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Page 1: C M Y K 152.アデリー/ぶちうま山口ゆうなぎ...写真提供:山頭火ふるさと会 茄子をもぐ洗っていった夕立が 種田 山頭火 滋味豊かなる、山口ならではの自然の恵み。詠んでよし、食してよし。よ

062020

20.5.28

安部川

152. アデリー /ぶちうま山口ゆうなぎC M Y K

Page 2: C M Y K 152.アデリー/ぶちうま山口ゆうなぎ...写真提供:山頭火ふるさと会 茄子をもぐ洗っていった夕立が 種田 山頭火 滋味豊かなる、山口ならではの自然の恵み。詠んでよし、食してよし。よ

写真提供:山頭火ふるさと会

夕立が

洗っていった

茄子をもぐ

種田

山頭火

詠んでよし、食してよし。

滋味豊かなる、山口ならではの自然の恵み。

漂泊の俳人種田山頭火は、昭和の芭蕉

とも呼ばれており、その自由な生き方

と自然な表現の句が現代人の共感を

呼んでいます。明治15年、大地主の子

として生まれますが、数々の苦難の

末、生涯を酒と放浪のうちに過ごしま

す。ふるさとを詠った句、自然の恵み

をいただくことへの感謝の句、自然

界への畏敬の念をこめた句、食べるこ

とに関する句も多く残しています。

ふるさとの自然を愛した

放浪の俳人・種田山頭火。

【種田

山頭火】

明治15年、現在の山口県

防府に生まれる。父の放蕩、母の死。家の

没落。悲惨な境涯を背負いながら出家。

流浪の日々を一行の句に託し、托鉢行脚の

旅に生きながら、独自の句風を花咲かせた。

12/3

杉野ぶちうま!山口 ゆうなぎC版

Buchiuma!Yamaguchi. Yuunagi2 Buchiuma!Yamaguchi. Yuunagi 1

Page 3: C M Y K 152.アデリー/ぶちうま山口ゆうなぎ...写真提供:山頭火ふるさと会 茄子をもぐ洗っていった夕立が 種田 山頭火 滋味豊かなる、山口ならではの自然の恵み。詠んでよし、食してよし。よ

写真提供:山頭火ふるさと会

夕立が

洗っていった

茄子をもぐ

種田

山頭火

詠んでよし、食してよし。

滋味豊かなる、山口ならではの自然の恵み。

漂泊の俳人種田山頭火は、昭和の芭蕉

とも呼ばれており、その自由な生き方

と自然な表現の句が現代人の共感を

呼んでいます。明治15年、大地主の子

として生まれますが、数々の苦難の

末、生涯を酒と放浪のうちに過ごしま

す。ふるさとを詠った句、自然の恵み

をいただくことへの感謝の句、自然

界への畏敬の念をこめた句、食べるこ

とに関する句も多く残しています。

ふるさとの自然を愛した

放浪の俳人・種田山頭火。

【種田

山頭火】

明治15年、現在の山口県

防府に生まれる。父の放蕩、母の死。家の

没落。悲惨な境涯を背負いながら出家。

流浪の日々を一行の句に託し、托鉢行脚の

旅に生きながら、独自の句風を花咲かせた。

12/3

杉野ぶちうま!山口 ゆうなぎC版

Buchiuma!Yamaguchi. Yuunagi2 Buchiuma!Yamaguchi. Yuunagi 1

Page 4: C M Y K 152.アデリー/ぶちうま山口ゆうなぎ...写真提供:山頭火ふるさと会 茄子をもぐ洗っていった夕立が 種田 山頭火 滋味豊かなる、山口ならではの自然の恵み。詠んでよし、食してよし。よ

忠小兵衛・ゆず巻き詰合せ

高級炭火手づくり蒲鉾

◎生産者の熱き思い。

大いなる恵みを与えてくれる山口の自然。優しくも厳しい自然の中、食材は

磨かれ、洗練の味を生みだします。そして、自然と向き合いながら黙々と

作業に取り組む人たちがいます。届ける人の思いが深いほど、手元には

いいものが届く。山口発の「本物」にこだわる、生産者の声をお届けします。

安政二年の創業以来

受け継がれ研鑽を続ける

熟練の技、「焼き抜き製法」。

15ページで紹介しています。

故郷の旨いを届けたい。

萩市

萩市椿

八代目 長谷 朗さん

長州萩かまぼこの起源は、二百

七十余年も昔。この珍味を大変

気に入った長州藩主・毛利吉元

公が江戸参勤の際職人を伴い江

戸屋敷で製造させ、徳川将軍家

へお国土産として献上すると、

将軍綱吉公は「長州名物」と賞賛

したと言われています。

この歴史ある長州萩かまぼこ

の味を追求し続け、時代を曲げ

られぬ良心が本物の美味しさ

を育てます。忠小兵衛蒲鉾本店

は山口県で有数の老舗です。

忠小兵衛蒲鉾本店のかまぼこ

づくりは、安政二年創業以来、

受け継がれている「焼き抜き製

法」です。

これは一般的な蒸す

製法ではなく、板の下からじっ

くり焼き上げるため独特な歯

ごたえと魚本来の旨みをお楽

しみいただけます。

昔ながらのかまぼこづくりの

理念を研鑽し続け、

新鮮な原料

にこだわり、長年培ってきた熟

練した技によって最良のかま

ぼこをお届けします。

萩市

椿

12/3

杉野

2/25

杉野

20.5.29

安部川ぶちうま!山口 ゆうなぎC版

Buchiuma!Yamaguchi. Yuunagi Buchiuma!Yamaguchi. Yuunagi4 3

忠小兵衛蒲鉾本店

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忠小兵衛・ゆず巻き詰合せ

高級炭火手づくり蒲鉾

◎生産者の熱き思い。

大いなる恵みを与えてくれる山口の自然。優しくも厳しい自然の中、食材は

磨かれ、洗練の味を生みだします。そして、自然と向き合いながら黙々と

作業に取り組む人たちがいます。届ける人の思いが深いほど、手元には

いいものが届く。山口発の「本物」にこだわる、生産者の声をお届けします。

安政二年の創業以来

受け継がれ研鑽を続ける

熟練の技、「焼き抜き製法」。

15ページで紹介しています。

故郷の旨いを届けたい。

萩市

萩市椿

八代目 長谷 朗さん

長州萩かまぼこの起源は、二百

七十余年も昔。この珍味を大変

気に入った長州藩主・毛利吉元

公が江戸参勤の際職人を伴い江

戸屋敷で製造させ、徳川将軍家

へお国土産として献上すると、

将軍綱吉公は「長州名物」と賞賛

したと言われています。

この歴史ある長州萩かまぼこ

の味を追求し続け、時代を曲げ

られぬ良心が本物の美味しさ

を育てます。忠小兵衛蒲鉾本店

は山口県で有数の老舗です。

忠小兵衛蒲鉾本店のかまぼこ

づくりは、安政二年創業以来、

受け継がれている「焼き抜き製

法」です。

これは一般的な蒸す

製法ではなく、板の下からじっ

くり焼き上げるため独特な歯

ごたえと魚本来の旨みをお楽

しみいただけます。

昔ながらのかまぼこづくりの

理念を研鑽し続け、

新鮮な原料

にこだわり、長年培ってきた熟

練した技によって最良のかま

ぼこをお届けします。

萩市

椿

12/3

杉野

2/25

杉野

20.5.29

安部川ぶちうま!山口 ゆうなぎC版

Buchiuma!Yamaguchi. Yuunagi Buchiuma!Yamaguchi. Yuunagi4 3

忠小兵衛蒲鉾本店

Page 6: C M Y K 152.アデリー/ぶちうま山口ゆうなぎ...写真提供:山頭火ふるさと会 茄子をもぐ洗っていった夕立が 種田 山頭火 滋味豊かなる、山口ならではの自然の恵み。詠んでよし、食してよし。よ

生産者の熱き思い。

故郷の旨いを届けたい。朝

の目覚めセット

秋川牧園

大切にしているのは

飼料の安全性と

消費者との信頼関係。

24ページで紹介しています。

山口市

「口に入るものは間違ってはいけない。」創設者

秋川房太郎は、いつも家族にこう語りかけたと

いいます。秋川牧園ではその言葉を今も大切に

受け継いでいます。健康を守り、育むために最

も大切なことは、毎日の「食」にあります。その

食を担う農業者の責任は大変重たいもので

す。秋川牧園はその責任を果たすために、食の

安全性を追求し、健康を育む力の強い食づく

りや健康な食べ方提案など、新しいテーマにも

取り組んでおります。例えば秋川牧園で生産

する畜産物の安心・安全面の確立において、最

も重視していることは飼料の安全性です。あま

り知られていないことですが、飼料の残留する

農薬を通して、卵やお肉などの畜産物に農薬や

有害化学物質が残留するリスクがあります。

秋川牧園ではこの問題に創業以来取り組み、

残留農薬安心の畜産物の確立、全植物性飼料

の開発、ポストハーベスト無農薬・遺伝子組み換

えしないnon-G

MO

飼料原料の使用など、様々

な成果を実現してきました。

そして秋川牧園では大切にしていることがもう

一つあります。それは消費者との信頼関係づ

くりです。健康な食べ物づくりとは、ただつく

ればよいのではありません。いかに食べていただ

くか。そこまでできて初めて完結するものです。

その意味からも秋川牧園では創業以来、消費

者の方との信頼関係づくりを大切にしてきま

した。秋川牧園は、これからも多くの皆様との

信頼関係を大切にしながら、共に歩んで参り

たいと考えています。

山口市

仁保下郷

山口市仁保下郷

秋川 正さん

Buchiuma!Yamaguchi. Yuunagi Buchiuma!Yamaguchi. Yuunagi6 5

12/3

杉野

12/7

杉野ぶちうま!山口 ゆうなぎC版

Page 7: C M Y K 152.アデリー/ぶちうま山口ゆうなぎ...写真提供:山頭火ふるさと会 茄子をもぐ洗っていった夕立が 種田 山頭火 滋味豊かなる、山口ならではの自然の恵み。詠んでよし、食してよし。よ

生産者の熱き思い。

故郷の旨いを届けたい。朝

の目覚めセット

秋川牧園

大切にしているのは

飼料の安全性と

消費者との信頼関係。

24ページで紹介しています。

山口市

「口に入るものは間違ってはいけない。」創設者

秋川房太郎は、いつも家族にこう語りかけたと

いいます。秋川牧園ではその言葉を今も大切に

受け継いでいます。健康を守り、育むために最

も大切なことは、毎日の「食」にあります。その

食を担う農業者の責任は大変重たいもので

す。秋川牧園はその責任を果たすために、食の

安全性を追求し、健康を育む力の強い食づく

りや健康な食べ方提案など、新しいテーマにも

取り組んでおります。例えば秋川牧園で生産

する畜産物の安心・安全面の確立において、最

も重視していることは飼料の安全性です。あま

り知られていないことですが、飼料の残留する

農薬を通して、卵やお肉などの畜産物に農薬や

有害化学物質が残留するリスクがあります。

秋川牧園ではこの問題に創業以来取り組み、

残留農薬安心の畜産物の確立、全植物性飼料

の開発、ポストハーベスト無農薬・遺伝子組み換

えしないnon-G

MO

飼料原料の使用など、様々

な成果を実現してきました。

そして秋川牧園では大切にしていることがもう

一つあります。それは消費者との信頼関係づ

くりです。健康な食べ物づくりとは、ただつく

ればよいのではありません。いかに食べていただ

くか。そこまでできて初めて完結するものです。

その意味からも秋川牧園では創業以来、消費

者の方との信頼関係づくりを大切にしてきま

した。秋川牧園は、これからも多くの皆様との

信頼関係を大切にしながら、共に歩んで参り

たいと考えています。

山口市

仁保下郷

山口市仁保下郷

秋川 正さん

Buchiuma!Yamaguchi. Yuunagi Buchiuma!Yamaguchi. Yuunagi6 5

12/3

杉野

12/7

杉野ぶちうま!山口 ゆうなぎC版

Page 8: C M Y K 152.アデリー/ぶちうま山口ゆうなぎ...写真提供:山頭火ふるさと会 茄子をもぐ洗っていった夕立が 種田 山頭火 滋味豊かなる、山口ならではの自然の恵み。詠んでよし、食してよし。よ

生産者の熱き思い。

故郷の旨いを届けたい。山

口県産丸大豆しょうゆ

桑田醬油

一人の醸造家として、

ウチでしか再現できない

醤油を醸していきたい。

27ページで紹介しています。

防府市

私は防府市にある醤油蔵『桑田醤油』の3

代目です。蔵の中には18石の木桶(杉樽)が

並び、山口県の四季を感じながら約550

日、諸味が発酵・熟成しています。醤油造り

で最も大切なことの一つに、この諸味を発

酵・熟成させる環境があります。桑田醤油

には、約100年、諸味を醸し続ける木桶

と、約80年の歴史をもつ蔵があります。そ

こには膨大な年月をかけて構成された多

くの有効微生物が住みつき、この微生物が

醤油を造ってくれます。創業からの一日一

日の積み重ねがあったからこそ現在の味が

あり、桑田醤油の味は、この蔵でしか再現で

きません。長年使い続ける木樽や蔵は私に

とって大切な宝なのです。現在、大きなメー

カーの最新設備で強制的に諸味の熟成を

早め、3〜4カ月で生揚げ醤油を造り、そ

れを小さな醤油屋が購入、味を調整して出

荷するという醤油製造の流れが主流で、手

間と時間のかかる木樽で昔ながらの醸造

を行う蔵はほとんどなくなりました。どち

らの醸造法が良いかは消費者が決めるこ

とです。ただ、一人の醸造家として、醤油造

りの根幹である生揚げ醤油、ここに醤油蔵

一軒一軒の個性がなくなってしまったこと

は寂しくてなりません。だからこそ私は、う

ちの蔵でしか再現できない木桶仕込み醤

油をこれからも造り続けていきます。

防府市

松崎町

防府市松崎町

桑田 浩志さん

12/3

杉野

20.5/29

安部川ぶちうま!山口 ゆうなぎC版

Buchiuma!Yamaguchi. Yuunagi Buchiuma!Yamaguchi. Yuunagi8 7

Page 9: C M Y K 152.アデリー/ぶちうま山口ゆうなぎ...写真提供:山頭火ふるさと会 茄子をもぐ洗っていった夕立が 種田 山頭火 滋味豊かなる、山口ならではの自然の恵み。詠んでよし、食してよし。よ

生産者の熱き思い。

故郷の旨いを届けたい。山

口県産丸大豆しょうゆ

桑田醬油

一人の醸造家として、

ウチでしか再現できない

醤油を醸していきたい。

27ページで紹介しています。

防府市

私は防府市にある醤油蔵『桑田醤油』の3

代目です。蔵の中には18石の木桶(杉樽)が

並び、山口県の四季を感じながら約550

日、諸味が発酵・熟成しています。醤油造り

で最も大切なことの一つに、この諸味を発

酵・熟成させる環境があります。桑田醤油

には、約100年、諸味を醸し続ける木桶

と、約80年の歴史をもつ蔵があります。そ

こには膨大な年月をかけて構成された多

くの有効微生物が住みつき、この微生物が

醤油を造ってくれます。創業からの一日一

日の積み重ねがあったからこそ現在の味が

あり、桑田醤油の味は、この蔵でしか再現で

きません。長年使い続ける木樽や蔵は私に

とって大切な宝なのです。現在、大きなメー

カーの最新設備で強制的に諸味の熟成を

早め、3〜4カ月で生揚げ醤油を造り、そ

れを小さな醤油屋が購入、味を調整して出

荷するという醤油製造の流れが主流で、手

間と時間のかかる木樽で昔ながらの醸造

を行う蔵はほとんどなくなりました。どち

らの醸造法が良いかは消費者が決めるこ

とです。ただ、一人の醸造家として、醤油造

りの根幹である生揚げ醤油、ここに醤油蔵

一軒一軒の個性がなくなってしまったこと

は寂しくてなりません。だからこそ私は、う

ちの蔵でしか再現できない木桶仕込み醤

油をこれからも造り続けていきます。

防府市

松崎町

防府市松崎町

桑田 浩志さん

12/3

杉野

20.5/29

安部川ぶちうま!山口 ゆうなぎC版

Buchiuma!Yamaguchi. Yuunagi Buchiuma!Yamaguchi. Yuunagi8 7