基礎投資者が所有する。

残りの3%はプロジェクトチームが所有し、2年後分割してリリースする。

テストネットワークの分配メカニズムに比べ、BTD ホームネットワークはス

トレージノードの BTD 割合を大幅に上げ、初めてグローバルの公益機関にス

トレージを無料に提供する。その分配メカニズムが大幅に最適化し、プロジ

ェクトの社会価値を向上させ、長期の発展空間を大いに広げた。

6.2 BTDの毎日産出

BTD ストレージノードが産出する BTD の数が 224000。

BTD が産出する数が当日の HDT 増加量による。

毎日の BTD 産出数量と HDT 数量の関係は下記通りに示す。

当日 HDT 増加量(万) 当日 BTD 産出量(万)

<10 1

10-30 1-5

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30-100 5-11

100-200 11-17

200-300 17-23

300-400 23-29

400-500 29-35

>500 35

即ち、毎日の HDT が増えると、より多くの BTD が産出される。しかし、毎日

の HDT 増加量が 500 万を超えると、BTD 産出が終了するまで、毎日の BTD 増加

量が 35 万のままに推移する。BTD 産出完成後、ストレージノードが毎日引き

続き新しい HDT を出す。そのとき、BTD 行権がもらう HDT の数は引き続き増え

る。

6.3 BTD廃棄メカニズム

BTD ストレージチェーンが運行する中、BTD の廃棄メカニズムが触発する場

合が多い。

一種目:行権スマートコントラクト。行権スマートコントラクトが触発する

と、行権側が 1BTD= (ネットワークの HDT 流通総額/ネットワークの BTD 流通

総額)*1 HDT で BTD を HDT に交換する。行権側が HDT をもらうと同時に、行

権側が支払う BTD は廃棄される。

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二種目:買戻廃棄。基金会によるストレージリソースと計算資源のサポート

を受ける全てのエコチェーン及び技術パートナーはその市場収益の 30%で

BTD を買戻して廃棄する。

三種目:抵当廃棄。BTD ストレージチェーンのノード信頼度メカニズムが起

動後、ノードが BTD を抵当してその信頼度を向上させることができる。ノード

はオンライン利用率・故障率が要求に合わない理由でルール違反となると、抵

当する BTD が懲罰メカニズムで控除される。控除される BTD は廃棄される。

基金会は定期的に BTD の廃棄状況を発表する。

6.4 BTDプロジェクトの生態体系の建設方向

BTD プロジェクトの生態建設を最適化し、加速させるため、BTD 基金会は下

記通りにする。

BTD ストレージノードの募集・普及

BTD プロジェクトを基にする dApp の開発

dApp ユーザーの普及と使用奨励

BTD プロジェクトのコミュニティーサービス奨励

BTD プロジェクトアプリケーションシナリオの開拓奨励

BTD と他のブロックチェーン資産の交換サービス

BTD の価値交換とアプリケーションシナリオ

BTD の生態保護奨励

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生態体系建設の各環が奨励し、BTD プロジェクトの価値交換と実際アプリケ

ーションシナリオのさらなる多元化と充実化を促進し続ける。

上記 BTD 奨励体系が次第に執行される。それは BTD プロジェクトの長期ユ

ーザー数を速やかに増やし、BTD グローバルエコチェーンの建設を速める。

6.5 HDT/BTDアプリケーションシナリオ

HDT/BTD デジタル資産はすでに下記アプリケーションシナリオを含み、且つ

BTD ストレージノード数と BTD プロジェクトユーザーの持続的な増加に伴い、

そのアプリケーションシナリオが増え続ける。

6.5.1 ストレージサービス

BTD ストレージチェーンに基づいた各種の DAPP サービスを交換する。

ユーザーはクラウドストレージなど BTD ストレージチェーンに基づいた各

種 DAPP サービスを交換できる。

6.5.2 ショッピングモールサービス

ショッピングモール商品の交換

ユーザーはショッピングモールにある各種商品を交換できる。

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6.5.3 P2P サービス

ユーザーは P2Pサービスによって必要なサービスを交換し合うことができ

る。

6.5.4 オフラインサービス

このプロジェクトは多数の国家・地域でのオフラインサービスの交換を出実

現し、且つ開拓し続ける。

6.5.5 その他サービス

BTD プロジェクトのグローバル化が進み、領域に跨る連携が深くまで展開す

るにつれ、HDT/BTD のシナリオもますます多くなり、その価値も絶えず増える。

第 7章 BTDプロジェクトの発展過程及び発展計画

時間 沿革、一里塚

2017.2 BitRice プロジェクトのブロックチェーン戦略決

定委員会が成立。

2017.3 BitRice 戦略決定委員会はブロックチェーンの各

プロジェクトを研究・追跡し、技術案と市場方向

を決定して造形。

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46

2017.6 戦略決定委員会が市場方向を決める:ブロックチ

ェーン分散型ストレージ

2017.10 BHD ストレージチェーンの基礎チェーンの開発が

完成

2017.12 BitRice デジタル資産が検証を発行。

BTR テストネットワークが正式に運行

2018.2 有名なプライベートクラウドメーカと戦略連携

協定を締結;

BitRice エコチェーンに対応する初のマイニング

機が誕生

BitRice ウォレット APP は正式に発表

2018.5 プライベートクラウドハードウェアは更迭・アッ

プグレード、BitRice エコチェーンは第二種のマ

イニング機を迎え、最初の BitRice 主力マイニン

グ機ともなる。

BitRice エコチェーンのノード数が速やかに増加

2018.6 業界有名なマイニング機メーカーと戦略的連携

を締結;

BitRice エコチェーンは三番目のマイニング機を

迎えた;

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BitRice エコチェーンは初めての爆発的な増加を

実現、ノード数が5万を超過;

BitRice ユーザー数が 10 万を超過。

2019.1 BitRice 交換サービスとエコチェーン建設が正式に

発足、BitRice でストレージサービスや電話代チャ

ージサービスなど多彩なサービスを交換できる。

分散型ストレージの中核技術は大きく突破、テスト

DAPP がスタート。

2019.3 ストレージノードは 15 つの国家をカバー。

BitRice ユーザー数が 30 万を超過。

2019.4 BTR を基にするテストネットワークの相互有益な

プランがストップ。

BTD 白書 V2.1.5 発表

奨励体系を HDT+BTD 奨励体系に最適化

BTD エコチェーンはより多いメーカーからより多

い型番のマイニング機及びストレージノードを

実現。

BTD ノードは正式に HDT+BTD 奨励体系を起動、相

互有益プランが再起動。

技術パートナーのBTDストレージチェーンに基づ

いた重要な生態アプリケーション:世界初のブロ

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ックチェーンクラウド BitDisk が発表

2019.5 BTD は次第にグローバル化階段に入り、多国家の

多数のプラットフォームが流通。

BTD ホームネットワークは全面的に BTR テストネ

ットワークに取って代わった。

2019.6 元の BTR テストネットワークが運行停止となっ

た。

BTD ホームネットワーク時代に入った。

2019.12 BTD ストレージノードがカバーした国家が 20

BTD ウトレージノードの数が 30 万を超過

BTD ユーザーアドレスの総量は 500 万を超過

2020.12 BTD ストレージノードがカバーした国家が 100

BTD ウトレージノードの数が 200 万を超過

BTD ユーザーアドレスの総量は 2000 万を超過

2019 年4月から、BTD プロジェクトは高度成長段階に入り、そのグローバ

ル発展戦略と目的が下記通りに示す。

2019.04 技術パートナーをサポートし、BTD ストレージチェーンを基にし

て世界初のブロックチェーンクラウドを発表し、爆発的な発展に役立つた

め、ブロックチェーンクラウド APP を十分に利用してユーザーを広げる。

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2019.08 BTD アドレス数は 100 万を突破、世界でユーザーアドレス数一位

のブロックチェーンストレージプロジェクトとなった。

2019.10 BTD ストレージチェーンに基づいた実際の保存ファイルは1億件

を超え、世界で保存ファイル数一位のブロックチェーンストレージプロジ

ェクトとなった。

2019.12 BTD アドレス数が 500 万を超え、世界でユーザーアドレス数一位

のブロックチェーン dApp プロジェクトとなった。

2020.06 BTD アドレス数が 1000 万を上回り、BTC と ETH に次ぎ、世界でユ

ーザーアドレス数三位のブロックチェーンプロジェクトとなる。

2020.12 BTD アドレス数が 2500 万を超え、BTC アドレス数以上となる。

2021.06 BTD アドレス数が 5000 万を突破、世界でユーザーアドレス数一位

のブロックチェーンプロジェクトとなる。

2022 TD アドレスとストレージアプリケーションが劇的に増えるにつれ、

その市場価値が勢い良く上がり、グローバルで市場価値最大のブロックチ

ェーンにチャンレンジする。

第 8章 プロジェクトの支配構造

8.1 概要

BitRice 基金会(シンガポール)は BTD プロジェクトの担当機関として、BTD

プロジェクトの全般事務、特権事項及び連携事項を担当する。

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BitRice 基金会は BTD プロジェクトの技術開発、透明な支配、コミュニティ

ーサービス及びエコチェーンの建設に尽くし、BTD プロジェクトの長期で安定

的な発展を促進する。

BTD プロジェクトの持続可能性、管理の有効性及び資金利用の安全性を保障

するのは BitRice 基金会の支配目的となる。BitRice 基金会は、BitRice 基金

会を通じて獲得する全ての資金を BTD プロジェクトの技術開発・コミュニティ

ー発展・生態建設に回すと約束した。

BitRice 基金会は戦略決定委員会と製品運営センターから構成される。

8.2 支配構造

BitRice 基金会の各機関の分掌は下記通りに示す。

(1)戦略決定委員会:製品運営センター責任者の招聘・解雇、重要な戦略決

定の制定など重要な事項の管理・決定を担当する。戦略決定委員会のメンバー

は 3年の任期があり、再任できる。主席が一人設けられ、委員会のメンバーに

投票される。最初の戦略決定委員会のメンバーは BTD プロジェクトの創立チー

ム及び早期投資者に選挙された。

(2)製品運営センター:BTD プロジェクトの技術開発と製品テスト・発足・

審査など製品の開発関連事務、及びコミュニティーの普及・宣伝・財務・法律・

人事・総務など日常管理を担当する。財務はプロジェクト資金の使用と審査、

法務は各種ファイルの審査と作成、及び有り得る各種法的リスクの防止、総務

と人事は社員や給与など人事的な事務及び日常的な総務管理事務を担当する。

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製品運営センターは BTD プロジェクトコミュニティーにて権益者、コミュニテ

ィー貢献者、オープンソースプロジェクトの開発者とともに技術・製品の進度

についてコミュニケーションし、技術交流会と製品研究会を開催し、BTD プロ

ジェクトの生態圏を広げ続ける。

8.3 情報の獲得方式

https://bitrice.io

8.4 プロジェクト連携

BTDプロジェクトと連携の意をお持ちの方は[email protected]にご連絡く

ださい。

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第 9章 中核チーム概要

9.1 プロジェクトの中核チーム

BTD プロジェクトは BitRice 基金会(シンガポール)が担当し、そのチーム

メンバーがすでに 30 人以上となっている。その中核チームメンバーは下記通

りに紹介する。

Michael Liu、修士

基金会主席兼製品運営センターの責任者。システム研究開発責任者兼

最高エンジニアとして長年シンガポールの Honeywell など多数の大手

国際会社で勤務。ビットコインの早期参加者兼ビッグデータ分析チーム

の管理者として、豊富な起業と会社の管理経験を誇る。このプロジェク

トで BitRice チームの構築と製品運営センターの日常的管理を担当。

S. M. HOSSEINI 博士

主に大規模のデータ分析、マイニングアルゴリズム及びブロックチェ

ーンシステムを研究・開発。データスマートとデータマイニング、ブロ

ックチェーンプロジェクトを多数経験、プロジェクトの研究・開発経験

が豊富。このプロジェクトで、Token ロジックの合理性分析及び Token

奨励メカニズムとアルゴリズムの設計と研究・開発を担当。

B.NASRULIN 修士

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5年の開発経験あり、C++、C、Python、Java、SQL、R など開発言語

及び OpenCV、YARP、PYL、CUDA、 Thrust、scikit-learn、Spark などフ

レームに詳しい。Hyperledger Iroha プロジェクトの中核開発メンバー。

このプロジェクトで、ブロックチェーンシステムの中核コードの開発に

参加。

I.NURGALIEV 修士

5年以上の開発経験あり、C+、Java、Phyton 及び CUDA、OpenCL、OpenMP、

Scala、JS などに詳しい。このプロジェクトで BHD ストレージサービス

の中核開発事務を担当。

John Wang 四年制大学計算機科学

10 年以上の研究・開発・管理経験あり、BTD プロジェクトウォレット

とスマートコントラクトの設計を担当。

Pony Meng 修士 計算機科学

8年以上の研究・開発・管理経験あり、BHD ストレージサービスの設

計を担当。

Dyson Wang 四年制大学計算機科学

6年以上の研究・開発経験あり、BTD プロジェクトウォレットとスマ

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BTD シェアエコを基にする分散系エッジクラウドストレージチェーン 白書 V2.1.5

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ートコントラクトのアプリケーション開発を担当。

Pony Lee 四年制大学計算機科学

5年以上の研究・開発経験あり、BHD ストレージサービスのアプリケ

ーション開発を担当。

9.2 プロジェクトの顧問チーム

黄連金

世界トップレベルのブロックチェーン専門家、ブロックチェーン技術領域の有名なリーダー、アメリカ ACM Practitioner Board 委員、中国電子学会ブロックチェーン専門家委員。

劉東

北京大学学士、修士、博士、クラウドコンピューティング、モノのインターネット、ビッグデータ及びブロックチェーンなど技術領域の専門家。学術研究論文 25 篇発表、多国発明特許授権を 11 件獲得。

張議曇

DOUUI 資本創立者、ブロックチェーンのトップレベル新鋭、ビットコインのギーク。

田大超

錬杉資本創立者、ブロックチェーン第一オーディオ「聞話FM」創立者、ブロックチェーン投資領域のリーダー。

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第 10 章 HDT/BTD の機能・性質・リスク

HDT 持ち主にとって、HDT の機能は BTD ストレージチェーンにおけるストレ

ージサービスの証明書である。HDT 所有者は HDT を支払って BTD ストレージチ

ェーンのスペースを使い、ファイルを保存する。

BTD 所有者にとって、BTD は任意時に HDT に転換できる交換証明書である。

1 BTD=(目前の HDT 流通総額/目前の BTD 流通総額)*1 HDT。BTD 所有者はい

つでも所有の BTD を HDT に交換し、HDT でファイルを保存することができる。

シンガポール及びその管轄範囲に、HDT/BTD は如何なる方式の株式、配当、

債権或いは投資を対象外とし、収入・利益或いは投資報酬に関する如何なる承

諾をHDT/BTD所有者に与えないほか、如何なる形式と割合のBitRice基金会(シ

ンガポール)或いはその付属会社或いはほかの会社の資産を対象外とする。

BitRice 基金会(シンガポール)にとって、全ての HDT/BTD 所有者は HDT/BTD

の下記性質を理解・納得することと見なす。

(a)BitRice基金会はHDT/BTDをキャッシュに交換しない。HDT/BTDも BitRice

基金会(シンガポール)或いはその付属機関が支払責任を承認するほかの如何

なる有価資産形式に交換することができない。

(b)HDT/BTD は、BitRice 基金会(シンガポール)或いはその付属機関の収入

か資産の如何なる権利を所有者に与えるわけではない。具体的には、将来の収

入、株式、所有権、株式所有権、抵当物、投票、分配、抵当の受戻し、知的財

産、財務、法律或いは同等な権利、或いは BitRice 基金会(シンガポール)に

関わる如何なる権利がある。

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BTD シェアエコを基にする分散系エッジクラウドストレージチェーン 白書 V2.1.5

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(c)通貨・資産・商品・債権・債権ツール或いはほかの如何なる種類の通貨

ツール或いは投資ツールは HDT/BTD の対象外となる。

(d)HDT/BTD は BitRice 基金会(シンガポール)或いはその付属機関の貸付

ではなく、BitRice 基金会(シンガポール)或いはその付属機関の債務を対象

外とする。BitRice 基金会(シンガポール)は HDT/BTD 所有者に如何なる収益

の承諾をしない。

HDT/BTD は、HDT/BTD を交換・所有・使用する過程に下記リスクを伴うこ

とを理解・納得する必要がある。

(e)シンガポールで、BitRice 基金会(シンガポール)はシンガポールの法

律に基づいて設立した。目前、BitRice 基金会(シンガポール)は特別の法律

と政策に従うことがない。しかし、シンガポール政府がいつ、或いは BitRice

基金会(シンガポール)のようなブロックチェーン科学技術企業及び・或いは

BTD プロジェクトのようなブロックチェーンアプリケーションを対象にして

新しい監督管理政策或いは奨励政策を打ち出す監督管理機関があるかどうか

を今は予測できない。新しい監督管理政策或いは奨励政策は BitRice 基金会の

運営及び・或いは BTD プロジェクトにプラス影響かマイナス影響ないし深刻な

悪き影響を及ぼすかもしれない。

(f)シンガポール以外の国家・地域では、BTD プロジェクトエコチェーンの

参加者は HDT/BTD の交換・所有・使用過程において、所属国家・地域の法律に

合うかどうかを自主的に評価・確認し、かつ相応なる方的責任を背負うものと

する。

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BTD シェアエコを基にする分散系エッジクラウドストレージチェーン 白書 V2.1.5

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(g) BitRice 基金会(シンガポール)は(e)、(f)に対してリスクを提示し、

(e)と(f)による如何なる潜在的なリスクか損失を負担しない。

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BTD シェアエコを基にする分散系エッジクラウドストレージチェーン 白書 V2.1.5

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如何なる方或いは機関は白書の内容を改竄しなく、且つその内容の出処をマ

ークする下で、

本白書の一部か全部の内容を転載することが許可される。

BitRice 基金会(シンガポール)が書面を持って許可しない場合、

如何なる人或いは機関は本白書の内容及び・或いは方案をコピーしてビジネ

ス活動に使用してはいけない。