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Cisco IPICS Server クイック スタート ガイドRelease 2.1(1)

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iiiCisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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C O N T E N T S

C H A P T E R 1 Cisco IPICS の概要  1-1

関連資料  1-2

使用する前に  1-3

Cisco IPICS のコンポーネント  1-6

Cisco IPICS Administration Console  1-8

Administration Console の項目の識別  1-8

Cisco IPICS サーバの使用上のガイドライン  1-11

C H A P T E R 2 Cisco IPICS サーバの管理  2-1

Cisco IPICS のライセンス管理  2-2

Cisco IPICS へのログインとログアウト  2-4

Administration Console でのオンライン ヘルプへのアクセス  2-5

Cisco IPICS の重要な概念  2-6

ロケーションの概要  2-6

VTG の概要  2-8

ops ビューの概要  2-9

ops ビューのポート割り当て  2-9

ops ビューのアトリビュート  2-11

ops ビューに関する考慮事項  2-13

関連付けの概要  2-15

Cisco IPICS のロールおよび関連付けられているタスク  2-16

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Contents

ivCisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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システム管理者のタスク  2-16

Ops ビュー管理者のタスク  2-21

オペレータのタスク  2-21

ディスパッチャのタスク  2-22

ユーザのタスク  2-22

C H A P T E R 3 Cisco IPICS システムの使用方法  3-1

RMS の管理  3-2

無線の管理  3-5

無線ディスクリプタとトーン ディスクリプタの管理  3-7

無線ディスクリプタ  3-7

トーン ディスクリプタ  3-8

Cisco IPICS ポリシー エンジンの管理と使用  3-11

ダイヤル エンジンに関する考慮事項  3-12

ポリシーに関する考慮事項  3-17

Cisco IPICS での外部通知の使用方法  3-18

TUI を使用するためのガイドライン  3-18

一般的なガイドライン  3-19

メニューに関するガイドライン  3-20

Cisco IPICS PMC の管理  3-23

PMC インストーラの管理  3-23

PMC バージョンの管理  3-24

PMC のアラート トーンとスキンの管理  3-25

PMC 領域の管理  3-26

Cisco IPICS との Cisco Unified IP Phone の使用方法  3-27

ユーザ パスワードの管理  3-30

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vCisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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Contents

C H A P T E R 4 Cisco IPICS システムの保守  4-1

Cisco IPICS のサービサビリティ  4-2

Dashboard ウィンドウでのリアルタイム システム ステータスの表示  4-2

診断情報の表示とダウンロード  4-3

Cisco IPICS のシステム ログの表示とダウンロード  4-6

Cisco IPICS データベースの 管理  4-9

システムのバックアップ  4-9

バックアップの保存先の選択  4-11

システムの復元  4-13

C H A P T E R 5 よくある質問  5-1

G L O S S A R Y 用語集

I N D E X 索引

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Contents

viCisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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1-1Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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C H A P T E R 1Cisco IPICS の概要

Cisco IP Interoperability and Collaboration System(以下 Cisco IPICS と記述)は、異種システム間で音声の相互運用性を実現します。Cisco IPICS は、音声チャネル、トーク グループ、および virtual talk group(VTG; 仮想トーク グループ)を相互接続する IP 標準ベースのソリューションを提供し、ユーザやメディア リソースの強力で柔軟性の高い管理を可能にします。

この章では、Cisco IPICS のセットアップに必要なタスクの概要を示します。また、Cisco IPICS をよく理解するために役立つよう、コンポーネントも紹介します。

この章は、次の項で構成されています。

• 関連資料(P.1-2)

• 使用する前に(P.1-3)

• Cisco IPICS のコンポーネント(P.1-6)

• Cisco IPICS Administration Console(P.1-8)

• Cisco IPICS サーバの使用上のガイドライン(P.1-11)

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第 1章 Cisco IPICS の概要関連資料

1-2Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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関連資料

Cisco IPICS サーバおよび PMC アプリケーションの詳細については、次のマニュアルを参照してください。

• Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)

• Cisco IPICS Server Quick Start Reference Card, Release 2.1(1)

• Using Cisco IPICS on Your IP Phone Quick Start Reference Card, Release 2.1(1)

• Using the Cisco IPICS TUI Quick Start Reference Card, Release 2.1(1)

• Cisco IPICS Radio and Tone Descriptor File Examples Reference Card, Release2.1(1)

• Cisco IPICS Server Installation and Upgrade Guide, Release 2.1(1)

• Cisco IPICS Server Quick Start Installation Reference Card, Release 2.1(1)

• Cisco IPICS PMC Installation and User Guide, Release 2.1(1)

• Cisco IPICS PMC Quick Start Reference Card, Release 2.1(1)

• Cisco IPICS PMC Debug Reference Quick Start Guide, Release 2.1(1)

• Cisco IPICS PMC Command Line Interface, Release 2.1(1)

• Cisco IPICS Troubleshooting Guide, Release 2.1(1)

• Release Notes for Cisco IPICS Release 2.1(1)

• Cisco IPICS 2.1(1) Resources Card (Documentation Locator)

• Solution Reference Network Design (SRND) for Cisco IPICS Release 2.1(1)

• Cisco IPICS Compatibility Matrix

Cisco IPICS のすべてのマニュアルにアクセスするには、次の URL を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/ps7026/tsd_products_support_series_home.html

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1-3Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 1章 Cisco IPICS の概要使用する前に

使用する前に

Cisco IPICS のオペレーティング システムとサーバ ソフトウェアをインストールした後、一連の手順を順番に実行して、Cisco IPICS をセットアップおよび設定する必要があります。

Cisco IPICS オペレーティング システムおよび Cisco IPICS サーバ ソフトウェアをインストールする方法の詳細については、『Cisco IPICS Server Installation andUpgrade Guide, Release 2.1(1)』を参照してください。

表 1-1 は、Cisco IPICS のセットアップと設定に必要な手順の概要、およびこのマニュアルで詳細情報が記載されている項を示しています。Cisco IPICS を初めてセットアップするときの指針として、この情報を使用できます。

Cisco IPICS へのログインについては、P.2-4 の「Cisco IPICS へのログインとログアウト」 を参照してください。

表 1-1 Cisco IPICS のセットアップと設定

手順 参照先

Cisco IPICS をよく理解する

1. Cisco IPICS に含まれるハードウェア コンポーネントおよびソフト

ウェア コンポーネントについて学びます。

P.1-6 の「Cisco IPICS のコンポーネント」

設定および管理の詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Introducing Cisco IPICS」を参照してください。

2. Cisco IPICS ユーザが保持できるロールについ

て学びます。

P.2-21 の「オペレータのタスク」 を参照してください。

詳細については、『Cisco IPICS Server AdministrationGuide, Release 2.1(1)』の「Performing Cisco IPICSOperator Tasks」を参照してください。

3. Cisco IPICS Administration Console について学びます(こ

のアプリケーションに

アクセスする方法な

ど)。

P.1-8 の「Cisco IPICS Administration Console」

P.2-4 の「Cisco IPICS へのログインとログアウト」を参照してください。

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第 1章 Cisco IPICS の概要使用する前に

1-4Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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Cisco IPICS をセットアップおよび設定する

1. router media service(RMS; ルータ メディア サービス)コンポーネ

ントを設定します。

P.2-16 の「システム管理者のタスク」 、P.3-2 の「RMS の管理」 、および P.2-6 の「ロケーションの概要」 を参照してください。

設定および管理の詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Performing Cisco IPICS Server Administration

Tasks」および「Performing Cisco IPICS Dispatcher Tasks」を参照してください。

2. ロケーションを設定します。

3. マルチキャスト プールを設定します。

4. Push-to-Talk(PTT)チャネルと無線チャネルの

両方またはいずれか、

および VTG を作成します。

5. ユーザ ロールを決定

し、ユーザとユーザ グループを追加します。

P.2-21 の「オペレータのタスク」 を参照してください。

詳細については、『Cisco IPICS Server AdministrationGuide, Release 2.1(1)』の「Performing Cisco IPICSOperator Tasks」を参照してください。

6. VTG を作成します。 P.2-22 の「ディスパッチャのタスク」 および P.2-8の「VTG の概要」 を参照してください。

詳細については、『Cisco IPICS Server AdministrationGuide, Release 2.1(1)』の「Performing Cisco IPICSDispatcher Tasks」を参照してください。

7. PMC インストーラをインストールし、現在の

PMC バージョン パッケージをアップロード

します。

P.2-16 の「システム管理者のタスク」 および P.3-23の「Cisco IPICS PMC の管理」 を参照してください。

詳細については、『Cisco IPICS Server AdministrationGuide, Release 2.1(1)』の「Performing Cisco IPICSSystem Administrator Tasks」を参照してください。

表 1-1 Cisco IPICS のセットアップと設定(続き)

手順 参照先

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1-5Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 1章 Cisco IPICS の概要使用する前に

8. 必要に応じて、Cisco IPICS ポリシー エンジンを設定します。

P.3-11 の「Cisco IPICS ポリシー エンジンの管理と使用」 を参照してください。

詳細については、『Cisco IPICS Server AdministrationGuide, Release 2.1(1)』の「Using the Cisco IPICSPolicy Engine」を参照してください。

9. 必要に応じて、操作ビュー(ops ビュー)を作成します。

P.2-16 の「システム管理者のタスク」 および P.2-9の「ops ビューの概要」 を参照してください。

詳細については、『Cisco IPICS Server AdministrationGuide, Release 2.1(1)』の「Configuring and ManagingCisco IPICS Operational Views」を参照してください。

10. 必要に応じて、Cisco Unified IP Phone をセットアップします。

P.3-27 の「Cisco IPICS との Cisco Unified IP Phoneの使用方法」 を参照してください。

詳細については、『Cisco IPICS Server AdministrationGuide, Release 2.1(1)』の「Setting Up and Using aCisco Unified IP Phone as a Cisco IPICS Push-To-TalkDevice」を参照してください。

表 1-1 Cisco IPICS のセットアップと設定(続き)

手順 参照先

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第 1章 Cisco IPICS の概要Cisco IPICS のコンポーネント

1-6Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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Cisco IPICS のコンポーネントCisco IPICS は、さまざまな構成で展開できます。構成は、ユーザが採用する通信デバイスのタイプ、使用されるメディア タイプ、および相互運用性の要件によって異なります。Cisco IPICS の展開には、通常、次のハードウェア コンポーネントおよびソフトウェア コンポーネントが含まれています。

• Cisco IPICS サーバ:Cisco IPICS サーバ ソフトウェアは、Cisco IPICS オペレーティング システム上で動作し、次の機能を実行します。

- Administration Console のホストとして動作する。

- Cisco IPICS ポリシー エンジンのホストとして動作する。ポリシー エンジンは、ポリシーを作成および管理する機能を提供します。

- Cisco IPICS の認証およびセキュリティ サービスを提供する。

- 操作に必要なデータを格納する。

- RMS コンポーネント、PMC クライアント、Cisco Unified IP Phone など、さまざまなメディア リソースとの統合を可能にする。

• Push-to-Talk Management Center(PMC):PMC は、携帯型の無線をシミュレートして、PC ユーザが PTT 機能を使用できるようにする PC ベースのオーディオ アプリケーションです。PMC は、IP ネットワークを介して Cisco IPICSユーザを接続し、1 つ以上のトーク グループまたは VTG に対する同時参加や同時監視を可能にします。PMC は、Windows XP オペレーティング システムだけでサポートされています。

• LMR ゲートウェイ:LMR ゲートウェイは、無線周波数を IP マルチキャストストリームにブリッジし、音声を無線ネットワークと非無線ネットワーク間

で相互運用できるようにします。

• RMS:RMS は、次の機能を提供します。

- ループバック機能を利用した複数の VTG の結合のサポート

- VTG をサポートするためのマルチキャスト チャネルの混合

- マルチキャスト チャネルまたは VTG へのリモート PMC ユニキャスト接続の混合

- ユニキャスト M1:U12:M2 接続トランクのサポート

• ネットワーク コンポーネント:ネットワーク コンポーネントには、次のコンポーネントのいくつかまたはすべてが含まれます。

- スイッチ

- ルータ

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1-7Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 1章 Cisco IPICS の概要Cisco IPICS のコンポーネント

- ファイアウォール

- モバイル アクセス ルータ

- 無線ポイントおよびブリッジ

• Cisco Unified Communications Manager(以前は Cisco Unified CallManager と呼ばれていた)機能:Cisco Unified Communications Manager、またはサポートされているバージョンの Cisco IOS を実行しているシスコ ルータでは、特定の Cisco Unified IP Phone モデルをチャネルおよび VTG に参加させることができます。これらのアプリケーションは、Cisco IPICS ポリシー エンジンのSIP プロバイダーとしても機能できます。

• オーディオ クライアント:オーディオ クライアントは、ユーザがチャネルまたは VTG への参加に使用するデバイスです。オーディオ クライアントには、PMC クライアント、およびさまざまなモデルの Cisco Unified IP Phone が含まれます。

Cisco IPICS のコンポーネントの詳細については、『Cisco IPICS Server AdministrationGuide, Release 2.1(1)』および『Cisco IPICS PMC Installation and User Guide, Release2.1(1)』を参照してください。

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第 1章 Cisco IPICS の概要Cisco IPICS Administration Console

1-8Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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Cisco IPICS Administration ConsoleCisco IPICS サーバには、Web ベースの graphical user interface(GUI; グラフィカル ユーザ インターフェイス)である Administration Console が用意されています。Administration Console を使用して、Cisco IPICS のさまざまな管理機能や設定機能を実行します。Cisco IPICS のロールに応じて、Administration Console で CiscoIPICS のアクティビティを実行および管理します。Administration Console に含まれる機能については、P.1-8 の「Administration Console の項目の識別」 を参照してください。

Administration Console の項目の識別Cisco IPICS Administration Console には、いくつかの情報領域およびタブがあります。表示される領域は、割り当てられている Cisco IPICS ロールに対応します。したがって、ロールによっては、Administration Console に一部の領域しか表示されないことがあります。

Administration Console のさまざまなウィンドウにアクセスするには、Administration Console の左側に表示される Server タブおよび Policy Engine タブで、該当する領域をクリックします。領域の左側にある矢印をクリックすると、

領域が展開され、その領域で使用できるウィンドウが表示されます。

表 1-2 および表 1-3 は、Cisco IPICS の機能を実行するために Server タブおよびPolicy Engine タブでアクセスできる領域とウィンドウについて説明しています。

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1-9Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 1章 Cisco IPICS の概要Cisco IPICS Administration Console

表 1-2 Administration Console の Server タブ

タブ 説明

Server Server タブには、ユーザ ロールに応じて、アクセス可能な次の領域が表示されます。

• Home:ユーザは、この領域のウィンドウにアクセスして、自分のデータの管理、リソースの関連付けの表示、および PMCのダウンロードを行うことができます。

• VTG Management:ディスパッチャは、この領域のウィンドウにアクセスして、VTG およびイベント(通知やダイヤルアウトなど)を管理できます。

• User Management:オペレータは、この領域のウィンドウにアクセスして、ユーザおよびユーザ グループを管理できます。

• Configuration:システム管理者は、この領域のウィンドウにアクセスして、チャネル(PTT および無線)、チャネル グループ、無線ディスクリプタおよびトーン ディスクリプタ、ロケーション、マルチキャスト プール、ops ビュー、RMS コンポーネントなど、さまざまなコンポーネントを設定できます。

• Administration:システム管理者および ops ビュー管理者は、この領域のウィンドウにアクセスして、ライセンス、データ

ベース管理、アクティビティ ログ管理、アクティブ ユーザ、およびオプションなどの機能を管理できます。

• PMC Management:システム管理者は、この領域のウィンドウにアクセスして、PMC のバージョン、アラート トーン、スキン、および領域の管理と、PMC インストーラの生成を行うことができます。

• Serviceability:システム管理者は、この領域のウィンドウにアクセスして、システム ステータスの監視、診断情報の入手、システム ログの表示およびダウンロードを行うことができます。

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第 1章 Cisco IPICS の概要Cisco IPICS Administration Console

1-10Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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表 1-3 Administration Console の Policy Engine タブ

タブ 説明

Policy Engine Policy Engine タブには、次の領域があります。

• Policy Management:ユーザは、この領域にアクセスして、Cisco IPICS のポリシーを管理したり、ポリシー実行ステータスに関する情報を入手したりできます。

• Dial Engine:ユーザは、この領域にアクセスして、ダイヤルエンジンを管理します。ダイヤル エンジンは、telephony userinterface(TUI; テレフォニー ユーザ インターフェイス)およびそれに関連付けられている機能を有効にします。権限を

与えられたユーザが Dial Engine 領域で実行できるタスクには、ダイヤルイン /ダイヤルアウト機能の管理、システム ステータスとログの監視、標準およびカスタムのスクリプト

プロンプトと音声ユーザ名の管理、SIP プロバイダーとダイヤル エンジンのパラメータの設定、および直接ダイヤル番号の管理があります。

(注) どの Cisco IPICS ユーザでもこのタブにアクセスできますが、この領域から実行できるアクティビティの中には、特定の Cisco IPICS ユーザ アクセス(システム管理者など)が必要なものもあります。Cisco IPICS のさまざまなロールの詳細、および Administration Console の機能の詳細については、『Cisco IPICS Server AdministrationGuide, Release 2.1(1)』を参照してください。

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1-11Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 1章 Cisco IPICS の概要Cisco IPICS サーバの使用上のガイドライン

Cisco IPICS サーバの使用上のガイドラインCisco IPICS サーバを使用する場合は、次のヒントおよびガイドラインに注意してください。

• Cisco IPICS は、システム管理者、ops ビュー管理者、オペレータ、ディスパッチャ、ユーザなど、さまざまなユーザ ロールをサポートしています。実行できる機能は、特定のユーザ ロールによって異なります。

• デフォルトでは、Administration Console は、30 分間使用しないとタイムアウトします。タイムアウトした場合、現在の Administration Console ウィンドウは表示されたままですが、機能を実行しようとすると、Cisco IPICS によってログインし直すように求められます。ログインし直すには、ユーザ名とパス

ワードを入力し、Log In をクリックします。Administration Console を終了するには、任意の Administration Console ウィンドウで Logout をクリックします。

- Administration > Options ウィンドウにアクセスして、この設定を別のタイムアウト値に設定できます。詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Managing Cisco IPICS Options」の項を参照してください。

• サーバ ホスト名では大文字と小文字が区別されませんが、パスワードでは大文字と小文字が区別されます。したがって、サーバに設定されているとお

りに正確にパスワードを入力してください。

• Administration Console のさまざまなウィンドウから Cisco IPICS サーバのオンライン ヘルプ システムにアクセスできます。サーバのオンライン ヘルプにアクセスするには、任意の Administration Console ウィンドウで Help リンクをクリックします。

• 使用している Cisco IPICS のバージョンに関する情報を表示するには、Administration Console で About をクリックします。

• Administration Console の多くのウィンドウでは、検索基準を指定したり、ウィンドウごとの行数に基づいて結果を再フォーマットしたりして、結果の表示

を変更できます。

- ウィンドウに応じて、リソース、ロケーション、ロール、および ops ビューに基づいて結果を検索(フィルタリング)できます。

- Filter フィールドに検索基準を入力して、Go をクリックします。

- 1 つの文字列で検索すると、指定した文字列で始まるすべての結果が返されます。

- 検索基準を消去するには、Clear Filter をクリックします。

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第 1章 Cisco IPICS の概要Cisco IPICS サーバの使用上のガイドライン

1-12Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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- 表示される行数を変更するには、ウィンドウの上部に表示される Rowsper page ドロップダウン リスト ボックスから行数を選択し、Go をクリックします。

- 結果のウィンドウの間を移動するには、ウィンドウの下部に表示される

矢印をクリックします。

• チャネル、ユーザ、VTG など、Cisco IPICS の多くのリソースは、AdministrationConsole でリストに表示されます。これらのリストにはチェックボックスがあり、そのチェックボックスをオンにすることで、特定の機能を実行するた

めに個々のリソースを選択できます。これらのリソース リストの中には、一度にすべてのリソースを選択できるチェックボックスがリストの上部に表

示されるものもあります。

• Administration Console の多くのウィンドウには、ドロップダウン リスト ボックスがあります。一部のドロップダウン リスト ボックスは、特定の機能を実行した後にだけ使用可能になります。その特定の機能を実行しない場合、

ドロップダウン リスト ボックスは淡色表示され、使用できないことを示します。

• Administration Console のフィールド、ドロップダウン リスト ボックス、またはチェックボックスの横に表示されるアスタリスク(*)は、必須情報を示します。変更を保存してウィンドウを終了する前に、この情報を指定する

必要があります。

• ほとんどのウィンドウには、Save ボタンと Cancel ボタンがあります。Saveボタンでは、ウィンドウで行ったすべての変更が保存されます。このボタン

をクリックすると、ウィンドウが自動的に閉じられることがあります。

Cancel ボタンでは、行ったすべての変更が取り消されます。

• 一部のリソースでは、次のアクションを実行できる別個の詳細ウィンドウが

表示されます。

- 1 つの項目をあるリストから別のリストに移動するには、項目をクリックして強調表示し、> または < をクリックするか、項目をダブルクリックします。

- 複数の項目をあるリストから別のリストに一度に移動するには、Shiftキーまたは Ctrl キーを押しながら項目をクリックして選択し、> または< をクリックします。

- すべての項目をあるリストから別のリストに一度に移動するには、>> または << をクリックします。

• 折りたたまれたリストを展開するには、リストの左側に表示されている矢印

をクリックします。

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1-13Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 1章 Cisco IPICS の概要Cisco IPICS サーバの使用上のガイドライン

• Cisco IPICS サーバには、関連付けられた接続設定が含まれています。この設定は、ロケーションと相関し、PMC ユーザが接続する方法を決定します。Cisco IPICS は、マルチキャスト通信とユニキャスト通信の両方の接続をサポートします。Cisco IPICS へのログイン時に使用する適切なロケーション情報をユーザが認識していることを確認してください。

• Cisco IPICS には、次の 2 つのロケーションがあらかじめ定義されています。

- ALL:このロケーションは、ネットワーク境界がないことを意味します。つまり、ALL ロケーションが指定されたチャネルでは、それに関連付けられているマルチキャスト アドレスに対して、Cisco IPICS 展開内でネットワーク境界が存在しません。

- REMOTE:このロケーションは、PMC ユーザだけが使用できます。PMCユーザが REMOTE ロケーションを選択すると、そのユーザに割り当てられているチャネルまたは VTG ごとに、SIP ベースのユニキャスト接続を介して適切な RMS との接続が確立されます。

詳細については、P.2-6 の「ロケーションの概要」 を参照してください。• 同じマルチキャスト ドメインに存在するユーザは、同じ Cisco IPICS ロケーションにも存在します。

• IP マルチキャスト アドレスを設定する場合は、239.192.0.0 ~ 239.251.255.255の範囲の IP マルチキャスト アドレスだけを設定することを強くお勧めします。このアドレス範囲は、RFC 3171 で規定されている Administratively ScopedBlock に含まれており、ローカル ドメインでの使用を目的としています。したがって、このアドレス範囲では、既存のマルチキャスト ドメインでのアドレス指定競合が発生しにくくなります。詳細については、『Cisco IPICSServer Administration Guide, Release 2.1(1)』を参照してください。

• Cisco IPICS は、同じ RMS コンポーネントに対する複数の Cisco IPICS サーバの使用をサポートしていません。これは、各サーバが、正常に機能するた

めに、対応する RMS 上のリソースを使用できる必要があるためです。

• Cisco IPICS は、同じロケーションの複数の RMS コンポーネントをサポートしています。

• RMS コンポーネントを設定する場合は、必ず、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』に記載されているすべての設定手順を実行してください。

• リソース コンテンションを避けるため、会議の参加者数、および参加者の接続タイプに注意してください。

Page 20: Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド Release 2.1(1)第1 章 Cisco IPICS の概要 関連資料 1-2 Cisco IPICS Server クイック スタート ガイドOL-12998-01-J

第 1章 Cisco IPICS の概要Cisco IPICS サーバの使用上のガイドライン

1-14Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

OL-12998-01-J

• VTG が不意にアクティブまたは非アクティブになる場合は、VTG に関連付けられているポリシーが原因である可能性があります。VTG および opsビューの詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release2.1(1)』を参照してください。

Page 21: Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド Release 2.1(1)第1 章 Cisco IPICS の概要 関連資料 1-2 Cisco IPICS Server クイック スタート ガイドOL-12998-01-J

2-1Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

OL-12998-01-J

C H A P T E R 2Cisco IPICS サーバの管理

この章では、Cisco IPICS を使用する上で理解しておくべき重要な各種の管理タスクおよび概念について説明します。次の項で構成されています。

• Cisco IPICS のライセンス管理(P.2-2)

• Cisco IPICS へのログインとログアウト(P.2-4)

• Administration Console でのオンライン ヘルプへのアクセス(P.2-5)

• Cisco IPICS の重要な概念(P.2-6)

• Cisco IPICS のロールおよび関連付けられているタスク(P.2-16)

サポートされている Cisco Media Convergence Server(MCS)に Cisco IPICS ソフトウェアをインストールします。Cisco IPICS での使用に対応しているハードウェアおよびソフトウェアについては、『Cisco IPICS Compatibility Matrix』を参照してください。

Cisco IPICS で管理タスクを実行する前に、まず Cisco IPICS オペレーティング システムおよび Cisco IPICS サーバ ソフトウェアをインストールする必要があります。Cisco IPICS をインストールする方法の詳細については、『Cisco IPICS ServerAdministration Guide, Release 2.1(1)』を参照してください。

Page 22: Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド Release 2.1(1)第1 章 Cisco IPICS の概要 関連資料 1-2 Cisco IPICS Server クイック スタート ガイドOL-12998-01-J

第 2章 Cisco IPICS サーバの管理Cisco IPICS のライセンス管理

2-2Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

OL-12998-01-J

Cisco IPICS のライセンス管理Cisco IPICS で利用可能な機能を使用する場合、または Cisco IPICS AdministrationConsole を使用する場合は、まず該当する Cisco IPICS サーバ ライセンス ファイルを購入してアップロードする必要があります。

Cisco IPICS のインストールを完了したら、Cisco IPICS の製品パッケージに付属の Product Authorization Key(PAK)を使用して、ライセンス ファイルを入手します。

購入するライセンスは、次のライセンス可能機能の総数に基づいています。

• 同時使用可能な land mobile radio(LMR; 陸上移動無線)ポート数

• 同時使用可能なマルチキャスト ポート数

• 同時に許可する PMC ユーザ数

• 同時に許可する Cisco Unified IP Phone ユーザ数

• 同時に許可するダイヤル ユーザ数(この機能は、特別にライセンスされ使用可能にされる必要のあるポリシー エンジンに依存します)

• ops ビューの総数

ヒント ライセンス可能機能の総数は、購入したライセンスに指定されている数を超える

ことはできません。追加のライセンスが必要な場合は、代理店にご連絡ください。

(注) Cisco IPICS Release 2.0(x) の有効なライセンスを、このリリースで使用できます。

Cisco IPICS のライセンス ファイルを購入するには、次の URL にアクセスします。

http://www.cisco.com/go/license

ヒント ライセンスの注文を処理する前に、必ず Cisco.com に登録してください。

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2-3Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 2章 Cisco IPICS サーバの管理Cisco IPICS のライセンス管理

ライセンス ファイルを購入した後、Administration Console で Administration >License Management ウィンドウにアクセスして、ファイルをアップロードできます。Cisco IPICS のライセンスをアップロードして適用する方法については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』を参照してください。

Cisco IPICS は、古いライセンス ファイルを新しいライセンス ファイルで上書きしません。期限付きの(デモンストレーションまたは評価)ライセンスを永久ラ

イセンスに置き換える場合など、ライセンスを変更する場合は、ベスト プラクティスとして次のアクションを実行することをお勧めします。

• Cisco IPICS がライセンスを格納しているディレクトリから、古いライセンスファイルを削除します。

期限付きのライセンスを削除する方法の詳細については、『Cisco IPICS ServerInstallation and Upgrade Guide, Release 2.1(1)』を参照してください。

• 古いライセンスを削除した後、次のコマンドを入力してサーバを再起動しま

す。

[root] service ipics restart

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第 2章 Cisco IPICS サーバの管理Cisco IPICS へのログインとログアウト

2-4Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

OL-12998-01-J

Cisco IPICS へのログインとログアウト管理機能を実行するには、Cisco IPICS Administration Console にログインする必要があります。Cisco IPICS の使用を終了したら、Administration Console からログアウトする必要があります。

Cisco IPICS にログインする前に、Cisco IPICS のオペレーティング システムとサーバ ソフトウェアをインストールし、1 つ以上のライセンス ファイルをアップロードする必要があります。ライセンス ファイルを入手する方法の詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「ManagingLicenses」の項を参照してください。

Cisco IPICS にログインする場合、および Cisco IPICS からログアウトする場合は、次の手順を実行します。

ステップ 1 Cisco IPICS にログインするには、次の手順を実行します。

a. ブラウザを起動して、Address フィールドに Cisco IPICS サーバの IP アドレスまたはホスト名を入力します。

b. ユーザ名とパスワードを入力します。

(注) パスワードは大文字と小文字が区別されるため、Cisco IPICS のオペレータによって設定されたとおりに正確に入力する必要があります。

c. Log In をクリックします。

Cisco IPICS Administration Console に My Profile ウィンドウが表示されます。自分のユーザ ID および割り当てられているユーザ ロールに関連する情報だけが表示されます。

ステップ 2 Cisco IPICS からログアウトするには、Administration Console ウィンドウの上部のメニューに表示されている Logout ボタンをクリックします。

Cisco IPICS のウィンドウが閉じ、Cisco IPICS のログイン ウィンドウが表示されます。

Page 25: Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド Release 2.1(1)第1 章 Cisco IPICS の概要 関連資料 1-2 Cisco IPICS Server クイック スタート ガイドOL-12998-01-J

2-5Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 2章 Cisco IPICS サーバの管理Administration Console でのオンライン ヘルプへのアクセス

Administration Console でのオンライン ヘルプへのアクセスウィンドウの上部に表示される Help リンクをクリックすることで、AdministrationConsole のどのウィンドウからでも Cisco IPICS のオンライン ヘルプ システムにアクセスできます。ヘルプ システムでは、『Cisco IPICS Server Administration Guide,Release 2.1(1)』に記載されている情報にオンラインでアクセスできます。

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第 2章 Cisco IPICS サーバの管理Cisco IPICS の重要な概念

2-6Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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Cisco IPICS の重要な概念次の各項では、Cisco IPICS を使用する上で理解しておく必要のある重要な概念について説明します。

• ロケーションの概要(P.2-6)

• VTG の概要(P.2-8)

• ops ビューの概要(P.2-9)

• 関連付けの概要(P.2-15)

ロケーションの概要

Cisco IPICS において、ロケーションは、Cisco IPICS 展開内のマルチキャスト ドメインの定義に使用されます。マルチキャスト ドメインは、マルチキャスト ネットワーク境界内で到達可能なマルチキャスト アドレスのセットで構成されます。このような実装により、Cisco IPICS サーバは、特定のユーザ ロケーションに基づいて適切なマルチキャスト アドレスを割り当てることができます。

特別に名前を割り当てるロケーションのほかに、Cisco IPICS には ALL およびREMOTE という 2 つのロケーションがあらかじめ定義されています。

ALL ロケーションは、ネットワーク境界がないことを意味します。つまり、ALLロケーションが指定されたチャネルでは、それに関連付けられているマルチキャ

スト アドレスに対して、Cisco IPICS 展開内でネットワーク境界が存在しません。

(注) ALL ロケーションは、マルチキャスト アドレスの範囲または到達可能性を定義します。そのため、ALL ロケーションは、(マルチキャスト アドレスに関連付けられる)チャネルおよび VTG に適用できますが、(マルチキャスト アドレスに関連付けられない)IP Phone および RMS コンポーネントには適用できません。

• ALL ロケーションが指定されているチャネルは、ALL ロケーションが設定されていない RMS コンポーネントを含め、どの RMS でも混合できます。これは、どの RMS でも、All ロケーションに関連付けられているマルチキャスト アドレスにパケットを送信できるためです。

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2-7Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 2章 Cisco IPICS サーバの管理Cisco IPICS の重要な概念

• VTG は、必ず ALL ロケーションに関連付けられます。これは、各 VTG マルチキャスト アドレスが動的に割り当てられ、ALL ロケーションに関連付けられるためです。

REMOTE ロケーションは、PMC ユーザだけが使用できます。PMC ユーザがドロップダウン リスト ボックスから REMOTE ロケーションを選択すると、そのユーザに割り当てられているチャネル(マルチキャスト タイプのメディア接続が少なくとも 1 つ必要)または VTG ごとに、SIP ベースのユニキャスト接続を介して、適切な RMS との接続が確立されます。

• ユーザに関連付けられているチャネル(マルチキャスト タイプのメディア接続が少なくとも 1 つ必要)ごとに、PMC は、チャネルと同じロケーションに定義されている RMS との SIP ベースのユニキャスト接続を確立します。

• ユーザに関連付けられている VTG ごとに、PMC は任意の RMS との SIP ベースのユニキャスト接続を確立できます。これは、VTG が必ず ALL ロケーションのマルチキャスト アドレスを使用するためです。

どの場合も、Cisco IPICS サーバは、PMC 認証に成功した時点で RMS リソースを割り当てます。ログインしたユーザに追加のチャネルまたは VTG が割り当てられると、サーバは各チャネルまたは VTG に必要な RMS リソースをすぐに割り当てます。PMC ユーザがチャネルまたは VTG をアクティブにすると、PMCは適切な RMS に SIP コールを発信します。

(注) Cisco IPICS 用に設定する各 RMS コンポーネントは、ロケーションに関連付ける必要があります。RMS は、その RMS と同じロケーションまたは ALL ロケーションに割り当てられているチャネル リソースだけをホストできます。ALL ロケーションに関連付けられている RMS は、ALL ロケーションに割り当てられているチャネルだけをホストできます。このような実装であるため、RMS に ALL ロケーションを割り当てないことをお勧めします。

ヒント RMS リソースの使用を最小限に抑えるため、可能な場合はいつでも、SIP よりもマルチキャスト通信によるユーザ アクセスをお勧めします。

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第 2章 Cisco IPICS サーバの管理Cisco IPICS の重要な概念

2-8Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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ロケーションを設定する方法の詳細については、『Cisco IPICS Server AdministrationGuide, Release 2.1(1)』および『Cisco IPICS PMC Installation and User Guide, Release2.1(1)』を参照してください。

VTG の概要VTG を使用すると、さまざまなチャネル上の複数の参加者が 1 つのマルチキャスト アドレスを使用して通信できます。VTG の参加者には、ユーザ、ユーザ グループ、チャネル(PTT および無線)、チャネル グループ、および他の VTG が含まれます。アクティブな VTG とは、すべての参加者が相互にライブ接続を持つ VTG です。

(注) オーディオ ループの発生を防ぐため、Cisco IPICS では、アクティブな VTG は一度に 1 つしか存在できません。

Cisco IPICS のディスパッチャは、非アクティブな VTG を作成することにより、VTG をステージングできます。ディスパッチャは、非アクティブな VTG を使用して、その VTG がアクティブになったときに通信できる参加者を設定します。

非アクティブな VTG では、ディスパッチャが、ネットワーク リソースをコミットすることも、進行中の他の VTG に影響を与えることもなく、さまざまなメンバー構成を作成できます。

VTG がアクティブになった後、ディスパッチャは、ユーザ、チャネル、および他の VTG の追加と削除、VTG 参加者への通知とダイヤルアウト、および PMCユーザの消音と消音解除をいつでも行うことができます。ただし、ディスパッ

チャがアクティブな VTG に変更を加えた場合、元の非アクティブな VTG は変更されないままです。

(注) VTG のアクティブ化または非アクティブ化では、Cisco IPICS サーバが RMS と通信する必要があります。RMS が使用不能になっている間に VTG を非アクティブにすると、その非アクティブ化は、Cisco IPICS データベース内で実行されますが、Cisco IPICS サーバが RMS との通信を回復して RMS と同期するまで RMSには反映されません。

Page 29: Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド Release 2.1(1)第1 章 Cisco IPICS の概要 関連資料 1-2 Cisco IPICS Server クイック スタート ガイドOL-12998-01-J

2-9Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 2章 Cisco IPICS サーバの管理Cisco IPICS の重要な概念

VTG の詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』を参照してください。

ops ビューの概要Cisco IPICS の操作ビュー(ops ビュー)は、組織、会社、部署、管区、地方自治体、サイトなどのさまざまなエンティティを、互いに分離された個別のビューに

編成またはセグメント化する機能を提供し、オペレータおよびディスパッチャの

アクセスを制限することでセキュリティを向上させます。これらのビューは、シ

ステム管理者が個別に管理します。この機能を利用すると、複数のエンティティ

で 1 つの Cisco IPICS サーバを使用し、業務のニーズに応じて複数の ops ビューにわたってリソースを共有することもできます。ただし、個々の ops ビューのリソースに他の ops ビューのユーザがアクセスできるのは、ユーザがそのリソースへのアクセス権を付与されている場合に限られます。

(注) ops ビューを使用すると、権限を与えられた Cisco IPICS ユーザが AdministrationConsole で表示できるリソースをセグメント化できます。ops ビューは、チャネルおよび VTG が PMC または Cisco Unified IP Phone でどのように表示されるかに影響しません。

ops ビューのポート割り当て

Cisco IPICS のライセンスを購入すると、そのライセンスに、設定可能な opsビューの数が指定されています。デフォルトでは、Cisco IPICS の各インストールに SYSTEM ops ビューが含まれています。SYSTEM ops ビューに属する CiscoIPICS ユーザは、システムに設定されているすべての ops ビューとそのリソースを表示できます。

システム管理者が新しい ops ビューを追加するたびに、ポートが SYSTEM opsビューから再割り当てされ、新しく作成された ops ビューに分配されます。システム管理者は、特定の ops ビューに必要なポート(PMC ポート、LMR ポート、ダイヤル ポートなど)の数とタイプを決定します。

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第 2章 Cisco IPICS サーバの管理Cisco IPICS の重要な概念

2-10Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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(注) Cisco IPICS ライセンスにポリシー エンジンが含まれている場合、システム管理者は ops ビューごとにダイヤル ポート情報を設定できます。

ポリシー エンジンを含む Cisco IPICS 展開で ops ビューの dial number(DN; ダイヤル番号)を追加する場合、新しい DN が(Cisco Unified Communications Managerで)session initiation protocol(SIP)トランクに割り当てられている既存のルートパターンの外部になるとき、または(Cisco IOS で)ダイヤル ピアに割り当てられている既存の宛先パターンの外部になるときは、新しい DN を含むように SIPプロバイダーの設定を更新する必要があります。詳細については、『Cisco IPICSServer Administration Guide, Release 2.1(1)』を参照してください。

システム管理者は、ops ビューを削除する場合、削除した ops ビューに含まれていたリソースをシステム内の他の既存の ops ビューに再割り当てできます。

ユーザが Cisco IPICS へのダイヤルインまたは他のユーザへのダイヤルアウトを実行できるようにするため、またはシステムがユーザに通知するようにするため

に、ダイヤル ポートを割り当てる必要があります。ダイヤル ポートは、Configuration > Ops Views > <ops ビュー名 > ウィンドウの Dial Information and DialPort Resources Allocation ペインで設定します。

ダイヤル ポート コンテナ(ダイヤル プールとも呼ばれる)では、特定のダイヤル機能(ダイヤルイン /招待や通知など)専用の予約ダイヤル ポートを設定できます。予約ダイヤル ポートにより、その用途専用に設定され、他の目的には使用できないポートが常に用意されていることが保証されます。

次のダイヤル プールは、ダイヤルイン /招待用および通知用にポートを予約するために使用されます。

• Dial ports reserved for dial-in/invite:このダイヤル プールには、ダイヤルイン機能および招待機能だけに使用できるダイヤル ポートが含まれます。

• Dial ports reserved for notification:このダイヤル プールには、通知機能だけに使用できるダイヤル ポートが含まれます。

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2-11Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 2章 Cisco IPICS サーバの管理Cisco IPICS の重要な概念

Dial ports reserved for dial-in/invite or notifications フィールドは、読み取り専用フィールドで、Cisco IPICS がダイヤルイン /招待アクションにも通知アクションにも割り当てることができるポート数が表示されます。このフィールドに表示さ

れるポート数は、ダイヤルイン、招待、および通知用にダイヤル ポートを予約した後に残っているポート数です。残っている数とは、Dial Ports ダイヤル プールのダイヤル ポートの総数から再割り当てされるダイヤル ポート数です。

(注) 新しい ops ビューを作成する場合、ダイヤル ポート ライセンスが SYSTEM ops ビューから新しい ops ビューに再割り当てされます。ただし、SYSTEM ops ビューの Dial ports reserved for dial-in/invite および Dialports reserved for notification の各ダイヤル プールに設定されているダイヤル ポート数は調整されません。新しい ops ビューで、予約ダイヤル プールに設定したダイヤル ポート数が Dial Ports フィールドのポート数を超えると、Cisco IPICS によって警告のエラー メッセージが表示されます。この問題を解決するには、SYSTEM ops ビューの予約ポート数を適切な数に減らしてから、再試行します。

ダイヤル ポート割り当ての詳細については、『Cisco IPICS Server AdministrationGuide, Release 2.1(1)』の「Allocating Dial Ports for the Dial-In/Invite and NotificationFeatures」の項を参照してください。

ops ビューのアトリビュート

Cisco IPICS の ops ビューは、次のアトリビュートをサポートしています。

Belongs To

• このアトリビュートによって、リソースが属する ops ビューが決まります。つまり、このアトリビュートに指定する ops ビューは、このリソースを所有する ops ビューとなります。

• リソースは、1 つの ops ビューだけに属します。

• ユーザの場合、Belongs To アトリビュートによって、ユーザが Cisco IPICSシステムにログインしたときに表示されるリソースが決まります。ユーザ

は、自分が属する ops ビューがアクセスできるリソースだけを表示できます。

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第 2章 Cisco IPICS サーバの管理Cisco IPICS の重要な概念

2-12Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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• VTG は、その VTG を作成したディスパッチャと同じ ops ビューに属します。特定の ops ビューに属するディスパッチャは、その ops ビューに属する VTGをいつでも表示できます。

• ポリシーは、そのポリシーを作成したディスパッチャと同じ ops ビューに属します。特定の ops ビューに属するディスパッチャは、その ops ビューに属するポリシーをいつでも表示できます。

(注) 特定の ops ビューに属するオペレータまたはディスパッチャだけが、その ops ビューに関連付けられているポリシーを作成、編集、または削除する必要があります。詳細については、『Cisco IPICS Server AdministrationGuide, Release 2.1(1)』を参照してください。

• ユーザが PMC または Cisco Unified IP Phone にログインする場合、そのユーザは PMC または Cisco Unified IP Phone の使用ライセンスを使います。CiscoIPICS は、ユーザが現在属している ops ビューのライセンス制限に対して、このライセンス使用を計算します。

• ディスパッチャが VTG をアクティブにする場合、または有効なポリシーがVTG をアクティブにする場合、その VTG は、同時使用マルチキャスト ポートのライセンスを使用します。Cisco IPICS は、ディスパッチャが属する opsビューのライセンス制限に対して、このライセンス使用を計算します。有効

なポリシーが VTG をアクティブにする場合、そのポリシーが属する opsビューに対して、その VTG のアクティブ化に関するライセンス使用が請求されます。

• Cisco IPICS は、チャネルが属する ops ビューのライセンス制限に対して、同時使用 LMR ポートのライセンス使用を計算します。この使用は、接続ごとに計算されます。

Accessible To

• このアトリビュートでは、このフィールドに表示される ops ビューが、このリソースにアクセスできる(このリソースを表示できる)ことが指定されま

す。

• ユーザは、自分が属する ops ビューがアクセス可能なリソースだけにアクセスできます。

• 1 つのリソースに対して、いくつの ops ビューでもアクセス可能にすることができます。

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2-13Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 2章 Cisco IPICS サーバの管理Cisco IPICS の重要な概念

• SYSTEM ops ビューは、アクセス可能な ops ビューのリストに明示的に表示されていなくても、いつでもすべてのリソースにアクセスできます。

(注) • 特定の ops ビューに属するようにリソースを設定すると、そのリソースは、自動的に、その ops ビューがアクセス可能なリソースとして追加されます。

• リソースの belongs to フィールドを別の ops ビューに設定し直すと、新しく設定した ops ビューがそのリソースの accessible to リストに追加されます。ただし、Cisco IPICS は、以前に設定された ops ビューをアクセス可能な opsビューのリストから削除しません。以前の ops ビューでも新しく設定されたops ビューでも、そのリソースにアクセスできます。

ops ビューに関する考慮事項

ops ビューを使用する場合は、次の注意事項を考慮してください。

• SYSTEM ops ビューに属するユーザとして Cisco IPICS にログインした場合、または現在使用されている ops ビューがない場合、システムは ops ビューフィルタリングを実行しません。

• 特定の ops ビューに属していないユーザは、デフォルトで、SYSTEM opsビューに属していることになります。

• Cisco IPICS のオペレータは、自分の ops ビューに属するまたは自分の opsビューがアクセス可能なユーザだけを表示および変更できます。Cisco IPICSのディスパッチャは、自分の ops ビューに属するまたは自分の ops ビューがアクセス可能なリソースを含む VTG だけを表示および変更できます。また、自分の ops ビューに属するまたは自分の ops ビューがアクセス可能なユーザおよびチャネルだけを表示できます。

• VTG およびポリシーは、必ず、その VTG またはポリシーを作成したユーザの ops ビューに属します。

• VTG リソースのいずれかがディスパッチャと同じ ops ビューに含まれている場合、または VTG がディスパッチャと同じ ops ビューに属している場合、ディスパッチャはその VTG のすべてのリソースを表示できます。残りのリソースがその同じ ops ビューに含まれていない場合、そのリソースは Usersウィンドウにも Channels ウィンドウにも表示されません。

• 自分の ops ビューに属するまたは自分の ops ビューがアクセス可能なリソースだけが表示されます。

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第 2章 Cisco IPICS サーバの管理Cisco IPICS の重要な概念

2-14Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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• チャネル グループおよびユーザ グループのメンバーは、グループからアクセス可能性を引き継ぎません。したがって、特定の ops ビューがグループに個々にアクセスできるかどうかに関係なく、そのリソースがすべて表示され

ます。

• Channels、Users、および VTG の各ウィンドウで検索機能を使用してリソースを検索する場合、特定の ops ビューがアクセスできるリソースだけが表示されます。

• Ops Views ウィンドウに表示されるポリシー情報は、特定の ops ビューに属するまたは特定の ops ビューがアクセス可能なポリシーを示します。つまり、この領域に表示されるポリシーは、この ops ビューに属するユーザによって作成されたポリシーです。

• Cisco IPICS で実装されている、ops ビューによる VTG へのアクセスでは、複数の ops ビュー間でリソースを共有できます。ops ビューの機能では、別のops ビューに属する VTG 内の共有リソースにアクセスできるどのディスパッチャでも、その VTG にフル アクセスできます。

(注) ディスパッチャが VTG 内の共有リソースにアクセスできる場合、CiscoIPICS は、そのディスパッチャに、その VTG 内のすべての共有リソースに対するフル コントロールも割り当てます。したがって、ディスパッチャに属していないリソースでも変更または削除できます。

• 原則として、VTG は、その VTG 内のリソースからアクセス可能性を引き継ぎます。

Cisco IPICS の ops ビューの詳細な設定情報については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』を参照してください。

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2-15Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 2章 Cisco IPICS サーバの管理Cisco IPICS の重要な概念

関連付けの概要

Cisco IPICS では、ユーザの動作を制御するアトリビュートをユーザに割り当てることができます。場合によっては、アトリビュートが同じアトリビュート動作

を持つことがあるため、ユーザがチャネルまたは VTG に関連付けられている場合、結果としての PMC 動作は、関連付けられている各リソースに設定されているアトリビュートに基づいて決定されます。

たとえば、ユーザに特定の機能の実行(PMC ラッチ機能の使用など)が許可されているとします。しかし、そのユーザは、ラッチ機能を許可しないチャネルに

関連付けられている場合、その特定の関連付けの一部である限り、そのチャネル

でラッチを許可されません。そのユーザがそのチャネルへの関連付けを解除され

ると、そのユーザに元々設定されていたアトリビュートが適用可能になります。

つまり、ユーザはチャネルのラッチを再び許可されます。

Cisco IPICS では、アトリビュートの値をカスタマイズまたは上書きできます。関連付けの一部であるユーザまたはチャネルのアトリビュートを変更する場合、結

果としての動作は、その関連付けに含まれているユーザのアトリビュート設定に

よって異なります。関連付けに含まれているアトリビュートのカスタマイズ済み

の値を上書きしようとすると、そのアクションによってその特定のアトリビュー

トのカスタム PMC 設定が上書きされることを知らせるメッセージが表示されます。

(注) ユーザの場合もチャネルの場合も、アトリビュートの値をカスタマイズすると、

Associations タブの該当するアトリビュート列の値の横に上付き文字 (1) が表示されます。この上付き文字は、カスタマイズされた値を示します。

アトリビュートの関連付け動作の詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』を参照してください。

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第 2章 Cisco IPICS サーバの管理Cisco IPICS のロールおよび関連付けられているタスク

2-16Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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Cisco IPICS のロールおよび関連付けられているタスク各 Cisco IPICS ユーザには、1 つ以上のロールが割り当てられます。ロールは、ユーザがアクセスできる機能、およびユーザが実行できる機能を定義します。

Cisco IPICS は、各ロールに特定のタスクを関連付けます。各 Cisco IPICS ユーザにはロールが割り当てられ、このロールによって、ユーザの機能およびウィンド

ウへのアクセス可能性の範囲が決まります。

次の各項では、Cisco IPICS が各ロールに関連付けるタスクについて簡単に説明します。

• システム管理者のタスク(P.2-16)

• Ops ビュー管理者のタスク(P.2-21)

• オペレータのタスク(P.2-21)

• ディスパッチャのタスク(P.2-22)

• ユーザのタスク(P.2-22)

システム管理者のタスク

Cisco IPICS のシステム管理者は、次のタスクを表2-1 の説明に従って実行します。

表 2-1 システム管理者のタスク

タスク 説明と参照先

Cisco IPICS のインストール

システム管理者のタスクを実行する前に、まず Cisco IPICS サーバをインストールして設定する必要があります。Cisco IPICS をインストールして設定するには、『Cisco IPICS Server Installation and Upgrade Guide, Release 2.1(1)』を参照してください。

Cisco IPICS サーバの設定

RMS コンポーネントの設定と管理

RMS ウィンドウで RMS を管理します。Administration Console の Configuration 領域からこのウィンドウにアクセスします。RMS の詳細については、P.3-2 の「RMS の管理」を参照してください。

RMS コンポーネントの設定の詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の付録「Configuring the RMS Component」を参照してください。

Page 37: Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド Release 2.1(1)第1 章 Cisco IPICS の概要 関連資料 1-2 Cisco IPICS Server クイック スタート ガイドOL-12998-01-J

2-17Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

OL-12998-01-J

第 2章 Cisco IPICS サーバの管理Cisco IPICS のロールおよび関連付けられているタスク

ロケーションの管理 Locations ウィンドウで、ロケーションを追加および削除します。Configuration 領域からこのウィンドウにアクセスします。

ロケーションの詳細については、P.2-6 の「ロケーションの概要」を参照してください。詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Managing Locations」の項を参照してください。

マルチキャスト アドレスの設定

Multicast Pool ウィンドウで、マルチキャスト IP アドレスを設定します。Configuration 領域からこのウィンドウにアクセスします。

詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Managing the Multicast Pool」の項を参照してください。

PTT チャネル、チャネルグループ、および無線の

設定(該当する場合)

Channels ウィンドウおよび Channel Groups ウィンドウで、チャネルおよびチャネル グループを管理します。Radios ウィンドウで無線を管理します。Configuration 領域からこれらのウィンドウにアクセスします。

詳細については、P.3-5 の「無線の管理」を参照してください。無線ディスクリプタおよびトーン ディスクリプタについては、P.3-7 の「無線ディスクリプタとトーン ディスクリプタの管理」を参照してください。

チャネルとチャネル グループの管理の詳細については、『Cisco IPICS ServerAdministration Guide, Release 2.1(1)』を参照してください。

PMC バージョンの管理 PMC Management 領域から、サーバへの PMC バージョン パッケージのアップロード、PMC インストーラの設定、PMC アラート トーン、スキン、および PMC 領域の管理を行います。

PMC 管理の詳細については、P.3-23 の「Cisco IPICS PMC の管理」を参照してください。さらなる詳細については、『Cisco IPICS Server AdministrationGuide, Release 2.1(1)』の「Managing PMC Versions」の項を参照してください。

表 2-1 システム管理者のタスク(続き)

タスク 説明と参照先

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第 2章 Cisco IPICS サーバの管理Cisco IPICS のロールおよび関連付けられているタスク

2-18Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

OL-12998-01-J

ロケーションの管理 Locations ウィンドウで、ロケーションを追加および削除します。Configuration 領域からこのウィンドウにアクセスします。

ロケーションの詳細については、P.2-6 の「ロケーションの概要」を参照してください。詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Managing Locations」の項を参照してください。

マルチキャスト アドレスの設定

Multicast Pool ウィンドウで、マルチキャスト IP アドレスを設定します。Configuration 領域からこのウィンドウにアクセスします。

詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Managing the Multicast Pool」の項を参照してください。

PTT チャネル、チャネルグループ、および無線の

設定(該当する場合)

Channels ウィンドウおよび Channel Groups ウィンドウで、チャネルおよびチャネル グループを管理します。Radios ウィンドウで無線を管理します。Configuration 領域からこれらのウィンドウにアクセスします。

詳細については、P.3-5 の「無線の管理」を参照してください。無線ディスクリプタおよびトーン ディスクリプタについては、P.3-7 の「無線ディスクリプタとトーン ディスクリプタの管理」を参照してください。

チャネルとチャネル グループの管理の詳細については、『Cisco IPICS ServerAdministration Guide, Release 2.1(1)』を参照してください。

PMC バージョンの管理 PMC Management 領域から、サーバへの PMC バージョン パッケージのアップロード、PMC インストーラの設定、PMC アラート トーン、スキン、および PMC 領域の管理を行います。

PMC 管理の詳細については、P.3-23 の「Cisco IPICS PMC の管理」を参照してください。さらなる詳細については、『Cisco IPICS Server AdministrationGuide, Release 2.1(1)』の「Managing PMC Versions」の項を参照してください。

表 2-1 システム管理者のタスク(続き)

タスク 説明と参照先

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2-19Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 2章 Cisco IPICS サーバの管理Cisco IPICS のロールおよび関連付けられているタスク

システム ステータスの監視

トラブルシューティングに使用したり、ユーザ アクティビティを監視したりするために、Serviceability 領域から、システム ステータスの監視、および診断情報とシステム ログ情報の表示を行うことができます。

システム ステータス、ログ、および診断情報を監視する方法の詳細については、P.4-2 の「Cisco IPICS のサービサビリティ」を参照してください。さらなる詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release2.1(1)』を参照してください。

ログ ファイルの確認 各チャネル、ユーザ、および VTG の操作ビュー(ops ビュー)、ログ エントリの作成者、ログ アクティビティが実行された時刻など、VTG 関連のログファイル アクティビティを表示します。履歴レポートのために、アーカイブされたログ エントリをダウンロードすることもできます。Administration領域から、ログ アクティビティを実行できます。

ログ アクティビティの詳細については、『Cisco IPICS Server AdministrationGuide, Release 2.1(1)』の「Managing Activity Logs」の項を参照してください。

Cisco IPICS の ops ビューの作成と管理

ops ビューでは、Cisco IPICS サーバ上の共有リソースを使用できます。Configuration 領域の Ops View ウィンドウで、ops ビューを管理します。

ops ビューの詳細については、P.2-9 の「ops ビューの概要」を参照してください。ops ビューのさらなる詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Configuring and Managing Cisco IPICSOperational Views」を参照してください。

Cisco IPICS データベースのバックアップと復

Database Management ウィンドウで、Cisco IPICS データベースのバックアップと復元、およびバックアップと復元のアクティビティ ログ ファイルのダウンロードを行うことができます。Administration 領域からこのウィンドウにアクセスします。

詳細については、P.4-9 の「Cisco IPICS データベースの 管理」を参照してください。さらなる詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide,Release 2.1(1)』の「Performing Cisco IPICS Backup and Restore Operations」を参照してください。

表 2-1 システム管理者のタスク(続き)

タスク 説明と参照先

Page 40: Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド Release 2.1(1)第1 章 Cisco IPICS の概要 関連資料 1-2 Cisco IPICS Server クイック スタート ガイドOL-12998-01-J

第 2章 Cisco IPICS サーバの管理Cisco IPICS のロールおよび関連付けられているタスク

2-20Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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Cisco Unified IP Phone のセットアップ

Cisco Unified Communications Manager と連携する電話サービス、または CiscoUnified Communications Manager Express の電話サービス用に Cisco Unified IPPhone を設定します。

詳細については、P.3-27 の「Cisco IPICS との Cisco Unified IP Phone の使用方法」を参照してください。さらなる詳細については、『Cisco IPICS ServerAdministration Guide, Release 2.1(1)』の付録「Setting Up and Using a CiscoUnified IP Phone as a Cisco IPICS Push-To-Talk Device」を参照してください。

ポリシーの作成と管理 ポリシー エンジンを使用して、ポリシーを作成および管理します。ポリシーは 1 つ以上のアクションで構成されます。アクションとは、VTG を起動したり、指定されたユーザを VTG に参加するよう招待するなど、ポリシーの実行時に実行される個別の機能です。ポリシーの中には、1 つ以上のトリガーを含むものもあります。トリガーによって、ポリシーが自動的に実行さ

れ、オプションで、指定されたスケジュールに従ってポリシーが繰り返され

ます。Policy Engine タブの Policy Management 領域にアクセスして、ポリシーエンジンのタスクを実行します。

詳細については、P.3-11 の「Cisco IPICS ポリシー エンジンの管理と使用」を参照してください。ポリシー エンジンの詳細については、『Cisco IPICSServer Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Using the Cisco IPICS PolicyEngine」を参照してください。

ダイヤル エンジンの管理

Cisco IPICS のダイヤル エンジンは、TUI とそれに関連付けられている機能を有効にします。ダイヤル エンジンを使用すると、TUI が発着信コールの処理に使用するシステム スクリプト プロンプトおよびカスタム スクリプト プロンプトを管理できます。また、Cisco Unified Communications Manager、またはサポートされているバージョンの Cisco IOS を実行しているシスコルータを、ポリシー エンジン用の SIP プロバイダーとして設定できます。Policy Engine タブの Dial Engine 領域にアクセスして、ダイヤル エンジンのタスクを実行します。

ダイヤル エンジンの詳細については、P.3-11 の「Cisco IPICS ポリシー エンジンの管理と使用」を参照してください。詳細については、『Cisco IPICSServer Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Configuring and Managing theCisco IPICS Policy Engine」を参照してください。

表 2-1 システム管理者のタスク(続き)

タスク 説明と参照先

Page 41: Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド Release 2.1(1)第1 章 Cisco IPICS の概要 関連資料 1-2 Cisco IPICS Server クイック スタート ガイドOL-12998-01-J

2-21Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 2章 Cisco IPICS サーバの管理Cisco IPICS のロールおよび関連付けられているタスク

Ops ビュー管理者のタスクops ビュー管理者は、自分が属する ops ビューの Cisco IPICS アクティビティ ログをダウンロードおよび監視できます。このユーザは、自分の ops ビューに対して、Cisco IPICS がログに記録するアクティビティ タイプを指定することもできます。

Activity Log Management ウィンドウおよび Activity Log Options ウィンドウで、アクティビティ ログに関連するタスクを実行します。Administration Console のAdministration 領域から、これらのウィンドウにアクセスできます。

ユーザが Cisco IPICS のロールに応じて実行できる特定のタスクの詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』を参照してください。

オペレータのタスク

オペレータは、次のタスクを実行します。

• ユーザとユーザ ロールの設定:オペレータは、ユーザを追加して、一般的なユーザ情報(ユーザ名、ログイン クレデンシャル、ユーザのデフォルトロケーションなど)を管理します。オペレータは、ユーザの PMC アトリビュートの管理、チャネル、ロール、および ops ビューの割り当て、ユーザと他のユーザ、電話機、無線、およびポリシーの関連付けも行うことができ

ます。また、音声ユーザ名プロンプトの管理に関連するアクティビティも実

行できます。

• ユーザ グループの設定:ユーザ グループとは、ユーザの論理グループです。オペレータは、ユーザ グループの作成と削除に加えて、ユーザ グループへのメンバーの追加、ユーザ グループの ops ビューの管理、ユーザ グループが参加している VTG に関する情報の表示を行うことができます。

オペレータは、User Management > Users ウィンドウおよび User Management >User Groups ウィンドウに移動して、オペレータのアクティビティを実行できます。オペレータ ロールを割り当てられたユーザは、ダイヤル エンジンのウィンドウにもアクセスできます。

Cisco IPICS のオペレータ タスクの詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Performing Cisco IPICS Operator Tasks」を参照してください。

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第 2章 Cisco IPICS サーバの管理Cisco IPICS のロールおよび関連付けられているタスク

2-22Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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ディスパッチャのタスク

ディスパッチャは、次のタスクを実行します。

• VTG のセットアップとアクティブ化:ディスパッチャは VTG の作成、会議を開始するための VTG のアクティブ化、非アクティブな VTG およびアクティブな VTG に対する参加者の追加、アクティブな VTG の監視、参加者へのアクティブな VTG に関する通知、PMC ユーザの消音および消音解除を行うことができます。Administration Console の VTG Management > Virtual TalkGroups ウィンドウで、VTG 管理タスクを実行します。VTG の詳細については、P.2-8 の「VTG の概要」を参照してください。

• ポリシーの管理:ディスパッチャは、自分と同じ ops ビューに属するユーザのポリシーを表示できます。Policy Engine タブの Policy Management のウィンドウにアクセスして、ポリシーを管理できます。ポリシーの詳細について

は、P.3-11 の「Cisco IPICS ポリシー エンジンの管理と使用」を参照してください。さらなる詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide,Release 2.1(1)』の「Performing Cisco IPICS Dispatcher Tasks」を参照してください。

ユーザのタスク

ユーザは、次のタスクを実行できます。

• ユーザ プロファイルの管理:各 Cisco IPICS ユーザには、User(ユーザ)ロールが割り当てられます。ユーザは、Cisco IPICS の My Profile ウィンドウを使用して、自分の情報を管理できます。ユーザ プロファイルには、ユーザ名、パスワード、デフォルトのロケーション、通信プリファレンス、他の個人情

報などの情報が含まれます。

• 関連付けの表示:ユーザは、My Associations ウィンドウで、自分が関連付けられているチャネル、ユーザ、電話機、VTG、およびポリシーを表示します。

• PMC のダウンロード:ユーザは、Download PMC ウィンドウで、クライアント マシンに PMC インストーラをダウンロードし、サーバに設定されている最新バージョンの PMC をインストールします。

ユーザは、Administration Console の Home 領域からユーザのウィンドウにアクセスできます。ユーザのタスクの詳細については、『Cisco IPICS Server AdministrationGuide, Release 2.1(1)』の「Performing Cisco IPICS User Tasks」を参照してください。

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3-1Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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C H A P T E R 3Cisco IPICS システムの使用方法

この章では、Cisco IPICS システムを使用するためのヒントとガイドラインを示します。次の項で構成されています。

• RMS の管理(P.3-2)

• 無線の管理(P.3-5)

• 無線ディスクリプタとトーン ディスクリプタの管理(P.3-7)

• Cisco IPICS ポリシー エンジンの管理と使用(P.3-11)

• Cisco IPICS PMC の管理(P.3-23)

• Cisco IPICS との Cisco Unified IP Phone の使用方法(P.3-27)

• ユーザ パスワードの管理(P.3-30)

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第 3章 Cisco IPICS システムの使用方法RMS の管理

3-2Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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RMS の管理RMS を使用すると、Cisco IPICS PMC が VTG にリモート接続でき、ループバック機能を利用した複数の VTG のリモート結合がサポートされます。

Cisco IPICS で RMS を管理するには、まず RMS を Cisco IPICS サーバ用に設定する必要があります。Cisco IPICS サーバは、Secure Shell Client ソフトウェアを使用して RMS にアクセスし、Administration Console の Configuration > RMS ウィンドウで RMS に設定されているクレデンシャルを使用して RMS を認証します。

(注) Cisco IPICS システムを正しく機能させるには、『Cisco IPICS Server AdministrationGuide, Release 2.1(1)』の「Appendix A: Configuring the Cisco IPICS RMS Component」に説明されているとおりに RMS コンポーネントを設定する必要があります。

Cisco IPICS サーバごとに少なくとも 1 つの RMS を設定する必要があります。複数の Cisco IPICS サーバに同じ RMS を設定することはできません。

Cisco IOS が提供する追加のセキュリティ機能を設定することで、より厳しいセキュリティ対策を実装して、システムのセキュリティを強化することができま

す。認証、パスワード セキュリティ、および追加レベルのセキュリティを設定する方法の詳細については、次の URL にある『Cisco IOS Security Guide』を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/ps6441/products_configuration_guide_book09186a008049e249.html

混合をサポートするために、RMS に少なくとも 1 つの T1 または E1 ループバックを設定する必要があります。ループバック ペアの実装に必要な設定手順は、カードのタイプ、Cisco IOS のバージョン、および使用するサポート対象 RMS のタイプによって異なることがあります。

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3-3Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 3章 Cisco IPICS システムの使用方法RMS の管理

(注) サポートされているインターフェイス カードおよび RMS ルータの完全なリストについては、

http://www.cisco.com/en/US/products/ps7026/tsd_products_support_series_home.htmlにある『Cisco IPICS Compatibility Matrix』を参照してください。

RMS を追加する前に、次の条件を満たしていることを確認します。

• このルータが Cisco IPICS ネットワーク上に存在する必要がある。

• 少なくとも 1 つのロケーションを定義する必要がある。

RMS およびロケーションを設定する方法の詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Managing the RMS」の項および付録「Configuring the Cisco IPICS RMS Component」を参照してください。

Cisco IPICS ネットワーク内の任意の RMS の情報を表示および編集できます。また、Activate ボタンまたは Deactivate ボタンを押して、RMS を非アクティブにしたり(Cisco IPICS が RMS を使用できなくなる)、RMS を再びアクティブにしたりできます。

Administration Console の RMS ウィンドウにある Configuration ドロップダウン リスト ボックスを使用して、RMS の設定情報をマージ、更新、および表示できます。

(注) デフォルトでは、Cisco IPICS は、RMS コンパレータ メカニズムを使用して、10分おきに RMS をポーリングします。RMS コンパレータは、RMS の応答性を確認します。設定に変更が加えられており、その変更が Cisco IPICS サーバに反映されていない場合、RMS コンパレータは自動的に設定を更新して、2 つのコンポーネントを同期させます。Administration 領域の Options ウィンドウにあるRMS Polling Frequency フィールドに新しい値を入力して、ポーリング間隔を変更できます。この設定では、サーバが RMS ウィンドウに表示されるすべてのRMS コンポーネントに到達できるかどうかを、Cisco IPICS ポーリング メカニズムが確認する頻度を指定します。

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第 3章 Cisco IPICS システムの使用方法RMS の管理

3-4Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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ヒント RMS コンパレータ メカニズムは遅延を引き起こすことがあるため、Administration > Options に移動して Disable RMS Comparator チェックボックスをオンにすることで、このメカニズムを無効にできます。高遅延で低帯域幅の接

続(衛星リンクなど)を介して接続する場合は、このチェックボックスをオンに

する必要があります。

RMS を管理する方法の詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide,Release 2.1(1)』の「Managing the RMS」を参照してください。

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3-5Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 3章 Cisco IPICS システムの使用方法無線の管理

無線の管理

このリリースの Cisco IPICS は、Cisco IPICS サーバで無線チャネルを定義するためのサポートを提供します。また、PMC に無線コンソール スキンを実装します。これにより、PMC は、RFC 2198 および RFC 2833 のパケットを送信して、チャネルごとにトーン シーケンスを制御できます。これらのパケットは、LMR ゲートウェイで、物理無線への設定済み ear and mouth(E&M; 受信と伝送)インターフェイスを介して可聴トーンに変換され、無線のトーン制御を提供します。

Configuration > Radios ウィンドウで無線を管理します。

トーン制御(Tone Remote Control(TRC)とも呼ばれる)とは、インバンド トーン シーケンスを使用して、LMR ゲートウェイに接続されている無線(通常は、ベース ステーション)を制御することを指します。Cisco IPICS では、トーン制御を使用して、別の radio frequency(RF; 無線周波数)チャネルに変更またはチューニングしたり、伝送電力レベルを変更したり、無線の組み込み暗号化を有

効または無効にしたりできます。TRC は、明確に定義されたオーディオ サウンド(トーンとも呼ばれる)を使用して、デバイスの動作を変更します。トーン

キーイング無線システムでは、着信アナログ(E リード)ポートに特定のトーンが存在する必要があります。このトーンが存在しない場合、無線は音声を伝送し

ません。

PMC には、チャネル セレクタ ボタンをサポートする無線コンソール スキンが含まれています。PMC は最大 9 個のチャネル セレクタ ボタンを表示でき、PMCユーザはこれらのボタンをシグナリング、チャネルの変更、またはトーン シーケンスの制御に使用できます。関連付けられたボタンをユーザが押すと、PMCは必要な無線制御トーン シーケンスを生成します。

チャネル セレクタの詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide,Release 2.1(1)』の「Manging Radios」を参照してください。

(注) さまざまな Requests for Comment(RFC; コメント要求)を参照するには、InternetEngineering Task Force(IETF; インターネット技術特別調査委員会)によって管理されている RFC リポジトリ(http://www.ietf.org/rfc.html)にアクセスしてください。

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第 3章 Cisco IPICS システムの使用方法無線の管理

3-6Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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ヒント チャネル セレクタを設定する場合は、ユーザがチャネルに対して実行する可能性のあるさまざまなアクション、およびそれらのアクションの実行時に無線に送

信される必要があるコマンドを考慮する必要があります。

トーン制御シーケンスは、トーン ディスクリプタ ファイルまたは無線ディスクリプタ ファイルに定義され、無線をその無線内で別の周波数にチューニングする方法に関する情報を含みます。トーン ディスクリプタ ファイルおよび無線ディスクリプタ ファイルの詳細については、P.3-7 の「無線ディスクリプタとトーン ディスクリプタの管理」を参照してください。

トーン制御は、ステートフルな動作である場合も、一時的な動作である場合もあ

ります。制御がステートフルである場合、PMC はボタンを表示します。

たとえば、暗号化はステートフルな動作で、PMC はその設定を監視します。ステートフルな動作のもう 1 つの例としては、High、Medium、および Low の間で切り替えることができる伝送電力設定があります。

一時的な制御では、機能状態が監視されることも記憶されることもありません。

ほとんどの信号は一時的です。つまり、システムによって監視されずに送信され

ます。

トーン ディスクリプタおよび無線ディスクリプタについては、P.3-7 の「無線ディスクリプタとトーン ディスクリプタの管理」を参照してください。詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「ManagingRadio and Tone Descriptors」を参照してください。

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3-7Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 3章 Cisco IPICS システムの使用方法無線ディスクリプタとトーン ディスクリプタの管理

無線ディスクリプタとトーン ディスクリプタの管理Cisco IPICS では、無線ディスクリプタ ファイルとトーン ディスクリプタ ファイルを作成および更新できます。無線ディスクリプタおよびトーン ディスクリプタは、特定の無線タイプの機能、および 1 つ以上の Cisco IPICS チャネルに関連付けることができる無線信号を定義する .xml ファイルです。

Administration Console で Configuration > Descriptors に移動して、無線ディスクリプタとトーン ディスクリプタを追加および更新できます。

この項では、次のトピックを扱います。

• 無線ディスクリプタ(P.3-7)

• トーン ディスクリプタ(P.3-8)

無線ディスクリプタ

無線ディスクリプタは、無線の機能を制御するために使用されるコマンドを含む

.xml ファイルです。このファイルには、次の要素が含まれています。

• チャネル セレクタ:無線の周波数を変更するために使用されます。

• 制御機能:電力設定や暗号化のオン /オフなどのステートフルな制御、および監視やスキャンなどのシンプルな(一時的な)制御。

無線ディスクリプタは、各無線機能に対して、その機能を有効または無効にする

ために無線に送信する必要があるトーン(イベント)を定義します。

(注) Cisco IPICS は、チャネル セレクタおよび制御機能で RFC 2833 のトーンだけをサポートしています。詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide,Release 2.1(1)』の「Managing Radios」を参照してください。

トーン制御シーケンス(制御機能を定義する)は、無線ディスクリプタに直接含

めることも、トーン ディスクリプタ ファイルで名前によって参照することもできます。トーン ディスクリプタの詳細については、P.3-8 の「トーン ディスクリプタ」を参照してください。

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第 3章 Cisco IPICS システムの使用方法無線ディスクリプタとトーン ディスクリプタの管理

3-8Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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Administration Console で Configuration > Descriptors ウィンドウに移動して、Descriptors ウィンドウで Cisco IPICS の無線ディスクリプタを追加および更新できます。

(注) 無線ディスクリプタを変更または作成する必要がある場合は、ご使用の無線また

は他の制御対象デバイスに付属のマニュアルを参照して、サポートされている特

定のトーン シーケンスを確認してください。

注意 .xml ファイルを正しく構成しなかったり、無線ディスクリプタ ファイルを削除したり、無線ディスクリプタ ファイルから要素を削除したりすると、予測できない結果が生じることがあります。そのため、どうしても必要である場合にだ

け、無線ディスクリプタ ファイルを変更することをお勧めします。

ディスクリプタ ファイルを追加または更新する方法の詳細については、『CiscoIPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Managing Radio and ToneDescriptors」を参照してください。ディスクリプタ ファイルの有効な .xml エントリおよび無効な .xml エントリの例については、『Cisco IPICS Radio and ToneDescriptor File Examples Reference Card, Release 2.1(1)』を参照してください。

トーン ディスクリプタトーン ディスクリプタは、一時的な制御、および 1 つ以上の Cisco IPICS チャネルに関連付けることができる無線信号のシーケンスを定義する .xml ファイルです。コマンドはどの無線ディスクリプタからも参照でき、信号はどのチャネルに

も関連付けることができます。

連続する制御トーンおよびシグナリング トーンの最大数は 6 です。

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3-9Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 3章 Cisco IPICS システムの使用方法無線ディスクリプタとトーン ディスクリプタの管理

(注) シンプルな制御機能では、RFC 2833 のトーン イベントだけを参照できます。ただし、一時的な信号では、RFC 2833 トーンと RFC 2833 イベント(DTMF)の両方のコマンドを参照できます。詳細については、『Cisco IPICS Server AdministrationGuide, Release 2.1(1)』の「Managing Radio and Tone Descriptors」を参照してください。ディスクリプタ ファイルの有効なエントリおよび無効なエントリの例については、『Cisco IPICS Radio and Tone Descriptor File Examples Reference Card,Release 2.1(1)』を参照してください。

一時的な制御とは異なり、信号では、無線が設定を変更しません。その代わり、

信号は音声と同様に処理され、現在チューニングされている無線チャネル周波数

で伝送されます。

シーケンスの各トーンは、周波数(0 ~ 3999 Hz)、デシベル(db)レベル(0 ~-63)、およびミリ秒(ms)単位の期間によって指定されます。

(注) RFC 2833 のトーンまたはイベントの最大期間は、8 秒です。詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』を参照してください。

Administration Console で Configuration > Descriptors ウィンドウに移動して、Descriptors ウィンドウで Cisco IPICS のトーン ディスクリプタを追加および更新できます。

(注) トーン ディスクリプタ ファイルを変更または作成する必要がある場合は、ご使用の無線に付属のマニュアルを参照して、サポートされている特定の制御シーケ

ンスおよびシグナリング シーケンスを確認してください。

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第 3章 Cisco IPICS システムの使用方法無線ディスクリプタとトーン ディスクリプタの管理

3-10Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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注意 無線ディスクリプタ ファイルによって参照される、.xml ファイルを正しく構成しなかったり、トーン ディスクリプタ ファイルを削除したり、トーン ディスクリプタ ファイルから要素を削除したりすると、予測できない結果が生じることがあります。どうしても必要である場合にだけ、トーン ディスクリプタ ファイルを変更することをお勧めします。

Cisco IPICS でディスクリプタを管理する方法の詳細については、『Cisco IPICSServer Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Managing Radio and Tone Descriptors」を参照してください。

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3-11Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 3章 Cisco IPICS システムの使用方法Cisco IPICS ポリシー エンジンの管理と使用

Cisco IPICS ポリシー エンジンの管理と使用Cisco IPICS ポリシー エンジンでは、ポリシーを作成および管理できます。ポリシーは、ポリシーの実行時に実行される 1 つ以上のアクションで構成されます。ポリシー エンジンには、ダイヤル エンジンが含まれます。ダイヤル エンジンを使用すると、テレフォニー ユーザ インターフェイス(TUI)によって発着信コールを対話式で操作できるようにする標準およびカスタムのスクリプトとプロン

プトを管理できます。

(注) システム管理者、ディスパッチャ、またはオペレータだけが、Cisco IPICS のダイヤル エンジン機能を管理できます。システム管理者は、Dial Engine 領域のどのアクティビティでも実行できます。ディスパッチャまたはオペレータは、自分

と同じ ops ビューに属するユーザの音声ユーザ名プロンプトの管理に関連するアクティビティだけを実行できます。

ポリシー エンジンおよびダイヤル エンジンの機能を実行するには、Policy Engineタブに移動して、Policy Management 領域または Dial Engine 領域を選択します。

(注) ポリシー エンジンを有効にするには、ポリシー エンジン機能を含む Cisco IPICSライセンスをインストールする必要があります。

この項では、次のトピックを扱います。

• ダイヤル エンジンに関する考慮事項(P.3-12)

• ポリシーに関する考慮事項(P.3-17)

• TUI を使用するためのガイドライン(P.3-18)

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第 3章 Cisco IPICS システムの使用方法Cisco IPICS ポリシー エンジンの管理と使用

3-12Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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ダイヤル エンジンに関する考慮事項ダイヤル エンジン機能の一部として、Cisco IPICS には、トレースのためのデフォルト設定が用意されています。これらの設定は、最適なシステム パフォーマンスが得られるように設計されていますが、必要に応じて変更できます。トレース

はシステム リソースを消費します。したがって、ダイヤル エンジンに関する追加のトレース情報が必要な場合は、システム リソースを節約するために次のガイドラインに従ってください。

• 必要な場合にだけ、トレース ファイルの数またはサイズを増やします。

• トレース ファイルの数およびサイズを、必要な情報を提供する最小の値に保ちます。

• 自分が必要とするトレース設定、または Cisco TAC によって有効にするよう指示されたトレース設定だけを有効にします。

• トレース設定を有効にした場合は、その設定が不要になったときに無効にし

ます。

現在のトレース ファイルが指定の最大ファイル サイズに達すると、システムは新しいトレース ファイルに情報を記録し始めます。システムに格納されているトレース ファイルの数が指定の値に達すると、その後の各トレース ファイルによって最も古い既存のトレース ファイルが上書きされます。

(注) システムに格納されているすべてのダイヤル エンジン トレース ファイルの合計サイズは、3 GB を超えることができません。

• Dial Engine > Prompt Management > Languages ウィンドウで言語を削除すると、その言語の論理フォルダ、およびそのフォルダのすべての内容がリポジ

トリから削除されます。1 つの言語または複数の言語を一度に削除できます。

(注) ポリシー エンジンによってダイヤル エンジン スクリプトが実行されているときに、そのスクリプトによって使用される言語を削除すると、スクリプトの実行が成功しない可能性があります。これは、スクリプトが、必要なプロンプトにアクセスできないことがあるためです。

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3-13Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 3章 Cisco IPICS システムの使用方法Cisco IPICS ポリシー エンジンの管理と使用

• Standard Script Prompts ウィンドウを表示するには、Dial Engine > PromptManagement > Standard Script Prompts に進みます。デフォルトでは、Standard Script Prompts ウィンドウには、すべての標準スクリプト プロンプトが表示されます。特定の論理言語フォルダに格納されている標準のスクリ

プト プロンプトだけのリストを表示するには、Language ドロップダウン リストから言語を選択し、Query をクリックします。

• 標準のスクリプト プロンプトまたはカスタマイズされたスクリプト プロンプトを削除すると、そのプロンプトがリポジトリから削除されます。1 つのプロンプトまたは複数のプロンプトを一度に削除できます。

(注) プロンプトを削除する前に、そのプロンプトがスクリプトによって使用されていないことを確認してください。プロンプトがスクリプトによって使用されていても、システムによって警告されません。

• ダイヤル エンジンには、次のシステム スクリプトが含まれています。これらのスクリプトは変更も削除もできません。別のスクリプトを追加できま

す。

- BulkNotifyDialer:Cisco IPICS が外部通知要求を受信した場合に、受信者に通知するために使用されます。

- IppeDialin:TUI のメイン メニュー。

- IppeDialout:コールの発信に使用されます。

- IppeRecording:音声ユーザ名の録音に使用されます。

• ポリシー エンジン機能では、ネットワークに SIP プロバイダーが設定されている必要があります。SIP プロバイダーは、ポリシー エンジンへのコールおよびポリシー エンジンからのコールを処理します。

(注) Cisco Unified Communications Manager、またはサポートされているバージョンの Cisco IOS を実行しているシスコ ルータを SIP プロバイダーとして使用する必要があります。Cisco Unified Communications Manager Administration で、Cisco Unified Communications Manager をポリシー エンジン用に設定します。Cisco Unified Communications Manager を SIP プロバイダーとして設定する方法の詳細については、『Cisco IPICS ServerAdministration Guide, Release 2.1(1)』の「Configuring and Managing the CiscoIPICS Policy Engine」を参照してください。

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第 3章 Cisco IPICS システムの使用方法Cisco IPICS ポリシー エンジンの管理と使用

3-14Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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• Dial Engine > SIP Configuration ウィンドウで、SIP 設定を行います。

表 3-1 は、SIP Configuration ウィンドウのペインとフィールド、および必要な情報を入力するための適切なアクションを示しています。

表 3-1 SIP Configuration ウィンドウのフィールド

ペイン フィールドおよびアクション

SIP Subsystems Configuration

• Port:ポリシー エンジンが使用する SIP ポートを入力します。

• User Agent:ポリシー エンジンが使用するユーザ エージェントを入力します。

• Maximum Retransmissions:SIP 要求および SIP 応答が伝送される最大回数を入力します。

• First Retransmission (in msec):最初の再伝送を行うまでの待ち時間(ミリ秒数)を入力します。

(注) ほとんどの場合、Maximum Retransmissions および First Retransmissionのデフォルト値は適切です。Cisco IPICS と SIP プロバイダーが展開されているネットワークの特性を十分に理解し、かつ RFC 3261仕様に記載されている SIP 再伝送アルゴリズムを理解していない限り、これらの値を変更しないでください。

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3-15Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 3章 Cisco IPICS システムの使用方法Cisco IPICS ポリシー エンジンの管理と使用

SIP Provider Configuration • Host:SIP プロバイダーの IP アドレスまたはホスト名を入力します。

• Port:SIP プロバイダーが SIP に使用するポート番号を入力します。

• Transport ドロップダウン リスト:SIP プロバイダーのトランスポートプロトコルに一致するトランスポート プロトコル(TCP または UDP)を選択します。

(注) SIP プロバイダーに両方のプロトコルが設定されている場合は、どちらかのプロトコルを選択します。

• Username:適切な情報を入力します。

- Cisco Unified Communications Manager が SIP プロバイダーである場合は、SIP トランク用の Cisco Unified Communications Manager ユーザ名を入力します。

- サポートされているバージョンの Cisco IOS を実行しているシスコ ルータが SIP プロバイダーである場合は、このフィールドに任意の値を入力します。

• Password:適切な情報を入力します。

- Cisco Unified Communications Manager が SIP プロバイダーである場合は、SIP トランク用の Cisco Unified Communications Manager パスワードを入力します。

- サポートされているバージョンの Cisco IOS を実行しているシスコ ルータが SIP プロバイダーである場合は、このフィールドに任意の値を入力します。

表 3-1 SIP Configuration ウィンドウのフィールド(続き)

ペイン フィールドおよびアクション

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第 3章 Cisco IPICS システムの使用方法Cisco IPICS ポリシー エンジンの管理と使用

3-16Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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Cisco Unified Communications Manager Configuration for IP Phone Notifications

(注) このペインの各フィールドはオプションであり、IP Phone テキスト通知アクションまたはダイヤル通知アクションを使用するポリシーを実行して、Cisco Unified IP Phone にメッセージを送信する場合にだけ必要となります。

• Host Name or IP Address:Cisco Unified Communications Manager サーバのホスト名または IP アドレスを入力します。

• Administrator User Name:管理者特権を持つ、Cisco Unified Communications Manager のアプリケーション ユーザの名前を入力します。

• Administrator Password:管理者特権を持つ、Cisco Unified CommunicationsManager のアプリケーション ユーザのパスワードを入力します。

• End User Name:Cisco Unified IP Phone が関連付けられている、CiscoUnified Communications Manager のエンド ユーザの名前を入力します。

• End User Password:Cisco Unified IP Phone が関連付けられている、CiscoUnified Communications Manager のエンド ユーザのパスワードを入力します。

(注) Cisco Unified Communications Manager のアプリケーション ユーザおよびエンド ユーザについては、Cisco Unified CommunicationsManager のマニュアルを参照してください。

変更は、ダイヤル エンジンを再起動した後に限り有効になります。ダイヤル エンジンを再起動するには、次の手順を実行します。

1. ルート ユーザとして Cisco IPICS サーバにログインします。

2. コマンド プロンプトで、次のコマンドを入力します。

[root]# service ipics restart

表 3-1 SIP Configuration ウィンドウのフィールド(続き)

ペイン フィールドおよびアクション

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3-17Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 3章 Cisco IPICS システムの使用方法Cisco IPICS ポリシー エンジンの管理と使用

ポリシーに関する考慮事項

ポリシーは、ポリシーに指定されている指示に従ってシステムが実行するアク

ションのセットを定義します。ポリシーは、次のいずれかのタイプです。

• Invitation(招待):TUI からのみアクティブにされるポリシーです。このポリシーでは、TUI が、指定されたユーザを呼び出して VTG またはチャネルに参加するよう招待します。VTG またはチャネルに参加した後、TUI のブレークアウト メニューから招待ポリシーを呼び出すことができます。TUI が呼び出すユーザは、その VTG に参加するよう招待されます。

(注) このポリシー タイプは、TUI からのみアクティブにされます。

• Multi-Purpose(多目的):次のいずれかのアクション タイプを含むポリシー。

- Activate VTG(VTG のアクティブ化):指定された事前設定 VTG をアクティブにします。

- Notification(通知):指定された通知指示に従って、指定された受信者に連絡します。通知アクション タイプには、e-mail(電子メール)、IP PhoneText(IP Phone テキスト)、Dial(ダイヤル)、Talk Group(トーク グループ)、および Dial Engine Script(ダイヤル エンジン スクリプト)があります。

Cisco IPICS システムの外部にいる受信者に通知を使用する方法については、P.3-18 の「Cisco IPICS での外部通知の使用方法」を参照してください。

- VTG Add Participants(VTG 参加者追加):指定された参加者を、指定された VTG に追加します。

- Dial Out(ダイヤルアウト):指定されたユーザを、そのユーザに設定されているダイヤル プリファレンスに従って呼び出し、指定された VTGに参加するよう招待します。

(注) 多目的タイプのポリシーをアクティブにするには、トリガーを使用するか、Policy Management > Execution Status ウィンドウで再びアクティブにするか、または TUI を使用します。招待タイプのポリシーは、TUI からのみアクティブにすることができます。

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第 3章 Cisco IPICS システムの使用方法Cisco IPICS ポリシー エンジンの管理と使用

3-18Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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ヒント ポリシーを作成する場合は、システムに十分なリソース(マルチキャスト アドレスおよびダイヤル ポート)があることを確認してください。ポリシーの実行時に、関連付けられている VTG に対応できるだけのリソースが必要です。ポリシーの実行中、ポリシーが VTG をアクティブにするときにシステム リソースがオーバーコミットされても、Cisco IPICS によって警告されません。

Cisco IPICS での外部通知の使用方法

Cisco IPICS を使用して、Cisco IPICS に設定されていない受信者に通知を送信することもできます。このタイプの通知は、外部通知と呼ばれ、次の機能を実行し

ます。

1. Cisco IPICS が指定のファイルから取得した電話番号で、多くの外部ユーザを同時に呼び出す。

2. コールに応答した各ユーザに、指定のメッセージを再生する。

3. いつでも確認できるログ ファイルに各コールの結果を取り込む。

外部通知を呼び出すには、適切なサーバに HTTP 要求または Common Alerting Protocol(CAP).xml ファイルを送信します。

外部通知の詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Using Cisco IPICS for External Notifications」を参照してください。

TUI を使用するためのガイドラインTUI を使用する場合は、次の各項に示すガイドラインに注意してください。

• 一般的なガイドライン(P.3-19)

• メニューに関するガイドライン(P.3-20)

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3-19Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 3章 Cisco IPICS システムの使用方法Cisco IPICS ポリシー エンジンの管理と使用

一般的なガイドライン

TUI を使用する場合は、次の一般的なガイドラインが適用されます。

• TUI にダイヤルインした後、ユーザ ID と PIN(パスワード)を入力するように求められます。システムを引き続き使用する前に、認証を受ける必要が

あります。

• システムを呼び出す場合、プロンプトが再生される言語は、自分が関連付け

られている ops ビューに設定されているデフォルトの言語です。

• 録音された音声ユーザ名がない場合、ユーザ名のスペルが 1 字ずつ再生されます。

• 認証を受けた後、チャネルまたは VTG への参加、ポリシーの呼び出し、システム メニューへのアクセスなど、使用可能なメニュー オプションが通知されます。

• TUI では、プロンプトが終了する前に次のオプションを入力することにより、プロンプトを中断して Dial Ahead を実行できます。

• あらかじめ定義されている許容期間内に応答しないと、メニューがタイムア

ウトします。ほとんどの場合、この期間は 3 秒で、最大再試行制限 3 回を含みます。許容期間を超えると、TUI は「Are you still there?」と応答し、メニューを繰り返します。最大再試行制限を超えると、TUI はコールが切断されることを通知する警告プロンプトで応答してから、コールを終了します。

• あらかじめ定義されている連続試行回数を超えても、プロンプトへの応答が

検出されない場合は、前のメニューに戻ります。または、メイン メニューを使用している場合は、コールが終了します。

• 間違ったキー オプションを入力すると、TUI は「Please try again」と応答し、メニューが繰り返されます。

• ダイヤルアウトしてユーザをコールに招待する場合、呼び出されたユーザ

は、コールがチャネルまたは VTG に接続される前に、任意のキーを押して認証を受ける必要があります(コールがダイヤルアウトされているときに、

システムは可聴サウンドを再生しません)。

• 入力を終了するには、# を押します。

• 前のメニューに戻るには、* を押します。ただし、メイン メニューを使用しているときを除きます。

• メニューからリソース(グループやポリシーなど)を選択するには、エント

リの数が 9 以下の場合は、選択項目に対応する番号を押します。10 以上のエントリが存在する場合は、選択項目に対応する番号を押してから # を押します。

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第 3章 Cisco IPICS システムの使用方法Cisco IPICS ポリシー エンジンの管理と使用

3-20Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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• 名前をスペルで入力してリソースを選択するオプションは、ロケールに依存

します。

- TUI は、アフリカーンス語(af)、アルバニア語(sq)、バスク語(eu)、カタロニア語(ca)、デンマーク語(da)、オランダ語(nl)、英語(en)、フェロー語(fo)、フィンランド語(fi)、フランス語(fr)、ドイツ語(de)、アイスランド語(is)、アイルランド語(ga)、イタリア語(it)、ノルウェー語(no)、ポルトガル語(pt)、レートロマンス語(rm)、スコットランド語(gd)、スペイン語(es)、およびスウェーデン語(sv)のロケールをサポートしています。

- 名前によるダイヤルをサポートしていないロケール(電話キーパッド

に、名前によるダイヤルに対応できるだけの十分な文字がないロケール

など)を使用する場合は、使用可能なリソースのリストから選択する必

要があります。

メニューに関するガイドライン

TUI のメニューを使用する場合は、次のガイドラインが適用されます。

• 電話機が TUI に接続されている場合、電話機では転送機能も会議機能もサポートされません。

• TUI のメイン メニューから、次のアクションを実行できます。

- グループに参加するには、1 を押します。次に、1 を押し、グループ名をスペルで入力することにより、参加する割り当て済みグループを選択

できます。または 2 を押して、割り当て済みグループのリストを聞いた後、そのリストから選択できます(参加するグループの名前が分かって

いる場合は、名前を入力するほうが、使用可能なグループのリストが

TUI によって通知されるまで待つよりも迅速です)。選択内容を確定するには、1 を押します。選択内容を取り消すには、2 を押します。前のメニューに戻るには、* を押します。

- 汎用ポリシーを呼び出すには、2 を押します。次に、1 を押し、ポリシーの名前をスペルで入力することにより、ポリシーを選択できます。また

は、2 を押して、使用可能なポリシーのリストを聞くことができます(呼び出すポリシーの名前が分かっている場合は、名前を入力するほうが、

使用可能なポリシーのリストが TUI によって通知されるまで待つよりも迅速です)。選択内容を確定するには、1 を押します。選択内容を取り消すには、2 を押します。前のメニューに戻るには、* を押します。

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3-21Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 3章 Cisco IPICS システムの使用方法Cisco IPICS ポリシー エンジンの管理と使用

- システム メニューを呼び出すには、0 を押します。このメニューから、次のアクションを実行できます。

- システム ヘルプにアクセスするには、1 を押します。このオプションでは、システム メニューの概要が示されます。

- ユーザ プロファイルを管理するには、2 を押します。PIN またはパスワードを変更するには、1 を押します。録音されたユーザ名を変更するには、2 を押します。- ポリシーのステータスを取得するには、3 を押します。情報を再生するには、1 を押します。- これらのメニューから前のメニューに戻るには、* を押します。

• TUI には、ダイヤルイン ユーザをサポートするためのダイヤルイン フロアコントロール機能が用意されています。

- TUI のコール メニューから、次のアクションを実行できます。

- フロアを要求するには、1 を押します。フロアを入手する場合は、ビープ音が 1 回聞こえます。フロアを入手できない場合は、ビジー トーンが聞こえます。

- フロアを解放するには、2 を押します。ビープ音が 2 回聞こえ、フロアが解放されることを確認します。

- ダイヤルイン フロアでは、一度に 1 人のダイヤルイン ユーザがグループで発言できます。他の PTT ユーザが発言できるかどうかは制御されません。

- ダイヤルイン フロアを保持している場合は、自分が発言でき、グループ内の他のユーザにその発言内容が聞こえますが、他のユーザの発言を聞

くことはできません。

- ダイヤルイン フロアを保持している場合は、そのフロアを保持し続けるかどうかが TUI によって 2 分おきに確認されます。フロアを保持する場合は 1 を押し、フロアを解放する場合は 2 を押します。

• TUI のブレークアウト メニューから、次のアクションを実行できます。

- システム ヘルプにアクセスするには、1 を押します。このオプションでは、システム メニューの概要が示されます。

- アドホック招待または招待ポリシーを使用して、ダイヤル ユーザをコールに参加するよう招待するには、2 を押します。

- アドホック招待を行うには、1 を押します。選択内容を確定するには、1 を押します(リモート ユーザが電話に出て認証を受けている間は、可聴サウンドが再生されません)。コールを再試行するには、2 を押します。取り消すには、* を押します。

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第 3章 Cisco IPICS システムの使用方法Cisco IPICS ポリシー エンジンの管理と使用

3-22Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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- 招待ポリシーを実行するには、2 を押します。名前をスペルで入力することにより、招待ポリシーを選択するには、1 を押します。招待ポリシーのリストを聞くには、2 を押します。次に、そのリストから選択します。選択内容を確定するには、1 を押します。取り消すには、2 を押します。前のメニューに戻るには、* を押します。

- 汎用ポリシーを呼び出すには、3 を押します。名前をスペルで入力することにより、汎用ポリシーを選択するには、1 を押します。汎用ポリシーのリストを聞くには、2 を押します。次に、そのリストから選択します。選択内容を確定するには、1 を押します。取り消すには、2 を押します。前のメニューに戻るには、* を押します。

- コールから出てメイン メニューに戻るには、0 を押します。

- コールに戻るには、* を押します。

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3-23Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 3章 Cisco IPICS システムの使用方法Cisco IPICS PMC の管理

Cisco IPICS PMC の管理Administration > PMC Management ウィンドウで、PMC インストーラの設定、PMCバージョン パッケージ、アラート トーン セット、および PMC スキン セットのアップロード、PMC 領域の設定など、PMC 機能を管理できます。

この項では、次のトピックを扱います。

• PMC インストーラの管理(P.3-23)

• PMC バージョンの管理(P.3-24)

• PMC のアラート トーンとスキンの管理(P.3-25)

• PMC 領域の管理(P.3-26)

PMC インストーラの管理PMC インストーラは、新しい PMC バージョン パッケージをインストールして、PMC ユーザが使用できるようにします。PMC インストーラを設定する場合は、サーバの IP アドレスまたはホスト名を選択するか、あるいは PMC ユーザに使用させる別の IP アドレスまたはホスト名を設定できます。

(注) 設定済みの IP アドレスまたはホスト名ではなく、別の IP アドレスまたはホスト名を選択する場合は、そのサーバでサポートされるネットワーク ドメインで、必ず IP アドレスをテストしてください。

PMC インストーラの設定領域に表示されるデフォルトの HTTP ポートおよびHTTPS ポートを使用することをお勧めします。IP アドレス、HTTP ポート、および HTTPS ポートのフィールドは、PMC インストーラだけに影響します。ユーザの PMC クライアント マシンにすでにインストールされている PMC クライアントには直接影響しません。

(注) HTTP および HTTPS の値を変更する場合は、すべての PMC ユーザに、サーバに接続し、更新されたバージョンの PMC をダウンロードして再インストールするよう通知することをお勧めします。

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第 3章 Cisco IPICS システムの使用方法Cisco IPICS PMC の管理

3-24Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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PMC バージョンの管理Cisco IPICS サーバは、1 つ以上のバージョンの PMC のリポジトリを保持します。PMC のアップデートは、機能を追加して問題を解決するアップグレード パッケージにまとめられます。ユーザは、現在のバージョンの PMC 実行可能ファイルをダウンロードして、いつでも PMC クライアントをアップグレードできます。

(注) ユーザが PMC クライアント マシンに PMC をダウンロードしてインストールする前に、システム管理者が PMC インストーラの設定、および PMC アップグレード パッケージのアップロードを行う必要があります。

デフォルトでは、新しい PMC バージョン パッケージのアップロード後、すべての新しい PMC バージョンは動作不能状態で保存されます。システム管理者がその状態を次のいずれかに変更するまで、ユーザはその PMC を入手できません。

• Recommended:このバージョンは、PMC で実行される必要がある推奨ソフトウェア バージョンを表します。サーバは、PMC にこの推奨バージョンを通知し、PMC ユーザに知らせるためのメッセージを表示します。PMC ユーザがメッセージ プロンプトに対して肯定的に応答した場合、またはインストール済みの他のバージョンがサポートされていない場合、サーバはこのバー

ジョンを PMC に送信し、PMC がこのバージョンをインストールします。

• Staged:このバージョンは、システム管理者の判断で PMC がダウンロードするソフトウェア バージョンを表します。サーバはこのバージョンをダウンロード用に PMC に送信しますが、システム管理者がこのバージョンの状態を Recommended または Operational に変更するまで、PMC はこのバージョンをインストールしません。状態が Recommended または Operational に変更された時点で、PMC ユーザがメッセージ プロンプトに対して肯定的に応答した場合、またはインストール済みの他のバージョンがサポートされていな

い場合、PMC はこの新しいバージョンをインストールできます。

• Operational:このバージョンは、動作可能な PMC ソフトウェアのバージョンを表します。このバージョンはサーバでサポートされていますが、これよ

り後のバージョンもサポートされている可能性があります。

(注) サーバは、Recommended とマーキングした PMC バージョンを必ず優先させます。

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3-25Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 3章 Cisco IPICS システムの使用方法Cisco IPICS PMC の管理

すぐに更新を強制するには、ドロップダウン リスト ボックスから Not Supported状態を選択します。この状態では、このバージョンの PMC を実行している PMCユーザが、再起動と新しいバージョンのダウンロードを強制されます。

注意 PMC の自動更新を強制すると、PMC が使用されている目的に関係なく、ユーザに警告せずに PMC がシャットダウンされて再起動されます。そのため、どうしても必要である場合にだけ、更新を強制することをお勧めします。

PMC のアラート トーンとスキンの管理システム管理者は、PMC アラート トーン セットを作成してから、トーン セットおよびスキン セットをサーバにアップロードします。その後、PMC ユーザは、PMC クライアント マシンにトーン セットおよびスキン セットをダウンロードできます。アラート トーン セットおよびスキン セットは、ops ビューに関連付けられます。したがって、各 PMC ユーザは、自分が属する ops ビューに基づいて、1 つのトーン セットおよびスキン セットだけを表示できます。

(注) PMC アラート トーン機能では、互換性のあるアラート トーン ファイルを使用する必要があります。このファイルは、アナログ信号をデジタル化するサンプリン

グ技術 Pulse Code Modulation(PCM; パルス符号変調)で符号化されている .wavファイルである必要があります。この .wav ファイルは、8 ビット モノラル サンプル、サンプリング レート 8000 Hz、合計 64 kbps の PCM 形式で符号化されている必要があります。これより高いレートでも低いレートでも機能するように思

われることがありますが、音質が低下する可能性があるため、Cisco IPICS は他の符号化およびビット レートの使用をサポートしていません。G.729 コーデックで使用されるファイルはすべて、その符号化アルゴリズムが原因で、音質が低下

する可能性があります。さらに、「ポン」という音やカチッという音を除去また

は最小限にするために、すべてのアラート トーンが、1 ミリワットに対して -20デシベル(dBm)という公称値に符号化され、偏差 0 で開始および終了する必要があります。詳細については、『Cisco IPICS PMC Installation and User Guide, Release2.1(1)』を参照してください。

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第 3章 Cisco IPICS システムの使用方法Cisco IPICS PMC の管理

3-26Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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PMC のアラート トーンおよびスキンを管理する方法の詳細については、『CiscoIPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Managing PMC Alert Tones」および「Managing PMC Skins」を参照してください。

PMC 領域の管理PMC がユーザに表示する領域(ビュー)を設定できます。PMC 領域は、PMC 上のチャネルのグループです。チャネル(無線チャネルを含む)は、複数の領域に

分けられます。チャネル、無線、および VTG は、作成時に特定の領域に属するように設定されます。

(注) PMC 領域は、36 チャネルの無線コンソール スキンを使用する場合にだけ表示されます。

Cisco IPICS サーバで新しい領域を設定すると、その領域は、PMC 画面の右側に表示されるタブとして表されます。Position ドロップダウン リスト ボックスで領域に選択した位置によって、領域が PMC に表示される場所が決まります。

PMC Management > PMC Regions ウィンドウで、新しい PMC 領域の追加、既存の領域の表示と編集、および領域の削除を行うことができます。

PMC 領域を管理する方法の詳細については、『Cisco IPICS Server AdministrationGuide, Release 2.1(1)』の「Managing PMC Regions」を参照してください。

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3-27Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 3章 Cisco IPICS システムの使用方法Cisco IPICS との Cisco Unified IP Phone の使用方法

Cisco IPICS との Cisco Unified IP Phone の使用方法Cisco IPICS サービスを使用すると、複数の Cisco Unified IP Phone モデルが PTTチャネルおよび VTG で通信したり、PTT チャネルおよび VTG に参加したりできます。ユーザが Cisco IPICS サービスにアクセスする前に、Cisco IPICS を CiscoUnified Communications Manager または Cisco Unified Communications ManagerExpress の電話サービスとして設定する必要があります。さらに、Cisco UnifiedCommunications Manager を含む展開内のユーザは、Cisco Unified CommunicationsManager User Options アプリケーションを使用して、Cisco IPICS サービスに登録する必要があります。

Cisco Unified IP Phone を Cisco IPICS 用に設定する方法の詳細については、『CiscoIPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の付録「Setting Up and Using aCisco Unified IP Phone as a Cisco IPICS Push-to-Talk Device」を参照してください。

Cisco IPICS を使用可能なサービスとして設定し、IP Phone ユーザがそのサービスに登録した後、Cisco Unified IP Phone Services メニューに Cisco IPICS がオプションとして表示されます。

Cisco Unified Communications Manager Administration の詳細、および電話サービスを設定する方法の詳細については、ご使用のバージョンの Cisco Unified Communications Manager に適切な『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』で、Cisco Unified IP Phone サービスの設定情報を参照してください。Cisco Unified Communications Manager のマニュアルは、次の URL にあります。

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps556/tsd_products_support_series_home.html

ユーザは、Cisco Unified IP Phone を Cisco IPICS と使用する場合、次のガイドラインに注意する必要があります。

• Cisco Unified IP Phone で Cisco IPICS サービスの使用に関するヘルプを表示するには、Help ソフトキーを押します。

• Cisco IPICS サービスにログインしている電話機は、非アクティビティ状態が30 分続くと、自動的にログアウトされます。Administration > Options ウィンドウで、別のタイムアウト期間を設定できます。

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第 3章 Cisco IPICS システムの使用方法Cisco IPICS との Cisco Unified IP Phone の使用方法

3-28Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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• Cisco Unified IP Phone から Cisco IPICS サービスにアクセスしようとするユーザに、Cisco IPICS サービスがログインを要求するかどうかを設定できます。ログインを要求したくないユーザが存在する場合は、Cisco UnifiedCommunications Manager で、そのような各ユーザのログインをバイパスする別個のサービスを設定できます。

Cisco Unified IP Phone でユーザのログイン クレデンシャルを要求しないように Cisco IPICS サービスを設定した場合、1 つのチャネルまたは VTG だけが割り当てられていると、Cisco IPICS サービスは自動的にそのチャネルまたはVTG をアクティブにします。

ユーザのログインをバイパスするように Cisco IPICS サービスを設定し、複数のチャネルまたは VTG が割り当てられている場合、Cisco IPICS は IPPhone にそれらのチャネルおよび VTG のリストを表示します。

詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の付録「Setting Up and Using a Cisco Unified IP Phone as a Cisco IPICS Push-To-TalkDevice」を参照してください。

• 一部の IP Phone モデルでは、Cisco IPICS サービスの URL 設定に特別なパラメータを追加して、IP Phone ユーザがチャネルまたは VTG に接続されているときのメイン画面に Logout ソフトキーを表示できます。詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の付録「Setting Up and

Using a Cisco Unified IP Phone as a Cisco IPICS Push-To-Talk Device」を参照してください。

• 電話機ユーザが Cisco IPICS サービスにログインしている間に、電話機がCisco IPICS サーバへの接続を失っても、サービスは現在の状態を保ち、ユーザは現在選択されているチャネルまたは VTG の PTT 機能を引き続き使用できます。ただし、サーバへの接続が再度確立されるまで、電話機は他のチャ

ネルにも VTG にも接続できません。

• Cisco IPICS ユーザは、複数の電話機で同じログイン クレデンシャルを使用して Cisco IPICS サービスに同時にログインしていることができます。この場合、次の情報が適用されます。

- ユーザは、すべての電話機で音声を送受信できる。

- ユーザがいずれかの電話機で、電話機とサーバの対話を発生させるキー

(たとえば、Back、Latch、または Help ソフトキー)を押すと、最後にログインした電話機を除くすべての電話機がログアウトする。

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3-29Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 3章 Cisco IPICS システムの使用方法Cisco IPICS との Cisco Unified IP Phone の使用方法

• Cisco Unified Wireless IP Phone 7921 が、アクティブな Cisco IPICS チャネルまたは VTG に接続されている場合、電話機は継続的なリスニング モードになります。このモードでは、Cisco IPICS が音声を伝送していなくても、電話機はアクティブな受信状態のままです。この状態で、電話機はバッテリから電

源供給を受け続けます。これにより、バッテリの寿命が約 8 時間の通話時間に限定されます(チャネルまたは VTG が非アクティブになると、電話機は電源を節約するためにスタンバイ モードになります)。Cisco Unified WirelessIP Phone 7921 に十分な電源を確保できるように、電話機用のバックアップバッテリを用意することをお勧めします。Cisco Unified Wireless IP Phone 7921の詳細については、次の URL で入手可能な Cisco Unified IP Phone のマニュアルを参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/phones/ps379/tsd_products_support_series_home.html

Cisco Unified Wireless IP Phone 7920/7921 でソフトキーをカスタマイズして、Services メニューに直接アクセスできるようにする方法については、次のURL を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/phones/ps379/tsd_products_support_series_home.html

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第 3章 Cisco IPICS システムの使用方法ユーザ パスワードの管理

3-30Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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ユーザ パスワードの管理Cisco IPICS には、複雑なパスワード(セキュリティ性の高いパスワード)を強制するパスワード セキュリティ機能が備わっています。パスワードは、ユーザパスワード作成用の特定のルールに従う必要があります。Cisco IPICS は、ユーザ パスワードの長さと文字の要件を確認し、パスワードの期限切れ設定を追跡し、データベースにパスワード履歴を保持し、無効なログイン試行が最大回数に

達した後にユーザ アカウントをロックアウトします。

システム管理者は、Administration Console の Administration > Options > Passwordsタブで、ユーザ パスワードの設定を管理できます。

Options ウィンドウで、次のパスワード設定を指定できます。

• Minimum password length:ユーザが入力できる最小文字数を指定します(セキュリティ性の高いログイン パスワードが指定されるようにするには、パスワードの最小長を少なくとも 8 文字に設定します)。

• Minimum digit password length:ユーザが My Profile ウィンドウで数字パスワード(PIN)を作成または変更するときに入力できる数字の最小数を指定します。

• Minimum lower case letter count:ユーザがログイン パスワードを作成または変更するときに入力できる英小文字の最小数を指定します(この合計数は、

Minimum password length に設定されている数を超えることはできません)。

• Minimum upper case letter count:ユーザがログイン パスワードを作成または変更するときに入力できる英大文字の最小数を指定します(この合計数は、

Minimum password length に指定されている数を超えることはできません)。

• Minimum numeric character count:ユーザがログイン パスワードを作成または変更するときに入力できる数字の最小数を指定します(この合計数は、

Minimum password length に指定されている数を超えることはできません)。

• Minimum special character count:ユーザがログイン パスワードを作成または変更するときに入力できる特殊文字の最小数を指定します(パスワードに英

小文字、英大文字、数字、および特殊文字(発音記号、感嘆符、アスタリス

クなど)が少なくとも 1 つずつ含まれていることを確認してください)。

• Password history count:Cisco IPICS が追跡するパスワードの数を指定します。ユーザは、これらのパスワードを再び使用できません。

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3-31Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 3章 Cisco IPICS システムの使用方法ユーザ パスワードの管理

• Password expiration notification:パスワードが期限切れになる何日前にユーザが警告を受けるかを指定します(この値を 0 に設定すると、現在のパスワードは実際のパスワード有効期限で期限切れになり、ユーザは次回 Cisco IPICSにログインするときに新しいパスワードを作成するように強制されます)。

• Password expiration:Cisco IPICS のログイン パスワードの有効日数を指定します(この値を 0 に設定すると、パスワードは期限切れになりません)。

ログインのたびに、Cisco IPICS は、Password expiration フィールドに設定されている日数を調べて、ユーザ パスワードが期限切れになりそうかどうかを確認します。パスワードの期限切れ通知日を過ぎていた場合、ユーザはパ

スワードが期限切れになりそうであることを通知されます。

(注) ユーザが受信する通知は、数字パスワードには適用されません。

数字パスワードが期限切れになった場合、ユーザは、サーバにログインする

ときに警告メッセージを受信します。ユーザは警告を閉じることも、数字パ

スワードを変更することもできます。このメッセージは、セッションの期間

中だけ継続します。

ユーザ パスワードが期限切れになった後でも、ユーザは古いパスワードを使用してログインできますが、ユーザ プロファイルのウィンドウにしかアクセスできません。Cisco IPICS は、ユーザが他のウィンドウにアクセスする前に、パスワードを変更するように強制します。

(注) パスワードが期限切れになった後、PMC クライアントおよび IP Phone クライアントは、サーバにログインするときに、ユーザにパスワードの変更を求めるエラー メッセージを受信します。ユーザは、Cisco IPICS サービスの使用を再開する前に、パスワードを変更する必要があります。

• Apply password expiration チェックボックス:このチェックボックスをオンにすると、ユーザ パスワードと数字パスワードの両方にパスワード ルールを適用できます。このチェックボックスをオフのままにしておくと、パスワー

ド期限切れルールが適用されません。

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第 3章 Cisco IPICS システムの使用方法ユーザ パスワードの管理

3-32Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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• Maximum invalid login attempts allowed:ユーザが無効なログイン情報(ユーザ名 /パスワード)で Cisco IPICS へのログインを連続して何回試行すると、ユーザ アカウントがロックアウトされるかを指定します。

アカウントがロックされたユーザは、Cisco IPICS システムにログインできません。既存のログインは、ユーザがシステムからログアウトするまで引き続

き機能します。

ユーザが Cisco IPICS からロックアウトされた場合は、システム管理者またはオペレータが User Management > Users ウィンドウからユーザ アカウントのロックを解除できます。

無効なログイン試行のカウンタは、設定されている期限切れ時間数を超える

と、0 にリセットされます。

• Failed password attempt expiration:Cisco IPICS が何時間で、無効なログイン試行の回数を 0 にリセットするかを指定します(たとえば、この値を 3 時間に設定すると、ログイン試行の失敗後 3 時間で、無効なログイン試行の回数が 0 に戻ります)。

• Apply user account lockout チェックボックス:このチェックボックスをオンにすると、アカウント ロックアウト ルールを適用できます。このチェックボックスをオフのままにしておくと、アカウント ロックアウトが適用されません。

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4-1Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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C H A P T E R 4Cisco IPICS システムの保守

Cisco IPICS では、Administration Console の Serviceability 領域に、診断情報とステータス情報の中心となる場所が用意されています。システム管理者は、この情

報を Cisco IPICS に関する問題のトラブルシューティングに使用できます。Serviceability 領域では、Cisco IPICS のシステム ステータス、診断、およびシステム ログの情報を含む各ウィンドウにアクセスできます。

この章の P.4-2 の「Cisco IPICS のサービサビリティ」では、Serviceability 領域の各ウィンドウを使用する方法について説明します。

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第 4章 Cisco IPICS システムの保守Cisco IPICS のサービサビリティ

4-2Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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Cisco IPICS のサービサビリティAdministration Console の Serviceability 領域から、さまざまなウィンドウでシステム ステータスを監視できます。

次の各項では、Serviceability 領域で実行できるいくつかのシステム ステータス監視タスクの概要を示します。

• Dashboard ウィンドウでのリアルタイム システム ステータスの表示(P.4-2)

• 診断情報の表示とダウンロード(P.4-3)

• Cisco IPICS のシステム ログの表示とダウンロード(P.4-6)

Dashboard ウィンドウでのリアルタイム システム ステータスの表示Cisco IPICS は、システムの全体的なステータスに関する現在のリアルタイム情報を提供します。Serviceability > Dashboard ウィンドウでこの情報にアクセスできます。このウィンドウには、Cisco IPICS が使用するリソースが表示され、次のダッシュボードがあります。

• System Dashboard:Cisco IPICS ポリシー エンジンに関する情報、サーバのメモリとハードディスクの使用状況、およびマルチキャスト アドレスの情報を表示します。

• Channel Dashboard:システム内のチャネルの総数、有効なチャネル数、無効なチャネル数、アクティブなチャネル数、接続されているチャネル数、およ

びそれらのチャネルの現在のステータスに関する情報を表示します。

• Virtual Talk Group Dashboard:システム内の VTG および非アクティブな VTGの数に関する情報を表示します。

• User Dashboard:Administration Console にログインしているユーザ数、CiscoUnified IP Phone を使用して Cisco IPICS にログインしているユーザ数、および PMC を使用して Cisco IPICS にログインしているユーザ数に関する情報を表示します。

• License Dashboard:Cisco IPICS 用にライセンスされているポートの総数および使用可能数に関する情報を表示します。

• RMS Dashboard:システムで使用できるようにライセンスされている音声ポートの使用可能数に関する情報を表示します。

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4-3Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 4章 Cisco IPICS システムの保守Cisco IPICS のサービサビリティ

(注) このウィンドウに表示されているリアルタイム情報をリフレッシュして、最新の

データを入手するには、ウィンドウの上部で Refresh をクリックします。

診断情報の表示とダウンロード

Serviceability > Diagnostics ウィンドウに移動して、さまざまな Cisco IPICS コンポーネントの診断情報を表示できます。このウィンドウにアクセスすると、次の

要素を含む診断情報の概要が表示されます。

• Cisco IPICS Server Hostname:Cisco IPICS サーバのホスト名を表示します。Cisco IPICS ターミナル ウィンドウ セッションで次のコマンドを入力して、この情報を入手することもできます。

[root]# hostname

• Cisco IPICS Server Current Date and Time:Cisco IPICS サーバの現在の日時を表示します。Cisco IPICS ターミナル ウィンドウ セッションで次のコマンドを入力して、この情報を入手することもできます。

[root]# date

• Cisco IPICS Server OS Version:サーバに現在インストールされている CiscoIPICS オペレーティング システムのバージョンを表示します。Cisco IPICSターミナル ウィンドウ セッションで次のコマンドを入力して、この情報を入手することもできます。

[root]# cat /etc/redhat-release

• Cisco IPICS Server Software Version:Cisco IPICS サーバ ソフトウェアの現在のバージョンを表示します。Cisco IPICS ターミナル ウィンドウ セッションで次のコマンドを入力して、この情報を入手することもできます。

[root]# grep -i "ipics.server.version=" ${TOMCAT_HOME}/webapps/ipics_server/WEB-INF/classes/resources/common.properties

(注) このコマンドを入力する場合は、必ず引用符を含めてください。grep コマンドは、引用符に囲まれているテキスト ストリングを検索します。

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第 4章 Cisco IPICS システムの保守Cisco IPICS のサービサビリティ

4-4Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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• Cisco IPICS Server Software Version upgrade history:現在のバージョンの CiscoIPICS がインストールされた日時を表示し、ソフトウェアがインストールまたはアップグレードされたときの履歴をリリース バージョンと共に示します。Cisco IPICS ターミナル ウィンドウ セッションで次のコマンドを入力して、この情報を入手することもできます。

[root]# cat /etc/ipics-release.history

• Hardware Platform Details:ハードウェア プラットフォームの詳細情報を表示します。Cisco IPICS ターミナル ウィンドウ セッションで次のコマンドを入力して、この情報を入手することもできます。

[root]# cat /etc.hwprofile

• CPU Details:CPU の詳細情報を表示します。Cisco IPICS ターミナル ウィンドウ セッションで次のコマンドを入力して、この情報を入手することもできます。

[root]# cat /proc/cpuinfo

• Cisco IPICS Server Network Interface Card Information:Cisco IPICS サーバにインストールされている Network Interface Card(NIC; ネットワーク インターフェイス カード)の設定、およびその NIC で送受信されたパケットを表示します。Cisco IPICS ターミナル ウィンドウ セッションで次のコマンドを入力して、この情報を入手することもできます。

[root]# ifconfig

• Uploaded License File Name(s):Cisco IPICS サーバにアップロードされているライセンス ファイルの名前を表示します。Cisco IPICS ターミナル ウィンドウ セッションで次のコマンドを入力して、この情報を入手することもできます。

[root]# ls -l ${TOMCAT_HOME}/webapps/license/*

• Uploaded License File Contents:Cisco IPICS サーバにアップロードされているライセンス ファイルの内容を表示します。Cisco IPICS ターミナル ウィンドウ セッションで次のコマンドを入力して、この情報を入手することもできます。

[root]# cat ${TOMCAT_HOME}/webapps/license/*

• Cisco IPICS Database Status:データベースの現在のステータスを表示します。データベースはオンラインかオフラインのいずれかです。Cisco IPICS ターミナル ウィンドウ セッションで次のコマンドを入力して、この情報を入手することもできます。

[root]# onstat -

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4-5Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 4章 Cisco IPICS システムの保守Cisco IPICS のサービサビリティ

• Cisco IPICS Tomcat Web Server Status:Tomcat サービスの現在のステータスを表示します。Tomcat サービスは Web サーバとして機能します。Cisco IPICSターミナル ウィンドウ セッションで次のコマンドを入力して、この情報を入手することもできます。

[root] #ps -ef | grep tomcat

(注) Tomcat サービスが非アクティブ(ダウン)である場合は、AdministrationConsole にアクセスできません。場合によっては、シスコのサポート担当者から、ps -ef | grep tomcat スクリプトを手動で実行して、システムの全体的な状態に関する詳細情報を収集するように指示されることがあります。

• Cisco IPICS Server Hard Disk Utilization Information:サーバのハードディスクの使用状況に関する情報を表示します。Cisco IPICS ターミナル ウィンドウセッションで次のコマンドを入力して、この情報を入手することもできま

す。

[root]# df -a

• Cisco IPICS Configuration File Contents:pmc.ini ファイルの内容を表示します。Cisco IPICS ターミナル ウィンドウ セッションで次のコマンドを入力して、この情報を入手することもできます。

[root]# cat $ {TOMCAT_HOME}/webapps/ipics_server/pmcdownloads/pmc.ini

Cisco IPICS は、pmc.ini ファイルを使用して、Cisco IPICS サーバと通信する方法を決定します。pmc.ini ファイルは、PMC インストーラを生成した場合にだけ存在します。まだ PMC インストーラ ファイルを生成していない場合は、次のメッセージが表示されます。

Cannot find any pmc.ini files under the /opt/cisco/ipics/tomcat/current/webapps/ipics_files/store/installer folder.

PMC インストーラを生成する方法の詳細については、『Cisco IPICS ServerAdministration Guide, Release 2.1(1)』の「Managing PMC Versions」を参照してください。

Diagnostic Summary ペインの下に表示されるボタンをクリックして、診断スクリプトの実行または診断結果のダウンロードを行うことができます。

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第 4章 Cisco IPICS システムの保守Cisco IPICS のサービサビリティ

4-6Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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(注) Cisco IPICS Administration Console へのアクセスに使用する PC には、tar ファイルアーカイブを開いたり、tar ファイル アーカイブからファイルを抽出したりできるアプリケーション(Win Zip など)がインストールされている必要があります。

UNIX のニューライン文字を理解できるテキスト ファイル ビューア(ワードパットなど)も使用する必要があります。メモ帳を使用すると、ファイルが正しく表

示されません。

Cisco IPICS のシステム ログの表示とダウンロードServiceability > System Logs ウィンドウに表示されるシステム ログには、情報レベルのメッセージから、Cisco IPICS で重大エラーが発生したことを示すメッセージに至るまで、さまざまな重大度のメッセージが含まれています。

表 4-1 は、Recent System Log Entries ペインに表示できるシステム ログ エントリのタイプについて説明しています。

表 4-1 システム ログ エントリのタイプ

ログ エントリのタイプ 目的

TRACE Cisco IPICS が要求を満たすために実行するプログラマティックな手順に関する詳細なデバッグ情報。

DEBUG TRACE 情報ほど詳細ではないデバッグ情報。

INFO スケジュールされたポリシーの開始など、注目に値す

るイベントに関する情報メッセージ。

WARN 誤ったユーザ入力や、Cisco IPICS が満たすことのできない要求などの発生に関する警告メッセージ。

ERROR WARN メッセージに似ているが、WARN メッセージよりも重大度が高いメッセージ(ライセンスが不足し

ている場合など)。ERROR メッセージは、RecentSystem Log Entries ペインに赤色で表示されます。

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4-7Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 4章 Cisco IPICS システムの保守Cisco IPICS のサービサビリティ

このウィンドウに表示されるステータス メッセージのタイプを視覚的に識別できるように、Cisco IPICS は、ログ エントリを重大度別に色分けし、次のテキスト色で表示します。

• 赤:赤色のメッセージは、ERROR レベルのエラーが発生したことを示します。

• 青:青色のメッセージは、WARNING レベルのエラーが発生したことを示します。

• 黒:黒色のメッセージは、INFO レベルのエラーが発生したことを示します。

Recent System Logs ペインの真下にある Status Summary 領域で、ERROR、WARNING、および INFO メッセージの総数を確認できます。

(注) デフォルトでは、TRACE メッセージおよび DEBUG メッセージはシステム ログに取り込まれません。シスコのサポート担当者から特別に指示されない限り、こ

れらのロギング レベルをアクティブにしないでください。

FATAL データベース接続障害やルータ初期化障害など、対処

する必要がある回復不能なエラー。多くの場合、

FATAL エラーでは、すぐにアクションを実行して、指摘されたエラーを修正する必要があります。

FATAL エラーが発生すると、Cisco IPICS はエラー通知メッセージを生成し、システム管理者特権または

ALL 特権を持つユーザの現在のウィンドウに、そのメッセージを目立つように表示します。また、FATALメッセージは Recent System Log Entries ペインに赤色で表示されます。

FATAL エラーが解決しない場合、または予期しないシステム障害が発生した場合は、さらなる分析のため

にシスコのサポート担当者にご連絡ください。

表 4-1 システム ログ エントリのタイプ(続き)

ログ エントリのタイプ 目的

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第 4章 Cisco IPICS システムの保守Cisco IPICS のサービサビリティ

4-8Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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Cisco IPICS では、System Logs ウィンドウに最新のシステム ログ情報が表示され、すべてのシステム ログをダウンロードできます。

Cisco IPICS は、システム ログ情報を ipics.log ファイルに記録し、このファイルが約 5.2 MB に達するまで、このファイルにデータを追加し続けます。ファイルサイズ制限に達すると、Cisco IPICS は、増分番号(1 から開始)を付けてファイル名を変更し、新しい ipics.log ファイルを作成して最新のログ データを取り込みます。このプロセスは、ipics.log.1 から ipics.log.10 までの 10 個のシステム ログ ファイルが作成されるまで続きます。ファイルが 10 個たまると、Cisco IPICSは最も古いファイルを自動的に消去します。

Serviceability > System Logs ウィンドウでシステム ログをダウンロードする場合、Cisco IPICS によって、すべての ipics.log ファイルを含む 1 つの zip ファイルが作成されます。システム ログは、次のディレクトリにあります。

/opt/cisco/ipics/tomcat/current/logs

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4-9Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 4章 Cisco IPICS システムの保守Cisco IPICS データベースの 管理

Cisco IPICS データベースの 管理ベスト プラクティスとして、Cisco IPICS データベースを定期的にバックアップして、そのバックアップを安全な場所に保管することをお勧めします。これによ

り、Cisco IPICS サーバでソフトウェア障害やハードウェア障害が発生しても、すべてのシステム設定を失うわけではないことが保証されます。

Cisco IPICS は、データを保護するために、定期的なデータベース バックアップを実行します。特定のデータベース パラメータを設定する必要がある場合は、Administration > Database Management ウィンドウで設定できます。

Administration Console の Database Management ウィンドウで、データベースをバックアップし、バックアップされたデータベースからデータを復元してから、

そのログをダウンロードして表示できます。コマンドライン インターフェイスのコマンドを使用して、データベースをエクスポートおよびインポートすること

もできます。

(注) 最適なパフォーマンスを得るため、アクティビティが少ない時間や他のオフピー

ク時に、データベースをバックアップすることをお勧めします。アクティビティ

が多い時間にバックアップを実行すると、その動作の完了までにかかる時間が大

幅に長くなる可能性があります。

この項では、データベースの管理に関する次のトピックを扱います。

• システムのバックアップ(P.4-9)

• システムの復元(P.4-13)

システムのバックアップ

Cisco IPICS には、データベースをバックアップするための次のオプションが用意されています。

• 手動バックアップ:手動データベース バックアップを実行して、現在の状態の Cisco IPICS データベースを取り込むことができます。

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第 4章 Cisco IPICS システムの保守Cisco IPICS データベースの 管理

4-10Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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(注) Remote Host オプションは、リモート ホストが Linux の Secure Copy(scp)コマンドをサポートしている場合にだけ使用してください。scp をサポートしないリモート ホスト(たとえば、Windows の PC やサーバ)を使用している場合は、Local Directory オプション ボタンをクリックします。Cisco IPICS サーバにデータをバックアップしてから、secure file transferprotocol(SFTP; セキュア ファイル転送プロトコル)クライアント ソフトウェア プログラム(SSH Secure Shell Client などのソフトウェア)を使用して、バックアップ ファイルをリモート ホストにコピーする必要があります。scp をサポートしないリモート ホストにファイルをバックアップする方法の詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide,Release 2.1(1)』の「Performing Cisco IPICS Database Backup and RestoreOperations」を参照してください。

• スケジュール バックアップ:デフォルトでは、Cisco IPICS は、毎日所定の時間にデータベースをバックアップし、そのバックアップを所定の場所に格

納します。データベースをバックアップする時間、頻度、および場所を定義

できます。スケジュール バックアップのデフォルト設定を変更した後、Saveをクリックすると、新しい設定がデフォルト設定となり、その設定を変更す

るまで有効のままとなります。

注意 変更を加えた後は、必ず Save をクリックしてください。Save をクリックしないと、サーバは現在のデフォルト設定に戻ります。

Cisco IPICS のバックアップ手順および復元手順を実行する場合は、ベスト プラクティスとして、次のガイドラインに従うことをお勧めします。

• システム障害発生時のデータ整合性を確保するため、リモート ホスト ロケーションにファイルをバックアップすることをお勧めします。

• データベース ログを定期的に調べて、最近のバックアップ アクティビティや復元アクティビティに関連するステータス メッセージやエラー情報がないか確認することをお勧めします。

- バックアップ ログを表示するには、Administration > Database Management > Database Backup ウィンドウに移動します。Backup Log ペインにログ エントリが表示されます。

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4-11Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 4章 Cisco IPICS システムの保守Cisco IPICS データベースの 管理

- データベース ログを表示したりダウンロードしたりするには、Administration > Database Management > Log ウィンドウに移動します。

• データのセキュリティを確保するため、Cisco IPICS は、同じデータ セットに対して実行するリモートのバックアップ操作と復元操作に、異なるユーザ

ID を使用することをサポートしていません。したがって、データを復元する場合は、必ずデータのバックアップに使用したユーザ ID を指定します。別のユーザ ID を指定すると、ファイルのアクセス可能性の問題により、復元手順が成功しません。このような場合、Cisco IPICS は、db-maintenance.logに「permission denied」というエラー メッセージを表示します。ベスト プラクティスとして、リモートのすべてのバックアップ アクティビティと復元アクティビティに使用できる特定のユーザ ID を指定することをお勧めします。

バックアップの保存先の選択

スケジュール バックアップのオプションを指定する場合、または手動バックアップを実行する場合は、バックアップを格納するための最適な場所を決定する

必要があります。データベースのバックアップ ロケーションは、ローカル CiscoIPICS サーバのデフォルト ディレクトリにすることも、ローカル サーバの別のディレクトリにすることも、リモート ホストにすることもできます。

データベースのバックアップ先として、次のタイプの場所から選択できます。

• Default:このディレクトリは、Cisco IPICS が使用するデフォルトの場所です。この場所を選択すると、バックアップは /idspri/backup ディレクトリに格納されます。

• Local Directory:バックアップ用のディレクトリを指定するには、このオプションを使用します。Local Directory フィールドには、idspri/backup/cronディレクトリがあらかじめ入力されています。このフィールドで /cron サブディレクトリを削除して、ファイルを /idspri/backup ディレクトリに保存できます。ただし、サーバのローカル ディレクトリにファイルをバックアップする場合、そのディレクトリは /idspri/backup ディレクトリのサブディレクトリである必要があります。/idspri/backup ディレクトリ内のどのディレクトリでも(たとえば、/idspri/backup/mybackups)、データベースのバックアップ ロケーションとして有効です。指定したディレクトリが存在しない場合は、Cisco IPICS によってそのディレクトリが作成されます。

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第 4章 Cisco IPICS システムの保守Cisco IPICS データベースの 管理

4-12Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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(注) 必ず、Cisco IPICS サーバの /idspri/backup ディレクトリ内のパスを入力し、保存先のパスの前にスラッシュ(/)を指定してください。スラッシュを指定しないと、エラーを示すポップアップ ウィンドウが表示され、バックアップが実行されません。

• Remote Host:データベースをリモート ロケーションにバックアップするには、このオプションを選択します。

(注) Remote Host オプションは、リモート ホストが Linux の Secure Copy(scp)コマンドをサポートしている場合にだけ使用してください。scp をサポートしないリモート ホスト(たとえば、Windows の PC やサーバ)を使用している場合は、Local Directory オプション ボタンをクリックします。Cisco IPICS サーバにデータをバックアップしてから、セキュア ファイル転送プロトコル(SFTP)クライアント ソフトウェア プログラム(SSHSecure Shell Client などのソフトウェア)を使用して、バックアップ ファイルをリモート ホストにコピーする必要があります。詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Backing Up Data

to a Remote Host Without scp Support」を参照してください。

• このオプションを選択する場合は、次の情報を指定する必要があります。

- Remote Host IP Address:リモート ホストの IP アドレスを入力します。

- User Name:リモート ホストにアクセスするための有効なユーザ名を入力します。

- User Password:そのユーザの有効なパスワードを入力します。

- Remote Directory:データベースを格納するリモート ホスト上の完全なディレクトリ パスの場所を入力します。

Cisco IPICS データベースのバックアップの保存先を選択する場合は、次のガイドラインを使用することをお勧めします。

• データベースをバックアップする場合は、リモート ホスト ロケーションを選択します。Remote Host オプションを使用すると、Cisco IPICS サーバで発生する可能性のあるハードウェア障害やソフトウェア障害の影響を受けな

いバックアップ ロケーションが確保されます。

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4-13Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 4章 Cisco IPICS システムの保守Cisco IPICS データベースの 管理

• 保護をさらに強化するため、冗長性を得る目的で、あるリモート ホストから別のリモート ホストにデータベース バックアップをコピーまたは移動することもできます。

• Cisco IPICS サーバ ソフトウェアをアンインストール、再インストール、またはアップグレードする前に、データベースを手動でリモート ホストにバックアップして、最新データのコピーを確保します。

• Cisco IPICS ソフトウェアは、Cisco IPICS オペレーティング システムの実行を必要とします。サーバで Cisco IPICS オペレーティング システム ソフトウェアを再インストールすると、インストール プロセスによってハード ドライブがフォーマットされ、サーバからすべてのデータが削除されます。す

べてのバックアップが失われることを防ぐため、Cisco IPICS オペレーティング システムをインストールする前に、データベースをリモート ロケーションにバックアップする必要があります。

- このバックアップでは、リモート ホストが scp コマンドをサポートしている場合にだけ(Linux サーバなど)、Remote Host オプションを選択します。scp をサポートしないリモート ホスト(Windows ベースの PC やサーバなど)にデータをバックアップする場合は、Local Directory オプションを選択します。

Linux ベースのサーバにファイルをバックアップするには、新しい CiscoIPICS オペレーティング システムをインストールする前に、Remote Hostオプションを使用します。

Windows ベースのマシンにファイルをバックアップするには、LocalDirectory オプションを使用します。次に、SSH Secure Shell Client ソフトウェアまたは同様のソフトウェアを使用して、Windows ベースのマシンへの安全なコピー(scp)を実行します。

システムの復元

次のような場合は、データベースの復元が必要になることがあります。

• サーバ ソフトウェアを再インストールする必要があり、データベースをソフトウェアの再インストール前の状態に戻す必要がある。

• サーバのデータ(チャネル、チャネル グループ、VTG テンプレートなど)が誤ってデータベースから削除されてしまい、そのデータを取得する必要が

ある。

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第 4章 Cisco IPICS システムの保守Cisco IPICS データベースの 管理

4-14Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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• ある Cisco IPICS サーバから別の Cisco IPICS サーバにデータベースをコピーする必要がある。データベースをコピーするには、あるサーバでデータベー

スのバックアップを実行し、そのバックアップから別のサーバにデータベー

スを復元します。

(注) 両方のサーバが同じバージョンの Cisco IPICS ソフトウェアを実行している場合に限り、あるサーバから別のサーバにデータを復元できます。2つのサーバのソフトウェア バージョンが異なる場合は、データベース スキーマが同じでない可能性があります。その場合は、復元操作が成功しなかったり、Administration Console でタスクを実行すると予測できないエラーが発生したりすることがあります。

注意 復元操作ではすべてのユーザが Cisco IPICS データベースからログアウトさせられ、復元操作が完了するまでユーザが Cisco IPICS にログインできないことに注意してください。復元操作が原因でユーザに発生する可能性のある中断を最小限

に抑えるため、メンテナンス操作中や他のオフピーク時に復元手順を実行するこ

とをお勧めします。

データを復元する場合は、次のオプションから選択できます。

• Default:デフォルトの場所(/idspri/backup)からデータを復元するには、このオプションを選択します。データベースをデフォルトの場所にバックアッ

プした場合は、このオプションを選択します。デフォルト ディレクトリにデータベース バックアップが複数存在する場合(たとえば、定期的なデータベース バックアップを実行している場合)、Cisco IPICS は復元操作に最新のバックアップを使用します。

• Local Directory (requires full path):指定するローカル ディレクトリからデータを復元するには、このオプションを選択します。

復元操作でローカル ディレクトリまたはリモート ホストを指定する場合は、必ず、完全なディレクトリ パスを指定し、ディレクトリ パスに次のディレクトリを含めてください。

- /idspri/backup ディレクトリ:Cisco IPICS は、/idspri/backup ディレクトリ内のローカル ディレクトリにすべてのバックアップを格納します。

- Cisco IPICS がデータベース バックアップを実行したときに作成したIDSB_yyyy-mm-dd_hh-mm-ss ディレクトリ。

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4-15Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 4章 Cisco IPICS システムの保守Cisco IPICS データベースの 管理

• Remote Host:リモート ホスト上の指定するディレクトリ ロケーションからデータを復元するには、このオプションを選択します。

リモート ホストからデータを復元する場合は、次の情報を指定する必要があります。

- Remote Host IP Address:リモート ホストの IP アドレスを入力します。

- User Name:リモート ホストにアクセスするための有効なユーザ名を入力します。

データベースの復元に使用するユーザ名は、データベースのバックアップに使用したユーザ名と同じである必要があります。別のユーザ名を指定した場合は、ユーザがデータベース バックアップにアクセスするための適切な権限を持っていないため、復元手順が成功しません。

- User Password:そのユーザの有効なパスワードを入力します。

- Remote Directory:データベースの復元元となるリモート ホストのディレクトリ パスを入力します。データベース バックアップのために CiscoIPICS によって生成されたディレクトリ(たとえば、/mybackups/IDSB_2006-08-25_17-13-55)を含め、完全なディレクトリ パスを入力します。

(注) 必ず正しいユーザ名、パスワード、およびリモート ディレクトリを入力してください。そうしないと、scp プロセスが失敗します。scp プロセスが失敗した場合は、Administration > Database Management > Log ウィンドウでログを確認して、失敗の原因を特定できます。

復元操作では、操作の進行中に操作ログの詳細を表示することができません。復

元操作中に Tomcat サービスが再起動し、すべてのユーザが Cisco IPICS から自動的にログアウトさせられます。復元プロセスが完了するまで待ってから、再びロ

グインする必要があります。

ヒント Cisco IPICS サーバの /opt/cisco/ipics/database/logs/db-maintenance.log ファイルで、復元プロセスのステータスを確認できます。詳細については、『Cisco IPICSServer Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Checking the Restore Status in theDatabase Log」を参照してください。

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第 4章 Cisco IPICS システムの保守Cisco IPICS データベースの 管理

4-16Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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5-1Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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C H A P T E R 5よくある質問

この付録では、Cisco IPICS サーバとその各種コンポーネントに関連するよくある質問とその答えを示します。次の項で構成されています。

• Cisco IPICS サーバと Administration Console(P.5-2)

• Cisco IPICS のライセンス(P.5-5)

• RMS コンポーネント(P.5-7)

• ロケーション(P.5-9)

• リソース(P.5-10)

• Cisco IPICS ポリシー エンジン(P.5-11)

• Push-to-Talk チャネル(P.5-19)

• 無線通信(P.5-21)

• VTG(P.5-23)

• ops ビュー(P.5-25)

• サービサビリティ(P.5-27)

• Cisco Unified IP Phone(P.5-27)

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第 5章 よくある質問

5-2Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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Cisco IPICS サーバと Administration Console

Q. Cisco IPICS Administration Console ブラウザ セッションのタイムアウト期間を指定することはできますか。

A. はい。Administration > Options ウィンドウで Cisco IPICS Session TimeoutPeriod の設定値を変更することにより、ブラウザ セッションのタイムアウト期間を指定できます。デフォルトは 30 分です。使用できる値の範囲は 0 ~99999 です(0 は、ブラウザがタイムアウトしないことを示します)。

Cisco IPICS のオプションの詳細については、『Cisco IPICS Server AdministrationGuide, Release 2.1(1)』の「Managing Cisco IPICS Options」の項を参照してください。

Q. ポップアップ ブロッカー ソフトウェアを Cisco IPICS と共に使用できますか。

A. Cisco IPICS Administration Console では、機能によってはブラウザのポップアップ ウィンドウが使用されます。ブラウザ ポップアップ ブロッカー ソフトウェアがマシンにインストールされていると、特定のアクションを実行で

きない場合があります。Cisco IPICS での管理タスクの実行がブロックされないようにするには、Administration Console を使用する前に、マシンにインストールされているポップアップ ブロッカーをすべて無効にします。

Q. Cisco IPICS Administration Console のウィンドウは、自動的に更新されますか。

A. いいえ。ベスト プラクティスとして、ブラウザ ウィンドウの更新を、頻繁に、およびサーバ管理機能の実行前に行うことをお勧めします。これによ

り、最新の情報に基づいて作業していることが保証されます。最新のデータ

が表示されていないウィンドウで管理用の更新を実行すると、更新が失敗

し、Cisco IPICS がエラーを表示します。このような場合は、ブラウザ ウィンドウを更新して再試行できます。

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5-3Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 5章 よくある質問

Q. ブラウザ ウィンドウを更新するには、どうすればよいですか。

A. 現在のウィンドウに最新の情報が表示されるようにするには、ウィンドウを表示するときに使用したボタンまたはタブをクリックして、ウィンドウをリ

フレッシュします。Administration Console の一部のウィンドウでは、Refreshボタンが用意されています。このボタンを使用して、ウィンドウをリフレッ

シュ(更新)できます。

(注) Cisco IPICS では、Administration Console でウィンドウをリフレッシュするときにブラウザの Refresh ボタンを使用することはサポートされていません。

Q. Administration Console のグラフィカル ユーザ インターフェイス(GUI)で、アスタリスク(*)は何を表しますか。

A. GUI のアスタリスクは、必須フィールドを示します。

Q. Cisco IPICS のロールは何を定義し、だれに割り当てられますか。

A. 各 Cisco IPICS ユーザに、1 つ以上のロールが割り当てられます。ロールは、ユーザがアクセスできる Cisco IPICS 機能、およびユーザが実行できる機能を定義します。次のリストは、Cisco IPICS で使用できるロールについて説明しています。

• User(ユーザ):自分の情報の管理、PMC クライアント アプリケーションのダウンロード、オーディオ デバイスの設定に使用される通信プリファレンスの指定、ポリシーのアクティブ化、および関連付けられているポリシーの表示を行うことができます。

(注) 各シスコ ユーザには、User(ユーザ)ロールが割り当てられますが、さらに別のロールも割り当てられることがあります。

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第 5章 よくある質問

5-4Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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• System Administrator(システム管理者):サーバ、ルータ、マルチキャスト アドレス、ロケーション、PTT チャネルなどの Cisco IPICS リソースのインストールと設定を担当します。また、ops ビューの作成、編集、削除、Cisco IPICS ライセンスおよび PMC バージョンの管理、ダイヤルエンジンに関連するアクティビティの実行、ポリシーのアクティブ化、特定のポリシーの表示を行うこともできます。アクティビティ ログファイルおよびダッシュボードから、システムとそのユーザのステータスを監視することもできます。

• Ops View Administrator(ops ビュー管理者):ops ビューがフィルタリングしたアクティビティ ログを管理および監視できます。このログには、Administration Console の Activity Log Management ウィンドウ(Administration > Activity Log Management)でアクセスできます。

• Operator(オペレータ):ユーザおよびユーザ グループの設定と管理、Cisco IPICS および PMC へのアクセス権の付与、ユーザのチャネル、ロール、および ops ビューの割り当て、ポリシーの作成と管理を担当します。

• Dispatcher(ディスパッチャ):非アクティブな VTG のセットアップ、会議を開始するための VTG のアクティブ化、非アクティブな VTG およびアクティブな VTG に対する参加者の追加または削除を担当します。ポリシーを作成および管理します。また、アクティブな VTG およびイベントを監視し、必要に応じて PMC ユーザを消音または消音解除できます。

• All(すべて):これ以外のすべての Cisco IPICS ロールが割り当てられていることと同じです。

Q. データベースのバックアップは、いつ実行すべきですか。

A. 最適なパフォーマンスを得るため、アクティビティが少ない時間や他のオフピーク時に、データベースをバックアップすることをお勧めします。アク

ティビティが多い時間にバックアップを実行すると、その動作の完了までに

かかる時間が大幅に長くなる可能性があります。詳細については、P.4-9 の「Cisco IPICS データベースの 管理」、または『Cisco IPICS Server Administration

Guide, Release 2.1(1)』の「Backing up the Cisco IPICS Server Database」を参照してください。

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5-5Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 5章 よくある質問

Q. あるサーバから別のサーバにデータを復元できますか。

A. 両方のサーバが同じバージョンの Cisco IPICS ソフトウェアを実行している場合に限り、あるサーバから別のサーバにデータを復元できます。2 つのサーバのソフトウェア バージョンが異なる場合は、データベース スキーマが同じでない可能性があります。したがって、復元操作が失敗したり、

Administration Console でタスクを実行すると予測できないエラーが発生したりすることがあります。詳細については、P.4-9 の「Cisco IPICS データベースの 管理」、または『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Restoring Data from a Database Backup」を参照してください。

Cisco IPICS のライセンス

Q. Cisco IPICS Release 2.1(1) では、ライセンス ポートおよび DS0 ループバックポート リソースがどのようにカウントされますか。

A. Cisco IPICS ソリューションを使用するには、まず 1 つ以上のライセンスをアップロードしてインストールする必要があります。Cisco IPICS は、次のライセンスをサポートしています。

• LMR ポート ライセンス:PTT チャネルが有効になる場合、Cisco IPICSはこのライセンスを使用します。

1 つの無線チャネルが有効になる場合も、Cisco IPICS は 1 つの LMR ライセンスを使用します。ただし、その無線内に設定される後続の無線チャネル

は、個別のライセンスを使用しません。Cisco IPICS は、有効な無線チャネルごとに 1 つの LMR ライセンスだけを使用します。

• マルチキャスト ポート ライセンス:1 つの VTG がアクティブになる場合、Cisco IPICS は 1 つのマルチキャスト ポート ライセンスを使用します。

• PMC ユーザ ライセンス:PMC ユーザがシステムにログインするたびに、Cisco IPICS は 1 つの PMC ライセンスを使用します。PMC ユーザが複数回ログインする場合、チャネルが有効になると、Cisco IPICS はライセンスを使用します。

• Cisco Unified IP Phone ユーザ ライセンス:Cisco Unified IP Phone ユーザ(PMC xml クライアント)がシステムにログインするたびに、Cisco IPICSは 1 つの Cisco Unified IP Phone ライセンスを使用します。

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第 5章 よくある質問

5-6Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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• ダイヤル ユーザ ライセンス:Cisco IPICS は、次の各シナリオで 1 つのPSTN(ダイヤル ユーザ)ライセンスを使用します。- Cisco IPICS は、1 つのアクティブな着信コールに対して 1 つのライセンスを使用します。

- Cisco IPICS は、1 つのアクティブな発信コールに対して 1 つのライセンスを使用します。

Cisco IPICS は、次のシナリオで 1 つの DS0 ループバック ペアを使用します。

- PMC 上のリモート チャネルごと- アクティブな VTG 内のチャネルごと- VTG に接続されているユーザ数に関係なく、ダイヤルイン ユーザまたはダイヤルアウト ユーザがアクセスするアクティブな VTG のインスタンスごと

• ops ビュー ライセンス:Cisco IPICS は、設定される ops ビューごとに 1つの ops ビュー ライセンスを使用します。

• Cisco IPICS ベース サーバ ライセンス:Cisco IPICS ベース サーバ ライセンスは、Administration > License Management ウィンドウに有効または無効と表示され、ライセンスがアクティブであるかどうかが示されます。

• ポリシー エンジン ベース ライセンス:ポリシー エンジン ベース ライセンスは、Administration > License Management ウィンドウに有効または無効と表示され、ポリシー エンジンがアクティブであるかどうかが示されます。

(注) Cisco IPICS は、Release 2.1(1) での Release 2.0(x) ライセンスの使用をサポートしています。

Q. VTG が突然アクティブまたは非アクティブになるのはなぜですか。

A. VTG が不意にアクティブまたは非アクティブになる場合、そのステータス変更の原因はポリシーである可能性があります。ポリシーが実行されて、

VTG の状態が強制的に変更された可能性があります。突然のステータス変更を避けるには、Cisco IPICS に十分なライセンスがあることを確認してください。

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5-7Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 5章 よくある質問

RMS コンポーネント

Q. Cisco IPICS では、複数の Cisco IPICS サーバが同じ RMS を使用できますか。

A. いいえ。Cisco IPICS は、複数の Cisco IPICS サーバが同じ RMS を使用することをサポートしていません。各サーバは、正常に機能するために、対応す

る RMS 上のリソースを使用できる必要があります。

Q. Cisco IPICS は、同じロケーションの複数の RMS をサポートしていますか。

A. はい。Cisco IPICS では、同じロケーションに複数の RMS を設定できます。

Q. サーバに複数の RMS コンポーネントを設定する場合、すべての RMS コンポーネントを同様に設定する必要がありますか。

A. サーバに複数の RMS コンポーネントを設定する場合は、必ず、『Cisco IPICSServer Administration Guide, Release 2.1(1)』の付録「Configuring the Cisco IPICSRMS Component」に記載されている手順に従って、各 RMS を設定してください。Cisco IPICS は、このマニュアルの説明に従って設定されている RMSコンポーネントだけをサポートすることに注意してください。

Q. RMS ルータを T1 接続または E1 接続用に設定するには、どうすればよいですか。

A. RMS ルータを T1 接続または E1 接続用に設定する場合、RMS の正常な動作を保証するために従う必要のある特定のガイドラインがあります。詳細につ

いては、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の付録「Configuring the Cisco IPICS RMS Component」を参照してください。

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第 5章 よくある質問

5-8Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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Q. タイムスロット 24(T1 コントローラ用)およびタイムスロット 31(E1 コントローラ用)を必ず設定する必要がありますか。

A. はい。フラクショナル T1 コントローラまたはフラクショナル E1 コントローラを使用する場合でも、タイムスロット 24(T1 コントローラ用)およびタイムスロット 31(E1 コントローラ用)を必ず設定する必要があります。通常、T1 コントローラは 24 個の ds0 をサポートし、E1 コントローラは 30 個の ds0 をサポートします。ただし、Digital Signal Processor(DSP; デジタル シグナル プロセッサ)の数によっては、ご使用のコントローラがサポートする ds0 の数がそれより少ないこともあります。詳細については、『Cisco IPICSServer Administration Guide, Release 2.1(1)』の「DS0 Group-to-Timeslot MappingGuidelines」を参照してください。

Q. RMS の IP アドレスを選択するには、どうすればよいですか。

A. RMS の IP アドレスを選択する場合は、Cisco IPICS コンポーネントとの正常な相互運用性を保証するために、従う必要のある特定のガイドライン、およ

び設定する必要のあるインターフェイスがあります。RMS の設定の詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の付録「Configuring the Cisco IPICS RMS Component」を参照してください。

Q. インターフェイスに設定する IP アドレスは、ルーティング可能である必要がありますか。

A. はい。Loopback0 と Vif の両方のインターフェイスに設定する IP アドレスは、ルーティング可能である必要があります。この要件は、これら両方のイン

ターフェイスから Cisco IPICS を正常に操作するために必要です。

これらのインターフェイスのいずれかの IP アドレスがルーティング可能でない場合は、PMC PTT ボタンを押してから、リモート PMC とマルチキャスト チャネル間でメディアが確立するまで、さまざまな長さの遅延が断続的に発生することがあります。この遅延が発生するのは、RMS がマルチキャスト Real-time Transport Protocol(RTP)パケットの送信元アドレスに対するReverse Path Forwarding(RPF)チェックを実行できない場合です。したがって、この問題を避けるには、Loopback0 と Vif の両方のインターフェイスのIP アドレスがルーティング可能になるようにします。詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の付録「Configuring

the Cisco IPICS RMS Component」を参照してください。

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5-9Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 5章 よくある質問

Q. RMS に着信ダイヤル ピアを設定するには、どうすればよいですか。

A. RMS に着信ダイヤル ピアを設定する場合は、特定の値を入力する必要があります。Cisco IOS は設定の一部のフィールドで他の値をサポートしていますが、一貫性を確保するために、『Cisco IPICS Server Administration Guide,Release 2.1(1)』の付録「Configuring the Cisco IPICS RMS Component」に記載されているとおりに値を設定することをお勧めします。

Q. サーバに複数の RMS コンポーネントが設定されている場合、直接ダイヤル機能用の SIP 接続をセットアップするには、どうすればよいですか。

A. サーバに複数の RMS コンポーネントが設定されている場合は、RMS ごとに、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の付録「Configuringthe Cisco IPICS RMS Component」のステップ 19 とステップ 20 に記載されている直接ダイヤル設定を行ってください。サーバに複数の RMS コンポーネントが設定されている場合、Cisco IPICS は、負荷の状況に応じて、これらの設定済みコンポーネントのいずれかを使用し、直接ダイヤル機能用の SIP 接続をセットアップできます。

ロケーション

Q. 一部のチャネルがリモートとして指定されるのはなぜですか。

A. チャネルが、そのチャネルにアクセスしているユーザと異なるマルチキャスト ドメインに存在する場合、そのチャネルはリモートとして指定されます。この場合、チャネルは、RMS のリソースを使用して、Cisco IPICS サーバへの SIP ベースの接続を作成します。

Q. PMC ロケーションで、リモート指定は何を意味しますか。

A. リモート ロケーションは、PMC ユーザだけが使用できます。PMC ユーザがLocation ドロップダウン リスト ボックスから REMOTE を選択すると、そのユーザに割り当てられているチャネルまたは VTG ごとに、SIP ベースのユニキャスト接続を介して適切な RMS との接続が確立されます。ロケーションの詳細については、P.2-6 の「ロケーションの概要」、または『CiscoIPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Managing Locations」の項を参照してください。

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第 5章 よくある質問

5-10Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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Q. ロケーションに 1 つのルータしかなく、チャネルが ALL と定義されている場合、ユーザはそのチャネルにアクセスできますか。

A. はい。ただし、ルータのロケーションが ALL と定義されている場合、そのルータがサポートしているユーザまたは VTG は、ALL と設定されていないチャネルにアクセスできません。

ALL ロケーションは、マルチキャスト アドレスの範囲または到達可能性を定義します。そのため、ALL ロケーションは、(マルチキャスト アドレスに関連付けられる)チャネルおよび VTG に適用できますが、(マルチキャストアドレスに関連付けられない)IP Phone および RMS コンポーネントには適用できません。ロケーションの詳細については、P.2-6 の「ロケーションの概要」、または『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Managing Locations」の項を参照してください。

リソース

Q. Cisco IPICS では、いくつのリソース(音声ポート、マルチキャスト アドレス)が必要ですか。

A. リソースの使用には、次のガイドラインが適用されます。

• VTG 内でアクティブな各チャネルは、1 つの DS0 ペア(ループバックとも呼ばれる)を使用します。

• VTG 内の各サブ VTG は、1 つの DS0 ペアを使用します。• 各 SIP 接続は、ロケーションごと、ユーザごとのチャネルまたは VTGごとに 1 つの DS0 ペアを使用します。

• ローカル チャネルは、DS0 ペアを使用しません。• G.729(SIP 接続に使用される)には、DSP リソースが必要です。

• ダイヤル接続は、最初のダイヤル ユーザに対して 2 つの DS0 ペア(2 つのマルチキャスト アドレス用)を使用し、その後のダイヤル ユーザごとに 1 つの DS0 を使用します。

次のリソースは、音声リソースを使用しません。

• チャネルに関連付けられているユーザ(システムは、ユーザがリモートロケーションからログインする場合にだけ、リソースを使用します)

• ユーザだけを含む VTG• ユーザ グループ

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5-11Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 5章 よくある質問

• チャネル グループ

Cisco IPICS ポリシー エンジン

Q. テレフォニー ユーザ インターフェイス(TUI)にアクセスするには、どうすればよいですか。

A. TUI には、プッシュホン電話機からアクセスできます。次の方法で、プッシュホン電話機から TUI にアクセスできます。

• ポリシー エンジンを呼び出す:ops ビューの Dial Number フィールドに設定されている番号を呼び出します。関連情報については、P.2-9 の「opsビューの概要」、または『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release2.1(1)』の「Configuring and Managing Cisco IPICS Operational Views」を参照してください。

• ポリシー エンジンからコールを受信する:コールを受信するのは、別のユーザからグループに参加するよう招待された場合、Cisco IPICS ディスパッチャが VTG Management ウィンドウからダイヤルアウトを開始した場合、呼び出し用の 1 つ以上のアクションを含むポリシーが実行された場合、またはプロンプトを録音する場合です。

Q. TUI を使用する場合に従う必要のあるガイドラインはありますか。

A. TUI を使用する場合に注意する必要のある複数のガイドラインがあります。次のリストに、それらのガイドラインのいくつかを示します。

• TUI にダイヤルインした後、ユーザ ID と PIN(パスワード)を入力するように求められます。システムを引き続き使用する前に、認証を受ける必要があります。

• 認証を受けた後、グループへの参加、ポリシーの呼び出し、システム メニューへのアクセスなど、使用可能なメニュー オプションが通知されます。

• あらかじめ定義されている許容期間内に応答しないと、メニューがタイムアウトします。ほとんどの場合、この期間は 3 秒で、最大再試行制限3 回を含みます。許容期間を超えると、TUI は「Are you still there?」と応答し、メニューを繰り返します。最大再試行制限を超えると、TUI はコールが切断されることを通知する警告プロンプトで応答してから、コールを終了します。

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第 5章 よくある質問

5-12Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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• ダイヤルアウトしてユーザをコールに招待する場合、呼び出されたユーザは、コールがグループに接続される前に、任意のキーを押して認証を受ける必要があります(コールがダイヤルアウトされているときに、システムはサウンドを再生しません)。

• 電話機が TUI に接続されている場合、電話機では転送機能も会議機能もサポートされません。

• TUI のメイン メニューから、次のアクションを実行できます。- グループに参加するには、1 を押します。次に、1 を押し、グループ名をスペルで入力することにより、参加する割り当て済みグループを選択できます。または 2 を押して、割り当て済みグループのリストを聞いた後、そのリストから選択できます(参加するグループの名前が分かっている場合は、名前を入力するほうが、使用可能なグループのリストがTUI によって通知されるまで待つよりも迅速です)。選択内容を確定するには、1 を押します。選択内容を取り消すには、2 を押します。前のメニューに戻るには、* を押します。- 汎用ポリシーを呼び出すには、2 を押します。次に、1 を押し、ポリシーの名前をスペルで入力することにより、ポリシーを選択できます。または、2 を押して、使用可能なポリシーのリストを聞くことができます(呼び出すポリシーの名前が分かっている場合は、名前を入力するほうが、使用可能なポリシーのリストが TUI によって通知されるまで待つよりも迅速です)。選択内容を確定するには、1 を押します。選択内容を取り消すには、2 を押します。前のメニューに戻るには、* を押します。

詳細について、および TUI のガイドラインの完全なリストについては、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Using the Cisco

IPICS Policy Engine」を参照してください。

Q. 内部のユーザが Cisco IPICS ダイヤル エンジンのテレフォニー ユーザ インターフェイス(TUI)にダイヤルすることはできますか。

A. はい。ネットワークに SIP プロバイダーが設定されている限り、内部のユーザはダイヤル エンジンの TUI にダイヤルできます。

Cisco IPICS ポリシー エンジンでは、ダイヤルイン、ダイヤルアウト、または PMC 直接ダイヤル機能を使用するために、ネットワークに SIP プロバイダーが設定されている必要があります。SIP プロバイダーは、ポリシー エンジンへのコールおよびポリシー エンジンからのコールを処理します。

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5-13Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 5章 よくある質問

『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Configuring the SIPProvider」の説明に従って、Cisco Unified Communications Manager、またはサポートされているバージョンの Cisco IOS を実行しているシスコ ルータをSIP プロバイダーとして使用し、必要な設定情報を入力する必要があります。

Cisco IPICS でサポートされている、互換性のあるハードウェアおよびソフトウェアのバージョンについては、『Cisco IPICS Compatibility Matrix』を参照してください。

SIP プロバイダーが Cisco Unified Communications Manager である場合は、SIPトランクのルート パターンを設定する必要があります。

SIP プロバイダーがサポート対象 Cisco IOS ゲートウェイである場合は、コールを Cisco IPICS にルーティングするダイヤル ピアを設定する必要があります。

(注) ダイヤルイン アクセスを可能にするために使用するダイヤル番号(DN)は、ops ビュー(通常は、System ops ビュー)に割り当てられる必要があります。詳細については、P.2-9 の「ops ビューの概要」、または『CiscoIPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Performing Ops ViewTasks」を参照してください。

Q. ダイヤル エンジンは、どのコーデックをサポートしていますか。

A. ダイヤル エンジンは、G.711 u-law だけをサポートしています。詳細については、P.3-11 の「Cisco IPICS ポリシー エンジンの管理と使用」、または『CiscoIPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Configuring and Managingthe Cisco IPICS Policy Engine」を参照してください。

Q. ポリシーに関連するアクションとは何ですか。

A. アクションとは、ポリシーの実行時にポリシーが実行するアクティビティです。ポリシーで使用できるアクションは、ポリシーのタイプによって異なり

ます。アクションには、次のリストで説明するアクティビティがあります。

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第 5章 よくある質問

5-14Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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• Invite to VTG(VTG への招待):このアクションは、招待ポリシー タイプであり、TUI プロンプトに応答することで、指定されたユーザを呼び出して VTG に参加するよう招待します。このアクションは、既存の VTGからブレークアウトするときに、TUI からのみアクティブにすることができます。

• Activate VTG(VTG のアクティブ化):このアクションは、多目的ポリシー タイプであり、指定された事前設定 VTG をアクティブにします。

• Notification(通知):このアクションは、多目的ポリシー タイプであり、指定された通知指示に従って、指定された受信者に連絡します。

• VTG Add Participants(VTG 参加者追加):このアクションは、多目的ポリシー タイプであり、指定された参加者を指定された VTG に追加します。

• Dial Out(ダイヤルアウト):このアクションは、多目的ポリシー タイプであり、指定されたユーザを、そのユーザに設定されているダイヤル プリファレンスに従って呼び出し、指定された VTG に参加するよう招待します。

ポリシー アクションの詳細については、P.3-11 の「Cisco IPICS ポリシー エンジンの管理と使用」、または『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release2.1(1)』の「Managing Actions for a Policy」を参照してください。

Q. Cisco IPICS のポリシー通知機能では、どのようなタイプの通知アクションを使用できますか。

A. Cisco IPICS のポリシー通知機能には、次の通知アクション タイプが含まれています。

• 電子メール通知:このタイプの通知では、受信者として指定した各ユーザの通信プリファレンスに設定されている電子メール アドレス、shortmessage service(SMS; ショート メッセージ サービス)アドレス、およびポケットベル アドレスに、入力したメッセージが送信されます。

• IP Phone 通知:このタイプの通知では、サポートされている Cisco UnifiedIP Phone 上に、指定したメッセージが表示されます。

• ダイヤル通知:このタイプの通知では、指定したユーザが呼び出され、選択したプロンプトが再生されます。または、指定したユーザの CiscoUnified IP Phone にメッセージが送信され、電話機のスピーカで自動的に再生されます。

• トーク グループ通知:このタイプの通知では、選択したプロンプトがVTG 内のすべてのユーザに再生されます。

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5-15Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 5章 よくある質問

Q. 新しいポリシー通知アクションを設定する場合、どのようなタイプのメッセージを送信できますか。

A. ポリシー通知アクションには、次のメッセージ オプションが含まれています。

• Email:この通知オプションでは、受信者として指定した各ユーザの通信プリファレンスに設定されている電子メール アドレス、SMS アドレス、およびポケットベル アドレスに、入力したメッセージが送信されます。

• IP Phone Text:この通知オプションでは、サポートされている Cisco Unified IP Phone モデル上に、指定したメッセージが表示されます。各電話機の電話番号が、関連付けられているユーザのダイヤル プリファレンスとして設定されている必要があります。

• Dial:ポリシー エンジンによって、次のようにダイヤル通知アクションが実行されます。

- SIP Configuration メニューで Cisco Unified Communications ManagerConfiguration for IP Phone Notifications のパラメータが設定されている場合、指定した各ユーザが Cisco Unified Communications Manager の設定でCisco Unified IP Phone に関連付けられているかどうかが確認されます。ユーザが電話機に関連付けられている場合、指定したメッセージがその電話機のスピーカで再生されます。

- Cisco Unified Communications Manager Configuration for IP Phone Notifications のパラメータが設定されているが、ユーザに Cisco UnifiedIP Phone が関連付けられていない場合、またはユーザの電話機が話中の場合、ユーザの通信プリファレンスに指定されているとおりにユーザが呼び出され、指定したメッセージが再生されます。

- Cisco Unified Communications Manager Configuration for IP Phone Notifications のパラメータが設定されていない場合、ユーザのダイヤルプリファレンスに指定されているとおりにユーザが呼び出され、指定したメッセージが再生されます。

• Talk Group:この通知オプションでは、選択したプロンプトが、選択した VTG 内のすべての参加者に再生されます。

• Dial Engine Script:この通知オプションでは、指定した受信者ごとに 1回、指定したダイヤル エンジン スクリプトが実行されます。

通知アクションの詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide,Release 2.1(1)』の「Using the Cisco IPICS Policy Engine」を参照してください。

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第 5章 よくある質問

5-16Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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Q. 電子メール、SMS、またはポケットベルという形式の通知アクション、および多数のユーザへのダイヤル通知の場合、通知イベントの順序はどのように

なりますか。

A. ダイヤル エンジンは、ユーザへのダイヤルアウトに、スケーラブルなマルチスレッド ダイヤル プール実装を使用します。現在実行されているポリシー通知 /招待アクションによって、使用可能なダイヤル プール内のポートが使用されます。使用可能なダイヤル ポート数が必要数よりも少ない場合は、より多くのポートが使用可能になるまで、他のポリシー アクションは待機状態になります。

コールの受信者が認証されると、コールは成功したとみなされます。認証さ

れない場合、システムは、コールが成功するか、またはすべての番号を試行

するまで、ユーザ プロファイルでユーザの Communications Preferences タブに指定されている次のダイヤル プリファレンスに移動します。詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「AllocatingDial Ports for the Dial-In/Invite and Notification Features」の項および「ManagingCommunications Preferences for a User」の項を参照してください。

Q. ディスパッチャは、VTG の参加者に通知を送信する場合に特定の通知情報を入力できますか。

A. はい。Cisco IPICS には、ディスパッチャが VTG Management > Virtual TalkGroups ウィンドウから VTG の参加者に通知を送信する場合に、特定の件名と本文を入力できる機能が備わっています。詳細については、『Cisco IPICSServer Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Notifying and Dialing Out toParticipants, and Setting PMC Attributes in an Active VTG」の項を参照してください。

Q. Cisco IPICS にユーザとして設定されていない受信者に、通知アクションを送信できますか。

A. はい。Cisco IPICS ポリシー エンジンには、外部通知アクションが用意されています。このアクションでは、Cisco IPICS ユーザとして設定されていない受信者を指定して、その受信者に通知アクションを送信し、指定した情報を

提供できます。

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5-17Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 5章 よくある質問

外部通知機能は、Cisco IPICS Administration Console では設定できません。その代わり、1 つ以上の専用のダイヤル エンジンを設定し、受信者のリストを指定して、受信者に再生するメッセージ ファイルを指定します。

Cisco IPICS サーバをプライマリ ダイヤル エンジンとして設定するには、そのサーバ上の .xml 設定ファイルを編集し、各専用ダイヤル エンジン(プライマリ ダイヤル エンジンを含む)の dialEngine サブ要素のアトリビュートを設定します。

受信者リストは、外部通知メッセージを受信する必要のある各人のリストを

含む .xml ファイルです。

(注) これらの受信者に連絡する外部通知を呼び出すには、受信者リストが存在するサーバの URL を知っている必要があります。

メッセージ ファイルは、パルス符号変調(PCM)形式または CCITT u-Law形式の .wav ファイルで、受信者に再生する録音メッセージを含んでいます。メッセージは 90 秒以内にすることをお勧めします。

(注) このメッセージを再生する外部通知を呼び出すには、メッセージ ファイルが存在するサーバの URL を知っている必要があります。

外部通知アクションは、次のアクションを実行します。

• Cisco IPICS が指定のファイルから取得した電話番号で、多くの外部ユーザを同時に呼び出す。

受信者リストを指定するには、連絡するすべてのユーザの電話番号を含む .xml ファイルを作成します。

• コールに応答した各ユーザに、指定のメッセージを再生する。

メッセージ ファイルを指定するには、受信者に再生するメッセージを含む .wav ファイルを作成します。外部通知を呼び出すには、適切な専用ダイヤル サーバに HTTP 要求または Common Alerting Protocol(CAP).xml ファイルを送信します。

• いつでも確認できるログ ファイルに各コールの結果を取り込む。

詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の付録「Using Cisco IPICS for External Notifications」を参照してください。

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第 5章 よくある質問

5-18Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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Q. Cisco IPICS がユーザにダイヤルアウトする場合、ディスパッチャは、まだ到達していない番号に関する通知を受けることができますか。また、VTG のすべての参加者に到達するまでにかかる時間を判断する方法はありますか。

A. Policy Execution Status > Executed/Executing Policy ウィンドウに、ダイヤルされた番号が表示され、どの番号に到達したか、およびどの番号がまだ進行

中であるかが示されます。

使用可能な各ポートで、ユーザが数字 ID と PIN を入力して認証を受ける必要があります。その後、通知メッセージが送信されます。エラーが発生する

と(誤った数字 ID または PIN の入力や、ユーザに到達しなかったためのタイムアウトの発生など)、ダイヤルアウト通知の完了までにかかる時間が長

くなります。ダイヤルアウト通知の合計時間は、これらの要因に依存しま

す。詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Viewing Information about Executing or Executed Policies」の項を参照してください。

Q. Cisco IPICS で、実行中のポリシーと実行済みのポリシーの履歴をエクスポートおよび追跡する方法はありますか。

A. はい。Cisco IPICS には、実行中のポリシーと実行済みのポリシーの履歴を、ダウンロード可能な Microsoft Excel 形式にエクスポートする機能が備わっています。実行ステータスの履歴をダウンロードするには、Policy Management > Execution Status ウィンドウに移動し、Download ExecutionStatus ボタンをクリックします。ファイルを開くことも、任意の場所にファイルを保存してから、Microsoft Excel を使用して開くこともできます。詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Viewing Information about Executing or Executed Policies」の項を参照してください。

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5-19Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 5章 よくある質問

Q. 以前のバージョンの Cisco Unified Communications Manager を実行し、ネイティブ SIP トランクをサポートしない既存のネットワークに、ダイヤル エンジンを統合するにはどうすればよいですか。

A. このような統合を実現するには、Cisco Unified Communications Manager Express を実行する Cisco IOS ルータを SIP プロバイダーとして使用し、CiscoUnified Communications Manager と SIP プロバイダーの間に H.323 InterclusterTrunk(ICT; クラスタ間トランク)を設定します。詳細については、『CiscoIPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Configuring and Managingthe Cisco IPICS Policy Engine」、および『Solution Reference Network Design(SRND) Guide for Cisco IPICS , Release 2.1(1)』を参照してください。

Q. IP Phone テキスト通知アクションまたはダイヤル通知アクションを使用するポリシーを実行して、Cisco Unified IP Phone にメッセージを送信する場合に必要となる、特別な SIP 設定はありますか。

A. はい。Dial Engine > SIP Configuration ウィンドウで、Cisco Unified Communications Manager の設定情報を入力する必要があります。詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Configuringand Managing the Cisco IPICS Policy Engine」の章を参照してください。

Push-to-Talk チャネル

Q. Push-to-Talk(PTT)チャネルとは何ですか。

A. PTT チャネル(チャネルとも呼ばれる)は、ユーザが互いに通信することを可能にする通信パスです。Cisco IPICS では、チャネルは、チャネルの特定のコンテンツ ストリームを、そのコンテンツの送信元に関係なく定義および記述します。

PTT チャネルは、PMC および Cisco Unified IP Phone に表示されます。PMCの詳細については、『Cisco IPICS PMC Installation and User Guide, Release2.1(1)』を参照してください。

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第 5章 よくある質問

5-20Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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(注) Cisco IPICS では、チャネルは、無線制御インターフェイス(無線または無線チャネル)を指すこともあります。これも、オーディオ ストリームを含みます。詳細については、P.3-5 の「無線の管理」、または『CiscoIPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Managing Radios」を参照してください。

Q. Cisco IPICS では、1 つのチャネルを複数のロケーションに割り当てることができますか。

A. はい。チャネルは、ロケーション内のマルチキャスト アドレスおよびポートにマッピングされることにより、メディア接続を実現します。複数のロ

ケーションに割り当てられているチャネルは、複数のメディア接続を持つこ

とができます。Serviceability > Dashboard ウィンドウの Media ConnectionCount は、メディア接続の総数を示します。詳細については、P.4-2 の「Dashboard ウィンドウでのリアルタイム システム ステータスの表示」、または『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Viewing Information in the Dashboard Window」を参照してください。

Q. チャネルに使用されるマルチキャスト IP アドレスを選択する場合に従う必要のあるガイドラインはありますか。

A. はい。239.192.0.0 ~ 239.251.255.255 の範囲のマルチキャスト IP アドレスだけを設定することを強くお勧めします。詳細については、『Cisco IPICS ServerAdministration Guide, Release 2.1(1)』の「Guidelines for Using IP Multicast Addresses with Cisco IPICS」を参照してください。

(注) 同じロケーションにある 2 つのチャネルは、同じマルチキャスト アドレスを持つことができません。詳細については、P.2-6 の「ロケーションの概要」、または『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Managing Locations」を参照してください。

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5-21Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 5章 よくある質問

無線通信

Q. トーン制御とは何ですか。

A. トーン制御(Tone Remote Control(TRC)とも呼ばれる)とは、インバンドトーン シーケンスを使用して、LMR ゲートウェイに接続されている無線(通常は、ベース ステーション)を制御することを指します。Cisco IPICS では、トーン制御を使用して、さまざまな機能を実行できます。たとえば、チャネ

ルを別の無線周波数(RF)に変更またはチューニングしたり、伝送電力レベルを変更したり、無線の組み込み暗号化を有効または無効にしたりできま

す。TRC は、明確に定義されたオーディオ サウンド(トーンとも呼ばれる)を使用して、デバイスの動作を変更します。トーン キーイング無線システムでは、着信アナログ(E リード)ポートに特定のトーンが存在する必要があります。このトーンが存在しない場合、無線は音声を伝送しません。

詳細については、P.3-5 の「無線の管理」、または『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Managing Radios」の項を参照してください。

Q. トーン シーケンスとは何ですか。

A. Cisco IPICS Administration Console で設定する各無線チャネルは、1 つ以上のトーン シーケンスで設定できる物理無線を表します。トーン シーケンスは、無線のさまざまなトーンおよび機能を制御します。各トーン シーケンスには、特定のトーンを生成して無線で特定のアクションを呼び出すために必要

な周波数、音量(電力)、期間、およびその他のパラメータが含まれます。

詳細については、P.3-5 の「無線の管理」、または『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Managing Radios」の項を参照してください。

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第 5章 よくある質問

5-22Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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Q. トーン制御無線は、Cisco IPICS でどのように使用できますか。

A. Cisco IPICS は、Cisco IPICS サーバの設定で無線チャネルの定義を有効にし、PMC で 36 チャネルの無線コンソール スキンを実装することにより、トーン制御無線をサポートします。PMC は、RFC 2198 および RFC 2833 のパケットを送信して、チャネルごとにトーン シーケンスを制御します。これらのパケットは、LMR ゲートウェイで、物理無線への設定済み ear and mouth(E&M; 受信と伝送)インターフェイスを介して可聴トーンに変換され、無線のトーン制御を提供します。

詳細については、P.3-5 の「無線の管理」、または『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Managing Radios」の項を参照してください。

Q. トーン制御無線のステートフルな制御シーケンスおよび一時的な制御シーケンスとは何ですか。

A. Cisco IPICS では、トーン制御無線で次の制御を行うことができます。

• ステートフルな制御:制御機能を個々のチャネル セレクタ ボタンまたはステートフルな制御シーケンスとして PMC に表示できます。ステートフルな制御シーケンスは複数の状態で構成され、各状態は別個のチャネル セレクタ(トーン制御)ボタンとして PMC に表示されます。ステートフルな制御シーケンスの例としては、無線の電力レベルがあります。

• 一時的な制御:関連付けられているボタンを PMC ユーザが押すと、一時的なトーンの再生が開始されます。ユーザが一時的な制御のボタンを押すと、そのボタンは一瞬の間、押された状態で表示された後、元の状態に戻ります。

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5-23Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 5章 よくある質問

Q. ディスクリプタ ファイルとは何ですか。また、ディスクリプタ ファイルはCisco IPICS でどのように使用されますか。

A. Cisco IPICS には、2 つのタイプのディスクリプタ ファイルがあります。

• 無線ディスクリプタ ファイル:無線ディスクリプタは、無線の機能を制御するために使用されるコマンドを含む .xml ファイルです。このファイルには、無線の周波数を変更するために使用されるチャネル セレクタ、および無線のステートフルな制御と一時的な制御を可能にする制御機能が含まれています。

• トーン ディスクリプタ ファイル:トーン ディスクリプタは、コマンド、および 1 つ以上の Cisco IPICS チャネルに関連付けることができる無線信号を定義する .xml ファイルです。コマンドはどの無線ディスクリプタからも参照でき、信号はどのチャネルにも関連付けることができます。

詳細については、P.3-7 の「無線ディスクリプタとトーン ディスクリプタの管理」、または『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Managing Radio and Tone Descriptors」の項を参照してください。

VTG

Q. VTG とは何ですか。

A. VTG(仮想トーク グループ)を使用すると、さまざまなチャネル上の複数の参加者が 1 つのマルチキャスト アドレスを使用して通信できます。VTGの参加者には、ユーザ、ユーザ グループ、チャネル(PTT および無線)、チャネル グループ、および他の VTG が含まれます。アクティブな VTG とは、すべての参加者が相互にライブ接続を持つ VTG です。VTG の詳細については、P.2-8 の「VTG の概要」、または『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release2.1(1)』の「Performing Cisco IPICS Dispatcher Tasks」を参照してください。

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第 5章 よくある質問

5-24Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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Q. 複数のディスパッチャが同時に Cisco IPICS にログインすることはできますか。

A. はい。Cisco IPICS では、複数のディスパッチャがシステムに同時にログインできます。このシナリオでは、あるディスパッチャによって VTG にコミットされたユーザ、チャネル、またはグループが、別のディスパッチャから要

求される可能性があるため、ディスパッチャ間の調整が必要になります。

Cisco IPICS の ops ビュー機能では、ビューのセグメント化によってこのシナリオをサポートするメカニズムが提供されます。ops ビューでは、ディスパッチャが表示して制御できる VTG 参加者は、そのディスパッチャが属する特定の ops ビューに割り当てられている VTG 参加者だけです。

Q. 非アクティブな VTG とアクティブな VTG の違いは何ですか。

A. 非アクティブな VTG では、ネットワーク リソースをコミットすることも、進行中の VTG(アクティブな VTG)に影響を与えることもなく、メンバー(ユーザ、チャネル、および VTG)のさまざまな構成を作成できます。ディスパッチャは、非アクティブな VTG をいつでもアクティブにすることができます。VTG をアクティブにすることで、VTG の参加者が集められ、ライブ会議が開催されます。

非アクティブな VTG を変更した場合は、その VTG をアクティブにするまで、システム リソースでも参加者間の通信でも変更が行われません。アクティブな VTG に変更を加えた場合、その VTG の元のアトリビュート(非アクティブな VTG)は変更されないままです。

VTG に関する情報を表示するには、VTG Management > Virtual Talk Groupsウィンドウに表示される VTG 名をクリックします。VTG に関する情報が、別のウィンドウに表示されます。

非アクティブな VTG およびアクティブな VTG の詳細については、P.2-8 の「VTG の概要」、または『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Performing Cisco IPICS Dispatcher Tasks」を参照してください。

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5-25Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 5章 よくある質問

ops ビュー

Q. ops ビューとは何ですか。

A. ops ビュー(操作ビュー)を使用すると、権限を与えられた Cisco IPICS ユーザが Cisco IPICS Administration Console で表示できるリソースをセグメント化できます。ops ビューでは、組織、会社、部署、管区、地方自治体、サイトなどのさまざまなエンティティを、互いに分離された個別のビューに編成

またはセグメント化できます。

(注) ops ビューは、チャネルおよび VTG が PMC または Cisco Unified IP Phoneでどのように表示されるかに影響しません。

Q. ops ビューの Belongs To アトリビュートと Accessible To アトリビュートの違いは何ですか。

A. Belongs To アトリビュートでは、リソースが属する ops ビュー、つまり opsビューが所有するリソースが決まります。新しい ops ビューの作成後、システム管理者はその ops ビューにリソース(チャネルやユーザなど)を関連付けることができます。オペレータは、その ops ビューに属し、かつその特定の ops ビュー内で表示可能な ops ビュー リソースを管理できる、別のオペレータ ユーザ ID を作成します。

Accessible To アトリビュートは、ops ビューがそのリソースにアクセスできる(そのリソースを表示できる)ことを示します。ユーザは、自分が属する

ops ビューがアクセス可能なリソースだけにアクセスできます。ops ビューの詳細については、P.2-9 の「ops ビューの概要」、または『Cisco IPICS ServerAdministration Guide, Release 2.1(1)』の「Configuring and Managing Cisco IPICSOperational Views」を参照してください。

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第 5章 よくある質問

5-26Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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Q. SYSTEM ops ビューとは何ですか。

A. SYSTEM ops ビューとは、Cisco IPICS サーバがデフォルトで表示する opsビューです。SYSTEM ops ビューは、Cisco IPICS 管理者が属するホーム ベースつまりシステム全体のビューです。新しい ops ビューを作成すると、SYSTEM ops ビューから新しい ops ビューにポートが再割り当てされます。これは、作成する追加の ops ビューすべてにあてはまります。

Q. どの Cisco IPICS ロールが新しい ops ビューを作成できますか。

A. システム管理者だけが、サーバに新しい ops ビューを作成できます。作成できる ops ビューの数は、Cisco IPICS のライセンスが提供する ops ビュー ポートの数によって異なります。システム内の ops ビュー ポートの数を表示するには、Administration Console で Administration > License Management ウィンドウにアクセスします。ops ビュー ポートの詳細については、『Cisco IPICSServer Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Understanding the License Management Window」を参照してください。

新しい ops ビューの作成後、その ops ビューにリソース(チャネルなど)を関連付けることができます。オペレータは、その ops ビューに属し、かつその特定の ops ビュー内で表示可能な ops ビュー リソースを管理できる、別のオペレータ ユーザを作成します。

リソースが、あるユーザの ops ビューに属する別のリソースを含むか、またはそのようなリソースに関連付けられている場合、そのユーザは、その関連

付けられているリソースを削除できますが、その他の方法でそのリソースを

変更できません。ops ビューの詳細については、P.2-9 の「ops ビューの概要」、または『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Configuringand Managing Cisco IPICS Operational Views」を参照してください。

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5-27Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 5章 よくある質問

サービサビリティ

Q. Cisco IPICS でサービサビリティ情報および診断情報を表示するには、どうすればよいですか。

A. Cisco IPICS でシステムのサービサビリティ情報および診断情報をリアルタイムで表示するには、Serviceability 領域に移動してから、次の各ウィンドウに移動できます。

• Dashboard:このウィンドウには、Cisco IPICS のシステム情報およびリソース情報が表示されます。詳細については、P.4-2 の「Dashboard ウィンドウでのリアルタイム システム ステータスの表示」を参照してください。

• Diagnostics:このウィンドウには、Cisco IPICS サーバ、およびサーバと対話する Cisco IPICS システムのコンポーネントに関する概要情報が表示されます。このウィンドウから、診断スクリプトを実行したり、追加の診断情報をダウンロードしたりすることもできます。詳細については、P.4-3 の「診断情報の表示とダウンロード」を参照してください。

• System Logs:このウィンドウには、Cisco IPICS のロギング情報が表示されます。この情報は、システムのトラブルシューティングやデバッグに役立ちます。詳細については、P.4-6 の「Cisco IPICS のシステム ログの表示とダウンロード」を参照してください。

Cisco Unified IP Phone

Q. Cisco Unified IP Phone のタイムアウト期間を指定して、特定の期間非アクティビティ状態が続くと電話機がタイムアウトするようにできますか。

A. はい。Administration > Options ウィンドウで Cisco Unified IP Phone TimeoutPeriod の設定値を変更することにより、設定した期間非アクティビティ状態が続くと、IP Phone がタイムアウトしてユーザに再びログインするよう強制するかどうかを指定できます。Cisco IPICS のオプションの詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Managing Cisco

IPICS Options」を参照してください。

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第 5章 よくある質問

5-28Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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Q. ユーザがより速く Cisco IPICS サービスにアクセスできるように、IP Phoneユーザのログインをバイパスすることはできますか。

A. はい。ログインを要求したくないユーザが存在する場合は、Cisco Unified Communications Manager で、そのような各 IP Phone ユーザのログインをバイパスする別個のサービスを設定できます。

Cisco Unified IP Phone でユーザのログイン クレデンシャルを要求しないように Cisco IPICS サービスを設定した場合、1 つのチャネルまたは VTG だけが割り当てられていると、Cisco IPICS サービスは自動的にそのチャネルまたはVTG をアクティブにします。

ユーザのログインをバイパスするように Cisco IPICS サービスを設定し、複数のチャネルまたは VTG が割り当てられている場合、Cisco IPICS は IPPhone にそれらのチャネルおよび VTG のリストを表示します。

詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の付録「Setting Up and Using a Cisco Unified IP Phone as a Cisco IPICS Push-To-TalkDevice」を参照してください。

Q. ユーザがチャネルまたは VTG に接続されているときのメイン画面に Logoutソフトキーが表示されるように IP Phone を設定する方法はありますか。

A. はい。一部の IP Phone モデルでは、Cisco IPICS サービスの URL 設定に特別なパラメータを追加して、IP Phone ユーザがチャネルまたは VTG に接続されているときに Logout ソフトキーを表示できます。

この設定では、ユーザがチャネルまたは VTG を終了した後、Logout ソフトキーにアクセスするために Back ソフトキーを押す必要がないように、Logout ソフトキーを表示できます。

(注) このパラメータを設定した場合、電話機モデルの中には、ユーザが Moreソフトキーを押して Logout を表示する必要があるものもあります。

詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の付録「Setting Up and Using a Cisco Unified IP Phone as a Cisco IPICS Push-To-TalkDevice」を参照してください。

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5-29Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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第 5章 よくある質問

Q. 電話機ユーザが Cisco IPICS サービスにログインしている間に IP Phone がCisco IPICS サーバへの接続を失っても、IP Phone は機能し続けますか。

A. 電話機ユーザが Cisco IPICS サービスにログインしている間に、電話機がCisco IPICS サーバへの接続を失っても、サービスは現在の状態を保ち、ユーザは現在選択されているチャネルまたは VTG の PTT 機能を引き続き使用できます。ただし、サーバへの接続が再度確立されるまで、電話機は他のチャ

ネルにも VTG にも接続できません。

Q. Cisco Unified IP Phone で Cisco IPICS サービスを使用する場合に従う必要のあるガイドラインはありますか。

A. Cisco Unified IP Phone で Cisco IPICS サービスを使用する場合に注意する必要のあるいくつかのガイドラインがあります。次のリストに、それらのガイ

ドラインのいくつかを示します。

• Cisco Unified IP Phone で Cisco IPICS サービスの使用に関するヘルプを表示するには、Help ソフトキーを押します。

Cisco IPICS のオペレータは、Cisco IPICS サービスへのログインに使用される数字 ID と数字パスワード(PIN)を設定するか、そのようなログイン クレデンシャルが不要となるようにシステムを設定します。詳細については、

『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Managing Dial LoginInformation for a User」を参照してください。

• メニューに表示されるチャネルおよび VTG は、Cisco IPICS サービスが開始された時点でユーザが使用できるものです。更新されたチャネル リストを表示するには、Update ソフトキーを押します。Cisco IPICS サーバは、チャネルおよび VTG の情報を電話機に自動的にダウンロードしません。

• Cisco IPICS から Cisco Unified IP Phone に返されるチャネルは、ユーザのDial Login タブの Default Location フィールドに定義されているマルチキャスト接続を持つ必要があります。

詳細、および使用上のガイドラインの完全なリストについては、『Cisco IPICSServer Administration Guide, Release 2.1(1)』の「Using the Cisco IPICS Service ona Cisco Unified IP Phone」を参照してください。

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第 5章 よくある質問

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G L O S S A R Y

A

Administration Console

Cisco IPICS サーバ ソフトウェアのグラフィカル ユーザ インターフェイス(GUI)。権限を与えられた Cisco IPICS ユーザは、Cisco IPICS のリソース、イベント、および VTG をこのインターフェイスを使用して管理および設定できます。

All Talk ボタン 選択したすべてのチャネルで同時に発言できるようにします。

C

CAI 共通無線インターフェイス(common air interface)の略。P25 準拠の無線システムおよび装置に採用されている、デジタル無線通信メディアのための標準。P25 Phase Iの標準では、周波数分割多重アクセス(FDMA)テクノロジーについて規定されています。

CAS 個別線信号方式(channel associated signaling)の略。音声チャネル内でシグナリング情報を伝送すること。CAS シグナリングは、ユーザの帯域幅がネットワークによって他の目的のために失われるため、損失ビット シグナリングとも呼ばれます。

channel select チェックボックス

PMC 上の指定したチャネルを、オーディオ伝送用に選択または選択解除する機能を提供します。

Cisco IPICS Cisco IP Interoperability and Collaboration System の略。Cisco IPICS システムは、音声チャネル、トーク グループ、および VTG を相互接続して個々のシステム間の通信をブリッジすることにより、音声の相互運用のための IP 標準ベースのソリューションを提供します。

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Cisco IPICS サーバ Cisco IPICS システムの基幹機能を提供します。Cisco IPICS サーバ ソフトウェアは、所定の Cisco Media Convergence Server(MCS)プラットフォームの Linux オペレーティング システム上で動作します。このサーバ ソフトウェアはインシデント管理フレームワークの管理用 GUI を備えており、ユーザ、チャネル、VTG のための動的リソースを管理できます。また、テレフォニー ダイヤル機能を使用可能にし、ポリシーおよびユーザ通知の管理と実行を担当する Cisco IPICS ポリシー エンジンを内蔵しています。

Cisco IPICS ポリシー エンジン

このコンポーネントは Cisco IPICS サーバに統合されており、テレフォニー ダイヤル機能を使用可能にし、ポリシーおよびユーザ通知の管理と実行を担当します。

Cisco Security Agent 既知および未知のセキュリティ脅威を識別、阻止、および排除して、サーバおよび

デスクトップ コンピュータ システム(エンドポイント)を脅威から保護します。

Cisco Unified Communications Manager(CallManager)

シスコの IP テレフォニー ソリューションのソフトウェア ベース コール処理コンポーネント。Cisco Unified Communications Manager(CallManager)は、企業の電話機能を拡張して、Cisco Unified IP Phone、メディア処理装置、VoIP ゲートウェイ、およびマルチメディア アプリケーションなどのパケット テレフォニー ネットワークデバイスとして利用できるようにします。

Cisco Unified IP Phone IP ネットワーク上で音声通信を利用するための機能をすべて備えた電話機。ユーザは、Cisco Unified IP Phone を PTT デバイスとして使用することで、PTT チャネルまたは VTG に参加できます。

CLI コマンドライン インターフェイス(command-line interface)の略。コマンドやオプション引数を入力して、オペレーティング システムを対話式で利用するためのインターフェイス。

COR 搬送波作動リレー(carrier operated relay)の略。無線がトラフィックを受信しているときのシグナリングに使用される電気信号。

D

DS0 デジタル サービス 0(digital service zero)の略。DS1(T1 とも呼ばれる)デジタルインターフェイス上の 1 つのタイムスロット、つまり 64 Kbps の同期全二重データチャネルです。通常は、PBX 上の 1 つの音声接続に使用されます。

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DTMF dual tone multi-frequency の略。電話キーパッドのキーを押したときに生成される、電話会社への信号。DTMF では、電話機で押す各キー(0 ~ 9、*、および #)により、特定の周波数を持つ 2 つのトーンが生成されます。1 つのトーンはトーンの高周波数グループから生成され、もう 1 つのトーンは低周波数グループから生成されます。音声ゲートウェイは、多くの場合、これらのインバンド トーンをストリッピングし、SIP、H.323、または他のメッセージでアウトオブバンドによって提供します。

E

E&M 受信と伝送(recEive and transMit)の略。耳と口(ear and mouth)の略でもあります。E&M インターフェイスは、無線と LMR ゲートウェイの間のアナログ インターフェイスとして、無線チャネルからの音声信号を提供します。このチャネルは IP マルチキャストまたはユニキャストにマッピングされます。E&M インターフェイスは、アナログ トランキングの最も一般的な形態です。

1. 2 方向のスイッチ間接続、またはスイッチからネットワークへの接続などに使用されるトランキング構成。シスコのアナログ E&M インターフェイスは、PBX トランク回線(タイ ライン)に接続するための RJ-48 コネクタです。E&M は E1 およびT1 デジタル インターフェイスでも使用できます。

2. テレコミュニケーション産業で従来から使用されているシグナリング方式。電話機の耳(受信)と口(送信)コンポーネントである受話器を使用することを指します。

E リード E&M インターフェイスの耳(受信)部分。E リードは、LMR ゲートウェイの受信パスです。

F

FDM 周波数分割多重(frequency-division multiplexing)の略。複数のチャネルが送信する情報に対して、単一回線上の帯域幅を周波数に基づいて割り振ることができる技術。

FDMA 周波数分割多重接続(frequency-division multiple access)の略。個々の会話が、それぞれ異なる周波数に割り振られるチャネル アクセス方式。非常に狭い帯域幅の中で、ライセンスを付与された複数のチャネルを運用する場合に利用されます。

FLEXlm 特定のシステムにライセンスを適用するためのシスコ ソフトウェア。FLEXlm を導入すると、Cisco IPICS ソフトウェアはライセンスのある対応ハードウェア上でのみ動作するようになります。

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G

GRE 総称ルーティング カプセル化(generic routing encapsulation)の略。遠隔地点にあるシスコ ルータへの仮想的なポイントツーポイント リンクを IP インターネットワーク上に作成し、IP トンネルの内部で各種のプロトコル パケットをカプセル化できるトンネリング プロトコル。GRE を使用する IP トンネリングでは、単一プロトコルのバックボーン環境にマルチプロトコルのサブネットワークを接続し、単一プロト

コルのバックボーン環境を越えたネットワーク拡張を実現できます。通常、GRE が使用されるのはマルチキャスト トラフィックをルータ間でルーティングする場合です。

H

H.323 標準化された通信プロトコルを使用して異種通信デバイスが互いに通信するため

の、一連の共通コーデック、コールのセットアップとネゴシエーション手順、およ

び基本的なデータ伝送方式を定義しています。

HLGT 高レベル ガード トーン(high level guard tone)の略。覚醒トーンとも呼ばれます。このトーンは大音量に設定され、通常は、プリアンブルの最初のトーンとなります。

このトーンは、その後に別のトーン(通常は、機能トーン)が続くことを無線に通

知するために使用されます。「ガード トーン」を参照してください。

Hoot & Holler(Hootie)

最近の発言者(複数可)が 1 つのマルチキャスト出力ストリームに混合される通信システム。「hootie」とも呼ばれるこれらのネットワークは、「常時オン」のマルチユーザ会議を提供するので、ユーザはダイヤルして会議に参加する必要がありませ

ん。

Cisco Hoot & Holler 機能は、Cisco IOS の特定のバージョンで使用できます。

I

informix linux グループ

このグループのメンバーは、Informix データベース アプリケーションに関連するCisco IPICS サーバのフォルダ、ファイル、およびスクリプトへのフル権限を保持します。このメンバーには informix ユーザと ipicsdba ユーザが含まれます。

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informix ユーザ ID informix linux グループと ipics linux グループの両方に属する Cisco IPICS Linux ユーザ。informix linux グループのユーザは、Cisco IPICS データベース サーバのフォルダ、ファイル、およびスクリプトへのフル権限を保持し、ipics linux グループのユーザは、Cisco IPICS アプリケーション関連のフォルダ、ファイル、およびスクリプトへのフル権限を保持します。また、このユーザは、Informix データベース インスタンスへのフル管理権限も保持します。Cisco IPICS は、ソフトウェアのインストール中に、この Linux システム ユーザ ID を作成し、パスワードを生成します。このユーザ ID のパスワードが期限切れになることはありません。

informix ユーザにアクセスするには、ルート ユーザ ID を使用して Cisco IPICS サーバにログインし、su - informix と入力します(ルートからスーパーユーザになります)。

ipicsadmin ユーザ ID ipics linux グループに属する Cisco IPICS Linux ユーザ。このユーザは、Cisco IPICSアプリケーションとデータベースのバックアップおよび復元操作に関連する CiscoIPICS サーバのフォルダ、ファイル、およびスクリプトへのフル権限を保持します。また、ipicsadmin ユーザは、Informix データベースに対するデータの読み取りおよび書き込み権限も保持します。Cisco IPICS は、ソフトウェアのインストール中に、この Linux システム ユーザ ID を作成します。このユーザ ID のパスワードが期限切れになることはありません。

ipicsdba ユーザ ID informix linux グループと ipics linux グループの両方に属する Cisco IPICS Linux ユーザ。informix linux グループのユーザは、Cisco IPICS データベース サーバのフォルダ、ファイル、およびスクリプトへのフル権限を保持し、ipics linux グループのユーザは、Cisco IPICS アプリケーション関連のフォルダ、ファイル、およびスクリプトへのフル権限を保持します。また、ipicsdba ユーザは、Informix データベース インスタンスでデータの読み取りと書き込み、テーブルの作成、およびデータベースの作

成を行う権限も保持します。Cisco IPICS は、ソフトウェアのインストール中に、この Linux システム ユーザ ID を作成し、パスワードを生成します。このユーザ ID のパスワードが期限切れになることはありません。

ipicsdba ユーザにアクセスするには、ルート ユーザ ID を使用して Cisco IPICS サーバにログインし、su - ipicsdba と入力します(ルートからスーパーユーザになります)。

ipics linux グループ このグループのメンバーは、Cisco IPICS アプリケーションとデータベースのバックアップおよび復元操作に関連する Cisco IPICS サーバのフォルダ、ファイル、およびスクリプトへのフル権限を保持します。このメンバーには ipicsadmin、ipicsdba、および informix ユーザが含まれます。

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ipics ユーザ ID Cisco IPICS Administration Console から管理関連のタスクをすべて実行できる CiscoIPICS アプリケーションレベルのユーザ ID。Cisco IPICS は、ソフトウェアのインストール中に、この Web ベースのユーザ ID を作成します。

IPSec IP セキュリティ(IP Security)の略。参加しているピア間での、データ機密保持、データ整合性、データ認証を提供するオープン標準のフレームワークです。IPSecは、IP レイヤでこれらのセキュリティ サービスを提供します。IPSec では、ローカル ポリシーに基づくプロトコルとアルゴリズムのネゴシエーション処理、およびIPSec で使用される暗号鍵と認証鍵の生成に IKE を使用します。IPSec によって、2つのホスト間、2 つのセキュリティ ゲートウェイ間、またはセキュリティ ゲートウェイとホスト間のデータ フローを 1 つまたはそれ以上保護できます。

L

LLGT 低レベル ガード トーン(low level guard tone)の略。このトーンは、保留トーンまたはキーイング トーンとして使用されます。「ガード トーン」を参照してください。

LMR 陸上移動無線(land mobile radio)の略。陸上移動無線(LMR)システムは、所定の周波数で相互通信するために設計された、携帯型および固定型の無線装置の集合で

す。地理的に分散した、移動するユーザ間での即時通信が必要な組織で導入されま

す。

この用語は、多くの場合、携帯型または車載型のデバイスと固定型のトランスミッ

タの間で同じ意味に使用されます。固定型のデバイスは、通常、ベース ステーションと呼ばれます。

Cisco IPICS は、特定の Cisco IOS バージョンで使用できる Cisco Hoot & Holler 機能を利用して、Cisco IPICS ソリューションへの無線の統合を実現します。LMR を統合するには、無線またはその他の PTT デバイス(Nextel 電話機など)への受信と伝送(E&M)インターフェイスを用意します。このインターフェイスは、音声ポートとして設定することで無線への適切な電気的インターフェイスになります。この音

声ポートは、VoIP ダイヤル ピアに対応する接続トランク エントリを使用して設定します。このダイヤル ピアは、マルチキャスト アドレスへの接続に関連付けます。このように設定すると、同じマルチキャスト アドレスを使用して、対応するチャネルを Cisco IPICS で設定できます。このチャネルによって、Cisco IPICS が目的のエンドポイント間に通信パスを提供できます。

LMR ゲートウェイ 陸上移動無線(land mobile radio)ゲートウェイの略。IP トラフィックを無線で使用できるようにデジタルからアナログに変換する、ルータの E&M インターフェイスを指します。

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M

M リード E&M インターフェイスの口(伝送)部分。M リードは、LMR ゲートウェイの伝送パスです。

N

NAT ネットワーク アドレス変換(network address translation)の略。グローバルに一意でないアドレスを、インターネットに接続するためのグローバル ルーティング可能なアドレスに変換するメカニズムを提供します。

O

ops ビュー 操作ビュー(operational view)のこと。ユーザ、ユーザ グループ、チャネル、チャネル グループ、VTG、およびポリシーを、通常であればリソースを共有することがない複数の組織や機関にまたがって、ユーザ定義可能な複数のビューに編成するこ

とができる Cisco IPICS の機能。ops ビューは、Cisco IPICS システムの管理者またはops ビュー管理者が個別に管理します。この機能を利用すると、複数のエンティティで 1 つの Cisco IPICS サーバを使用し、業務のニーズに応じて複数の ops ビューにわたってリソースを共有することもできます。

ops ビュー管理者 ops ビュー管理者が実施できる作業には、ops ビューがフィルタリングしたアクティビティ ログの管理と監視が含まれます。このログには、Administration Console のActivity Log Management ウィンドウ(Administration > Activity Log Management)でアクセスできます。

OTAR 無線での再施錠(over-the-air re-keying)の略。移動無線または携帯無線の内部にプログラミングされている暗号鍵を、無線周波数を通じて更新または変更できます。

P

PIM Protocol Independent Multicast の略。既存の IP ネットワークに IP マルチキャスト ルーティング機能を付加できるマルチキャスト ルーティング アーキテクチャ。PIM はプロトコルに依存しないユニキャスト ルーティングであり、PIM dense モードと PIMsparse モードという 2 つのモードで運用できます。

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PIM dense モード 2 つの PIM 運用モードの 1 つ。PIM dense モードはデータ駆動型であり、一般的なマルチキャスト ルーティング プロトコルと類似しています。プルーニングと切り捨てが発生するまで、すべての発信インターフェイスにパケットが転送されます。denseモードでは、受信側が密集していて、転送されてくるデータグラムをダウンストリー

ム ネットワークが必要とし、使用することを前提としています。dense モードを使用する場合のマイナス点は、このモードのデフォルトであるフラッディング動作で

す。「稠密モード PIM」または「PIM DM」と呼ばれることがあります。

PIM sparse モード 2 つの PIM 運用モードの 1 つ。PIM sparse モードは、データの配信を制限して、ネットワーク内のデータ受信ルータ数を最小限に抑えることを目的としています。パ

ケットが送信されるのは、ランデブー ポイント(RP)で明示的に要求された場合だけです。sparse モードでは、受信側が広範囲に分散していて、送信されてくるデータグラムをダウンストリーム ネットワークが必ずしも使用しないことを前提としています。sparse モードを使用する場合のマイナス点は、明示的参加メッセージを定期的に更新する必要があること、および RP を必要とすることです。「希薄モードPIM」または「PIM SM」と呼ばれることがあります。

PMC Push-to-Talk Management Center の略。携帯型の無線をシミュレートして、PC ユーザが PTT 機能を使用できるようにするスタンドアロンの PC ベース ソフトウェア アプリケーションです。このアプリケーションを使用すると、Cisco IPICS PMC のエンドユーザ、各地に派遣されている人員、および管理者が 1 つまたはそれ以上のチャネルまたは VTG に同時に参加できます。

PMC ID Cisco IPICS サーバが各 PMC に対して生成する一意の ID。PMC と Cisco IPICSサーバ間で交換される要求を記録し、ライセンス管理のために PMC の同時利用を検証および管理する目的で使用されます。

PTT Push-to-Talk の略。無線周波数エネルギーの伝送を発生させる、信号から無線へのトランスミッタ。

無線をキーイングする、つまり無線による伝送を発生させるアクション。シスコ

ルータでは、無線に伝送をシグナリングするために E リード(キー トーン)が使用されます。

PTT チャネル 信号を送受信する、1 つの単方向パスまたは双方向パスで構成されるチャネル。CiscoIPICS ソリューションの場合、チャネルは、従来の無線の物理無線周波数(RF)チャネルにマッピングされる 1 つの LMR ゲートウェイ ポートを表します。

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PTT チャネル グループ

使用可能な PTT チャネルを論理的にグループ分けして、分類に使用できるようにしたもの。

PTT チャネル ボタン マウスでクリックする(押す)PMC 上のボタン。押したままにすると発言できます。このボタンのラッチ機能を使用すると、1 つまたはそれ以上のチャネルで同時に発言できます。

Q

QoS Quality of Service の略。伝送の品質およびサービスの可用性を含めた、伝送システムのパフォーマンスの尺度。

R

RF 無線周波数(radio frequency)の略。電磁波スペクトルの範囲内にある、任意の周波数。通常は、無線周波の伝搬に関係するもの。一般的には、300 GHz 未満の周波数を使用した無線通信を指します。

RFC 2833 DTMS シグナリング、他のトーン信号、およびテレフォニー イベントを RTP パケットで伝搬する方法が記述されている、インターネット技術特別調査委員会(IETF)仕様。RFC 2833 を使用すると、パケットをコンパクトに構成して、指定された期間および音量レベルを含む特定のシーケンスで、一連のトーン(DTMF を含む)を再生できます。

RF リピータ 入力信号を、その性質(アナログまたはデジタル)にかかわらず増幅するアナログ

デバイス。または、デジタル入力信号を再送信のために増幅、再構成、再スケジュー

ルするか、これらの処理を組み合せて実行するデジタル デバイス。

RMS ルータ メディア サービス(router media service)の略。Cisco IPICS PMC が VTG にリモート接続できるようにするコンポーネント。このサービスは、ループバック機

能を利用した複数の VTG のリモート接続(結合)もサポートします。

RMS は VTG を支援してマルチキャスト チャネルを混合するほか、PMC の SIPベース(ユニキャスト)接続をマルチキャスト チャネルまたは VTG に混合します。RMS は、スタンドアロン コンポーネント(RMS ルータ)としてインストールすることも、LMR ゲートウェイにインストールされる追加機能としてインストールすることもできます。

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RTP Real-Time Transport Protocol の略。音声、映像、シミュレーション データなどのリアルタイム データを伝送するアプリケーションに対して、マルチキャストまたはユニキャストのネットワーク サービスを通じた、エンドツーエンドのネットワーク伝送機能を提供するために IP ネットワークで広く使用されています。

RTCP Real-time Transport Control Protocol の略。重要なイベントまたは伝送統計情報を送信者および受信者に通知するための標準。RTCP の最も一般的な形式は、送信者レポートと受信者レポートです。

T

T1 デジタル WAN キャリアのファシリティ。T1 は、AMI(alternate mark inversion; 交互マーク反転)または Binary 8-zero Substitution(B8ZS)符号化を使用し、電話交換網を通じて DS-1 形式のデータを 1.544 Mbps で伝送します。

T1 ループバック マルチキャストからユニキャストへのマッピングを可能にし、ユニキャスト電話

コールを LMR または他のマルチキャスト オーディオ ストリームに接続できます。ループバックは、使用可能な 2 つの T1 インターフェイスで構成されます。

TCP 伝送制御プロトコル(transmission control protocol)の略。信頼性のある全二重データ伝送を提供する、コネクション型のトランスポート レイヤ プロトコル。TCP は、TCP/IP プロトコル スタックの一部です。

TDMA 時分割多重接続(time division multiple access)の略。各チャネルの伝送のためにそれぞれ別の時間間隔(「スロット」または「スライス」)を割り当てることにより、複

数の情報チャネルを同一のリンク上で伝送するタイプの多重化方式。

TIA/EIA-102 標準 次世代の公衆安全無線に利用される音声およびデータの技術標準を策定することを

目的とした、政府と産業界共同の取り組み。

TUI テレフォニー ユーザ インターフェイス(telephony user interface)の略。ダイヤル エンジンが提供するテレフォニー インターフェイス。発信者が、トーク グループへの参加やポリシーの呼び出しなどの作業を実行できます。

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11Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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V

VAD 音声アクティビティ検出(voice activity detection)の略。音声ポートまたはダイヤルピアで VAD が有効になっている場合、人間に聞こえる音声だけがネットワーク上で伝送されます。Cisco IPICS で VAD が有効になっている場合、PMC は、ユーザの音声を検出したときに限り音声トラフィックを送信します。

VoIP Voice over Internet Protocol の略。音声ストリームをデジタル化およびパケット化することで、POTS 同様の機能、信頼性、および音声品質を保ちながら、音声コールを IP ネットワーク上で伝搬する機能を提供します。

VOX 音声作動型伝送(voice-operated transmit)の略。接続されている音響電気変換器によって感知された音または音声エネルギーが、所定のしきい値を超えた場合に作動

するキーイング リレー。VOX は音声エネルギーに応じてトランスミッタを駆動させるので、Push-to-Talk 操作の必要がなくなります。

VTG 仮想トーク グループ(virtual talk group)の略。VTG には、チャネル、チャネル グループ、ユーザ、ユーザ グループを任意に組み合せて入れることができます。VTGに他の VTG を入れることもできます。

VTG 参加者追加 選択した参加者(複数可)を、選択した VTG に追加するアクション。

VTG のアクティブ化 事前に設定した VTG をアクティブにするアクション。期間を指定することもできます。指定された期間が終わると、VTG が非アクティブになります。期間が指定されていない場合は、ディスパッチャが Cisco IPICS Administration Console の VTGManagement 領域から VTG を手動で非アクティブにする必要があります。

VTG への招待 ダイヤルアウト招待アクションの 1 つ。招待できるユーザは事前に設定済みですが、招待先となる VTG は、ポリシーの呼び出し側がダイヤルインしている VTG によって決まります。

アイドル トーン 着信トラフィックがないことを LMR ゲートウェイにシグナリングするために、無線が M リードで送信できるトーン。アイドル トーンがなくなると、LMR ゲートウェイは、すべての信号を有効な音声トラフィックとみなします。

アクション ポリシーを介して実行される個別の機能。個別の機能には、VTG のアクティブ化、通知、VTG 参加者の追加、ダイヤルアウト、VTG への招待があります。

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12Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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アクティブ SIP(ユニキャスト)回線またはマルチキャスト回線が完全に動作していることを示す VTG の状態。PTT および音量インジケータが強調表示されます。

アクティブ化中 PMC で Activate ボタンをクリックすると有効になる状態。システムがアクティブ化と接続を試行している間は、Activate ボタンが強調表示され、PMC の他のボタンは非アクティブ状態になります。

アクティブ化ボタン このボタンは、PMC 上の機能のアクティブと非アクティブを切り替えます。PMC のこのボタンをクリックすると、チャネルが(発信のために)アクティブになります。

もう一度クリックすると、チャネルが非アクティブになります。

アクティブな仮想トー

ク グループ仮想トーク グループ(VTG)は、マルチキャスト アドレスや必要なダイヤルインピアなど、グローバル リソースを Cisco IPICS がコミットするとアクティブになり、VTG 内の参加者が互いに通信できるようになります。

アラート トーン サイレンや小鳥のさえずりなどの可聴トーン。無線リスナーの注意を引くために使

用されます。

アラート トーン ボタン

1 つまたは複数のチャネルのアラート トーンを再生できる、PMC 上のボタン。

暗号化(encipher) 暗号を使用して、プレーンテキストを理解不能な形式に変換すること。

暗号化(encryption) 特定のアルゴリズムを適用してデータを見かけ上改変し、不正なユーザが理解でき

ないようにすること。

イベント Cisco IPICS ソリューション内のアクティブな VTG。

インシデント管理フ

レームワーク

ユーザ、無線チャネル、カメラ、センサー情報などのリソースを、ポリシーまたは

インシデントのニーズに基づいて配信するための調整可能な GUI を備えたソフトウェア フレームワーク。

インバンド インバンドで送信されるトラフィックは、real-time traffic protocol(RTP)と同じストリームに含まれます。インバンド信号は、符号化された信号である場合も、RFC2833 の信号である場合もあります。

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エンコード 情報を、必要な伝送形式に変換すること。

オフライン モード サーバへの接続がオフラインになると、PMC はオフライン モードに入ります。オフライン モードを利用すると、サーバがダウンしている間も通信を継続できます。オフライン モードを使用するには、少なくとも 1 回、サーバに正常にログインしている必要があります。

オペレータ Cisco IPICS のオペレータは、ユーザの設定と管理、アクセス特権の設定、およびユーザ ロールと ops ビューの割り当てを担当します。

音声の再生 PMC ユーザが、チャネルごとにバッファされている音声を再生できる機能。

音声の相互運用性 音声の相互運用性があると、異種の装置やネットワークが互いに正常に通信するこ

とができます。

音声ユーザ名 チャネル、チャネル グループ、VTG、ユーザ、ユーザ グループ、ops ビュー、ポリシーなどのエンティティに使用される、名前の録音物。この名前は、ポリシー エンジンを使用して録音することも、外部で録音し、システムにアップロード可能な .wavファイルを利用することもできます。

音量インジケータ PMC の音量インジケータは、チャネルの現在の音量レベルをグラフ形式で示します。

音量上 /下ボタン 音量レベルを制御するための PMC 上のボタン。

ガード トーン 最も一般的なガード トーンは、high level guard tone(HLGT; 高レベル ガード トーン)と low level guard tone(LLGT; 低レベル ガード トーン)です。HLGT は、その後に機能トーンが続くことを無線に通知するために使用されます。LLGT は、保留トーンまたはキーイング トーンとして使用されます。「トーン キーイング」を参照してください。

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会議の会議 複数の VTG で構成される会議。

下位互換性 新しい無線装置が備えている、従来のシステム インフラストラクチャ内で運用できる能力。または、従来の無線装置と直接に相互通信できる能力。この用語は、通常、

アナログ信号を伝送できるデジタル無線に対して使用されます。

解読 暗号文を、暗号化前のプレーンテキスト形式に復元すること。

仮想チャネル 仮想チャネルは、チャネルに類似していますが、無線システムが接続されていない

チャネルを作成できます。仮想チャネルを作成すると、VTG にコールするための物理携帯無線を使用していない参加者が、PMC アプリケーションまたはサポートされている Cisco Unified IP Phone モデルを使用することで参加可能になります。

カバレッジ 無線通信において、無線システムが無線通信サービスを提供できる(カバーする)

範囲である地理上の領域。「サービス配信区域」とも呼ばれます。

干渉 無線通信システムにおいて、輻射、放射、誘導、またはこれらの組み合せにより、

受信時に発生する不要なエネルギー。パフォーマンスの低下や誤動作、このような

不要エネルギーが発生していないときには抽出できる情報の欠落によって明らかに

なります。

キー 暗号コードまたは暗号方式を定義したパラメータ。

キー(無線)によって、無線による伝送が発生します。「トーン キーイング」を参照してください。

キープアライブ 2 デバイス間の仮想回線がアクティブ状態を維持していることを通知するために、あるネットワーク デバイスから別のネットワーク デバイスに送信されるメッセージ。

機能トーン 高レベル ガード トーンの後に続き、無線に特定の機能(新しい伝送周波数の選択など)を実行させるトーン。機能トーンは、多くの場合、F1、F2、F3 などと呼ばれます。「プリアンブル」および「HLGT」を参照してください。

キュー 連続的に配置された一連の項目のこと。さまざまなタイミングで発生した複数のイ

ベントを保管しておき、所定の規則に従って提供するために使用されます。この規

則は、固定されている場合も調整可能な場合もあります。

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キューイング遅延 無線通信システムにおいて、コール発信者がシグナリングを完了してから、コール

発信者に伝送許可が到達するまでの時間を指します。

キロヘルツ(KHz) 1,000 Hz を表す周波数単位。

近端 イーサネットまたは RS-232 リンクに物理的に接続されているデバイス。遠端と比較してください。遠端は、ブロードキャストの向こう側にあるデバイスを指します。

LMR ゲートウェイに接続されているベース ステーションは、近端デバイスです。一方、ベース ステーションから無線信号を受信する携帯無線は、遠端デバイスです。

グループの動的再構成 複数の無線を、無線プログラムの手動操作なしで特定のトーク グループに配置することができるトランキング システムの機能。グループの動的再構成は、システム制御コンソールを使用して開始され、トランキング システムの制御チャネルを通じて無線に伝送されます。

ゲートウェイ アプリケーション層において、あるプロトコル スタックから別のプロトコル スタックに情報を変換するデバイス。Cisco IPICS のゲートウェイ コンポーネントには、LMR ゲートウェイがあります。この機能は、通常は対応シスコ ルータに追加機能としてインストールされます。LMR ゲートウェイは、無線周波数を IP マルチキャスト ストリームにブリッジし、音声を無線ネットワークと非無線ネットワーク間で相互運用できるようにします。

コーデック コーダ /デコーダ(coder-decoder)の略。

1. パルス符号変調などを使用してアナログ信号をデジタル ビット ストリームに変換し、デジタル信号をアナログ信号に復元する集積回路デバイス。

2. Voice over IP、Voice over Frame Relay、および Voice over ATM において、音声やオーディオ信号の圧縮 /圧縮解除に使用される DSP ソフトウェア アルゴリズム。

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16Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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コール 無線用語としてのコールは、伝送キーを押したときに開始され、伝送キーを離した

ときに終了するものと定義されます。「コールごと」という用語は、何らかの形の制

御によって、無線が音声伝送前に特定の周波数を選択することを意味します。一部

の無線は、コール終了時に、あらかじめ定義されている RF チャネルに自動的に戻るように設定されています。

コール確立時間 ユーザまたは端末間で回線交換コールを確立するために必要な時間。

コール遅延 自動スイッチング デバイスに到達したコールをただちに処理できる、アイドル チャネルまたはファシリティがない場合に発生する遅延。

混合トーン 混合された 2 つのトーン。たとえば、DTMF は混合トーンです。正常に伝送するために、トーン信号を LLGT と混合する必要があります。「DTMF」を参照してください。

サービス配信区域 「カバレッジ」を参照してください。

サブスクライバ装置 無線システムで使用される、移動無線装置または携帯無線装置。

サブチャネル 別のチャネルと同じマルチキャスト アドレスを共有するチャネル。これらの複数のソース ストリーム(チャネル)は、1 つの無線チャネル上に存在できます。PMC では、無線チャネルのチャネル セレクタ ボタンを押すことにより、これらのチャネルにアクセスします。

システム アーキテクチャ

陸上移動無線システムの設計方針、物理的な構造、機能構成。アーキテクチャには、

単一サイト、マルチサイト、同時キャスト、マルチキャスト、中継レシーバ システムが含まれる場合があります。

システム管理者 Cisco IPICS のシステム管理者は、サーバ、ルータ、マルチキャスト アドレス、ロケーション、PTT チャネルなどの Cisco IPICS リソースのインストールと設定を担当します。また、ops ビューを作成し、Cisco IPICS のライセンスと PMC のバージョンを管理し、アクティビティ ログ ファイルを利用してシステムとシステム ユーザのステータスを監視します。

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周波数 周期的に実行される処理における、時間単位ごとのサイクルまたはイベントの数を

表します。周波数は、さまざまなコンテキストで使用されます。たとえば、伝送周

波数(無線が信号を送信する帯域)や、ヘルツ(Hz)で測定される可聴信号の周波数などがあります。すべてのトーン制御動作では、特定の周波数の狭い帯域内に収

まる、特定の音量(振幅)の可聴トーンが必要です。

周波数の共有 同じ無線周波数を、地理的に分散した複数のステーション(または、当該の周波数

をそれぞれ別の時間に使用する複数のステーション)に割り当てること、またはこ

れらのステーションで使用すること。

周波数変調 周波数の異なる複数の信号によって、それぞれ別のデータ値を表現する変調技術。

周波数ホッピング テレコミュニケーションの不正な傍受や妨害を最小限に抑えることを目的として、

無線での伝送中に、指定したアルゴリズムに従って周波数を継続的に切り替えるこ

と。

周波数割り当て 所定の条件下で、無線周波数または無線周波数チャネルを使用する無線ステーショ

ンに適用される割り当て。

消音 ディスパッチャが 1 つまたはそれ以上のチャネルで PMC ユーザを消音して、発言(音声の伝送)を禁止できる機能。ディスパッチャは、ユーザのマイクロフォン、ま

たはマイクロフォンとスピーカの両方を消音できます。

招待ポリシー テレフォニー ユーザ インターフェイスからのみ呼び出すことができ、VTG への招待アクションのみを含むことができるポリシー。ユーザは、トーク グループに参加すると、ブレークアウト メニューにアクセスして招待ポリシーを呼び出すことができます。招待されたユーザの参加先になるトーク グループは、このユーザが参加しているトーク グループです。

従来の無線システム オープン チャネルをユーザがリッスンして可用性を調べるという点で、電話のパーティ ラインに類似したトランキングされていないシステム。

受信インジケータ トラフィックの着信時に緑色に点滅する PMC 上のインジケータ。

シリアル制御された無

アウトオブバンド シグナリング(通常は、RS-232)を使用する無線の制御タイプ。「無線制御サービス」を参照してください。

自律システム 一元的に管理および制御されている 1 つの無線システム。管理ドメインとも呼ばれます。このシステムは、通常は単一の組織で構成されます。

信号 トランスミッタから受信者に情報を伝達する、検出可能な伝送エネルギー。

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数字 ID Cisco IPICS ユーザが選択し、ユーザ プロファイルに格納される数値型の識別子。Cisco IPICS は、この ID と数字パスワードを使用して Cisco Unified IP Phone ユーザを認証します。

スキャニング 別のチャネルまたはトーク グループで発生している会話をユーザが聞けるように、無線が自動的にチャネルまたはトーク グループを変更できるようにするサブスクライバ装置機能。

スキン スキンは、PMC の外観を形成するものです。Cisco IPICS では、スキンはカスタマイズ可能であり、4 チャネルや 8 チャネルのマウス、タッチ スクリーン形式を含むさまざまなオプションで使用できます。

スクリプト プロンプト

ダイヤル エンジン スクリプトが実行中に再生する音声プロンプト。発信者がテレフォニー ユーザ インターフェイスを使用して操作を行うときに、発信者に対して再生されます。

スケルチ 受信中の信号が非常に弱く雑音しかないときに、無線受信者への入力を停止する電

子回路。

スペクトル 電磁波分布において、利用可能な無線周波数。次の周波数は、公衆安全用として割

り当てられています。

高域 HF 25 ~ 29.99 MHz低域 VHF 30 ~ 50 MHz高域 VHF 150 ~ 174 MHz低域 UHF 406.1 ~ 420/450 ~ 470 MHzUHF TV 共通 470 ~ 512 MHz700 MHz 764 ~ 776/794 ~ 806 MHz800 MHz 806 ~ 824/851 ~ 869 MHz

スループット データ通信システム(またはシステムの一部)を通過するビット、文字、またはブ

ロックの数。

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静的に設定されたトー

ン制御

LMR ゲートウェイの静的な設定を使用して、LMR ゲートウェイに流れる各データストリームにプリアンブルまたはガード トーン(あるいはその両方)を適用できます。トラフィックがマルチキャスト アドレスで送信される場合、無線は、トーン制御シーケンスによって要求される特定の無線チャネルに自動的に切り替わります

(プリアンブルのため)。

セキュア チャネル 無線の共通無線ネットワーク(CAI)側で、安全な(暗号化またはスクランブルが施された)通信を提供する無線に接続されたチャネル(データ ネットワークに設定されているセキュリティのレベルは、LMR ゲートウェイとネットワーク接続デバイス(PMC や Cisco Unified IP Phone など)間の通信のセキュリティによって決まります)。

チャネルが安全であることを示すために、サーバで設定されるアトリビュート。安

全なものとして設定された PTT チャネルは、VTG 内の安全でないチャネルと混合できません。

線形変調 無線システムの物理トランスポート レイヤを提供する、無線周波数伝送技術の 1 つ。この技術は、デジタルおよびアナログのシステム環境と互換性があり、チャネル帯

域幅 5 ~ 50 KHz をサポートします。

相互運用性 それぞれ異なるベンダーによって製造された装置が、ネットワーク上で互いに正常

に通信できる能力。

相互支援チャネル 相互支援や相互運用にのみ使用するように予約されている、国または地方のチャネ

ル。通常は、使用を規制する制約事項や指針が定められています。

帯域幅 ネットワーク信号に対して使用できる最高周波数と最低周波数の差。また、特定の

ネットワーク メディアやプロトコルのスループット キャパシティ測定値を表す場合もあります。帯域幅は、信号の伝達に必要な周波数範囲をヘルツ(Hz)単位で指定したものです。たとえば、音声信号は通常約 7 KHz の帯域幅を必要とし、データトラフィックは通常約 50 KHz の帯域幅を必要とします。

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ダイヤルアウト招待 選択したユーザ(複数可)を、選択した VTG に招待するアクション。

電話機のユーザをトーク グループに招待するために、ポリシー エンジンによってユーザにダイヤルアウトされる電話コール。

ダイヤルイン ポリシー エンジンにダイヤルインされる電話コール。

ダイヤルイン フロア コントロール

一度に 1 人のダイヤルイン ユーザを VTG またはチャネルで発言できるようにする機能。テレフォニー ユーザ インターフェイスには、ダイヤルイン ユーザをサポートするためのダイヤルイン フロア コントロール機能が用意されています。他の PTTユーザに対しては、フロア コントロールのサポートは提供されません。

ダイヤル エンジン スクリプト

テレフォニー ユーザ インターフェイス(TUI)を提供して、発着信する電話コールを対話式で操作できるようにするため、Cisco IPICS ダイヤル エンジンが実行するスクリプト。

ダイヤル番号 ポリシー エンジンおよび SIP プロバイダーで使用される電話番号。Ops Views ウィンドウの Dial Information ペインで設定します。ユーザは、この番号をダイヤルするとテレフォニー ユーザ インターフェイスにアクセスできます。

ダイヤル ピア アドレスの設定対象にできるコール エンドポイント。Voice over IP の場合は、POTSと VoIP という 2 種類のダイヤル ピアがあります。

多重化 複数の情報チャネルを共通の伝送メディア上で組み合せること。電気通信の場合、

多重化の基本方式は時分割多重(TDM)と周波数分割多重(FDM)の 2 つです。

多目的ポリシー サポートされている任意のアクションを含んだポリシー。テレフォニー ユーザ インターフェイスまたは Cisco IPICS Administration Console を使用して呼び出すことができます。

端末 通信チャネル上で、情報を送信、受信、または送受信できるデバイス。

遅延時間 待機時間とキュー内のサービス時間の合計。

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チャネル 単一の RF 伝送を実行するために必要な帯域幅が十分にある通信パス。環境によっては、複数のチャネルを 1 本のケーブル上に多重化できる場合もあります。CiscoIPICS には、直接ダイヤル、双方向、VTG、無線チャネルなど、多くの異なるタイプのチャネルがあります。チャネルは、動的に割り当てることも、静的に割り当て

ることもできます。チャネルは、チャネルの送信元を定義する 1 つ以上のチャネル接続を持つことができます。「PTT チャネル」を参照してください。

チャネル間隔 1 つのチャネルの中央から、隣接する次のチャネルの中央までの距離。通常は KHz単位で測定します。

チャネル キャパシティ

所定の制約の下で、チャネルで実現可能な最高の情報伝送レート。

チャネル接続 コンテンツ ストリームを取得できる 1 つ以上の方式。たとえば、特定のチャネルが、さまざまロケーションのいくつかの異なるマルチキャスト アドレスや無線で検出されることがあります。

チャネル フォルダ チャネルの論理グループ。

チューニング(無線) 無線の現在の送信周波数および受信周波数を変更すること。このタスクは、通常、

何らかの形の無線制御でプリセットによって実行されます。

通知 電子メール、SMS、ポケットベル、または電話機を使用して、選択したユーザ(複数可)に通知を送信するアクション。必要な ID および電話番号は、ユーザごとの通信プリファレンスで設定します。電話機を使用して送信する通知の場合は、通知プ

ロンプトを再生する前にユーザ認証が必要です。

通知メッセージを送信する目的でユーザに発信される、電子メール、SMS、ポケットベル、または電話コール。

ディスクリート トーン

別のトーンを混合したり追加したりすることなく送信されるトーン。たとえば、低

レベル ガード トーンに機能トーンを追加すると、機能トーンの認識に影響が及ぶ可能性があります。混合トーンと比較してください。

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ディスパッチャ Cisco IPICS のディスパッチャは、VTG のセットアップ、会議を開始するための VTGのアクティブ化、非アクティブな VTG およびアクティブな VTG に対する参加者の追加と削除を担当します。また、アクティブな VTG およびイベントを監視し、必要に応じて PMC ユーザをミュートまたはミュート解除し、ポリシーを管理することができます。このポリシーは、特定の基準および指定の間隔に基づいて、VTG をアクティブまたは非アクティブにします。ポリシー管理アクティビティには、ポリシー

の作成、変更、削除、表示、および実行のほか、特権のアクティブ化があります。

デジタル変調技術 チャネルを通じて後で伝送するために、デジタル データ シーケンスを搬送波信号に乗せる技術。

伝送インジケータ PMC スキンによっては、トラフィックの伝送中にこのインジケータが赤色に点滅します。

動的無線チャネル(動

的制御)

クライアントがチャネルを使用できるように、無線特性をプリセットするために使

用される制御。

トーク グループ VTG またはチャネル。

職責の共通する無線ユーザで構成されたサブグループ。平常時にはグループ内の

ユーザとのみ共同作業し、他のサブグループとの無線インターフェイスを必要とし

ない無線ユーザをまとめたもの。

トーン キーイング トーン キーイング無線では、着信アナログ(E リード)ポートに特定のトーンが存在する必要があります。このトーンがないと、無線は伝送を行うことができません。

このトーンは、通常、ノイズの挿入によって発生する可能性のあるスプリアスな伝

送を防ぐために使用されます。

トーン シグナリング 遠端で終端することを目的とした、任意の形式の無線可聴信号。たとえば、アラー

ト トーン、DTMF トーン、ページング トーンなどです。

トーン周波数 機能トーンの特定の形式。周波数を選択するよう無線にシグナリングするために使

用されるトーン。このような可聴トーン周波数は、ルータで生成され、特定のシー

ケンスに結合されて、トーン制御機能を実行します。

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トーン制御 インバンド トーン シーケンスを使用して、無線エンドポイントの動作を変更するプロセス。インバンド トーンは、無線周波数(RF チャネル)の変更(再チューニング)、伝送電力レベルの変更、チャネルの監視などの機能の制御に使用できます。

トーン制御の最も基本的な形式(トーン キーイング)は、無線をキーイングするために使用されます。Cisco IPICS ソリューションでは、制御されている無線は、LMRゲートウェイの E&M リードに直接接続されています。

トランク ネットワーク トラフィックが伝送される 2 台のスイッチ間に存在する、物理的および論理的な接続。テレフォニーの場合、トランクは、2 つのセントラル オフィス(CO)間、または CO と PBX 間にある電話回線です。

トランク(システム) RF チャネルの選択およびアクセスを含めて、無線操作のすべての項目を中央で管理するための機能一式を備えたシステム。

トランク無線システム 複数のチャネル ペアを単一のシステムに統合します。ユーザがメッセージを伝送しようとすると、現時点で未使用のチャネル ペアをトランク システムが自動的に選択し、ユーザに割り当てて、チャネルが空くまで待機する確率を減らします。

トリガー 手動操作なしで定期的にポリシーを呼び出すための、時間ベースのイベント。

ナローバンド チャネル

占有する帯域幅が 20 KHz 未満のチャネル。

ネットワーク 通信エンティティを相互に接続したもの。

ハイバンド周波数 VHF 帯域のうち、周波数レベルが比較的高いものを指します。通常は 138 ~ 222MHz です。

パケット 制御情報を含んだヘッダーを含めて、情報を論理的にグループ分けしたもの。通常

は、ユーザ データも含まれています。

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パケット スイッチング

パケットの伝送中だけチャネルが使用されるように、アドレス指定付きのパケット

を使用してデータをルーティングおよび伝送するプロセス。伝送が完了すると、チャ

ネルは他のトラフィックの伝送に使用できる状態になります。

波長 信号を振幅と時間の平面図として表現したもの。

発言者の調停 Push-to-Talk システムにおいて、アクティブなオーディオ ストリームの決定に使用される手順。

搬送波 情報伝達信号による変調に適したウェーブ。

非アクティブ Activate ボタンを再度クリックしてチャネルを非アクティブにするか、接続が終了すると有効になる VTG 状態。PMC のボタンは、すべて強調表示が解除されます。

非アクティブ VTG 使用できる状態で保持されている VTG。Cisco IPICS サーバは、ポリシーに従って自動的に(またはディスパッチャによって手動で)アクティブにできる状態で、入力

された情報を含む非アクティブ VTG を保持します。

復号化 暗号化されたデータに暗号化アルゴリズムを逆用して、当該のデータを暗号化され

ていない元の状態に復元すること。

複数選択ボタン PMC のすべてのチャネルをオーディオ伝送用に選択または選択解除する機能を提供します。

プリアンブル 伝送に先行するトーンのシーケンス。プリアンブルには、通常、HLGT および機能トーンが含まれます。

フレーム 伝送メディアのデータリンク層で送信される情報を、論理的にグループ分けしたユ

ニット。このユニットの内部に保持されるユーザ データをカプセル化し、同期化とエラー制御に使用されるヘッダーおよびトレーラのことを指す場合もあります。OSI(Open System Interconnection; オープン システム インターコネクション )参照モデル各層における論理的な情報グループを指すものとしては、セル、データグラム、メッ

セージ、パケット、およびセグメントという用語もあります。

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フロア コントロール Push-to-Talk の発言者を調停するための標準メカニズム。

プロトコル 通信機能の実行に必要な一続きの処理について規定した、一意の規則の集合。

米国公共保安計画諮問

委員会

821 ~ 824 MHz 帯および 866 ~ 869 MHz 帯を米国全体で計画的に割り当てることを目的として設立された委員会。

米国情報通信庁 テレコミュニケーションおよび情報ポリシーについて、大統領への主要な助言機関

として機能する、米国の上級支庁。連邦政府による無線周波スペクトル利用の管理

を担当します。

ベース ステーション 陸上移動無線サービスにおける、陸上ステーション。個人向け通信サービスの場合

は、一定の場所に常設され、1 つまたは複数のコールを処理するすべての無線装置の一般的な呼称。

変調 搬送波の特性を、情報伝達信号に合せて変化させるプロセス。またはその結果。

ポータリゼーション クライアント アプリケーションのインターフェイスおよび機能をカスタマイズするための、Web プログラミング パラダイム。

保存された VTG 「非アクティブ VTG」とも呼ばれます。

ポリシー ポリシーには、連続的に実行される 1 つまたはそれ以上のアクションが含まれており、Cisco IPICS Administration Console またはテレフォニー ユーザ インターフェイスを使用して手動でアクティブにすることができます。Cisco IPICS は複数のポリシータイプをサポートしています。

ポリシー チャネル ディスパッチャがセットアップし、指定チャネルとして設定できるチャネル。つま

り、管理者がディスパッチャと対話できるように常に開いているチャネルです。

ポリシー適用ステータ

ポリシー適用が成功したか、失敗したかを示すインジケータ。ポリシーに含まれて

いる各アクションのステータスは、Cisco IPICS Administration Console で確認できます。

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マルチキャスト ネットワークによってコピーされ、特定のネットワーク アドレス サブセットに送信される単一パケット。ネットワーク上で、単一の送信者から複数の受信者に送信さ

れる通信のことを指します。

マルチキャスト アドレス

複数のネットワーク アドレスを指すことができる単一アドレス。

マルチキャスト アドレス /ポート

Cisco IPICS では、このタイプの接続を使用して PMC がマルチキャスト チャネルに直接チューニングできるようにしています。マルチキャスト アドレス /ポートの組み合せは、ゲートウェイおよび RMS コンポーネントでも使用されます。

マルチキャスト プール

マルチキャスト プールの一部として定義されているマルチキャスト IP アドレス。ディスパッチャが VTG をアクティブにすると、Cisco IPICS はこのリソース プールにあるマルチキャスト アドレスを割り当てます。

無線制御サービス Cisco IPICS システムの論理要素で、手動操作なしで無線を必要なチャネルにチューニングできます。シリアル制御エンティティを指します。

無線装置 人為的な操作なしに電磁波を変調し、空間に放射して遠隔地と通信するための装置、

相互接続されたシステム、または装置のサブシステム(送信と受信の両方)。この装

置には、マイクロ波装置、衛星設備、および携帯電話機器は含まれません。

無線チャネル 無線通信に利用できる、割り当てられた周波数帯域を指します。無線チャネルの帯

域幅は、伝送のタイプと周波数のトレランス(許容差)によって異なります。

メガヘルツ(MHz) 1,000,000 Hz を表す周波数単位。

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ユーザ Cisco IPICS のユーザは、自分のログイン情報を設定し、PMC アプリケーションをダウンロードし、PMC スキンをカスタマイズし、オーディオ デバイスの設定に使用される通信プリファレンスを指定することができます。ユーザは、あらかじめ定義さ

れているユーザ ID およびプロファイルを使用することで、Cisco IPICS IP ポリシーエンジンのテレフォニー ダイヤル機能を通じ、PMC、サポートされている CiscoUnified IP Phone モデル、および公衆電話交換網(PSTN)を使用して PTT チャネルおよび VTG に参加できます。ユーザには、システム管理者、ops ビュー管理者、オペレータ、ディスパッチャなどの Cisco IPICS ロールを 1 つまたはそれ以上与えることができます。

ユニキャスト ポイントツーポイントでの伝送、または、単一のネットワーク送信先に送信される

メッセージを指します。

ラッチ Cisco IPICS ユーザが PTT チャネルにロックインすることを可能にする PMC の機能。

リモート接続 Cisco IPICS は、このタイプの接続を使用して RMS コンポーネントへの SIP ベース トランキングを提供します。RMS コンポーネントは、マルチキャスト チャネルへと直接チューニングされます。

ルート ユーザ ID Cisco IPICS サーバ内のすべてのファイルにアクセスできる Cisco IPICS Linux ユーザ。セキュリティ性の高いパスワードを使用する必要があります。また、このユー

ザ ID には Linux オペレーティング システムのパスワード期限切れルールが適用されます。

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ローバンド周波数 VHF 帯域のうち、周波数レベルが比較的低いもの。通常は 25 ~ 50 MHz です。

ロケーション Cisco IPICS では、ロケーションは到達可能性を表します。つまり、同じロケーションに関連付けられたチャネルまたはユーザは、他にネットワーク設定をしなくても

互いに通信できます。ロケーションは、サーバでの定義に応じて、物理的な場所を

指す場合も、仮想的な場所を指す場合もあります。

ワイドバンド チャネル

占有する帯域幅が 20 KHz を超えるチャネル。

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1Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

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I N D E X

A

Administration Console

項目の識別  1-8

説明  1-8

Administration Console でのオンライン ヘルプへのアクセス  2-5

C

Cisco IPICS

Administration Console  1-8

IP Phone との使用  3-27

ops ビュー管理者のタスク  2-21

RMS コンポーネント  1-6

オペレータのタスク  2-21

概要  1-1

コンポーネント  1-6, 1-7

コンポーネント、PMC  1-6

サービサビリティ  4-1

システム管理者のタスク  2-16

重要な概念  2-6

ディスパッチャのタスク  2-22

データベースの管理  4-9

ユーザのタスク  2-22

ロールおよび関連付けられているタスク  2-16

Cisco IPICS からのログアウト  2-4

Cisco IPICS サーバ

使用上のガイドライン  1-11

タイムアウト、説明  1-11

バージョン情報の表示  1-11

ライセンスの管理  2-2

ログアウト  2-4

ログイン  2-4

Cisco IPICS との Cisco Unified IP Phone の使用  3-27

Cisco IPICS へのログイン  2-4

Cisco Unified Communications Manager 機能  1-7

I

IP Phone、Cisco IPICS との使用  3-27

L

LMR ゲートウェイ  1-6

O

ops ビュー

アトリビュート  2-11

考慮事項  2-13

注意事項  2-13

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Index

2Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

OL-12998-01-J

ポート割り当て  2-9

P

PMC

PMC インストーラの管理  3-23

PMC 領域の管理  3-26

アラート トーンとスキンの管理  3-25

管理  3-23

スキンの管理  3-25

バージョンの管理  3-24

無線のトーン シーケンスの制御  3-5

領域  3-26

PMC 領域の管理  3-26

R

RMS、管理  3-2

RMS コンポーネントの管理  3-2

RMS の管理  3-2

T

TUI(テレフォニー ユーザ インターフェイス)

一般的なガイドライン  3-19

ダイヤルイン フロア  3-21

発言  3-21

メニューに関するガイドライン  3-20

TUI プロンプトの言語  3-19

アラート トーンの管理  3-25

オーディオ クライアント  1-7

オンライン ヘルプ、アクセス  2-5

管理

PMC  3-23

PMC インストーラ  3-23

PMC のアラート トーンとスキン  3-25

PMC バージョン  3-24

PMC 領域  3-26

データベース  4-9

パスワード  3-30

ポリシー エンジン  3-11

無線  3-5

無線ディスクリプタとトーン ディスクリプタ  3-7

サーバ

Cisco IPICS  1-6

オンライン ヘルプへのアクセス  1-11

使用上のガイドライン  1-11

バージョン情報の表示  1-11

サービサビリティ

システム ステータスの監視  4-2

システム ログのダウンロード  4-8

システム ログの表示  4-6

診断情報のダウンロード  4-5

診断情報の表示  4-3

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3Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

OL-12998-01-J

Index

リアルタイム ステータスの表示  4-2

重要な概念

ops ビュー  2-9

VTG  2-8

関連付け  2-15

関連付けのアトリビュートの概要  2-15

ロケーション  2-6

使用

Cisco IPICS との Cisco Unified IP Phone  3-27

TUI  3-18

ポリシー エンジン  3-11

スキンの管理  3-25

ダイヤル エンジン

考慮事項  3-12

システム スクリプト  3-13

ダイヤルイン フロア  3-21

ダウンロード

システム ログ  4-6

診断情報  4-3

ディスクリプタ

管理  3-7

トーン  3-8

無線  3-7

無線とトーン  3-7

データベース

管理  4-9

バックアップ  4-9

バックアップ ロケーションの選択  4-9

バックアップの保存先  4-11

バックアップの保存先の選択  4-11

復元  4-13

データベースのバックアップ  4-9

データベースの復元  4-13

トーン

アラート  3-25

ディスクリプタ、説明  3-8

トーン シーケンス

一時的な制御  3-6

ステートフルな制御  3-6

ネットワーク  1-6

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4Cisco IPICS Server クイック スタート ガイド

OL-12998-01-J

パスワード

管理  3-30

セキュリティ  3-30

パスワードのセキュリティ  3-30

バックアップの保存先の選択  4-11

表示

システム ログ  4-6

診断情報  4-3

リアルタイム システム ステータス  4-2

フロア、ダイヤルインの  3-21

ポリシー

考慮事項  3-17

タイプ  3-17

ポリシー エンジン

管理と使用  3-11

ダイヤル エンジン  3-12

無線

管理  3-5

チャネルの定義  3-5

定義  3-5

ディスクリプタ、説明  3-7

トーン制御  3-5

無線のトーン制御  3-5

ライセンスの管理  2-2

ロール

Cisco IPICS  2-16

ops ビュー管理者  2-21

オペレータ  2-21

システム管理者  2-16

ディスパッチャ  2-22

ユーザ  2-22