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Chapter 1 単純総合原価計算 ■とおるポイント……………………………………… 1-2 ■問題編 Section 0 1級合格のための2級の知識 ……… 1-5 Section 1 単純総合原価計算 …………………… 1-6 合原価計算については、例えば牛丼屋の原価計算 を思い浮かべてください。つまり、大きな鍋で牛 肉を煮て、ご飯もつくってあとは大量に売りさば くだけです。この場合にはお客さんごとに差はほとんどない わけですから、1杯当たりいくらで売ればよいのかを知るた めに原価の計算を行うことになります。したがって、1ヵ月 間にかかった原価を集計して、それを1ヵ月間の生産量で割 り算して牛丼1杯当たりの原価を求めることになります。

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Chapter 1

単純総合原価計算■とおるポイント……………………………………… 1-2

■問題編

Section 0  1級合格のための2級の知識 ……… 1-5

Section 1  単純総合原価計算 …………………… 1-6

合原価計算については、例えば牛丼屋の原価計算を思い浮かべてください。つまり、大きな鍋で牛肉を煮て、ご飯もつくってあとは大量に売りさば

くだけです。この場合にはお客さんごとに差はほとんどないわけですから、1杯当たりいくらで売ればよいのかを知るために原価の計算を行うことになります。したがって、1ヵ月間にかかった原価を集計して、それを1ヵ月間の生産量で割り算して牛丼1杯当たりの原価を求めることになります。

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1-2

とおるポイント

平均法

完 成 品

月末仕掛品

月初仕掛品

当 月 投 入+

月末仕掛品原価

=月初仕掛品原価+当月製造費用完成品数量+月末仕掛品(換算)量

×月末仕掛品(換算)量

 月末仕掛品原価は、月初仕掛品原価と当月製造費用を加味した加重平均単位原価により求めます01)。

01) 月初仕掛品と当月投入分の双方から が生じていると考える点に注意してください。

先入先出法

月初仕掛品 完 成 品

月末仕掛品

当 月 投 入

月末仕掛品原価

=当月製造費用

完成品数量-月初仕掛品(換算)量+月末仕掛品(換算)量×月末仕掛品(換算)量

 月末仕掛品はすべて当月製造費用から生じています02)。

02) 月末仕掛品はすべて当月投入分 から生じると考えます。

純粋先入先出法 完成品単位原価を、月初仕掛品完成分と当月着手当月完成分とに分けて計算する方法を純粋先入先出法といいます。

当 月 投 入

月初仕掛品

月末仕掛品

完 成 品

完 成 品

→前月投入・当月完成⇨月初仕掛品完成分の           単位原価 @×××円→当月投入・当月完成⇨当月着手当月完成分の           単位原価 @×××円→当月投入・当月未完成

完成品の材料費 500,000円(うち月初仕掛品完成分の材料費 180,000円)完成品量 1,000kg(うち月初仕掛品完成分の数量 300kg)

【設 例】

 上記資料から修正先入先出法(通常の先入先出法)による当月完成品全体の加重平均単位原価と、純粋先入先出法による月初仕掛品完成分の単位原価および当月着手・当月完成分の単

Section1 単純総合原価計算

Chapter1

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Chapter 1 単純総合原価計算 1-3

1単純総合

原価計算

2仕損と減損

の処理

3工程別総合

原価計算

4組別・等級別

総合原価計算

5標準原価

計算❶

6標準原価

計算❷

7標準原価

計算❸

位原価を計算すると、下のようになります。

修正先入先出法による場合  当月完成品全体の加重平均単位原価 500,000円÷1,000kg= @500円

純粋先入先出法による場合  月初仕掛品完成分の単位原価 180,000円÷300kg=@600円

当月着手当月完成分の単位原価 (500,000円-180,000円)÷700kg≒@457.14円(計算上の端数は四捨五入の上、小数点以下第2位まで計算) なお、当月完成品の単位原価を月初仕掛品完成分と当月着手当月完成分とに分けて計算するか否かが、通常の先入先出法(修正先入先出法)と純粋先入先出法との違いであり、月末仕掛品原価や完成品原価の総額に違いは生じません。

追加材料の投入  意義:工程の始点以外で投入される材料のことです。

  投入点と処理: 処理上、考慮しなければならないことは、追加材料を月末仕掛品に負担させるかどうかです。具体的には、追加材料投入点を月末仕掛品が通過していれば、月末仕掛品にも追加材料が含まれていると考えて負担させます。

  追加材料の投入パターン●ケース1●工程の終点で投入

月末仕掛品は100%の作業を終了しておらず、追加材料は投入されていない状態です。したがって、追加材料費はすべて完成品に負担させます。

●ケース2●工程途中の一定点で投入① 月末仕掛品の進捗度<材料投入点の場合月末仕掛品には追加材料が投入されておらず、追加材料費はすべて完成品が負担します。② 月末仕掛品の進捗度≧材料投入点の場合完成品にも月末仕掛品にも追加材料が投入されています。したがって、両者が追加材料費を負担します。

●ケース3●工程を通じて平均的に投入加工に応じて追加材料が投入されるため、完成品・月末仕掛品のいずれにも追加材料が投入されていると考えられます。この場合、加工費と同様に処理し、月末仕掛品と完成品の両方に負担させます。

●ケース4●工程途中の一定点からその後の一定点まで平均的に投入材料投入開始点≦月末仕掛品の進捗度<材料投入終了点の場合材料投入開始時点において、材料投入割合は0%から始まり、材料投入終了時点において材料投入割合は100%となります。そのため、月末仕掛品の時点における材料の投入割合を求める必要があります。

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1-4

ワークシートを使った計算方法 総合原価計算では完成品原価および月末仕掛品原価の計算は、計算式によって行うのが一般的です。しかしワークシートを使用することにより計算を機械的に行うことができます。

月初仕掛品  50kg(60%) 月初仕掛品原価 原料費  8,400円当 月 投 入  100         加工費  5,600円 合  計   150kg月末仕掛品  40 (50%) 当月製造費用 原料費 12,600円差引:完成品  110kg        加工費 12,600円

( )は加工進捗度を示す。

【設 例】

⑴平均法の場合 平均法の場合には、次に示すように①~④の順序で配列します。それは月末仕掛品(③)が月初仕掛品(①)と当月投入(②)の双方から平均的に生じると考えるためです。

①月初仕掛品 50 8,400 30 5,600 14,000

②当月投 入 100 12,600 100 12,600 25,200

 合  計 150 21,000 130 18,200 39,200

③月末仕掛品 40 5,600 20 2,800 8,400

④差引:完成品 110 15,400 110 15,400 30,800

原 料 費 加 工 費

摘  要 数 量 金 額 換算量 金 額 合 計

÷×

05)

05) 110kg+40kg×0.5-50kg×0.6=100kg(逆算する)

⑵先入先出法の場合 先入先出法の場合には①~④の順序で配列します。月末仕掛品(②)は当月投入(①)から生じ、月初仕掛品(③)からは生じないと考えるためです。

原 料 費 加 工 費

①当月投 入 100 12,600 100 12,600 25,200

②月末仕掛品 40 5,040 20 2,520 7,560

 差   引 60 7,560 80 10,080 17,640

③月初仕掛品 50 8,400 30 5,600 14,000

④合計:完成品 110 15,960 110 15,680 31,640

摘  要 数 量 金 額 換算量 金 額 合 計

÷×

06)

06) 110kg-50kg×0.6+40kg×0.5=100kg

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1-2

月末仕掛品原価 完成品原価

⑴ 平 均 法 7,820円 95,760円

⑵ 先入先出法 8,000円 95,580円

1.ボックス図を使って、生産データを整理します。

月初仕掛品10

月末仕掛品20

完成品360

当月投入370

1,780円

51,800円

51,800円 53,580円

加工費

02)

01)

月初仕掛品50

月末仕掛品40

完成品360

当月投入350

4,500円

45,500円

50,000円 50,000円

材料費

2.平均法

        50,000円       53,580円 月末仕掛品原価       ×40個+      ×20個=7,820円        360個+40個     360個+20個完成品原価 50,000円+53,580円-7,820円=95,760円

3.先入先出法

月末仕掛品原価

45,500円360個-50個+40個×40個+

51,800円360個-10個+20個

×20個

=8,000円完成品原価 50,000円+53,580円-8,000円=95,580円

01)50個×20%=10個02)40個×50%=20個

(個)

(個)

1級合格のための2級の知識Section

0月末仕掛品の評価1問題1

解 答

Chapter 1 単純総合原価計算

解 説

テキストp.1-3 参照

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Chapter 1 単純総合原価計算 1-3

1単純総合

原価計算

2仕損と減損

の処理

3工程別総合

原価計算

4組別・等級別

総合原価計算

5標準原価

計算❶

6標準原価

計算❷

7標準原価

計算❸

01)仮に月末仕掛品の加工進捗度が、材料投入点に到達していた場合(70%>60%)には、A材料費と同様に、数量を基準として完成品と月末仕掛品に原価配分します。

A材料費 5,500 円 B材料費 3,200 円

C材料費 3,500 円 D材料費 3,850 円

1.A材料費

 A材料費は始点で投入されるため、数量を基準として完成品と月末仕掛品に原価配分します。

7,500円     ×40個=2,000円(月末仕掛品原価) 150個7,500円-2,000円=5,500円(完成品原価)

2.B材料費

 B材料の投入点と月末仕掛品の加工進捗度を比較すると、月末仕掛品の加工進捗度が材料投入点に到達していないので(50%<60%)01)、月末仕掛品はB材料費を負担しません。したがって、当月投入額3,200円は完成品がすべて負担します。3.C材料費

 C材料は終点で投入されるため、月末仕掛品には投入されていません。したがって、当月投入額3,500円は完成品がすべて負担します。4.D材料費

 D材料は工程を通じて平均的に投入されているので、加工費と同様の処理を行います。

    4,550円            ×40個×50%=700円(月末仕掛品原価) 110個+40個×50%4,550円-700円=3,850円(完成品原価)

材料費の計算問題2

解 答

解 説

テキストp.1-4 参照

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1-4

01)351,400円+224,000円

  =575,400円

完成品原価の差額      4,200 円

1.平均法の場合

52,000円)(32,600円)

450,000円)(249,000円)

当月投入9,000(8,300)月末仕掛品

3,000(1,800)

完成品7,000

月初仕掛品1,000(500)

52,000円)(32,600円)

当月投入9,000(8,300)月末仕掛品

3,000(1,800)

完成品7,000

月初仕掛品1,000(500)

450,000円)(249,000円)

材料費:450,000円

(7,000kg-1,000kg)+3,000kg×3,000kg=150,000円(月末仕掛品)

52,000円+450,000円-150,000円=352,000円(完成品)加工費:

249,000円(7,000kg-500kg)+1,800kg×1,800kg=54,000円

(月末仕掛品)

32,600円+249,000円-54,000円=227,600円(完成品)

材料費:52,000円+450,000円7,000kg+3,000kg ×3,000kg=150,600円(月末仕掛品)

52,000円+450,000円-150,600円=351,400円(完成品)加工費:32,600円+249,000円7,000kg+1,800kg ×1,800kg=57,600円(月末仕掛品)

32,600円+249,000円-57,600円=224,000円(完成品)

したがって、平均法による完成品原価は 575,400円となります01)。

2.先入先出法の場合

したがって、先入先出法による完成品原価は 579,600円となります02)。

(解答)579,600円-575,400円=4,200円

02)352,000円+227,600円

  =579,600円

仕掛品 (kg)

仕掛品 (kg)

単純総合原価計算Section

1月末仕掛品の評価2問題3

解 答

解 説

テキストp.1-10~11 参照

▷Ch1例1-1 例1-2 へ戻る

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Chapter 1 単純総合原価計算 1-5

1単純総合

原価計算

2仕損と減損

の処理

3工程別総合

原価計算

4組別・等級別

総合原価計算

5標準原価

計算❶

6標準原価

計算❷

7標準原価

計算❸

   問題文をチェックするⅠ

解法 ■ ワークシートによる計算

   平均法によるワークシートのフォームを作るⅡ

   データを転記するⅢ

Ⅱ 摘要欄の並べ方がポイントです。

Ⅲ 資料のデータをワークシートに転記します。

 加工費については、数量に加工進捗度を加味した換算量を記入します。

Ⅰ 月末仕掛品の評価方法をチェックします。

  平 均 法→Ⅱへ  先入先出法→Ⅴへ材料の投入点にも気をつけてください。

次の資料により完成品原価および月末仕掛品原価を計算しなさい。

・(  )は加工進捗度。材料は工程の始点で投入される。

1,0009,00010,0003,0007,000

原価データ

月初仕掛品当月投 入

52,000円450,000円

32,600円249,000円

kgkgkgkgkg

(50%)

(60%)

材料費 加工費月初仕掛品当 月 投 入

計月末仕掛品差引:完成品

生産データ

数量 金額 換算量 金額 合計摘 要月初仕掛品当 月 投 入合 計

月末仕掛品差引:完成品

摘 要月初仕掛品当 月 投 入合 計

月末仕掛品差引:完成品

数量1,0009,00010,0003,0007,000

金額 52,000450,000

換算量5008,3008,8001,8007,000

金額 32,600249,000

合計

1級工原2_解説ch1.indd 51級工原2_解説ch1.indd 5 2009/12/04 11:30:072009/12/04 11:30:07

1-6

Ⅳ 月末仕掛品原価を求め、差引きで完成品原価を計算します。

   ワークシートの完成Ⅳ

摘 要月初仕掛品当 月 投 入合 計

月末仕掛品差引:完成品

÷×

数量1,0009,00010,0003,0007,000

換算量5008,3008,8001,8007,000

金額 52,000450,000502,000150,600351,400

金額 32,600249,000281,60057,600224,000

合計   84,600699,000783,600208,200575,400

完 成 品 原 価月末仕掛品原価

575,400円208,200円

(@82.2円)

Ⅴ 摘要欄の並べ方がポイントです。

   先入先出法によるワークシートのフォームを作るⅤ

数量 金額 換算量 金額 合計摘 要当 月 投 入月末仕掛品差 引

月初仕掛品合計:完成品

Ⅵ 資料のデータをワークシートに転記します。 加工費については、数量に加工進捗度を加味した換算量を記入します。

   データを転記するⅥ

摘 要当 月 投 入月末仕掛品差 引

月初仕掛品合計:完成品

数量9,0003,0006,0001,0007,000

換算量8,3001,8006,5005007,000

金額 450,000

52,000

金額 249,000

32,600

合計

Ⅶ 月末仕掛品原価を求め、ワークシートに従って完成品原価を計算します。

   ワークシートの完成Ⅶ

摘 要当 月 投 入月末仕掛品差 引

月初仕掛品合計:完成品

÷×

数量9,0003,0006,0001,0007,000

換算量8,3001,8006,5005007,000

金額 450,000150,000300,00052,000352,000

金額 249,00054,000195,00032,600227,600

合計   699,000204,000495,00084,600579,600

完 成 品 原 価月末仕掛品原価

579,600円204,000円

(@82.8円)

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Chapter 1 単純総合原価計算 1-7

1単純総合

原価計算

2仕損と減損

の処理

3工程別総合

原価計算

4組別・等級別

総合原価計算

5標準原価

計算❶

6標準原価

計算❷

7標準原価

計算❸

01) 通常の先入先出法のことを純粋先入先出法と区別して修正先入先出法といいます。

 通常の先入先出法01)では完成品単価を1つしか求めません。これに対して、本問のような純粋先入先出法では月初仕掛品から完成した分と当月から製造を開始して完成した分とを区別して単価を計算します。なお、月末仕掛品原価や完成品原価は通常の先入先出法と同じになります。1.材料費の計算

⒜ 完成品の加重平均製造単価 576 円⒝ 月初仕掛品完成分の製造単価 510 円⒞ 当月着手当月完成分の製造単価 631 円

当月投入490

月末仕掛品130

完成品80

12003)

240

月初仕掛品80

29,100円

140,875円

加 工 費

38,400円

当月投入500

月末仕掛品260

完成品(200)440(240)

月初仕掛品200

171,750円

材 料 費

2.加工費の計算

3.月末仕掛品原価、完成品総合原価および製造単価の計算

 月末仕掛品原価:89,310円+37,375円=126,685円 完 成 品 原 価:82,440円+38,400円+69,000円+63,600円         =253,440円 製 造 単 価:月初仕掛品完成分(38,400円+63,600円)÷200個 =@510円         当月着手当月完成分(82,440円+69,000円)÷ (440個-200個)=@631円         加重平均単価 253,440円÷440個=@576円

⑴ 171,750円

(440個-200個)+260個 ×260個=

89,310円(月末仕掛品)

⑵ 171,750円-89,310円=82,440円(当月投入・当月完成品)

⑶      38,400円(前月投入・当月完成品)

⑴ 140,875円490個02) ×260個×0.5=37,375円

(月末仕掛品)

⑵ 140,875円490個02) ×240個=69,000円

(当月投入・当月完成品)

⑶ 29,100円+140,875円-(37,375円+69,000円)  =63,600円(前月投入・当月完成品)

02) 440個+260個×50%-200個×40%=490個

03) 加工費については前月着手分の原価があるので、これが完成品になるまでの原価を前月投入完成品の原価に含めます。

(個)

(個)

純粋先入先出法問題4

解 答

解 説

テキストp.1-14 参照

▷Ch1 例1-3 へ戻る

1級工原2_解説ch1.indd 71級工原2_解説ch1.indd 7 2009/12/04 11:30:082009/12/04 11:30:08