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社史(出版物 )を実際に見るには 社史を調べる 社史を調べるための資料は、国立国会図書館の提供している「リサーチナビ」のサイトの中に「社史について調べる」としてま とめられています。内容は、「1. 国立国会図書館の所蔵を調べる」「2. 他機関の所蔵を調べる」「3. 社史総覧など」「4. 外国企 業の社史」です。また、国立国会図書館提供「カレントアウェアネス」No.317 掲載の熊谷尚子『CA1803 - 動向レビュー:社史の世界』 には、社史を調べるためのさまざまなヒントがまとめられています。 ・リサーチナビ:社史について調べる (リサーチナビ>調べ方案内>経済・産業>企業を調べる>社史について調べる)  https://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/theme-honbun-102077.php ・カレントアウェアネス CA1803 - 動向レビュー:社史の世界 / 熊谷尚子(2013.9.20) http://current.ndl.go.jp/ca1803 社史を実際に見る 全国の都道府県立図書館や大学図書館等の所蔵は国立国会図書館サーチ(NDL Search) 、海外の図書館の所蔵は WorldCat で調べることができます。実際のご利用にあたっては各図書館へ直接お問い合わせください。 ・国立国会図書館サーチ http://iss.ndl.go.jp/ ・WorldCat https://www.worldcat.org/ 公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センター 〒114-0024 東京都北区西ヶ原 2-16-1 TEL 03-3910-0029 FAX 03-3910-0085 Information Resources Center Shibusawa Eiichi Memorial Foundation 2-16-1 Nishigahara, Kita-ku, Tokyo, Japan 114-0024 社史とは「会社の歴史」であると同 時に、「会社の歴史を記した出版物」 を表します。社 史 研 究 家の村 橋 勝 子 は『社 史 の 研 究』(ダイヤモンド社、 2002)の中で、社史の定義を「企業が 自社の歴史を、社内資料に基づいて [ 編纂し ]、会社自身の責任において 刊行したもの」としています。このサイト では村橋の定義にそって、「出版物と しての社史」を扱います。 社史には、創業者がどのような思 いで会社を創ったか、どんな仲間と協 働したか、ものづくりの会 社ならその 製品や原料はどんなものか、どの地 域に工場を建てたか、様々な困難を どのように克 服して発 展したか、など がまとめられています。会 社 ができて からの歴史だけでなく、例えば酒造 会社なら紀元前から人間がいかに酒 を楽しんできたかについても触れら れています。金 融 機 関 や 鉄 道 会 社な ら、創業地域の経済産業状況が歴史 的経緯も含め詳細に記されています。 渋沢社史データベースは、これまで豊 富な内 容にも関わらずアクセスの難し かった社史の中身を縦横に検索する データベースです。 収録されている社史 社史とは 「渋沢社史データベース」には、明 治以降日本で出版された全社史約 15,000 冊の中から、渋沢栄一に関 連する会社の社史を中心に約 1,500 冊 分 のデータを収 録しています。なお 渋沢栄一がどのような会社に関わっ たかは、「 渋 沢 栄 一 関 連 会 社 名 ・ 団 体名変遷図」 https://www.shibusawa.or.jp/eiich i/companyname/ を参照ください。 収録データ 社史1 冊ごとに、「目次」 「索引」 「年 表」 「資料編」のデータを採録していま す。「目次」はほぼすべての社史にありま すが、「資料編」は約80%、「年表」は約 75%、「索引」は約20%の社史にしかあ りません(全社史における「索引」掲載の 割合はせいぜい 2%ですが(村橋『社 史の研究』p.271)、このデータベースで は索引のある社史を優先的に採録して います)。それぞれ項目ごとに1データと しており、総データ数は約 242 万件です。 渋沢社史データベース 渋沢社史データベース Shibusawa Shashi Database https://shashi.shibusawa.or.jp/ https://shashi.shibusawa.or.jp/ https://shashi.shibusawa.or.jp/ Shibusawa Shashi Database Shibusawa Shashi Database Shibusawa Shashi Database https://shashi.shibusawa.or.jp/ 渋沢社史データベースとは About the Shibusawa Shashi Database 渋沢社史データベース 渋沢社史データベース

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社史(出版物)を実際に見るには

社史を調べる 社史を調べるための資料は、国立国会図書館の提供している「リサーチナビ」のサイトの中に「社史について調べる」としてまとめられています。内容は、「1. 国立国会図書館の所蔵を調べる」「2. 他機関の所蔵を調べる」「3. 社史総覧など」「4. 外国企業の社史」です。また、国立国会図書館提供「カレントアウェアネス」No.317掲載の熊谷尚子『CA1803-動向レビュー:社史の世界』には、社史を調べるためのさまざまなヒントがまとめられています。

・リサーチナビ:社史について調べる (リサーチナビ>調べ方案内>経済・産業>企業を調べる>社史について調べる)  https://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/theme-honbun-102077.php

・カレントアウェアネス CA1803 - 動向レビュー:社史の世界 / 熊谷尚子(2013.9.20) http://current.ndl.go.jp/ca1803

社史を実際に見る 全国の都道府県立図書館や大学図書館等の所蔵は国立国会図書館サーチ(NDL Search) 、海外の図書館の所蔵はWorldCat で調べることができます。実際のご利用にあたっては各図書館へ直接お問い合わせください。

・国立国会図書館サーチ http://iss.ndl.go.jp/

・WorldCat https://www.worldcat.org/

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センター〒114-0024 東京都北区西ヶ原 2-16-1TEL 03-3910-0029 FAX 03-3910-0085Information Resources Center Shibusawa Eiichi Memorial Foundation2-16-1 Nishigahara, Kita-ku, Tokyo, Japan 114-0024

 社史とは「会社の歴史」であると同時に、「会社の歴史を記した出版物」を表します。社史研究家の村橋勝子は『社史の研究』(ダイヤモンド社、2002)の中で、社史の定義を「企業が自社の歴史を、社内資料に基づいて[ 編纂し ]、会社自身の責任において刊行したもの」としています。このサイトでは村橋の定義にそって、「出版物としての社史」を扱います。

 社史には、創業者がどのような思いで会社を創ったか、どんな仲間と協働したか、ものづくりの会社ならその製品や原料はどんなものか、どの地域に工場を建てたか、様々な困難をどのように克服して発展したか、などがまとめられています。会社ができてからの歴史だけでなく、例えば酒造会社なら紀元前から人間がいかに酒を楽しんできたかについても触れられています。金融機関や鉄道会社なら、創業地域の経済産業状況が歴史的経緯も含め詳細に記されています。渋沢社史データベースは、これまで豊富な内容にも関わらずアクセスの難しかった社史の中身を縦横に検索するデータベースです。

収録されている社史

社史とは

 「渋沢社史データベース」には、明治以降日本で出版された全社史約15,000 冊の中から、渋沢栄一に関連する会社の社史を中心に約 1,500冊分のデータを収録しています。なお渋沢栄一がどのような会社に関わったかは、「渋沢栄一関連会社名・団体名変遷図」https://www.shibusawa.or.jp/eiichi/companyname/を参照ください。

収録データ 社史 1冊ごとに、「目次」 「索引」 「年表」 「資料編」のデータを採録しています。「目次」はほぼすべての社史にありますが、「資料編」は約 80%、「年表」は約75%、「索引」は約 20%の社史にしかありません(全社史における「索引」掲載の割合はせいぜい 2%ですが(村橋『社史の研究』p.271)、このデータベースでは索引のある社史を優先的に採録しています)。それぞれ項目ごとに 1 データとしており、総データ数は約 242 万件です。

渋沢社史データベース渋沢社史データベースShibusawa Shashi Database

https://shashi.shibusawa.or.jp/https://shashi.shibusawa.or.jp/https://shashi.shibusawa.or.jp/

Shibusawa Shashi Database Shibusawa Shashi DatabaseShibusawa Shashi Databasehttps://shashi.shibusawa.or.jp/

渋沢社史データベースとはAbout the Shibusawa Shashi Database

渋沢社史データベース渋沢社史データベース

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トップページ画面

How to use the Shibusawa Shashi Databasehttps://shashi.shibusawa.or.jp/

How to use the Shibusawa Shashi Database渋沢社史データベースの使い方渋沢社史データベースの使い方 https://shashi.shibusawa.or.jp/

 トップページには、下図の     の 3つの検索エリアがあります。それぞれの検索で、社史の持つ情報を多様な角度からみる事ができます。

社史を検索 「社史を検索」では、基本情報(書名や書誌事項)・目次・索引・年表・資料編といった社史から抽出したデータを検索することで、目的の社史を探すことができます。

トップページの社史検索エリア

年表項目を検索 社史の多くは「年表」を付録しています。「年表」にはそれぞれの会社に関連した多くのできごとが掲載されています。それらを横断的に検索することで、検索ワードをテーマにした年表を作ることができます。特定の年・月・日で、年表を絞込むこともできます。

トップページの年表項目検索エリア

検索ワードの検索結果は、検索結果一覧の上部に、「年別件数」「業種別件数」「業種相対割合」のグラフをタブに分けて表示しています。

年表項目検索結果ページの見方

索引語を検索 索引付社史の索引を横断的に検索し、その言葉が使われている箇所を探すことができます。「索引」のある社史は概して多くはありません。しかし索引が付いていると、その社史でどんなことが語られているか、全体像がある程度、つかめます。 渋沢社史データベースでは、索引のある社史について、「索引語」を収録、その言葉がどの程度出現しているかを、横断的に確認することができます。 また、索引語から、その言葉が使われている章立てを目次で確認できます。索引のある社史については、目次の章立てごとに、その章立てで使われている索引語を一覧でき、内容を推測できるようにしています。

社史検索結果ページの見方タブメニューワード検索の検索結果は、「基本情報」「目次」「索引」「年表」「資料編」の項目をタブに分けて表示しています。それぞれのタブメニューには、検索結果の件数も表示されます。すべての検索結果の初期表示は「基本情報」が表示され、タブメニューをクリックすることで、各項目の表示を切り替えることができます。

業種割合の円グラフそれぞれのタブの検索結果に表示される業種割合の円グラフでは、業種名をクリックすると、更にその業種でタブメニュー項目を絞り込むことができます。

年別件数検索ワードを含む年表項目が、どの年代に多く出現するか、20年ごとの分布を確認できます。

業種別件数検索ワードを含む年表項目が、どの業種で出現しているか分かります。検索ワードの出現数の、各業種ごとの絶対値が表示されます。

業種相対割合検索ワードを含む年表項目が、業種ごとのデータ全体の中でどの程度出現したかを確認できます。 

社史一覧「収録社史一覧」、「業種別社史一覧」では、会社名・業種・社史タイトル・会社沿革と社史メモが表示されます。社史タイトルをクリックするとその社史の詳細を見ることができます。画面右上の「表示切替」から「収録データを表示」に切り替えると、社史タイトルの右側にアイコンが表示され、各社史の目次・索引・年表・資料編の有無が確認でき、社史詳細ページの項目へ直接リンクしています。

社史詳細ページの見方タブメニュー社史詳細は、各社史に収録されている「基本情報」「目次」「索引」「年表」「資料編」の内容を個別に見ることができます。社史詳細のタブメニューをクリックすることで、各項目の表示を切り替えることができます。社史一覧画面の社史タイトルのテキストリンクから社史詳細に移動したときは「基本情報」が、各項目のアイコンから移動したときは、その項目のタブが初期表示になります。

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ワード検索社史によって、目次がないもの、年表や資料編まで充実しているもの、さまざまですが、「ワード検索」では自由な言葉で、社史から抽出したデータ全体を網羅的に検索することができます。

収録社史一覧SSD に収録されている全社史が一覧できます。

業種別社史一覧社史を発行している会社の業種別で一覧できます。トップページの円グラフでは、業種の割合を見ることができ、マウスオーバーで業種名が表示され、クリックするとその業種の社史が一覧できます。

会社名で検索検索ワードを含む会社名の一覧を見ることができます。

人名一覧収録されている索引データの中から、人名を自動抽出した一覧を見ることができます。

ワード検索フリーワードを入力し、社史にある年表の中から、自由な言葉で年表項目を検索することができます。

日付を指定して検索特定の年・月・日を指定して検索することができます。ワード検索と合わせて、更に年表を絞込むことができます。

年表項目の多い年のグラフ年表項目の多い年の上位 10 件のグラフです。グラフをクリックすると、その年の年表項目を見ることができます。