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知的資産経営報告書 2016 株式会社プログデンス

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知的資産経営報告書2016

株式会社プログデンス

1株式会社プログデンス 知的資産経営報告書2016

目次

1. 社長挨拶 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

2. 企業理念 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3‐4

3. 事業概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5‐14

4. これまでの事業展開(10年間の歩み)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15‐16

5. プログデンス(PD)の強み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17‐24

6. PDスピリットを醸成する社内活動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25‐26

7. 今後の事業展開 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 27‐28

8. プログデンスが人材に求める7つのこと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 29

9. プログデンス社員のキャリア形成物語・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30

10. 企業概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31‐32

11. 本報告書について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 33

2 株式会社プログデンス 知的資産経営報告書2016

社長挨拶

株式会社プログデンス代表取締役

山田 大輔

私どもプログデンスは、2016年10月で起業から満10年を迎えることが出来ました。これまで多くのお客様をはじめ、弊社事業に関連する様々な方に支えられ、今日を迎えられたことに大変感謝しております。

私どもは、これまで一貫して高い技術力の追求と、健全・堅実な経営を心掛け事業を展開して参りました。

その揺るぎない理念が実を結び、お蔭様で起業から10年間、無借金、増収・増益という誇れる実績を積み上げることが出来ました。

しかしながら、今後益々激動するIT業界において、現状に満足すること無く、さらなる成長のもと業界を牽引できる企業へと成長させるためには、プログデンス社員一人ひとりの志と企業のビジョン、目標を一体化させ、それを実現させる強固な組織を構築する必要があります。

本書は、この10年をひとつの節目として、これまでのプログデンスの経営から事業実績を振り返り、様々な角度から検証、分析をすることで、是正するところは正し、市場競争力のある分野には更なる投資をはかり、これからの5年、10年を見据えた新たな経営戦略を創設するベースとして書面化したものです。

私ども自身でもプログデンスのコア・コンピタンスを再認識し、今後の事業戦略に活用すると共に、多くの方々に、これからのプログデンスを認知頂き、ご支援を戴ける材料となれば幸いで御座います。

今後とも、プログデンスを末永くご支援、ご愛顧を頂けますよう、何卒、宜しくお願い申し上げます。

3 株式会社プログデンス 知的資産経営報告書2016

企業理念

事業概要

これまでの

事業展開

当社の強み

社内活動

求める人材

社員のキャリア

形成物語

今後の事業展開

会社概要

企業理念

プログデンスは、常に新しい価値を創造し、個人の成長、企業の発展、

お客様への貢献を通じて、情報化社会の革新に参画します。

企業理念

技術力の追求と健全な経営によって、

新たな経営資源に積極的に投資し、成長し続ける。

私たちプログデンスは多様化するニーズと時代性を捉えた最高のリソースとスキームで、お客様の

事業成長、企業発展に力強く貢献していきます。ヒューマンスキルとテクニカルスキルを調和させ、

真の「トータル・ソリューション・プロバイダー」として様々な顧客ニーズにお応えできるよう、尽きる

こと無く日々社員一人ひとりのスキルの向上に努めてまいります。

プログデンスは、人と技術の調和をはかり、今後益々多様化する

顧客ニーズに対して、「最高のソリューションと最高のスキーム」で

トータルソリューションサービスを提供します。

お客様への貢献

企業の発展個の成長

プログデンスの企業理念

プログデンスの経営方針

プログデンスの事業ポリシー

個性を尊重し、個人の持てる

能力が最大限発揮されるよう

な環境構築に努める

人の輪を重んじ、明るく逞しい

社風の中で、人と技術の信頼を

基盤とした企業づくりに努める

個・組織において常に新しい

価値を創造し、お客様へより

良いサービスを提供し続ける

企業理念実現のための方針

4株式会社プログデンス 知的資産経営報告書2016

企業理念

事業概要

これまでの

事業展開

当社の強み

社内活動

求める人材

社員のキャリア

形成物語

今後の事業展開

会社概要

企業理念

プログデンスが目指すトータル・ソリューション・プロバイダーとは

事業効果を高める確実なITソリューションを導くこと。

それが「トータル・ソリューション・プロバイダー」のプログデンスが行うサービスです。

高いコンサルティング力、最新の技術力、経験知、人間力といった総合的なスキルを用いて、お客様が必要

とされる、あらゆるソリューションをワンストップで実現します。

そのために、私たちのサービスはカテゴリーを限定せず、広範囲にわたって 高品質で効果性の高いサービス

をご提供します。

プログデンスは多様化するニーズと時代性を捉えた最高のリソースとスキームで、お客様の事業成長、企業

発展に力強く貢献していきます。

コンサルティング力

最新の

技術力

経験知

人間力

• ネットワーク、アプリ開発、セキュリティ、サーバー等の最新技術

• クラウドサービス、仮想化等最新ITトレンド など• コミュニケーション力

• 他との調整力• 問題に対する対応力• マネジメント力 など

• 豊富なプロジェクト経験• 経験により蓄積されたナレッジ

やノウハウ など

• 調査、分析力• 企画立案、提案力 など

プログデンスの社名の由来

Progress進歩

Confidence信頼

Progdenceとは、進歩[Progress]+信頼[Confidence]の造語です。一歩一歩、堅

実で健全なビジネス(経営)を心がけ、その結果、お客様からの信頼を得られるような企業であ

りたいという想いを込めてこの社名が誕生しました。 Progdenceという社名そのものが、私達社員

一人ひとりが常に心に留めている会社の“マインド(精神)”です。

企業理念

5 株式会社プログデンス 知的資産経営報告書2016

企業理念

事業概要

これまでの

事業展開

当社の強み

社内活動

求める人材

社員のキャリア

形成物語

今後の事業展開

会社概要

事業概要-各事業の説明

ネットワーク

インテグレーション事業

セキュリティ事業

アプリケーション開

発事業

システム

インテグレーション事業

IT戦略企画(R&D)

エデュケーション事業

IT

ITコンサルティング事業

青色:コアのプロフィット事業

緑色:企画・戦略・R&D機能

事業概要

水色:プロフィット事業ネットワーク基盤技術推進

(R&D)

【お客様】大手SI企業様

大手企業様・中堅企業様 など

事業の全体像

当社では、ネットワークインテグレーション事業をコア事業として位置づけ、収益の柱となっていますが、ほかに

もいくつかの事業展開を行っています。各々の事業が独立して収益を上げながらも、必要に応じて事業横断

的にトータルでお客様にサービスを提供することが出来ます。

また、各事業を支えるR&Dや戦略企画の機能も保有し、研究開発をより実用的な技術へ適用していく基

盤を整えています。

6株式会社プログデンス 知的資産経営報告書2016

企業理念

事業概要

これまでの

事業展開

当社の強み

社内活動

求める人材

社員のキャリア

形成物語

今後の事業展開

会社概要

事業概要-各事業の説明

ネットワークインテグレーション事業当社におけるNI事業は、2006年の起業から現在に至るまで、まさにコア・コンピタンスとして当社事業の根

幹を担っています。

この分野においては、非常に高い市場競争力を有しており、経験豊富なエンジニアが主力となって始めた

本事業はこれまで対応したことがないプロダクトや技術に対しても戦略的に挑戦をし続け、今や業界トップク

ラスのスキルと経験、実績を有しています。

背景には、技術習得における投資を積極的に行い、国内でも十数社しか保有していないCiscoゴールド

認定パートナーの取得や、F5社のインテグレーションパートナーの取得へのチャレンジなど、当社と同規模の

企業では決して真似の出来ない認定資格取得を積極的に行い、高い技術力を証明すると共に、他社との

徹底的な差別化を実現しています。

また、30代を中心とした業界経験豊富なシニアエンジニアが多く在籍していることで、多くのプロジェクトにお

いてプロジェクトマネージャーとして、分析・企画・提案から参画し、プロジェクト遂行中は全体の管理はもちろ

んのこと、自らもトップエンジニアとして案件にジョインすることで、高い精度と生産性を実現しています。

大手Sier/Nierからの一次請けとして、分析・企画・提案を含めたプリセールス、要件定義といった最上

流工程から、設計・構築までの実装工程も担当し、昨今では当社のブランディング戦略がお客様にも浸透し

ていることから、「高難度な案件」「ビジネスインパクトが大きい案件」「(お客様も)実装経験がないプロダクト

技術を取り扱う案件」など、他社では対応の出来ない案件を依頼されることが多く、『お客様と同じ目線で

ミッション・クリティカルな案件に対応出来る企業』として、大きな信頼を勝ち得ています。

【ネットワークインテグレーション事業の実績例】

案件情報 フェーズ プロジェクト技術概要

不動産会社向けグループネットワーク統合

オンプレミス環境をクラウド(AWS)に移行する為のコンサルティング

既存システムにおける分析調査~新システムのグランドデザイン

都市銀行向け本店ネットワーク更改

基本設計から導入までの全工程

<プロダクト>Nexus7000/5000/2000,Cisco ISRG2,WLC/ACS,PaloAlto PA<技術要件>vDC/vPC/EIGRP/BGP/OSPF/Wireless/Threat Prevention

クラウド事業者向け次世代クラウド基盤導入

基本設計から導入までの全工程

<プロダクト>Cisco ACI,Nexus9000,BIG-IP LTM,ASA,SRX<技術要件>SDN/vPC/BGP/OSPF

製造業向けデータセンター仮想化

基本設計から導入までの全工程

<プロダクト>Nexus7000/5000/2000,Cisco ISR G2,Catalyst,ASR1000<技術要件>OTV/LISP/vPC/BGP/OSPF/RIP

事業概要

7 株式会社プログデンス 知的資産経営報告書2016

企業理念

事業概要

これまでの

事業展開

当社の強み

社内活動

求める人材

社員のキャリア

形成物語

今後の事業展開

会社概要

事業概要-各事業の説明

事業概要

案件情報 フェーズ プロジェクト技術概要 備考

統合ID管理システム導入(教育機関)

基本設計から導入までの全工程

LDAP Manager/OpenLDAP

IDM 更改認証 LDAP 更改

統合ID管理システム導入(独立行政法人)

基本設計から導入までの全工程

LDAP Manager/OpenLDAP/Postfix

IDM 更改内部 MTA 更改

認証基盤システム導入(一般企業)

基本設計から導入までの全工程

OpenAM/OpenLDAP/リバースプロキシ

BtoB サービスの認証基盤構築

クラウド認証基盤システム導入(教育機関)

基本設計から導入までの全工程

Azure/ActiveDirectory/AzureADConnect/ADFS/Web Application Proxy

IaaS 上へのOffice365 認証基盤構築

システムインテグレーション事業本事業は、他社と差別化できる案件、利益率が高い案件、次世代トレンドを担うような案件を軸に事業

展開を図ろうと慎重に事業のコアを探ってきました。そんな折、2012年のパブリッククラウド導入案件の実施

を機に、次世代ITトレンドを担い、かつ高い技術ノウハウが必要なために参入障壁が高く、長期的、持続的

なビジネス展開が可能な分野が見えてきました。それが、IDマネジメント・システム(IDM)分野です。そして、

2013年8月、満を持してシステムインテグレーション事業を開始しました。

IDMはクラウド導入を考えた場合、考慮必須のシステムであり、かつ設計の考え方が業務寄り、アプリケー

ション寄りであるため、旧来のインフラエンジニアでは対応が難しい分野です。また、IDMは拡大していくITシス

テムの中枢を担うシステムで、IDM無しではシステム導入が進まないため、導入されたお客様とは長いお付き

合いとなります。このように過当競争が起こりにくい技術分野を主戦場とし、さらなる事業拡大を目指します。

【システムインテグレーション事業の中核】

統合認証とID連携を合わせて、IDマネジメントシステム(IDM)と呼称しています。クラウドファースト・モバイルファーストの IT 市場において、IDMは組織 IT インフラの “要” になります。

【システムインテグレーション事業の実績例】

クラウド

パブリッククラウド:SaaSプライベートクラウド:IaaS, 仮想基盤

ID連携

統合認証

統合シングルサインオン認証連携・SAML

IT リソース一元管理SCIM・REST・スクリプト

ユーザーの利便性

セキュリティ対策

管理コスト削減

セキュリティ対策

内部統制・情報漏洩

IT 資産アウトソース

セキュリティリスク

IDM

8株式会社プログデンス 知的資産経営報告書2016

企業理念

事業概要

これまでの

事業展開

当社の強み

社内活動

求める人材

社員のキャリア

形成物語

今後の事業展開

会社概要

事業概要-各事業の説明

セキュリティ事業昨今、 個人情報の漏洩等大手企業のセキュリティ事故が多発しており、セキュリティに対する関心やニー

ズがこれまでにないほど高まっています。しかも、企業に対する攻撃手法は複数に対する攻撃からランサムウェ

アのように標的型の攻撃と非常に巧妙化しており、ひとつのセキュリティソリューションだけではすべてを防御す

るのは困難と言わざるを得ず、複数のソリューションを最適に組み合わせ実装することが重要となります。

プログデンスには、これまでのネットワークインテグレーションを遂行する中で培ったセキュリティアプライアンス

(セキュリティ機能を備えた機器等)に関する技術力やノウハウを持つエンジニアが多く在籍しています。今

後は、このノウハウをベースに、更にサイバーセキュリティや情報セキュリティに関する技術力やノウハウをプラスし

ていき、お客様のビジネスにより適した、提案や要件定義、セキュリティアプライアンスの設計から構築までの一

気通貫でのセキュリティソリューションの提供を可能にしていきます。

技術面では、これまでFWやIPS/IDS、WAFと言ったセキュリティアプライアンスの要件定義や設計・構築を

軸とした事業がメインでしたが、今後は顧客のネットワークやシステムに対する脆弱性診断やSIEMなどによる

相関分析、エンドポイントセキュリティ、クラウドセキュリティなどのテクニカルフィールドにシフトしていきます。また

IoTなどセキュリティ対策が必須であるにも関わらず業界的には未成熟な分野にも積極的にチャレンジします。

セキュリティアプライアンス等複数

のソリューションを最適に組み合

わせ実装する技術力・ノウハウ

サイバーセキュリティや情報セキュ

リティに関する技術力やノウハウ

調査・分析

企画

提案

要件

定義

設計

構築

運用

【一気通貫のセキュリティソリューションの提供】

事業概要

9 株式会社プログデンス 知的資産経営報告書2016

企業理念

事業概要

これまでの

事業展開

当社の強み

社内活動

求める人材

社員のキャリア

形成物語

今後の事業展開

会社概要

事業概要-各事業の説明

IoTがより身近になり、スマホが普及したICT分野において、将来的には、様々な機器や人とのコミュニケーションを図る更な

る「新たなサービス」を創り出していきたいと考えています。現在、

市場ニーズを鑑みた情報の「収集」に着手し、中期で何をつく

るかを「選択」し、構築に「集中」する想定でいます。

事業概要

案件情報 形態 プロジェクト技術概要 備考

会員受講受験管理基幹システム(資格創設定義)

要件定義アプリ開発

Java/JavaScript/SQL/XHTML/HTML/XML/CSS/Oracle/SVF/SOAP/電子決済/S2Struts/SpringMVC/S2DAO/Linux

業務分析、ユースケース記述、機能定義機能追加開発

会員受講受験管理基幹システム(クラウド化分析定義・改修)

要件定義アプリ開発

Java/JavaScript/SQL/XHTML/HTML/XML/CSS/Oracle/SVF/SOAP/電子決済/S2Struts/SpringMVC/S2DAO/Linux

セキュリティ監査支援、現状分析、改修定義、移行定義機能改修、セキュリティ機能追加、スマホ・タブレットデザイン取込

サーバー攻撃演習(新規開発)

要件定義アプリ開発演習支援

Java/JavaScript/SQL/HTML5/XML/CSS/MySQL/SpringMVC/MyBatis/Linux

機能定義、新規開発、演習支援

学籍履修管理システム(維持管理)

アプリ保守 Java/Java Swing/DB2/AIXクライアントサーバモデルアプリ保守

在学生向けポータル(新規開発)

要件定義アプリ開発

Java/JavaScript/PHP/SQL/HTML/XML/CSS/MySQL/ZendFramework/Linux

学事・履修・業務分析機能定義、コンテンツディレクション、機能開発

ビッグデータ研究調査(研究開発)

要件定義アプリ開発データ分析レポーティング

Java/JavaScript/SQL/HTML5/XML/CSS/MySQL/Redis/mongoDB/Storm/Linux/Windows

機能定義、並列分散処理開発、リアルタイムモニタリング、処理性能評価、データ信頼性評価

【アプリケーション開発事業の実績例】

アプリケーション開発事業

IoT

ビッグデータ

今後の最先端技術

AI

クラウド

アプリケーション開発事業創業時から、ネットワーク分野を企業活動の起点とし、更にサーバ分野へと活動範囲を広げてきました。そ

のような中、アプリケーション分野に関しては、2013年度に「部」を設立、それから2年間の業務試行を経た

2015年度に「事業部」として拡張しています。

本事業では、現在は基幹システムマイグレーションやビッグデータリアルタイム解析などをコアに最先端技術

の開発に携わっており、教育分野、自動車産業分野などで実績があります。

画面数1500画面を超える大規模な会員受講受験管理基幹システムや、学生の学籍や履修情報を管

理するポータルサイト開発の要件定義およびアプリ開発等を行っています。機能としては、一覧・検索、登録、

変更、削除といったCRUDに加え、ファイルのアップロード・ダウンロードやECにあるような外部決済システムと

の決済連携、大規模同報メール配信システムとのSOAP通信が挙げられます。また、ビッグデータリアルタイム

解析では、分時に発生する大量のセンサーデータを解析し、解析には、ファストデータという、いかに早く処理

を行うかというアプローチを採用しています。

プログラムの実行環境としては、仮想マシン上に多くのゲストOSを配備しています。プログラムは、Twitter

チームが開発したStorm(ストーム)というフレームワークに独自のロジック実装を行うことで並列分散処理を

実現しています。また処理過程や処理結果のデータは、in memory KVSであるRedisやJavaScriptライ

クなmongoDBに記録しています。

10株式会社プログデンス 知的資産経営報告書2016

企業理念

事業概要

これまでの

事業展開

当社の強み

社内活動

求める人材

社員のキャリア

形成物語

今後の事業展開

会社概要

事業概要-各事業の説明

ITコンサルティング事業創業当初より、単なるシステムインテグレーターとしてインフラ設計・構築のみを扱うのではなく、お客様の状

況に合わせたITシステムの提案から関わり、実際のシステム導入・運用までワンストップで提供するという理

念で活動してきました。

どんなに理想的なシステムを思い描いても、実際にシステムの設計や構築ができなければ全てが“絵に描い

た餅”になってしまいます。プログデンスのITコンサルティングは、第一線で実際にシステム設計・構築・運用を

行ってきたシニアエンジニアがお客様の要望をヒアリングし、現実的なITインフラやITシステムの戦略策定・導

入提案から、具体的なシステム構築までをビジネスフィールドとしています。

専任のシニアエンジニアが提案からプロジェクト推進、システムリリースまで関わることも多く、「Cloud Bank」

のスキームを最大限に活用して顧客満足度の最大化を目指しています。

案件情報 形態 プロジェクト技術概要 備考

販売管理システム導入 システム開発PHP/JAVAScript/PostgreSQL/ Linux

パッケージ導入カスタマイズ

勤怠管理システム導入 システム開発PHP/JAVAScript/PostgreSQL/ Linux

フルスクラッチ開発

コーポレートサイト導入 インフラ導入 apache/Linux/HTML/CGI WEBコンテンツ改修

メールシステム移行 インフラ導入 Mail Service/DNS メールサービスリプレイス

SSL-VPN導入 インフラ導入 Connect Secure/Fortigate/LAN リモートアクセス環境構築

【ITコンサルティングから導入まで手がけた案件(一部)】

事業概要

ITエデュケーション事業一般的な技術会社の研修では、その多くが基本的な構成や資格取得の内容をベースにしたカリキュラムと

なっています。しかし、設計・構築業務をメイン事業とする当社では、実際の事業や案件を通じて蓄積された

豊富な知識や事例を元に、他社では提供が難しい実践的な研修カリキュラムを整備し、外部向け教育コン

テンツとして提供し、エンジニアのスキルならびにステップアップに貢献しています。

当社教育事業のコア・コンピタンスは、社内研修でも実際に実施している、「プログデンス・アビリティトレー

ニング」という教育メソッドにあります。複雑かつ多様化された環境の中で、実際の設計・構築業務の現場や

新しい技術、課題に直面した時を想定し、研修生本人が研修という経験を通じて試行錯誤しながら学ぶこ

とで、『状況に合わせて自ら主体的に問題を解決していくことができる能力トレーニング』を実施しています。

<研修品質“5つのポイント”>

POINT 1:現役 CCIE ホルダーによる業務で使えるノウハウ伝授

POINT 2:少人数制(最大5名程度)による細やかなサポート体制

POINT 3:受講者の技術レベル向上を見える化できる技術チェックシートを活用した全体スキルの把握

POINT 4:第一線で活躍する当社の PM/PLの視点を取り入れた実際の現場で求められる技術要素を

重視

POINT 5:研修テキストへのこだわり(図解が豊富で分かり易い構成、体系的にまとまったテキスト)

11 株式会社プログデンス 知的資産経営報告書2016

企業理念

事業概要

これまでの

事業展開

当社の強み

社内活動

求める人材

社員のキャリア

形成物語

今後の事業展開

会社概要

事業概要-各事業の説明

【現在の研修ラインナップ】

事業概要

研修名 研修目的 提供先企業

ネットワークSE入門研修(期間:10営業日)

L2SW/L3SW、ルータの基本的な知識の理解と基礎的な設定が可能になる

・自動車業界向け開発会社様・大手運送業系システム会社様

ネットワークSE基礎研修(期間:20営業日)

設計/構築/検証等の作業工程を理解し、自ら実施することが可能になる

・大手人材派遣会社様・大手運送業系システム会社様

OSPF・EIGRP技術研修(期間:4営業日)

主要なルーティングプロトコルの動作原理、設定を実案件の事例と共に基礎から学べる

・大手運送業系システム会社様

ロードバランサ構築研修(期間:3営業日)

ロードバランサの基礎知識を学び、実機演習を通して、構築することが可能になる

・大手メーカー系NI会社様

システム運用設計研修(期間:2営業日)

システム運用設計で行うべき作業の全体像と必要項目を演習を通して習得する

・大手独立系SI会社様

【ITエデュケーション事業の実績例】

ネットワーク

<ネットワーク基礎>→ネットワーク概要研修→ネットワークSE入門研修→ネットワークSE基礎研修

<ルーティング関連>→OSPF基礎研修→EIGRP基礎研修→BGP基礎研修

<Wireless関連>→無線LAN研修~Cisco Aironet編~

<ロードバランサ関連>→ロードバランサ研修~BIG-IP LTM編~

クラウド/仮想化

→仮想化概要研修→ネットワーク仮想化/SDN研修

サーバ

→Linux入門研修

セキュリティ

→セキュリティ基礎研修→ファイアウォール研修~Cisco ASA編~→ファイアウォール研修~PaloAlto PA編~→ファイアウォール研修~Juniper SRX編~

運用関連

→システム運用設計研修

その他

→ネットワーク設計体感研修

12株式会社プログデンス 知的資産経営報告書2016

企業理念

事業概要

これまでの

事業展開

当社の強み

社内活動

求める人材

社員のキャリア

形成物語

今後の事業展開

会社概要

事業概要-最先端技術の追求と新サービスの開発

ネットワーク基盤技術推進…最先端技術の追求プログデンスのネットワークインテグレーション事業はデータセンターやISP、クラウド基盤等の大規模ネット

ワーク基盤の設計から構築までを得意としています。こういった大規模環境をより効率良く運用していく新しい

技術としてSDN(Software Defined Network)が注目を集めています。SDNでは従来型のネットワー

ク技術に加え、仮想化やプログラミングといった幅広い技術が必要とされます。プログデンスでは、国内最大手

シンクタンクのクラウド基盤をCiscoACIで構築する案件に参加したことを契機に、2015年にSDNを専門的

に調査する部署としてネットワーク基盤技術部を設立し、この新しい技術を追求しています。

当社のネットワーク基盤技術開発が他社と大きく異なる点は、机上の調査だけでなく、「実際の案件へ積

極的に関与している」ところです。最先端技術である為、まだまだ世界的に導入事例は少ないですが、「プロ

グデンスにはSDNの導入効果を得やすい大型顧客が多い」点を活用し、積極的に商業案件への関与を目

指しています。また、SDN製品の中でもネットワーク業界最大手であるCisco社の「CiscoACI」 (アジア圏

で導入ベンダは3社のみ)に注力しています。

従来型のネットワーク技術は「ルータやスイッチ等を1台ずつ設定していく」というモデルでしたが、SDNでは

「ルータやスイッチ等を中央で集中的に管理する」というモデルで動作します。つまり、何台機器があろうと、”コ

ントローラ”と呼ばれる機器に対してのみ、設定変更指示を出せばよく、これにより構築期間は飛躍的に短縮

され、構築後の運用コストも圧倒的に削減されます。

【SDNに参入する優位性】

他社との差別化につながる

• SDNは情報通信ネットワークの次世代を担う最先端技術であり、国内でも、まだ導入されている企

業は少ない。プログデンスでは、そのような最先端技術の検証、開発にいち早くキャッチアップすることで、

他社との大きな差別化を図っています。

エンジニアのスキルアップにつながる

• SDNは大規模環境への導入に向いている為、大規模環境の設計ノウハウが身に付きます。クラウド

基盤には数百社単位の企業を収容する為の設計ノウハウが要求されます。

• SDNはネットワークだけでなく、プログラミングや仮想化等の知識も要求される為、幅広い技術を身に

着けることができます。

IT戦略企画…新サービスの開発プログデンスはこれまでにネットワークインテグレーション事業のみならず、様々な事業を展開してきています。

しかし、今後5年、10年と将来にわたり企業を存続させていくことを考えた際に、既存ビジネスの成長だけ

に留まらず、更なる飛躍を遂げるための新たなビジネスソリューションの提供など成長ドライバを先々創造して

いくことが必要と考えています。そこで、設立から10年という大きな節目を迎える2016年度より新組織であ

るIT戦略企画室を発足しました。将来にわたり、売上げや利益、企業の魅力創出、人材・採用戦略などに

対する効果を発揮し、プログデンスの事業全体へ貢献することを当企画室の目的としています。

IT戦略企画室が考える新規事業の創造とは大きく分けて2つの観点があります。

その1:既存のビジネスの延長線上で派生していくもの

その2:昨今のセンサー技術やBeaconなどIoTを代表されるような仕組みをソリューション化し新規ビジネ

スとして確立するもの

その1は、様々なプロダクトやサービスなど、これまで培ってきた技術力やノウハウを元に組み合わせ、ひとつ

の自社ソリューションとしてリリースし、お客様へ提供することを目的としています。その2は、今までプログデンス

になかったビジネスも視野に入れているため、IT業界以外の業界知識や、ITだけに留まらない様々な知見や

技術要素が必要とされる場面も多く、自社だけで完結し創造できるものとそうでは無いものに分別されます。

そのため新たなビジネスを創るうえでは他社との協業など良好な関係や体制を組めるか否かも必要不可欠な

要素となるため、プログデンスが今まで培ってきた他社とのリレーションも広く活用しながら推進していきます。

事業概要

13 株式会社プログデンス 知的資産経営報告書2016

企業理念

事業概要

これまでの

事業展開

当社の強み

社内活動

求める人材

社員のキャリア

形成物語

今後の事業展開

会社概要

事業概要-ビジネスソリューション

当社が提供する独自のビジネスソリューション(ビジネススキーム)

『Cloud Bank®(クラウド・バンク)』

大規模プロジェクトで最も不足しがちなのは、プリセールスエンジニアやプロジェクトマネージャー、最適なネッ

トワークやシステムを設計・構築できるハイスペックなシニアエンジニアです。そうした様々な上流工程を担える

リソースが必要な時、即座に対応できるのが、当社のビジネスソリューション “CloudBank® -クラウドバン

ク”です。

Cloud(雲)のような柔軟さと、Bank(銀行)をイメージさせる安心、安全なITソリューションを提供する

という意味で名づけました。ハイスペックなシニアエンジニアが活用できる究極のソリューションともいうべきもので、

業界トップクラスの講師陣による徹底した実践重視の教育により育成された、ビジネス志向の高いエンジニア

が多く在籍する当社だからこそ可能なビジネススキームです。

この“CloudBank® -クラウドバンク”は、お客様の要望や状況をしっかりと把握した上で、ニーズに合わせ

て当社のハイスペックなエンジニアを選定し、営業支援、要員管理、技術支援・案件実行、案件管理といっ

た各支援機能を柔軟に提供しています。それにより、お客様は、今まではエンジニアリソース不足の問題から

お断りしていた案件も、理想的なかたちでプロジェクトを推進していくことが可能となります。

※「CloudBank® -クラウドバンク」は、株式会社プログデンスの登録商標です。

プログデンスのハイスペックなエンジニアチーム

【CloudBank®導入実績例】

顧客名 案件 スキームの提供範囲

日本情報通信株式会社様電気機器メーカー6つのデータセンター統合案件

コスト削減命題を解決する要件定義、ネットワークインフラの設計・構築、セキュリティ設計、手順書の作成と運用レクチャー

エス・アンド・アイ株式会社様カード三社システム統合案件 冗長化されたネットワークの設計・構築、QoS

設計、新システム移行計画の立案

株式会社インターネットイニシアティブ様

日経新聞社バックボーンネットワーク更改

複数ベンダーの統制・全体統制のPMO業務、全作業調整・レビュー、作業の指揮

新日鉄住金ソリューションズ株式会社様

某キャリア様新規データセンタ、ネットワーク基盤構築

新規データセンタ開設に伴い、ネットワーク基盤環境の設計・構築を実施

事業概要

14株式会社プログデンス 知的資産経営報告書2016

企業理念

事業概要

これまでの

事業展開

当社の強み

社内活動

求める人材

社員のキャリア

形成物語

今後の事業展開

会社概要

事業概要-組織

社長取締役執行役員

経営管理本部

事業推進室

第一ソリューション事業部

ネットワーク基盤技術部

第二ソリューション事業部

システムインテグレーション事業部

アプリサービス事業部

組織図当社組織は、お客様へのしっかりとしたサポートができることはもちろんのこと、最新技術へのキャッチアップや

新しいビジネス戦略の企画・推進といった将来のビジネス展開までも見据えた体制になっている点が特長です。

PMOコンサルティング推進室

IT戦略企画室

経営管理本部法務・財務・経理グループと労務・総務グループに分かれており、当社の管理部門としての役割を果たして

います。

事業推進室当社の要となる社員の採用・育成を担っている部署です。人材の採用をメインに行うHR部門(Human

Resources)と、社員の教育プログラムを考え、実施するPT部門(Personnel Training)に分かれています。

IT戦略企画室常に日進月歩で激動する情報化社会において、トレンドとなる最先端な技術へのキャッチアップと、それら

を活用したサービス化を推進する部署を2016年に発足しました。プログデンス独自の自社サービスを開発し、新たな収益事業を生み出していきます。

ネットワーク基盤技術部ネットワークの仮想技術等最新技術にキャッチアップするための基礎的研究を行うR&D的な役割を担うだ

けでなく、事業も含めたNI戦略、 お客様と連携した事業化などビジネスの再構築も検討している部署です。

第一ソリューション事業部・第二ソリューション事業部両事業部ともに、お客様やそのクライアント先に参画し、ネットワークシステムの構築に携わっている部署で

あり、当社一番のプロフィットセンターとなっている部署です。お客様(大手SI企業様等)、エンドのクライアント様に対し、きめ細かいサポートができるよう、お客様別部署・チームを組んでいます。基本的には、都度プロジェクトチームを構成して案件遂行に取り組んでいますが、今まで経験したことがないタスクや、今後獲得したほうがよいスキルエリアに対応するタスクなど、個人のキャリアパスを意識した業務を割り振っています。

システムインテグレーション事業部主に、受託型のネットワークインテグレーション(NI)、システムインテグレーション(SI)案件の対応を

担っています。また、当社独自のサービス開発の検討も実施する部署です。

アプリサービス事業部クライアント様の要望に合わせたアプリケーション開発を行っています。時にはお客様に代わって、プリセール

スから構築、保守まで、システム開発のPDCAサイクル全体の責任を担います。

PMOコンサルティング推進室パートナー企業への業務委託や業務提携等の橋渡しを行う部署です。業務委託時の窓口となるだけで

はなく、パートナー企業に対してプロジェクトマネジメントも実施しています。また、新規パートナー企業の開拓やパートナー企業からの案件の引き合いにも対応しています。

経営戦略室

事業概要

15 株式会社プログデンス 知的資産経営報告書2016

企業理念

事業概要

これまでの

事業展開

当社の強み

社内活動

求める人材

社員のキャリア

形成物語

今後の事業展開

会社概要

これまでの事業展開(10年間の歩み)

これまでの

事業展開

創業動機プログデンスの現経営陣は、創業以前、ネットワークの運用、監視保守を行う会社で経営から実務にいたる

までのマネジメント全般に携わっていました。ネットワークの保守を主事業とするその会社は、一旦お客様との

関係性ができれば継続的に案件が入る安定したビジネスモデルで順調に成長していました。一方で、保守業

務における既存技術への対応力は向上するものの、若手エンジニアたちがより高い最新技術を磨く機会を逸

しているという現実もありました。そこで、「企業だけでなく、エンジニアも成長していけるような常に高い技術を

誇る会社を作りたい」という理想を掲げ、前職の地位を捨てて集まったのが現在のプログデンスの経営陣であり、

創業メンバーです。こうして、ネットワークの会社からスピンアウトしたメンバーにより、2006年、最上流を担うIT

企業として、「プログデンス」は設立されました。

創業後の歩み

当社の歩み 社会・技術動向

2006年 創業~NI業界での地位確立のための徹底した差別化戦略

創業当時、ISP(インターネットサービスプロバイダー)が提供するネットワークサービスを利用した企業通信ネットワークの構築が業界のトレンドとなっていました。当社には、経営陣の前職からの人脈による大手企業との直接的なパイプがあり、創業間もないベンチャーとしては順調な船出となりました。

しかし、ネットワーク分野は差別化がしにくいうえ、特異性がなければ単なる下請け業者に甘んじてしまう業界。そこで、経営陣は、他社との徹底した差別化・差異化のため、「徹底した収益管理」を行い、そこで得た収益をテコに「高度な技術力を持つエンジニア育成のための環境や設備への投資」を行い、保守・運用の効率化までも考えたネットワーク設計、構築ノウハウを蓄積していきました。こうしてネットワーク分野では高い技術力を遺憾なく発揮し、厚い信頼を獲得していきました。お客様には、「ネットワークならプログデンス」というイメージが定着し、よりネットワーク案件依頼が集中するようになりました。

ライブドアショック

日本郵政㈱発足

新会社法制定・ガバナンスの強化

地上デジタル放送開始

AppleがiPhoneを発表

総務省が「電子政府システムのIPv6 対応に向けたガイドライン」発表

リーマンショック

2009年 企業のイメージアップを目指して~第三者のお墨付きと当社独自サービスの導入

設立当初からお取り引きいただいた大手顧客との関係を強化したほか、良質なノウハウを蓄積できる優良な顧客を開拓していったことでリーマンショックの影響を受けることもなく、売上・収益ともに順調に伸びていきました。

次は対外的な企業のイメージアップ、企業の信頼度向上を図ることを重点課題とし、2009年に本社を現住所(千代田区神田駿河台)に移しました。同時に経済産業省システムインテグレーター登録企業認定、プライバシーマーク等の会社資格を取得。さらにベンダー企業のパートナー認定も次々と受け、お客様へ提供できるソリューションの幅を広げていきました。

設立から5年の2011年、テクニカルスキルだけでなくビジネススキルも有する幅広い優秀な人材を育成してきた当社だからこそ可能な知的付加価値の高いサービス「Cloud Bank(クラウドバンク)」を展開。単なる下請け的ポジションからの脱却と企業イメージアップを目的に、差別化が難しい業界の中で、差別性、特異性のあるポジションでお客様に認知していただくことを目指しました。

民主党へ政権交代

クラウド・コンピューティングの台頭

小惑星探査機「はやぶさ」帰還

東日本大震災

BCPに対する関心

地上デジタル放送完全移行

16株式会社プログデンス 知的資産経営報告書2016

企業理念

事業概要

これまでの

事業展開

当社の強み

社内活動

求める人材

社員のキャリア

形成物語

今後の事業展開

会社概要

これまでの事業展開(10年間の歩み)

これまでの

事業展開

当社の歩み 社会動向

2012年 「ネットワークのプログデンス」からの脱却を目指して

NIerからトータル・ソリューション・プロバイダーへと成長するために、NI事業で積み上げた強固な顧客との関係性とインテグレーション業務のノウハウ、潤沢な資金をバックに、2011年にアプリ開発事業、2013年にシステムインテグレーション事業を開始し、事業領域を広げていきました。

2013年には、事業拡大に伴って本社をさらに増床。若手エンジニアの採用強化と育成を図るべく人事部門を開設。コンサルの実績を積み上げながら、新規のソリューションサービスの開発・販売を開始し、ネットワークインテグレーター専門会社、人材派遣ビジネス会社といったイメージからの脱却も図っていきました。

2015年には、さらなる教育環境の充実化を目的としてテクニカル・トレーニング・センター(TTC)を開設し、自社社員の技術レベルの向上をはかると共に、『プログデンス・アビリティトレーニング』のメソッドを外部企業へ提供し、ITエデュケーション事業を拡大させました。

労働者派遣法改正(2012年)

iCloudデータ 流出騒動

相次ぐ個人情報漏洩問題

労働者派遣法改正(2015年)

マイナンバー制度

2016年

現在「トータル・ソリューション・プロバイダー」を目指して

設立から10年、当初の想いどおり、当社は一歩一歩着実で安定した経営を実践してきています。2016年には国内でも16社しか保有していないCiscoゴールドパートナー認定資格を非上場企業では唯一取得するという快挙を成し遂げました。当初10数名だった社員数も10倍以上の130名に増えました。

しかし、ITを取り巻く環境や技術革新は目覚ましく、単にハード(ネットワーク機器、通信機器、サーバー等)を組み合わせて提供するビジネスから、ソフトウェア上でのサービスを提供するビジネスへとそのニーズが移ってきています。

当社も、そうした変化に対応できる技術領域を増やし、事業の幅、ビジネス領域を広げています。クラウド、ビッグデータ、IoT、AIといったITトレンドに対応できる最新技術を先取りして、「ネットワークインテグレーター」のプログデンスから、「トータルシステムインテグレーター」へ、そして、真の「トータル・ソリューション・プロバイダー」へと着実に成長していきます。

電力自由化

英EU離脱決定

ポケモンGOブーム

設立から10年、無借金、増収・増益を継続

3,500

29,50037,500

39,00046,000

67,000

91,00092,000

108,000

135,000

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

140,000売上高

(人)

(万)

(人)

100

2,300 2,500 2,7003,200

4,100 4,3005,200 5,300

8,200

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000純利益

(人)

(万)

(人)

1228 33 39 48 59

7190

114130

0

50

100

従業員数

(人)

(人)

(人)

【売上、純利益、従業員数の推移】

17 株式会社プログデンス 知的資産経営報告書2016

企業理念

事業概要

これまでの

事業展開

当社の強み

社内活動

求める人材

社員のキャリア

形成物語

今後の事業展開

会社概要

プログデンス(PD)の強み

当社の強み

難関資格を保有する高度な技術者の育成支援

検証・研修が可能なラボ環境・テクニカルトレーニング

センターの開設

収益性の高い安定した経営

技術力を高める経営資源(人・設備)への積極的投資

大手優良企業からの絶大な信頼度(戦略パートナとしての認知)

直接取引による安定した案件の獲得(リピート率90%超)

「Cloud Bank」のビジネススキームの

確立

自己解決力の高い、ビジネス志向の

エンジニアを育成できる

「プログデンス・

アビリティトレーニング」

企業理念、経営方針に沿ったビジネス展開:「トータル・ソリューション・プロバイダー」のプログデンス

財務の視点

顧客への

価値提供

ビジネスの視点

学習と成長の視点

業界トップクラスの講師による教育

社員一人ひとりの目標達成意欲や帰属意識を高める社内風土

風土

Ciscoゴールドパートナーという企業認定資格の取得

質の高い、即戦力を身につけられる外部向け教育プログラムの提供

プリセールスからプロジェクト管理までの案件全体をマネジメ

ントできるスキームの提供(顧客に代わってフロントに

立って対応する)

ビジネスに精通した経営陣

時代の少し先を見据えた新事業展開

プログデンスの主な強みは、

ビジネススキル、テクニカルスキルを持つ自己解決力の高い人材が育成できるプログデンス独自の教育メ

ソッド 「プログデンス・アビリティトレーニング」、

そうしたスキルの高い人材がいることにより成り立つ、フロントに立ってお客様のITビジネスの創造や問題

解決をする『Cloud Bank』のスキーム、

そのスキームにより得られる大手優良顧客からの絶大な信頼に基づいた高い収益力、

そして、その収益を人材や設備、時代の少し先を見据えた新事業へ積極的に再投資することにより、人

材育成強化と事業拡大の二つの好循環がまわっている点にあると考えています。

代表・役員の大手キャリア・

SI企業上層部との厚い人脈

高いテクニカルスキルとビジネススキルの醸成

18株式会社プログデンス 知的資産経営報告書2016

企業理念

事業概要

これまでの

事業展開

当社の強み

社内活動

求める人材

社員のキャリア

形成物語

今後の事業展開

会社概要

PDの強み(1)-独自の教育制度

当社の強み

プログデンスの教育は、単に表面的な知識をマニュアル的に詰め込む教育ではなく、現場環境で求められ

ることに対応できる思考力や想像力、自己解決能力の向上を目的とした教育であるところに特長があります。

基本的な知識、原理、原則について学習したあとは、現場で通用する演習を通して、その答えを研修生自

身に考えさせ、応用の仕方を学ぶという教育方法です。これを当社では、「状況に合わせて自ら主体的に問

題を解決していくことができる能力トレーニング」という意味で、「プログデンス・アビリティトレーニング」と呼ん

でいます。これにより、現場で発生する設計・構築上の問題や新しい技術、課題に直面した場合などでも、

臨機応変に対応できる応用力と即戦力が身につきます。これはプロジェクトでも、経営においてもリーダーとし

て必須の思考であり、ビジネスマンとして大きな武器になります。この教育手法は、教育ノウハウを確立するま

でに相当な期間とインストラクターの質が求められるため、他では実施することが難しい教育方法でもあります。

【『プログデンス・アビリティトレーニング』の基本的な仕組み】

同じフロア内に、実際に設計/構築業務を担当している先輩や複数名の CCIE ホルダーも在席し、研修

生との交流や情報交換が積極的に行われています。現役 CCIE ホルダーである講師の高い技術力と豊富

な設計、構築ノウハウを共有できる環境をつくり、高い研修品質を維持するようにしています。

また、研修期間中でも、実構築業務も織り交ぜた業務体験を行うなど、徹底した実践重視の研修を行っ

ています。

高いテクニカルスキルと自己解決力の醸成

高いビジネススキルの醸成

業界トップクラスの講師陣に支えられた上位資格取得制度

実践的な場を提供するラボ環境・テクニカルトレーニングセンター

プログデンス・アビリティトレーニング

外部機関や外部ビジネススクールとの連携による

ビジネス研修

技術的な基礎知識、理論の学習

実践演習

(実機を使った考える問題)

各人の回答に対する意見交換

卒業成果報告

基本的なシステムの構成、必要な知識を習得します。

実践的なシステム設計・構築に関する演習課題を与え、まずは

研修生自身でシステムの組み方を考えてもらいます。

互いの解答(設計の構成内容)を比較・分析して、各構成の

メリット・デメリットについて活発に意見交換をすることで新しい観

点や気づきを得ます。講師からは現場で役立つ実践的な視点や

知識が与えられます。

2か月間の研修後、疑似的な設計を行ってもらい、卒業成果報

告を行います。この際、現場の人、プロジェクトマネージャーから実

際の経験も踏まえた実践的なフィードバックがされます。

どこでも通用する市場価値の高いビジネス志向のエンジニアを育成する

徹底した実践重視の教育

独自の教育メソッド:「プログデンス・アビリティトレーニング」

19 株式会社プログデンス 知的資産経営報告書2016

企業理念

事業概要

これまでの

事業展開

当社の強み

社内活動

求める人材

社員のキャリア

形成物語

今後の事業展開

会社概要

管理職基本研修 問題解決力/交渉力入門 データ活用の基本

論理的思考力研修 プロジェクトの進め方研修 管理職のための部下育成研修

マーケティングの基本 財務分析力研修 マネジメント力養成研修

リーダーシップと人材マネジメント[基礎/実践] マーケティング・経営戦略[基礎/実践]

ファイナンス/アカウンティング[基礎/実践] クリティカルシンキング(ロジカルシンキング)

PDの強み(1)-独自の教育制度

外部機関・大手ビジネススクールとの連携によるビジネス研修

当社では、新入社員の方を、大手企業と同等、もしくはそれ以上の4か月もの期間をかけて教育します。

新入社員といえども例外なく、お客様に対して質の高いサービスを提供してもらうためです。

もちろん、新入社員のみならず、若手社員から中堅社員に至るまであらゆる場面で学ぶ場を提供していま

す。テクニカル研修以外にも、ビジネススキル、マネジメントスキルを習得できる外部研修機関・外部講師によ

るセミナーや研修を揃えており、希望すれば誰でも(入社初年度からでも)受講できます。

また、グロービスやトーマツイノベーションといった大手ビジネススクールと提携した質の高い経営管理者向け

研修も提供しています。質の高い提案ができる経営的・戦略的思考を持つエンジニアを多く育成するためで

す。数年もすれば、エンジニアとして、ビジネスマンとして、その能力が大きな差となって表れ、キャリアにも箔が

つきます。

【プログデンスの教育体系】

【ビジネススキル強化プログラム】

120項目の研修カリキュラム例

ビジネススキル強化プログラム

若手社員(2~3年目)

中堅社員

新入社員

120項目もの外部研修カリキュラム

大手ビジネススクールの研修

階層別テクニカルスキル強化プログラム

若手研修

フォローアップ研修

中堅社員研修

新入社員研修

フォローアップ研修

約2ヶ月間の設計・構築業務向け教育

設計・構築レベル向上のための教育

新技術やプロジェクト管理スキル習得のための教育

外部ビジネススクールの研修

当社の強み

20株式会社プログデンス 知的資産経営報告書2016

企業理念

事業概要

これまでの

事業展開

当社の強み

社内活動

求める人材

社員のキャリア

形成物語

今後の事業展開

会社概要

PDの強み(1)-独自の教育制度

業界トップクラスの講師陣に支えられた上位資格取得制度

プログデンスでは社員の資格取得にも積極的に取り組んでいます。CiscoのCCIEなど高難度な資格の取

得には多大な時間と費用がかかりますが、当社では費用面のサポートのみならず、社内の優秀な資格ホル

ダーや業界トップクラスの講師による最良の教育・指導、そして全社挙げての精神的なバックアップなど、一人

では挫折しがちな資格取得へのハードルを下げる対策をしっかりと行っているので、他社に比べて非常に資格

が取得しやすい環境にあります。

また資格取得を目指す人は周りからの支えや応援に応えて最大限努力し、合格すれば周りの方へ感謝を

伝える、周りの人達はその人の頑張りを賞賛する。そういうことが自然にできる風土が、より資格取得を目指

す社員の意欲を高めていると考えています。

※社内の優秀な資格ホルダーによる教育だけでなく、外部教育機関の講師のほか、世界初で唯一人のCCIE 8

冠+CCDEを達成されたルートリフ社代表 岡山氏(当社取締役)も講師として登壇します。

【主な保有資格一覧】(2016年4月現在)

※優秀な講師陣による質の良い

教育

周りのメンバーや社員からのサポート

資格取得にかかる会社の費用補助

資格取得

意欲の向上

多くの

合格者輩出

Cisco CCNP Routing and Switching MCSE 2000/2003/2012

Cisco CCDP MCITP Enterprise Administrator

Cisco CCIE Routing and Switching ORACLE MASTER Gold Oracle Database 11g

Cisco CCIE Voice CITRIX CCA for Citrix XenServer5

Cisco CCIE Security CITRIX CCA for Citrix XenApp5

Cisco CCIE Service Provider VMware Certified Professional 5(VCP5)

Cisco CCIE Storage JP1認定エンジニア(Certified JP1 Engineer)

Cisco CCIE Wireless Aruba Certified Mobility Professional(ACMP)

Cisco CCIE Data Center LPIC Level3

Cisco CCIE Collaboration ITIL v3 ファンデーション

Cisco CCDE ネットワークスペシャリスト

F5 Networks 101 Application Delivery Fundamentals 情報セキュリティスペシャリスト

F5 Networks 201 TMOS Administration 応用情報技術者

A10 Certified Engineer for Application Delivery ITサービスマネージャ

Palo Alto ACE試験 プロジェクトマネージャ

当社の強み

21 株式会社プログデンス 知的資産経営報告書2016

企業理念

事業概要

これまでの

事業展開

当社の強み

社内活動

求める人材

社員のキャリア

形成物語

今後の事業展開

会社概要

PDの強み(1)-独自の教育制度

実践的教育を可能にするラボ環境・テクニカルトレーニングセンター

2015年1月にテクニカルトレーニングセンター(TTC)を開設しました。Cisco 製品はもちろん、VPN 製品、

Firewall、Load Balancer、Wireless など、様々な技術研修に対応できる研修設備を整えています。

専用ラック内での環境構築後、リモート環境からのアクセスも可能で、専用ポータルから予約すれば、出先で

の機器検証や自宅での自己学習でも利用することが可能です。また、Cisco エミュレータを使用した研修を

行い、研修の予習、復習として自宅学習ができるほか、プロジェクト配属後も機器検証や技術向上に向け

た自己学習が行えるのもメリットです。このように、実機演習中心の体感型研修カリキュラムの実施が可能に

なっています。

テクニカルトレーニングセンター研修室 検証・研修機器

PD-Study

少人数で最新の技術とトレンドを学ぶ研修です。実機の

操作を通じて理解を深めていただく、「ハンズオン形式」の

学習を取り入れており、個々のレベルに合せて徹底的に

学べます。

年3回の技術情報共有会の開催

互いに技術やトレンドの共有化を図れる技術情報共有会を

年3回、開催しています。実際の現場で使われた最先端技術や

事例を共有し合い、社員が最先端の技術トレンドにキャッチアップ

できる場としています。

社内カンファレンス

各事業部で取り組んだプロジェクトの内容をセッション形式で

発表し合う社内カンファレンスも年2回開催しています。事業部の

垣根を超えて相互に技術的な情報共有を図り、全社的な理解

を深めるとともに、知識の幅を広げるのに役立っています。

PD-English Class

英語のネイティブスピーカーを講師として社内に招き、隔週で

実践的な英会話を学ぶ機会を用意しています。英語に慣れる

とともに、確かな英語力を身につけられます。エンジニアとしてだけ

ではなくビジネスパーソンとしても世界の人々とコミュニケーション

をとり、世界で活躍したいと考えている若手のチャレンジ精神を

プログデンスは大切にしています。

当社の強み

22株式会社プログデンス 知的資産経営報告書2016

企業理念

事業概要

これまでの

事業展開

当社の強み

社内活動

求める人材

社員のキャリア

形成物語

今後の事業展開

会社概要

PDの強み(2)-独自のビジネススキーム

大手事業会社様

当社のお客様(プライムベンダー)

当社お客様のクライアント様

大手事業会社様

大手SI企業様大手企業様

など

PD

契約のスキーム(商流)

実際のスキーム(案件獲得(商談)、開発体制)

スキルの高い人材が可能にする「Cloud Bank」の独自スキーム

当社は大手事業会社様(クライアント様)のシステム構築案件を受注した、大手SI企業様や大手事

業企業様(プライムベンダ様)をメインのお客様としており、そこから大型のプロジェクト案件をいただいていま

す。しかし、実際の技術提供においては、それとは異なるスキームで動いています。それが当社独自の

「Cloud Bank」(P13)のスキームです。

プログデンスはプライムベンダーであるお客様と一緒に、時にはお客様に成り代わってフロントに立って、お客

様の営業担当者あるいはコンサルタントとしてプリセールスやシステム提案をおこなったり、プロジェクト・マネー

ジャーとして、クライアント様と要件や課題に関する協議・対話・合意形成をおこなったりします。また、そのプロ

ジェクトのコスト面、品質面、納期面といったプロジェクト全般に関して責務や決裁権限を持ち、時には関係

者全員(エンドユーザ・SI担当者・プロジェクトメンバー)を牽引したりします。

それも、セールス、コンサルタント、PM、エンジニアなどすべての役割や階層において、当社社員が大手プラ

イムベンダ様の右腕になれるほどのビジネススキルとテクニカルスキルが備わっていると評価され、絶大な信頼が

あるからこそ実現できているスキームです。

ITコンサル・

プリセールス

プロジェクト管理• 案件管理・要員管理• 技術支援(設計・構築)

PD

PDのコンサルタント・セールスエンジニア

PDのPM、PL

PDのSE,PG

上記スキームのメリットは、大手では身につかないスキルが身に着く点にあります。

① 本来の二次請けの構造では裁量権が限定的になるが、上記スキームでは広い範囲の裁量権が与えら

れるため、当社のお客様(プライムベンダ様)と同等あるいは、それ以上の情報が得られる。

② 責任範囲や任される範囲が広いため、業務全体、ひいては業界全体がよく見渡せ、個人的にも会社

的にもノウハウや情報の蓄積につながる。

③ 一流のベンダ企業の業務内容や業務の進め方のノウハウが学べる。

④ また、どの会社がどの分野に強いかの情報を蓄積できることで、お客様が効率よいプロジェクトのスキーム

を検討する際に、当社から有益、有利な提案ができる(さらなるお客様からの信頼を得ることにつなが

る)。

当社の強み

23 株式会社プログデンス 知的資産経営報告書2016

企業理念

事業概要

これまでの

事業展開

当社の強み

社内活動

求める人材

社員のキャリア

形成物語

今後の事業展開

会社概要

PDの強み(3)-収益性の高い安定した経営

絶大な信頼度が築く優良な顧客基盤

プログデンスの経営陣は、設立前より大手SI企業様のキーマンとの強いパイプがあったため、設立直後から、

高い技術力が磨かれる機会に恵まれました。切磋琢磨する中で、多くの大手優良企業様から、当社社員

のビジネス力、技術力、対応力の高さが評価され、案件リピート率は90%超を誇ります。このように優良顧

客と長期的、安定的な関係が築けており、現在に至るまで多くの取引実績を蓄積している点は当社の強み

といえます。

また、大手優良企業様と直接取引をさせていただき、戦略パートナーとして認知いただいていることから、同

業同規模の他社に比べて有利なビジネス上のポジションにあることが当社の自負するところです。

◆経営陣の人脈による優良顧客の開拓力

プログデンスの経営陣は、大手キャリアやSI企業の上層部の方との強い人脈があることから、新事業や新

サービスの事業展開を考える際に、大手優良企業様と戦略的スキームが組みやすく、その展開を円滑かつ

迅速に進めることができる点も当社の強みのひとつです。今後、トータル・ソリューション・プロバイダーとして、事

業領域を拡大していこうとしている当社にとっては、大きなアドバンテージとなっているといえます。

【信頼いただいている優良な顧客基盤】

NTTコミュニケーションズ

SCSK

伊藤忠テクノソリューションズ

兼松エレクトロニクス

沖電気工業

日本情報通信

ラック

NTTコムソリューションズ

NTTデータSMS

ソフトバンク・テクノロジー

ソフトバンク

ネットワンシステムズ

住商情報テータクラフト

日立電線ネットワークス

NECネッツエスアイ

新日鉄住金ソリューションズ

野村総合研究所

情報通信系

ユーザ系メーカ系

独立系

エス・アンド・アイ

IIJ

当社の強み

24株式会社プログデンス 知的資産経営報告書2016

企業理念

事業概要

これまでの

事業展開

当社の強み

社内活動

求める人材

社員のキャリア

形成物語

今後の事業展開

会社概要

PDの強み(4)-人材と事業への積極的投資

持続的成長を見据えた人材と新規事業への積極的な投資

ネットワーク分野での知名度の高さを背景に、多くの大手優良企業様から大型案件を継続的にいただける

ことから、NI事業は大きな収益の柱となっています。また、この事業はストックビジネスでもあり、人材派遣ビジ

ネスの側面もあることから資金繰りも安定しています。

当社では、こうした安定した収益と潤沢な資金を人材の育成とそのための教育環境の設備に惜しむことな

く投資するようにしています。会社が成長をしていくためには優れた人材を育成していくことがもっとも重要だと

考えているからです。このように優秀な社員がさらに顧客との関係性を強固なものにしてくれ、それがまた利益

をもたらしていくという好循環ができ上がっています。

さらに、潤沢な資金をもとに、事業領域を拡大するべく新事業にも積極的に投資し、新たな収入源に育て

ることで、第二、第三の事業の柱を築いています。これは、経営方針で掲げる「トータル・ソリューション・プロバ

イダー」の実現に向けた布石であり、このビジョン実現のために、プログデンスは堅実な経営をこれからも継続し

て行い、持続可能な成長を目指していきます。

安定した収益・潤沢な運転資金

新事業開発

【NI事業】

確立・安定したストックビジネス

優良な顧客基盤

優秀な人材の育成

事業への積極的な投資

人材育成・

教育環境整備

信頼感の醸成

事業領域の拡大

新たな収入源への育成

【人材育成と新規事業への積極的投資がもたらす二つの好循環】

人材への積極的な投資

当社の強み

25 株式会社プログデンス 知的資産経営報告書2016

企業理念

事業概要

これまでの

事業展開

当社の強み

社内活動

求める人材

社員のキャリア

形成物語

今後の事業展開

会社概要

PDスピリットを醸成する社内活動

全社方針を共有する全社総会の開催

当社では、全社員が一堂に集まって、会社の方針と年度目標、およびその進捗状況を共有する場として、

毎年4月と10月の2回、全社総会を開いています。社員全員に対して経営方針を正しく伝え、情報共有

を促進するとともに、モラール向上および一体感の醸成を図るよい機会となっています。会社の示す方針に対

して自身がどのように貢献していくか、自身の行動がどう経営と結び付いているかを考えてもらい、全員に経営

への興味や意識を持っていただくことを狙いとしています。

企業認定資格取得プロジェクトの実施

プログデンスは、企業の魅力創出の一環として、企業認定資格を取得するプロジェクトを立ち上げ、全社を

挙げて取り組んでいます。このプロジェクトには、

• 高い技術力への信頼の獲得

• 他社と差別化できる専門性の獲得と、お客様への高い付加価値の提供

• 全社で取り組むことによる士気の高揚と、個々人の資格取得へのモチベーション維持

といった目的があります。こうしたプロジェクトに時間や費用をかけることを惜しまず、社員も達成まで一丸と

なって取り組む社風があることは当社の強みであり、魅力です。

企業認定資格取得プロジェクト第一弾は、ネットワークインテグレーターとして最高峰の認定資格である

Cisco社の「ゴールドパートナー認定資格」取得プロジェクト。この認定を取得するには「70個にもおよぶスペ

シャライゼーション資格の取得」「複数名の CCIE 資格保有者の育成」のほか、サポート体制や検証設備の

整備、顧客満足度など非常に厳しい条件をクリアする必要がありますが、3年の歳月をかけ、2016年1月、

晴れて取得しました。

次は、「F5ネットワークスジャパン Integration Partner認定」資格取得を目指します。

プログデンスでは、様々な活動を通して、社員のPDスピリット(プログデンススピリット)を醸成し、社員一

人ひとりのモチベーションを高める取り組みを行っています。

社内活動

プログデンスに対する認定証

全社総会の様子

26株式会社プログデンス 知的資産経営報告書2016

企業理念

事業概要

これまでの

事業展開

当社の強み

社内活動

求める人材

社員のキャリア

形成物語

今後の事業展開

会社概要

PDスピリットを醸成する社内活動

社内報「PD STYLE」の発行

当社では半期ごとに「PD STYLE」という社内報を

発行しています。社内報には、当社の魅力がいっぱ

い詰まっています。この社内報を通じて、普段、お客

様の所で仕事をすることが多い社員にも、会社の活

動をより身近に感じてもらうことができるほか、普段、

あまり会うことができない社員同士の近況報告や情

報交換のツールにもなり、社内の意識共有、士気

向上に役立っています。

また、この社内報は、家族ぐるみでプログデンスのファ

ンになっていただきたいという配慮から、社員一人ひ

とりの自宅に送られます。社員のご家族もご覧になり、

会社方針、身内の活躍、社内の雰囲気などを知る

ことができ、家庭での話題作りにも一役買っているよ

うです。

社内活動

PD感謝祭

社員のご家族やご友人、お世話になっているお客

様など大勢の方を招いて開催されます。みなさんの

日頃のサポートに感謝して、バーベキューや縁日で

おもてなしをします。社員の家族、お客様のおかげで

プログデンスの発展があることを認識する一日でもあ

ります。

忘年会

全社員による大パーティ。日頃、なかなか会う機

会の少ない仲間たちと親睦を図る場です。忘年会

を盛り上げるゲームやイベントのほか、メインイベント

として、1年間もっとも活躍をした社員を全社員から

の投票で選ぶ「年間MVP賞」が発表され、非常に

盛り上がります。

活発な課外活動

事業部対抗で行われるバスケットボール大会、

ボーリング大会、有志によるゴルフコンペやスキー・ス

ノボ合宿を年間行事として行っているほか、PD野球

部、PDテニス部、PD卓球部、ヨガサークルといった

部活動も盛んです。社員同士の一体感を高めるイ

ベントが活発に行われています。

社員の絆を強める様々な活動

これまでに発刊された「PD STYLE」

感謝祭の様子縁日のようで楽しい一日!

バスケットボール大会

ヨガサークル

テニス部

野球部

27 株式会社プログデンス 知的資産経営報告書2016

企業理念

事業概要

これまでの

事業展開

当社の強み

社内活動

求める人材

社員のキャリア

形成物語

今後の事業展開

会社概要

今後の事業展開

今後の事業展開

プログデンスの今後のビジョン基本の経営路線は従来通り当社の最も得意とするNI、SI事業におけるプロフィット事業を増強し、さらな

る収益拡大と経営基盤の確立を図ると共に、ITプラットフォームを構成する最先端技術へのキャッチアップを

重点課題とします。従来の技術領域に加え、クラウドSI事業、アプリ開発事業、セキュリティ関連事業等、昨

今の情報システムに関連するトレンド技術を用いた事業展開を図っていきます。また、同時に自社サービスの

開発にも積極的に投資を行い、人に依存しない新たなビジネスの創造を実現させていきたいと考えています。

5年後のプログデンスのビジョン(目標)

【定性目標】

• 従来のNI事業を強化すると共に、クラウドSI、アプリ開発、セキュリティ事業において、第二、

第三の柱となるビジネスを確立する。

• 常に最先端技術を追求し、高度なスキルと経験を得るならプログデンスと言われる国内有数の

インテグレーターとなる。

• 『トータル・ソリューション・プロバイダー』としての業界認知度を高めるとともに、プライムベンダー

としても実績を積み上げ、そのポジションでの知名度を高める。

【定量目標】

(非公開情報)

10年後のプログデンスのビジョン(目標)

【定性目標】

• IT業界における「プログデンス」の知名度を高め、一般ユーザーにも社名の浸透を図る

• IT業界のイメージを変革する企業になる

【定量目標】

(非公開情報)

当社を取り巻く環境近年、景気が上向き傾向にあることで、業種、業界を問わず、企業における業務効率化や情報セキュリ

ティ対策、災害対策(DR、BCP)等に関連するIT投資が積極的になっています。さらには2016年から導

入されたマイナンバー制度の導入や電力自由化に伴うスマートグリットシステムの開発促進、2020年の東

京オリンピック開催における首都圏のインフラ整備(IT化)等も必要になってきています。

こうした背景の中で、クラウド、ビッグデータ、IoTといった

サービスの活用が注目され、これまでとは異なる技術スキ

ルが求められるようになってきています。また、クラウドの進

展により、これまでのハードウェア販売からソフトウェア販売

(サービス)へとビジネスモデルも大きく変化しています。

当社では、このような外部環境の変化に対し、現在の

ような ネットワークに特化した技術スキルのみならず、クラ

ウドを構成する技術領域(コンポーネント)に、常にチャ

レンジし、キャッチアップしていきます。

【補足すべき技術エリア】 【当社が強い技術エリア】

28株式会社プログデンス 知的資産経営報告書2016

企業理念

事業概要

これまでの

事業展開

当社の強み

社内活動

求める人材

社員のキャリア

形成物語

今後の事業展開

会社概要

今後の事業展開

今後の事業展開

ビジョン達成に向けた今後の取り組み

【新たな柱となるビジネスの確立】

第二、第三の中核事業の展開

自社サービスの開発NI事業の強化

《事業基盤の確立》

人材教育・採用、人事制度の整備

NI事業

上流コンサルティングへの関与度をさらに高める

最先端技術であるSDN、SDx製品へのキャッチアップとエンジニア育成(高い技術のアピール)

クラウドSI事業

クラウド事業への積極投資(クラウド系技術に対応できるエンジニア育成)

インフラ全体のセキュリティコンサルティングまでカバーするスキームの確立

IDマネジメント(IDM)へ注力することによる他社との圧倒的な差別化の実現

アプリ開発事業

IoT関連やビッグデータ関連の先進性ある案件の選別と技術キャッチアップによる競争優位性の確立

自社サービス向け研究・開発

セキュリティ関連事業、その他サービス関連事業

セキュリティソリューションにおけるコンサルティングが可能な技術力・ノウハウの習得

人への依存が少ない新たなビジネスの創造

NI事業の強化および第二、第三の中核事業の展開と自社サービスの開発

人材教育・採用、人事制度の整備

NI事業の強化、第二、第三の中核事業の確立には、安定した人材の採用が急務です。そのために、会

社説明会等で積極的に当社の方針や魅力を発信するとともに、教育・採用をさらに強化・推進していきます。

また、その体制に合うよう評価制度を見直して円滑な運営ができる制度として整備していくと共に、社員が

長く働けるような環境づくり、社員それぞれが自身のキャリア形成をしやすい環境づくりに努めます。

教育・採用

ネットワーク関連以外の教育体制や教育コンテンツの強化

プロジェクトマネジメント研修のプログラム化

フォローアップ研修の更なる充実

様々な場面での就活者との親交強化(説明会・交流会等の増加)

中核となる管理職人材の教育・育成(中間管理職プログラムの導入による管理者層の強化)

人事制度

今後の事業展開・会社の成長を見据えた人事評価制度の見直し

様々なキャリアパスの創設とロールモデルの策定

29 株式会社プログデンス 知的資産経営報告書2016

企業理念

事業概要

これまでの

事業展開

当社の強み

社内活動

求める人材

社員のキャリア

形成物語

今後の事業展開

会社概要

プログデンスが人材に求める7つのこと

① 常に前向きで自発的に行動ができること

プログデンスは、何事にも前向きに考え、自らよいと思うことを主体的に進んで行うことができる人

材を求めます。

② 円滑な人間関係を構築し、周囲と協力しながら業務を遂行できること

プログデンスは、周囲との信頼関係を築いて、チームの目標に向けて

互いに不足を補いながら、業務を遂行していくことをいとわず、完成度

の高い仕事を心がけようとする人材を求めます。

③ 感謝の気持ちを持って他者を思いやれること

プログデンスは、自身が大勢の人に支えられているということに気づき、関わる全てのヒト・モノ・コト

に感謝の気持ちを持てる人材、相手を思いやり、その気持ちをくみ取れる人材を求めます。

④ プロ意識を持ち、より良い成果を出すことに執着できること

プログデンスは、与えられた業務をとりあえずこなそうとしたり、安易に妥協することなく、求められた

目標に対し、求められた以上の精度を保ち、妥協しない高い志を持って、着実に成果を上げようと

する人材を求めます。

⑤ 分析を徹底し戦略的に動けること

プログデンスは、日ごろから事前の調査・分析を怠らず、計画・実行・

振り返り・是正のサイクルを意識し、徹底することで仕事の精度を

上げようと努力する人材を求めます。

⑥ 現状に満足せず、自らの意識と行動を改革し続けられること

プログデンスは、現状に満足することなく、常に自分自身に不足して

いるものを問いかけ、可能性を見つけては挑戦する姿勢と、興味の

幅を広げて未知との遭遇を楽しむこころを持つ人材を求めます。

⑦ 自らの成長と会社の成長の両方の視野を持って考えることができること

プログデンスは、組織の中での自身の位置づけや役割を理解して、

成長のために努力するとともに、自身の役割・成長が、会社への

貢献にどうつながり、会社の成長にどういうインパクトを与えられるかを

考えられる人材を求めます。

求める人材

30株式会社プログデンス 知的資産経営報告書2016

企業理念

事業概要

これまでの

事業展開

当社の強み

社内活動

求める人材

社員のキャリア

形成物語

今後の事業展開

会社概要

プログデンス社員のキャリア形成物語

社員のキャリア

形成物語

桑原 伸輔 (アプリサービス事業部 事業部長)

宮川 晃(システムインテグレーション事業部 ネットワークインテグレーション部長)

高難易度のプロジェクトでもPMとして常に安定して高い品質の成果を出せる能力だけ

でなく、経営的視点、ビジネスマインドも持ち合わせており、会社の成長に幾度となく貢献

してきました。そして顧客からも部員からも信頼され尊敬される人柄である点も評価され、

入社4年半でネットワークインテグレーション部の部長に昇進しています。

2011年7月:入社、第三ソリューションビジネスユニット ネットワークインテグレーション部配属

入社後半年間、自社での請負案件を複数対応する中で、若いながらも高い技術力とプロジェクト遂行能力

を遺憾なく発揮し、入社直後から絶大な評価を得ていました。その功績を買われ、2012年2月には、後のプ

ログデンスの重要顧客となるNOS様の案件へ参画し、PMとして多くのプロジェクトを次々と成功させていきまし

た。2013年4月に、お客様都合により全ての常駐契約を請負契約に変更することとなり、それまでの自社請

負のスキームを大きく上回る規模の組織を形成する必要が出てきました。宮川は多数の難しい案件にPMとし

て対応する傍ら、波のある請負ビジネスの安定化を目指して自らもフロントに立ち、積極的なプリセールス活動

をおこなって、当社における請負契約というビジネスモデルの展開に大いに貢献してくれました。

2014年4月:第三ソリューションビジネスユニット ネットワークインテグレーション部 マネージャ辞令

部員からの信頼も厚く、また、これまでの数々の実績を高く評価され、マネージャーに昇進。当社における請負

スキームの収益管理の基本ツールを構築し、すべてのプロジェクトのコスト管理の視覚化を実現しました。

2015年4月:第三ソリューションビジネスユニット ネットワークインテグレーション部 部長辞令

部長に昇進。請負スキームの課題であった案件獲得を平準化するとともに、徹底した収益管理で過去最大

の請負ビジネスの売上、利益を達成しました。

2016年4月:システムインテグレーション事業部 ネットワークインテグレーション部 部長(名称変更)

アプリケーション開発事業を、何のリソースも無い状態からアプリ案件を探し、メンバーを採

用・教育してチームを作り上げ、安定した売上を上げて、1事業部として立ち上げることに

貢献してきました。高いプロジェクト管理能力とビジネス構築力、人材採用・人材育成能

力はもとより、顧客、メンバーから厚い信頼を得ている点も大きな評価に繋がっています。

2011年4月:入社、第2ビジネスユニット プロフェッショナルサービス部 配属

2010年ごろ、当社の事業領域はネットワークドメインが8割超を占めていたため、これ以外への事業領域拡張

は経営課題の最優先事項の1つとして挙がっていました。アプリケーション開発事業への進出も選択肢のひとつ

でした。そんな中、2011年4月に桑原が入社し、アプリケーション開発分野のチームを立ち上げるべくIIJ様にお

いてアプリケーション開発保守案件のPLに就任、その後、顧客へのシステム改善提案やプロジェクト遂行品質、

コスト管理能力の高さが評価され、すぐにPMとして活躍するようになりました。当初はパ―トナーエンジニアの編

成チームを統括していましたが、自ら人材採用を行い、プログデンス社員のチーム形成を可能にしました。

2013年4月:第2ビジネスユニット アプリケーションサービス部 新規創設 部長辞令

アプリ開発案件の遂行能力の高さから、2013年には1つの部署としてアプリケーションサービス部が新設され、

桑原がその部長に就任しました。チームから部に昇格することで、数値目標や行動目標を公に掲げることにな

りましたが、目標以上の数値実績、行動実績を初年度から達成しました。

2015年4月:アプリサービスユニット 新規創設 ユニット長辞令

年間売上1億を超えるような部まで成長させ、部員数も増加していったことから、2015年4月よりアプリサービ

スユニットが新設され、ユニット長へ就任しました。

2016年4月:アプリサービス事業部 事業部長(名称変更)

31 株式会社プログデンス 知的資産経営報告書2016

企業理念

事業概要

これまでの

事業展開

当社の強み

社内活動

求める人材

社員のキャリア

形成物語

今後の事業展開

会社概要

企業概要

会社名 株式会社プログデンス[Progdence Co.,Ltd.]

代表者 代表取締役社長 山田 大輔

設立 2006年10月20日

資本金 1,000万円

従業員数 121名(2015年12月現在)

本社 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台1-7 YK駿河台ビル 8F

TEL : 03-5577-6031

FAX : 03-5577-6032

テクニカルトレーニングセンター(TTC)

〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-9-18

URL http://www.progdence.co.jp/

認定・許可 経済産業省システムインテグレーター登録企業 (関)20110072

厚生労働省労働者派遣事業 許可番号:派13-306795

届出電気通信事業者 届出番号: A-19-9502

プライバシーマーク認定取得

Ciscoゴールドパートナー認定資格取得

Microsoft Partner認定資格取得

オラクル認定パートナー資格取得

会社概要

会社概要

32株式会社プログデンス 知的資産経営報告書2016

企業理念

事業概要

これまでの

事業展開

当社の強み

社内活動

求める人材

社員のキャリア

形成物語

今後の事業展開

会社概要

企業概要

2006年10月 株式会社プログデンス 創立(東京都練馬区、資本金 2,000千円)

ネットワークインフラに特化したソリューションサービスを開始

2006年11月 厚生労働省へ特定労働派遣事業届出書を提出 届出受理番号(特13-304246)

ネットワーク運用管理者向けセミナーサービスを開始

2007年3月 資本金を 5,000千円へ増資

2007年4月 Cisco社認定パートナー登録

2007年5月 本社を東京都練馬区より東京都港区芝浦に移転

IT戦略に特化した「トータルコンサルティングサービス」を開始

事業拡大に伴い「コンサルティングビジネス事業本部」「ソリューションビジネス事業本部」を新設

2007年6月 Webコンサルティングに特化した「Webコンサルティングサービス」を開始

2007年7月 「チーム・マイナス6%」参加

2007年9月 ネットワークスキルセミナーサービスを開始

2007年10月 届出電気通信事業者(旧一般第二種電気通信事業者)届出

2008年7月 資本金を 10,000千円へ増資

2009年1月 事業拡大に伴い、本社を東京都港区芝浦より東京都千代田区神田駿河台に移転

2009年2月 Cisco社プレミア認定パートナー取得

2009年3月 経済産業省よりSI登録企業として認定

関東ITソフトウェア健康保険組合に加入

2009年7月 財団法人日本情報処理開発協会(JIPDEC)よりプライバシーマークの認証を取得

2009年8月 オラクル認定パートナー(Oracle Partner Network Member Partner)契約を締結

LPI-Japan(NPO法人/Linux技術者認定機関)とのパートナー契約を締結

2010年6月 EMC Velocity Advantage Partner に認定取得

Juniper社 Reseller に認定取得

2011年3月 VMware ソリューションプロバイダプロフェッショナルに認定取得

2011年5月 Cisco Small Businessスペシャライゼーションを取得

2011年7月 弊社サービス「Cloud Bank(クラウドバンク)」を商標登録

2013年2月 事業拡大に伴い、本社を増床

2013年10月 Microsoft Partner 認定取得

Office365等のパブリック・クラウド導入SIを含めた「クラウドソリューションサービス」を開始

2014年2月 事業拡大に伴い、本社分室を開設

2014年3月 Ciscoスペシャライゼーションを取得

- Advanced Borderless Network Architecture Specialization

2014年5月 Ciscoスペシャライゼーションを取得

- Advanced Collaboration Architecture Specialization

- Advanced Data Center Architecture Specialization

2014年10月 SDN研究開発に伴い、「ネットワーク基盤技術部」を新設

2015年1月 Technical Training Center を開設

2015年4月 開発事業の拡大に伴い、「アプリサービス事業部」を新設(部から事業拡大)

2015年11月 ルートリフ株式会社様と業務提携

2016年1月 Cisco Gold Partner 認定を取得

弊社雨宮がMicrosoft MVP アワード 2016 を受賞

2016年4月 新規事業開発に伴い、「IT戦略企画室」を新設

2016年9月 厚生労働省より労働者派遣事業許可を取得 許可番号(派13-306795)

沿革

会社概要

33 株式会社プログデンス 知的資産経営報告書2016

本報告書について

株式会社プログデンス

経営管理本部

〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台1-7 YK駿河台ビル 8F

TEL:03-5577-6031(代表) FAX:03-5577-6032

E-mail:[email protected]

知的資産は、財務諸表に記載される資産以外の無形の資産であり、企業における

競争力の源泉である人材、技術、知的財産(特許、ブランドなど)、組織力、経営

理念、顧客とのネットワークなど、財務諸表には表されにくい、経営資源の総称と定義

されています。

知的資産経営報告書とは、目に見えにくい経営資源、すなわち知的資産を、債権

者、株主、顧客、従業員といった企業のステークホルダーに対し分かりやすく伝えることで、

将来にわたる企業価値向上に向けた取り組み(価値創造戦略)を共有するための

資料です。

2005年10月には、経済産業省から「知的資産経営の開示ガイドライン」が公表さ

れており、原則として、本書はこのガイドラインに準拠して作成しています。

本書に記載した将来の経営戦略及び計画ならびに附帯する事業見込みなどのすべ

ては、本書作成日現在にて入手可能な情報をもとに当社独自の判断で記載していま

す。そのため、将来にわたる経営環境(内部環境及び外部環境)の変化によっては、

本書の内容を変更すべき必要が生じることもあり、本書が将来実施または実現する内

容と異なる可能性もあります。

よって当社が将来にわたり、本書記載の内容すべてを保証するものではないことをあら

かじめご了承ください。

本報告書に関する問い合わせ

知的資産経営報告書とは

発行:株式会社プログデンス初版:2016年11月