竹芝夏ふぇす2019 「実施報告書」...竹芝夏ふぇす2019 「実施報告書」 2019 年...
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竹芝夏ふぇす2019
「実施報告書」
2019年 9月吉日
一般社団法人竹芝エリアマネジメント
簡易版
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1.イベント実績について
(1)開催目的
竹芝夏ふぇすは、竹芝の地域資源であるふ頭を活用した、島しょ振興にも資する“地域コミュニテ
ィイベント”として、2015年より、毎年 1回夏に開催し、今年で 5回目となった。
2015 年には 1 千人、2016 年には 3 千人、2017 年、2018 年には 5 千人を超える方々にご来場い
ただき、伊豆諸島定期船や、納涼船の利用者で賑わう中、関係機関の方々のご支援、ご協力を得て、
事故なく開催することが出来た。
海風にふかれるデッキ上のテーブル設置のほか、3 日間を通して JAZZ の生演奏を行うなどコンテ
ンツの充実をはかり、また、地域の飲食店にも出店に参加いただくなど、地域コミュニティイベントとし
ての充実を進めてきた。昨年は、企画の段階から地域の方々にご協力いただき、出店のみならず企
画・広報、そして備品提供等でご支援いただき、地域参加型のイベントとして開催できた。
来場者もリピートが多くみられるようになり、地域連携としての一定の成果が出たと受け止め、今年
の開催では、今までの納涼イベントに、演出・PR 等のコンテンツ強化を図り、より竹芝の風物イベント
として地域内外への発信を目指す。
(2)イベント概要
①ミュージックフェス連携音楽ステージ<広場>
②「TAKESHIBA Town of Light Festival」プロジェクションマッピング演出連携
③「TAKESHIBA島しょ Station Bar」プロジェクト連携
④「竹芝クルーズ」イベント連携
⑤「竹芝打ち水大作戦」連携
⑥「TOKYO ROBOT COLLECTION」イベント提供
(3)開催内容
・名 称 : 地域活性化イベント「竹芝夏ふぇす 2019」
・日 時 : 2019年 8月 21日(水)、22日(木)、23日(金) 17:30~21:00
・会 場 : 竹芝客船ターミナル<中央広場、デッキ>
・主 催 : 一般社団法人竹芝エリアマネジメント
・共 催 : 指定管理者 東京港埠頭・テレポートセンターグループ、
株式会社東京テレポートセンター
・協 賛 : 東日本旅客鉄道株式会社
・後 援 : 東京都、港区、竹芝地区まちづくり協議会、東京都島嶼町村会、
公益財団法人東京都島しょ振興公社、公益財団訪印小笠原協会、小笠原村、
小笠原村観光局、一般社団法人東京諸島観光連盟、一般社団法人東京都
港湾振興協会、株式会社ゆりかもめ
・特別協力 : 一般社団法人日本ジャズ協会21
・協 力 : 東海汽船株式会社
・来場者数 : 延べ 5,000人
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<会場レイアウト>
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(4)来場者数と売上
来場者数延べ 5,000 人については、毎時間 40 分から 10 分間の滞留人数をカウントし、時間ごと
の変遷を確認した。その結果は、以下の通り。
21 日(水) 17:40 ~ 17:50 269人
<1,128人> 18:40 ~ 18:50 242人
19:40 ~ 19:50 341人
20:40 ~ 20:50 276人
22 日(木) 17:40 ~ 17:50 436人
<2,103人> 18:40 ~ 18:50 558人
19:40 ~ 19:50 570人
20:40 ~ 20:50 539人
22日(木) 17:40 ~ 17:50 355人
<1,836人> 18:40 ~ 18:50 508人
19:40 ~ 19:50 491人
20:40 ~ 20:50 482人
初日はイベント開始から一時小雨が降るような天候のため、後半になっても来場者数が伸びなかっ
た。2 日目、3 日目は例年通りの来場者となり、一昨年、昨年に引き続き、5,000 人を超える方々にご
利用いただいた。
飲食店に関しては、1 階に地域店舗を集約し、お祭りの露店のような配置をとったことで、例年より
も場所による売上格差は少なく、購入者にとっても利便性が良かった。一方、3 階のデッキは例年よ
りも利用者が少なかったこと、また店舗数を減らしたこともあり、売上が減少した。
1階広場には滞留し満席状態が続くが、3階デッキ会場がわかり難いことから、来場者数の減、そし
て売上減につながっている。人による誘導のほか、会場の案内板、演出による工夫など、検討課題と
して挙げられる。
(単位:円)
フード ドリンク フード ドリンク フード ドリンク
349,080 284,270 362,960 306,490 310,950 312,800 1,926,550
61,600 43,100 112,400 96,900 100,400 96,600 511,000
2,437,550
合計
計 738,050 878,750 820,750
8/21(水) 8/22(木) 8/23(金)
地域飲食店売上
協力飲食店売上
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2.成果と課題
竹芝夏ふぇすは、2015 年から、竹芝の地域資源であるふ頭を活用した地域コミュニティイベントとし
て開催し、ふ頭活用の可能性と課題やイベントコンテンツの適応性、安心・安全対策の確認等、それ
ぞれのテーマによる社会実験を行ってきた。
過去 4 年間を通して竹芝ふ頭の資源としての魅力を確認し、地域のためのコミュニティイベントとし
てリピータも多くみられるようになり、夏のイベントとして定着化してきたと感じられる。そこで 5 回目と
なる今年は、夏ふぇすを通して竹芝の魅力を地域内外に発信していくことを目的に、「地域コミュニテ
ィの促進」と「連携プロジェクトの推進」を目指し企画・開催した。その成果と課題について振り返る。
□地域コミュニティの促進
①東京都立芝商業高等学校、東京都立大島海洋国際高等学校の出演・出店
イベント初日は、大島海洋国際高校の吹奏楽部のステージから始まり、芝商業高校のダンス部、合
唱部の生徒さんにバトンを繋げた。昨年よりも多くの生徒さんに出演いただいたが、特に 3 日目には
初めて大島の郷土芸能部による御神火太鼓が披露された。竹芝は島の玄関口としての役割(特徴)
を持ち、島の多くの PRの場としてつながるよう今後も連携を深めていきたい。
②ミュージックフェス連携音楽ステージ
昨年に続き、東京港埠頭株式会社主催の「竹芝ミュージックフェス」とステージ連携を行った。ブル
ースカイのスインギー奥田さんと M&K さん、そしてバッキー白片 Jr.さんのによるプロの JAZZ ステー
ジのほか、MPT.COMPANY さんによるフラダンスが 2日目の会場を盛り上げた。
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□連携プロジェクトの推進
①竹芝打ち水大作戦の実施
みなと環境にやさしい事業者会議の協力を得ながら、夏ふぇす初日のオープニング前に打ち水を
開催した。東京港埠頭㈱さんによる給水船の捨て水を活用した竹芝らしい環境貢献イベントとなり、
地域企業等への呼びかけを行い、10社約 50名の方々にご参加いただいた。
②「TAKESHIBA Town of Light Festival」プロジェクションマッピング連携
夏ふぇす会場に隣接するホテルアジュール竹芝の壁面に投影されたプロジェクションマッピングは、
JAZZ の演奏と相まって来場者にも大変盛況であった。今年は屋外広告物の実証実験として商業的
広告も一部掲載することが可能となり、地域の企業ロゴなどを投影し、会場全体を盛り上げていた。
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「TAKESHIBA島しょ Station Bar」プロジェクト連携
竹芝ふ頭が東京都地域につながる拠点であることや、数少ない港区における憩いの海辺スポット
であることの PR を目的とした Station Bar を併設した。東京湾の景観が良いデッキにカウンターを配
置し、島の情報としてパネル設置を行った。夏ふぇすの 1階から 3階への誘導が難しかったが、利用
者の方は新しい竹芝の景観を愉しんでいただいた。島とのつながりあるイベントコンセプトは今後も
深めていきたい。
④「竹芝クルーズ」イベント連携
竹芝の地域資源は、夏ふぇす会場であるふ頭であり、またそのふ頭を活用した舟運は、これからの
まちづくりにとって、まちの魅力を高める大きな力となる。今回は、夏ふぇすにも協賛いただいた東日
本旅客鉄道株式会社が実施した舟運社会実験と連携した。天王洲アイルとつないだ水上バスのほ
か、今年は東京湾を周遊するナイトクルージングが企画・開催された。
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(参考 1)ポスター・ちらし
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(参考3)アンケートシート
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(参考4)当日の様子
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