第5回どさんこオラクル勉強会 recovery manager(rman) 使 …recovery manager (rman)...
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第5回どさんこオラクル勉強会
Recovery Manager(RMAN)を 使いこなす!
Presented By シーズ・ネクスト 2016年2月24日
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Safe Harbor Statement
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Program Agenda
RMAN概要・メリット
RMANでのバックアップ
RMANでのリカバリ
RMANでのバックアップ管理
RMAN新機能(Database 12c)
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Program Agenda
RMAN概要・メリット
RMANでのバックアップ
RMANでのリカバリ
RMANでのバックアップ管理
RMAN新機能(Database 12c)
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バックアップ/リカバリとは
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①リストア: バックアップファイルを定位置に戻す
障害時にDatabaseを復旧する
Restore/Recovery
時間
6/1
6/2
バックアップリカバリとは、障害時の復旧(リカバリ)作業と、 復旧に必要なファイルを普段から保存(バックアップ)しておく作業
Database
②リカバリ: バックアップ時点から後に 行われた変更を反映
Backup
Databaseを構成するファイルの コピーを保存しておく
Backup
データファイル 制御ファイル アーカイブREDOログファイル
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データベース運用モード
Oracle Database運用方法は大きく2つ NOARCHIVELOGモード
ARCHIVELOGモード
REDOログを上書きする際の動作が異なる
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循環してREDOログを使用し、上書き前にアーカイブする
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循環してREDOログを使用
ARCHIVELOGモード NOARCHIVELOGモード
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55 アーカイブ・REDOログファイル
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アーカイブREDOログ・ファイル
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循環書込みを行うため、 更新履歴情報が上書きされる
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ログ順序番号
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更新履歴を残しておく為に、 REDOログ・ファイルのコピーをとっておく
アーカイブREDOログ・ファイル
REDOログ・ファイル
LGWR
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NOARCHIVELOGモード
全ての変更履歴情報がないため、障害発生時まで復旧できない場合がある →バックアップ取得時までしか復旧できない
問題点
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DataFile1
REDOログ・ファイル
[時間]
データ・ファイルバックアップ
① 障害発生 リストア ②
③REDOログ適用
DataFile1
1週間前 現在
DataFile2
上書きされてしまったREDOログファイル
×
DataFile2
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ARCHIVELOGモード運用時
• 全ての変更履歴情報があるので、障害発生直前まで復旧可能
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DataFile1
REDOログ・ファイル
[時間]
データ・ファイルバックアップ
① 障害発生 リストア ②
④REDOログ適用
DataFile1
1週間前 現在
DataFile2
上書きされてしまったREDOログファイル
アーカイブREDOログ・ファイル
③アーカイブREDOログ適用
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バックアップ取得方法
物理バックアップ データベースのバックアップと言えば、通常はこちら
⁻ Recovery Manager(RMAN)
⁻ OS/ストレージコマンドによるバックアップ+SQLによるリカバリ
論理バックアップ Data Pumpによるエクスポート
⁻ 物理バックアップを補完するバックアップとして使用
⁻ 例えばバッチ処理の前に更新予定の表のデータバックアップ等
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リストアはできるがリカバリはできない
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Recovery Manager (RMAN)
Oracle Database のバックアップ・リカバリ専用ツール
データベースのバックアップ、リストア、リカバリの実行
バックアップ・ファイルの管理
バックアップ計画の管理を自動化
実行方法 は2種類
– OS プロンプトからRMANを起動しコマンドラインで実行
– Oracle Enterprise Manager(EM)を使用して実行
概要
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$ rman target /
RMAN> backup database;
RMAN> restore database;
RMAN> recover database;
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Recovery Manager (RMAN)
RMANでターゲットデータベースに接続してバックアップ・リカバリを実施する
構成
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RMAN
制御ファイル アーカイブREDOログ・ファイル
データファイル
RMAN管理情報
テープ・ライブラリ
メディア・マネージャ or Oracle Secure Backup
バックアップ先ディスク
RMANの管理情報: ・CONTROL_FILE_RECORD_KEEP_TIME に指定した日数期間、制御ファイルに保持 ・制御ファイル内もしくは、別DB(リカバリ・カタログ)に格納 ・ リカバリカタログで 長期保存可能
サーバー・ プロセス
ターゲット・データベース
Oracle Database Backup Cloud
も利用可能
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Recovery Manager (RMAN)
制御ファイル リカバリ・カタログ
設定
• 各ターゲット・データベースの制御ファイルに RMAN管理情報を格納する
• 事前設定が必要ない
• リカバリ・カタログ用のデータベースに RMAN管理情報を格納する
• 複数のターゲット・データベースの情報を 一元管理することが可能
• 別途リポジトリ用のデータベースを用意する
保存期間 CONTROL_FILE_RECORD_KEEP_TIME初期化パラメータで制御可能(デフォルト7日)
長期間のバックアップ履歴の保持が可能 (ディスク容量に依存)
考慮事項
• データベースのバックアップ後、制御ファイルの バックアップを行う必要がある
• 制御ファイルが全損した場合の復旧が難しい
• リカバリ・カタログ用のデータベースのバックアップを 行う必要がある
• 制御ファイルのRMAN情報をリカバリ・カタログへ 同期するには、RESYNCコマンドを発行する
• CONTROL_FILE_RECORD_KEEP_TIME初期化パラメータに指定している日数以内に最低でも一度はRESYNC処理を実行する必要がある
RMAN管理情報(種類、保存先)
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Oracle Databaseファイルの 全データをバックアップとして保存する
RMANを使用するメリット(その1)
バックアップ・リカバリ操作が容易
バックアップ・リカバリのコマンドがシンプル – OSコマンド(複雑なシェル)と組み合わせなくても良い
– RMANスクリプトの保存が可能
バックアップに必要な設定を管理 –バックアップすべきファイルを認識
Enterprise ManagerによるGUIでの使用も可能
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RMAN> backup database;
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RMANを使用するメリット(その2)
バックアップ・ファイル管理が容易
設定したバックアップ保存ポリシーに沿って必要なバックアップを判別
取得したバックアップ・ファイル情報を一元管理
取得済みバックアップ・ファイル情報と実際のファイルを照合、 ファイルの実在を確認
高速リカバリ領域(Fast Recovery Area)を使用 ー>バックアップ領域の管理が可能
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RMANを使用するメリット(その3)
Oracleの仕組みを最大限に利用し効率的に復旧
データベース・ブロック単位での バックアップ・リカバリが可能 –破損ブロック検証
–バックアップの未使用データの圧縮(スキップ)
–バックアップファイルの暗号化
–ブロックメディア・リカバリ
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表領域 バックアップ領域
データファイル
増分バックアップ
表領域(オンライン) バックアップ領域
データファイル
ブロック・メディア・リカバリ
バックアップ
リストア
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RMANを使用するメリット(その4)
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様々なタイプのバックアップでサイズの縮小やバックアップの高速化が可能
バックアップ・ファイルのサイズの縮小 – バックアップ・セット形式
– 一度も使用されていないブロックをバックアップ対象から除外
– 増分バックアップ機能
バックアップ・リストアの高速化 – 高速増分バックアップ機能
– 増分更新バックアップ
– 複数チャネルを割り当てた並列処理
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RMANを使用するメリット(その5)
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迅速なリカバリが可能
リカバリに必要なバックアップを自動的に選択
発生した障害のリカバリ方法をアドバイス –データ・リカバリ・アドバイザ
–現在シングル・インスタンス構成のみサポート
修復に要した時間
障害解析に要した時間
総ダウンタイム
障害復旧 1. 障害の診断 2. 復旧手順の検討 3. 復旧操作
人間が考えている時間
リストア/リカバリの時間
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バックアップにおける課題(DB管理者の懸念)
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バックアップしたファイルの 管理が大変なのでは?
バックアップしたファイルで きちんとリカバリできるのか?
障害によるアプリへの 影響を最小化したい
データベースサイズが 大きいのでバックアップに
時間かかってしまうのでは?
•高速増分バックアップ •バックアップチャネルの並列化
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RMANで取得できるバックアップタイプ
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全体バックアップ バックアップするファイルの、すべての割当て
済みブロックを対象とする。 イメージ・コピーもしくはバックアップ・セットの
形式で取得できる。
増分バックアップ 以前のバックアップアップ以降に変更された
ブロックのみを対象とする 「差分増分」と「累積増分」の2種類
日 月 火 水 木 日 月 火 水 木
差分増分 累積増分
メリット:一度にバックアップするデータ量が少ない ので、バックアップ・サイズを小さくできる デメリット:リストア時、全体+差分の適応が必要
メリット:リストアが高速にできる。 デメリット:毎回すべての割当済みブロックをコピー するので、長期間保存するには、多くの領域が必要
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RMANで取得できるバックアップタイプ ~単純な増分バックアップの課題~
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月
月
月
月
増分バックアップ時にバックアップするべきブロックは?
(前回のバックアップから変更されたブロックは?)
データファイル全体を読込み 更新のあったブロックのみを
バックアップ
増分バックアップ バックアップ・サイズ 全体バックアップに比べて少ない 更新量が少ない場合は非常に有効 バックアップ時間 全体バックアップとほとんど変化なし
月 月
月 月
RMAN
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高速増分バックアップ ~バックアップ時間短縮の実現~
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バックアップ時間の短縮が可能に!
月
月 月
ブロック・チェンジ・ トラッキング・ファイル
データに更新があった際、「ブロック・チェンジ・トラッキング・ファイル
(変更追跡ファイル)」にどのブロックが更新されたか記録
増分バックアップをする際に、変更のあったブロックだけをダイレクトに読み込める 月
月
月
月
月
CTWR
RMAN
Enterprise Edition
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バックアップ並列処理 並列処理設定で、ディスク、テープへのバックアップ・リストアを高速化
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Enterprise Edition
並列度2で実施
並列処理無しで実施
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バックアップにおける課題(DB管理者の懸念)
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•高速リカバリ領域による管理 •RMANのポリシー設定に基づいてファイルを保持/削除
バックアップしたファイルの 管理が大変なのでは?
バックアップしたファイルで きちんとリカバリできるのか?
障害によるアプリへの 影響を最小化したい
データベースサイズが 大きいのでバックアップに
時間かかってしまうのでは?
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高速リカバリ領域
設定:「可用性」=>「リカバリ設定」にて設定&確認可能
メリット:領域の自動メンテナンス – 高速リカバリ領域に保存されたバックアップ関連ファイルは、必要に応じて自動的に削除(上書き)さ
れる
• 高速リカバリ領域がいっぱいになった状態で、新しいファイル用にさらにリカバリ領域が必要になると、保存方針と照らし合わせて不要になったファイルを自的に削除
• 保存方針に違反してファイルが削除されることはない
設定とメリット
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高速リカバリ領域
「バックアップ設定」の「保存ポリシー」で設定した保存ルールに基づいて 高速リカバリ領域内のバックアップ、アーカイブREDOログを自動管理
保存ポリシー
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バックアップにおける課題(DB管理者の懸念)
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•バックアップの検証
バックアップしたファイルの 管理が大変なのでは?
バックアップしたファイルで きちんとリカバリできるのか?
障害によるアプリへの 影響を最小化したい
データベースサイズが 大きいのでバックアップに
時間かかってしまうのでは?
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バックアップ検証
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「現行バックアップの管理」でファイルをチェックして「検証」ボタンをクリックすると、 取得済みのバックアップの壊れている箇所の有無を確認
•左記の例ではsystem表領域の バックアップの検証を実施
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バックアップ検証 2
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実行結果
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障害によるアプリへの 影響を最小化したい
バックアップにおける課題(DB管理者の懸念)
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•表領域単位のポイント・イン・タイム・リカバリ
バックアップしたファイルの 管理が大変なのでは?
バックアップしたファイルで きちんとリカバリできるのか?
データベースサイズが 大きいのでバックアップに
時間かかってしまうのでは?
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表領域単位のポイント・イン・タイム・リカバリ
• 誤った処理を流してしまったので、USER2表領域だけを 1日前の状態にリカバリしたい
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SYSTEM SYSAUX UNDO TEMP USER
表領域
データファイル オンラインREDO
ログファイル アーカイブ
ログファイル 制御ファイル パラメータ ファイル
×
USER2表領域だけを 1日前の状態に時刻を指定してリカバリ
USER2
Enterprise Edition
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表領域単位のポイント・イン・タイム・リカバリ
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• 日付を設定して 特定の表領域のポイント・インタイム・リカバリが可能
• 「ユーザー指示のリカバリ」から 「表領域」を選択
Enterprise Edition
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Program Agenda
RMAN概要・メリット
RMANでのバックアップ
RMANでのリカバリ
RMANでのバックアップ管理
RMAN新機能(Database 12c)
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RMANでのバックアップ
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• RMANの使用方法
• RMANで取得できるバックアップ形式
• RMANで取得できるバックアップ・タイプ
• バックアップに関する設定
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RMAN使用方法
OSコマンドラインでRMANコマンドを使用し、管理者権限(SYSDBA権限)で接続
RMAN起動後にCONNECT句で接続先を指定
RMANコマンド・ファイルを指定して接続する
参考
– コマンドファイルの構文エラーを確認する
– カタログ・データベースへ接続する
ターゲット・データベースへの接続-コマンドライン
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$ RMAN TARGET SYS/
$ RMAN TARGET /
$ RMAN
RMAN> CONNECT TARGET SYS/
$ RMAN TARGET / NOCATALOG @
$ RMAN TARGET / NOCATALOG cmdfile='@'
$ RMAN CHECKSYNTAX @
$ RMAN TARGET / CATALOG
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RMAN使用方法 バックアップ・リカバリのメニュー表示 - Enterprise Manager
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ホーム画面で[可用性]タブをクリックし、 [バックアップとリカバリ]メニューにマウスを合わせる
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RMAN使用方法 リカバリ・カタログの設定の実施-Enterprise Manager
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1.[リカバリ・カタログの設定]メニューを選択する
2.RMANリポジトリの格納先を選択する
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RMANで取得できるバックアップ形式
イメージ・コピー バックアップ・セット
特徴 •データファイルごとに作成するOSコピーと 同等のバックアップ形式
•複数のデータファイルを対象に作成される RMAN独自のバックアップ形式 •使用していないデータ・ブロックはスキップ
実施方法 BACKUP AS COPY BACKUP
メリット OSコマンドでもリストア可能 未使用領域を含まないため、領域の節約が可能
デメリット 未使用領域をバックアップに含む RMANを使用しないとリストアできない
イメージ図
イメージ・コピー/バックアップ・セット
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バックアップ対象ファイル バックアップ・ファイル
使用済みデータ・ブロック
バックアップ対象ファイル バックアップ・ファイル
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RMANで取得できるバックアップ形式
イメージ・コピー形式のバックアップを取得する方法
– データベース・ファイルのバックアップを取得する
– USERS表領域に属するデータファイルのバックアップを取得する
– データファイル番号5のデータファイルのバックアップを取得する
バックアップ・セット形式のバックアップを取得する方法
– データベース・ファイルのバックアップを取得する
– USERS表領域に属するデータファイルのバックアップを取得する
– データファイル番号5のデータファイルのバックアップを取得する
イメージ・コピー/バックアップ・セット取得方法
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RMAN> BACKUP AS COPY DATABASE;
RMAN> BACKUP AS COPY TABLESPACE USERS;
RMAN> BACKUP AS COPY DATAFILE 5;
RMAN> BACKUP DATABASE;
RMAN> BACKUP TABLESPACE USERS;
RMAN> BACKUP DATAFILE 5;
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RMANで取得できるバックアップ・タイプ
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• 全体バックアップ/増分バックアップ
• 高速増分バックアップ
• 増分更新バックアップ
• マルチセクション・バックアップ
• 高速圧縮バックアップ
• 暗号化バックアップ
• バックアップ処理の並列化
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全体バックアップと増分バックアップ
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バックアップ・タイプ 全体バックアップ 増分バックアップ
特徴 • すべての割当て済みブロックを対象とする • 以前のバックアップ以降に変更された ブロックのみを対象とする • 「差分増分」と「累積増分」の2種類
メリット 増分バックアップよりリストアが高速 一回のバックアップ量が少ないため バックアップ・サイズを小さくできる
デメリット 毎回すべての割当済みブロックを コピーするので多くの領域が必要
リストア時、全体+差分の適応
イメージ図
日 月 火 水 木 日 月 火 水 木
差分増分 累積増分
データ・ブロック
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増分バックアップ 増分バックアップの種類(差分増分と累積増分)
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差分増分バックアップ
前回のバックアップ(Level 0 or Level 1 )以降の変更ブロックをバックアップ
BACKUP INCREMENTAL LEVEL 1 DATABASE;
ベースとなるLevel 0 のバックアップを取得
BACKUP INCREMENTAL LEVEL 0 DATABASE;
累積増分バックアップ
前回のLevel 0 のバックアップからの変更ブロックをバックアップ BACKUP INCREMENTAL LEVEL 1 CUMULATIVE DATABASE;
木
月
水
火 木
月
水
火
水
木
月 水 火 月 火
木 水
月
水
火 月 火
Level 1 差分増分バックアップ
Level 0 全体バックアップ Level 1
差分増分バックアップ
Level 1 差分増分バックアップ
Level 1 累積増分バックアップ
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RMANで取得できるバックアップ・タイプ
データベース・ファイルの全体バックアップをバックアップ・セット形式で取得する
USERS表領域に属するデータファイルの全体バックアップをバックアップ・セット形式で取得する
データベース・ファイルの全体バックアップをイメージ・コピー形式で取得する
USERS表領域に属するデータファイルの全体バックアップをイメージ・コピー形式で取得する
全体バックアップの取得方法
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RMAN> BACKUP INCREMENTAL LEVEL 0 DATABASE;
RMAN> BACKUP INCREMENTAL LEVEL 0 TABLESPACE USERS;
RMAN> BACKUP AS COPY INCREMENTAL LEVEL 0 DATABASE;
RMAN> BACKUP AS COPY INCREMENTAL LEVEL 0 TABLESPACE USERS;
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RMANで取得できるバックアップ・タイプ
差分増分バックアップの取得方法
–データベース・ファイルの差分増分バックアップを取得する
– USERS表領域に属するデータファイルの差分増分バックアップを取得する
累積増分バックアップの取得方法
–データベース・ファイルの累積増分バックアップを取得する
– USERS表領域に属するデータファイルの累積増分バックアップを取得する
差分増分バックアップ/累積増分バックアップの取得方法
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RMAN> BACKUP INCREMENTAL LEVEL 1 CUMULATIVE DATABASE;
RMAN> BACKUP INCREMENTAL LEVEL 1 DATABASE;
RMAN> BACKUP INCREMENTAL LEVEL 1 TABLESPACE USERS;
RMAN> BACKUP INCREMENTAL LEVEL 1 CUMULATIVE TABLESPACE USERS;
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RMANで取得できるバックアップ・タイプ
従来の増分バックアップ 高速増分バックアップ
特徴
• データファイル全体を読み込み、更新のあったブロックをコピーする
• 更新量が少ない場合は、バックアップサイズも小さい
• データの変更時には更新ブロックの情報をブロック・チェンジ・トラッキング・ファイルに記録
• 増分バックアップ時は記録された更新のあったブロックのみを読み込み
バックアップに要する時間 全体バックアップと比較して変わらない 全体バックアップと比較して短縮可能
イメージ図
高速増分バックアップ
45
Enterprise Edition
水
火
月
月
水
火
火
月
水
水
月
火
RMAN
ブロック・チェンジ・ トラッキング・ファイル
CTWR
水
火
月
月
水
火
火
月
水
水
月
火
RMAN
水 水 水 水 水 水 水 水
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RMANで取得できるバックアップ・タイプ
高速増分バックアップの実施方法
1. ブロック・チェンジ・トラッキングファイルを有効にする
2. 全体バックアップを取得する
3. 増分バックアップを取得する(差分増分、累積増分)
高速増分バックアップを無効にする方法
高速増分バックアップ-コマンドライン
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SQL> ALTER DATABASE ENABLE BLOCK CHANGE TRACKING
USING FILE 'ファイルパス' REUSE;
RMAN> BACKUP INCREMENTAL LEVEL 0 DATABASE;
RMAN> BACKUP INCREMENTAL LEVEL 1 DATABASE;
RMAN> BACKUP INCREMENTAL LEVEL 1 CUMULATIVE DATABASE;
SQL> ALTER DATABASE DISABLE BLOCK CHANGE TRACKING;
Enterprise Edition
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高速増分バックアップ
増分バックアップ 高速増分バックアップ
特徴 • データ・ファイル全体を読み込み、
更新のあったブロックをコピーする
• データの変更時に更新ブロックの情報を記録
• 増分バックアップ時は記録されたブロックのみを読み込み
バックアップ に要する時間
全体バックアップと比較して変わらない 全体バックアップと比較して短縮可能
レベル1 のバックアップを高速に取得する仕組み
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Enterprise Edition
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増分更新バックアップ
取得済みのイメージ・コピー形式のレベル0の増分バックアップに対し、 レベル1の増分バックアップで取得した内容を更新(ロール・フォワード)
メディアリカバリの処理時間を短縮
レベル1のバックアップをレベル0のバックアップに適用して運用する
48
A B C
D E F
A B H
D E F
G
H G J I
レベル0の 増分バックアップ
1日目
A B H
D I F
G J
2日目
増分更新バックアップ
3日目
レベル1の 増分バックアップ
レベル1の 増分バックアップ
A B C
D E F
A B C
D E F
A B H
D E F
G
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RMANで取得できるバックアップ・タイプ
増分更新バックアップの実施方法
1. 事前に全体バックアップを取得する
2. 増分バックアップを取得し、増分更新バックアップを行う
増分更新バックアップ-コマンドライン
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RMAN> BACKUP AS COPY INCREMENTAL LEVEL 0 DATABASE;
RMAN> BACKUP INCREMENTAL LEVEL 1 DATABASE;
RMAN> RECOVER COPY OF DATABASE;
RMAN> BACKUP INCREMENTAL LEVEL 1 FOR RECOVER OF COPY WITH TAG 'incr_update'
DATABASE;
RMAN> RECOVER COPY OF DATABASE WITH TAG 'incr_update';
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RMANで取得できるバックアップ・タイプ
セクション単位のバックアップにより、大規模なファイルを並列処理で バックアップする
1つのバックアップ・ピースに1つのファイル・セクションが含まれる
セクションサイズの指定が可能(デフォルト1GB)
マルチセクション・バックアップ
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セクション単位で バックアップを実施
※ バックアップ・ピースは、バックアップ・セットに含まれるRMAN固有のバイナリ・ファイルです
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RMANで取得できるバックアップ・タイプ
マルチセクション・バックアップの実施方法-コマンドライン
BACKUPコマンドに”SECTION SIZE”オプションを追加する
マルチセクション・バックアップの実施方法-Enterprise Manager
[可用性]タブの[バックアップ設定]メニューを選択し、 [バックアップ・セット]タブにてセクションサイズを指定する
マルチセクション・バックアップ
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RMAN> BACKUP SECTION SIZE 200M TABLESPACE ;
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RMANで取得できるバックアップ・タイプ
RMANでバックアップを取得する際に、バックアップ・ファイルの圧縮を 行うことにより、データの読み出し、書き出し量を削減する
圧縮アルゴリズム
―BZIP2(デフォルト)
―ZLIB
高速圧縮バックアップ
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圧縮アルゴリズムの比較 • 速度: ZLIB > BZIP2 • 圧縮率: ZLIB < BZIP2
Time
File size
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RMANで取得できるバックアップ・タイプ
圧縮バックアップの実施方法-コマンドライン
圧縮バックアップの取得方法
圧縮モードの変更
圧縮バックアップ
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RMAN> BACKUP AS COMPRESSED BACKUPSET DATABASE;
RMAN> CONFIGURE COMPRESSION ALGORITHM ‘ZLIB’;
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RMANで取得できるバックアップ・タイプ
バックアップ・ファイルを暗号化することで、不正なユーザーが バックアップを取得した際に読み取りができないようにする
RMANで実施できる暗号化モード
透過的暗号化(デフォルト)
Oracleウォレットによって取得したキーを使用して復号化する
パスワード暗号化
パスワードを使用して復号化する
デュアルモード暗号化
Oracleウォレットによって取得したキーまたはパスワードを使用して復号化する
暗号化バックアップ
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Enterprise Edition
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RMANで取得できるバックアップ・タイプ
RMANチャネルを複数割り当てることで、バックアップ操作を並列化することができ、バックアップ時のディスクI/Oを効果的に利用することができる
バックアップ操作の並列化の設定方法-コマンドライン
バックアップ操作の並列化の設定方法-Enterprise Manager
バックアップ操作の並列化
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Enterprise Edition
RMAN> CONFIGURE DEVICE TYPE PARALLELISM 2;
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Program Agenda
RMAN概要・メリット
RMANでのバックアップ
RMANでのリカバリ
RMANでのバックアップ管理
RMAN新機能(Database 12c)
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RMANで実施可能なリカバリ方法
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• 取得済みバックアップ・ファイルの状態確認
• データベース、表領域、データファイル単位の復旧方法
• ブロック・メディア・リカバリ
• データ・リカバリ・アドバイザ
• SWITCHによるデータファイルの切り替え
• Flashback Technologyのリカバリ系機能
• データベースのPoint-in-Timeリカバリ(不完全リカバリ)
• 表領域のPoint-in-Timeリカバリ
-
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RMANで実施可能なリカバリ方法
取得済みのバックアップ・ファイルを用いて復旧が可能であるか確認する
例)3日前の状態に戻せるかどうかを確認する場合
RMANリポジトリの情報を確認し、結果を表示する
取得済みバックアップ・ファイルのヘッダを検証し、結果を表示する
例)取得済バックアップの整合性を確認する
取得済みバックアップ・ファイルの状態確認
58
RMAN> RESTORE DATABASE UNTIL TIME 'SYSDATE-3' PREVIEW;
RMAN> RESTORE DATABASE UNTIL TIME 'SYSDATE-3' VALIDATE HEADER;
RMAN> VALIDATE COPY OF DATABASE;
-
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RMANで実施可能なリカバリ方法
データベース全体の復旧
表領域ごとの復旧
例)USERS表領域を復旧する
データファイル単位の復旧
例)データファイル番号4のデータファイルを復旧する
データベース、表領域、データファイル単位の復旧方法
59
RMAN> RESTORE DATABASE;
RMAN> RECOVER DATABASE;
RMAN> RESTORE TABLESPACE USERS;
RMAN> RECOVER TABLESPACE USERS;
RMAN> RESTORE DATAFILE 4;
RMAN> RECOVER DATAFILE 4;
-
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RMANで実施可能なリカバリ方法
ブロック障害は、断続的でランダムなI/Oエラーや、破損したメモリーが ディスクに書き込まれることが原因で発生する
データファイル内の1つ以上の破損したデータ・ブロックをリカバリする
リカバリが必要なブロックのみがリストア、リカバリされるため、リカバリ時間が短縮
同一データファイルに存在している、リカバリが不要なオブジェクトは オンラインのまま利用可能
ブロック・メディア・リカバリ~概要
60
表領域(オンライン) バックアップ領域
データファイル ブロック・メディア・リカバリ
Enterprise Edition
-
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RMANで実施可能なリカバリ方法
データ・ブロックの障害箇所特定
ブロック・メディア・リカバリ実行
⁻ 修復ブロックを特定してリカバリする
⁻ V$DATABASE_BLOCK_CORRUPTIONに記録されているすべてのブロックをリカバリする
ブロック・メディア・リカバリ~実行方法
61
SQL> select * from v$database_block_corruption;
FILE# BLOCK# BLOCKS CORRUPTION_CHANGE# CORRUPTIO
------ -------- ------- ------------------ ---------
6 108 1 0 CHECKSUM
SQL> select ename from employees;
ERROR:
ORA-01578:
Oracleデータ・ブロックに障害が発生しました(ファイル番号6、ブロック番号108) ORA-01110: データファイル6: '/u01/app/oracle/oradata/test01.dbf'
RMAN> RECOVER DATAFILE 6 BLOCK 108;
RMAN> RECOVER CORRUPTION LIST;
Enterprise Edition
-
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RMANで実施可能なリカバリ方法
障害発生時のダウンタイム
障害解析: ダウンタイムの大部分
修復処理: ダウンタイムの一部
データ・リカバリ・アドバイザ
障害の早期検出: 損害を最小限に
障害原因及び対処を提示: 原因究明、解析時間を最小化
データ・リカバリ・アドバイザ-概要
62
ダウンタイムを最小化
修復に要した時間
障害解析に要した時間
総ダウンタイム
-
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RMANで実施可能なリカバリ方法 データ・リカバリ・アドバイザ-実際の手順
63
RMAN
Enterprise Manager
インターフェース
ヘルス・モニター
データ・リカバリ・アドバイザ
③障害情報の表示、 修復アドバイスの提示
①DBの状態をチェック
ADR
②ADRに障害 を登録
データベース
ヘルス・チェック
④修復の実行
-
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RMANで実施可能なリカバリ方法
データベースの障害リストを参照
データ・リカバリ・アドバイザ-実行方法-コマンドライン
64
RMAN> LIST FAILURE;
データベースの障害のリスト ======================== 障害ID 優先度 ステータス 検出時間 サマリー ------ ------- ---------- ------- ------- 729 HIGH OPEN 11-10-24 SYSTEM 以外のデータファイルが1つ以上破損しています
-
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RMANで実施可能なリカバリ方法
障害に対するアドバイスを取得
データ・リカバリ・アドバイザ-実行方法-コマンドライン
65
RMAN> ADVISE FAILURE ALL;
:
自動修復オプションを分析中です。これには少し時間がかかる場合があります チャネル: ORA_DISK_1が割り当てられました チャネルORA_DISK_1: SID=9 デバイス・タイプ=DISK 自動修復オプションの分析が完了しました
必須の手動アクション ======================== 使用可能な手動アクションがありません
オプションの手動アクション ======================= 使用可能な手動アクションがありません
自動修復オプション ======================== オプション 修復 説明 ------ ------------------ 1 データファイル4をリストアおよびリカバリします 計画: 修復には、データが損失しない完全なメディア・リカバリが含まれます 修復スクリプト: /u01/app/oracle/diag/rdbms/orcl/orcl/hm/reco_2498323282.hm
-
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RMANで実施可能なリカバリ方法
自動修復の実行
データ・リカバリ・アドバイザ-実行方法-コマンドライン
66
RMAN> REPAIR FAILURE;
計画: 修復には、データが損失しない完全なメディア・リカバリが含まれます 修復スクリプト: /u01/app/oracle/diag/rdbms/orcl/orcl/hm/reco_2498323282.hm
修復スクリプトの内容: # restore and recover datafile sql ‘alter database datafile 4 offline’; restore datafile 4; recover datafile 4; sql ‘alter database datafile 4 online’;
この修復を実行しますか(YESまたはNOを入力してください)。 Yes
修復スクリプトを実行しています : recoverが開始されました(開始時間: 11-10-12) チャネルORA_DISK_1の使用
メディア・リカバリを開始しています メディア・リカバリが完了しました。経過時間: 00:00:01
recoverが完了しました(完了時間: 11-10-12)
SQL文: alter database datafile 4 online 障害の修復が完了しました
-
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RMANで実施可能なリカバリ方法
データ・リカバリ・アドバイザの実行手順1
データ・リカバリ・アドバイザ-実行方法-Enterprise Manager
67
1. [リカバリの実行]ページで [アドバイスとリカバリ]ボタンをクリックする
2. [障害の表示および管理]ページで 修復する障害を選択し、[アドバイス]ボタンをクリックする
-
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RMANで実施可能なリカバリ方法
データ・リカバリ・アドバイザの実行手順2
データ・リカバリ・アドバイザ-実行方法-Enterprise Manager
68
3. [リカバリ・アドバイス]ページで修復スクリプトを確認し[続行]ボタンをクリックする
-
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RMANで実施可能なリカバリ方法
データ・リカバリ・アドバイザの実行手順3
データ・リカバリ・アドバイザ-実行方法-Enterprise Manager
69
4. 解決する問題と、修復スクリプトの内容を確認し、 [リカバリ・ジョブの発行]ボタンをクリックする
-
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RMANで実施可能なリカバリ方法
利用可能なイメージ・コピーに切り替えてリカバリを実施
データべースのコピーに切り替えてリカバリを実行する場合
データファイルのコピーに切り替えてリカバリを実行する場合
例)新しい場所にUSERS表領域のデータファイルをリストアしリカバリを実行する場合
SWITCHによるデータファイルの切り替え
70
RMAN> SWITCH DATABASE TO COPY;
RMAN> RECOVER DATABASE;
RMAN> SWITCH DATAFILE 4 TO COPY;
RMAN> RECOVER DATAFILE 4;
RMAN> run{ SET NEWNAME FOR DATAFILE '/u01/app/oracle/oradata/users01.dbf' TO
'/disk1/users01.dbf';
RESTORE TABLESPACE USERS;
SWITCH DATAFILE ALL;
RECOVER TABLESPACE USERS;}
-
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RMANで実施可能なリカバリ方法
1. データベース全体を過去の1時点に戻す
2. リカバリを実施する際に、復旧時点を指定する
復旧時点はSCN番号、適用するREDOログ順序番号、時間を指定可能
例) SCN 1000の時点までデータベース全体を復旧する場合
例) REDOログ番号9923のREDOログ・ファイルまでを適用してデータベース全体を復旧する場合
データベースのPoint in Timeリカバリ(不完全リカバリ)
71
RMAN> RUN{
SET UNTIL SCN 1000;
RESTORE DATABASE;
RECOVER DATABASE;}
RMAN> RUN{
SET UNTIL SEQUENCE 9923;
RESTORE DATABASE;
RECOVER DATABASE;}
-
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RMANで実施可能なリカバリ方法
1. 特定の表領域を過去の1時点に戻す
2. リカバリを実施する際に、復旧時点を指定する
復旧時点はSCN番号、適用するREDOログ順序番号、時間を指定可能
例)REDOログスレッド1のREDOログ番号1300のREDOログ・ファイルまでを適用してUSERS表領域を復旧する場合
表領域のPoint in Timeリカバリ
72
RMAN> RECOVER TABLESPACE USERS UNTIL LOGSEQ 1300 THREAD 1 AUXILIARY
DESTINATION '/disk1/auxdest';
RMAN> BACKUP TABLESPACE USERS;
RMAN> SQL "ALTER TABLESPACE USRS ONLINE";
Enterprise Edition
-
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補足:Oracleで実施可能なリカバリ方法
Flashback Database Flashback Logの適用後、アーカイブREDOログファイル、オンラインREDOログファイルを使用して
ロールフォワードを実施することにより、データベース全体を過去の特定の時点に戻す
Flashback Table UNDO表領域の情報を使用して、新規行を削除し、古い行を再度挿入することにより、
表単位でデータを特定の時点に戻す
Flashback Technologyのリカバリ系機能
73
Enterprise Edition
SQL> FLASHBACK DATABASE TO RESTORE POINT ;
SQL> FLASHBACK DATABASE TO SCN ;
SQL> FLASHBACK DATABASE TO TIMESTAMP ;
SQL> FLASHBACK TABLE sccot.tbl1 TO RESTORE POINT ;
SQL> FLASHBACK TABLE sccot.tbl1 TO SCN ;
SQL> FLASHBACK TABLE sccot.tbl1 TO TIMESTAMP ;
-
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補足:Oracleで実施可能なリカバリ方法
Flashback Drop
ごみ箱からオブジェクトを取得することにより、Drop Tableの取り消しを行う
Flashback Transaction
UNDO表領域の情報を使用して、トランザクションを無効にする
Flashback Technologyのリカバリ系機能
74
SQL> SELECT COL1, COL2, ORA_ROWSCN FROM tbl1;
SQL> SELECT VERSIONS_STARTSCN, VERSIONS_ENDSCN, VERSIONS_XID,VERSIONS_OPERATION, COL1, COL2 FROM tbl1 VERSIONS BETWEEN SCN AND ;
SQL> SELECT COMMIT_SCN,OPERATION,UNDO_SQL FROM FLASHBACK_TRANSACTION_QUERY WHERE XID =
‘';
SQL> SELECT object_name AS recycle_name, original_name, type FROM recyclebin;
SQL> FLASHBACK TABLE “” TO BEFORE DROP RENAME TO .;
Enterprise Edition
-
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Program Agenda
RMAN概要・メリット
RMANでのバックアップ
RMANでのリカバリ
RMANでのバックアップ管理
RMAN新機能(Database 12c)
75
1
2
3
4
5
-
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バックアップ・ファイルの管理方法
取得したバックアップ・セットの一覧を表示
取得したイメージ・コピーの一覧を表示
取得したアーカイブREDOログ・ファイルを確認
取得した制御ファイル、サーバーパラメータファイルを確認
障害のリストを表示
リストの表示
76
RMAN> LIST BACKUP;
RMAN> LIST COPY;
RMAN> LIST ARCHIVELOG ALL;
RMAN> LIST ARCHIVELOG UNTIL TIME 'SYSDATE -7';
RMAN> LIST BACKUP OF CONTROLFILE;
RMAN> LIST BACKUP OF SPFILE;
RMAN> LIST FAILURE;
-
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バックアップ・ファイルの管理方法
保存期限を過ぎたバックアップの特定する
不要なバックアップ・ファイルの確認
77
RMAN> REPORT OBSOLETE;
Recovery Manager保存ポリシーがコマンドに適用されます。 Recovery Manager保存ポリシーが冗長性1に設定されます。 古いバックアップおよびコピーのレポート Type Key Completion Time Filename/Handle
-------------------- ------ ------------------ -----------------
バックアップ・セット 52 11-06-14 バックアップ・ピース 52 11-06-14 /u01/app/oracle/fra/orcl/backupset/2014_06_11/O1_MF_NCSNF_TAG20111011T211802_79C1DZPY_.BKP
アーカイブ・ログ 105 11-06-14 /u01/app/oracle/fra/orcl/archivelog/2014_06_15/O1_MF_1_36_79PRFGB8_.ARC
-
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バックアップ・ファイルの管理方法
特定後、保存期間を過ぎたものをまとめて削除する
不要なバックアップ・ファイルの削除
78
RMAN> DELETE OBSOLETE;
Recovery Manager保存ポリシーがコマンドに適用されます。 Recovery Manager保存ポリシーが冗長性1に設定されます。 古いバックアップおよびコピーのレポート Type Key Completion Time Filename/Handle
-------------------- ------ ------------------ -----------------
バックアップ・セット 52 11-06-14 バックアップ・ピース 52 11-06-14 /u01/app/oracle/fra/orcl/backupset/2014_00_11/O1_MF_NCSNF_TAG20111011T211802_79C1DZPY_.BKP
アーカイブ・ログ 105 11-06-14 /u01/app/oracle/fra/orcl/archivelog/2014_06_15/O1_MF_1_36_79PRFGB8_.ARC
このオブジェクトを削除しますか(YESまたはNOを入力してください)。 yes
-
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バックアップ・ファイルの管理方法
バックアップが必要なファイルの特定
例)保存方針を「冗長性2」とした時に、冗長性が2に満たない データファイルを特定する
バックアップが必要なファイルの確認
79
RMAN> REPORT NEED BACKUP REDUNDANCY 2;
2より小さい冗長バックアップを持つファイルのレポート File #bkps Name
---- ----- ----------------------------------------------------
1 1 /u01/app/oracle/oradata/orcl/system01.dbf
2 1 /u01/app/oracle/oradata/orcl/sysaux01.dbf
3 1 /u01/app/oracle/oradata/orcl/undotbs01.dbf
RMAN> REPORT UNRECOVERABLE ;
-
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バックアップ・ファイルの管理方法
RMANで取得したバックアップは、管理情報がリポジトリに格納されているため、RMANを使って削除する必要がある
RMAN以外で削除してしまった場合には、RMANのリポジトリ情報が残るため、RMANリポジトリから情報を削除する必要がある
RMAN以外でバックアップを削除した場合の対象方法
80
RMAN> CROSSCHECK BACKUP;
チャネルORA_DISK_1の使用
バックアップ・ピースがクロスチェックされました: 'EXPIRED'が検出されました
バックアップ・ピース・ハンドル=/u01/app/oracle/fra/orcl/backupset/2014_06_11/O1_MF_NCSNF_TAG20120111T212436_7JTZW9D4_.BKP レコードID=1 スタンプ=772
20281
バックアップ・ピースがクロスチェックされました: 'AVAILABLE'が検出されました
:
オブジェクトをクロスチェックしました
バックアップ・ファイルの存在とリポジトリデータの 整合性をチェックする
-
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バックアップ・ファイルの管理方法
CROSSCHECKコマンドで確認した、存在しないバックアップファイルを RMANリポジトリから情報を削除をする
RMAN以外でバックアップを削除した場合の対象方法
81
RMAN> DELETE EXPIRED BACKUP;
:
バックアップ・ピースのリスト
BP Key BS Key Pc# Cp# Status Device Type Piece Name
------- ------- --- --- ----------- ----------- ----------
1 1 1 1 EXPIRED DISK
/u01/app/oracle/fra/orcl/backupset/2014_06_11/O1_MF_NCSNF_TAG20120111T212436_7JTZW9D4_.BKP
このオブジェクトを削除しますか(YESまたはNOを入力してください)。 yes
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バックアップ・ファイルの管理方法 Enterprise Manager
82
-
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バックアップポリシー
障害発生時のリカバリ方法により、事前に取得しておくファイルや設定が異なる
バックアップ計画の立案にはリカバリ計画の検討が必要
83
想定される障害 復旧方法 前提条件
ユーザーエラー Point-in-Timeリカバリ •ARCHIVELOGモードでのデータベース運用 •データファイルのバックアップ・ファイル
Flashback機能 •ARCHIVELOGモードでのデータベース運用 •フラッシュバック・ロギングの有効化 •リストアポイントの作成
オブジェクトのインポート •オブジェクトのエクスポート
メディア障害 リストア •ARCHIVELOGモードでのデータベース運用 •データファイルのバックアップ・ファイル
メディア・リカバリ •ARCHIVELOGモードでのデータベース運用 •データファイルのバックアップ・ファイル
データファイル・ブロック破損 ブロック・メディア・リカバリ •ARCHIVELOGモードでのデータベース運用 •データファイルのバックアップ・ファイル
-
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バックアップポリシー
バックアップ計画を立てる前の検討事項
冗長性セットを別の物理ディスク上に保護する
データベース・ファイルの最終バックアップ
現行の制御ファイル・オンラインREDOログファイルの複製
サーバーパラメータファイル、tnsnames.ora、listener.ora
FRAの使用の有無
ARCHIVELOGモードまたはNOARCHIVELOGモードの決定
Flashback機能とリストア・ポイントの使用の決定
バックアップの保存方針の決定
古いバックアップのアーカイブの有無
バックアップ頻度の決定
論理バックアップの取得の決定
バックアップ計画前の検討事項
84
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Program Agenda
RMAN概要・メリット
RMANでのバックアップ
RMANでのリカバリ
RMANでのバックアップ管理
RMAN新機能(Database 12c)
85
1
2
3
4
5
-
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Oracle Database 12c RMAN新機能
86
SQLインタフェースの改善
マルチセクション・バックアップの改善
RMANバックアップからの表および表パーティションのリカバリ
ネットワークを介したファイルのリストアおよびリカバリ
アクティブなデータベースの複製の強化
DUPLICATEの拡張機能
クロス・プラットフォームのバックアップおよびリストアの改善
SYSBACKUP権限
統合監査とRMAN
マルチテナント・コンテナ・データベースおよびプラガブル・データベースのサポート
ストレージ・スナップショットの最適化
-
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SQLインターフェースの改善
ほとんどの SQL コマンドを、SQLキーワードなしで RMAN プロンプトで実行可能になった
– RMAN と SQL の両方に存在し、用途が異なるコマンドは、SQL キーワードを指定することで明示的に指定する
– RMAN コマンドは、SQL の ALTER コマンドに変わった
• 11.2 以前
• 12.1
– SQL*Plus の DESCRIBE コマンド機能を使用可能
RMANからのSQL文の実行
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RMAN> sql 'alter tablespace users read only';
RMAN> alter tablespace users read only;
RMAN> desc scott.emp
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マルチセクション・バックアップの改善
11.2以前では、全体バックアップに対してのみ、 マルチセクション・バックアップが可能
12.1 では、増分バックアップおよびイメージ・コピーに対する マルチセクション・バックアップが可能になった
マルチセクション増分バックアップとともに、未使用ブロック圧縮とブロック・チェンジ・トラッキングを使用して、バックアップとリストアのパフォーマンスを向上することも可能
マルチセクション・バックアップ機能を増分バックアップで使用可能
88
ファイル・セクション
Backup Backup Piece
Backupset データファイル
Backup Backup Piece Datafile Copy
Backup
Backup
データファイル
Backup
Backup Backup Piece
-
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RMANバックアップからの表および表パーティションのリカバリ
バックアップを使用して、任意の表を指定した時間まで 復旧することが可能
表の DROP / TRUNCATE / 定義変更時も復旧可能
表名・表領域名を変更してリカバリ可能
データだけを Data Pump のダンプファイル形式で出力することが可能
バックアップを使用した、表単位のリストア・リカバリ
89
ターゲットDB バックアップ セット(*2)
現在の表A ダンプファイル
④Export ⑤Import
②作成
① RMAN> RECOVER TABLE … 補助DB
過去の表A ③リカバリ
過去の表A
表B(過去の表A)
-
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クロス・プラットフォームのバックアップおよびリストアの改善
11.2 以前では、ソースデータベースのイメージ・コピーを転送先データベースでリストアしていた
12.1では、ソースデータベースのバックアップ・セットを転送先データベースでリストアすることが可能になった
バックアップ・セットを使用したプラットフォーム間のデータ移動
90
ソースDB 転送先DB
Image Copy
Backupset
11g
12c
Backup Restore
Solaris Linux
DB 単位
表領域 単位
-
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SYSBACKUP権限
11g 以前では、SYSDBA 権限でバックアップ・リカバリを実施していたため、バックアップ・リカバリを実施するには権限が強力すぎるという課題があった
12.1 では、SYSBACKUP 権限を実装
–SYSBACKUP 権限には、バックアップ・リカバリに必要な権限が含まれるが、SELECT ANY TABLE のようなデータ・アクセス権限は含まれない
バックアップ・リカバリ専用の権限として、SYSBACKUP権限を実装
91
SQL> connect sysbackup/oracle as sysbackup
接続されました。 SQL> select * from test.test;
select * from test.test
*
行1でエラーが発生しました。: ORA-01031: 権限が不足しています。
-
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総合監査とRMAN
統合監査によって、RMAN 操作を含むすべての Oracle Database 監査 レコードを、単一の監査証跡として連結することが可能
– 11.2以前では、SYS.AUD$ や SYS.FGA_LOG$ など、コンポーネント毎に 個別の監査証跡が存在していた
– 12.1では、監査証跡が1つに統合された
• 単一インスタンス・インストールのRAC環境のUNIFIED_AUDIT_TRAILデータ・ディクショナリ・ビューから表示する
統合監査データ証跡
92
-
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マルチテナント・コンテナ・データベースの対応
Oracle Database 12c で提供された、マルチテナント・コンテナ・データベース (CDB) とプラガブル・データベース (PDB) のバックアップおよびリカバリが可能
バックアップ・リカバリ対象範囲
– CDB全体
– root
– 1つ以上のPDB
– PDB の1つ以上の表領域
CDB および PDB のバックアップ・リカバリをサポート
93
・複数の PDB のバックアップ
・root のリストア・リカバリ
・PDB のリストア・リカバリ
RMAN> BACKUP PLUGGABLE DATABASE pdb1, pdb2;
RMAN> RESTORE DATABASE ROOT;
RMAN> RECOVER DATABASE ROOT;
RMAN> RESTORE PLUGGABLE DATABASE;
RMAN> RECOVER PLUGGABLE DATABASE;
-
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まとめ
94
RMANを利用したバックアップ・リカバリの利点 要件に合わせて様々なタイプのバックアップが取得可能
バックアップ・ファイルの管理が容易
バックアップ・リカバリ操作が容易
迅速なリカバリが可能
Oracleの仕組みを最大限に利用し効率的にバックアップ・リカバリが可能
RMANを利用することで、要件に合わせたバックアップ・リカバリ やバックアップ・ファイルの管理を容易な操作で正確に実施可能
-
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Appendix
95
-
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RMANコマンドの補足
一連のコマンドをまとめて実行する際に利用
⁻ 初期設定を上書き(ALLOCATE CHANNEL、RELEACE CHANNEL)
⁻ setコマンドとの連携(SET NEWNAME)
run{}
96
RMAN> STARTUP FORCE NOMOUNT;
RUN{
SET UNTIL SEQUENCE 40 THREAD 1
RESTORE CONTROLFILE;
ALTER DATABASE MOUNT;
RESTORE DATABASE SKIP TABLESPACE temp;
RECOVER DATABASE SKIP TABLESPACE temp;}
-
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バックアップに関する設定
管理者の指定した「保存方針」に従い、必要なバックアップを識別することができる
バックアップが必要なファイルをレポート
不要な(リカバリに必要なくなった)バックアップを一括削除
「保存方針」は以下のいずれかで指定
バックアップ冗長性(例:2世代)
リカバリ期間(例:3日)
バックアップの保存方針
97
1世代 2世代
時間 1日前 2日前 3日前 4日前
3日前の状態に戻すためには、4日前のバックアップ+アーカイブが必要
今日
アーカイブREDOログ・ファイル バックアップ・ファイル
アーカイブREDOログ・ファイル バックアップ・ファイル
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バックアップに関する設定
同一のファイルが指定のデバイス・タイプにすでにバックアップされている場合は、ファイルのバックアップをスキップする
バックアップの最適化を有効にする方法-コマンドライン
バックアップの最適化
98
RMAN> CONFIGURE BACKUP OPTIMIZATION ON;
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バックアップに関する設定
RMANでバックアップを取得する際に自動的に制御ファイルとサーバー・パラメータ・ファイルのバックアップを取得する
自動的に取得する制御ファイルのバックアップ先と、命名規則の設定
制御ファイルの自動バックアップ
99
RMAN> CONFIGURE CONTROLFILE AUTOBACKUP ON;
[注意] RMANで取得したバックアップ情報は制御ファイルに記録されるため、 制御ファイルが全損すると、バックアップ情報が失われ、リカバリが難しくなる
RMAN> CONFIGURE CONTROLFILE AUTOBACKUP FORMAT FOR DEVICE TYPE DISK TO '%F';
-
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