第1種換気と第3種換気 ~換気でエコを考える~7...
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第1種換気と第3種換気
~換気でエコを考える~
2http://weathernews.com/ja/nc/press/2012/120207.html)
国内で
夜に最も寒い部屋で寝るのは佐賀県、
朝1番寒い部屋で起きるのは長野県!(8.8℃)ちなみに北海道は16.3℃
長野県民は我慢強い!!
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こたつ
所有率1位山梨県、2位福島県、3位長野県
これらの県では約7割以上がこたつを持っている。
所有率が低い都道府県は、1位北海道、2位沖縄県、3位東京都
北海道より沖縄県のほうがこたつを持っている。
北海道は暖房設備が充実、セントラルヒーティングなどで家全体をあたためているため、こたつは必要ない。
山梨、福島、長野県にお住まいの方は我慢強い!!
がんばってる!!!でも絶対に体に悪い!!
ヒートショック注意!!
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快適な住環境に必要な4要素
外皮断熱
換気
気密
日射対策
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窓・屋根・壁・床の断熱性能が悪いと
夏暑くて、冬寒い 住まい手の健康に悪い
気密性能が悪いと
隙間から熱や空気が侵入、排出される
せっかくの断熱性能が発揮されない
日射対策をしないと
夏暑く冬寒い
では換気性能とは??………..
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もしも換気設備が無かったら
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化学物質を使用していない自然素材のみの住宅であっても、住む方の生活習慣によっては、家具や設備機器などから多くの化学物質が発生
高気密高断熱住宅で換気計画をおろそかにすると、
結露に起因するカビやダニが発生
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住宅については先進国のはずのドイツ
健康被害や建物の損害についての報道は増加メディアにおいて、特にカビのトピックは日常的
ドイツ国内でのカビ被害額1996年:12億€(1500億円) 1/3は換気が原因
Present damages : 5 bn € per year!現在は50億€(6000億円) 4倍に上昇!
竣工後のカビ発生は訴訟要因にも今後の日本で新たな社会問題に・・・・
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「24時間換気」義務化
化学物質などから来る健康被害や、結露など住宅本体への負荷を減らすことが目的。
ランニングコストや
冷暖房への影響など
十分な検討が必要
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人々の生活を快適にするため、住宅の性能は年々向上し、近年では「高気密」「高断熱」が新築住宅では標準仕様となりつつある
気密性・断熱性を上げることによって、室内の環境を外部に影響されることなく快適に保つ事が出来る
気密性を高めることによる換気の問題
換気不足はカビの発生を促したり、室内空気汚染によって病気になったりする可能性がある
住宅にとっても住む人にとっても、換気は「快適性」を左右する重要な要因の一つ
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換気システムは主に3つに大別され、それぞれに特徴がある
• 第1種換気:給気排気、を共に機械で行う換気方法
• 第2種換気:給気のみを機械で行う換気方法
• 第3種換気:排気のみを機械で行う換気方法
• 換気システムは「建物の気密性」が十分確保されていることが第1条件
建物の隙間が多いと、隙間から給気してしまうため、計画的な換気
ができない
• ここでは主に第1種換気と第3種換気について説明いたします。
• 第2種換気は無菌室等特殊空間に用いることが多いので省きます。
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第3種換気と第1種換気
第3種換気(壁付けファン) 第1種換気
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第3種換気
• 外気がそのままの状態で給気されるので、冷暖房の熱損失が大きい
• 室内の空気環境の保持が難しい
• 冬は冷気が給気されるため、コールドドラフトが起こりやすい。
足元が寒い!! 我慢!!
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換気設備が無いのと同じ
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新築された住宅の50年後を想像してみてください
住まい手が本当に喜ぶ住宅とは?
住宅性能が上がって、
換気の不備から問題が出てくるのは見えている!
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第1種換気(熱交換)
イニシャルコストが高額になる仕組みが複雑なため、設備工事やメンテナンスが大変ダクトスペースとしての空間が必要ランニングコストが高くなる傾向がある
• 熱交換器を使って排気する空気の熱と給気する熱を交換するシステム
• 室内の温度環境を保ったまま換気が可能
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メンテナンス
• 設備にはメンテナンスがつきもの!
特に高額な設備はメンテナンスも高額!
• では実際にどのようなメンテナンスが必要?
フィルターの清掃や交換?
ファンやモーターの清掃や修理?
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ダクト内の清掃
• ダクト内の汚染とクリーニング
• 誰が何時どうやって掃除するの?
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• 欧米では定期的なダクト清掃を、国が主導して奨励している
• 欧米では文化として煙突掃除の仕事があり、煙突掃除屋さんがダクトの清掃を行う
• では価格は・・・?日本ではどうしている?
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• ダクト配管を行う場合
20年、30年後のダクト内まで快適な環境を
保つことができる計画が必要
90度コーナーではダクト内の圧力損失は半分以下になる
コーナーが多ければ見合った風量の装置が必要
(ダクト内空気の滞留・機械の稼働音)
更に、住まい手は定期的なメンテナンスを業者に依頼し、
品質を保つ必要がある。
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第3種換気と第1種換気
結局どうなんだろう?
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• 断熱性が高く、気密性も高い事が大前提
• 住宅の年間の冷房・暖房デグリーディを把握する
住居内を快適な温度に保つために暖房(冷房も)
設備を使用しなければいけない日数を理解する
例えば関東は・・・・約200日
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• 第3種換気の場合
住まい手が給気口をふさいでしまわない対策が必要
・給気口付近に暖房設備の設置提案
・給気口の近くにソファーやベッドなどを配置しないなど
→第3種換気で我慢せずに過ごせるか?
省エネのみなら地域によっては可能
冬季でも日射の取得などで暖房負荷を減らしたり、エネルギー効率が3種の方が良い可能性がある地域は多い
しかし
気密性が上がるほど冷暖気は給気口から多く侵入
比較的気密性が高いマンションの最大のクレームは給気口か
らの冷気侵入(給気口を閉める→結露 カビ ダニ)
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第1種換気を選ぶなら
• 熱交換効率
最大ではなく中央値や実際の使用時の実数値
居住地域の年間最低平均温度の熱交換率
室内設置の本体に十分な断熱がされているか(室温が交換率に影響?)
• ランニングコスト
消費電力(比消費電力)
フィルタ交換費用や故障時コスト(耐久年数・期待寿命)
• メンテナンス性
メンテナンス方法とコスト(間隔)
ダクト内清掃の必要性
※ダクト配管設計と施工
十分な圧力損失の考慮・設計通りの配置(エルボーの数)
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デセントラルという方法第一種熱交換換気システム
「ヴェントサン」
インヴェンター社製
ドイツで1999年に誕生
ダクトレスなので、
配管工事不要で設置コストが安価
ダクト内汚染の心配なし
ダクト清掃不要で、
本体すべてのメンテナンスは施主様自身で可能
消費電力は熱交換型として最小レベル 1台で年間700円ほどの電気料金
(最大3W)
安価なトータルランニングコスト
リフォームでも設置が容易
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インテリヴェント2.0湿度学習型第2種換気
従来の湿度感知換気扇のように湿度を設定する必要はない
・ 設置された部屋の湿度移動を学習、
標準湿度移動 を認識。
標準湿度より急激に高くなればファンが稼働(部分設置)もしくは強風になる(24時間換気)湿度が戻れば停止もしくは弱運転になる
・ 24時間経過して湿度変化が無いときは25時間目に 1時間自動稼働し部屋の空気を入れ替える。
・ 季節変動や天候変動のように徐々に湿度が移動した場合は標準移動と認識し稼働しない