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建築工事写真撮影の手引き 平成21年4月1日改訂 編集:財政局技術管理部技術監理課)

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『 』建築工事写真撮影の手引き

平成21年4月1日改訂

福 岡 市

編集:財政局技術管理部技術監理課)(

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も く じ

【1】趣旨 P. 9・ ・・・・

【2】一般事項 P. 9・ ・・・・

A.総合発注

A-1 建築工事1.一般事項 P. 10・・・・ ・

2.着手前 P. 10・・・・ ・

3.仮設工事 P. 10・・・・ ・①共通仮設②直接仮設

4.土工事 P. 11・・・・ ・①根切り、埋戻し②山留め

5.地業工事 P. 11 14・・・・ ・ ~1)杭地業

【1】共通事項【2】各工種工程

①埋込み杭地業(セメントミルク工法)②埋込み杭地業(セメントミルクケーシグ工法)③場所打ちコンクリート杭地業

(アースドリル、リバース、オールケーシング工法)2)割石、砂利(クラッシャラン)、均し(捨て)コンクリート地業3)地盤改良地業

①共通事項②深層混合処理工法③浅層混合処理工法

6.鉄筋工事 P. 14・・・・ ・①ガス圧接②配筋

7.型枠工事 P. 14・・・・ ・

8.コンクリート工事 P. 15・・・・ ・①打設状況②型枠脱型時の寸法計測

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9.鉄骨工事 P. 15・・・・ ・

10.コンクリートブロック・レンガ工事 P. 15 16・・・・ ・ ~①コンクリートブロック積み②レンガ積み

11.ALCパネル・PC板・押出成形セメント板工事 P. 16・・・・ ・①ALCパネル②PC板③押出成形セメント板

(単独発注の場合は、別途要領)12.防水工事 P. 16 17・・・・ ・ ~【1】共通事項【2】各工種工程

①アスファルト防水②合成高分子系ルーフィングシート防水③塗膜防水④ゴムアスファルト系シート防水⑤シーリング材

13.石工事 P. 17・・・ ・①天然石張り②テラゾブロック張り

14.タイル工事 P. 17 18・・・・ ・ ~【1】共通事項【2】各工種工程

①床タイル張り②壁タイル張り

15.木工事 P. 18・・・・ ・

16.屋根及びとい工事 P. 18・・・・ ・①屋根工事②とい工事

17.金属工事 P. 18 19・・・・ ・ ~①軽量鉄骨壁下地②軽量鉄骨天井下地③溶融亜鉛メッキ④その他の金属工事

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18.左官工事 P. 19・・・・ ・①モルタル塗り②石膏プラスター塗り③仕上塗材仕上げ④ロックウール等⑤コンクリートこて仕上げ(コンクリート工事関連)

(単独発注の場合は、別途要領)19.建具工事 P. 20・・・・ ・①金属製建具工事②木製建具工事 ・ 襖工事③ガラス工事

(単独発注の場合は、別途要領)20.塗装工事 P. 20・・・・ ・

(単独発注の場合は、別途要領)21.内(外)装工事 P. 20 22・・・・ ・ ~【1】共通事項【2】各工種工程

①ビニル床シート、タイル張り②合成樹脂塗り床③石膏ボード、その他のボード及び合板張り④フローリング張り⑤壁紙張り⑥畳敷き⑦カーペット敷き⑧断熱及び防露工法⑨内装プレハブ工法

(鉄骨工事関連)⑩鉄骨耐火被覆⑪その他の仕上げ材

22.仕上げユニット(雑)工事 P. 22・・・・ ・

23.PC工法 (二次製品)による工事 P. 22 23・・・・ ・ ~

(単独発注の場合は、別途要領)24.撤去(とりこわし)工事 P. 23・・・①内装材等撤去②構造体撤去③アスベスト(石綿)除去

( )共通事項1( )吹付けアスベスト(石綿)除去2( )アスベスト(石綿)含有保温材等除去3( )非飛散性アスベスト(石綿)含有建材除去4

④その他⑤廃棄物の処分

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(単独発注の場合は、別途要領)25.屋外附帯工事 P. 24 25・・・・ ・ ~【1】共通事項【2】各工種工程

①舗装工事( )共通事項1( )路床及び路盤2( )コンクリート舗装3( )アスファルト舗装4( )平板舗装5( )タイル舗装6( )インターロッキング舗装7( )クレイ舗装8( )レンガ舗装9

②縁石工事③側溝工事

( )共通事項1( )既製品側溝2( )現場打ち側溝3

④排水工事( )配管1( )桝2

(単独発注の場合は、別途要領)26.植栽工事 P. 25 27・・・・ ・ ~( )共通事項1( )高木・中木2( )低木単植3( )低木寄植4( )地被5( )張芝6

27.完成時 P. 28・・・・ ・【1】外部【2】内部【3】別途工事

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B.単独発注

B-1 各種工事の共通事項 P. 29・・・・ ・

B-2 畳工事 P. 30・・・・ ・【1】一般事項【2】着手前【3】各工種工程

①畳床製作②畳加工③現場敷込み

【4】完成時

B-3 木製建具工事 P. 31・・・・ ・【1】一般事項【2】着手前【3】各工種工程

①工場製作②建付け中③建付け完了

【4】完成時

B-4 襖工事 P. 32・・・・ ・【1】一般事項【2】着手前【3】各工種工程

①工場製作②建合わせ③仕上げ(上張り)④建付け中⑤建付け完了

【4】完成時

B-5 黒板工事(掲示板を含む) P. 33・・・・ ・【1】一般事項【2】着手前【3】各工種工程

①取付前の状況②工場加工③取付中

【4】完成時

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B-6 屋外付帯工事 P. 34 36・・・・ ・ ~【1】一般事項【2】着手前【3】各工種工程

①仮設工事②土工事③鉄筋、コンクリート、型枠工事④舗装工事

( )共通事項1( )路床及び路盤2( )コンクリート舗装3( )アスファルト舗装4( )平板舗装5( )タイル舗装6( )れんが舗装7( )インターロッキング舗装8( )クレイ舗装9

⑤縁石工事⑥側溝工事

( )共通事項1( )既製品側溝2( )現場打ち側溝3

⑦排水工事( )配管1( )桝2

【4】完成時

B-7 遊具設置工事 P. 37 38・・・・ ・ ~【1】一般事項【2】着手前【3】各工種工程

①共通事項②構造物基礎③コンクリート構造物(既製品)④コンクリート構造物(現場打ち)⑤鋼構造物(既製品)⑥鋼構造物(現場加工品)⑦木製構造物⑧塗装仕上げ

【4】完成時

B-8 植栽工事 P. 39 41・・・・ ・ ~【1】一般事項【2】着手前【3】各工種工程

( )共通事項1( )高木・中木2( )低木単植3( )低木寄植4( )地被5( )張芝6

【4】完成時

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B-9 外壁(内壁)改修工事 P. 42 43・・・・ ・ ~【1】一般事項【2】着手前【3】各工種工程

①共通事項②仮設工事③外壁改修工事④内壁改修工事⑤撤去工事

【4】完成時【5】その他(下地処理と仕上げを分離した工事の場合)

B-10 金属製建具工事(窓枠改良) P. 44 45・・・・ ・ ~【1】一般事項【2】着手前【3】各工種工程

( )仮設工事1( )建具工事2( )塗装工事3( )撤去工事4

【4】完成時

B-11 防水改修(改良)工事 P. 46 47・・・・ ・ ~【1】一般事項【2】着手前【3】各工種工程

①共通事項②アスファルト防水③塗膜防水④合成高分子系ルーフィングシート防水⑤ゴムアスファルト系シート防水⑥シーリング材⑦撤去工事

【4】完成時

B-12 塗装工事(仕上げ塗材仕上を含む) P. 48 49・・・・ ・ ~【1】一般事項【2】着手前【3】各工種工程

①共通事項②塗装工事③仕上げ塗材 工事~吹付工事仕上④その他工事

【4】完成時

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B-13 解体工事 P. 50 51・・・・ ・ ~【1】一般事項【2】着手前【3】仮設工事【4】各工種工程

①構造体解体(杭を除く)②杭解体③内部解体(内装材等撤去)④アスベスト(石綿)除去

( )共通事項1( )吹付けアスベスト(石綿)除去2( )アスベスト(石綿)含有保温材等除去3( )非飛散性アスベスト(石綿)含有建材除去4

⑤その他⑥廃棄物処分

【5】完成時

B-14 体育用具施設工事 P. 52 53・・・・ ・ ~【1】一般事項【2】着手前【3】各工種工程

①コートライン②前方吊上式バスケットゴール③ジャバラ収納式バスケットゴール④肋木(ろくぼく)⑤防球ネット用具金物(ステージ前、センター共通)⑥床金具(バレー、バドミントン共通)

【4】完成時

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【1】趣旨

この手引きは、「福岡市工事検査要領」及び「福岡市建築・設備工事写真撮影要領」をもとに、福岡市において契約した建築工事、屋外付帯工事、修繕、その他の専門工事(以下「工事等」と称する。)の工事写真の撮影方法及び整理について必要な事項を定めるとともに、請負契約の適正な履行を確保するため、工事等の経過について適切に記録することを目的とする。

請負代金額には、工事写真に要する諸費用が含まれているので、請負者は判断の基礎となり得る写真を作成する義務を負う。

工事写真は、請負工事が設計図書に従って適正に施工されていることを第三者に認めさせる資料となるものであり、工事等の進捗によって不可視となる箇所及び仮設物等で後日確認が困難となるものについては、特に必要である。

【2】一般事項1. デジタルカメラ等の電子媒体による電子化プリントでの提出を基本とする。ただ

カラし、監督員の承諾があればネガフィルムによる記録型式も可能とし、サイズはーサービス程度とする。(縁なしも可とする。)

2. 建築物の構造体に関する工種を除き、監督員の検査または立会状況写真があれば、材料検収や工程確認写真を簡略化若しくは削除できる。

3. 原則として、写真の画面の中には工事件名、請負業者名、工種、設計図書に記載された項目及び必要に応じて工程、寸法、施工略図等を記入した黒板を入れて撮影する。

撮影に際し、ストロボ等の反射により文字が不鮮明とならぬよう、黒板の向きに注意する。ホワイトボードを使用する場合は、特に注意を要す。

4. 設計図書の全ての工種・項目について、原則として、その施工中及び完了時を撮影し、それらを工種別もしくは工程順に写真 整理する。用紙を

5. 寸法を表現する必要があるときは、布テープや箱尺を当てて目盛りを判読することが出来るように撮影する。

6. 1枚の写真で複数の表現を行う事も可とし、過剰な写真の添付を避ける。

監督員の確認があれば の撮影は省略でき7. J IS、 JAS及びBL製品等の規格品その規格表示部分が確認できるように撮影する。る。監督員の確認がなければ、

また、F☆☆☆☆製品の規格品は、その規格表示部分が確認できるように撮影する。

8. 黒板の記入内容に補足説明を要する場合、又は文字の判読が容易でない場合は、写真 の記事欄に、その内容を記入する。用紙

9. 黒板の記入内容に誤りがあった場合には、写真 の記事欄に誤記と訂正の用紙内容を記入する。 この場合、 とする。訂正印は不要

[ 記入例 : 黒板中、○○とあるのは、△△の誤り ]ただし、訂正記入した内容に誤記があり再訂正が必要な場合は、再訂正内容

の記入と共に現場代理人の印を押印する。

10. 写真 の写真貼り付け欄のうち、写真を添付しない箇所には、市指定台紙用紙を使用する場合は斜線を引き、差込式フリーアルバムを使用する場合(表紙は、市指定に限る)は、余白の表示を行い、落丁でない意思表示を行う。

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11. 現場代理人印は、着手時に提出した現場代理人届の印影と同一であるか、確認する。

12. その他必要な事項については、 により、この手引きにより難い工監督員の指示事の場合は、別途 する。 (新設の学校、大規模建築物等)監督員と協議

A-1 建築工事

1.一般事項

・ 労働安全衛生法の規定を順守し、工事敷地内で作業に従事する作業員には、必要に応じて保護具(保護帽、安全帯等)の着用を行うと共に、工事写真においても遺漏のないよう注意する。

・ 写真中に写り込む他の関連業者についても、十分注意する。・ 各科目、工種の一連の工程撮影にあたっては、特記がある場

合を除き、 を受けた位置、箇所について要領よ監督員の指示く撮影を行うことにより、他を省略することが出来る。

・ また、学校、住宅等の同一仕様の重複する諸室がある場合についても、 を受けた位置、箇所について要領よ監督員の指示く撮影を行うことにより、他を省略することが出来る。

・ 本手引きは、標準的な工種、工法についての撮影方法等を示しているものであり、本手引きに掲載のない工法等については、施工計画書及び に基づく必要事項を撮影監督員の指示する。

2.着手前

・ 原則として、着手日に撮影する。・ 撮影は、4方向(東、西、南、北)からには拘らず、敷地の状況

が十分把握出来るように撮影する。・ 写真画面の中の施工範囲を朱線で囲む。・ ただし、新築、改築、増築など施工範囲が、縄張りなどで表現

できる場合は、縄張り写真で兼用でき、朱線囲みを省略することが出来る。

・ また、内部改造など施工範囲が、写真内容の一部である場合は、その範囲を朱線で囲み、写真内容の全部である場合は、朱線囲みを省略することが出来る。

3.仮設工事

①共通仮設工事・ ベンチマーク、仮囲い等及び する仮設物を撮影監督員の指示

する。(ベンチマーク、仮囲い、仮設道路、仮設水道、仮設電気、工事表示板、仮設事務所、下小屋、ロングリフト、タワークレーン等)

・ 設計図書に指定された仮設物は、すべて撮影する。

②直接仮設工事・ 縄張り、遺方、足場(内部、外部、鉄筋足場等)等を撮影する。

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※「縄張り」は、着手前の写真と兼用可能とする。※外部足場は、設置完了後を撮影する。(朝顔、養生ネットを含

む。)※内部足場は、仕上げ工事等で撮影されたもので、設置が確認

できるものであれば兼用可能とする。

4.土工事

①根切り、埋戻し・ 根切り中の写真に、土工機械を入れて撮影する。・ 根切り深さは、その建物の基本となる深さの基礎の底版部分

を1箇所撮影する。ただし、深さの差が大きい場合や一部に地下等がある場合は、その箇所毎に撮影する。

・ 根切り完了後の全景写真を撮影する。・ 埋戻し、締め固めは、一層の仕上がり厚さ ㎜程度ごとに300

マーキング等を行い、各層の工程の施工状況を1箇所撮影する。

・ 残土処理(自由処分の場合)は、場外搬出の状況を撮影する。・ 処分地の指定がある場合は、上記の状況と共に、捨て場の

荷下ろしの状況と処分場が確認できるよう車両と施設の看板等を入れて撮影する。

②山留め・ 山留めの種類毎に長さ、形状を撮影する。・ 工法が確認できる状況の全景を撮影する。・ 引抜きがあれば、その作業状況を撮影する。

5.地業工事

1)杭地業

・ 建築本体工事の基礎の墨出し完了後、杭の全数を確認する【1】共通事項事が出来るように全景を撮影する。

・ 必要に応じて、複数の方向より撮影する。・ 一連の作業工程は、杭の総本数の %程度(端数は切上)10

又は、杭径の種別のいずれか多い方を撮影する。・ ただし、試験杭は、全て一連の作業工程を撮影し、上記の

本数に含めることが出来る。・ また、試験掘削は、 する位置について一連の監督員の指示

掘削工程を撮影し、採取した土質資料の全景を撮影する。・ 杭頭のはつりが生じる場合は、その施工状況を撮影する。・ 設計変更の要因(地中障害物等)となるものについては、その

状況を撮影する。・ 各工法の杭地業とも、施工計画書に従い、工程毎に作業状況

を撮影する。

※杭番号入りの杭伏図を写真台帳の最初の位置に添付する。※掘削深さの検尺については、杭全数を撮影し、写真は杭打

工事報告書等に添付する。※上記以外の特殊な杭については、施工計画書に従い、工程毎

に作業状況を撮影する。

①埋込み杭地業(セメントミルク工法)【2】

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・ ベンチマーク、縄張り、遣方及び する仮設物等各工種工程 監督員の指示並びに杭の芯出し完了時を撮影する。

・ 土工機械、杭打機、オーガースクリュー、オーガーヘッド、バッチャープラント、アンメーター、発電機、溶接機、オーガーモーター、モンケン、ベントナイト、セメント及び杭材を各々撮影する。

・ オーガースクリュー、オーガーヘッドについては径と長さを、ベントナイト、セメントについては搬入数量を、杭材については径と長さを各々表現して撮影する。

・ 試験掘削に際し、アースオーガー据付、掘削、アンメーター自動記録及び土質資料採取の状況を各々撮影し、採取した資料をコンパネの上に並べるなどして撮影する。

・ する代表杭について、アースオーガー据付け、監督員の指示掘削、安定液注入中、アンメーター自動記録、根固液注入中、杭周固定液注入中、杭建込み、継手溶接状況(1周又は2周)モンケンによる軽打、圧入及び掘削深さの検尺(杭上端深さ検尺、レベルによる確認等)の状況を各々撮影し、杭頭部を画面に入れて建込み完了時を撮影する。

・ なお、杭の建込み状況については、トランシットによる2方向からの鉛直確認の状況を撮影する。

・ また、杭の傾斜及び偏心の計測状況を併せて撮影する。・ 根固液、杭周固定液について、供試体の採取及び現場養生

の状況を撮影する。・ ベントナイト、セメントについては、その使用数量を確認する事

が出来るよう、空袋を各々撮影する。・ 汚泥処理については、工事現場においての積み込み中を、処

理場においての荷降ろし中を各々撮影し、運搬車両と共に処理場の表示看板をその内容が確認できるよう撮影する。

②埋込み杭地業(セメントミルクケーシグ工法)・ ベンチマーク、縄張り、遣方及び する仮設物等監督員の指示

並びに杭の芯出し完了時を撮影する。・ 土工機械、杭打機、オーガースクリュー、オーガーヘッド、

バッチャープラント、アンメーター、発電機、溶接機、オーガーモーター、モンケン、ベントナイト、セメント及び杭材を各々撮影する。

・ オーガースクリュー、オーガーヘッド、ケーシングチューブについては径と長さを、ベントナイト、セメントについては搬入数量を、杭材については径と長さを各々表現して撮影する。

・ 試験掘削に際し、アースオーガー据付、掘削、アンメーター自動記録及び土質資料採取の状況を各々撮影し、採取した資料をコンパネの上に並べるなどして撮影する。

・ する代表杭について、アースオーガー据付け、監督員の指示ケーシングチューブ建込み、掘削、安定液注入中、アンメーター自動記録、根固液注入中、杭周固定液注入中、杭建込み、継手溶接の状況(1周目又は2周目)、モンケンによる軽打、圧入及び掘削深さの検尺(杭上端深さ検尺、レベルによる確認等)の状況を各々撮影し、杭頭部を画面に入れて建込み完了時を撮影する。

・ なお、杭の建込み状況については、トランシットによる2方向からの鉛直確認の状況を撮影する。

・ また、杭の傾斜及び偏心の計測状況を併せて撮影する。・ 根固液、杭周固定液について、供試体の採取及び現場養生

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の状況を撮影する。・ ベントナイト、セメントについては、その使用数量を確認する事

が出来るよう、空袋を各々撮影する。・ 汚泥処理については、工事現場においての積み込み中を、処

理場においての荷降ろし中を各々撮影し、運搬車両と共に処理場の表示看板をその内容が確認できるよう撮影する。

③場所打ちコンクリート杭地業(アースドリル、リバース、オールケーシング工法)

・ ベンチマーク、縄張り、やり方、及び する仮設物監督員の指示等並びに杭の芯出し完了時を撮影する。

・ クロラークレーン、掘削機、トレミー管、ケーシングチューブ、ハンマーグラブ、ベッセルベーラー、水槽、水中ポンプ、発電機、溶接機及び鉄筋を各々撮影する。

・ トレミー管、ケーシングチューブの径と長さを撮影し、鉄筋かごの組立完了時を径と長さ毎に撮影する。

・ 試験杭打ちに際し、掘削機据付け、ケーシングチューブ建込み、掘削、土質資料採取孔内水排水、掘削深さの検尺、鉄筋かご吊込み、トレミー管挿入、プランジャー投入、コンクリート打込み及び杭頭部余盛り、鉄筋の定着長、かぶり厚さの計測の状況を各々撮影する。

・ また、採取した資料をコンパネの上に並べる等して撮影する。・ スライム処理については、施工計画書の仕様に基づく、作業

状況が確認できるよう撮影する。・ する代表杭の施工状況の撮影については、試監督員の指示

験杭に準じて撮影するものとする。(採取した資料の撮影については、試験杭のみとする。)

・ 汚泥処理については、工事現場においての積込み中を、処理場においての荷降ろし中を各々撮影し、運搬車両と共に処理場の表示看板をその表示内容が確認できるよう撮影する。

・ 安定液の品質管理については、品質試験の状況が確認できるよう撮影する。

・ ベントナイト、セメントについては、その使用数量を確認する事が出来るよう、空袋を各々撮影する。

2)割石、砂利(クラッシャラン)、均し(捨て)コンクリート地業

・ 割石地業と砂利(クラッシャラン)地業に区分して、各々撮影する。

・ 施工の部位及び厚さ毎に、締め固め状況及び締め固め後に厚さを計測して撮影する。

・ 均し(捨て)コンクリート地業完了時の全景を撮影する。(黒板には、コンクリート地業強度及び厚さを記入)

※原則として、土工事と同一方向から撮影する。

3)地盤改良地業

①共通事項・ 施工機械を撮影する。

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・ 地盤改良材の規格、仕様、数量が判るよう撮影する。・ 地盤改良材の使用数量が確認できるよう、その空袋等を撮影

する。・ 土質の現場採取状況(サンプリング)を撮影する。・ 供試体の現場採取状況を撮影する。

②深層混合処理工法・ 芯出し状況及び完了時を撮影する。・ 施工計画書に基づく、施工工程を改良径と改良長毎に撮影す

る。・ 施工完了後の全景を撮影する。

③浅層混合処理工法・ 縄張り等で改良範囲を示し、全景を撮影する。・ 根切り深さは、その基本となる深さの部分を1箇所撮影する。

ただし、深さの差が大きい場合や一部に地下等がある場合は、その箇所毎に撮影する。

・ 根切り完了後の全景写真を撮影する。・ 施工計画書に基づく、施工工程を撮影する。・ 改良範囲に石灰等を用いメッシュを切り、改良材の必要配合

数量が判るよう撮影する。・ 施工完了後の全景を撮影する。

6.鉄筋工事

①ガス圧接・ 一連の圧接作業工程を撮影する。・ 圧接完了後、外観検査の状況を撮影する。・ 抜取り試験の場合は、試験片の採取から鉄筋の継ぎ足しまで

の一連の抜き取り状況を撮影する。・ 超音波探傷試験の場合は、試験の実施状況を撮影する。・ 以上の状況写真は、柱と梁の各々について径毎に1箇所、

その代表的な部分を撮影する。

②配筋・ 梁等の配筋撮影において、下端筋が組立完了後では表現で

きない場合は、上端筋と下端筋を分割して撮影する等の工夫を行う。

・ 鉄筋が少量の場合(種別毎に1t未満)は、規格マークを入れて撮影する。

・ 組立完了時は、基礎、梁(小梁を除く)、柱を各階種別の符号毎及び全景を撮影する。

・ 土間、スラブ、小梁、壁は、各符号毎に代表する部位のうち1箇所を撮影する。

・ 重ね継手及び定着の長さ、継手の位置、先端フック及び補強筋について配筋の部位、種別毎に撮影する。

・ その他、設計図書に記載があるものは、配筋の種別毎に撮影する。

7.型枠工事

・ 建て込み完了時の全景を撮影する。(外観部分)

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・ 型枠の種別を指定している場合は、種別が確認できるように撮影する。

8.コンクリート工事

〔基本的に、各階及び強度の種別毎に撮影する。〕

①打設状況・ 原則として、各階及び の種別毎に撮影する。コンクリート・ ポンプ車の設置状況を含めて撮影する。・ 規格を黒板に記入し、打設状況を撮影する。(打設部位、呼び強度、スランプ及びコンクリートの種別を記入)

・ バイブレーターの使用状況、タンピングの状況等を撮影する。・ 表面仕上げの状況を撮影し、仕上げの種別毎にその工程を

(左官工事関連)撮影する。・ 打設完了時の全景を撮影する。

温度、単※コンクリート打設時のスランプ、空気量、塩化物量、の試験状況の写真は、強度試験成績表に添付す位水量測定

る。

②型枠脱型時の寸法計測・ 地中埋設部分で配筋時に撮影した箇所の出来形の計測を

撮影する。

9.鉄骨工事

・ による現寸検査及びテープ検尺(基準巻尺の誤監督員立会差確認)の状況を撮影する。

・ 製品検査の立会及び超音波探傷試験の状況を撮影する・ 溶融亜鉛メッキを行う場合は、摩擦面処理の状況を撮影する。・ ボルト材料、ボルト締め付け完了時の状況を撮影する。・ 高力ボルトの場合は、トルク確認の工程状況を撮影する。・ 鉄骨寸法を種別毎に撮影する。 (柱、梁、小梁、ブレース等)・ 現場溶接材料が確認できるよう撮影する。・ 建て方検査の状況(節毎)、完了時の状況を撮影する。・ 錆止め塗装の材料及び塗装工程が確認できるよう撮影する。・ 耐火被覆がある場合は、その材料の種別、仕様等が判るよう

撮影する。 また、厚み等が判るよう、計測結果を撮影する。(内外装工事関連)

※現場に搬入された高力ボルトの確認試験(J IS形は、トルク係数値の確認、トルシア形は、張力確認)状況を、呼び径ごとの代表ロットで撮影し、試験報告書に添付する。

※スタッド溶接の打撃曲げ試験は、その試験状況を撮影し、試験報告書に添付する。

10.コンクリートブロック・レンガ工事

①コンクリートブロック積み・ 材料の種別を撮影する。

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・ ブロック積み(配力筋を含む)、まぐさ及びコンクリート等の充填状況を種別毎に撮影する。

・ 配筋状況は、鉄筋の径、溶接継手長さ、配筋(主筋)間隔等を撮影する。

②レンガ積み・ 材料の種別及びレンガ積みの状況を各々撮影する。

11.ALCパネル・PC板・押出成形セメント板工事

①ALCパネル・ 材料の種別及び取付状況(シーリング、補強部分を含む)を

撮影する。・ 完了時の全景を撮影する。

②PC板・ 材料は、種別毎に鉄筋、コンクリート工事の項目に準じて撮影

する。・ 施工状況は、ALC板工事に準じて撮影する。

(二次製品的なものにおいては、省略出来るものとする)・ 完了時の全景を撮影する。

③押出成形セメント板・ 材料の種別及び取付状況(シーリング、補強部分を含む。)を

撮影する。・ 完了時の全景を撮影する。

12.防水工事 ※ 単独発注の場合は、別途要領による。

・ 使用材料及び工程を撮影する場合は、仕様書等での材料、【1】共通事項工法と対比できるよう、実際に使用する商品名を黒板に併記のうえ、その工種、工程を撮影する。

・ 以下の撮影工程は、標準的な工程を示しており、仕様書及び施工計画書に基づき撮影する。

・ また、仕様書に記載のない工法については、 し監督員の承諾た施工計画書に基づき撮影する。

・ 各種材料について、搬入時に使用材料の種類及びJIS等の規格が確認できるよう撮影する。

・ 材料の使用数量が確認できるよう、現場搬入状況及びその空缶を撮影する。ただし、材料が少量の場合は、 により省略する監督員の指示ことができる。

①アスファルト防水・ プライマー塗り、ルーフィング類の張付け及びルーフドレン等【2】

の取合い部、出隅、入隅、防水端末の処理等の施工中の状況各工種工程を撮影する。

・ ルーフィング類の張付け状況は、重ね合わせ幅を表現して撮影する。

・ 施工計画書の仕様に従い、工程毎の施工状況及び完了時の全景を撮影する。

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②合成高分子系ルーフィングシート防水・ ルーフドレン等の取合い部、出隅、入隅、防水端末の処理等

の施工中の状況を撮影する。・ 施工計画書の仕様に従い、工程毎の施工状況及び完了時の

全景を撮影する。・ ルーフィング類の張付け状況は、重ね合わせ幅を表現して

撮影する。

③塗膜防水・ ルーフドレン等の取合い部、出隅、入隅、防水端末の処理等

の施工中の状況を撮影する。・ 施工計画書の仕様に従い、工程毎の施工状況及び完了時の

全景を撮影する。・ 緩衝シート又は補強布などは、重ね合わせ幅を表現して撮影

する。

④ゴムアスファルト系シート防水・ プライマー塗り、アスファルトコンパウンド溶融、シートの張付

け、ルーフドレン等の取合い部、立ち上り部、出隅、入隅、防水端末の処理等の施工中の状況を撮影する。

・ 施工計画書の仕様に従って、工程毎の施工状況及び完了時の全景を撮影する。

・ シートの張付け状況は、重ね合わせ幅を表現して撮影する。

⑤シーリング材・ 材料の種別、施工箇所が確認できるように撮影する。・ 原則として充填状況を撮影するが、必要に応じてバックアップ

材、ボンドブレーカーの挿入状況、プライマーの塗布状況及び使用材料の撹拌状況を撮影する。

・ 仕様書で引張試験又は簡易接着性試験の指示がある場合は、試験の状況を撮影する。

13.石工事

①天然石張り・ 材料の形状、仕様が判るよう撮影する。・ 引き金物、ダボ及びかすがいについては、その施工状況(黒

板に形状を記入)が確認できるよう、取付部位毎に1箇所撮影する。

②テラゾブロック張り・ 材料の形状、仕様が判るよう撮影する。・ 張付の施工状況(黒板に形状を記入)が確認できるよう、取付

部位毎に1箇所撮影する。

14.タイル工事

・ 張付けるタイルの種別、張付方法毎にその材料及び施工状況【1】共通事項

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を撮影する。

①床タイル張り【2】・ 張付け及び目地詰めの状況を撮影する。各工種工程

②壁タイル張り・ 接着剤の種類が確認できるように撮影する。・ 張付け工法毎に、張付け(ヴィブラート、木づちの類、たたき

板等の使用の状況)、目地詰めの状況を撮影する。・ 張付けモルタルへの保水剤の混入の状況を撮影する。・ タイル張りは、完了後必要に応じて接着力試験の状況を撮影

する。 (試験結果と合否判定を黒板に記入して撮影する。)

15.木工事

・ 取付け用材料(諸金物、接着剤等)の仕様が確認できるよう撮影する。

・ 土台、根太、大引き、壁胴縁、吊り木、野縁等、工事の進捗によって見えなくなる箇所については、その部材の寸法、間隔及び取付け用材料の間隔を表現して撮影する。

・ 防蟻、防腐処理の状況及び処理剤の種類が確認できるよう撮影する。

・ また、加圧注入材(工場加工品)については、仕様書で指定する特殊加工処理を除き、撮影を省略することが出来る。(処理証明書を施工報告書に添付する。)

・ 建具の吊り元枠、水掛かりの下枠の敷居等の材料取付が確認できるよう黒板に記入して撮影する。

16.屋根及びとい工事

①屋根工事・ 材料種別及び取付状況が確認できるよう、各々撮影する。

②とい工事・ といは、材料種別毎に撮影する。・ 受け金物の取付間隔を表現して、完了時を撮影する。・ 下がり止めの取付状況(受け金物との併用も可)を撮影する。・ ルーフドレンは、種別毎に撮影する。・ といは、防露等がある場合は、その状況を撮影する。

17.金属工事

①軽量鉄骨壁下地・ 種別( 、 、 、 形)に応じて、スタッド、ランナー、50 65 90 100

振止め、スペーサ等の寸法、取付間隔を表現して施工状況及び完了時を各々撮影する。

・ 出入口、ダクト類等の開口部の補強について、その内容を表現して撮影する。

・ 溶接部分の錆止め塗料の種別と施工状況が確認できるよう撮影する。

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②軽量鉄骨天井下地・ 種別( 形、 形)に応じて、吊りボルト、野縁、野縁受け、19 25

振止め補強、インサート等の寸法及び取付け間隔を表現して施工状況及び完了時を各々撮影する。

・ 照明器具、点検口等の開口部の補強について、その内容を表現して撮影する。

・ 溶接部分の錆止め塗料の種別と施工状況が確認できるよう撮影する。

③溶融亜鉛メッキ・ 工程写真は、試験成績表に添付する。

④その他の金属工事・ 上記以外の工事については、原則としてその取付状況を撮影

する。

18.左官工事

①モルタル塗り・ 壁塗りは、水洗い等の下地処理、吸水調整材塗布、下塗り、

目荒らし、水湿し、中塗り及び上塗りの状況を1室で同一部位を対象に撮影し、上塗り完了については、部屋の仕上げ種類毎に撮影する。

・ 床塗りは、仕上げが異なる毎に水洗い等の下地処理,セメントペースト又は吸水調整材塗布、塗り付けの状況及び完了時を撮影する。

・ また、目地の設置状況を撮影する。・ 防水モルタル塗りは、防水剤の混入状況を撮影する。・ 建具枠周囲モルタル詰めは、内部・外部の別及びその形状毎

に(窓、出入口、三方枠、シャッター、くつずり等)施工状況を撮影する。 (くつずりの充填状況を含む。)

②石膏プラスター塗り・ 上記、モルタル塗りの撮影に準ずる。

③仕上塗材仕上げ・ 各種材料について、搬入時に使用材料の種類が確認できる

よう、また使用数量が確認できるよう空缶等を撮影する。・ 仕上塗材の種別に応じて、工程毎の施工状況を撮影し、完了

時を撮影する。・ また、仕様書等での材料・工法と対比できるよう、使用する商

品名と一般名称を併記のうえ撮影する。

④ロックウール等・ 上記、仕上塗材の撮影に準ずる。・ 種別に応じて、工程毎の施工状況及び厚みの計測状況を

撮影する。

⑤コンクリートこて仕上げ・ 表面仕上げの状況を撮影し、仕上げの種別毎にその工程を

(コンクリート工事関連)撮影する。

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19.建具工事 ※ 単独発注の場合は、別途要領による。

①金属製建具工事・ スチール製、アルミ製等建具の材種及び形状(引違い、開き、

滑り出し、ガラリ、FIX、シャッター等)その他特殊建具の種別毎に、枠取付、建付けの状況、アンカーの間隔を表現して各取付工程を撮影する。

・ 錆止め塗装の仕様、工程が判るよう、施工状況を撮影する。・ 必要に応じて、サッシアンカーの錆止め状況を撮影する。

※防音仕様やフラッシュ戸など、建具内に隠ぺいされる充填物がある場合は、その仕様が判る写真を撮影し、施工報告書に添付する。

※錆止め又は仕上げ塗装を工場で行った場合は、その仕様が判る写真を撮影し、施工報告書に添付する。

②木製建具工事 ・ 襖工事・ 形状及び仕様毎に、骨組み製作完了時において、木製建具

又は襖の縦横寸法、骨寸法及び骨本数を表現して撮影する。

③ガラス工事・ 網入りガラスは、小口の錆止め塗料の塗布状況を撮影する。・ 特殊なもの(防火仕様等)は、材料が確認できるように撮影す

る。

20.塗装工事 ※ 単独発注の場合は、別途要領による。

・ 施工状況写真は、仕様書の工程に従い撮影する。・ 特殊な塗装については、施工計画書に基づく施工状況を撮影

する。・ 各種材料について、搬入時に使用材料の種類及びJIS等の

規格が確認できるよう撮影する。また、使用数量が確認できるよう現場搬入状況及びその空缶を撮影し、材料が少量の場合は、 により省略す監督員の指示ることができる。

・ 施工状況を撮影する場合、黒板に仕様書等の一般名称、工程を表示する。

・ 下地処理(素地ごしらえ)、ケレンの状況を各種別毎に撮影する。

・ 錆止めは、錆止め塗料の種別に応じて撮影する。・ 塗料,塗装下地面の種別に応じて、同一部位を対象に工程毎

の施工状況、及び完了時を撮影する。(原則として、塗装工程が判別できるように下地の色を変える。)

21.内(外)装工事 ※ 単独発注の場合は、別途要領による。

・ 施工計画書に従い、工程毎にその作業状況を撮影する。【1】共通事項・ 室内環境汚染の防止に係る材料(接着剤等の副資材を含む。)

の仕様が、確認できるよう撮影する。・ 施工完了後の室内濃度測定の実施を仕様書で指示している

場合は、その試験方法による測定状況が判るよう撮影する。

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①ビニル床シート、タイル張り【2】・ 施工状況を撮影する。各工種工程・ 接着剤の仕様が判るよう、使用材料を撮影する。

②合成樹脂塗り床・ プライマー塗り、下地調整、床材塗り及び表面仕上げの施工

状況を各々撮影する。・ 各種材料について、搬入時に使用材料の種類及びJIS等の

規格が確認できるよう撮影する。また、使用数量が確認できるよう現場搬入状況及びその空缶を撮影し、材料が少量の場合は、 により省略す監督員の指示ることができる。

③石膏ボード、その他のボード及び合板張り・ 材料、工法別に張付けの状況を留め付け用小ネジ・釘の材料

及びピッチが確認できるよう撮影する。・ 接着剤の仕様が判るよう、使用材料を撮影する。

④フローリング張り・ 材料は、その厚さ、仕様等を表現して撮影する。・ 工法毎に使用材料が確認できるよう撮影する。・ 接着剤の仕様が判るよう、使用材料を撮影する。・ 表面仕上げとして、研磨仕上げ(ダンケル)を行う場合は、そ

の工程と仕様を撮影する。

⑤壁紙張り・ 素地ごしらえ(パテ、吸込み留め)の状況及び防火性能の認

定ラベルを撮影する。・ 接着剤の仕様が判るよう、使用材料を撮影する。

⑥畳敷き・ 形状、仕様毎に、敷込み中、敷込み完了の状況及び畳裏側

の1枚の全景、品質規格表示部分を撮影する。

⑦カーペット敷き・ 接着剤の種類及び防炎性能の表示が確認できるように撮影

する。

⑧断熱及び防露工法・ 種別、仕様及び工法に応じて工程毎にその作業状況、完了時

を撮影する。

⑨内装プレハブ工法・ 図面のパネル符号別に、工場製作完了時を各々撮影する。・ 製品搬入、組立の状況を各々撮影し、完了時を撮影する。

⑩鉄骨耐火被覆・ 耐火被覆がある場合は、その材料の種別、仕様等が判るよう

撮影する。(鉄骨工事関連)・ また、厚みが判るよう、計測結果を撮影する。

⑪その他の仕上げ材・ 上記の各仕上げ材以外については、仕様書又は施工計画書

の仕様に従い、種別、仕様及び工法に応じて工程毎に、その

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施工状況及び完了時を各々撮影する。

22.仕上げユニット(雑)工事

・ 種別、仕様及び工法に応じて工程毎に、その施工状況及び完了時を各々撮影する。

23.PC工法 (二次製品)による工事

・ PC部材の搬入状況と仮ストック状況について、壁、床、屋根等を概ね各階1種類以上、各々撮影する。

・ 添えプレート、溶接材料等の付属金物類の現場搬入及び材料を撮影する。

・ 各種別毎の竪ジョイント筋、SS筋のセット状況及び材料を撮影する

・ その棟で代表的な壁板(バルコニー側外壁、廊下側外壁、妻壁、腰壁、間仕切り壁、花代、PH等)の下記状況について、概ね1箇所撮影する。

①調整モルタル塗り②敷きモルタル塗り

する階について、敷きモルタルフロー監督員の指示試験及びテストピース採取試験を撮影する。

③建て込み④サポート設置状況⑤溶接接合

各階の代表的なジョイント部の施工前・施工中・完了及び溶接部検査状況を1箇所撮影し、各ジョイント種別毎の溶接完了を撮影する。

⑥モルタル充填SSモルタル材料・空袋、テストピース採取、コンシステンシー試験を撮影する。各階の代表的なジョイント部の施工前・施工中・完了及び各ジョイント種別毎の充填完了を撮影する。

⑦型枠組立完了 (各階の代表的部分を撮影する。)⑧ジョイントコンクリートの充填施工状況(各階の代表的な部分1箇所を撮影する。)

⑨型枠解体

・ その棟で代表的な床板(一般床板、持ち出し床板、落とし込み床板、屋根板、階段等)の下記状況について、概ね1箇所撮影する。(詳細は、壁板に準じる。)

①調整モルタル塗り②敷きモルタル塗り③敷き込み④溶接接合⑤モルタル充填⑥型枠解体

・ 屋根面防水工事については、防水工事の項目に準ずる。・ 組立完了時に建物の全景を撮影する。・ 組立機械の搬出状況を撮影する。

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24.撤去(とりこわし)工事 ※ 単独発注の場合は、別途要領による。

①内装材等撤去監督員の・ 教室等の同一仕様の諸室が重複してある場合は、

する代表的な位置を撮影することができる。指示・ 天井、壁及び床等の部位ごとに、撤去状況を各々撮影する。・ 家具等の撤去状況を撮影する。

②構造体撤去・ 構造体の種別ごとに、撤去状況を撮影する。

アスベスト(石綿)除去③( )共通事項1・ 標準仕様書やアスベスト(石綿)除去改修工事仕様書の規定

に従い、各種工程等を撮影する。

( )吹付けアスベスト(石綿)除去2・ 施工計画書に基づく設備(更衣施設及び洗身設備、吸引装置

及び防護具等)について、各々撮影する。・ 作業室ビニールシート養生の設置状況及び撤去状況を各々

撮影する。・ 飛散防止剤等の使用材料及びその空缶等の数量が判るよう

撮影する。・ 撤去作業工程が判るよう撮影する。・ 真空掃除機等による、清掃及び後片づけの状況を撮影する。・ 除去した廃棄物の梱包状況を撮影する。・ 濃度測定(除去作業前、作業中、作業後)の測定状況を撮影

する。

アスベスト(石綿)含有保温材等除去( )3・ ( )吹付けアスベスト(石綿)除去に準拠する。2

( )非飛散性アスベスト(石綿)含有建材除去4・ 飛散防止の処置状況を撮影する。・ 施工計画書に基づく撤去作業状況を撮影する。・ 防塵マスク、防護メガネ及び作業衣等の防護具を各々撮影

する。・ 真空掃除機等による、清掃及び後片づけの状況を撮影する。・ 除去した廃棄物の梱包状況を撮影する。

④その他・ 照明器具等に使用されている機器等にPCBが含まれている

場合は、その梱包状況を撮影する。

⑤廃棄物の処分・ 撤去により発生した産業廃棄物は、適正に処理し、廃棄物の

毎の分別・集積状況及び収集運搬及び処分場の処分ルート処分状況を撮影する。

・ 処分状況写真は、廃棄物積込み、処分場搬入(許可表示板も入れる)及び許可表示板、廃棄物積み降ろしの各状況について、運搬車両(車両ナンバーを入れる。)と共に撮影する。

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25.屋外付帯工事 ※ 単独発注の場合は、別途要領による。

・ 土、地業、鉄筋、コンクリート、型枠工事等については、本体【1】共通事項工事に準じて撮影する。

①舗装工事【2】

( )共通事項各工種工程 1・ 各仕様毎に最大の施工面積部分で一連の工程を各々撮影

する。

( )路床及び路盤2・ 路床不陸整正、路床締固め、路盤材敷均し及び路盤締固め

の状況を、その使用作業機械と共に各々撮影する。・ 路盤厚さの測定状況及び締固め度の検査状況を、各々撮影

する。

( )コンクリート舗装3・ プライムコート散布、型枠建込み、コンクリート打込み、溶接

金網打込み、コンクリート平坦仕上げ、及び注入目地材充填の状況を各々撮影し、舗装完了時に舗装面全景を撮影する。

・ 切取り検査の状況は、採取したコアの厚さを表現して撮影する。

( )アスファルト舗装4・ 使用舗装機械を撮影する。・ 加熱アスファルト混合物の現場到着時の温度測定状況を撮影

する。(黒板に測定値を記入。)・ シールコート(アスファルト乳剤、砂)散布、基層アスファルト

混合物敷均し、タックコート散布、表層アスファルト混合物敷均し及び表層転圧の状況を各々撮影し、舗装完了時に舗装面全景を撮影する。

・ 切取り検査の測定箇所は、仕様書に従い、その状況は採取したコアの厚さを表現して撮影する。

( )平板舗装5・ 平板は、搬入時に寸法を表現して撮影する。・ モルタル敷均し、平板敷込み及び目地充填の状況を各々

撮影し、舗装完了時に舗装面全景を撮影する。

( )タイル舗装6・ 均しモルタル塗、張付けモルタル塗布、タイル張付け及び

目地詰めの状況を各々撮影し、舗装完了時に舗装面全景を撮影する。

( )インターロッキング舗装7・ クッション砂敷均し、ブロック敷設及び目地砂充填の状況を

各々撮影し、舗装完了時に舗装面全景を撮影する。

( )クレイ舗装8・ 火山砂利及び真砂土の敷き均し、転圧、表層安定剤散布、

転圧の状況を各々撮影し、舗装完了時に舗装面全景を撮影する。

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・ 表層安定剤散布の材料及び空袋を撮影する。・ 表層の硬度(貫入抵抗値)を確認するプロクタニードル貫入試

験の実施状況及び測定値を表現して撮影する。

( )レンガ舗装9・ レンガは、搬入時に寸法を表現して撮影する。・ モルタル敷き均し、レンガ敷き込み及び目地充てんの状況を

各々撮影し、舗装完了時に舗装面全景を撮影する。

②縁石工事・ 各仕様毎に最長の施工部分で一連の工程を各々撮影する。・ 土工事、地業工事については、本体工事に準じて撮影する。・ モルタル敷均し、縁石敷設及び目地モルタル充填の状況を

各々撮影し、完了時に全景を撮影する。

③側溝工事( )共通事項1・ 蓋掛けは、蓋の種別毎に仕様が判るよう撮影する。・ グレーチングは、連結金物の取付状況を撮影する。・ 各仕様毎に最長の施工部分で一連の工程を各々撮影する。

( )既製品側溝2・ 土工事、地業工事については、本体工事に準じて撮影する。・ モルタル敷均し、既製品側溝敷設及び目地充填の状況を

各々撮影し、完了時に全景を撮影する。

( )現場打ち側溝3・ 土工事、地業工事については、本体工事に準じて撮影する。・ 鉄筋、コンクリート、型枠工事については、本体工事に準じて

撮影する。・ 完了時に全景を撮影する。

④排水工事( )配管1・ 各仕様毎に最長の施工部分で一連の工程を各々撮影する。・ 土工事、地業工事については、本体工事に準じて撮影する。・ 鉄筋、コンクリート、型枠工事については、本体工事に準じて

撮影する。・ 管の敷設については、その作業状況と埋戻し砂水ぎめの状

況を各々撮影する。

( )桝2・ 各種桝類は、既製品については、既製品側溝に、現場打ち

については、現場打ち側溝に準じて各々撮影する。

26.植栽工事 ※ 単独発注の場合は、別途要領による。

( )共通事項1・ 肥料、土壌改良材等の搬入時に、材料検収及び空袋の写真

を数量、規格等が判るよう各々撮影する。・ 肥料、土壌改良材等の搬入数量写真は、ペンキ等で数量を明

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記し、数量が確認できるように撮影する。・ ただし、現場の状況等により、全数量の一括撮影が困難な

場合は、 分割して撮影することが出来る。監督員の承諾を受け

・ 樹木の検収は、次の時期に行う。

区 分 高 さ 幹 周 枝張(葉張)高木 植付後 搬入時 植付後中木 植付後 - 植付後低木(単植) 植付後 - 植付後低木(寄植) 植付後 - 搬入時

・ 客土の搬入がある場合は、現場搬入状況を撮影する。

( )高木・中木2・ 一連の作業工程写真は、高木、中木毎にそれぞれの最大

規格の代表する樹木で、1工程を撮影する。・ 標準的な撮影工程は、次のとおりとする。

①樹木検収(幹周) ※高木のみ②剪定状況③養生状況(幹巻等)④植穴掘状況⑤植穴寸法(穴底の土の状況等が確認できること。)⑥肥料、土壌改良材等混入状況( 又は計量)監督員立会⑦植付状況⑧支柱結束状況及び出来形⑨潅水状況⑩樹木寸法計測(高さ、枝張又は葉張)

・ 出来形写真は、樹種、規格毎の1本について、寸法(高さ、幹周、枝張又は葉張)が判るよう撮影する。

・ 支柱がある場合は、支柱の出来形も併せて撮影する。・ 担保2年の特殊樹木は、全ての植穴寸法を撮影する。

( )低木単植3・ 一連の作業工程写真は、最大規格の代表する樹木で、1工程

を撮影する。・ 標準的な撮影工程は、次のとおりとする。

①樹木検収(葉張)②植穴掘状況③植穴寸法(穴底の状況等が確認できること。)④肥料、土壌改良材等混入状況( 又は計量)監督員立会⑤植付状況⑥剪定状況⑦潅水状況⑧樹木寸法計測(高さ)

・ 出来形写真は、樹種、規格毎の1本について、寸法(高さ、葉張)が判るよう撮影する。

( )低木寄植4・ 一連の作業工程写真は、最多の樹木の代表する寄植で、

1工程を撮影する。・ 標準的な撮影工程は、次のとおりとする。

①樹木検収(葉張)②植穴掘状況

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③植穴寸法(穴底の状況等が確認できること。)④肥料、土壌改良材等混入状況( 又は計量)監督員立会

※計量の場合は、 本当たり等10⑤植付状況⑥マルチ材敷均状況(指定されている場合のみ)⑦剪定状況⑧潅水状況⑨樹木寸法計測(高さ)

・ 出来形写真は、樹種、規格毎の1本について、寸法(高さ、葉張)が判るよう撮影する。

( )地被5・ 一連の作業工程写真は、最多のものの代表する寄植で、

1工程を撮影する。・ 標準的な撮影工程は、次のとおりとする。

①入荷状況②材料検収(ポット径、芽立ち数等)③肥料、土壌改良材等混入状況( 又は計量)監督員立会

※計量の場合は、 ㎡当たり等10④植付状況⑤マルチ材敷均状況(指定されている場合のみ)⑥潅水状況⑦完了⑧出来形(密度が指定されている場合)

・ 出来形写真は、種類毎1本の寸法等を撮影する。また、寄植1箇所の完了を撮影する。

( )張芝6・ 一連の作業工程写真は、一番広い箇所で、1工程を撮影する・ 標準的な撮影工程は、次のとおりとする。

①地拵(不陸整正)状況②肥料、土壌改良材等混入状況( 又は計量)監督員立会

※計量の場合は、 ㎡当たり等10③張付状況④張付割合検収(7割張りの場合)⑤目土かけ状況⑥転圧状況⑦完了

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27.完 成 時

・ 原則として、全景を着工前写真と同じ方向より撮影するものと【1】外部し、屋根部分も可能な限り撮影する。

・ 原則として、部屋の壁面(4面)、天井面及び床面が確認でき【2】内部るように撮影する。

・ ただし、壁面を撮影するにあたり、壁の二面、天井面又は床面が併せて表現できる場合は、兼用することができる。

監督員・ 廊下、階段、ホール等の共通する室は、代表的な階でする位置を撮影とすることができる。の指示

・ 住宅にあっては、各タイプの住戸毎に各々一住戸、学校にあっては、各タイプの教室毎に各々一教室について

する位置(住戸又は教室)を撮影し、他を省略監督員の指示することができる。

・ また、撮影する各タイプで、一部の部位を除き同一の仕様の場合で があった場合は、撮影を省略することが監督員の承諾できる。

・ 設備工事等の関連した別途工事がある場合は、可能な限り【3】別途工事関連工事の施工完了時に竣工写真を撮影する。

・ 同種の別件工事で追加工事がある場合は、当該工事の竣工写真の撮影時期に十分注意し撮影する。

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B.単独発注

B-1 各種工事の共通事項

・ 労働安全衛生法の規定を順守し、工事敷地内で作業に従事する作業員には、必要に応じて保護具(保護帽、安全帯等)の着用を行うと共に、工事写真においても遺漏のないよう注意する。

・ 写真中に写り込む他の関連業者についても、十分注意する。

・ 各科目、工種の一連の工程撮影にあたっては、特記がある場合を除き、 を受けた位置、箇所について要領よ監督員の指示く撮影を行うことにより、他を省略することが出来る。

・ また、学校、住宅等の同一仕様の重複する諸室がある場合についても、 を受けた位置、箇所について要領よ監督員の指示く撮影を行うことにより、他を省略することが出来る。

・ 本手引きは、標準的な工種、工法についての撮影方法等を示しているものであり、本手引きに掲載のない工法等については、施工計画書及び に基づき必要事項を撮影監督員の指示する。

監督員・ 受注した工事が以下に示す工種に該当しない場合は、を受け、最も近いと思われる工種を参考に撮影する。の指示

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B-2 畳工事

・ 工事写真の中には、必ず工事件名、工事種類、請負者名を【1】一般事項表示板に記入し撮影する。

・ 工事件名・・・・・・○○○○新築畳工事等を記入する。・ 工事種類・・・・・・各工程名、敷込み完了等を記入する。・ 請負者名・・・・・・社名を記入する。・ 表示板は、上記の事項を記入した表示用黒板を使用する。

監督員が指※ 学校、住宅等で同一仕様の諸室が重複してあり、する場合は、代表の諸室を撮影し重複する他の撮影を省略示

することができる。

・ 原則として、着手日に撮影する。【2】着手前・ 玄関又は施設の名称が判る部分を、住宅にあってはバルコニ

ー側及び廊下側の全景を撮影する。

①畳床製作【3】・ 畳工事の製作工程を示しながら、製作の過程を撮影する。各工種工程・ 防虫紙は品質表示部分を、フォームポリスチレン板はJIS規格

表示部分を各々撮影する。・ 畳糸縦横糸間が、仕様書の数値以下であることを表現して撮

影する。・ 長手方向両端の縦糸間隔が、中央部のそれよりせばめられ

ていることを表現して撮影する。・ 畳床の1枚当たり重量が、仕様書の数値以上であることを表

現して撮影する。

②畳加工・ 畳表は、JАS規格表示部分を撮影する。・ 畳表の重量が、仕様書の数値以上である事を表現して撮影す

る。・ かまち部に用いる防虫紙は、その長さと幅を表現して撮影す

る。・ 畳表縫着中及び畳縁縫着中を各々撮影する。・ 完成品について、その表側、裏側及び品質規格表示部分を

撮影する。

③現場敷込み・ ナフタリン散布、畳敷込み中及び畳敷込み完了の状況を各々

撮影する。・ 防湿シート敷込み及び遮蔽幕取付がある場合は、完了の状況

を各々撮影する。・ ナフタリンの現場納入総重量について、計算式により1帖当た

りの数量が仕様書の数値を満たしていることを表現のうえ撮影し、ナフタリン散布後、その空袋の数量も撮影する。

・ 施工範囲が判るよう、着工前写真と同一位置で撮影する。【4】完成時・ 建物の全景写真は、不要。・ 関連した別途工事がある場合は、可能な限り関連工事の施工

完了時に、当該工事完成時写真を撮影するなど、撮影時期に十分注意し撮影する。

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B-3 木製建具工事

・ 工事写真の中には、必ず工事件名、工事種類、請負者名を【1】一般事項表示板に記入し撮影する。

・ 工事件名・・・・○○○新築木製建具工事等を記入撮影する。・ 工事種類・・・・各工程名,建付け完了等を記入撮影する。・ 請負者名・・・・社名を記入撮影する。・ 表示板は、上記の事項を記入した表示用黒板を使用する。

監督員が指※ 学校、住宅等で同一仕様の諸室が重複してあり、する場合は、代表の諸室を撮影し重複する他の撮影を省略示

することができる。

・ 原則として、着手日に撮影する。【2】着手前・ 玄関又は施設の名称が判る部分を、住宅にあってはバルコニ

ー側及び廊下側の全景を撮影する。・ 室内の施工範囲を撮影する。

①工場製作【3】骨組製作の状況を、また必要に応じて合板張各工種工程 ・ 主な建具毎に、

り・プレス、ガラス枠切り開け・枠入れ、ガラリ枠切り開け・枠入れ、化粧縁取付け等の状況を各々撮影する。

・ 骨組製作完了時は、 建具の縦横寸法、図面の建具符号別に骨寸法及び骨本数を表現して撮影する。

・ トイレブースなどの建具内に隠ぺいされる充填物がある場合は、その規格、仕様が判るよう撮影する。

・ 使用する建具金物の規格、仕様が判るよう撮影する。

②建付け中・ 図面の建具符号別に建て付けの状況を、また必要に応じて

ガラス入れ、ガラス留め等の状況を各々撮影する。

③建付け完了・ 図面の建具符号別に、原則としてその両面を各々撮影する。

・ 施工範囲が判るよう、着手前写真と同一位置で撮影する。【4】完成時・ 建物の全景写真は、不要。・ 関連した別途工事がある場合は、可能な限り関連工事の施工

完了時に、当該工事完成時写真を撮影するなど、撮影時期に十分注意し撮影する。

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B-4 襖工事

・ 工事写真の中には、必ず工事件名、工事種類、請負者名を【1】一般事項表示板に記入し撮影する

・ 工事件名・・・・・○○○襖工事等を記入・ 工事種類・・・・・各工程名、建付け完了等を記入・ 請負者名・・・・・社名・ 表示板は、上記の事項を記入した表示用黒板を使用すること

監督員が指※ 学校、住宅等で同一仕様の諸室が重複してあり、する場合は、代表の諸室を撮影し重複する他の撮影を省略示

することができる。

・ 原則として、着手日に撮影する。【2】着手前・ 玄関又は施設の名称が判る部分を、住宅にあってはバルコニ

ー側及び廊下側の全景を撮影する。・ 室内の施工範囲を撮影する。

①工場製作【3】・ 図面の襖符号別に、骨組製作の完了時を撮影する。各工種工程・ また、仕上げの種別毎に紙張り(下張り、増張り)の完了時を

撮影する。・ 骨組製作完了時は、襖の縦横寸法、骨寸法及び骨本数を表

現して撮影する。

②建合わせ・ 開閉方法別に各々撮影する。

③仕上げ(上張り)・ 仕上げの種別毎に、紙張り(上張り)、周囲縁取付け及び引手

金物取付けの完了写真を各々撮影する。

④建付け中・ 図面の襖符号別に各々撮影する。

⑤建付け完了・ 図面の襖符号別に、原則としてその両面を各々撮影する。

・ 施工範囲が判るよう、着手前写真と同一位置で撮影する。【4】完成時・ 建物の全景写真は、不要。・ 関連した別途工事がある場合は、可能な限り関連工事の施工

完了時に、当該工事完成時写真を撮影するなど、撮影時期に十分注意し撮影する。

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B-5 黒板工事(掲示板を含む)

・ 工事写真の中には、必ず工事件名、工事種類、請負者名を【1】一般事項表示板に記入し撮影する。

・ 工事件名・・・・○○学校黒板工事等を記入する。・ 工事種類・・・・各工程名、桟組完了、塗装回数等を記入する。・ 請負者名・・・・社名を記入する。・ 表示板は、上記の事項を記入した表示用黒板を使用する。

※ 学校等で同一仕様の諸室が重複してあり、 する監督員が指示場合は、代表の諸室を撮影し重複する他の撮影を省略することができる。

※ 掲示板工事は、黒板工事に準じて撮影する。

・ 原則として、着手日に撮影する。【2】着手前・ 玄関又は施設の名称が判る部分の全景を撮影する。・ 室内(教室の正面又は背面)の施工範囲を普通教室、特別

教室の種別毎又は黒板の種別毎に1教室撮影する。

①取付前の状況【3】・ 取付前の取付各箇所の状況は、各室各黒板毎の取付前の各工種工程

状況が確認できるもので、木枠黒板共に取付直前のものを撮影する。

②工場加工・ 形状、仕様毎に枠材、桟材の組立完了後スケール等を当て、中

桟の状況、ピッチ等を 確認できるようにして撮影する。・ プレス作業は、組枠、地板、裏打ベニヤのプレス中を撮影する・ 塗装、研ぎ出し水洗い

〔木製黒板〕 下地処理、塗装1回から4回までの各工程毎〔鋼製黒板〕 エッチングプライマー処理、塗装1回から3回ま

での各工程毎・ 研ぎ出し水洗い

研ぎ出し水洗い、仕上げ塗装の各工程毎に撮影する。

③取付中・ 各教室、各黒板毎の取付中を撮影すること。

・ 施工範囲が判るよう、着手前写真と同一位置で撮影する。【4】完成時(養生は、はがしておく。)

・ 建物全景写真は、不要。・ 鋼製黒板は、規定数のマグネットを付けた状態で撮影する。・ 製造者名の表示したシールを上枠及び下枠の2箇所に貼付

た状態で撮影する。・ 関連した別途工事がある場合は、可能な限り関連工事の施工

完了時に、当該工事完成時写真を撮影するなど、撮影時期に十分注意し撮影する。

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B-6 屋外付帯工事

・ 工事写真の中には、必ず工事件名、工事種類、請負者名を【1】一般事項表示板に記入し撮影する。

・ 工事件名・・・・・○○○屋外附帯工事等を記入する。・ 工事種類・・・・・各工程名、取付完了等を記入する。・ 請負者名・・・・・社名を記入する。・ 表示板は、上記の事項を記入した表示用黒板を使用する。

・ 原則として、着手日に撮影する。【2】着手前・ 撮影は、4方向(東、西、南、北)からには拘らず、敷地の状況

が十分把握出来るように撮影する。・ 施工の範囲、位置を石灰や縄張り等で明示した上で撮影し、

明示が困難な場合は、写真画面に朱線で範囲や位置を示す。

①仮設工事【3】・ ベンチマーク、縄張り、遣方及び する仮設物の各工種工程 監督員の指示

設置後を撮影する。

②土工事・ 使用する土工機械の仕様が判るよう撮影する。・ 残土処理の状況は、その処理方法を明確に判別することが

できるよう撮影する。・ 指定処分による場外搬出の場合は、工事現場において積込

み中を、処理場において荷降ろし中を、各々撮影し、運搬車両と共に処理場の表示看板をその表示内容が確認できるよう撮影する。

・ 根切り、鋤取りは、完了時にその幅や深さ等を表現して撮影する。

・ 埋戻しは、必要に応じて締固めや水ぎめの状況を一層の仕上がり厚さ ㎜程度ごとにマーキング等を行い、各層の工程の300施工状況を1箇所撮影し、完了時を撮影する。

・ 残土処理(自由処分の場合)は、場外搬出の状況を撮影する。・ 処分地の指定がある場合は、上記の状況と共に、捨て場の

荷下ろしの状況と処分場が確認できるよう車両と施設の看板等を入れて撮影する。

③鉄筋、コンクリート、型枠工事・ 鉄筋、コンクリート、型枠工事等については、建築工事に準じ

て撮影する。

④舗装工事( )共通事項1・ 各仕様毎に最大の施工面積部分で一連の工程を各々撮影する。

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( )路床及び路盤2・ 路床不陸整正、路床締固め路盤材敷均し及び路盤締固めの

状況を、その使用作業機械と共に各々撮影する。・ 路盤の厚さ及び締固め度の検査を行い、測定箇所について

は仕様書に従って行い、その状況を各々撮影する。

( )コンクリート舗装3・ プライムコート散布、型枠建込み、コンクリート打込み、溶接金

網打込み、コンクリート平坦仕上げ及び注入目地材充填の状況を各々撮影し、舗装完了時に舗装面全景を撮影する。

・ 切取り検査の状況は、採取したコアの厚さを表現して撮影する。

( )アスファルト舗装4・ 使用舗装機械を撮影する。・ 加熱アスファルト混合物の現場到着時の温度測定状況を撮影

する。(黒板に測定値を記入。)・ シールコート(アスファルト乳剤、砂)散布、基層アスファルト混

合物敷均し、タックコート散布、表層アスファルト混合物敷均し及び表層転圧の状況を各々撮影し、舗装完了時に舗装面全景を撮影する

・ 切取り検査の測定箇所は、 仕様書に従って行い、その標準状況は採取したコアの厚さを表現して撮影する。

( )平板舗装5・ 平板は、搬入時に寸法を表現して撮影する。・ モルタル敷均し、平板敷込み及び目地充填の状況を各々撮

影し、舗装完了時に舗装面全景を撮影する。

( )タイル舗装6・ 均しモルタル塗、張付けモルタル塗布、タイル張付け及び目

地詰めの状況を各々撮影し、舗装完了時に舗装面全景を撮影する

( )れんが舗装7・ れんがは、搬入時に寸法を表現して撮影する。・ モルタル敷均し、れんが敷込み及び目地充填の状況を各々

撮影し、舗装完了時に舗装面全景を撮影する。

( )インターロッキング舗装8・ クッション砂敷均し、ブロック敷設及び目地砂充填の状況を

各々撮影し、舗装完了時に舗装面全景を撮影する。

( )クレイ舗装9・ 火山砂利及び真砂土の敷き均し、転圧、表層安定剤散布、

転圧の状況を各々撮影し、舗装完了時に舗装面全景を撮影する。

・ 表層安定剤散布の材料及び空袋を撮影する。・ 表層の硬度(貫入抵抗値)を確認するプロクタニードル貫入試

験の実施状況及び測定値を表現して撮影する。

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⑤縁石工事・ 各仕様毎に最長の施工部分で一連の工程を各々撮影する。・ 土工事,地業工事については、本体工事に準じて撮影する。・ モルタル敷均し、縁石敷設及び目地モルタル充填の状況を

各々撮影し、完了時に全景を撮影する。

⑥側溝工事( )共通事項1・ 蓋掛けは、蓋の種別毎に仕様が判るよう撮影する。・ グレーチングは、連結金物の取付状況を撮影する。・ 各仕様毎に最長の施工部分で一連の工程を各々撮影する。

( )既製品側溝2・ 土工事、地業工事については、本体工事に準じて撮影する。・ モルタル敷均し、既製品側溝敷設及び目地充填の状況を

各々撮影し、完了時に全景を撮影する。

( )現場打ち側溝3・ 土工事、地業工事については、本体工事に準じて撮影する。・ 鉄筋、コンクリート、型枠工事については、本体工事に準じて

撮影する。・ 完了時に全景を撮影する。

⑦排水工事( )配管1・ 各仕様毎に最長の施工部分で一連の工程を各々撮影する。・ 土工事、地業工事については、本体工事に準じて撮影する。・ 鉄筋、コンクリート、型枠工事については、本体工事に準じて

撮影する。・ 管の敷設については、その作業状況と埋戻し砂水ぎめの状

況を各々撮影する。

( )桝2・ 各種桝類は、既製品については、既製品側溝に、現場打ち

については、現場打ち側溝に準じて各々撮影する。

・ 原則として、着手前写真を撮影した位置より、敷地全体を撮【4】完成時影する。

・ 関連した別途工事がある場合は、可能な限り関連工事の施工完了時に、当該工事完成時写真を撮影するなど、撮影時期に十分注意し撮影する。

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B-7 遊具設置工事

・ 工事写真の中には、必ず工事件名、工事種類、請負者名を【1】一般事項表示板に記入し撮影する。

・ 工事件名・・・・・・○○○○工事等を記入する。・ 工事種類・・・・・・各工程名等を記入する。・ 請負者名・・・・・・社名を記入する。・ 表示板は、上記の事項を記入した表示用黒板を使用する。

・ 原則として、着手日に撮影する。【2】着手前・ 工事敷地の全景を撮影する。・ 遊具設置等のブロック単位で全景を撮影する。・ 施工の範囲、位置を石灰やポール等で明示した上で撮影し、

明示が困難な場合は、写真画面に朱線で範囲や位置を示す。

①共通事項【3】・ メーカー製作物(二次製品)の製作写真は、撮影不要。各工種工程・ 工場製作物は、製作工程(加工、組立、メッキ及び塗装等)を

撮影する。・ ただし、同一仕様の遊具は、代表的なものを撮影し、他は

省略できる。

②構造物基礎・ 設計図、標準図又は承諾図に示す仕様に基づき、床掘、割り

石地業、クラッシャラン地業、型枠組立、コンクリート打込み、埋戻し等の完了時を各々撮影する。

・ 仕上がり厚さ等の寸法を表現して撮影する。・ 床掘は作業状況を、割り石・クラッシャラン地業はランマー等

による締め固めの状況を、コンクリート打込みは振動機を使用しての打込み状況を各々撮影する。

③コンクリート構造物(既製品)・ 据付けモルタル塗りの状況及び完了時、構造物据付けの完了

時を各々撮影する。・ 据付けモルタルの厚さ、製品寸法等を各々撮影する。

④コンクリート構造物(現場打ち)・ 配筋、型枠組立、コンクリート打込み、型枠取外し及び表面仕

上げの状況を各々撮影し、完了時に各部寸法を表現して撮影する。

・ 配筋は、鉄筋の径、品数、定着長さ、配筋等を表現して撮影する。

・ コンクリート打込みに際し、黒板に強度、スランプを表示する。

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⑤鋼構造物(既製品)・ アンカーボルトの保持及び埋込み、構造物の据付け完了時を

各々撮影する。・ 製品寸法及び据付け寸法を各々撮影する。

⑥鋼構造物(現場加工品)・ アンカーボルトの保持及び埋込み、組立て、現場溶接及び塗

装の状況を各々撮影し、完了時に各部寸法を表現して撮影する。

⑦木製構造物・ 構造物の据付け完了時を撮影する。・ 製品寸法及び据付け寸法を各々撮影する。

⑧塗装仕上げ・ 各種材料について、搬入時に使用材料の種類及び 等のJIS

規格が確認できるよう撮影する。・ 錆止めは、錆止め塗料の種別に応じて撮影する。・ 塗料,塗装下地面の種別に応じて、同一部位を対象に工程

毎の施工状況、及び完了時を撮影する。(原則として、塗装工程が判別できるように下地の色を変える。)

・ 着手前と同位置方向から撮影する。【4】完成時・ 工事敷地の全景を撮影する。・ 遊具設置等のブロック単位で全景を撮影する。・ 関連した別途工事がある場合は、可能な限り関連工事の施工

完了時に、当該工事完成時写真を撮影するなど、撮影時期に十分注意し撮影する。

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B-8 植栽工事

・ 工事写真の中には、必ず工事件名、工事種類、請負者名を【1】一般事項表示板に記入し撮影する。

・ 工事件名・・・・・・○○○○○○植栽工事等を記入する。・ 工事種類・・・・・・各工程名等を記入する。・ 請負者名・・・・・・社名を記入する。・ 表示板は、上記の事項を記入した表示用黒板を使用する。

・ 原則として、着手日に撮影する。【2】着手前・ 工事敷地の全景を撮影する。・ 植樹帯等のブロック単位で全景を撮影する。・ 施工範囲、位置を石灰やポール等で明示した上で撮影する。

なお、明示が困難な場合は、写真画面に朱線で範囲や位置を示す。

( )共通事項【3】 1・ 肥料、土壌改良材等の搬入時に、材料検収及び空袋の写真各工種工程

を数量、規格等が判るよう各々撮影する。・ 肥料、土壌改良材等の搬入数量写真は、ペンキ等で数量を明

記し、数量が確認できるように撮影する。・ ただし、現場の状況等により、全数量の一括撮影が困難な場

合は、 を受け分割して撮影することが出来る。監督員の承諾・ 樹木の検収は、次の時期に行う。

区 分 高 さ 幹 周 枝張(葉張)高木 植付後 搬入時 植付後中木 植付後 - 植付後低木(単植) 植付後 - 植付後低木(寄植) 植付後 - 搬入時

・ 支柱の材料検収(長さ、径)をその種類毎に撮影する。・ 客土の搬入がある場合は、現場搬入状況を撮影する。

( )高木・中木2・ 一連の作業工程写真は、高木、中木毎にそれぞれの最大規

格の代表する樹木で、1工程を撮影する。・ 標準的な撮影工程は、次のとおりとする。

※高木のみ①樹木検収(幹周)②剪定状況③養生状況(幹巻等)④植穴掘状況⑤植穴寸法(穴底の土の状況等が確認できること。)⑥肥料、土壌改良材等混入状況( 又は計量)監督員立会⑦植付状況⑧支柱結束状況及び出来形⑨潅水状況⑩樹木寸法計測(高さ、枝張又は葉張)

・ 出来形写真は、樹種、規格毎の1本について、寸法(高さ、幹周、枝張又は葉張)が判るよう撮影する。

・ 支柱がある場合は、支柱の出来形も併せて撮影する。

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・ 担保2年の特殊樹木は、全ての植穴寸法を撮影する。

( )低木単植3・ 一連の作業工程写真は、最大規格の代表する樹木で、

1工程を撮影する。・ 標準的な撮影工程は、次のとおりとする。

①樹木検収(葉張)②植穴掘状況③植穴寸法(穴底の状況等が確認できること。)④肥料、土壌改良材等混入状況( 又は計量)監督員立会⑤植付状況⑥剪定状況⑦潅水状況⑧樹木寸法計測(高さ)

・ 出来形写真は、樹種、規格毎の1本について、寸法(高さ、葉張)が判るよう撮影する。

( )低木寄植4・ 一連の作業工程写真は、最多の樹木の代表する寄植で、

1工程を撮影する。・ 標準的な撮影工程は、次のとおりとする。

①樹木検収(葉張)②植穴掘状況③植穴寸法(穴底の状況等が確認できること。)④肥料、土壌改良材等混入状況( 又は計量)監督員立会

※計量の場合は、 本当たり等10⑤植付状況⑥マルチ材敷均状況(指定されている場合のみ)⑦剪定状況⑧潅水状況⑨樹木寸法計測(高さ)

・ 出来形写真は、樹種、規格毎の1本について、寸法(高さ、葉張)が判るよう撮影する。

( )地被5・ 一連の作業工程写真は、最多のものの代表する寄植で、

1工程を撮影する。・ 標準的な撮影工程は、次のとおりとする。

①入荷状況②材料検収(ポット径、芽立ち数等)③肥料、土壌改良材等混入状況( 又は計量)監督員立会

※計量の場合は、 ㎡当たり等10④植付状況⑤マルチ材敷均状況(指定されている場合のみ)⑥潅水状況⑦完了⑧出来形(密度が指定されている場合)

・ 出来形写真は、種類毎1本の寸法等を撮影する。また、寄植1箇所の完了を撮影する。

( )張芝6

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・ 一連の作業工程写真は、一番広い箇所で、1工程を撮影する。・ 標準的な撮影工程は、次のとおりとする。

①地拵(不陸整正)状況②肥料、土壌改良材等混入状況( 又は計量)監督員立会

※計量の場合は、 ㎡当たり等10③張付状況④張付割合検収(7割張りの場合)⑤目土かけ状況⑥転圧状況⑦完了

・ 着手前と同位置、方向から撮影する。【4】完成時・ 工事敷地の全景を撮影する。・ 植樹帯等のブロック単位で全景を撮影する。・ 関連した別途工事がある場合は、可能な限り関連工事の施工

完了時に、当該工事完成時写真を撮影するなど、撮影時期に十分注意し撮影する。

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B-9 外壁(内壁)改修工事

・ 工事写真の中には、必ず工事件名、工事種類、請負者名を【1】一般事項表示板に記入し撮影する。

・ 工事件名・・・・・○○○○工事等を記入する。・ 工事種類・・・・・各工種、工程名を記入する。・ 請負者名・・・・・社名を記入する。・ 表示板は、上記の事項を記入した表示用黒板を使用する。・ 隠ぺいされる部分で、部材寸法、間隔等が示されている場合

は、スケールを当てて撮影すること。

・ 原則として、着手日に撮影する。【2】着手前・ 玄関または、校門等の施設の名称が判る部分を撮影する。・ 外壁改修工事にあっては、施設の各面の全景を撮影する。・ 内壁改修工事にあっては、施設の代表的な外部の全景及び

内部の施工範囲の全景をブロック単位等で撮影する。・ 工事箇所、範囲を朱線で囲む。ただし、施工範囲が写真内容

の全部である場合は、朱線囲みを省略することができる。

①共通事項【3】・ 改修に使用する各種材料について、搬入時に材料の種類及各工種工程

び規格が確認できるよう撮影する。・ 仕上げ塗りがある場合についても、同様に撮影する。・ 材料の使用数量が確認できるよう、現場搬入状況及びその空

缶を撮影する。ただし、材料が少量の場合は、 により省略する監督員の指示ことができる。

・ 施工状況写真は、仕様書又は施工計画書の工程に従い撮影する。

・ 施工状況を撮影する場合、黒板に仕様書等の一般的名称、工程を表示する。

・ 下地処理(素地ごしらえ)、ケレンの状況を種別ごとに撮影する。

②仮設工事・ 足場、養生シート、仮囲い等の設置完了時を撮影すること。

③外壁改修工事・ 改修種別ごとに下地処理、施工中、完了の順序にて撮影をす

ること。・ 各改修記録を撮影する部位については、改修種別ごとに通し

番号を付す。・ 改修図面に、写真撮影をした部位を番号と共に表示する。・ その他、必要と思われる工種、工程は全て撮影する。・ 各改修工程の標準的な撮影は、原則として次のとおり行う。

1)打診及び目視調査中2)原設計に基づくマーキング3)打診及び目視調査によるマーキング4)補修部分確認( による)監督員立会5)各改修種別ごとの改修作業中及び完了6)下地清掃

・ 外壁等の汚れ部分、コケ発生部分及び旧塗膜の浮き部分をワイヤーブラシ、スクレーパー等を用い

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除去、清掃中を撮影する。・ 高圧洗浄機で水洗い施工中を、水圧を表示して

撮影する。7)現状部処理8)吹き付け作業中9)完了

※マーキングについては、原設計と打診調査の識別ができるもので、ペイント(スプレー等)または、養生テープ等を使用し、改修後の仕上げ材に影響が生じない材質を選定する。

④内壁改修工事・ 改修種別ごとに下地処理、施工中、完了の順序にて撮影をす

る。・ 各改修記録を撮影する部位については、改修種別ごとに通

し番号を付す。・ 改修図面に、写真撮影をした部位を番号と共に表示する。・ その他、必要と思われる工種、工程は全て撮影する。・ 各改修工程の撮影は、原則として次のとおり行う。

1)打診及び目視調査中2)原設計に基づくマーキング3)打診及び目視調査によるマーキング4)補修部分確認( による)監督員立会5)各改修種別ごとの改修作業中及び完了6)仕上げ工事7)完了

※マーキングについては、原設計と打診調査の識別ができるもので、ペイント(スプレー等)または、養生テープ等を使用し、改修後の仕上げ材に影響が生じない材質を選定する。

⑤撤去工事・ 撤去により発生した産業廃棄物は、適正に処理し、廃棄物の

収集運搬及び処分場の処分ルート 分別・集積状況及び毎の処分状況を撮影する。

・ 処分状況写真は、廃棄物積込み、処分場搬入(許可表示板を入れる)及び許可表示板、廃棄物積降ろしの各状況について、運搬車両(車両ナンバーを入れる)と共に撮影する。

・ 施工範囲が判るよう、着手前写真と同一位置(方向)で撮影【4】完成時する。

・ 本工事以外の関連した別途工事がある場合は、可能な限り関連工事の施工完了時に、当該工事の完成時写真を撮影する。

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B-10 金属製建具工事 (窓枠改良)

・ 工事写真の中には、必ず工事件名、工事種類、請負者名を【1】一般事項表示板に記入し撮影する。

・ 工事件名・・・・・○○○○工事等を記入する。・ 工事種類・・・・・各工種、工程名を記入する。・ 請負者名・・・・・社名を記入する。・ 表示板は、上記の事項を記入した表示用黒板を使用する。・ 隠ぺいされる部分で、部材寸法、間隔等が示されている場合

はスケールを当てて撮影する。

・ 原則として、着手日に撮影する。【2】着手前・ 玄関または、校門等の施設の名称が判る部分及び施設の代

表的な外部の全景を撮影する。・ 外部建具にあっては、施工範囲が判る部分の外部全景を撮

影する。・ 内部建具にあっては、施工範囲が判る部分の内部全景を撮

影する。・ 工事箇所を朱線で囲む。ただし、施工範囲が写真内容の全部

である場合は、朱線囲みを省略することができる。

( )仮設工事【3】 1・ 足場、養生シート、仮囲い等の設置完了時を撮影する。各工種工程

( )建具工事2・ 各階の各建具符号ごとに撮影する。・ ただし、同符号の場合は、各1箇所でよい。・ 防音仕様などの建具内に充填物がある場合は、その仕様、内

容を表現して隠ぺい前に撮影する。・ 撮影は、次のとおりとする。

① 撤去作業中および完了② アンカー等作業中(スケールを当てる)③ 建具取付け作業中④ 建具廻り及び下枠のモルタル詰め状況

(外部建具にあっては、防水モルタル及び防水剤の混入状況および材料写真を撮影する。)

⑤ 建具取付け完了(アンカーピッチが確認できるような写真)

⑥ 建具枠廻り補修状況⑦ ガラス工事

(網入りガラスの小口の防錆処理中及び使用材料)⑧ シーリング材の材料及び施工状況

~バックアップ材充填後、シーリング所要断面寸法の確認ができるもの

※仕様書で引張試験又は簡易接着性試験の指示がある場合は、その試験状況を撮影する。

⑨ 清掃状況⑩ 完了⑪ その他、必要と思われる工種、工程は全て撮影する。

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( )塗装工事3・ 塗装仕上げがある場合は、各種材料について、搬入時に使

用材料の種類及びJIS等の規格が確認できるよう撮影する。・ 材料の使用数量が確認できるよう、現場搬入状況及びその

監督員の空缶を撮影する。 ただし、材料が少量の場合は、により省略することができる。指示

・ 施工状況写真は、仕様書の工程に従い撮影する。・ 施工状況を撮影する場合、黒板に仕様書等の一般的名称を

表記する。・ また、その工種・工程を表示する。・ 下地処理(素地ごしらえ)、ケレンの状況を種別毎に撮影する・ 錆止め状況は、下地の種別に応じて撮影する。・ 塗料,塗装下地面の種別に応じて、同一部位を対象に工程

毎の施工状況、及び完了時を撮影する。(原則として、塗装工程が判別できるように下地の色を変える。)

( )撤去工事4・ 撤去により発生した産業廃棄物は、適正に処理し、廃棄物の

収集運搬及び処分場の処分ルート 分別・集積状況及び毎の処分状況を撮影する。

・ 処分状況写真は、廃棄物積込み、処分場搬入(許可表示板を入れる)及び許可表示板、廃棄物積降ろしの各状況について、運搬車両(車両ナンバーを入れる)と共に撮影する。

【4】完成時・ 施工範囲が判るよう、着手前写真と同一位置(方向)で撮影

する。・ 本工事以外の関連した別途工事がある場合は、可能な限り関

連工事の施工完了時に、当該工事の完成時写真を撮影する

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B-11 防水改修(改良)工事

・ 工事写真の中には、必ず工事件名、工事種類、請負者名を【1】一般事項表示板に記入し撮影する。

・ 工事件名・・・・・○○○○工事等を記入する。・ 工事種類・・・・・各工種、工程名を記入する。・ 請負者名・・・・・社名を記入する。・ 表示板は、上記の事項を記入した表示用黒板を使用する。・ 隠ぺいされる部分で、部材寸法、間隔等が示されている場合

は、スケールを当て撮影する。

・ 原則として、着手日に撮影する。【2】着手前・ 玄関または、校門等の施設の名称が判る部分及び施設の代

表的な外部の全景を撮影する。・ 施工範囲が判る部分の全景を撮影する。

一括で全景が収まらない場合は、ブロック単位等に分割して撮影する。

・ 工事箇所を朱線で囲む。ただし、施工範囲が写真内容の全部である場合は、朱線囲みを省略することができる。

①共通事項【3】・ 以下の撮影工程は、標準的な工程を示しており、仕様書及び各工種工程

施工計画書に基づき撮影する。・ 仕様書に記載のない工法については、監督員の承諾により施

工計画書に基づき撮影する。・ 各種材料について、搬入時に使用材料の種類及びJIS等の

規格が確認できるよう撮影する。・ 材料の使用数量が確認できるよう、現場搬入状況及びその

空缶を撮影する。ただし、材料が少量の場合は、 により省略する監督員の指示ことができる。

・ 施工状況を撮影する場合、黒板に仕様書等の一般的名称、工程を表示する。

②アスファルト防水・ プライマー塗り、ルーフィング類の張付け及びルーフドレン等

の取合い部・出隅・入隅・防水端末の処理等の施工中の状況を撮影する。

・ ルーフィング類の張付け状況は、重ね合わせ幅を表現して撮影する。

・ 施工計画書の仕様に従って、工程毎の施工状況及び完了時の全景を撮影する。

③塗膜防水・ ルーフドレン等の取合い部・出隅・入隅・防水端末の処理等の

施工中の状況を撮影する。・ 施工計画書の仕様に従って、工程毎の施工状況及び完了時

の全景を撮影する。・ 緩衝シート又は補強布などは、重ね合わせ幅を表現して撮影

する。

④合成高分子系ルーフィングシート防水

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・ ルーフドレン等の取合い部・出隅・入隅・防水端末の処理等の施工中の状況を撮影する。

・ 施工計画書の仕様に従って、工程毎の施工状況及び完了時の全景を撮影する。

・ ルーフィング類の張付け状況は、重ね合わせ幅を表現して撮影する。

⑤ゴムアスファルト系シート防水・ プライマー塗り、アスファルトコンパウンド溶融、シートの張付

け、ルーフドレン等の取合い部・立ち上り部・出隅・入隅・防水端末の処理等の施工中の状況を撮影する。

・ 施工要領書の仕様に従って、工程毎の施工状況及び完了時の全景を撮影する。

・ シートの張付け状況は、重ね合わせ幅を表現して撮影する。

⑥シーリング材・ 材料の種別が確認できるように撮影する。・ 原則として充填状況を撮影するが、必要に応じてバックアップ

材、ボンドブレーカーの挿入状況、プライマーの塗布状況を撮影する。

・ 仕様書で引張試験又は簡易接着性試験の指示がある場合は、その試験状況を撮影する。

⑦撤去工事・ 撤去により発生した産業廃棄物は、適正に処理し、廃棄物の

収集運搬及び処分場の処分ルート 分別・集積状況及び毎の処分状況を撮影する。

・ 処分状況写真は、廃棄物積込み、処分場搬入(許可表示板を入れる)及び許可表示板、廃棄物積降ろしの各状況について、運搬車両(車両ナンバーを入れる)と共に撮影する。

・ 施工範囲が判るよう、着手前写真と同一位置(方向)で撮影【4】完成時する。

・ 本工事以外の関連した別途工事がある場合は、可能な限り関連工事の施工完了時に、当該工事の完成時写真を撮影する

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B-12 塗装工事(仕上げ塗材仕上を含む)

・ 工事写真の中には、必ず工事件名、工事種類、請負者名を【1】一般事項表示板に記入し撮影する。

・ 工事件名・・・・・○○○○工事等を記入・ 工事種類・・・・・各工種、工程名を記入・ 請負者名・・・・・社名・ 表示板は上記の事項を記入した表示用黒板を使用すること。・ 学校等の同一仕様が重複してある場合は、 す監督員の指示

る代表的な位置を撮影することができる。

・ 原則として、着手日に撮影する。【2】着手前・ 玄関または、校門等の施設の名称が判る部分及び施設の

代表的な外部の全景を撮影する。・ 外部にあっては、施工範囲が判る部分の外部全景を撮影す

る。・ 内部にあっては、施工範囲が判る部分の内部全景を撮影す

る。・ 工事箇所を朱線で囲む。ただし、施工範囲が写真内容の全部

である場合は、朱線囲みを省略することができる。

①共通事項【3】・ 施工状況写真は、仕様書の工程に従い撮影する。各工種工程・ 各種材料について、搬入時に使用材料の種類及びJIS等の

規格が確認できるよう撮影する。・ 材料の使用数量が確認できるよう、現場搬入状況及びその

監督員の空缶を撮影する。 ただし、材料が少量の場合は、省略することができる。指示により

・ 施工状況を撮影する場合、黒板に仕様書等の一般的名称と工程を表示する。

②塗装工事・ 特殊な塗装については、施工計画書に基づき施工状況を撮

影する。・ 下地処理(素地ごしらえ)、ケレンの状況を各種別毎に撮影す

る。・ 錆止め状況は、下地の種別に応じて撮影する。・ 塗料,塗装下地面の種別に応じて、同一部位を対象に工程

毎の施工状況、及び完了時を撮影する。(原則として、塗装工程が判別できるように下地の色を変える。)

③仕上げ塗材仕上工事~吹付工事・ 特殊な仕様については、施工計画書に基づき施工状況を撮

影する。・ 下地清掃、高圧洗浄及び下地処理の状況を各種別毎に撮影

する。・ 下地清掃は、外壁等の汚れ部分、コケ発生部分及び旧塗膜

の浮き部分をワイヤーブラシ、スクレーパー等を用い除去、清掃中を撮影する。

・ 高圧洗浄は、高圧洗浄機で水洗い施工中を、水圧を表示して

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撮影する。・ 仕上げ塗材の種別に応じて、同一部位を対象に工程毎の施

工状況及び完了時を撮影する。

④その他工事・ その他の工事がある場合は、建築工事の各工種による。

・ 施工範囲が判るよう、着手前写真と同一位置(方向)で撮影【4】完成時する。

・ 本工事以外の関連した別途工事がある場合は、可能な限り関連工事の施工完了時に、当該工事の完成時写真を撮影する

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B-13 解体工事

監督員の【1】一般事項 ・ 学校・住宅等の同一仕様が重複してある場合は、

代表的な位置を撮影することができる。指示する

・ 原則として着手日に撮影する。【2】着手前・ 玄関または、門柱等の施設の名称が判る部分及び施工範囲

が判る部分の全景を撮影する。・ 一括で全景が収まらない場合は、ブロック単位等に分割して

撮影する。・ 4方向からには拘らず、敷地の状況が十分把握出来るように

撮影する。・ 工事箇所を朱線で囲む。ただし、施工範囲が写真内容の全部

である場合は、朱線囲みを省略することができる。

・ 施工計画書に基づく、仮設物(仮囲い、足場、防音パネル、【3】仮設工事防音シート、養生シート等)について、設置状況を各々撮影する。

・ 解体機材の搬入状況及び規格が判るよう撮影する。

①構造体解体(杭を除く)【4】・ 構造体のうち地中部分(基礎、地中梁、地下工作物等)と地各工種工程

上部分(壁、スラブ等)ごとに、 代表的な位監督員の指示する置の解体状況について、各々撮影する。

・ 特に、地中埋設部分(基礎、地中梁、地下工作物等)については、解体範囲(計測器具を用い寸法計測を含む)及び撤去完了が確認できるよう撮影する。

・ また、基準点(例えば -○○)等からの解体範囲の指示GLがある場合は、適当な計測器具を用い撮影する。

・ 地中障害物がある場合は、その撤去状況を撮影する。・ 散水等の防塵処置状況を撮影する。

②杭解体・ 施工機械の搬入状況を撮影する。・ 杭の撤去(破砕を含む)がある場合は、その施工状況を撮影

する。・ 撤去数量が確認できるよう撮影する。

③内部解体(内装材等撤去)監督員・ 住宅・教室等の同一仕様の諸室が重複してある場合は

代表的な位置を撮影することができる。の指示する・ 天井、壁及び床等の撤去状況を各々撮影する。・ 家具等の撤去状況を撮影する。

アスベスト(石綿)除去④( )共通事項1・ 標準仕様書やアスベスト(石綿)除去改修工事仕様書の規定

に従い、各種工程等を撮影する。

( )吹付けアスベスト(石綿)除去2

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・ 施工計画書に基づく設備(更衣施設及び洗身設備、吸引装置及び防護具等)について、各々撮影する。

・ 作業室ビニールシート養生の設置状況及び撤去状況を各々撮影する。

・ 飛散防止剤等の使用材料及びその空缶等の数量が判るよう撮影する。

・ 撤去作業工程が判るよう撮影する。・ 真空掃除機等による、清掃及び後片づけの状況を撮影する。・ 除去した廃棄物の梱包状況を撮影する。・ 濃度測定(除去作業前、作業中、作業後)の測定状況を撮影

する。

アスベスト(石綿)含有保温材等除去( )3・ ( )吹付けアスベスト(石綿)除去に準拠する。2

( )非飛散性アスベスト(石綿)含有建材除去4・ 飛散防止の処置状況を撮影する。・ 施工計画書に基づく撤去作業状況を撮影する。・ 防塵マスク、防護メガネ及び作業衣等の防護具を各々撮影

する。・ 真空掃除機等による、清掃及び後片づけの状況を撮影する。・ 除去した廃棄物の梱包状況を撮影する。

⑤その他・ 照明器具、キュービクル等に使用されているコンデンサー等

にPCBが含まれている場合は、その梱包状況を撮影する。・ 浄化槽がある場合は、内部清掃状況を撮影する。・ オイルタンクがある場合は、抜き取り状況を撮影する。・ 水道管の玉おろし工事を行う場合は、その施工状況を撮影

する。・ 解体完了後の整地状況及び完了を撮影する。・ また、搬入土がある場合は、その搬入状況及び敷き均し状況

を撮影する。

⑥廃棄物処分・ 撤去により発生した産業廃棄物は、適正に処理し、廃棄物の

収集運搬及び処分場の処分ルート 分別・集積状況及び毎の処分状況を撮影する。

・ 処分状況写真は、廃棄物積込み、処分場搬入(許可表示板を入れる)及び許可表示板、廃棄物積降ろしの各状況について、運搬車両(車両ナンバーを入れる)と共に撮影する。

・ 原則として、着手前写真を撮影した位置より、敷地全体を撮影【5】完成時する。

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B-14 体育用具施設工事

・ 工場製作の部分については、材料検収、製作中、塗装、【1】一般事項メッキ等の製作中及び完了を撮影し、作業工程が必要なものについては、その工程が判るよう撮影する。

・ 原則として、着手日に撮影する。【2】着手前・ 玄関または、校門等の施設の名称が判る部分及び施設の代

表的な外部の全景を撮影する。・ 体育館内部の四隅から、施工範囲の内部全景を撮影する。

①コートライン【3】各工種・ テープによる養生の施工中及び完了を撮影する。工程・ 塗料等使用材料の仕様・規格が判るよう撮影する。・ 各コートの種類ごとに、塗装工程及びライン幅の出来形が判る

よう撮影する。

②前方吊上式バスケットゴール・ 一対の内、監督員の指示する代表的な1箇所について撮影

する。 ただし、施工前及び完了は、一対を撮影する。・ 各部品の材料検収について、その規格・仕様が判るよう撮影

する。・ 取付の状況を工程に従い撮影する。・ 取付後の出来形(リング高さ、ボード高さ、エンドラインからの

距離他)を寸法が判るよう表現し、撮影する。

③ジャバラ収納式バスケットゴール・ 同一仕様の一対の内、監督員の指示する代表的な1箇所に

ついて撮影する。ただし、施工前及び完了は、各一対を撮影する。

・ 各部品の材料検収について、その規格・仕様が判るよう撮影する。

・ 取付の状況を工程に従い撮影する。・ 取付後の出来形(リング高さ、ボード高さ、エンドラインからの

距離他)を寸法が判るよう表現し、撮影する。

④肋木(ろくぼく)・ 各部品の材料検収について、その規格・仕様が判るよう撮影

する。・ 取付の状況を工程に従い撮影する。・ 取付後の出来形を寸法が判るよう表現し、撮影する。

⑤防球ネット用具金物 (ステージ前、センター共通)・ 各部品の材料検収について、その規格・仕様が判るよう撮影

する。・ 取付の状況を工程に従い撮影する。

⑥床金具(バレー、バドミントン共通)・ 施工前は、各金具の施工位置にマーキングを施し撮影する。・ 各部品の材料検収について、その規格・仕様が判るよう撮影

する。

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・ 床開口の施工状況を撮影する。・ 取付の状況を工程に従い撮影する。・ 各取付金具の調整中の状況を各々撮影する。・ 取付後の出来形(スリーブ内にスケールを入れて)を、寸法が

判るよう表現し撮影する。・ ポストについては、材料検収(径、長さ)及び出来形(建て込

んだ状態)について撮影する。・ 完了は、各金具について各々撮影する。

・ 施工範囲が判るよう、着工前写真と同一位置(方向)で撮影【4】完成時する。

・ 本工事以外の関連した別途工事がある場合は、可能な限り関連工事の施工完了時に、当該工事の完成時写真を撮影する